JP2000098486A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JP2000098486A
JP2000098486A JP10267001A JP26700198A JP2000098486A JP 2000098486 A JP2000098486 A JP 2000098486A JP 10267001 A JP10267001 A JP 10267001A JP 26700198 A JP26700198 A JP 26700198A JP 2000098486 A JP2000098486 A JP 2000098486A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
narration
camera
subject
photographing
camera body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10267001A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Sawagami
聖一 沢上
Masato Yamaguchi
正人 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP10267001A priority Critical patent/JP2000098486A/ja
Publication of JP2000098486A publication Critical patent/JP2000098486A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessories Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体である被撮影者に対し撮影を合図する
時の撮影者の負担をなくして、撮影時のシャッタチャン
スに集中できるとともに、カメラぶれなどのない撮影を
容易に実現する。 【解決手段】 カメラ本体10に設けられた撮影レンズ
11を通して結像される被写体像をディジタル信号もし
くは露光像として記録するカメラにおいて、被写体の撮
影に際して、ナレーション指令釦24を操作することに
より、カメラ本体10の内部メモリに記憶したナレーシ
ョン情報を読み出し、このナレーション情報に基づいて
スピーカ23を鳴動することにより、被写体である被撮
影者に対して撮影の合図を音声で自動的に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズを通し
て取り込まれる光学的被写体像をディジタル信号に変換
してメモリに記録したりするディジタルカメラや、銀塩
フィルムに露光像として記録したりする銀塩式のカメラ
に関し、さらに、詳しくは、被写体である被撮影者に対
して撮影のタイミングを自動的に報知できるようにした
カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のディジタルカメラを示し
ている。この図6において、カメラ本体60の前面部に
は撮影レンズ61、フラッシュ窓62及び被写体の測光
用窓63等が設けられている。また、カメラ本体60の
上面部には、シャッタ釦64、撮影モードを切り替える
AEダイヤル65及びマイク66等が設けられている。
さらに、カメラ本体60の左側面には、磁気記録媒体や
光記録媒体からなる記録媒体67を挿着するための媒体
挿入口68、外部半導体メモリ69を挿着するための媒
体挿入口70及び外部マイクを接続するためのマイクジ
ャック71が挿入されるマイク入力端子72等がそれぞ
れ設けられている。また、カメラ本体60の裏面には、
図示しない撮影画像表示用の液晶表示部や内蔵の半導体
メモリに記憶した画像データを出力する出力端子、及び
入力音を再生するスピーカ等が配設されている。
【0003】上記のように構成された従来のディジタル
カメラを用いて被写体を撮影する場合は、カメラ本体6
0の左右両側部を撮影者の両手で把持し、図示省略のフ
ァインダを覗きながら撮影レンズ61を被写体に向けて
撮影構図を決定した後、カメラぶれが生じないようにカ
メラ本体60を両手で固定する。この状態で、被写体が
人物である場合は、撮影者から被写体である人物に対し
て撮影する意図の合図を出し、再びカメラ本体60がカ
メラぶれしないようにかまえた状態で、撮影タイミング
を計ってシャッタ釦64を押すようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように従来のカメラにおいては、被写体である人物に対
する撮影の合図は撮影者の口頭や手または足などを動か
すことにより行う方式であるため、カメラぶれが生じる
ことなく、かつ被写体の一瞬の表情や動作を見逃すこと
なく最適な撮影タイミングでシャッタを操作することは
