JP2000097104A - 内燃機関用整流部材の製造方法 - Google Patents

内燃機関用整流部材の製造方法

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JP2000097104A JP11303087A JP30308799A JP2000097104A JP 2000097104 A JP2000097104 A JP 2000097104A JP 11303087 A JP11303087 A JP 11303087A JP 30308799 A JP30308799 A JP 30308799A JP 2000097104 A JP2000097104 A JP 2000097104A
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朋宏 大橋
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栄一 昼間
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純 竹村
Shigeo Yamamoto
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Kazuyoshi Nakane
一芳 中根
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、内燃機関用整流部材の製造方法に
関し、製造が容易であって、製造コストを削減できるよ
うにする。 【解決手段】 シリンダヘッドの鋳造時に、吸気ポート
5内に配設された吸気弁7の軸部7bよりも下流側にお
いて吸気ポート5の内壁面から突出する突起部8を吸気
ポート5と一体に形成し、ついで、シリンダヘッドに軸
部7bを挿入するための軸部挿入孔13の穿設加工時
に、これと同時に突起部8の上流面C1を切削加工する
とともに、吸気弁7の傘部7aの当接するバルブシート
24の切削加工時に、これと同時に突起部8の下流面C
2を切削加工し、突起部8を、吸気弁7の軸部7bの下
流側の吸気流を整流する整流部材として形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用整流部材の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内燃機関の開発分野においては、
吸気行程において、燃焼室内に縦向きの旋回流、いわゆ
るタンブル流を作り出すことにより、燃焼室における燃
料の燃焼を効率的に行なうことができるようにした、い
わゆる層状燃焼内燃機関の研究・開発が進められてい
る。
【0003】ここで、この層状燃焼内燃機関について説
明すると、この内燃機関は、吸気行程において、例え
ば、図13,図15に示すような気筒内のタンブル流
F′,Fを発生させることで、燃料の燃焼を効率よく行
なおうとするものであり、特に、このタンブル流F′,
Fの崩壊後の乱れによって燃焼を促進することができる
ようになっている。
【0004】ここで、図13はタンブル流F′を発生さ
せるようにした内燃機関の1つの気筒の構造を示すもの
であり、この図13において、符号1はシリンダ、2は
往復動ピストン、3はシリンダヘッド、4は燃焼室、
5′は吸気ポート、17は吸気通路である。即ち、燃焼
室4はシリンダ1内に挿嵌された往復動ピストン2の上
面とシリンダヘッド3下面との間に形成されており、吸
気ポート5′は、燃焼室4へ開口するようにシリンダヘ
ッド3に形成されている。
【0005】さらに、例えば図14に示すように、吸気
ポート5′の燃焼室開口6に傘部7aを配置されるとと
もに傘部7aから延設された軸部7bが吸気ポート5′
の上流側へ向けて配設された吸気弁7を例えば2つそな
えている(図13においては一方の吸気弁7のみを図示
している)。また、吸気弁7の軸部7bがシリンダヘッ
ド3の挿入孔13′に挿入されてカムシャフト16に接
続されている。これにより、吸気弁7は、このカムシャ
フト16からの動力が伝達されることにより、傘部7a
を含む面に対して垂直方向に動いて、吸気ポート5′の
燃焼室開口6が開閉し、吸気通路17からの吸気流が燃
焼室4に案内されるようになっている。
【0006】さらに、19は燃焼室4の上壁部に形成さ
れたペントルーフであって、このペントルーフ19は、
吸気通路19の延長軸線上のシリンダボア20の内壁面
に沿って下方に案内しうるような斜面をそなえ、吸気通
路17からの吸気流は、このペントルーフ19の案内に
も助けられて、矢印F′で示すようなタンブル流方向に
進む。
【0007】なお、図中、符号9は排気通路18に連通
する排気ポート、11は排気弁である。また、排気弁1
1は、上述の吸気弁7と同様に、排気ポート9の燃焼室
開口に傘部11aを配置されるとともに傘部11aから
延設された軸部11bが排気ポート9の上流側へ向け
て、例えば2つ配設されている。さらに、排気弁11の
