JP2000194020A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

Info

Publication number
JP2000194020A
JP2000194020A JP10374376A JP37437698A JP2000194020A JP 2000194020 A JP2000194020 A JP 2000194020A JP 10374376 A JP10374376 A JP 10374376A JP 37437698 A JP37437698 A JP 37437698A JP 2000194020 A JP2000194020 A JP 2000194020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrophoretic
electrophoretic particles
different
display device
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10374376A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichi Kuwabara
宗市 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10374376A priority Critical patent/JP2000194020A/ja
Publication of JP2000194020A publication Critical patent/JP2000194020A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気泳動粒子を利用し、駆動電圧や駆動時間
に応じて異なる色を表示できるようにする。 【解決手段】 マイクロカプセル層9を形成する各マイ
クロカプセル5内に充填されたシアン、マゼンタ、イエ
ローあるいはレッド、グリーン、ブルーの各色着色分散
媒6B,6G,6R中に、電気泳動移動度が色ごとに異
なる電気泳動粒子7を入れた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、表示装置としては、CRT(陰極
線管)、液晶ディスプレイ等が主流となっている。CR
Tなどの発光型のディスプレイは、見る者の目を疲れさ
せ、文書等を読むのには適さないといわれている。一
方、液晶ディスプレイも、バックライトを使用するタイ
プのディスプレイは、CRTと同様に見る者の目を疲れ
させ易いといわれ、一方、バックライトを使用しないタ
イプは、コントラストが悪く、長時間画面を見ると目に
かなりの負担を強いるという欠点があった。
【0003】さらに、これらのディスプレイは、メモリ
ー性を持たず、エネルギの供給を断つと画像が消えてし
まうという欠点を持っていた。今後さらに普及するであ
ろう、いわゆる「PDA」、「ノート型PC」、「電子
ブックプレーヤ」などの携帯用情報機器のディスプレイ
を考えると、目に優しく、消費電力が少なく、かつ、画
像のメモリー性をもったディスプレイが必須のものと考
えられる。
【0004】これらの要求をある程度満足するディスプ
レイとして、従来より、電気泳動表示装置や二色ボール
表示装置が知られている。
【0005】電気泳動表示装置は、電界の作用により、
帯電した微粒子が微粒子の有する電荷と逆極性の電極に
泳動して集まるという原理を利用したものである。その
構成は、図23に示すように、ITO等の透明電極10
1のついた透明基板102と必ずしも透明でなはない電
極103のついた基板104を所定間隔をもって対向さ
せ、その間に例えば黒色に着色された着色分散媒106
と、この分散媒に分散されているたとえば白色の荷電粒
子(電気泳動粒子、例えば白色顔料)107を充填させ
たものになっている。このような電気泳動表示装置で
は、透明電極101にプラスの電圧を印加し、背面側の
電極103にマイナスの電圧を印加すると、白色荷電粒
子107がマイナスに帯電していれば、この白色荷電粒
子107は、クーロン力によってプラス側の透明電極1
01に向かって電気泳動し、この透明電極101に付着
する。このような状態の電気泳動表示装置を、図23に
示すような目eにより前面側より観察すると、白色荷電
粒子107が付着した部分は透明電極101と透明基材
102とを介して白色に見えることになる。一方、印加
電圧の極性を逆にすれば、白色荷電粒子107は、対面
側の電極103の方に電気泳動して付着するため、黒色
分散媒の背後に隠れるので、図23に示すような目eか
ら観察すると、この部分は黒色に見えることになる。
【0006】さらに、一旦、白色荷電粒子107が電極
101,104に付着した後は、特に電圧を印加しなく
ても、しばらくの間、表示状態を保つことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような表示装置においては、粒子の色か、分散媒の色か
のどちらか2色しか表示することができなかった。
【0008】一方、2色ボール表示装置は、図24に示
すように、半分がたとえば白色で半分が黒色等の半球体
をなす電気泳動移動度の異なる複数の2色ボールが電界
の作用により回転する原理を利用したものである。この
表示装置の構成は、図24に示すように、ITO等の透
明電極101のついた透明基材102と必ずしも透明で
ない電極103のついた基材104を所定間隔をもって
対向させ、その間に2色ボール108と各ボール108
を回転自在に包囲する液体109とを充填したものとな
っている。
【0009】このような2色ボール表示装置で、この表
示媒体の両面上に配置された電極101,103の間に
電界を印加すると、2色ボール108が極性に応じて回
転することにより、白色または黒色等の表示ができる。
【0010】しかしながら、この方式をもってしても、
2色しか表示できず、多色表示できる電気泳動を利用し