至難の技であり、その結果、撮影者への負担が大きくな
り、往々にして被写体に対するシャッタチャンスを逃が
したり、カメラぶれが生じてしまい、意図する撮影画像
が得にくいという不具合があった。本発明は、上記のよ
うな点に鑑みなされたもので、本発明の目的は、被写体
である被撮影者に対し撮影を合図する時の撮影者の負担
をなくして、撮影時のシャッタチャンスに集中できると
ともに、カメラぶれなどのない撮影を容易に実現できる
カメラを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、カメラ本体に設けられた撮影レンズを通
して結像される被写体像をディジタル信号もしくは露光
像として記録するカメラであって、被写体である被撮影
者に対して撮影を合図するための複数種類のナレーショ
ン情報を記憶する記憶手段と、前記カメラ本体に操作可
能に設けられ、該操作で発生する指令信号により前記記
憶手段からナレーション情報を読み出すナレーション指
令手段と、前記カメラ本体に設けられ、前記読み出され
たナレーション情報を音声に変換して出力するスピーカ
とを備えることを特徴する。
【0006】本発明においては、被写体の撮影に際し、
ナレーション指令手段を操作すると記憶手段からナレー
ション情報が読み出され、このナレーション情報に基づ
いてスピーカを鳴動することにより、被写体である被撮
影者に対して撮影のタイミングを音声で自動的に合図す
ることができる。したがって、本発明によれば、被写体
である被撮影者に対し撮影を合図する時の撮影者の負担
をなくして、被写体撮影時のシャッタチャンスに集中で
きるとともに、カメラぶれなどのない撮影を容易に実現
することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカメラの実施の形
態について、図面を参照して説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態におけるディジタルカメラの外観図、
図2は第1の実施の形態におけるナレーションの選択、
設定、指令制御を行う機能ブロック図である。
【0008】図1において、カメラ本体10の前面部に
は撮影レンズ11、フラッシュ窓12及び被写体の測光
用窓13等が設けられている。また、カメラ本体10の
上面部には、シャッタ操作釦14、撮影モードを切り替
えるAEダイヤル15等が設けられている。さらに、カ
メラ本体10の左側面には、磁気記録媒体や光記録媒体
からなる外部記録媒体17を挿着するための媒体挿入口
18、外部半導体メモリ19を挿着するための媒体挿入
口20等がそれぞれ設けられている。さらに、カメラ本
体10の前面部には、撮影タイミングを合図する時に、
その内容をナレーションで案内するスピーカ23が配設
されている。また、カメラ本体10の裏面部には、図示
省略した撮影画像表示用の液晶表示部や内蔵の半導体メ
モリに記憶した画像データを出力する出力端子等が配設
されている。
【0009】上記カメラ本体10の上面部には、ナレー
ション指令釦(ナレーション指令手段)24、モード切
替釦(モード切替手段)25、ナレーション情報選択釦
(ナレーション情報選択手段)26、液晶表示部(表示
手段)27及びスピーカ23の音量を調節するボリュー
ム28がそれぞれ配設されている。
【0010】被写体である被撮影者に対して撮影を合図
するための複数種類のナレーション情報は、上記カメラ
本体10に内蔵した内部メモリ36(図2参照)に予め
記憶されている。このナレーション情報には、「チーズ
!」や「イチ タス イチ ハ!」、地方的な言い回し
で「ほな いきまっせ!」などや、外国語的言い回しで
「SAY CHEESE」、音楽を用いて「ジャジャジャ ジャー
ン」(運命の最初の出だし)などや、信号的な音で「ピ
ーンポーン」など、被写体である被撮影者に意外性を感
じさせ、撮影者に対して多くのシャッタチャンスを提供
できる内容のものである。なお、上記外部記録媒体17
や外部半導体メモリ19には、撮影レンズ11を通して
CCD撮像素子(図示省略)に結像される画像データが
記憶される。
【0011】上記ナレーション指令釦24は、そのプッ
シュ操作で発生する指令信号により上記内蔵半導体メモ
リや外部記録媒体17、外部半導体メモリ19からナレ
ーション情報を読み出すものであり、このナレーション
指令釦24はシャッタ操作釦14に近接して設けられ、
ナレーション指令釦24が操作された後のシャッタ操作
釦14の操作が容易にできるように配慮されている。上
記モード切替釦25は、カメラをナレーションのない通
常の撮影モードと被写体に撮影を合図するナレーション
撮影モードに切り替え設定するものである。また、上記
ナレーション情報選択釦26は、そのプッシュ操作ごと
に発生する選択信号により、上記内部メモリ36に記憶
されているナレーション情報の1つを順に選択するもの
であり、このナレーション情報選択釦26で選択された
ナレーション情報の内容は液晶表示部27に表示される