軸部11bがシリンダヘッド3の挿入孔14に挿入され
てカムシャフト15に接続されている。これにより、排
気弁11は、カムシャフト15からの動力が伝達される
ことにより軸部11b方向に動いて、吸気ポート5′の
燃焼室開口6が開閉し、燃焼室4からの排気流が排気通
路18に案内されるようになっている。
【0008】このような構成により、図13に示す内燃
機関では、吸気弁7が、カムシャフト16からの動力の
伝達を受けて、傘部7aを含む面に対して垂直方向に動
くことにより、吸気ポート5′の燃焼室開口6が開閉し
て、吸気通路17からの吸気流が燃焼室4に案内され
る。燃焼室4内に案内された吸気流は、ペントルーフ1
9の案内にも助けられて、矢印F′で示すようなタンブ
ル流を形成することができる。
【0009】また、図14に示すようなインジェクタ取
付部(インジェクタ本体を含む)21をタンブル流F′
の上流側の中心部分に設ければ、燃焼室4内のタンブル
流を、中央部分で燃料濃度の高い層状タンブル流を生成
することができる。さらに、点火プラグ22を、吸気弁
7及び排気弁11の間の、燃焼室4内で形成されるタン
ブル流F′の下流側の中心位置に設ければ、点火プラグ
22付近に理論空燃比に近い濃度の混合気を供給する一
方、点火プラグ22から離れたタンブル流の外側部分で
は燃料濃度の低いリーンな混合気状態として、全体的に
は少ない燃料供給でありながら確実な燃焼性能を得られ
るようにすることができる。
【0010】なお、タンブル流F′の崩壊後には、燃焼
のミキシングが促進されるため、所要量の燃料を供給す
ることで燃焼室4全体を理論空燃比状態として、大きな
出力を得ることもできる。また、図15は図13に示す
タンブル流F′とは逆向き回転のタンブル流Fを発生さ
せるようにした内燃機関の1つの気筒の構造を示すもの
であり、この図15に示す構造においては、前述の図1
3におけるものに比して、吸気ポート5の形状が異なっ
ている。
【0011】つまり、この吸気ポート5は直立型に形成
されており、シリンダ1の軸心線12を含む基準面(即
ち、シリンダ軸心線を含んで図面と直交する平面)の一
側(図15においては右側)にシリンダ軸心線12に沿
うような方向へ延設されている点が異なる。なお、21
はインジェクタ取付部、22は点火プラグである。これ
により、吸気ポート5の外側(図15中右側)の領域が
解放されており、燃料を噴射するためのインジェクタを
装着するインジェクタ取付部21のための十分なスペー
スを確保することができ、インジェクタ取付部(インジ
ェクタ自体を含む)21とともに点火プラグ22の最適
なレイアウトを確保し易くなっている。
【0012】即ち、インジェクタ取付部21をタンブル
流Fの上流側の中心部分に設けることにより、燃焼室4
内のタンブル流を、中央部分で燃料濃度の高い層状タン
ブル流を生成できるようになっている。従って、点火プ
ラグ22を、吸気弁7及び排気弁11の間の、燃焼室4
内で形成されるタンブル流Fの下流側の中心位置に設け
ることにより、点火プラグ22付近には、理論空燃比に
近い濃度の混合気を供給し、点火プラグ22から離れた
タンブル流の外側部分では燃料濃度の低いリーンな混合
気状態として全体的には少ない燃料供給でありながら確
実な燃焼性能を得られるようにすることができる。
【0013】もちろん、タンブル流Fの崩壊後には、燃
焼のミキシングが促進されるため、、所要量の燃料を供
給することで燃焼室4全体を理論空燃比状態として、大
きな出力を得ることもできる。従って、例えば高速時に
は、タンブル流Fの崩壊後の乱れによって燃焼を促進
し、低速時には、燃料噴射を遅らせて、圧縮行程による
コンパクトな燃焼室4の生成を待ち、生成されたコンパ
クトな燃焼室4に燃料噴射を行なって層状タンブル流に
より部分的にリッチ(理論空燃比近傍)な混合気を点火
プラグ22近傍へ供給することにより、比較的少量の燃
料噴射で着火性を十分に確保することができるようにな
っている。
【0014】さらに、インジェクタ取付部は吸気ポート
5の外側に位置させることができるので、インジェクタ
本体及び燃料の冷却性の向上を比較的図りやすく、イン
ジェクタの耐久性の確保,熱害の回避をも図りやすくな
る。このような層状燃焼内燃機関では、吸気流の層状
化,タンブル流化に有利なように、吸気通路17からの
吸気流をできるだけ乱すことなく、燃焼室4に送り込み
たいのである。
【0015】ところが、吸気ポート5内には、吸気弁7
が設けられており、吸気の流れの一部が軸部7bに当た
って流れを乱される場合がある。具体的には、吸気流れ
の一部が軸部7bに当たると、軸部7bの後流に、渦が
発生して速度の遅い領域を形成するのである。従って、
軸部7bの後方の流速が低下して、流れの損失が大きく
なり、燃焼室4内において強いタンブル流をつくり出す
ことの妨げとなるという不具合がある。このため、強い
タンブル流を生成するためにも、さらに広く言うと、タ
ンブル流生成のためのみならず吸気効率を促進させるた
