JP2000194022A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2000194022A
JP2000194022A JP10374379A JP37437998A JP2000194022A JP 2000194022 A JP2000194022 A JP 2000194022A JP 10374379 A JP10374379 A JP 10374379A JP 37437998 A JP37437998 A JP 37437998A JP 2000194022 A JP2000194022 A JP 2000194022A
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JP
Japan
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color
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rotation threshold
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JP10374379A
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English (en)
Inventor
Soichi Kuwabara
宗市 桑原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転可能な2色ボールを利用し、駆動電圧や
駆動時間に応じて異なる色を表示できるようにする。 【解決手段】 マイクロカプセル層9を形成する各マイ
クロカプセル5内に充填された液体6中に、回転閾値電
圧が半球部の色ごとに異なる2色ボール7を入れた。2
色ボールは、一方の半球部がシアン、マゼンタ、イエロ
ーあるいはレッド、グリーン、ブルーであり、他方の半
球部は全てが黒、または、白である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、表示装置としては、CRT(陰極
線管)、液晶ディスプレイだが主流となっている。CR
Tなどの発光型のディスプレイは、見る者の目を疲れさ
せ、文書等を読むのには適さないといわれている。一
方、液晶ディスプレイも、バックライトを使用するタイ
プのディスプレイは、CRTと同様に見る者の目を疲れ
させ易いといわれ、一方、バックライトを使用しないタ
イプは、コントラストが悪く、長時間画面を見ると目に
かなりの負担を強いるという欠点があった。
【0003】さらに、これらのディスプレイは、メモリ
ー性を持たず、エネルギの供給を断つと画像が消えてし
まうという欠点を持っていた。今後さらに普及するであ
ろう、いわゆる「PDA」、「ノート型PC」、「電子
ブックプレーヤ」などの携帯用情報機器のディスプレイ
を考えると、目に優しく、消費電力が少なく、かつ、画
像のメモリー性をもったディスプレイが必須のものと考
えられる。
【0004】これらの要求をある程度満足するディスプ
レイとして、従来より、電気泳動表示装置や二色ボール
表示装置が知られている。
【0005】電気泳動表示装置は、電界の作用により、
帯電した微粒子が微粒子の有する電荷と逆極性の電極に
泳動して集まるという原理を利用したものである。その
構成は、図14に示すように、ITO等の透明電極10
1のついた透明基板102と必ずしも透明でなはない電
極103のついた基板104を所定間隔をもって対向さ
せ、その間に例えば黒色に着色された液体106と、こ
の分散媒に分散されているたとえば白色の荷電粒子(電
気泳動粒子、例えば白色顔料)107を充填させたもの
になっている。このような電気泳動表示装置では、透明
電極101にプラスの電圧を印加し、背面側の電極10
3にマイナスの電圧を印加すると、白色荷電粒子107
がマイナスに帯電していれば、この白色荷電粒子107
は、クーロン力によってプラス側の透明電極101に向
かって電気泳動し、この透明電極101に付着する。こ
のような状態の電気泳動表示装置を、図14に示すよう
な目eにより前面側より観察すると、白色荷電粒子10
7が付着した部分は透明電極101と透明基材102と
を介して白色に見えることになる。一方、印加電圧の極
性を逆にすれば、白色荷電粒子107は、対面側の電極
103の方に電気泳動して付着するため、黒色分散媒の
背後に隠れるので、図14に示すような目eから観察す
ると、この部分は黒色に見えることになる。
【0006】さらに、一旦、白色荷電粒子107が電極
101,104に付着した後は、特に電圧を印加しなく
ても、しばらくの間、表示状態を保つことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような表示装置においては、粒子の色か、分散媒の色か
のどちらか2色しか表示することができなかった。
【0008】一方、2色ボール表示装置は、図15に示
すように、半分が白色で半分が黒色等の半球体をなす回
転閾値電圧の異なる複数の2色ボールが電界の作用によ