構成になっている。この液晶表示部27は、ナレーショ
ン情報の内容表示の他に、カメラの撮影モードやカメラ
の動作モードなども表示できる構成になっている。上記
スピーカ23は、ナレーション指令釦24の指令信号に
より記憶部から読み出されたナレーション情報を音声に
変換して出力するものであり、このスピーカ23は、こ
れから発する音声により被写体である被撮影者が撮影レ
ンズ11を注視するように撮影レンズ11に近接してカ
メラ本体10に設けられている。
【0012】図2において、CPU31はディジタルカ
メラのナレーションの選択、設定、指令の各制御を行う
もので、このCPU31には入力インタフェース32を
介してナレーション指令釦24、モード切替釦25、ナ
レーション情報選択釦26及び音量調節用ボリューム2
8がそれぞれ接続されている。また、CPU31には出
力インタフェース33を介して表示制御回路34及びス
ピーカ駆動回路35が接続されており、表示制御回路3
4には液晶表示部27が接続され、スピーカ駆動回路3
5にはスピーカ23が接続されている。さらに、上記C
PU31には、ナレーションの選択、設定、指令の各制
御プログラムや撮影合図のためのナレーション情報など
を格納する内部メモリ36、及び上記外部記録媒体17
や外部半導体メモリ19に相当する外部メモリ37が接
続されている。
【0013】次に、上記のように構成されたカメラの第
1の実施の形態における動作について説明する。まず、
ナレーション情報を選択設定する場合について述べる。
この場合は、まず、図示しない電源スイッチを操作して
カメラの電源を投入した後、図示しないモードスイッチ
を動作させてカメラを記録モードに設定する。次いで、
モード切替釦25をナレーションがオンとなる方向に操
作し、その信号を入力インタフェース32を通してCP
U31に取り込むことにより、CPU31を含むカメラ
をナレーションの選択、設定、指令が可能な動作モード
に設定する。次に、ナレーション情報選択釦26をプッ
シュ操作することにより、そのプッシュ操作ごとに選択
信号を発生させ、この選択信号を入力インタフェース3
2を通してCPU31に取り込むことにより、内部メモ
リ36に記憶されているナレーション情報の1つを選択
してCPU31に読み出し、この読み出されたナレーシ
ョン情報を出力インタフェース33を通して表示制御回
路34に出力し、液晶表示部27を駆動することによ
り、選択されたナレーション情報の内容を液晶表示部2
7に表示する。例えば、「チーズ!」や「イチ タス
イチ ハ!」などを順に表示する。このとき、ナレーシ
ョンの内容が全部液晶表示部27に表示できない場合
は、ナレーション情報の先頭部分のみを液晶表示部27
に表示する。したがって、撮影者は液晶表示部27に表
示されるナレーションの内容を確認しながら選択し、被
写体への撮影合図に適するナレーションの内容が液晶表
示部27に表示された時にナレーション情報選択釦26
のプッシュ操作をストップする。
【0014】次に、ナレーション指令釦24をプッシュ
操作することにより、上記選定されたナレーション情報
を内部メモリ36からCPU31に読み出し、この読み
出されたナレーション情報を出力インタフェース33を
通してスピーカ駆動回路35に出力することによりスピ
ーカ23を鳴動させナレーションを音声で出力する。こ
の時、スピーカ23から発するナレーション内容と音量
を確認する。そして、スピーカ23から発する音量が小
さ過ぎたり、大き過ぎたりした場合は、ボリューム28
を操作して、スピーカ23から発する音量を、被写体で
ある被撮影者に届く最適な音量に調整する。
【0015】上記のようにして選択、設定したナレーシ
ョンを撮影時に使用する場合は、まず、図示しないモー
ドスイッチを動作させてカメラを記録モードに設定した
後、モード切替釦25をナレーションがオンとなる方向
に操作し、CPU31を含むカメラをナレーションによ
る撮影合図が可能なモードに設定する。かかるモードに
設定したディジタルカメラを用いて被写体を撮影する場
合は、カメラ本体70の左右両側部を撮影者の両手で把
持し、図示省略のファインダを覗きながら撮影レンズ1
1を被写体に向けて撮影構図を決定した後、カメラぶれ
が生じないようにカメラ本体10を両手で固定する。こ
の状態において、ナレーション指令釦24を人差し指等
でプッシュ操作することにより、選定されたナレーショ
ン情報を内部メモリ36からCPU31に読み出し、こ
の読み出されたナレーション情報を出力インタフェース
33を通してスピーカ駆動回路35に出力することによ
りスピーカ23を鳴動させてナレーションを音声で出力
し、被写体である被撮影者に対して撮影の合図を送る。
そして、撮影タイミングを計ってシャッタ操作釦14を
押すことにより、被写体を撮影する。
【0016】上記のような本発明における第1の実施の
形態によれば、被写体の撮影に際して、ナレーション指
令釦24を操作することにより、内部メモリ36からナ