た表示装置が期待されていた。
【0011】カラー化する方法として、電気泳動表示装
置では、異なる3色の着色分散媒(例えば、シアン、マ
ゼンタ、イエローの着色分散媒)の入ったセルを規則正
しく並べ、その中に白色電気泳動粒子を分散させ、各セ
ルごとに電気泳動粒子を動かして表示する方法が考えら
れるが、規則正しく3色の着色分散媒をセル化して並
べ、各セルごとに電極をつけて駆動しなければならない
という問題を抱えていた。
【0012】同様に、2色ボール表示装置でも、異なる
2色、例えば白色とマゼンタ、白色とシアン、白色とイ
エローの3種類のボールを規則正しく並べて、これらの
2色ボールを個々に駆動することによりカラー表示する
方法が考えられるが、この場合も異なる色の2色ボール
を規則正しく並べ、各ボールごとに電極をつけて駆動し
なくてはならないという問題を抱えていた。
【0013】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、多色表示できる電気泳動を利用
した表示装置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る表示装置は、複数のセル化部材と複数
の色に着色され各色ごとに各セル化部材内に充填された
着色分散媒と各セル化部材内の着色分散媒中に分散され
た電気泳動粒子とを有した表示媒体を備え、該表示媒体
に電界をかけることにより電気泳動粒子を駆動して所要
の表示動作を行う表示装置であり、互いに異なる色に着
色された着色分散媒中に分散された電気泳動粒子は、互
いに異なる電気泳動移動度を有しており、該表示媒体に
強度や向き、印加時間等の異なる電界をかけることによ
り異なる色彩の表示が行われることを特徴とするもので
ある。
【0015】さらに、この表示装置においては、所定強
度の電界をかけて全ての電気泳動粒子を一方向に移動さ
せた後に、該所定強度よりも弱い逆電界をかけて電気泳
動移動度が所定以上に大きい電気泳動粒子だけを他方向
に移動させることにより、電気泳動移動度が所定以下に
小さい電気泳動粒子だけが一方向に移動された状態とす
ることができる。
【0016】この表示装置において、電気泳動粒子の電
気泳動移動度の差は、異なる色に着色された着色分散媒
の性質、すなわち、誘電率や粘度等を変えることにより
生じさせることができる。また、電気泳動粒子の電気泳
動移動度の差は、異なる材質の電気泳動粒子を用いるこ
とによっても生じさせることができる。また、電気泳動
粒子の電気泳動移動度の差は、異なる表面処理剤で表面
処理することによっても生じさせることができる。さら
に、電気泳動粒子の電気泳動移動度の差は、電気泳動粒
子の大きさの差によっても生じさせることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0018】本発明に係る表示装置は、図1に示すよう
に、前面側支持部材であって表示面を構成するガラスや
プラスチックフィルム等の透明な前面側基材1と、この
前面側基材1の背面側に該前面側基材1に対して所定間
隔を介して対向された背面側支持部材となる背面側基材
2とを備えて構成される。前面側基材1上、すなわち、
前面側基材1の背面部上には、前面側電界印加手段とな
るITO膜等の透明な前面側電極3が形成されている。
背面側基材2上、すなわち、背面側基材2の前面部上に
は、前面側電極3と対をなす背面側電界印加手段となる
背面側電極4が形成されている。
【0019】そして、前面側基材1及び背面側基材2の
間には、セル化部材となる複数のマイクロカプセル5が
配設されている。これらマイクロカプセル5は、多数が
一層となされて理想的には最密状態で配置されてマイク
ロカプセル層9を形成しており、UV接着剤などの固定
剤8で固定されている。このマイクロカプセル5内に
は、複数の色に着色された着色分散媒6(6B、6G、
6R)が、各色ごとに各マイクロカプセル5内に充填さ
れている。これらマイクロカプセル5内の着色分散媒6
(6B、6G、6R)中には、例えば白色の電気泳動粒
子7が分散されている。
【0020】この表示装置においては、互いに異なる色
に着色された着色分散媒6B、6G、6R中に分散され
た電気泳動粒子7は、互いに異なる電気泳動移動度を有
しており、前面側電極3及び背面側電極4の間に印加さ
れる駆動電圧の電圧値または印加時間の違いにより、異
なる色彩の表示が行われる。
【0021】なお、前面側電極3と背面側電極4とは、
個々のマイクロカプセル5ごとに存在してもよいが、図
1のように、1画素を形成する複数のマイクロカプセル
で共用するようにしてもよい。
【0022】マイクロカプセル5は、直径が数十μmの
透明なカプセルで、その中に着色分散媒6と電気泳動粒
子7が分散されて内包されている。マイクロカプセル5
に内包される電気泳動粒子7としては例えば二酸化チタ
ンをポリエチレン樹脂に混入したものなどを用いること
ができる。また、着色分散媒6は、例えば赤色着色分散
媒6R、緑色着色分散媒6G、青色着色分散媒6Bの3
原色の分散媒からなり、アルキルナフタレンやジアリル
エタン、アルキルビフェニル、トリアリルジメタンなど
の不揮発性油や低粘性のシリコーンオイル、植物性、動
物性オイル等を色素等で着色したものが使用できる。ま
た、着色分散媒6の中には必要に応じて、荷電制御剤、
分散剤、潤滑剤、安定化剤等を添加することができる。
【0023】電気泳動粒子7のまわりには、電気二重層
が形成される。この電気二重層の測定可能なアスペクト
としてゼータ電位が知られているが、このゼータ電位
は、電気泳動粒子表面物質の関数をもつ。
【0024】したがって、異なる表面処理剤で表面処理
することによりゼータ電位の異なる電気泳動粒子を作製
することができる。前面側電極3と背面側電極4との間
に電界をかけると、電気泳動粒子はゼータ電位の正負、
すなわち、帯電極性に応じて、例えば負帯電粒子であれ
ば、電気泳動粒子は陽極側へ泳動する。この電気泳動移