り回転する原理を利用したものである。この表示装置の
構成は、図15に示すように、ITO等の透明電極10
1のついた透明基材102と必ずしも透明でない電極1
03のついた基材104を所定間隔をもって対向させ、
その間に2色ボール108と各ボール108を回転自在
に包囲する液体109とを充填したものとなっている。
【0009】このような2色ボール表示装置で、この表
示媒体の両面上に配置された電極101,103の間に
電界を印加すると、2色ボール108が極性に応じて回
転することにより、白色または黒色等の表示ができる。
【0010】しかしながら、この方式をもってしても、
2色しか表示できず、多色表示できる電気泳動を利用し
た表示装置が期待されていた。
【0011】カラー化する方法として、電気泳動表示装
置では、異なる3色の液体(例えば、シアン、マゼン
タ、イエローの液体)の入ったセルを規則正しく並べ、
その中に2色ボールを分散させ、各セルごとに2色ボー
ルを動かして表示する方法が考えられるが、規則正しく
3色の液体をセル化して並べ、各セルごとに電極をつけ
て駆動しなければならないという問題を抱えていた。
【0012】同様に、2色ボール表示装置でも、異なる
2色、例えば白色とマゼンタ、白色とシアン、白色とイ
エローの3種類のボールを規則正しく並べて、これらの
2色ボールを個々に駆動することによりカラー表示する
方法が考えられるが、この場合も異なる色の2色ボール
を規則正しく並べ、各ボールごとに電極をつけて駆動し
なくてはならないという問題を抱えていた。
【0013】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、回転可能な2色ボールを利用し
つつ、多色表示ができるようになされた表示装置を提供
しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る表示装置は、複数のセル化部材と各セ
ル化部材内に充填された液体と一対をなす第1及び第2
の半球状部分からなりこれら半球状部分が色、または、
反射率及び帯電特性が互いに異なるとともに第1の半球
状部分はすべて同一の色、または、反射率となされ第2
の半球状部分は複数の色に着色されこの第2の半球状部
分の色ごとに上記各セル化部材内の液体中に回転可能に
収納された複数の2色ボールとを有する表示媒体を備
え、該表示媒体に電界をかけることにより2色ボールを
駆動して所要の表示を行う表示装置である。
【0015】そして、この表示装置は、第2の半球状部
分が互いに異なる色に着色された2色ボールは、互いに
異なる回転閾値電圧を有しており、該表示媒体に強度や
向き、印加時間等の異なる電界をかけることにより異な
る色彩の表示が行われることを特徴とする。
【0016】さらに、この表示装置においては、所定強
度の電界をかけて2色ボールを一方向に配向させた後
に、該所定強度よりも弱い逆電界をかけて回転閾値電圧
が所定以上に大きい2色ボールだけを他方向に配向させ
ることにより、回転閾値電圧が所定以下に小さい2色ボ
ールだけが一方向に配向された状態とすることができ
る。
【0017】この表示装置において、異なる色に着色さ
れた2色ボールの回転閾値電圧の差は、液体の性質、す
なわち、誘電率や粘度等を変えることにより生じさせる
ことができる。また、2色ボールの回転閾値電圧の差
は、異なる材質の2色ボールを用いることによっても生
じさせることができるし、異なる表面処理剤で表面処理
することによっても生じさせることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0019】本発明に係る表示装置は、図1に示すよう
に、前面側支持部材であって表示面を構成するガラスや
プラスチックフィルム等の透明な前面側基材1と、この
前面側基材1の背面側に該前面側基材1に対して所定間
隔を介して対向された背面側支持部材となる背面側基材
2とを備えて構成される。前面側基材1上、すなわち、
前面側基材1の背面部上には、前面側電界印加手段とな
るITO膜等の透明な前面側電極3が形成されている。
背面側基材2上、すなわち、背面側基材2の前面部上に
は、前面側電極3と対をなす背面側電界印加手段となる
背面側電極4が形成されている。
【0020】そして、前面側基材1及び背面側基材2の
間には、セル化部材となる複数のマイクロカプセル5が
配設されている。これらマイクロカプセル5は、多数が
一層となされて理想的には最密状態で配置されてマイク
ロカプセル層9を形成しており、UV接着剤などの固定
剤8で固定されている。このマイクロカプセル5内に
は、液体6が充填されている。これらマイクロカプセル
5内の液体6中には、それぞれ2色ボール7が収納され
ている。
【0021】各2色ボール7は、一対をなす第1及び第
2の半球状部分からなり、これら半球状部分同士が色、
または、反射率及び帯電特性が互いに異なるようになさ
れている。すなわち、各2色ボールの第1の半球状部分
は、すべての2色ボールについて、例えば、黒色などの
同一の色、または、反射率となされ、例えば黒表示部1
0となされている。そして、各2色ボールの第2の半球
