JP2000097990A - 半導体デバイスのバーンイン試験装置 - Google Patents

半導体デバイスのバーンイン試験装置

Info

Publication number
JP2000097990A
JP2000097990A JP10269164A JP26916498A JP2000097990A JP 2000097990 A JP2000097990 A JP 2000097990A JP 10269164 A JP10269164 A JP 10269164A JP 26916498 A JP26916498 A JP 26916498A JP 2000097990 A JP2000097990 A JP 2000097990A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
burn
semiconductor chip
semiconductor
test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10269164A
Other languages
English (en)
Inventor
Kensaku Naito
健作 内藤
Tsutomu Sakai
務 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP10269164A priority Critical patent/JP2000097990A/ja
Publication of JP2000097990A publication Critical patent/JP2000097990A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2851Testing of integrated circuits [IC]
    • G01R31/2855Environmental, reliability or burn-in testing
    • G01R31/2872Environmental, reliability or burn-in testing related to electrical or environmental aspects, e.g. temperature, humidity, vibration, nuclear radiation
    • G01R31/2874Environmental, reliability or burn-in testing related to electrical or environmental aspects, e.g. temperature, humidity, vibration, nuclear radiation related to temperature

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーンイン試験が行われる複数の被試験デバ
イスの半導体チップ自体の平均温度を精度よく測定す
る。 【解決手段】 試験の対象となる複数の半導体チップに
それぞれ温度測定用配線部を設け、バーンイン試験中に
おける温度測定用配線部の熱による電気抵抗の変化にも
とづいて半導体チップの温度を推定し、温度調節ユニッ
トを制御して各半導体チップの温度を均一にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体デバイス
のバーンイン試験装置、特に、被試験デバイスである半
導体デバイスに温度負荷と電気負荷とを与えるバーンイ
ン(高温連続動作)試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスのバーンイン試験は、半
導体デバイスのスクリーニング工程における初期故障の
検出などに不可欠のものである。図5は、バーンイン試
験に用いられるバーンインボード1を示す平面図であ
る。バーンインボード1は、耐熱性の樹脂等から形成さ
れたボード2と、その上に適宜の間隔で複数個(図では
9個)設けられ、被試験デバイスである半導体デバイス
がそれぞれセットされるソケット3と、ボード2の一端
に設けられ、外部と電気導通をとるための外部端子4
と、ボード2上に設けられ、各ソケット3の端子(図示
せず)と外部端子4とを接続する配線41(一部のみ図
示)とから構成されている。
【0003】このように構成されたバーンインボード1
を図4に示すバーンイン試験容器6にセットする。バー
ンイン試験容器6は、本体を形成する筐体61と、筐体
61の一面に開閉可能に設けられた蓋体63と、筐体6
1の内部で他の一面に設けられたボードコネクタ62
と、筐体61の内部上方に装着され、詳細構成を後述す
る温度調節装置7とから構成されている。上述のバーン
インボード1は、図4に示すように、蓋体63を開いて
筐体61内に挿入され、バーンインボード1の外部端子