動度(単位電界あたりの速度)は、 μ=(εζ/6πη) で表される。ここで、ε、ηは液体の誘電率と粘度、ζ
は粒子のゼータ電位である。
【0025】したがって、ゼータ電位の大きい粒子は、
電気泳動移動度も大きく移動し易く、一方、ゼータ電位
の小さい粒子は電気泳動移動度も小さく移動し難い。
【0026】また、着色分散媒6の粘度が大きければ電
気泳動粒子7の電気泳動移動度は小さく、粘度が小さけ
れば電気泳動粒子7の電気泳動移動度は大きくなる。
【0027】ここで、電気泳動移動度の大きい電気泳動
粒子も小さい電気泳動粒子のいずれもが充分に移動でき
るくらいの電界を印加すると、マイクロカプセル中の全
ての電気泳動粒子が、印加された電圧の方向に応じた方
向に移動する。そして、電気泳動移動度の大きい電気泳
動粒子は充分に移動できるが電気泳動移動度の小さい電
気泳動粒子は充分に移動できない程度の電界をかける
と、電気泳動移動度の大きい電気泳動粒子のみが移動
し、電気泳動移動度の小さい電気泳動粒子は、移動でき
ないか、もしくは、移動してもわずかであり、表示に影
響を及ぼさない。
【0028】上述のような構成において、各着色分散媒
中の電気泳動粒子の電気泳動移動度の分布が、図2に示
すように、赤色着色分散媒6R中の電気泳動粒子7の電
気泳動移動度が大きく、青色着色分散媒6B中の電気泳
動粒子7の電気泳動移動度は小さく、緑色着色分散媒2
6G中の電気泳動粒子7の電気泳動移動度は赤色及び青
色の中間くらいだとすると、おのおのの電気泳動粒子7
を駆動するのに要する電位は、図3に示すように、青色
着色分散媒6B中の電気泳動粒子7が一番高く、赤色着
色分散媒6R中の電気泳動粒子7が一番低く、緑色着色
分散媒6G中の電気泳動粒子7は赤色及び青色の中間く
らいにすることができる。
【0029】ここで、電気泳動粒子がプラスに帯電する
とすると、まず、図4に示すように、前面側電極3側を
マイナス、背面側電極4側をプラスとしてVb1の電位
をかけると、電気泳動粒子7は、全て前面側電極3側に
移動する。この結果を図4に示す目eの位置から見る
と、電気泳動粒子7が全ての着色分散媒6を隠すため白
く見える。
【0030】そして、図5に示すように、前面側電極3
側をプラス、背面側電極4側をマイナスとしてVb1の
電位をかけると、電気泳動粒子7は、全て背面側電極4
側に移動し、着色分散媒6R、6G、6Bの全ての色が
見えるようになる。通常の加法混色の考えからすると、
赤、青、緑の3原色が見える状態は白だが、本実施の形
態の場合は、この状態が一番暗い状態、すなわち、黒と
なる。
【0031】また、図4に示す状態から、図6に示すよ
うに、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側をマイ
ナスとしてVr1の電位をかけると、赤色着色分散媒6
R中の電気泳動粒子7だけが背面側電極4側に泳動する
ので、赤の表示となる。
【0032】同様に、図4に示す状態から、図7に示す
ように、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側をマ
イナスとしてVg1の電位をかけると、赤色着色分散媒
6Rと緑色着色分散媒6G中の電気泳動粒子7が背面側
電極4側に泳動するので、赤と緑の表示、すなわちイエ
ローの表示となる。
【0033】さらに、図7に示す状態から、図8に示す
ように、前面側電極3側をマイナス、背面側電極4側を
プラスとしてVr1の電位をかけると、赤色着色分散媒
6R中の電気泳動粒子7が前面側電極3側に泳動し、赤
色着色分散媒6Rを隠すので、緑の表示となる。
【0034】また、図5に示す状態から、図9に示すよ
うに、前面側電極3側をマイナス、背面側電極4側をプ
ラスとしてVg1の電位をかけると、赤色着色分散媒6
Rと緑色着色分散媒6G中の電気泳動粒子7が前面側電
極3側に泳動し、赤色着色分散媒6Rと緑色着色分散媒
6Gとを隠すので、青の表示となる。
【0035】さらに、図5に示す状態から、図10に示
すように、前面側電極3側をマイナス、背面側電極4側
をプラスとしてVr1の電位をかけると、赤色着色分散
媒6R中の電気泳動粒子7だけが前面側電極3側に泳動
し、赤色着色分散媒6Rを隠すので、緑と青の表示、す
なわち、シアンの表示となる。
【0036】さらに、図9に示す状態から、図11に示
すように、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側を
マイナスとしてVr1の電位をかけると、赤色着色分散
媒6R中の電気泳動粒子7だけが背面側電極4側に泳動
するので、赤と青の表示、すなわち、マゼンタの表示と
なる。
【0037】そして、上述のように、電気泳動移動度の
小さい、すなわち、駆動電位の高い電気泳動粒子が充分
に移動できるだけの電界をかけたあと、電気泳動移動度
の大きい、すなわち、駆動電位の低い電気泳動粒子だけ
が移動できる逆電界をかけることにより、電気泳動移動
度が小さい電気泳動粒子だけが移動した状態を得ること
ができる。
【0038】また、各着色分散媒6R、6G、6Bの中
でも分散させている電気泳動粒子7の電気泳動移動度に
分布をもたせておけば、図12に示すように、電気泳動
粒子7は、その電気泳動移動度の大小とかけられた電界
の大きさに応じて、電気泳動するものと電気泳動しない
ものとに分かれる。このため、電気泳動粒子7が着色分
散媒を隠す面積が電界の大小に応じて異なるので、さま
ざまな濃度の表示が可能となる。
【0039】例えば、図4に示す状態から、図12に示
すように、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側を
マイナスとしてVr2の電位をかけると、赤色着色分散
媒6R中の電気泳動粒子7の一部が背面側電極4側に泳
動するので、淡い赤の表示となる。
【0040】また、図4に示す状態から、図13に示す
ように、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側をマ
イナスとしてVg2の電位をかけると、赤色着色分散媒