めにも、この軸部7bによる吸気流の乱れの発生を抑制
することが要求される。
【0016】ところで、吸気弁の軸部における吸気流の
乱れを抑制する技術として、特開平6−108863号
公報のものがある。すなわち、この公報によれば、2分
された吸気ポートをそなえた内燃機関において、各吸気
ポート部分内の吸気バルブのステムよりも上流側のバル
ブステムを含む流線に沿った位置に、吸気流を整流しな
がら流れ方向に沿って二分する整流部材がそれぞれ配設
されたような内燃機関の吸気ポート構造が提案されてい
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
特開平1−108863号公報の技術においては、吸気
バルブのステムの上流側の位置に設けられた整流部材に
ついては、吸気抵抗にならず、バルブステム近傍の流れ
を効果的に整流させるようにするため、その表面を滑ら
かなものにする必要がある。
【0018】つまり、流体中に配設される部材は、特
に、その上流側の表面粗さが流体の流れに大きく影響す
る。このため、整流部材の上流側からバルブステムへ向
かって滑らかに導くためには、バルブステムの表面粗さ
と同等レベルで整流部材の上流側面を滑らかに加工する
必要があるのである。そこで、各吸気ポートに配設され
た整流部材を切削加工により形成することが考えられる
が、狭い吸気ポート内壁面の切削加工を行なわなければ
ならず、加工が困難である。従って、実際に製造された
ものにおける整流部材の表面は、吸気流を効果的に流す
ために十分な滑らかさを得ることができず、結果的に、
吸気流を効果的に整流させることができないという課題
がある。
【0019】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、製造が容易であって、効果的に吸気流を整流させ
ることができるようにした、内燃機関用整流部材の製造
方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の内燃機関用整流部材の製造方法では、シリン
ダヘッドの鋳造時に、吸気ポート内に配設された吸気弁
の軸部よりも下流側において該吸気ポートの内壁面から
突出する突起部を吸気ポートと一体に形成し、ついで、
該シリンダヘッドに該軸部を挿入するための軸部挿入孔
の穿設加工時に、これと同時に該突起部の上流面を切削
加工するとともに、該吸気弁の傘部の当接するバルブシ
ートの切削加工時に、これと同時に該突起部の下流面を
切削加工し、該突起部を、該吸気弁の軸部の下流側の吸
気流を整流する整流部材として形成する。これにより、
強いタンブル流を作り出すことができる内燃機関の吸気
系を容易に製造することができる。
【0021】また、請求項2記載の本発明の内燃機関用
整流部材の製造方法では、上記請求項1記載のものにお
いて、該軸部挿入孔として、該吸気弁の軸部を案内する
バルブステムガイドを挿入するステムガイド孔が用いら
れる。また、請求項3記載の本発明の内燃機関用整流部
材の製造方法では、上記請求項1記載のものにおいて、
該軸部挿入孔の穿設加工時に、該突起部の上流側を軸部
のバルブ軸線に対して略平行に切削加工するとともに、
該バルブシートの切削加工時に、該突起部の下流側を該
バルブ軸線方向と直交する方向から切削加工する。
【0022】また、請求項4記載の本発明の内燃機関用
整流部材の製造方法では、上記請求項1記載のものにお
いて、該軸部挿入孔の穿設加工にともない、該突起部の
上流側のバルブ軸線方向と直交する断面形状を弧状に凹
んだ形状に切削加工する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明する。 (a)内燃機関の吸気ポートの全体構成の説明 図1〜図5は本発明が適用される吸気ポートを示すもの
で、図1はその構成を示す模式的断面図、図2はその要
部構成を示す模式的断面図、図3は図2におけるA−A
断面図、図4(a)〜(d)はその要部の他の例として
の図2におけるA−A断面相当図、図5はその要部の他
の例としての要部構成を示す模式図〔(a),(b)は
ともに突起部を示す模式的断面図〕である。
【0024】本実施形態にかかる内燃機関は、各気筒に
吸気2弁,排気2弁をそなえた4弁式内燃機関(図14
参照)として構成されており、図1又は図2において、
符号1はシリンダ、2は往復動ピストン、3はシリンダ
ヘッド、4は燃焼室、5は吸気ポート、9は排気ポー
ト、11は排気弁、17は吸気通路、21はインジェク
タ取付部、22は点火プラグである。
【0025】即ち、燃焼室4はシリンダ1内に挿嵌され
た往復動ピストン2の上面とシリンダヘッド3下面との
間に形成されており、吸気ポート5は、燃焼室4へ開口
するようにシリンダヘッド3に形成されるとともに、シ
リンダ1の軸心線12を含む基準面の一側(図1,図2
においては右側)にシリンダ軸心線12に沿うような方
向へ延設されている。
【0026】これにより、吸気ポート5の外側(図1中