状部分は、色表示部11となされており、2色ボールご
とに複数の色に着色され、青表示部11B、緑表示部1
1G及び赤表示部11Rとなされている。
【0022】この表示装置においては、液体6中に収納
された互いに異なる色の色表示部11を有する2色ボー
ル、例えば色表示部11が3原色となされた青黒2色ボ
ール7B、緑黒2色ボール7G及び赤黒2色ボール7R
が、互いに異なる回転閾値電圧を有しており、前面側電
極3及び背面側電極4の間に印加される駆動電圧の電圧
値または印加時間の違いにより、異なる色彩の表示が行
われる。
【0023】なお、前面側電極3と背面側電極4とは、
個々のマイクロカプセル5ごとに存在してもよいが、図
1のように、1画素を形成する複数のマイクロカプセル
で共用するようにしてもよい。
【0024】マイクロカプセル5は、直径が数十μmの
透明なカプセルで、その中に液体6と2色ボール7が内
包されている。マイクロカプセル5に内包される2色ボ
ール7としては、例えば、各色の着色剤で充填されたガ
ラスボールを真空蒸着チャンバにおいて半球部分のみを
黒色層(硫化アンチモンと弗化マグネシウムの混合物な
ど)によってコーティングしたものを用いることができ
る。
【0025】液体6は、アルキルナフタレンやジアリル
エタン、アルキルビフェニル、トリアリルジメタンなど
の不揮発性油や低粘性のシリコーンオイル、植物性、動
物性オイル等を色素等で着色したものが使用できる。ま
た、液体6の中には必要に応じて、荷電制御剤、分散
剤、潤滑剤、安定化剤等を添加することができる。
【0026】これら2色ボール及びこの2色ボールの周
囲の液体とは、それぞれ誘電体であり、巨視的には電気
的に中性であるが、微視的には、2色ボール7のまわり
には、電気二重層が形成される。この電気二重層の測定
可能なアスペクトとしてゼータ電位が知られているが、
このゼータ電位は、2色ボール表面物質の関数をもつ。
したがって、第1の半球状部と第2の半球状部とを色、
または、反射率及び帯電特性等の性質の異なる物質で作
成することにより、第1の半球状部と第2の半球状部と
で異なる特性のゼータ電位が発生する。このため前面側
電極3と背面側電極4との間に電界をかけると、2色ボ
ールは、各半球状部間のゼータ電位の差により双極子の
ように作動し、双極子モーメントが電界の方向と一致す
るまで回動して配向される。
【0027】また、各半球状部の持つ電荷量に予め差を
つけておけば、2色ボール7には、双極子電荷に加えて
単極子電荷も生じ、これにより2色ボールは電界方向に
移動してマイクロカプセル5の内壁に接触する。このよ
うに2色ボールがマイクロカプセル5の内壁に接触して
いる状態においては、2色ボールの単極子電荷によりも
う一度内壁から離れるまで、摩擦力その他の力によって
2色ボールが回転することが妨げられるので、電界が消
失してもしばらくの間、表示画像が維持される。
【0028】2色ボール7が回転されるには、ある閾値
電圧が存在する。この閾値電圧は、2色ボールにおける
各半球状部間のゼータ電位の差に加え、2色ボールを内
包する液体6の誘電率及び電位によっても変化する。
【0029】すなわち、各半球状部間でゼータ電位の差
の大きい2色ボールは、回転閾値電圧が低く回転し易
く、一方、ゼータ電位の差の小さい2色ボールは回転閾
値電圧が高く回転し難い。
【0030】また、液体6の粘度が大きければ2色ボー
ル7の回転閾値電圧は高くなり、粘度が小さければ2色
ボール7の回転閾値電圧は低くなる。
【0031】ここで、回転閾値電圧の低い2色ボール及
び高い2色ボールのいずれもが充分に回転されて配向さ
れるくらいの電界を印加すると、マイクロカプセル中の
全ての2色ボールが、印加された電圧の方向に応じた方
向に配向する。そして、回転閾値電圧の低い2色ボール
は充分に配向されるが回転閾値電圧の高い2色ボールは
充分に配向できない程度の電界をかけると、回転閾値電
圧の低い2色ボールのみが配向され、回転閾値電圧の高
い2色ボールは、配向されないか、もしくは、配向され
てもわずかであり、表示に影響を及ぼさない。
【0032】上述のような構成において、各液体中の2
色ボールの回転閾値電圧の分布が、図2に示すように、
赤色2色ボール7Rの回転閾値電圧が低く、青色2色ボ
ール7Bの回転閾値電圧は高く、緑色2色ボール7Gの
回転閾値電圧は赤色及び青色の中間くらいとし、2色ボ
ールはすべて全体としてプラスに帯電し、第1の半球状
部(黒表示部10)の帯電量が第2の半球状部(色表示
部11)の帯電量より大きいとすると、まず、図3に示
すように、前面側電極3側をマイナス、背面側電極4側
をプラスとしてVb1の電位をかけると、2色ボール7
は、全て前面側電極3側に黒表示部10を向けて配向
し、前面側電極3側に移動する。この結果を図3に示す
目eの位置から見ると、全ての2色ボール7が黒に見え
るため黒く見える。
【0033】一方、図4に示すように、前面側電極3側
をプラス、背面側電極4側をマイナスとしてVb1の電
位をかけると、2色ボール7は、全て前面側電極3側に
色表示部11を向けて配向し、背面側電極4側に移動す
る。このため、全ての2色ボール7の色表示部11が見