6R中の電気泳動粒子7と緑色着色分散媒6G中の電気
泳動粒子7及び青色着色分散媒6B中の電気泳動粒子7
の一部が背面側電極4側に泳動するので、赤と緑の表示
に青が薄く表示された状態、すなわち、少しくすんだ黄
色の表示となる。
【0041】さらに、図13に示す状態から、図14に
示すように、前面側電極3側をマイナス、背面側電極4
側をプラスとしてVg2の電位をかけると、赤色着色分
散媒6R中の電気泳動粒子7及び緑色着色分散媒6G中
の電気泳動粒子7の一部が前面側電極3側に泳動するの
で、緑と青が薄く表示された状態になる。
【0042】さらに、図14に示す状態から、図15に
示すように、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側
をマイナスとしてVr2の電位をかけると、赤色着色分
散媒6R中の電気泳動粒子7の一部が背面側電極4側に
泳動するので、赤、緑、青がそれぞれ薄く表示された状
態を得ることができる。
【0043】従来の電気泳動を利用した表示装置では、
電気泳動粒子が表面にきて着色分散媒を隠し、電気泳動
粒子の色が見えるか、または、電気泳動粒子が沈んで着
色分散媒の色が見えるかの2値表示しかできなかった。
本発明に係る表示装置においては、上述のように、異な
る色に着色された着色分散媒中に異なる電気泳動移動度
分布をもった電気泳動粒子を分散させてセル化し、異な
る電界をかけることにより、カラー表示が可能となる。
【0044】この実施の形態では、色や階調を変えるの
に電界の強さを変えたが、電気泳動移動度の大小に応じ
て電気泳動粒子の移動速度が異なるので、電界をかける
時間を変えることによっても階調を表現することができ
る。
【0045】また、各着色分散媒中の電気泳動粒子の電
気泳動移動度の分布を、図16に示すように、正規分布
のような分布にすると、駆動電圧に対する階調表示特性
は、図17に示すように、高濃度部分での傾斜が緩くな
る曲線となる。ここで、階調表示特性を、図19に示す
ように、高濃度部分でも傾斜が緩くならないガンマをも
たせたいときは、図18に示すように、電気泳動移動度
の分布に偏りを持たせればよい。
【0046】また、上述の実施の形態では、赤色、緑
色、青色の3原色の着色分散媒を用いたが、これは、シ
アン、マゼンタ、イエローの着色分散媒でもよい。
【0047】さらに、この実施の形態では、黒の濃度が
あまり高くないが、着色分散媒として、赤色、緑色、青
色、あるいは、シアン、マゼンタ、イエローの3原色の
他に、黒色の着色分散媒も用いることにより、黒の濃度
を高めることもできる。
【0048】また、この実施の形態では、セル化部材と
してマイクロカプセルを用いているが、これは、仕切壁
やスペーサ等で区切ってセル化してもよい。
【0049】また、電気泳動粒子の電気泳動移動度に分
布を持たせるには、材質の異なる電気泳動粒子を用いて
センタ電位に分布を持たせてもよいし、異なる表面処理
剤を用いてゼータ電位に分布をもたせてもよいし、粒子
径に分布を持たせてもよい。また、同じ表面処理剤で
も、その濃度を変えることによって、ゼータ電位を変え
ることができる。
【0050】また、この実施の形態では、表示媒体に電
極がついているが、これは、図20のように、電極のな
いものでも良く、さらに、図21及び図22に示すよう
に、基材がない構成としてもよい。この場合には、電極
のない表示媒体に外部から電界をかけてやれば、その電
界に応じた表示をさせることができる。
【0051】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る表示装置
は、複数のセル化部材と複数の色に着色され各色ごとに
各セル化部材内に充填された着色分散媒と各セル化部材
内の着色分散媒中に分散された電気泳動粒子とを有した
表示媒体を備えて構成される。
【0052】そして、この表示装置においては、互いに
異なる色に着色された着色分散媒中に分散された電気泳
動粒子は、互いに異なる電気泳動移動度を有しており、
該表示媒体に強度や向き、印加時間等の異なる電界をか
けることにより、異なる色彩の表示が行われる。
【0053】すなわち、本発明は、電気泳動を利用しつ
つ、多色表示ができる表示装置を提供することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示装置の構成を示す断面図であ
る。
【図2】上記表示装置を構成する電気泳動粒子の電気泳
動移動度を示すグラフである。
【図3】上記電気泳動粒子を駆動するのに必要な電位を
示すグラフである。
【図4】上記表示装置において白を表示している状態を
示す断面図である。
【図5】上記表示装置において黒を表示している状態を
示す断面図である。
【図6】上記表示装置において赤を表示している状態を
示す断面図である。
【図7】上記表示装置においてイエローを表示している
状態を示す断面図である。
【図8】上記表示装置において緑を表示している状態を
示す断面図である。
【図9】上記表示装置において青を表示している状態を
示す断面図である。
【図10】上記表示装置においてシアンを表示している
状態を示す断面図である。
【図11】上記表示装置においてマゼンタを表示してい
る状態を示す断面図である。
【図12】上記表示装置において淡い赤を表示している
状態を示す断面図である。
【図13】上記表示装置において少しくすんだ黄色を表
示している状態を示す断面図である。
【図14】上記表示装置において緑と青を薄く表示して
いる状態を示す断面図である。
【図15】上記表示装置において赤、緑、青がそれぞれ
薄く表示された状態を示す断面図である。
【図16】上記表示装置を構成する電気泳動粒子の電気
泳動移動度の正規的な分布を示すグラフである。
【図17】上記図16に示す電気泳動粒子の電気泳動移
動度の分布に対応する駆動電圧と表示濃度との関係を示
すグラフである。
【図18】上記表示装置を構成する電気泳動粒子の電気
泳動移動度の偏りを持った分布を示すグラフである。