4がボードコネクタ62に差し込まれる。
【0004】これによって、バーンインボード1の外部
端子4とボードコネクタ62の各端子とがそれぞれ接続
され、ボードコネクタ62に接続された通電装置(図示
せず)から半導体デバイスに通電される。なお、バーン
イン試験容器6には、温度調節装置7が付設されてお
り、バーンイン試験容器6の内部を高温に保持するよう
にされている。
【0005】また、バーンイン試験容器6の内部温度、
即ち被試験デバイスである半導体デバイスの環境温度T
aは、筐体61の内壁近傍などに設けた温度センサ(図
示せず)により測定され、これをモニタして温度調節装
置7をコントロールすることにより、所定の温度に保持
してバーンイン試験が行われる。しかし、環境温度と被
試験デバイスである半導体チップの表面温度とは異な
り、バーンイン試験では半導体チップの表面温度あるい
は半導体チップ自体の温度が重要であるため、これを検
知するための方策として、半導体チップの空きスペース
のある部分にダイオードを形成し、そのダイオードの電
気的特性の変化から半導体チップのジャンクション温度
を推定することが行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、下記の理由でバーンイン試験を良好に行
うことができなかった。即ち、半導体チップ上にダイオ
ードを形成した場合、温度を測定できるのはダイオード
を形成した部分のみであり、半導体チップの面積が大き
い場合には、そのチップ上で温度のバラツキが生じるた
め、チップ上での平均的な温度を求めることができなか
った。
【0007】また、バーンイン試験中に半導体チップが
故障して電源電流が増加したとき、半導体デバイスに供
給するバーンイン試験装置の通電装置における電源能力
が不足する場合には、供給される電圧が低下し、故障し
た半導体チップ以外の他の半導体チップにおける電源電
圧も低下するため、バーンイン試験中の故障していない
半導体チップが正常に動作せず、スクリーニングの効果
がなくなることもある。更に、故障した半導体チップが
発熱し、そのために半導体デバイスを装着しているソケ
ットの破損やバーンインボード自体が破損することもあ
る。
【0008】この発明は、上述のような事態に対処する
ためになされたもので、バーンイン試験が同時に施され
る複数の被試験デバイスの中の半導体チップ自体の平均
温度を精度よく測定し、コントロールできるバーンイン
試験装置を提供することを目的とする。また、複数の被
試験デバイスの中で、試験中に半導体デバイス自体が破
壊することにより、設定温度範囲を大きく逸脱した半導
体チップについては、通電を停止し、バーンイン試験を
停止できるようにしたバーンイン試験装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のバーンイン試
験装置は、集積回路部と、温度測定用配線部とを有する
半導体チップを含む複数個の半導体デバイスを複数個の
ソケットにそれぞれ装着し、所定温度の環境下におくと
共に、上記各ソケットを通じて上記各半導体チップに通
電し、バーンイン試験を行うようにしたバーンイン試験
装置において、上記温度測定用配線部を、アルミニウ
ム、タングステン、銅、多結晶シリコン、及び上記半導
体チップを構成する半導体基板と同材料のうちの一つま
たは複数の組み合わせによって構成すると共に、上記各
ソケットに対応して設けられる温度調節ユニットと、バ
ーンイン試験中における上記温度測定用配線部の熱によ
る電気抵抗の変化にもとづいて上記各半導体チップの温
度をそれぞれ測定する温度測定手段と、この温度測定手
段の測定結果にもとづいて上記温度調節ユニットの一部
または全部を制御することにより、上記各半導体デバイ
スの温度が同一になるように制御する制御手段とを備え
たものである。
【0010】この発明のバーンイン試験装置は、また、
温度測定用配線部を、半導体チップの集積回路部の配線
形成と同一工程で形成するものである。
【0011】この発明のバーンイン試験装置は、更に、
温度測定用配線部は、半導体チップの集積回路部の配線
形成と同一工程で複数層に形成されたものを相互に接続
して構成したものである。
【0012】この発明のバーンイン試験装置は、更にま
た、集積回路部と、温度測定用配線部とを有する半導体
チップを含む複数個の半導体デバイスを複数個のソケッ
トにそれぞれ装着し、所定温度の環境下におくと共に、
上記各ソケットを通じて上記各半導体チップに通電し、
バーンイン試験を行うようにしたバーンイン試験装置に
おいて、バーンイン試験中に各半導体チップに印加され
る電圧と電流とにもとづいて各半導体チップの温度を演
算する演算手段と、上記各ソケットに対応して設けられ
た温度調節ユニットと、上記演算手段の演算結果にもと
づいて上記温度調節ユニットの一部または全部を制御す
ることにより、上記各半導体デバイスの温度が同一にな
るように制御する制御手段とを備えたものである。