えるため赤と緑と青の表示、すなわち白の表示となる。
【0034】また、図3に示す状態から、図5に示すよ
うに、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側をマイ
ナスとしてVr1の電位をかけると、赤色2色ボール7
Rのみが反転されて前面側電極3側に色表示部11Rを
向け、背面側電極4側に移動するので、赤の表示とな
る。
【0035】同様に、図3に示す状態から、図6に示す
ように、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側をマ
イナスとしてVg1の電位をかけると、赤色2色ボール
7R及び緑色2色ボール7Gが反転されて前面側電極3
側に色表示部11R、11Gを向け、背面側電極4側に
移動するので、赤と緑の表示、すなわちイエローの表示
となる。
【0036】さらに、図6に示す状態から、図7に示す
ように、前面側電極3側をマイナス、背面側電極4側を
プラスとしてVr1の電位をかけると、赤色2色ボール
7Rが反転されて前面側電極3側に黒表示部10を向
け、前面側電極3側に移動するので、緑の表示となる。
【0037】また、図4示す状態から、図8に示すよう
に、前面側電極3側をマイナス、背面側電極4側をプラ
スとしてVg1の電位をかけると、赤色2色ボール7R
及び緑色2色ボール7Gが反転されて前面側電極3側に
黒表示部10、10を向け、前面側電極3側に移動する
ので、青の表示となる。
【0038】さらに、図4に示す状態から、図9に示す
ように、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側をマ
イナスとしてVr1の電位をかけると、赤色2色ボール
7Rだけが反転して前面側電極3側に黒表示部10を向
け、前面側電極3側に移動するので、緑と青の表示、す
なわち、シアンの表示となる。
【0039】さらに、図8に示す状態から、図10に示
すように、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側を
マイナスとしてVr1の電位をかけると、赤色2色ボー
ル7Rだけが反転されて前面側電極3側に色表示部11
Rを向け、背面側電極4側に移動するので、赤と青の表
示、すなわち、マゼンタの表示となる。
【0040】上述のように、回転閾値電圧の高い2色ボ
ールが充分に反転できるだけの電界をかけたあと、回転
閾値電圧の低い2色ボールだけが反転できる逆電界をか
けることにより、回転閾値電圧が高い2色ボールだけが
配向した状態を得ることができる。
【0041】また、各2色ボール7の回転閾値電圧に分
布をもたせておけば、2色ボール7は、その回転閾値電
圧の大小とかけられた電界の大きさに応じて、反転する
ものと反転しないものとに分かれる。このため、例え
ば、一画素を回転閾値電圧に分布を有する各色2色ボー
ル7R、7G、7Bにより構成しておけば、電界の大小
に応じて、さまざまな濃度の表示が可能となる。
【0042】例えば、図3に示す状態から、前面側電極
3側をプラス、背面側電極4側をマイナスとしてVr2
の電位をかけると、赤色2色ボール7Rの一部が反転さ
れて前面側電極3側に色表示部11Rを向け、背面側電
極4側に移動するので、薄い赤の表示となる。
【0043】また、図3に示す状態から、前面側電極3
側をプラス、背面側電極4側をマイナスとしてVb2の
電位をかけると、赤色2色ボール7R、緑色2色ボール
7G及び青色2色ボール7Bの一部が反転されて前面側
電極3側に色表示部11R、11G、11Bを向け、背
面側電極4側に移動するので、赤と緑の表示に青が薄く
表示された状態の表示となる。
【0044】さらに、この状態から前面側電極3側をマ
イナス、背面側電極4側をプラスとしてVg2の電位を
かけると、赤色2色ボール7R及び緑色2色ボール7G
の一部が反転されて前面側電極3側に黒表示部10、1
0を向け、前面側電極3側に移動するので、緑と青が薄
く表示された状態になる。
【0045】さらに、この状態から前面側電極3側をプ
ラス、背面側電極4側をマイナスとしてVr2の電位を
かけると、赤色2色ボール7Rの一部が反転されて前面
側電極3側に色表示部11Rを向け、背面側電極4側に
移動するので、赤、緑、青がそれぞれ薄く表示された状
態を得ることができる。
【0046】従来の2色ボールを利用した表示装置で
は、2色ボールのどちら側の半球状部が前面側を向くか
による2値表示しかできなかった。本発明に係る表示装
置においては、上述のように、異なる回転閾値電圧をも
った異なる色の色表示部を有する2色ボールを個々にセ
ル化し、異なる電界をかけることにより、カラー表示が
可能となる。
【0047】この実施の形態では、色や階調を変えるの
に電界の強さを変えたが、回転閾値電圧の大小に応じて
2色ボールの反転速度が異なるので、電界をかける時間
を変えることによっても階調を表現することができる。
【0048】また、上述の実施の形態では、色表示部が
赤色、緑色、青色の3原色の2色ボールを用いたが、色
表示部がシアン、マゼンタ、イエローの2色ボールを用
いてもよい。