【図19】上記図18に示す電気泳動粒子の電気泳動移
動度の分布に対応する駆動電圧と表示濃度との関係を示
すグラフである。
【図20】本発明に係る表示装置であって基板上に電極
を有しない構成を示す断面図である。
【図21】本発明に係る表示装置であって前面側基板を
有しない構成を示す断面図である。
【図22】本発明に係る表示装置であって前面側及び背
面側の基板を有しない構成を示す断面図である。
【図23】従来の電気泳動粒子を利用した表示装置の構
成を示す断面図である。
【図24】従来の2色ボールを利用した表示装置の構成
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 前面側基板、2 背面側基板、3 前面側電極、4
背面側電極、5 マイクロカプセル、6 着色分散
媒、7 電気泳動粒子、8 固定剤、9 マイクロカプ
セル層
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月3日(1999.3.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】さらに、この表示装置においては、所定強
度の電界を所定時間かけて全ての電気泳動粒子を一方向
に移動させた後に、該所定強度よりも弱い逆電界を所定
時間かけて電気泳動移動度が所定以上に大きい電気泳動
粒子だけを他方向に移動させることにより、電気泳動移
動度が所定以下に小さい電気泳動粒子だけが一方向に移
動された状態とすることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】ここで、電気泳動移動度の大きい電気泳動
粒子も小さい電気泳動粒子のいずれもが充分に移動でき
るくらいの電界を所定時間印加すると、マイクロカプセ
ル中の全ての電気泳動粒子が、印加された電圧の方向に
応じた方向に移動する。そして、電気泳動移動度の大き
い電気泳動粒子は充分に移動できるが電気泳動移動度の
小さい電気泳動粒子は充分に移動できない程度の電界を
所定時間かけると、電気泳動移動度の大きい電気泳動粒
子のみが移動し、電気泳動移動度の小さい電気泳動粒子
は、移動できないか、もしくは、移動してもわずかであ
り、表示に影響を及ぼさない。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】上述のような構成において、各着色分散媒
中の電気泳動粒子の電気泳動移動度の分布が、図2に示
すように、赤色着色分散媒6R中の電気泳動粒子7の電
気泳動移動度が大きく、青色着色分散媒6B中の電気泳
動粒子7の電気泳動移動度は小さく、緑色着色分散媒2
6G中の電気泳動粒子7の電気泳動移動度は赤色及び青
色の中間くらいだとすると、おのおのの電気泳動粒子7
を所定時間で駆動するのに要する電位は、図3に示すよ
うに、青色着色分散媒6B中の電気泳動粒子7が一番高
く、赤色着色分散媒6R中の電気泳動粒子7が一番低
く、緑色着色分散媒6G中の電気泳動粒子7は赤色及び
青色の中間くらいにすることができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】ここで、電気泳動粒子がプラスに帯電する
とすると、まず、図4に示すように、前面側電極3側を
マイナス、背面側電極4側をプラスとしてVb1の電位
を所定時間かけると、電気泳動粒子7は、全て前面側電
極3側に移動する。この結果を図4に示す目eの位置か
ら見ると、電気泳動粒子7が全ての着色分散媒6を隠す
ため白く見える。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】そして、図5に示すように、前面側電極3
側をプラス、背面側電極4側をマイナスとしてVb1の
電位を所定時間かけると、電気泳動粒子7は、全て背面
側電極4側に移動し、着色分散媒6R、6G、6Bの全
ての色が見えるようになる。通常の加法混色の考えから
すると、赤、青、緑の3原色が見える状態は白だが、本
実施の形態の場合は、この状態が一番暗い状態、すなわ
ち、黒となる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】また、図4に示す状態から、図6に示すよ
うに、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側をマイ
ナスとしてVr1の電位を所定時間かけると、赤色着色
分散媒6R中の電気泳動粒子7だけが背面側電極4側に
泳動するので、赤の表示となる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】同様に、図4に示す状態から、図7に示す
ように、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側をマ
イナスとしてVg1の電位を所定時間かけると、赤色着
色分散媒6Rと緑色着色分散媒6G中の電気泳動粒子7
が背面側電極4側に泳動するので、赤と緑の表示、すな
わちイエローの表示となる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】さらに、図7に示す状態から、図8に示す
ように、前面側電極3側をマイナス、背面側電極4側を
プラスとしてVr1の電位を所定時間かけると、赤色着
色分散媒6R中の電気泳動粒子7が前面側電極3側に泳
動し、赤色着色分散媒6Rを隠すので、緑の表示とな
る。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】また、図5に示す状態から、図9に示すよ
うに、前面側電極3側をマイナス、背面側電極4側をプ
ラスとしてVg1の電位を所定時間かけると、赤色着色
分散媒6Rと緑色着色分散媒6G中の電気泳動粒子7が
前面側電極3側に泳動し、赤色着色分散媒6Rと緑色着
色分散媒6Gとを隠すので、青の表示となる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】さらに、図5に示す状態から、図10に示