【0013】この発明のバーンイン試験装置は、また、
温度調節ユニットは、温度を調整し得るようにされたヒ
ータと、送風量を調整し得るようにされた送風ファンと
から構成され、各ソケットに装着された半導体デバイス
に個別に対応し得るように設けられているものである。
【0014】この発明のバーンイン試験装置は、また、
温度測定手段または演算手段によって得られた各半導体
デバイスの温度を各半導体デバイス毎に所定の温度範囲
と照合し、上記所定の温度範囲を越えた半導体デバイス
への通電を停止してバーンイン試験を停止すると共に、
通電を停止した半導体デバイス及び通電停止時間を記憶
するようにしたものである。
【0015】この発明のバーンイン試験装置は、複数の
ソケットにそれぞれセットされた半導体デバイスの半導
体チップ自体の温度を、半導体チップに設けた温度測定
用配線部の電気抵抗を測定することにより、あるいは、
半導体チップの電源電圧と電流を測定することにより、
各デバイス毎にモニタすることができるため、その結果
に応じてバーンイン試験装置の各半導体デバイスに対応
して設けられている温度調節ユニットの一部または全部
を制御し、複数の半導体チップのそれぞれの温度を精度
よく均一にコントロールすることができる。
【0016】また、この発明のバーンイン試験装置は、
温度測定手段または演算手段によって得られた各半導体
デバイスの温度を所定の温度範囲と照合し、その温度範
囲を越えた半導体デバイスへの通電を停止してバーンイ
ン試験を停止すると共に、通電を停止した半導体デバイ
ス及び通電停止時間を記憶するようにしているため、通
電停止時間と通電開始時間とから通電時間を求め、半導
体チップの寿命を推定することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1によるバーンイン試験装置の概略図であ
る。この図において、6はバーンイン試験容器で、図4
に示すボードコネクタ62が複数個、水平方向に所定間
隔で配置され、各ボードコネクタにそれぞれ、バーンイ
ンボード1の外部端子4を差し込む形で、複数のバーン
インボード1を装着する。図ではバーンインボード1の
図示を省略し、そのソケット2個にセットされた半導体
デバイスの半導体チップ5を拡大して示している。
【0018】半導体チップ5は、図2にその平面図を示
すように、集積回路部51と、温度測定用配線部52
と、集積回路部51に接続された通電用パッド53と、
温度測定用配線部52に接続された接続パッド54とを
有し、周知のDIPやSOJ、フラットパッケージなど
の所定のパッケージに封止されて半導体デバイスとして
構成されるものである。
【0019】なお、温度測定用配線部52は、集積回路
部51の配線形成と同一工程で所定の個所に形成される
ものである。従って、集積回路部51の配線と同材料で
同時に形成され、集積回路部51の配線が絶縁層を介し
て複数層に形成される場合は、温度測定用配線部52も
複数層に形成される。
【0020】集積回路部51の各層の配線材料は、各層
で要求される機能に応じてアルミニウム、タングステ
ン、銅、多結晶シリコンあるいは半導体基板と同材料な
どが選択的に使用され、各層毎に異なった材料で構成さ
れることもある。この場合、各層の温度測定用配線部5
2は、材料が同じ場合も異なる場合も、各層間の絶縁層
に形成されるスルーホール等を介して相互に接続され、
半導体チップ内に立体的に配置された温度測定用配線部
52を構成する。上述のように、異なった材料を接続す
る形で温度測定用配線部を構成するようにすれば、総合
的な電気抵抗を温度の測定し易い値にすることが可能と
なる。また、各層に配置された配線材料を相互に接続す
ることにより、温度測定用配線部が半導体チップ全体を
巡ることになるため、半導体チップ全体の温度、あるい
は発熱する個所により近い個所の温度を的確に検知する
ことが可能となる。更に、温度測定用配線部を立体的に
配置することになるため、半導体チップを小さく作るこ
とにも寄与し得る。
【0021】7はバーンイン試験容器6の上方に設けら
れた温度調節装置で、加熱用のヒータ72と、ヒータ近
傍に設けられて温風を供給する送風ファン71とからな
る温度調節ユニット70が各ソケット3あるいは各半導
体チップ5に対応して、ソケット3あるいは半導体チッ
プ5と同数設けられている。また、81はバーンイン試
験容器6のボードコネクタ62に接続され、これを介し
て各半導体チップ5の集積回路部51に個別に通電する通
電装置、82は半導体チップ5の温度測定用配線部52
の電気抵抗の変化を個別にモニタし、半導体チップの温
度Tcを半導体デバイス毎に測定する電圧電流測定器、
83は電圧電流測定器82によって測定された結果にも
とづいて温度調節装置7の温度調節ユニット70の温風
量を個別に制御し、個々の半導体チップ5の温度を制御
する制御装置である。
【0022】次に実施の形態1の動作について説明す