レーション情報を読み出し、このナレーション情報に基
づいてスピーカ23を鳴動することにより、被写体であ
る被撮影者に対して撮影の合図を音声で自動的に出力す
る構成にしたので、被写体である被撮影者に対し撮影を
合図する時の撮影者の負担がなくなり、被写体撮影時の
シャッタチャンスに集中できるとともに、カメラぶれな
どのない撮影を容易に実現することができる。そして、
カメラ本体10の内蔵のスピーカ23から撮影合図のた
めのナレーションを自動的に発生させることにより、カ
メラ自体が意志を持って撮影するかのような意外な印象
を被撮影者に与えことができ、これに伴い、撮影者に対
して多くのシャッタチャンスを提供できる。また、この
第1の実施の形態によれば、複数種類のナレーション情
報を内部メモリ36に記憶しておき、ナレーション情報
選択釦26をプッシュ操作するごとにナレーション情報
の1つを選択して読み出し、この選択したナレーション
情報を液晶表示部27に表示できる構成にしたので、撮
影に先立って、撮影の合図に最適なナレーションの内容
を確認しながら選択することができる。さらに、この第
1の実施の形態によれば、音量調節用のボリューム28
を設けることにより、スピーカ23から発するナレーシ
ョンの音量を、被写体である被撮影者に届く最適な音量
に調整することができる。
【0017】上述する第1の実施の形態では、ナレーシ
ョン情報をカメラ本体10に内蔵した内部メモリ36に
記憶した場合について説明したが、これに限定されな
い。例えば、図1に示すように、媒体挿入口18に挿着
される外部記録媒体17の一部、または媒体挿入口20
に挿着される外部半導体メモリ19の一部を利用して各
種のナレーション情報を記憶するようにしてもよい。
【0018】次に、図3及び図4により本発明の第2の
実施の形態について説明する。図3は本発明の第2の実
施の形態におけるディジタルカメラの外観図、図4は第
2の実施の形態におけるナレーションの選択、設定、指
令制御を行う機能ブロック図である。図3及び図4にお
いて、図1及び図2と同一の構成要素には同一符号を付
してその構成説明を省略し、図1及び図2と異なる部分
を重点に述べる。すなわち、第2の実施の形態におい
て、第1の実施の形態と異なる点は、内蔵のマイクまた
は外付けのマイクを利用して撮影者等がナレーション情
報を内部メモリまたは外部メモリに記憶できるようにし
たところにある。このために図3から明らかなように、
カメラ本体10の上面部に内蔵のマイク16を設け、ま
た、カメラ本体10の左側面には、図示省略した外部マ
イクを接続するためのマイクジャック21が挿入される
マイク入力端子22を設ける。さらに、モード切替釦2
5にカメラをナレーション録音モードに設定する機能を
付加したところにある。
【0019】これに伴い、図4に示すように、内蔵のマ
イク16から入力されるナレーション用の音声をディジ
タル信号の変換するA/Dコンバータ38を設け、この
A/Dコンバータ38は入力インタフェース32に接続
されている。なお、外付けのマイクを利用する場合は、
マイク入力端子22に外部マイクのマイクジャック21
を接続し、この外部マイクから撮影合図のためのナレー
ションを音声で入力する。
【0020】上記のように構成された第2の実施の形態
において、ナレーション情報を作成する場合は、まず、
図示しない電源スイッチを操作してカメラの電源を投入
した後、図示しないモードスイッチを動作させてカメラ
を記録モードに設定する。次いで、モード切替釦25を
ナレーション録音モード位置に切り替え操作し、CPU
31を含むカメラをナレーション録音モードに設定す
る。次に、ナレーション指令釦24を押圧した状態で、
内蔵のマイク16(またはマイク入力端子22に接続し
た外部マイク)に向けて、撮影合図に適したナレーショ
ン、例えば、「チーズ」や「イチ タス イチ ハ」、
地方的な言い回しの「ほな いきまっせ」などや、外国
語的言い回しの「セイ チーズ」などを撮影者等が音声
で発する。この音声は内蔵のマイク16によりピックア
ップされ電気信号に変換される。この音声信号はA/D
コンバータ38によりディジタル信号に変換された後、
入力インタフェース32を通してCPU31に取り込ま
れ、内部メモリ36または外部メモリ37の所定の領域
に格納される。このようにして、撮影合図に必要なナレ
ーションを撮影者等が直接作成することができる。
【0021】次に、上記のようにして作成されたナレー
ション情報を選択、設定する場合について説明する。こ
の場合は、まず、ナレーション情報選択釦26をプッシ
ュ操作することにより、そのプッシュ操作ごとに発生す
る選択信号を入力インタフェース32を通してCPU3
1に取り込み、内部メモリ36(または外部メモリ3
7)に記憶されているナレーション情報の1つを選択し
てCPU31に読み出す。この読み出されたナレーショ
ン情報は出力インタフェース33を通して表示制御回路
34に出力され、液晶表示部27を駆動することによ
