JPH09291804A - 多弁エンジン - Google Patents
多弁エンジンInfo
- Publication number
- JPH09291804A JPH09291804A JP10648696A JP10648696A JPH09291804A JP H09291804 A JPH09291804 A JP H09291804A JP 10648696 A JP10648696 A JP 10648696A JP 10648696 A JP10648696 A JP 10648696A JP H09291804 A JPH09291804 A JP H09291804A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- intake
- guide rod
- valve
- port
- intake port
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/42—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads
- F02F1/4214—Shape or arrangement of intake or exhaust channels in cylinder heads specially adapted for four or more valves per cylinder
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】シリンダヘッド１の天井壁１ａにガイド杆
差込孔８を設け、このガイド杆差込孔８にガイド杆９の
一端部９ａを差し込んで、ガイド杆９をシリンダヘッド
１に固定し、このガイド杆９にバルブブリッジ１０のボ
ス１０ａを摺動自在に外嵌し、このバルブブリッジ１０
を介して一対の吸気弁６・７をロッカアーム１１で連動
するようにした多弁エンジンにおいて、ガイド杆差込孔
８を吸気ポート２内まで貫通させ、ガイド杆９の差込端
面９ｂを吸気ポート２内に臨ませた。 【効果】ガイド杆９とバルブブリッジ１０のボス１０ａ
との摺動によって生じる摩擦熱は、ガイド杆９の差込端
面９ｂから吸気ポート２内を通過する吸気に効率よく放
熱され、ガイド杆９とバルブブリッジ１０のボス１０ａ
との焼き付きが抑制される。
差込孔８を設け、このガイド杆差込孔８にガイド杆９の
一端部９ａを差し込んで、ガイド杆９をシリンダヘッド
１に固定し、このガイド杆９にバルブブリッジ１０のボ
ス１０ａを摺動自在に外嵌し、このバルブブリッジ１０
を介して一対の吸気弁６・７をロッカアーム１１で連動
するようにした多弁エンジンにおいて、ガイド杆差込孔
８を吸気ポート２内まで貫通させ、ガイド杆９の差込端
面９ｂを吸気ポート２内に臨ませた。 【効果】ガイド杆９とバルブブリッジ１０のボス１０ａ
との摺動によって生じる摩擦熱は、ガイド杆９の差込端
面９ｂから吸気ポート２内を通過する吸気に効率よく放
熱され、ガイド杆９とバルブブリッジ１０のボス１０ａ
との焼き付きが抑制される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、多弁エンジンに関
する。
する。
【０００２】
【従来の技術】多弁エンジンの従来技術として図３に示
すものがある。これは、本発明と同様、シリンダヘッド
１０１に吸気ポート１０２を設け、この吸気ポート１０
２の始端部に吸気導入ポート部分１０３を形成し、この
吸気ポート１０２の中間部と終端部とに中間吸気弁口１
０４と終端吸気弁口１０５とを設け、この中間吸気弁口
１０４と終端吸気弁口１０５とに一対の吸気弁１０６・
１０７を設け、シリンダヘッド１０１の天井壁１０１ａ
にガイド杆差込孔１０８を設け、このガイド杆差込孔１
０８にガイド杆１０９の一端部１０９ａを差し込んで、
ガイド杆１０９をシリンダヘッド１０１に固定し、この
ガイド杆１０９にバルブブリッジ１１０のボス１１０ａ
を摺動自在に外嵌し、このバルブブリッジ１１０を介し
て上記一対の吸気弁１０６・１０７をロッカアーム１１
１で連動するようにしてある。
すものがある。これは、本発明と同様、シリンダヘッド
１０１に吸気ポート１０２を設け、この吸気ポート１０
２の始端部に吸気導入ポート部分１０３を形成し、この
吸気ポート１０２の中間部と終端部とに中間吸気弁口１
０４と終端吸気弁口１０５とを設け、この中間吸気弁口
１０４と終端吸気弁口１０５とに一対の吸気弁１０６・
１０７を設け、シリンダヘッド１０１の天井壁１０１ａ
にガイド杆差込孔１０８を設け、このガイド杆差込孔１
０８にガイド杆１０９の一端部１０９ａを差し込んで、
ガイド杆１０９をシリンダヘッド１０１に固定し、この
