JP2000097482A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2000097482A
JP2000097482A JP10266224A JP26622498A JP2000097482A JP 2000097482 A JP2000097482 A JP 2000097482A JP 10266224 A JP10266224 A JP 10266224A JP 26622498 A JP26622498 A JP 26622498A JP 2000097482 A JP2000097482 A JP 2000097482A
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compressor
rectifier
slip
unit
phase
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JP10266224A
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English (en)
Inventor
泉 ▲よし▼田
Izumi Yoshida
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータの動作に遅れることなく、整流回路の
出力電圧を俊敏に変化させて安定な運転を行う。 【解決手段】 三相交流を直流に変換する三相一括形整
流器3と、直流を任意の交流に変換する電力変換器9
と、これにより制御される圧縮機10と、圧縮機10の
吐出圧力を検出する吐出圧力検出器12と、吐出圧力か
ら圧縮機10の回転数を検出する圧縮機駆動周波数分析
部19と、圧縮機駆動周波数と出力指令周波数からすべ
りを求めるすべり演算部20と、指令周波数に応じ基準
すべりを演算する基準すべり演算部21と、基準すべり
と実際のすべりを比較し電圧変更量を決める直流電圧変
更部22と、算出した直流電圧指令値により三相一括形
整流器3を駆動するパルス生成部23により構成する事
により、モータの変化に機敏に対応し、安定な運転がで
きる空気調和装置を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三相一括形整流器
を搭載した空気調和装置における、三相一括形整流器の
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インバータを中心とするコンデン
サインプット形の構造を持つ電源の急速な普及により、
電源系統に発生する高調波電流成分が大きな社会問題と
なってきている。これは、省エネに対する市場の要求に
答えるためインバータを搭載している空気調和装置に対
しても同様の問題となっている。
【0003】図6は、電源系統に発生する高調波電流抑
制対策として一般的な、直流部にチョッパを構成した三
相一括方式の高力率整流回路の回路図である。同図にお
いて、6個のダイオードD1〜D6がブリッジ接続され
ており、これらが整流部を構成している。
【0004】この整流部の交流側端子、すなわち、直列
接続されたダイオードD1,D2の相互接合点、ダイオ
ードD3,D4の相互接合点及びダイオードD5,D6
の相互接合点がそれぞれ、リアクトルL1,L2,L3
を介して、三相の交流電源PSに接続されている。
【0005】一方、ダイオードD1,D2の直列回路,
ダイオードD3,D4の直列回路,ダイオードD5,D
6の直列回路を互いに並列接続した両端、すなわち、整
流部の直流側端子間に、IGBTを用いたトランジスタ
TX1とダイオードD7でなるチョッパ回路が接続され
ている。
【0006】また、整流部の直流側端子間に、平滑コン
デンサC1と、負荷抵抗RLとが接続されており、この
直流部の電圧と基準電圧Vrefを比較し、同じ値にな
るようにIGBTを駆動するパルスのデューティーを変
化する波形発生部により構成されている。
【0007】この高力率整流回路の動作原理は公知であ
るので、その詳しい説明を省略するが、トランジスタT
X1のゲートに、電源周波数よりもはるかに高い周波数
のオン,オフ信号を加えて、トランジスタTX1をオ
ン,オフさせたとき、リアクトルL1,L2,L3の電
源側における相電流、すなわち、入力電流を歪分の少な
い正弦波に近付けることができるものである。
【0008】そして、この高力率整流回路は、コンデン
サ入力形整流回路に、若干の素子を加えるだけで済み、
その制御も電流値等の検出やPWM制御(パルス幅変調
制御)のような複雑な制御を必要としないため、簡易な
構成で入力電流の波形及び力率を改善できる特徴を有し
ている。
【0009】モータ制御において、誘導電動機のモータ
力率を検出して基準値と比較し、その結果に基づいて出
力電圧を制御するようにした例は、特開昭56−107