右側)の領域が解放されており、燃料を噴射するための
インジェクタを装着するインジェクタ取付部21を配設
するための十分なスペースを確保することができ、イン
ジェクタ取付部(インジェクタ自体を含む)21ととも
に点火プラグ22の最適なレイアウトを確保し易くなっ
ている。
【0027】さらに、吸気ポート5の燃焼室開口6に傘
部7aを配置されるとともに傘部7aから延設された軸
部7bが吸気ポート5の上流側へ向けて配設された吸気
弁7を2つそなえている(この図1,図2においては一
方のもののみを図示している)。また、吸気弁7の軸部
7bがシリンダヘッド3の挿入孔13に挿入されてカム
シャフト16に接続されている。これにより、吸気弁7
は、このカムシャフト16からの動力が伝達されること
により、傘部7aを含む面に対して垂直方向に動いて、
吸気ポート5の燃焼室開口6が開閉し、吸気通路17か
らの吸気流が燃焼室4に案内されるようになっている。
【0028】換言すれば、吸気弁7の軸部7bが、吸気
ポート5に対して吸気ポート5内の上流側の一側(図
1,図2においては右側)へ向けて傾斜するように配設
され、吸気ポート5内を流通する吸気流の流心が、吸気
ポートの軸心線23よりも一側(右側)の方へ偏心する
ように構成されている。これにより、燃焼室4内におい
ては、強いタンブル流Fを生成することができるように
なっている。
【0029】なお、吸気弁7の製造時においては、軸部
7bは滑らかな表面に加工される。さらに、19は燃焼
室4の上壁部に形成されたペントルーフであって、この
ペントルーフ19は、吸気流を吸気通路19の延長軸線
上のシリンダボア20の内壁面に沿って下方に案内しう
るような斜面と、ピストン頂面で反転してシリンダボア
20の内壁面に沿って上方に向かう吸気流を円滑に方向
変換させるように、後述する排気ポート側に設けられた
もう一つの斜面とをそなえ、吸気通路17からの吸気流
は、このペントルーフ19の案内にも助けられて、矢印
Fで示すようなタンブル流方向に進む。
【0030】即ち、インジェクタ取付部21をタンブル
流Fの上流側の中心部分に設けることにより、燃焼室4
内のタンブル流を、中央部分で燃料濃度の高い層状タン
ブル流として生成できるようになっている。従って、点
火プラグ22を、吸気弁7及び排気弁11の間の、燃焼
室4内で形成されるタンブル流Fの下流側の中心位置に
設けることにより、点火プラグ22付近には、理論空燃
比に近い濃度の混合気を供給し、点火プラグ22から離
れたタンブル流の外側部分では燃料濃度の低いリーンな
混合気状態として全体的には少ない燃料供給でありなが
ら確実な燃焼性能を得られるようにすることができる。
【0031】もちろん、タンブル流Fの崩壊後には、燃
焼のミキシングが促進されるため、、所要量の燃料を供
給することで燃焼室4全体を理論空燃比状態として、大
きな出力を得ることもできる。従って、例えば高速時に
は、タンブル流Fの崩壊後の乱れによって燃焼を促進
し、低速時には、燃料噴射を遅らせて、圧縮行程による
コンパクトな燃焼室4の生成を待ち、生成されたコンパ
クトな燃焼室4に燃料噴射を行なって層状タンブル流に
より部分的にリッチ(理論空燃比近傍)な混合気を点火
プラグ22近傍へ供給することにより、比較的少量の燃
料噴射で着火性を十分に確保することができるようにな
っている。
【0032】さらに、インジェクタ取付部21は吸気ポ
ート5の外側に位置させることができるので、インジェ
クタ本体及び燃料の冷却性の向上を比較的図りやすく、
インジェクタ本体の耐久性の確保,熱害の回避をも図り
やすくなる。ところで、8は整流部材としての突起部で
あり、この突起部8は、吸気ポート5内の軸部7bより
も吸気下流側に配置されて軸部7bの近傍の吸気流を整
流するものであり、吸気ポート5の内壁から軸部7bの
吸気下流側へ向けて突設されている。
【0033】また、図3は図2におけるA−A断面図、
即ち、吸気ポート内の吸気流に沿った断面図であり、上
流側から下流側に向けて軸部7b及び突起部8の順に配
設されている。特に、この図3に示すように、突起部8
は、軸部7bの吸気下流側に軸部7bから所要の間隔を
開けて配設されている。なお、この突起部8の軸部7b
との距離、及び突起部8の断面形状は、吸気流の流速等
の流体力学的特性に基づいて、軸部7bの下流側の吸気
流を整流するのに最適なものを選択するようにする。
【0034】これにより、上流側からの吸気流は、符号
G1,G2に示すように効果的に整流されて、軸部7b
の後流の発生を抑制するとともに、軸部7bの後方の流
速の低下を防止して燃焼室4へ案内されるようになって
いる。なお、排気弁11は、上述の吸気弁7と同様に、
排気ポート9の燃焼室開口に傘部11aを配置されると
ともに傘部11aから延設された軸部11bが排気ポー
ト9の上流側へ向けて、例えば2つ配設されている。
【0035】さらに、排気弁11の軸部11bがシリン
ダヘッド3の挿入孔14に挿入されてカムシャフト15