【0049】さらに、2色ボールとして、色表示部であ
る第2の半球状部が赤色、緑色、青色、あるいは、シア
ン、マゼンタ、イエローの3原色であって、第1の半球
状部が白表示部であるものを用いることにより、白の明
度を高めることができる。ただし、この場合には、黒表
示の黒さはある程度犠牲になる。
【0050】また、この実施の形態では、セル化部材と
してマイクロカプセルを用いているが、これは、仕切壁
ぃスペーサ等で区切ってセル化してもよい。
【0051】また、2色ボールの回転閾値電圧に差を持
たせるには、異なる表面処理剤を用いてゼータ電位に差
をもたせてもよいが、同じ表面処理剤でも、その濃度を
変えることによって、ゼータ電位を変えることができ
る。また、材質の異なる2色ボールを用いてもよい。
【0052】また、この実施の形態では、表示媒体に電
極がついているが、これは、図11のように、電極のな
いものでも良く、さらに、図12及び図13に示すよう
に、基材がない構成としてもよい。この場合には、電極
のない表示媒体に外部から電界をかけてやれば、その電
界に応じた表示をさせることができる。
【0053】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る表示装置
は、複数のセル化部材と各セル化部材内に充填された液
体と一対をなす第1及び第2の半球状部分からなりこれ
ら半球状部分が色、または、反射率及び帯電特性が互い
に異なるとともに第1の半球状部分はすべて同一の色、
または、反射率となされ第2の半球状部分は複数の色に
着色されこの第2の半球状部分の色ごとに上記各セル化
部材内の液体中に回転可能に収納された複数の2色ボー
ルとを有する表示媒体を備えている。
【0054】そして、この表示装置においては、第2の
半球状部分が互いに異なる色に着色された2色ボールが
互いに異なる回転閾値電圧を有しており、該表示媒体に
強度や向き、印加時間等の異なる電界をかけることによ
り異なる色彩の表示が行われる。
【0055】すなわち、本発明は、回転可能な2色ボー
ルを利用しつつ、多色表示ができるようになされた表示
装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示装置の構成を示す断面図であ
る。
【図2】上記表示装置を構成する2色ボールの回転閾値
電圧を示すグラフである。
【図3】上記表示装置において白を表示している状態を
示す断面図である。
【図4】上記表示装置において黒を表示している状態を
示す断面図である。
【図5】上記表示装置において赤を表示している状態を
示す断面図である。
【図6】上記表示装置においてイエローを表示している
状態を示す断面図である。
【図7】上記表示装置において緑を表示している状態を
示す断面図である。
【図8】上記表示装置において青を表示している状態を
示す断面図である。
【図9】上記表示装置においてシアンを表示している状
態を示す断面図である。
【図10】上記表示装置においてマゼンタを表示してい
る状態を示す断面図である。
【図11】本発明に係る表示装置であって基板上に電極
を有しない構成を示す断面図である。
【図12】本発明に係る表示装置であって前面側基板を
有しない構成を示す断面図である。
【図13】本発明に係る表示装置であって前面側及び背
面側の基板を有しない構成を示す断面図である。
【図14】従来の2色ボールを利用した表示装置の構成
を示す断面図である。
【図15】従来の2色ボールを利用した表示装置の構成
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 前面側基板、2 背面側基板、3 前面側電極、4
背面側電極、5 マイクロカプセル、6 液体、7
2色ボール、8 固定剤、9 マイクロカプセル層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月15日(1999.4.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】電気泳動表示装置は、電界の作用により、
帯電した微粒子が微粒子の有する電荷と逆極性の電極に
泳動して集まるという原理を利用したものである。その
構成は、図14に示すように、ITO等の透明電極10
1のついた透明基板102と必ずしも透明ではない電極
103のついた基板104を所定間隔をもって対向さ
せ、その間に例えば黒色に着色された液体106と、こ
の分散媒に分散されているたとえば白色の荷電粒子(電
気泳動粒子、例えば白色顔料)107を充填させたもの
になっている。このような電気泳動表示装置では、透明
電極101にプラスの電圧を印加し、背面側の電極10
3にマイナスの電圧を印加すると、白色荷電粒子107
がマイナスに帯電していれば、この白色荷電粒子107
は、クーロン力によってプラス側の透明電極101に向
かって電気泳動し、この透明電極101に付着する。こ
のような状態の電気泳動表示装置を、図14に示すよう
な目eにより前面側より観察すると、白色荷電粒子10
7が付着した部分は透明電極101と透明基材102と
を介して白色に見えることになる。一方、印加電圧の極