793号,特開昭64−50792号および特開平2−
17595号公報に示されている。
【0010】また、誘導電動機のすべりを検出して基準
値と比較し、その結果に基づいて出力電圧を制御するよ
うにして例は、特開昭55−17210号,特開昭56
−166788号及び特開昭58−175989号公報
に示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の三相一括方式を
とる高力率整流回路では、出力電圧を制御する検出部と
して、インバータに印加される前の電圧をフィードバッ
クするために、整流回路がモータの俊敏な変化に追従で
きず、モータに印加する電圧・電流の過不足が生じるな
どの課題があった。また、すべり周波数の検出に関して
は、空気調和装置を対象にした場合、回転数検出装置の
取り付けが不可能であるため、実施することができな
い。
【0012】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、モータの動作に遅れることなく、整流回
路の出力電圧を俊敏に変化させて、モータに印加する電
圧・電流の過不足を未然に防ぎ、安定な運転ができる空
気調和装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、三相交流電源を決められた直流出力に変換
する三相一括形整流器と、三相一括形整流器で作られた
直流を任意の交流に変換する電力変換器と、電力変換器
により回転数制御される圧縮機と、圧縮機の吐出圧力あ
るいは吸入圧力を検出する圧力検出器と、圧力検出器の
出力信号から圧縮機の実際の回転数を検出する圧縮機駆
動周波数分析部と、圧縮機駆動周波数分析部の出力信号
と電力変換器への指令周波数からすべりを求めるすべり
演算部と、電力変換器の指令周波数から指令周波数に応
じた基準すべりを演算する基準すべり演算部と、基準す
べり演算部の出力信号とすべり演算部の出力信号を比較
しその量に応じた電圧変更量を演算する直流電圧変更部
と、直流電圧変更部の出力信号から三相一括形整流器を
駆動するパルスを生成するパルス生成部により構成され
ている。
【0014】本発明によれば、従来の様に出力電圧を制
御する検出部として、インバータに印加される前の電圧
をフィードバックせず、空気調和装置の場合の特有の情
報である圧力から周波数分析によりすべりを検出し、そ
のときの負荷量と位置づけ、これにより三相一括形整流
器の出力電圧を増減することにより、モータの動作に遅
れることなく、整流回路の出力電圧を俊敏に変化させる
ことができるため、モータに印加する電圧・電流の過不
足を未然に防ぎ、安定な運転ができる空気調和装置を提
供することが可能となる。
【0015】また、他の本発明は、三相交流電源を決め
られた直流出力に変換する三相一括形整流器と、三相一
括形整流器で作られた直流を任意の交流に変換する電力
変換器と、電力変換器により回転数制御される圧縮機
と、圧縮機の吐出圧力を検出する吐出圧力検出器と、圧
縮機の吸入圧力を検出する吸入圧力検出器と、吐出圧力
検出器と吸入圧力検出器の出力信号から圧縮機の差圧を
検出する圧縮機差圧検出部と、電力変換器への指令周波
数から基準差圧を演算する基準差圧演算部と、圧縮機差
圧検出部の出力信号と基準差圧演算部の出力信号を比較
しその量に応じた電圧変更量を演算する直流電圧変更部
と、直流電圧変更部の出力信号から三相一括形整流器を
駆動するパルスを生成するパルス生成部により構成され
ている。
【0016】この本発明によれば、従来の様に出力電圧
を制御する検出部として、インバータに印加される前の
電圧をフィードバックせず、空気調和装置の場合の特有
の情報である圧縮機の差圧をそのときの負荷量と位置づ
け、これにより三相一括形整流器の出力電圧を増減する
ことにより、周波数分析を行うことができるほどマイク
ロコンピュータに能力がない場合においても、モータの
動作に遅れることなく、整流回路の出力電圧を俊敏に変
化させることができるため、モータに印加する電圧・電
流の過不足を未然に防ぎ、安定な運転ができる空気調和
装置を提供することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、三相交流電源を決められた直流出力に変換する三相
一括形整流器と、前記三相一括形整流器で作られた直流
を任意の交流に変換する電力変換器と、前記電力変換器
により回転数制御される圧縮機と、前記圧縮機の吐出圧
力あるいは吸入圧力を検出する圧力検出器と、前記圧力
検出器の出力信号から圧縮機の実際の回転数を検出する
圧縮機駆動周波数分析部と、前記圧縮機駆動周波数分析
部の出力信号と前記電力変換器への指令周波数からすべ
りを求めるすべり演算部と、前記電力変換器の指令周波
数から指令周波数に応じた基準すべりを演算する基準す
べり演算部と、前記基準すべり演算部の出力信号と前記