り、選択されたナレーション情報の内容を液晶表示部2
7に表示する。したがって、撮影者は液晶表示部27に
表示されるナレーションの内容を確認しながら選択し、
被写体への撮影合図に適するナレーションの内容が液晶
表示部27に表示された時にナレーション情報選択釦2
6のプッシュ操作をストップする。
【0022】次に、ナレーション指令釦24をプッシュ
操作することにより、上記選定されたナレーション情報
を内部メモリ36からCPU31に読み出し、この読み
出されたナレーション情報を出力インタフェース33を
通してスピーカ駆動回路35に出力することによりスピ
ーカ23を鳴動させナレーションを音声で出力する。こ
の時、スピーカ23から発するナレーション内容と音量
を確認する。そして、スピーカ23から発する音量が小
さ過ぎたり、大き過ぎたりした場合は、ボリューム28
を操作して、スピーカ23から発する音量を、被写体で
ある被撮影者に届く最適な音量に調整する。
【0023】このような第2の実施の形態によれば、上
記第1の実施の形態と同様な作用効果が得られるほか、
撮影合図に必要なナレーション情報を撮影者等が直接作
成し、内部メモリ等に格納することができる。
【0024】次に、図5により本発明の第3の実施の形
態について説明する。図5は本発明の第3の実施の形態
におけるナレーション指令兼用のシャッタ操作釦部分を
拡大して示す断面図である。この第3の実施の形態は、
シャッタ操作機構にナレーション指令機能を付加したも
のである。このためにシャッタ操作機構は、図5に示す
ように、カメラ本体10に上下動可能に設けたシャッタ
兼用の操作釦51と、カメラ本体10の内側に配設した
基板52上に設けられ、操作釦51の押圧操作により2
段式に動作するスイッチ機構53を備える。スイッチ機
構53は、ケース531と、このケース531内の底部
に同心状に配列した第1ないし第3固定接点532〜5
34と、周縁が最外周の第1固定接点532に固定さ
れ、上方へアーチ状の膨出する可動接点535と、ケー
ス531の上面に穿設した開口を密閉するゴムシート5
36から構成されている。
【0025】上記のように構成されたナレーション指令
兼用のシャッタ操作機構において、操作釦51を半押し
状態に押圧すると、操作釦51のロッド部511がゴム
シート536を介して可動接点535を押圧するため、
可動接点535は図5の1点鎖線に示す状態に弾性変形
される。これにより、第1固定接点532と第2固定接
点533とが可動接点535で短絡され、ナレーション
指令用のスイッチとして機能する。したがって、このス
イッチがオンすることにより、ナレーション指令信号が
発生し、この信号を利用してメモリからナレーション情
報を読み出し、このナレーション情報でスピーカ23を
鳴動することにより、ナレーションで撮影の合図をする
ことができる。また、操作釦51を全押し状態に押圧す
ると、可動接点535は図5の破線に示す状態に弾性変
形される。これにより、第1固定接点532と第3固定
接点534とが可動接点535で短絡され、シャッタ用
のスイッチとして機能する。したがって、このスイッチ
がオンすることにより、カメラのシャッタを動作させる
ことができる。
【0026】上記のような第3の実施の形態におけるシ
ャッタ操作機構によれば、操作釦51を半押し状態に押
圧することによりナレーション指令用のスイッチとして
動作させ、かつ操作釦51を全押し状態に押圧すること
によりシャッタ用のスイッチとして動作させることがで
きるため、ナレーションにより撮影の合図を被写体であ
る被撮影者に報知した時の被写体に対するシャッタチャ
ンスを的確に捉えることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカメラによ
れば、被写体の撮影に際し、ナレーション指令手段を操
作すると記憶手段からナレーション情報が読み出され、
このナレーション情報に基づいてスピーカを鳴動するこ
とにより、被写体である被撮影者に対して撮影のタイミ
ングを音声で自動的に合図することができるから、被写
体である被撮影者に対して撮影のタイミングを合図する
時の撮影者の負担をなくし、被写体撮影時のシャッタチ
ャンスに集中できるとともに、カメラぶれなどのない撮
影を容易に実現することができる。また、本発明によれ
ば、カメラ本体内蔵のスピーカから撮影合図のためのナ
レーションを自動的に発生させることにより、カメラ自
体が意志を持って撮影するかのような意外な印象を被撮
影者に与えことができ、これに伴い、撮影者に対して多
くのシャッタチャンスを提供できる。また、本発明によ
れば、複数種類のナレーション情報を記憶手段に記憶し
ておき、ナレーション情報選択手段をプッシュ操作する
ごとにナレーション情報の1つを選択して読み出し、こ
の選択したナレーション情報を表示手段に表示できる構
成にしたので、撮影に先立って、撮影の合図に最適なナ
レーションの内容を確認しながら選択することができ
る。さらに、本発明によれば、音量調節用のボリューム