に接続されている。これにより、排気弁11は、カムシ
ャフト15からの動力が伝達されることにより軸部11
b方向に動いて、吸気ポート5の燃焼室開口6が開閉
し、燃焼室4からの排気流が排気通路18に案内される
ようになっている。
【0036】したがって、図1,図2に示す内燃機関で
は、吸気弁7が、カムシャフト16からの動力を伝達さ
れて、傘部7aを含む面に対して垂直方向に動くことに
より、吸気ポート5の燃焼室開口6が開閉して、吸気通
路17からの吸気流が燃焼室4に案内される。特に、吸
気弁7の軸部7bが、吸気ポート5に対して吸気ポート
5内の上流側の一側(図1,図2においては右側)へ向
けて傾斜するように配設され、吸気ポート5内を流通す
る吸気流の流心が、吸気ポートの軸心線23よりも一側
(右側)の方へ偏心するように構成されているので、燃
焼室4内においては、より強いタンブル流Fを生成する
ことができるが、突起部8により以下のような効果を得
ることができる。
【0037】つまり、吸気ポート5を通過する吸気流の
一部が軸部7bに当たるが、突起部8により整流される
ので、吸気流は、軸部7b及び突起部8を流れを乱すこ
となく通過して燃焼室4に案内されるのである。その
後、燃焼室4内に案内された吸気流は、ペントルーフ1
9の案内にも助けられて、矢印Fで示すようなタンブル
流を形成することができる。
【0038】このように、吸気ポート5内の軸部7bよ
りも吸気下流側に配置されて軸部7bの近傍の吸気流を
整流する突起部8をそなえたことにより、吸気流が吸気
ポート5内の軸部7b近傍を通過する際に後流の発生を
抑制することができるので、流れの損失を抑制し、燃焼
室4内では強いタンブル流Fを発生させることができ、
圧縮行程での燃料噴射により、このタンブル流Fを利用
したリーン運転をより確実に行なうことができ、さらに
は、タンブル流Fの崩壊後の乱れも強く与えることがで
き、この崩壊後の乱れを積極的に利用することにより、
燃料の霧化・混合を確実にして燃焼を促進することがで
き、例えば吸気行程での燃料噴射によりストイキオ運転
をより確実に行なうことができる利点がある。
【0039】また、整流部材としての突起部8が、吸気
ポート5の内壁から軸部7bの吸気下流側へ向けて突設
されるとともに、軸部7bの吸気下流側に軸部7bから
所要の間隔を空けて配設されているので、軸部7bの後
方の吸気流を効果的に整流させることができるので、上
述の場合と同様の利点を得ることができる。さらに、吸
気ポート5が、シリンダ1の軸心線12を含む基準面の
一側(図1,図2においては右側)にシリンダ軸心線1
2に沿うような方向へ延設されているので、吸気ポート
5の外側の領域が解放されており、燃料を噴射するため
のインジェクタを装着するインジェクタ取付部21を配
設するための十分なスペースを確保することができ、イ
ンジェクタ取付部(インジェクタ自体を含む)21とと
もに点火プラグ22の最適なレイアウトを確保し易くす
ることができる。
【0040】なお、上述においては、図2におけるA−
A断面としての突起部8は、図3に示すような断面形状
を有しているが、これに限定されず、例えば図4(a)
〜図4(d)に示すような断面形状を有してもよい。ま
た、突起部8が図4(a)に示す断面形状を有する場合
においては、突起部8としては、図5に示すように円錐
形状により構成してもよく、図6に示すように円筒形状
により構成してもよい。
【0041】(b)整流部材の製造方法の説明 図7は本発明の内燃機関用整流部材の製造方法を説明す
る図、図8は図7におけるA′−A′断面図である。こ
こで、この図7において、符号24はバルブシートであ
り、その他の符号については、上述したもの(図1,2
参照)と同様である。
【0042】また、内燃機関用整流部材(整流部材)を
製造する際には、シリンダヘッド3の鋳造時に、吸気ポ
ート5内に配設される吸気弁7の軸部7bよりも下流側
において吸気ポート5の内壁面から突設する突起部8を
吸気ポート5と一体形成し、ついで、シリンダヘッド3
に軸部を挿入するための軸部挿入孔13の穿設加工時
に、これと同時に整流部材としての突起部8の上流面C
1を切削加工するとともに、吸気弁7の傘部7aの当接
するバルブシート24の切削加工時に、これと同時に整
流部材としての突起部8の下流面C2を切削加工するこ
とにより、突起部8を、吸気弁7の軸部7bの下流側の
吸気流を整流する整流部材として形成する。
【0043】軸部挿入孔13は、バルブステムガイド2
6を挿通しうるように、軸部7bの外径よりも所要量大
きく形成されている。つまり、軸部挿入孔13は、吸気
弁の軸部をバルブステムガイド26を挿入するステムガ
イド孔として機能するものである。さらに、突起部8
は、バルブステムガイド26に挿通された軸部7bの吸
気下流側に軸部7bから所要の間隔を開けて配設されて
いる。
【0044】ここで、突起部8の上流面C1を切削加工
するとともに、突起部8の下流面C2を切削加工する。