すべり演算部の出力信号を比較しその量に応じた電圧変
更量を演算する直流電圧変更部と、前記直流電圧変更部
の出力信号から前記三相一括形整流器を駆動するパルス
を生成するパルス生成部により構成されている。
【0018】このような構成をとることにより、従来の
様に出力電圧を制御する検出部として、インバータに印
加される前の電圧をフィードバックせず、空気調和装置
の場合の特有の情報である圧力から周波数分析によりす
べりを検出し、そのときの負荷量と位置づけ、これによ
り三相一括形整流器の出力電圧を増減することにより、
モータの動作に遅れることなく、整流回路の出力電圧を
俊敏に変化させることができるため、モータに印加する
電圧・電流の過不足を未然に防ぎ、安定な運転ができる
空気調和装置の提供が可能となる。
【0019】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
三相交流電源を決められた直流出力に変換する三相一括
形整流器と、前記三相一括形整流器で作られた直流を任
意の交流に変換する電力変換器と、前記電力変換器によ
り回転数制御される圧縮機と、前記圧縮機の吐出圧力を
検出する吐出圧力検出器と、前記圧縮機の吸入圧力を検
出する吸入圧力検出器と、前記吐出圧力検出器と前記吸
入圧力検出器の出力信号から圧縮機の差圧を検出する圧
縮機差圧検出部と、前記電力変換器への指令周波数から
基準差圧を演算する基準差圧演算部と、前記圧縮機差圧
検出部の出力信号と前記基準差圧演算部の出力信号を比
較しその量に応じた電圧変更量を演算する直流電圧変更
部と、前記直流電圧変更部の出力信号から前記三相一括
形整流器を駆動するパルスを生成するパルス生成部によ
り構成されている。
【0020】このような構成をとることにより、従来の
様に出力電圧を制御する検出部として、インバータに印
加される前の電圧をフィードバックせず、空気調和装置
の場合の特有の情報である圧縮機の差圧をそのときの負
荷量と位置づけ、これにより三相一括形整流器の出力電
圧を増減することにより、周波数分析を行うことができ
るほどマイクロコンピュータに能力がない場合において
も、モータの動作に遅れることなく、整流回路の出力電
圧を俊敏に変化させることができるため、モータに印加
する電圧・電流の過不足を未然に防ぎ、安定な運転がで
きる空気調和装置の提供が可能となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1から図5
を用いて説明する。
【0022】(実施例1)図1は本発明の実施例1の三
相一括形整流器を持つ空気調和装置の概略構成図、図2
は同実施例の三相一括形整流器3の詳細構成図、図3は
基準すべり演算部21の指令周波数Finvと基準すべ
りSrefの関係を示す特性図である。
【0023】図1において、10は圧縮機,12は圧縮
機10の吐出圧力を検出する圧力検出器,13は四方
弁,17は室内熱交換器,16は減圧装置,14は室外
熱交換器であり、これらを環状に連結して冷凍回路を構
成している。
【0024】2は室内ファン,15は室外ファンであ
る。18は三相一括整流器の制御を行う整流器制御装置
であり、1は三相交流電源である。すなわち30は室内
機,31は室外機の構成となっている。
【0025】図2は三相一括整流器3の構成図である。
リアクトル4a,4b,4cの一方は三相交流電源1に
接続され、他方は一般的な三相整流を行うダイオードブ
リッジ5に接続されている。ダイオードブリッジ5で整
流された直流を任意の直流電圧に昇圧するために、ダイ
オードブリッジ5の直流側端子間に、IGBTを用いた
トランジスタ6と整流ダイオード7でなるチョッパ回路
が接続され、その出力側端子間に接続された電解コンデ
ンサ8に電荷が蓄積される。
【0026】以下整流器制御装置18について図1から
図3を用いて説明する。図1において、圧縮機10に接
続された圧力検出器12の出力信号には圧縮機10の実
際の回転数情報が含まれている。この圧力検出器12の
出力信号に対し周波数分析をかけ、圧縮機10の実際の
駆動周波数を検出するのが圧縮機駆動周波数分析部19
である。この圧縮機駆動周波数分析部19は、例えばソ
フトウエアで構成されたデジタルフィルタで実現され
る。
【0027】すべり演算部20では、圧縮機駆動周波数
分析部19から出力された圧縮機10の実際の駆動周波
数fcompと、電力変換器9を制御する指令周波数f
invから次式に従いすべりSを求める。
【0028】S=finv−fcomp 基準すべり演算部21では、電力変換器9への指令周波
数finvに応じた基準すべりSrefを図3に示す指
令周波数Finvと基準すべりSrefの関係に従い求
め、直流電圧変更部22に出力する。直流電圧変更部2
2では、すべり演算部20が出力するすべりSと基準す
べり演算部21が出力する基準すべりSrefから次式
に従い直流電圧指令値Vdcを求め、パルス生成部23