を設けることにより、スピーカから発するナレーション
の音量を、被写体である被撮影者に届く最適な音量に調
整することができる。
【0028】また、本発明によれば、モード切替手段が
ナレーション録音モードに設定されている時にカメラ本
体に内蔵もしくは外付けで接続されるマイクを通してピ
ックアップされたナレーションをナレーション情報とし
て記憶手段に記録することができる。また、本発明によ
れば、ナレーション指令手段をシャッタ操作釦に組み込
み、シャッタ操作釦の半押し状態でオン動作するスイッ
チから構成することにより、ナレーションにより撮影の
合図を被写体に報知した時の被写体に対するシャッタチ
ャンスを的確に捉えることができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるディジタル
カメラの外観図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるナレーショ
ンの選択、設定、指令制御を行う機能ブロック図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるディジタル
カメラの外観図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるナレーショ
ンの選択、設定、指令制御を行う機能ブロック図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるナレーショ
ン指令兼用のシャッタ操作釦部分を拡大して示す断面図
である。
【図6】従来におけるディジタルカメラの外観図であ
る。
【符号の説明】
10……カメラ本体、11……撮影レンズ、14……シ
ャッタ操作釦、16……マイク、23……スピーカ、2
4……ナレーション指令釦(ナレーション指令手段)、
25……モード切替釦(モード切替手段)、26……ナ
レーション情報選択釦(ナレーション情報選択手段)、
27……液晶表示部(表示手段)、28……音量調節用
ボリューム、31……CPU、36……内部メモリ(記
憶手段)、37……外部メモリ(記憶手段)。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体に設けられた撮影レンズを通
    して結像される被写体像をディジタル信号もしくは露光
    像として記録するカメラであって、 被写体である被撮影者に対して撮影を合図するための複
    数種類のナレーション情報を記憶する記憶手段と、 前記カメラ本体に操作可能に設けられ、該操作で発生す
    る指令信号により前記記憶手段からナレーション情報を
    読み出すナレーション指令手段と、 前記カメラ本体に設けられ、前記読み出されたナレーシ
    ョン情報を音声に変換して出力するスピーカと、 を備えることを特徴するカメラ。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は前記カメラ本体内蔵のメ
    モリであることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は前記カメラ本体に挿着さ
    れ、前記被写体像を記録する外部記録媒体であることを
    特徴とする請求項1記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記ナレーション指令手段はプッシュ釦
    から構成され、該プッシュ釦は前記カメラ本体に設けた
    シャッタ操作釦に近接して設けられることを特徴とする
    請求項1記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記カメラ本体に操作可能に設けられ、
    該操作ごとに発生する選択信号により前記記憶手段内の
    ナレーション情報の1つを順に選択するナレーション情
    報選択手段と、前記カメラ本体に設けられ前記ナレーシ
    ョン情報選択手段で選択されたナレーション情報の内容
    を表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求
    項1記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記ナレーション指令手段は、前記カメ
    ラ本体に設けたシャッタ操作釦に組み込まれ、該シャッ
    タ操作釦の半押し状態でオン動作するスイッチから構成
    されることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記カメラ本体に設けられ、カメラをナ
    レーションモードに切り替えるモード切替手段を更に備
    えることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記モード切替手段は、カメラをナレー