性を逆にすれば、白色荷電粒子107は、対面側の電極
103の方に電気泳動して付着するため、黒色分散媒の
背後に隠れるので、図14に示すような目eから観察す
ると、この部分は黒色に見えることになる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】一方、2色ボール表示装置は、図15に示
すように、半分が白色で半分が黒色等の半球体をなす2
色ボールが電界の作用により回転する原理を利用したも
のである。この表示装置の構成は、図15に示すよう
に、ITO等の透明電極101のついた透明基材102
と必ずしも透明でない電極103のついた基材104を
所定間隔をもって対向させ、その間に2色ボール108
と各ボール108を回転自在に包囲する液体109とを
充填したものとなっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】さらに、この表示装置においては、所定強
度の電界を所定時間かけて2色ボールを一方向に配向さ
せた後に、該所定強度よりも弱い逆電界を所定時間かけ
て回転閾値電圧が所定以下に小さい2色ボールだけを他
方向に配向させることにより、回転閾値電圧が所定以上
に大きい2色ボールだけが一方向に配向された状態とす
ることができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】これら2色ボール及びこの2色ボールの周
囲の液体とは、それぞれ誘電体であり、巨視的には電気
的に中性であるが、微視的には、2色ボール7のまわり
には、電気二重層が形成される。この電気二重層の測定
可能なアスペクトとしてゼータ電位が知られているが、
このゼータ電位は、2色ボール表面物質の関数をもつ。
したがって、第1の半球状部と第2の半球状部とを色、
または、反射率及び帯電特性等の性質の異なる物質で作
製することにより、第1の半球状部と第2の半球状部と
で異なる特性のゼータ電位が発生する。このため前面側
電極3と背面側電極4との間に電界をかけると、2色ボ
ールは、各半球状部間のゼータ電位の差により双極子の
ように作動し、双極子モーメントが電界の方向と一致す
るまで回動して配向される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】ここで、回転閾値電圧の低い2色ボール及
び高い2色ボールのいずれもが充分に回転されて配向さ
れるくらいの電界を所定時間印加すると、マイクロカプ
セル中の全ての2色ボールが、印加された電圧の方向に
応じた方向に配向する。そして、回転閾値電圧の低い2
色ボールは充分に配向されるが回転閾値電圧の高い2色
ボールは充分に配向できない程度の電界を所定時間かけ
ると、回転閾値電圧の低い2色ボールのみが配向され、
回転閾値電圧の高い2色ボールは、配向されないか、も
しくは、配向されてもわずかであり、表示に影響を及ぼ
さない。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】上述のような構成において、各液体中の2
色ボールの回転閾値電圧の分布が、図2に示すように、
赤黒2色ボール7Rの回転閾値電圧が低く、青黒2色ボ
ール7Bの回転閾値電圧は高く、緑黒2色ボール7Gの
回転閾値電圧は赤黒2色ボール及び青黒2色ボールの中
間くらいとし、2色ボールはすべて全体としてプラスに
帯電し、第1の半球状部(黒表示部10)の帯電量が第
2の半球状部(色表示部11)の帯電量より大きいとす
ると、まず、図3に示すように、前面側電極3側をマイ
ナス、背面側電極4側をプラスとしてVb1の電位を所
定時間かけると、2色ボール7は、全て前面側電極3側
に黒表示部10を向けて配向し、前面側電極3側に移動
する。この結果を図3に示す目eの位置から見ると、全
ての2色ボール7が黒に見えるため黒く見える。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】一方、図4に示すように、前面側電極3側
をプラス、背面側電極4側をマイナスとしてVb1の電
位を所定時間かけると、2色ボール7は、全て前面側電
極3側に色表示部11を向けて配向し、背面側電極4側
に移動する。このため、全ての2色ボール7の色表示部
11が見えるため赤と緑と青の表示、すなわち白の表示
となる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】また、図3に示す状態から、図5に示すよ
うに、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側をマイ
ナスとしてVr1の電位を所定時間かけると、赤黒2色
ボール7Rのみが反転されて前面側電極3側に色表示部
11Rを向け、背面側電極4側に移動するので、赤の表
示となる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】同様に、図3に示す状態から、図6に示す
ように、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側をマ
イナスとしてVg1の電位を所定時間かけると、赤黒2