ガイド杆１０９にバルブブリッジ１１０のボス１１０ａ
を摺動自在に外嵌し、このバルブブリッジ１１０を介し
て上記一対の吸気弁１０６・１０７をロッカアーム１１
１で連動するようにしてある。
【０００３】この従来技術では、ガイド杆差込孔１０８
を底のある袋状に形成し、ガイド杆１０９の差込端面１
０９ｂをガイド杆差込孔１０８の底壁１０８ｃに臨ませ
てある。
を底のある袋状に形成し、ガイド杆１０９の差込端面１
０９ｂをガイド杆差込孔１０８の底壁１０８ｃに臨ませ
てある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、ガ
イド杆１０９とバルブブリッジ１１０のボス１１０ａと
の摺動によって摩擦熱が発生するが、その放熱効率が低
いため、長時間の連続運転によって、ガイド杆１０９と
バルブブリッジ１１０のボス１１０ａとが焼き付きを起
こすおそれがある。
イド杆１０９とバルブブリッジ１１０のボス１１０ａと
の摺動によって摩擦熱が発生するが、その放熱効率が低
いため、長時間の連続運転によって、ガイド杆１０９と
バルブブリッジ１１０のボス１１０ａとが焼き付きを起
こすおそれがある。
【０００５】本発明の課題は、上記問題を解決できる多
弁エンジンを提供することにある。
弁エンジンを提供することにある。
【０００６】
（第１発明）第１発明は、図１に示すように、シリンダ
ヘッド１に吸気ポート２を設け、この吸気ポート２の始
端部に吸気導入ポート部分３を形成し、この吸気ポート
２の中間部と終端部とに中間吸気弁口４と終端吸気弁口
５とを設け、この中間吸気弁口４と終端吸気弁口５とに
一対の吸気弁６・７を設け、シリンダヘッド１の天井壁
１ａにガイド杆差込孔８を設け、このガイド杆差込孔８
にガイド杆９の一端部９ａを差し込んで、ガイド杆９を
シリンダヘッド１に固定し、このガイド杆９にバルブブ
リッジ１０のボス１０ａを摺動自在に外嵌し、このバル
ブブリッジ１０を介して上記一対の吸気弁６・７をロッ
カアーム１１で連動するようにした多弁エンジンにおい
て、次のようにしたことを特徴とする。
ヘッド１に吸気ポート２を設け、この吸気ポート２の始
端部に吸気導入ポート部分３を形成し、この吸気ポート
２の中間部と終端部とに中間吸気弁口４と終端吸気弁口
５とを設け、この中間吸気弁口４と終端吸気弁口５とに
一対の吸気弁６・７を設け、シリンダヘッド１の天井壁
１ａにガイド杆差込孔８を設け、このガイド杆差込孔８
にガイド杆９の一端部９ａを差し込んで、ガイド杆９を
シリンダヘッド１に固定し、このガイド杆９にバルブブ
リッジ１０のボス１０ａを摺動自在に外嵌し、このバル
ブブリッジ１０を介して上記一対の吸気弁６・７をロッ
カアーム１１で連動するようにした多弁エンジンにおい
て、次のようにしたことを特徴とする。
【０００７】すなわち、ガイド杆差込孔８を吸気ポート
２内まで貫通させ、ガイド杆９の差込端面９ｂを吸気ポ
ート２内に臨ませたことを特徴とする。
２内まで貫通させ、ガイド杆９の差込端面９ｂを吸気ポ
ート２内に臨ませたことを特徴とする。
【０００８】（第２発明）第２発明は、図１に示すよう
に、第１発明において、ガイド杆差込孔８の周肉部８ａ
の吸気ポート２内に臨む端面８ｂをガイド杆９の差込端
面９ｂとほぼ同一平面上に位置させたことを特徴とす
る。
に、第１発明において、ガイド杆差込孔８の周肉部８ａ
の吸気ポート２内に臨む端面８ｂをガイド杆９の差込端
面９ｂとほぼ同一平面上に位置させたことを特徴とす
る。
【０００９】（第３発明）第３発明は、図１に示すよう
に、第１発明または第２発明において、中間吸気弁口４
と終端吸気弁口５との間の弁口間肉壁部分１２から吸気
案内壁１３を立ち上げ、この吸気案内壁１３を吸気ポー
ト２の始端部に向けて導出したことを特徴とする。
に、第１発明または第２発明において、中間吸気弁口４
と終端吸気弁口５との間の弁口間肉壁部分１２から吸気
案内壁１３を立ち上げ、この吸気案内壁１３を吸気ポー
ト２の始端部に向けて導出したことを特徴とする。
【００１０】
（第１発明）第１発明によれば、次の作用効果を奏する
（図１参照）。 ガイド杆９とバルブブリッジ１０のボス１０ａとの摺
動によって生じる摩擦熱は、ガイド杆９の差込端面９ｂ
から吸気ポート２内を通過する吸気に効率よく放熱さ
れ、ガイド杆９とバルブブリッジ１０のボス１０ａとの
焼き付きが抑制される。
（図１参照）。 ガイド杆９とバルブブリッジ１０のボス１０ａとの摺
動によって生じる摩擦熱は、ガイド杆９の差込端面９ｂ
から吸気ポート２内を通過する吸気に効率よく放熱さ
れ、ガイド杆９とバルブブリッジ１０のボス１０ａとの
焼き付きが抑制される。
【００１１】（第２発明）第２発明によれば、第１発明
の作用効果に加え、次の作用効果を奏する（図１参
照）。 ガイド杆差込孔８の底壁がないうえ、ガイド杆差込孔