    ション録音モードに設定する機能を更に備えることを特
    徴とする請求項7記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 前記モード切替手段がナレーション録音
    モードに設定されている時に前記カメラ本体に内蔵もし
    くは外付けで接続されるマイクを通してピックアップさ
    れたナレーションをナレーション情報として前記記憶手
    段に記録することを特徴とする請求項7または8記載の
    カメラ。
  10. 【請求項10】 前記スピーカは前記カメラ本体の撮影
    レンズ配設側に設けられることを特徴とする請求項1記
    載のカメラ。
  11. 【請求項11】 前記カメラ本体に設けられ、前記スピ
    ーカの音量を調節するボリュームを更に備えることを特
    徴とする請求項1記載のカメラ。
JP10267001A 1998-09-21 1998-09-21 カメラ Pending JP2000098486A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10267001A JP2000098486A (ja) 1998-09-21 1998-09-21 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10267001A JP2000098486A (ja) 1998-09-21 1998-09-21 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000098486A true JP2000098486A (ja) 2000-04-07

Family

ID=17438690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10267001A Pending JP2000098486A (ja) 1998-09-21 1998-09-21 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000098486A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7302171B2 (en) 2004-03-25 2007-11-27 Fujifilm Corporation Lens-fitted photographic film

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7302171B2 (en) 2004-03-25 2007-11-27 Fujifilm Corporation Lens-fitted photographic film

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4550198B2 (ja) 画像再生装置、画像再生方法、画像記録再生方法及びデジタルカメラ
JP2007163589A (ja) 表示装置
JP2007312014A (ja) 撮像装置
JPH03162075A (ja) カメラ
JPH10228483A (ja) 情報処理装置
JP3909614B2 (ja) 情報記録再生装置および記録媒体
JP2004193635A (ja) 画像再生装置
JPH10224684A (ja) 情報処理装置
JP2012257112A (ja) 撮像装置およびプログラム
JP2007049371A (ja) デジタルカメラ及び撮影画像表示制御方法
JP4570171B2 (ja) 情報処理装置および記録媒体
JP2000307902A (ja) カメラ
JP2000098486A (ja) カメラ
JP4562837B2 (ja) 画像再生装置、画像再生方法、画像記録再生方法及びデジタルカメラ
JP4045377B2 (ja) 情報処理装置および記録媒体
JP4013433B2 (ja) 画像再生装置及びデジタルカメラ
JP2004056699A (ja) 動画撮影機能付きカメラ
JP2010124039A (ja) 撮像装置
JP4423681B2 (ja) 情報処理装置および記録媒体
JP2006030874A (ja) 画像記録装置
JP4437562B2 (ja) 情報処理装置および記憶媒体
JP4184166B2 (ja) 音声記録再生装置
JP2004165782A (ja) 電子機器
JP3978522B2 (ja) 電子カメラ
JP2010026459A (ja) 撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050404

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071009

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080226