色ボール7R及び緑黒2色ボール7Gが反転されて前面
側電極3側に色表示部11R、11Gを向け、背面側電
極4側に移動するので、赤と緑の表示、すなわちイエロ
ーの表示となる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】さらに、図6に示す状態から、図7に示す
ように、前面側電極3側をマイナス、背面側電極4側を
プラスとしてVr1の電位を所定時間かけると、赤黒2
色ボール7Rが反転されて前面側電極3側に黒表示部1
0を向け、前面側電極3側に移動するので、緑の表示と
なる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】また、図4示す状態から、図8に示すよう
に、前面側電極3側をマイナス、背面側電極4側をプラ
スとしてVg1の電位を所定時間かけると、赤黒2色ボ
ール7R及び緑黒2色ボール7Gが反転されて前面側電
極3側に黒表示部10、10を向け、前面側電極3側に
移動するので、青の表示となる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】さらに、図4に示す状態から、図9に示す
ように、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側をマ
イナスとしてVr1の電位を所定時間かけると、赤黒2
色ボール7Rだけが反転して前面側電極3側に黒表示部
10を向け、前面側電極3側に移動するので、緑と青の
表示、すなわち、シアンの表示となる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】さらに、図8に示す状態から、図10に示
すように、前面側電極3側をプラス、背面側電極4側を
マイナスとしてVr1の電位を所定時間かけると、赤黒
2色ボール7Rだけが反転されて前面側電極3側に色表
示部11Rを向け、背面側電極4側に移動するので、赤
と青の表示、すなわち、マゼンタの表示となる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】上述のように、回転閾値電圧の高い2色ボ
ールが充分に反転できるだけの電界を所定時間かけたあ
と、回転閾値電圧の低い2色ボールだけが反転できる逆
電界を所定時間かけることにより、回転閾値電圧が高い
2色ボールだけが配向した状態を得ることができる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】例えば、図3に示す状態から、前面側電極
3側をプラス、背面側電極4側をマイナスとしてVr2
の電位を所定時間かけると、赤黒2色ボール7Rの一部
が反転されて前面側電極3側に色表示部11Rを向け、
背面側電極4側に移動するので、薄い赤の表示となる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】また、図3に示す状態から、前面側電極3
側をプラス、背面側電極4側をマイナスとしてVb2の
電位を所定時間かけると、赤黒2色ボール7R、緑黒2
色ボール7G及び青黒2色ボール7Bの一部が反転され
て前面側電極3側に色表示部11R、11G、11Bを
向け、背面側電極4側に移動するので、赤と緑の表示に
青が薄く表示された状態の表示となる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】さらに、この状態から前面側電極3側をマ
イナス、背面側電極4側をプラスとしてVg2の電位を
所定時間かけると、赤黒2色ボール7R及び緑黒2色ボ
ール7Gの一部が反転されて前面側電極3側に黒表示部
10、10を向け、前面側電極3側に移動するので、緑
と青が薄く表示された状態になる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】さらに、この状態から前面側電極3側をプ
ラス、背面側電極4側をマイナスとしてVr2の電位を
所定時間かけると、赤黒2色ボール7Rの一部が反転さ
れて前面側電極3側に色表示部11Rを向け、背面側電
極4側に移動するので、赤、緑、青がそれぞれ薄く表示
された状態を得ることができる。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】また、この実施の形態では、セル化部材と
してマイクロカプセルを用いているが、これは、仕切壁
やスペーサ等で区切ってセル化してもよい。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセル化部材と、各セル化部材内に
    充填された液体と、一対をなす第1及び第2の半球状部
    分からなりこれら半球状部分が色、または、反射率及び
    帯電特性が互いに異なるとともに第1の半球状部分はす
    べて同一の色、または、反射率となされ第2の半球状部
    分は複数の色に着色されこの第2の半球状部分の色ごと
    に上記各セル化部材内の液体中に回転可能に収納された
    複数の2色ボールとを有する表示媒体を備え、 上記表示媒体に電界をかけることにより2色ボールを駆