具体的には、図7に示すように、突起部8の上流側を軸
部7bのバルブ軸線(図示省略)に対して略平行に切削
加工するとともに、バルブシート24の切削加工時に、
突起部8の下流側を上記バルブ軸線方向と直交する方向
から切削加工する。
【0045】これにより、突起部8の図7におけるA−
A断面は、図8に示すような形状を有している。即ち、
この図8に示すように、突起部8の上流面C1は、軸部
挿入孔13の穿設加工に伴って弧状に削除され、突起部
8の下流面C2はバルブシート24の切削加工に伴って
平面状に削除されるようになっている。この結果、突起
部8の上流面C1は、軸部挿入孔13の内径に合わせて
弧状に凹んだ形状を有するとともに、下流面C2は、バ
ルブシート24を含む面と同一の平面を含むように平ら
な形状を有している。
【0046】このように、本発明の内燃機関用整流部材
の製造方法によれば、鋳造時に突起部8を一体成形し
て、軸部挿入孔13の穿設加工時に、これと同時に突起
部8の上流面C1を切削加工するとともに、バルブシー
ト24の切削加工時に、これと同時に整流部材としての
突起部8の下流面C2を切削加工するという簡易な行程
により整流部材を製造することができ、製造コストを削
減することができる利点がある。
【0047】なお、このようにして製造された整流部材
を用いた内燃機関の吸気系構造によれば、前述の(a)
内燃機関の吸気ポート全体の説明で詳述したように効果
と同様の作用効果を得ることができるのはいうまでもな
い。さらに、上述の突起部8における上流面C1の切削
加工と下流面C2の切削加工とは、任意の加工順序を選
択して製造することができる。
【0048】(c)内燃機関の吸気ポートの全体構成の
変形例の説明 図9〜図12は本発明を適用した内燃機関の吸気ポート
の変形例を示すもので、図9はその構成を示す模式的断
面図であり、図10はその要部構成を示す模式的断面
図、図11は図10におけるA″−A″断面図、図12
はその要部の他の例を示す模式斜視図である。
【0049】本変形例にかかる内燃機関においても、前
述の場合と同様に、各気筒が吸気2弁,排気2弁の4弁
式内燃機関として構成されており、図1,図2と同一の
符号は、同様のものを示している。ここで、本変形例に
かかる内燃機関の吸気系構造においては、図9,図10
に示すように、吸気ポート5′が、シリンダ1の軸心線
12を含む基準面の一側(図15においては右側)に、
吸気弁7の軸心線25よりも右に傾斜した方向へ延設さ
れている点が異なる。
【0050】即ち、吸気弁7の軸部7bがシリンダヘッ
ド3の内壁部の他側(図9,図10では左側)に穿設さ
れた挿入孔13′に挿入されてカムシャフト16に接続
されている。これにより、吸気弁7は、このカムシャフ
ト16からの動力が伝達されることにより、傘部7aを
含む面に対して垂直方向に動いて、吸気ポート5の燃焼
室開口6が開閉し、吸気通路17からの吸気流が燃焼室
4に案内されるようになっている。
【0051】換言すれば、吸気弁7の軸部7bが、吸気
ポート5に対して吸気ポート5内の上流側の他側(図
9,図10においては左側)へ向けて傾斜するように配
設されて構成されている。ところで、8は整流部材とし
ての突起部であり、この突起部8は、吸気ポート5′内
の軸部7bよりも吸気下流側に配置されて軸部7bの近
傍の吸気流を整流するものであり、吸気ポート5の内壁
から軸部7bの吸気下流側へ向けて突設されている。
【0052】また、図11は図10におけるA−A断面
図、即ち、吸気ポート内の吸気流の上流側から下流側に
向けての軸部7b及び突起部8の断面図を示している
が、この図11に示すように、突起部8は、軸部7bの
吸気下流側に軸部7bから所要の間隔を開けて配設され
ている。これにより、上流側からの吸気流は、符号H
1,H2に示すように効果的に整流されて、軸部7bの
後流の発生を抑制するとともに、軸部7bの後方の流速
の低下を防止して燃焼室4へ案内されて、タンブル流
F′が生成されるようになっている。
【0053】本変形例は、上述のように構成されている
ので、図9,図10に示す内燃機関では、吸気弁7が、
カムシャフト16からの動力を伝達されて、傘部7aを
含む面に対して垂直方向に動くことにより、吸気ポート
5′の燃焼室開口6が開閉して、吸気通路17からの吸
気流が燃焼室4に案内される。この時、吸気ポート5′
を通過する吸気流の一部が軸部7bに当たるが、突起部
8により整流されるので、吸気流は、軸部7b及び突起
部8を流れを乱すことなく通過して燃焼室4に案内され
るのである。
【0054】その後、燃焼室4内に案内された吸気流
は、ペントルーフ19の案内にも助けられて、矢印F′
で示すようなタンブル流を形成することができる。この
ように、本変形例によれば、吸気ポート5内の軸部7b
よりも吸気下流側に配置されて軸部7bの近傍の吸気流
を整流する突起部8をそなえたことにより、前述の場合
と同様に、吸気流が吸気ポート5内の軸部7b近傍を通
過する際に後流の発生を抑制することができるので、流