すように、前面側電極3側をマイナス、背面側電極4側
をプラスとしてVr1の電位を所定時間かけると、赤色
着色分散媒6R中の電気泳動粒子7だけが前面側電極3
側に泳動し、赤色着色分散媒6Rを隠すので、緑と青の
表示、すなわち、シアンの表示となる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】さらに、図9に示す状態から、図11に示
すように、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側を
マイナスとしてVr1の電位を所定時間かけると、赤色
着色分散媒6R中の電気泳動粒子7だけが背面側電極4
側に泳動するので、赤と青の表示、すなわち、マゼンタ
の表示となる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】そして、上述のように、電気泳動移動度の
小さい、すなわち、駆動電位の高い電気泳動粒子が充分
に移動できるだけの電界を所定時間かけたあと、電気泳
動移動度の大きい、すなわち、駆動電位の低い電気泳動
粒子だけが移動できる逆電界を所定時間かけることによ
り、電気泳動移動度が小さい電気泳動粒子だけが移動し
た状態を得ることができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】例えば、図4に示す状態から、図12に示
すように、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側を
マイナスとしてVr2の電位を所定時間かけると、赤色
着色分散媒6R中の電気泳動粒子7の一部が背面側電極
4側に泳動するので、淡い赤の表示となる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】また、図4に示す状態から、図13に示す
ように、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側をマ
イナスとしてVg2の電位を所定時間かけると、赤色着
色分散媒6R中の電気泳動粒子7と緑色着色分散媒6G
中の電気泳動粒子7及び青色着色分散媒6B中の電気泳
動粒子7の一部が背面側電極4側に泳動するので、赤と
緑の表示に青が薄く表示された状態、すなわち、少しく
すんだ黄色の表示となる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】さらに、図13に示す状態から、図14に
示すように、前面側電極3側をマイナス、背面側電極4
側をプラスとしてVg2の電位を所定時間かけると、赤
色着色分散媒6R中の電気泳動粒子7及び緑色着色分散
媒6G中の電気泳動粒子7の一部が前面側電極3側に泳
動するので、緑と青が薄く表示された状態になる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】さらに、図14に示す状態から、図15に
示すように、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側
をマイナスとしてVr2の電位を所定時間かけると、赤
色着色分散媒6R中の電気泳動粒子7の一部が背面側電
極4側に泳動するので、赤、緑、青がそれぞれ薄く表示
された状態を得ることができる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】また、電気泳動粒子の電気泳動移動度に分
布を持たせるには、材質の異なる電気泳動粒子を用いて
ゼータ電位に分布を持たせてもよいし、異なる表面処理
剤を用いてゼータ電位に分布をもたせてもよいし、粒子
径に分布を持たせてもよい。また、同じ表面処理剤で
も、その濃度を変えることによって、ゼータ電位を変え
ることができる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】上記電気泳動粒子を所定時間で駆動するのに必
要な電位を示すグラフである。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】上記図16に示す電気泳動粒子の電気泳動移
動度の分布に対応する所定時間にかける駆動電圧と表示
濃度との関係を示すグラフである。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】上記図18に示す電気泳動粒子の電気泳動移
動度の分布に対応する所定時間にかける駆動電圧と表示
濃度との関係を示すグラフである。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセル化部材と、複数の色に着色さ
    れ各色ごとに各セル化部材内に充填された着色分散媒
    と、各セル化部材内の着色分散媒中に分散された電気泳
    動粒子とを有した表示媒体を備え、 上記表示媒体に電界をかけることにより電気泳動粒子を
    駆動して所要の表示動作を行う表示装置であって、 互いに異なる色に着色された着色分散媒中に分散された
    電気泳動粒子は、互いに異なる電気泳動移動度を有して
    おり、該表示媒体に強度や向き、印加時間等の異なる電
    界をかけることにより異なる色彩の表示が行われること
    を特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 所定強度の電界をかけて電気泳動粒子を
    一方向に移動させた後に、該所定強度よりも弱い逆電界
    をかけて電気泳動移動度が所定以上に大きい電気泳動粒
    子だけを他方向に移動させることにより、電気泳動移動
    度が所定以下に小さい電気泳動粒子だけが一方向に移動
    された状態となることを特徴とする請求項1記載の表示
    装置。
  3. 【請求項3】 表示媒体が相対向する一対の電極付き基
    材間に充填されてなり、前記一対の電極付き基材のうち