に出力する。
【0029】 Vdc=Vref+K0×(S−Sref) ここで、Vrefは、基本となる直流出力電圧であり、
K0は、比例係数である。
【0030】パルス生成部23では、直流電圧変更部2
2の出力である直流電圧指令値Vdcに応じたパルスを
生成し、三相一括形整流器3のトランジスタ6を駆動す
る。
【0031】以上のように本実施例の空気調和装置は、
三相交流電源1を決められた直流出力に変換する三相一
括形整流器3と、三相一括形整流器3で作られた直流を
任意の交流に変換する電力変換器9と、電力変換器9に
より回転数制御される圧縮機10と、圧縮機10の吐出
圧力を検出する吐出圧力検出器12と、吐出圧力検出器
12の出力信号から圧縮機10の実際の回転数を検出す
る圧縮機駆動周波数分析部19と、圧縮機駆動周波数分
析部19の出力信号と電力変換器9への指令周波数から
すべりを求めるすべり演算部20と、電力変換器9の指
令周波数から指令周波数に応じた基準すべりを演算する
基準すべり演算部21と、基準すべり演算部21の出力
信号とすべり演算部20の出力信号を比較しその量に応
じた電圧変更量を演算する直流電圧変更部22と、直流
電圧変更部22の出力信号から三相一括形整流器3を駆
動するパルスを生成するパルス生成部23により構成さ
れている。
【0032】そして、このような構成をとることによ
り、従来の様に出力電圧を制御する検出部として、イン
バータに印加される前の電圧をフィードバックせず、空
気調和装置の場合の特有の情報である圧力から周波数分
析によりすべりを検出し、そのときの負荷量と位置づ
け、これにより三相一括形整流器3の出力電圧を増減す
ることにより、圧縮機モータの動作に遅れることなく、
整流回路の出力電圧を俊敏に変化させることができるた
め、圧縮機モータに印加する電圧・電流の過不足を未然
に防ぎ、安定な運転ができる空気調和装置の提供が可能
となる。
【0033】(実施例2)図4は本発明の実施例2の三
相一括形整流器を持つ空気調和装置の概略構成図、図5
は基準差圧演算部26の指令周波数Finvと基準差圧
Prefの関係を示す特性図である。
【0034】図4に関して冷凍回路に関する説明は実施
例1と重複するため省略するが、実施例1と異なる点は
圧縮機10の吸入側および吐出側に圧力検出器11,1
2を備えている点である、吸入側に追加された圧力検出
器を吸入圧力検出器11とする。
【0035】以下、整流器制御装置24について、図4
および図5を用いて説明する。圧縮機10の吐出側およ
び吸入側の圧力をそれぞれ吐出圧力検出器12および吸
入圧力検出器11により検出する。圧縮機差圧検出部2
5では、吐出圧力検出器12の出力Paおよび吸入圧力
検出器11の出力Pbより圧縮機の差圧Pを以下の式に
従い演算する。
【0036】P=|Pa−Pb| 基準差圧演算部26では、図5に示す指令周波数Fin
vと基準差圧Prefの関係に従い電力変換器への指令
周波数finvに応じた基準差圧Prefを直流電圧変
更部27に出力する。
【0037】直流電圧変更部27では、次式に従い基準
差圧演算部26の出力である基準差圧Prefと圧縮機
差圧検出部25の出力である圧縮機の差圧Pを用い、直
流電圧指令値Vdcを求め、パルス生成部23に出力す
る。
【0038】 Vdc=Vref+k1×(P−Pref) ここで、Vrefは、基本となる直流出力電圧であり、
K1は、比例係数である。
【0039】パルス生成部23では、直流電圧変更部2
2の出力である直流電圧指令値Vdcに応じたパルスを
生成し、三相一括形整流器3のトランジスタ6を駆動す
る。
【0040】以上のように本実施例の空気調和装置は、
三相交流電源1を決められた直流出力に変換する三相一
括形整流器3と、三相一括形整流器3で作られた直流を
任意の交流に変換する電力変換器9と、電力変換器9に
より回転数制御される圧縮機10と、圧縮機10の吐出
圧力を検出する吐出圧力検出器12と、圧縮機10の吸
入圧力を検出する吸入圧力検出器11と、吐出圧力検出
器12と吸入圧力検出器11の出力信号から圧縮機10
の差圧を検出する圧縮機差圧検出部25と、電力変換器
9への指令周波数から基準差圧を演算する基準差圧演算
部26と、圧縮機差圧検出部25の出力信号と基準差圧
演算部26の出力信号を比較しその量に応じた電圧変更
量を演算する直流電圧変更部27と、直流電圧変更部2
7の出力信号から三相一括形整流器3を駆動するパルス
を生成するパルス生成部23により構成されている。
【0041】そして、このような構成をとることによ
り、従来の様に出力電圧を制御する検出部として、イン
バータに印加される前の電圧をフィードバックせず、空
気調和装置の場合の特有の情報である圧縮機10の差圧
をそのときの負荷量と位置づけ、これにより三相一括形
整流器3の出力電圧を増減することにより、周波数分析
を行うことができるほどマイクロコンピュータに能力が