る。バーンイン試験は、通電装置81から各半導体チッ
プ5の集積回路部51に個別に電気負荷を与えると共
に、温度調節装置7から温風を供給することで行われ
る。各半導体チップ5の温度を電圧電流測定器82によ
ってモニタし、そのモニタ結果にもとづいて制御装置8
3が、個々の温度調節ユニット70の送風量をコントロ
ールする。制御装置83には、バーンイン試験における
半導体チップ温度Tcの許容範囲があらかじめ記憶され
ており、モニタ結果と比較しながら温度調節ユニット7
0をコントロールするようプログラムされている。
【0023】また、半導体チップ5の温度モニタは、電
圧電流測定器82によって温度測定用配線部52の電気
抵抗を測定することにより行われる。即ち、温度測定用
配線部52の電気抵抗は、図3に示すように、温度上昇
に対してリニアに変化するため、電気抵抗の変化を検出
することにより、半導体チップの温度Tcを正確に求め
ることができるものである。
【0024】半導体チップ5自体の温度は、通常、試験
装置内部の位置によって異なる環境温度に依存するだけ
でなく、集積回路部51における発熱と外部への放熱に
も依存し、しかも、この発熱量および放熱量は装着状態
等によるバラツキが極めて大きいため、精度よく測定す
ることは容易ではないが、この実施の形態1によれば、
上述のように、半導体チップ5に設けた温度測定用配線
部52によって半導体チップ温度Tcを個別にモニタし
ているので、全ての半導体チップ5の温度の直接測定が
精度よくできるものである。
【0025】このモニタ結果を用いることにより、バー
ンイン試験装置の発熱量や風量を個々の半導体チップ毎
にコントロールでき、全体の複数の半導体チップ5の表
面温度Tcも精度よく均一にコントロールすることがで
きる。即ち、温度の高いデバイスでは温度調節ユニット
70のヒータ72の温度を下げ、また、温度の低いデバ
イスではヒータ72の温度を上げるなど発熱量を個々の
半導体デバイスで異ならせることにより、温度の均一化
を図ることができ、スクリーニングの正確化と、歩留り
の向上を同時に実現できる。
【0026】実施の形態2.図6は、この発明の実施の
形態2によるバーンイン試験装置の概略図である。この
図において、図1に示す装置と同一または相当部分には
同一符号を付して説明を省略する。この実施の形態は、
実施の形態1とおおむね同一の構成であるが、半導体チ
ップ5に温度測定用配線部52が設けられていない点で
相違する。従って、半導体チップ5は、その平面図を図
7に示すように、集積回路部51とそれに接続された通
電用パッド53とから構成され、封止は従来と同様の構
成でなされる。バーンイン試験時には、電圧電流測定器
82が半導体チップ5の動作中における電源電圧および
電源電流を個別にモニタすると共に、それぞれの値にも
とづいて半導体チップの温度Tcを演算し、その演算値
をもって各デバイス毎の温度を推定するようにしてい
る。
【0027】即ち、半導体チップの動作中における電源
電圧および電源電流と半導体チップ温度との関係は、図
8に示すようになっているため、半導体チップ5の温度
は、電源電圧一定の場合、その電源電流によって決まる
ことから、半導体チップ温度Tcを演算によって正確に
求めることができる。
【0028】半導体チップ5自体の温度は、上述したよ
うに、通常は、試験装置内部の位置によって異なる環境
温度Taに依存するだけでなく、集積回路部51におけ
る発熱と外部への放熱にも依存し、しかもこの発熱量お
よび放熱量は装着状態等によるバラツキが極めて大きい
ため、精度よく測定することは容易ではないが、この実
施の形態2によれば、半導体チップ5の電源電圧および
電源電流を個別に測定することで半導体チップ温度Tc
を個別に演算することができ、全ての半導体チップ5の
温度を正確に求めることができる。
【0029】このモニタ結果にもとづいて、バーンイン
試験装置の発熱量や風量を個々の半導体チップ毎にコン
トロールできる点については、実施の形態1と同様であ
り、各デバイスについて温度の均一化を図ることがで
き、スクリーニングの正確化と歩留りの向上を同時に実
現できる。
【0030】実施の形態3.以下、この発明の実施の形
態3について説明する。バーンイン試験中に半導体チッ
プ5自体が故障して半導体チップに異常発熱が発生した
り、また、半導体チップ自体が動作しなくなって発熱も
しなくなる場合がある。更に、高温でのバーンイン試験
時に、電源電圧や電源電流にノイズが含まれると、半導
体チップが異常動作をおこし発熱する場合がある。この
ようなケースは、いずれも実施の形態1および2による
半導体チップの温度測定で検知することができるが、こ
の実施の形態では、検知された温度を所定の温度範囲と
照合し、正常温度範囲を逸脱している場合には、半導体
チップへの通電を停止し、その異常半導体チップのみバ
ーンイン試験を停止するようにしたものである。その
際、その停止時間を記憶し、全てのデバイスの試験が終