れの損失を抑制し、燃焼室4内では強いタンブル流F′
を発生させることができ、圧縮行程での燃料噴射によ
り、このタンブル流Fを利用したリーン運転をより確実
に行なうことができ、さらには、タンブル流F′の崩壊
後の乱れも強く与えることができ、この崩壊後の乱れを
積極的に利用することにより燃料の霧化・混合を確実に
して燃焼を促進することができ、例えば、吸気行程での
燃料噴射によりストイキオ運転をより確実に行なうこと
ができる利点がある。
【0055】また、整流部材としての突起部8が、吸気
ポート5の内壁から軸部7bの吸気下流側へ向けて突設
されるとともに、軸部7bの吸気下流側に軸部7bから
所要の間隔を空けて配設されているので、軸部7bの後
方の吸気流を効果的に整流させることができるので、上
述の場合と同様の利点を得ることができる。なお、本変
形例によれば、突起部8を、例えば図12に示すような
形状により構成することもでき、このようにしても、符
号J1,J2に示すように効果的に整流されて、軸部7
bの後流の発生を抑制するとともに、軸部7bの後方の
流速の低下を防止して燃焼室4へ案内されて、燃焼室4
内おいてはタンブル流F′を生成することができるの
で、上述の場合と同様の作用効果を得ることができる。
【0056】(d)その他 本発明によれば、突起部8の形状としては、上述におい
て示したような形状に限定されず、その他の整流作用を
起こすような任意の形状を選択してもよく、このように
しても、上述の場合と同様の利点が得られることはいう
までもない。また、突起部8を設けるという本発明の技
術は、タンブル流F,F′を生成する内燃機関に限定さ
れるものでなく、他の種々の内燃機関に適用すること
で、少なくとも吸気流の整流化によって吸気効率を向上
しうる効果を得ることができる。
【0057】もちろん、気筒における吸気弁の数も、上
述のものに限られず、1弁や3弁のもの等も考えられ
る。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の内燃機関用整流部材の製造方法によれば、シリン
ダヘッドの鋳造時に、吸気ポート内に配設された吸気弁
の軸部よりも下流側において該吸気ポートの内壁面から
突出する突起部を一体に形成し、ついで、該シリンダヘ
ッドに該軸部を挿入するための軸部挿入孔の穿設加工時
に、これと同時に該突起部の上流面を切削加工するとと
もに、該吸気弁の傘部の当接するバルブシートの切削加
工時に、これと同時に該突起部の下流面を切削加工し、
該突起部を、該吸気弁の軸部の下流側の吸気流を整流す
る整流部材として形成するという簡易な行程により、内
燃機関用整流部材を製造することができ、製造コストを
削減することができる利点があるほか、このような整流
部材をそなえることにより、吸気流が吸気ポート内の軸
部近傍を通過する際に後流の乱れの発生を抑制して、こ
れを整流化することができるので、吸気ポートの形状に
関係なく流れの損失を抑制し、吸気効率を向上させるこ
とができる利点がある。
【0059】また、吸気流によりシリンダ内でタンブル
流を形成しようとする場合にも、吸気流の整流化によ
り、シリンダ(燃焼室)内で強いタンブル流を発生させ
ることができ、例えば圧縮行程での燃料噴射により、こ
のタンブル流を利用したリーン運転をより確実に行なう
ことができ、さらには、タンブル流の崩壊後の乱れも強
く与えることができ、この崩壊後の乱れを積極的に利用
することにより燃料の霧化・混合を確実にして燃焼を促
進することができ、例えば吸気行程での燃料噴射により
ストイキオ運転をより確実に行なうことができる利点も
ある。
【0060】また、請求項2記載の本発明の内燃機関用
整流部材の製造方法によれば、該軸部挿入孔が、該吸気
弁の軸部を案内するバルブステムガイドを挿入するステ
ムガイド孔であるので、整流部材を簡単に製造すること
ができ、製造コストを削減することができる利点があ
る。また、請求項3記載の本発明の内燃機関用整流部材
の製造方法によれば、該軸部挿入孔の穿設加工時に、該
突起部の上流側を軸部のバルブ軸線に対して略平行に切
削加工するとともに、該バルブシートの切削加工時に、
該突起部の下流側を該バルブ軸線方向と直交する方向か
ら切削加工することにより、整流部材を簡単に製造する
ことができ、製造コストを削減することができる利点が
ある。
【0061】また、請求項4記載の本発明の内燃機関用
整流部材の製造方法によれば、該軸部挿入孔の穿設加工
にともなって、該突起部の上流側の該バルブ軸線方向と
直交する断面形状が弧状に凹んだ形状に切削加工される
ので、整流部材を簡単に製造することができ、製造コス
トを削減することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す模式的断面図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態を示す模式的断面図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態にかかる図であり、図2に