    少なくとも一方が透光性の透明電極及び透明基材からな
    ることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 各セル化部材内の着色分散媒は、シア
    ン、マゼンタ、イエロー、あるいは、レッド、グリー
    ン、ブルーの3原色のいずれかに着色されており、 電気泳動粒子は、白色であって、光遮断性を有し、 上記電気泳動粒子が背面側に移動されているセル化部材
    内の着色分散媒が有する色の混色によってカラー表示を
    行うことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 各セル化部材内の着色分散媒は、シア
    ン、マゼンタ、イエロー、あるいは、レッド、グリー
    ン、ブルーの3原色のいずれか、または、ブラックに着
    色されており、 電気泳動粒子は、白色であって、光遮断性を有し、 上記電気泳動粒子が背面側に移動されているセル化部材
    内の着色分散媒が有する色の混色によって黒色を含むカ
    ラー表示を行うことを特徴とする請求項1記載の表示装
    置。
  6. 【請求項6】 電気泳動移動度の異なる電気泳動粒子
    は、分散された着色分散媒の誘電率が異なることによ
    り、電気泳動移動度に差をつけられていることを特徴と
    する請求項1記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 電気泳動移動度の異なる電気泳動粒子
    は、分散された着色分散媒の粘度が異なることにより、
    電気泳動移動度に差をつけられていることを特徴とする
    請求項1記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 電気泳動移動度の異なる電気泳動粒子
    は、異なる表面処理剤によって処理されていることによ
    り、電気泳動移動度に差をつけられていることを特徴と
    する請求項1記載の表示装置。
  9. 【請求項9】 電気泳動移動度の異なる電気泳動粒子
    は、粒子の大きさが異なることにより、電気泳動移動度
    に差をつけられていることを特徴とする請求項1記載の
    表示装置。
  10. 【請求項10】 電気泳動粒子の電気泳動移動度が分布
    を有していることにより、電界の強さ、または、電界を
    かける時間により、階調が表現されることを特徴とする
    請求項1記載の表示装置。
  11. 【請求項11】 セル化部材は、マイクロカプセルであ
    ることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  12. 【請求項12】 電気泳動移動度の異なる電気泳動粒子
    は、媒質の異なる着色着色分散媒を用いることにより電
    気泳動移動度に差をつけられていることを特徴とする請
    求項1記載の表示装置。
  13. 【請求項13】 電気泳動移動度の異なる電気泳動粒子
    は、異なる材質の電気泳動粒子を用いることにより電気
    泳動移動度に差をつけられていることを特徴とする請求
    項1記載の表示装置。
JP10374376A 1998-12-28 1998-12-28 表示装置 Withdrawn JP2000194020A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10374376A JP2000194020A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10374376A JP2000194020A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000194020A true JP2000194020A (ja) 2000-07-14

Family

ID=18503747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10374376A Withdrawn JP2000194020A (ja) 1998-12-28 1998-12-28 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000194020A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004527776A (ja) * 2000-09-08 2004-09-09 キャボット コーポレイション 修飾粒子を含む電気泳動ディスプレイ
US7283119B2 (en) 2002-06-14 2007-10-16 Canon Kabushiki Kaisha Color electrophoretic display device
GB2438436A (en) * 2006-05-24 2007-11-28 Lg Philips Lcd Co Ltd Electronic ink panel having three types of electrophoretic particles each responsive to a different voltage level
US7751115B2 (en) 2005-08-26 2010-07-06 Lg Electronics Inc. Electronic paper display device, manufacturing method and driving method thereof
US7859637B2 (en) 1999-07-21 2010-12-28 E Ink Corporation Use of a storage capacitor to enhance the performance of an active matrix driven electronic display