了した後に正常半導体デバイスと異常半導体デバイスの
認識と共に、正常デバイスについては全通電時間を、ま
た異常デバイスについては試験開始時間と停止時間とか
ら通電時間をそれぞれ求めてこれを記憶し、半導体チッ
プの寿命の推定に利用するものである。
【0031】
【発明の効果】以上のように、この発明のバーンイン試
験装置によれば、半導体デバイス内部の半導体チップ自
体に、アルミニウム、タングステン、銅、多結晶シリコ
ン、及び上記半導体チップを構成する半導体基板と同材
料のうちの一つまたは複数の組み合わせによって構成し
た温度測定用配線部を設けて、その電気抵抗を測定し、
また、半導体チップの電圧および電流を測定して半導体
チップ温度を演算する形でモニタし、これによってバー
ンイン試験装置の各半導体チップに対応している温度調
節ユニットの送風温度や送風量を個別にコントロールし
ているため、個々の半導体チップの温度を精度よく均一
にコントロールすることができる。
【0032】また、温度測定用配線部は、半導体チップ
の集積回路部の配線形成と同一工程で形成されるもので
あるため、半導体チップ形成後に新たに温度測定用配線
部を形成するような手間を必要としない。更に、温度測
定用配線部は、半導体チップの集積回路部の配線形成と
同一工程で複数層に形成されたものを相互に接続するよ
うにしているため、温度測定用配線部が半導体チップ全
体を巡ることになり、従って、半導体チップ全体の温
度、あるいは発熱する個所により近い個所の温度を的確
に検知することが可能となる。
【0033】また、温度測定用配線部が半導体チップ内
で立体的に配置されることになるため、半導体チップを
小さく作ることにも寄与し得る。また、この半導体チッ
プの温度モニタから故障あるいは異常動作によって所定
の温度範囲を逸脱した半導体チップの試験を停止するよ
うにしたため、高歩留りであって、簡単かつ精度のよい
バーンイン試験を行うことが可能になる。更に、半導体
チップの試験を停止する際、停止する半導体チップと、
停止時間とを記憶するようにしているため、全てのデバ
イスの試験が終了した後に正常半導体デバイスと異常半
導体デバイスの認識と共に、正常デバイスについては全
通電時間を、また異常デバイスについては試験開始時間
と停止時間とから通電時間をそれぞれ求めてこれを記憶
することにより、バーンイン試験を実施した各半導体チ
ップの寿命を推定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるバーンイン試
験装置を示す概略図である。
【図2】 実施の形態1における半導体チップの構成を
示す平面図である。
【図3】 実施の形態1において半導体チップに設けら
れた温度測定用配線部の温度と電気抵抗との関係を示す
特性図である。
【図4】 バーンイン試験容器の概略構成を示す斜視図
である。
【図5】 バーンインボードの構成を示す概略図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態2によるバーンイン試
験装置を示す概略図である。
【図7】 実施の形態2における半導体チップの構成を
示す平面図である。
【図8】 実施の形態2における半導体チップの電圧、
電流と温度との関係を示す特性図である。
【符号の説明】 1 バーンインボード、 2 ボード、 3 ソケッ
ト、4 バーンインボードの外部端子、 41 配線、
5 半導体チップ、51 集積回路部、 52 温度
測定用配線部、 53 通電用パッド、54 接続パッ
ド、 6 バーンイン試験容器、 61 筐体、62
ボードコネクタ、 63 蓋体、 7 温度調節装置、
70 温度調節ユニット、 71 送風ファン、 72
ヒータ 81 通電装置、 82 電圧電流測定器、 83 制
御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G003 AA07 AB06 AB16 AC01 AD02 AG01 AH05 AH07 4M106 AA04 AA08 AB12 AB16 AC02 BA14 CA10 CA56 DH01 DH46

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路部と、温度測定用配線部とを有
    する半導体チップを含む複数個の半導体デバイスを複数
    個のソケットにそれぞれ装着し、所定温度の環境下にお
    くと共に、上記各ソケットを通じて上記各半導体チップ
    に通電し、バーンイン試験を行うようにしたバーンイン
    試験装置において、上記温度測定用配線部を、アルミニ
    ウム、タングステン、銅、多結晶シリコン、及び上記半
    導体チップを構成する半導体基板と同材料のうちの一つ
    または複数の組み合わせによって構成すると共に、上記
    各ソケットに対応して設けられる温度調節ユニットと、