おけるA−A断面図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる突起部の他の例を
示すもので、(a)〜(d)はいずれも図3に対応し、
図2におけるA−A断面に相当する図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかる突起部を示す平面
図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかる突起部を示す側面
図である。
【図7】本発明の一実施形態にかかる内燃機関用整流部
材の製造方法を説明するための模式的断面図である。
【図8】本発明の一実施形態にかかる図であり、図7に
おけるA′−A′断面図である。
【図9】本発明の一実施形態の変形例を示す模式的断面
図である。
【図10】本発明の一実施形態の変形例を示す模式的断
面図である。
【図11】本発明の一実施形態の変形例を示す図であ
り、図10におけるA″−A″断面図である。
【図12】本発明の一実施形態の変形例にかかる突起部
の他の例としての要部構成を示す模式図である。
【図13】従来例を示す模式的断面図である。
【図14】従来例を示す模式的斜視図である。
【図15】従来例を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 往復動ピストン 3 シリンダヘッド 4 燃焼室 5′,5 吸気ポート 6 燃焼室開口 7 吸気弁 7a 傘部 7b 軸部 8 整流部材としての突起部 9 排気ポート 10 燃焼室開口 11 排気弁 11a 傘部 11b 軸部 12 シリンダ軸心線 13,13′,14 挿入孔 15,16 カムシャフト 17 吸気通路 18 排気通路 19 ペントルーフ 20 シリンダボア 21 インジェクタ取付部 22 点火プラグ 23 吸気ポートの軸心線 24 バルブシート 25 吸気弁の軸心線 26 バルブステムガイド
フロントページの続き (72)発明者 竹村 純 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 山本 茂雄 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 中根 一芳 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッドの鋳造時に、吸気ポート
    内に配設された吸気弁の軸部よりも下流側において該吸
    気ポートの内壁面から突出する突起部を該吸気ポートと
    一体に形成し、 ついで、該シリンダヘッドに該軸部を挿入するための軸
    部挿入孔の穿設加工時に、これと同時に該突起部の上流
    面を切削加工するとともに、該シリンダヘッドに設けら
    れ該吸気弁の傘部の当接するバルブシートの切削加工時
    に、これと同時に該突起部の下流面を切削加工し、 該突起部を、該吸気弁の軸部の下流側の吸気流を整流す
    る整流部材として形成することを特徴とする、内燃機関
    用整流部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 該軸部挿入孔が、該吸気弁の軸部を案内
    するバルブステムガイドを挿入するステムガイド孔であ
    ることを特徴とする、請求項1記載の内燃機関用整流部
    材の製造方法。
  3. 【請求項3】 該軸部挿入孔の穿設加工時に、該突起部
    の上流側を軸部のバルブ軸線に対して略平行に切削加工
    するとともに、 該バルブシートの切削加工時に、該突起部の下流側を該
    バルブ軸線方向と直交する方向から切削加工することを
    特徴とする、請求項1記載の内燃機関用整流部材の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 該軸部挿入孔の穿設加工にともなって、
    該突起部の上流側の該バルブ軸線方向と直交する断面形
    状が弧状に凹んだ形状に切削加工されることを特徴とす
    る、請求項1記載の内燃機関用整流部材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010216397A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Toyota Motor Corp 内燃機関のバルブステム支持機構

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JP2009121446A (ja) * 2007-11-19 2009-06-04 Soji Nakagawa 内燃機関の吸気の整流方法とその構造
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