    動して所要の表示を行う表示装置であり、 第2の半球状部分が互いに異なる色に着色された2色ボ
    ールは、互いに異なる回転閾値電圧を有しており、上記
    表示媒体に強度や向き、印加時間等の異なる電界をかけ
    ることにより、異なる色彩の表示が行われることを特徴
    とする表示装置。
  2. 【請求項2】 所定強度の電界をかけて2色ボールを一
    方向に配向させた後に、該所定強度よりも弱い逆電界を
    かけて回転閾値電圧が所定以上に大きい2色ボールだけ
    を他方向に配向させることにより、回転閾値電圧が所定
    以下に小さい2色ボールだけが一方向に配向された状態
    となることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 表示媒体が相対向する一対の電極付き基
    材間に充填されてなり、前記一対の電極付き基材のうち
    少なくとも一方が透光性の透明電極及び透明基材からな
    ることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 2色ボールは、第1の半球状部分が黒
    色、第2の半球状部分がシアン、マゼンタ、イエロー、
    あるいは、レッド、グリーン、ブルーの3原色のいずれ
    かに着色されており、 セル化部材内において前面側に向けられた2色ボールの
    第2の半球状部分が有する色の混色によってカラー表示
    を行うことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 2色ボールは、第1の半球状部分が白
    色、第2の半球状部分がシアン、マゼンタ、イエロー、
    あるいは、レッド、グリーン、ブルーの3原色のいずれ
    かに着色されており、 セル化部材内において前面側に向けられた2色ボールの
    第2の半球状部分が有する色の混色によってカラー表示
    を行うことを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 回転閾値電圧の異なる2色ボールは、セ
    ル化部材内の液体の誘電率が異なることにより、回転閾
    値電圧に差をつけられていることを特徴とする請求項1
    記載の表示装置。
  7. 【請求項7】 回転閾値電圧の異なる2色ボールは、セ
    ル化部材内の液体の粘度が異なることにより、回転閾値
    電圧に差をつけられていることを特徴とする請求項1記
    載の表示装置。
  8. 【請求項8】 回転閾値電圧の異なる2色ボールは、異
    なる表面処理剤によって処理されていることにより、回
    転閾値電圧に差をつけられていることを特徴とする請求
    項1記載の表示装置。
  9. 【請求項9】 2色ボールの回転閾値電圧が分布を有し
    ていることにより、電界の強さ、または、電界をかける
    時間により、階調が表現されることを特徴とする請求項
    1記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 セル化部材は、マイクロカプセルであ
    ることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
  11. 【請求項11】 回転閾値電圧の異なる2色ボールは、
    異なる媒質の液体をセル化部材内に充填することにより
    回転閾値電圧に差をつけられていることを特徴とする請
    求項1記載の表示装置。
  12. 【請求項12】 回転閾値電圧の異なる2色ボールは、
    異なる材質の2色ボールを用いることにより回転閾値電
    圧に差をつけられていることを特徴とする請求項1記載
    の表示装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002365671A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Toppan Printing Co Ltd 表示装置
WO2005019920A1 (ja) * 2003-08-25 2005-03-03 Majima Laboratory Inc. リライタブル薄型画像表示シート
US7092065B2 (en) 2002-03-22 2006-08-15 Hitachi Displays, Ltd. Image display device
KR100631291B1 (ko) 2005-04-08 2006-10-04 주식회사 동진쎄미켐 전계 구동 반사형 표시 장치
JP2011059651A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 電子ペーパ表示素子
JP2012063765A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 電子ペーパー表示装置

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