    バーンイン試験中における上記温度測定用配線部の熱に
    よる電気抵抗の変化にもとづいて上記各半導体チップの
    温度をそれぞれ測定する温度測定手段と、この温度測定
    手段の測定結果にもとづいて上記温度調節ユニットの一
    部または全部を制御することにより、上記各半導体デバ
    イスの温度が同一になるように制御する制御手段とを備
    えたことを特徴とする半導体デバイスのバーンイン試験
    装置。
  2. 【請求項2】 温度測定用配線部は、半導体チップの集
    積回路部の配線形成と同一工程で形成されたものである
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体デバイスのバー
    ンイン試験装置。
  3. 【請求項3】 温度測定用配線部は、半導体チップの集
    積回路部の配線形成と同一工程で複数層に形成されたも
    のを相互に接続して構成したものであることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体デバイスのバーンイン試験装
    置。
  4. 【請求項4】 集積回路部と、温度測定用配線部とを有
    する半導体チップを含む複数個の半導体デバイスを複数
    個のソケットにそれぞれ装着し、所定温度の環境下にお
    くと共に、上記各ソケットを通じて上記各半導体チップ
    に通電し、バーンイン試験を行うようにしたバーンイン
    試験装置において、バーンイン試験中に各半導体チップ
    に印加される電圧と電流とにもとづいて各半導体チップ
    の温度を演算する演算手段と、上記各ソケットに対応し
    て設けられた温度調節ユニットと、上記演算手段の演算
    結果にもとづいて上記温度調節ユニットの一部または全
    部を制御することにより、上記各半導体デバイスの温度
    が同一になるように制御する制御手段とを備えたことを
    特徴とする半導体デバイスのバーンイン試験装置。
  5. 【請求項5】 温度調節ユニットは、温度を調整し得る
    ようにされたヒータと、送風量を調整し得るようにされ
    た送風ファンとから構成され、各ソケットに装着された
    半導体デバイスに個別に対応し得るように設けられてい
    ることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の半導体デバイスのバーンイン試験装置。
  6. 【請求項6】 請求項1における温度測定手段または請
    求項4における演算手段によって得られた各半導体デバ
    イスの温度を各半導体デバイス毎に所定の温度範囲と照
    合し、上記所定の温度範囲を越えた半導体デバイスへの
    通電を停止してバーンイン試験を停止すると共に、通電
    を停止した半導体デバイス及び通電停止時間を記憶する
    ようにしたことを特徴とする半導体デバイスのバーンイ
    ン試験装置。
JP10269164A 1998-09-24 1998-09-24 半導体デバイスのバーンイン試験装置 Withdrawn JP2000097990A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10269164A JP2000097990A (ja) 1998-09-24 1998-09-24 半導体デバイスのバーンイン試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10269164A JP2000097990A (ja) 1998-09-24 1998-09-24 半導体デバイスのバーンイン試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000097990A true JP2000097990A (ja) 2000-04-07

Family

ID=17468578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10269164A Withdrawn JP2000097990A (ja) 1998-09-24 1998-09-24 半導体デバイスのバーンイン試験装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000097990A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005530178A (ja) * 2002-06-19 2005-10-06 フォームファクター,インコーポレイテッド 品質保証ダイを得るためのテスト方法
US7023229B2 (en) 2001-12-19 2006-04-04 Fujitsu Limited Dynamic burn-in equipment