ない場合においても、圧縮機モータの動作に遅れること
なく、整流回路の出力電圧を俊敏に変化させることがで
きるため、圧縮機モータに印加する電圧・電流の過不足
を未然に防ぎ、安定な運転ができる空気調和装置を提供
することが可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上のように請求項1に示す本発明によ
れば、従来の様に出力電圧を制御する検出部として、イ
ンバータに印加される前の電圧をフィードバックせず、
空気調和装置の場合の特有の情報である圧力から周波数
分析によりすべりを検出し、そのときの負荷量と位置づ
け、これにより三相一括形整流器の出力電圧を増減する
ことにより、モータの動作に遅れることなく、整流回路
の出力電圧を俊敏に変化させることができるため、モー
タに印加する電圧・電流の過不足を未然に防ぎ、安定な
運転ができる空気調和装置の提供が可能となる。
【0043】また、請求項2に示す本発明によれば、従
来の様に出力電圧を制御する検出部として、インバータ
に印加される前の電圧をフィードバックせず、空気調和
装置の場合の特有の情報である圧縮機の差圧をそのとき
の負荷量と位置づけ、これにより三相一括形整流器の出
力電圧を増減することにより、周波数分析を行うことが
できるほどマイクロコンピュータに能力がない場合にお
いても、モータの動作に遅れることなく、整流回路の出
力電圧を俊敏に変化させることができるため、モータに
印加する電圧・電流の過不足を未然に防ぎ、安定な運転
ができる空気調和装置の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の三相一括形整流器を持つ空
気調和装置の概略構成図
【図2】同実施例における三相一括形整流器の構成図
【図3】同実施例における基準すべり演算部での電力変
換器への指令周波数finvと基準すべりSrefの関
係を示す特性図
【図4】本発明の実施例2の三相一括形整流器を持つ空
気調和装置の概略構成図
【図5】同実施例における基準差圧演算部での電力変換
器への指令周波数finvと差圧Pの関係を示す特性図
【図6】従来の三相一括方式をとる高力率整流回路の構
成図
【符号の説明】
1 三相交流電源 3 三相一括形整流器 9 電力変換器 10 圧縮機 11 吸入圧力検出器 12 吐出圧力検出器 19 圧縮機駆動周波数分析部 20 すべり演算部 21 基準すべり演算部 22,27 直流電圧変更部 23 パルス生成部 25 圧縮機差圧検出部 26 基準差圧演算部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三相交流電源を決められた直流出力に変
    換する三相一括形整流器と、前記三相一括形整流器で作
    られた直流を任意の交流に変換する電力変換器と、前記
    電力変換器により回転数制御される圧縮機と、前記圧縮
    機の吐出圧力あるいは吸入圧力を検出する圧力検出器
    と、前記圧力検出器の出力信号から圧縮機の実際の回転
    数を検出する圧縮機駆動周波数分析部と、前記圧縮機駆
    動周波数分析部の出力信号と前記電力変換器への指令周
    波数からすべりを求めるすべり演算部と、前記電力変換
    器の指令周波数から指令周波数に応じた基準すべりを演
    算する基準すべり演算部と、前記基準すべり演算部の出
    力信号と前記すべり演算部の出力信号を比較しその量に
    応じた電圧変更量を演算する直流電圧変更部と、前記直
    流電圧変更部の出力信号から前記三相一括形整流器を駆
    動するパルスを生成するパルス生成部により構成されて
    いることを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 三相交流電源を決められた直流出力に変
    換する三相一括形整流器と、前記三相一括形整流器で作
    られた直流を任意の交流に変換する電力変換器と、前記
    電力変換器により回転数制御される圧縮機と、前記圧縮
    機の吐出圧力を検出する吐出圧力検出器と、前記圧縮機
    の吸入圧力を検出する吸入圧力検出器と、前記吐出圧力
    検出器と前記吸入圧力検出器の出力信号から圧縮機の差
    圧を検出する圧縮機差圧検出部と、前記電力変換器への
    指令周波数から基準差圧を演算する基準差圧演算部と、
    前記圧縮機差圧検出部の出力信号と前記基準差圧演算部
    の出力信号を比較しその量に応じた電圧変更量を演算す
    る直流電圧変更部と、前記直流電圧変更部の出力信号か
    ら前記三相一括形整流器を駆動するパルスを生成するパ
    ルス生成部により構成されていることを特徴とする空気
    調和装置。
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