JP2011059651A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 電子ペーパ表示素子
US8754843B2 (en) 2008-03-05 2014-06-17 Seiko Epson Corporation Electrophoretic device, method for driving same, and electronic apparatus
CN105807528A (zh) * 2014-12-31 2016-07-27 广州奥翼电子科技有限公司 一种彩色电子纸显示屏、驱动基板、驱动器及驱动方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7859637B2 (en) 1999-07-21 2010-12-28 E Ink Corporation Use of a storage capacitor to enhance the performance of an active matrix driven electronic display
JP2004527776A (ja) * 2000-09-08 2004-09-09 キャボット コーポレイション 修飾粒子を含む電気泳動ディスプレイ
US7283119B2 (en) 2002-06-14 2007-10-16 Canon Kabushiki Kaisha Color electrophoretic display device
US7751115B2 (en) 2005-08-26 2010-07-06 Lg Electronics Inc. Electronic paper display device, manufacturing method and driving method thereof
GB2438436A (en) * 2006-05-24 2007-11-28 Lg Philips Lcd Co Ltd Electronic ink panel having three types of electrophoretic particles each responsive to a different voltage level
GB2438436B (en) * 2006-05-24 2008-12-17 Lg Philiph Lcd Co Ltd Electronic ink panel, electronic ink display device having the same, and method for driving the same
US7834844B2 (en) 2006-05-24 2010-11-16 Lg. Display Co., Ltd. Electronic ink display device and driving method
US8754843B2 (en) 2008-03-05 2014-06-17 Seiko Epson Corporation Electrophoretic device, method for driving same, and electronic apparatus
JP2011059651A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 電子ペーパ表示素子
CN105807528A (zh) * 2014-12-31 2016-07-27 广州奥翼电子科技有限公司 一种彩色电子纸显示屏、驱动基板、驱动器及驱动方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11846861B2 (en) Color sets for low resolution dithering in reflective color displays color sets for low resolution dithering in reflective color displays
US6486866B1 (en) Display device and method of driving the same
US8355196B2 (en) Electrophoretic display device
TWI446321B (zh) 彩色顯示器架構及驅動方法
US11404012B2 (en) Drivers providing DC-balanced refresh sequences for color electrophoretic displays
JP2020181208A (ja) 電気光学ディスプレイを駆動するための方法
JP2000194021A (ja) 表示装置
KR102128215B1 (ko) 컬러 전기영동 디스플레이들을 위한 dc-밸런스드 리프레시 시퀀스들을 제공하는 드라이버들
JP2009251032A (ja) 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法および電子機器
KR20050049547A (ko) 전기영동 디스플레이 디바이스
JP2002162650A (ja) 電気泳動表示装置及び表示方法
JP2000194020A (ja) 表示装置
JP2000194022A (ja) 表示装置
JP2001083912A (ja) 表示装置
JP2023541267A (ja) 高度カラー電気泳動ディスプレイおよび改良された駆動電圧を伴うディスプレイのための改良された駆動電圧
TWI837824B (zh) 用於驅動電泳介質的系統
TWI820725B (zh) 驅動顯示層之方法
US20220139338A1 (en) Driving sequences to remove prior state information from color electrophoretic displays
JP2002350903A (ja) 電気泳動型表示装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060307