KR100613170B1 (ko) * 2004-10-12 2006-08-17 삼성전자주식회사 매트릭스 스위치를 이용한 온도 측정 장치, 반도체 패키지및 냉각 시스템
US7449904B2 (en) 2001-07-02 2008-11-11 Intel Corporation Integrated circuit burn-in methods and apparatus
US7498830B2 (en) 2004-07-30 2009-03-03 Espec Corp. Burn-in apparatus
US7558064B2 (en) 2004-07-30 2009-07-07 Espec Corp. Cooling apparatus

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7449904B2 (en) 2001-07-02 2008-11-11 Intel Corporation Integrated circuit burn-in methods and apparatus
US7023229B2 (en) 2001-12-19 2006-04-04 Fujitsu Limited Dynamic burn-in equipment
JP2005530178A (ja) * 2002-06-19 2005-10-06 フォームファクター,インコーポレイテッド 品質保証ダイを得るためのテスト方法
US7694246B2 (en) 2002-06-19 2010-04-06 Formfactor, Inc. Test method for yielding a known good die
KR101176858B1 (ko) * 2002-06-19 2012-08-23 폼팩터, 인크. 인지된 양호한 다이를 산출하기 위한 테스트 방법
US7498830B2 (en) 2004-07-30 2009-03-03 Espec Corp. Burn-in apparatus
US7558064B2 (en) 2004-07-30 2009-07-07 Espec Corp. Cooling apparatus
KR100613170B1 (ko) * 2004-10-12 2006-08-17 삼성전자주식회사 매트릭스 스위치를 이용한 온도 측정 장치, 반도체 패키지및 냉각 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960003987B1 (ko) 번-인장치 및 방법
US7394271B2 (en) Temperature sensing and prediction in IC sockets
US5359285A (en) Method and apparatus for varying temperature and electronic load conditions of a semiconductor device in a burn-in test chamber while performing a burn-in test
EP0523735B1 (en) Burn-in apparatus and method
EP1866656A2 (en) Temperature sensing and prediction in ic sockets
JP2962129B2 (ja) 半導体試験装置
CN103777095A (zh) 电路的冷却部的异常检查系统
US20070009240A1 (en) Semiconductor test device
CN112119487A (zh) 检查装置和温度控制方法
JP2000097990A (ja) 半導体デバイスのバーンイン試験装置
JP2009115456A (ja) ハンドラ、テストトレイおよびメモリ装置
JP4514787B2 (ja) 電子部品試験装置および電子部品試験装置における温度制御方法
JPH0536793A (ja) バーンイン方法および装置
KR950014680B1 (ko) 번-인장치 및 방법
JP2002350491A (ja) 半導体回路の検査方法および検査装置
JPH0536773A (ja) バーンイン方法および装置
JPH1144727A (ja) 回路基板検査装置
JPH0536783A (ja) バーンイン方法および装置
JPH0536779A (ja) バーンイン方法および装置
JPH0536782A (ja) バーンイン方法および装置
JPH0536785A (ja) バーンイン方法および装置
JPH0536784A (ja) バーンイン方法および装置
JPH0536789A (ja) バーンイン方法および装置
JPH0536786A (ja) バーンイン方法および装置
JPH0536788A (ja) バーンイン方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060110