８の周肉部８ａの吸気ポート２内に臨む端面８ｂがガイ
ド杆９の差込端面９ｂの位置まで持ち上げられるため、
その周肉部８ａの吸気ポート２内への膨出量が少なくな
り、ガイド杆差込孔８付近の通路断面積が広がり、吸気
効率が高まる。
の作用効果に加え、次の作用効果を奏する（図１参
照）。 ガイド杆差込孔８の底壁がないうえ、ガイド杆差込孔
８の周肉部８ａの吸気ポート２内に臨む端面８ｂがガイ
ド杆９の差込端面９ｂの位置まで持ち上げられるため、
その周肉部８ａの吸気ポート２内への膨出量が少なくな
り、ガイド杆差込孔８付近の通路断面積が広がり、吸気
効率が高まる。
【００１２】（第３発明）第３発明によれば、第１発明
または第２発明の作用効果に加え、次の作用効果を奏す
る（図１参照）。 吸気ポート２に導入された吸気の一部は吸気案内壁１
３で中間吸気弁口４に案内されるため、終端吸気弁口５
と中間吸気弁口４の双方に吸気が過不足なく分配され、
吸気効率が高まる。
または第２発明の作用効果に加え、次の作用効果を奏す
る（図１参照）。 吸気ポート２に導入された吸気の一部は吸気案内壁１
３で中間吸気弁口４に案内されるため、終端吸気弁口５
と中間吸気弁口４の双方に吸気が過不足なく分配され、
吸気効率が高まる。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図１及び図２は本発明の実施形態に係る
多弁エンジンを説明する図で、この実施形態では３弁の
縦形ディーゼルエンジンを用いている。
いて説明する。図１及び図２は本発明の実施形態に係る
多弁エンジンを説明する図で、この実施形態では３弁の
縦形ディーゼルエンジンを用いている。
【００１４】このエンジンの構成は次の通りである。す
なわち、図１に示すように、シリンダヘッド１に吸気ポ
ート２を設け、この吸気ポート２の始端部に吸気導入ポ
ート部分３を形成し、この吸気ポート２の中間部と終端
部とに中間吸気弁口４と終端吸気弁口５とを設け、この
中間吸気弁口４と終端吸気弁口５とに一対の吸気弁６・
７を設け、シリンダヘッド１の天井壁１ａにガイド杆差
込孔８を設け、このガイド杆差込孔８にガイド杆９の一
端部９ａを差し込んで、ガイド杆９をシリンダヘッド１
に固定し、このガイド杆９にバルブブリッジ１０のボス
１０ａを摺動自在に外嵌し、このバルブブリッジ１０を
介して上記一対の吸気弁６・７をロッカアーム１１で連
動するようにしてある。
なわち、図１に示すように、シリンダヘッド１に吸気ポ
ート２を設け、この吸気ポート２の始端部に吸気導入ポ
ート部分３を形成し、この吸気ポート２の中間部と終端
部とに中間吸気弁口４と終端吸気弁口５とを設け、この
中間吸気弁口４と終端吸気弁口５とに一対の吸気弁６・
７を設け、シリンダヘッド１の天井壁１ａにガイド杆差
込孔８を設け、このガイド杆差込孔８にガイド杆９の一
端部９ａを差し込んで、ガイド杆９をシリンダヘッド１
に固定し、このガイド杆９にバルブブリッジ１０のボス
１０ａを摺動自在に外嵌し、このバルブブリッジ１０を
介して上記一対の吸気弁６・７をロッカアーム１１で連
動するようにしてある。
【００１５】ガイド杆９はガイド杆差込孔８に圧入する
ことにより固定してある。バルブブリッジ１０はその中
央部にボス１０ａを備え、ボス孔１０ｂの上端部にパッ
ド１０ｃを嵌合し、このパッド１０ｃにロッカアーム１
１の出力端部１１ａを接当させてある。
ことにより固定してある。バルブブリッジ１０はその中
央部にボス１０ａを備え、ボス孔１０ｂの上端部にパッ
ド１０ｃを嵌合し、このパッド１０ｃにロッカアーム１
１の出力端部１１ａを接当させてある。
【００１６】この実施形態では、図１に示すように、ガ
イド杆差込孔８を吸気ポート２内まで貫通させ、ガイド
杆９の差込端面９ｂを吸気ポート２内に臨ませてあるた
め、ガイド杆９とバルブブリッジ１０のボス１０ａとの
摺動によって生じる摩擦熱は、ガイド杆９の差込端面９
ｂから吸気ポート２内を通過する吸気に効率よく放熱さ
れ、ガイド杆９とバルブブリッジ１０のボス１０ａとの
焼き付きが抑制される。
イド杆差込孔８を吸気ポート２内まで貫通させ、ガイド
杆９の差込端面９ｂを吸気ポート２内に臨ませてあるた
め、ガイド杆９とバルブブリッジ１０のボス１０ａとの
摺動によって生じる摩擦熱は、ガイド杆９の差込端面９
ｂから吸気ポート２内を通過する吸気に効率よく放熱さ
れ、ガイド杆９とバルブブリッジ１０のボス１０ａとの
焼き付きが抑制される。
【００１７】この実施形態では、図１に示すように、ガ
イド杆差込孔８の周肉部８ａの吸気ポート内端面８ｂを
ガイド杆９の差込端面９ｂとほぼ同一平面上（実質的に
同一平面上）に位置させてある。このように、ガイド杆
差込孔８の底壁がないうえ、ガイド杆差込孔８の周肉部
８ａの吸気ポート２内に臨む端面８ｂがガイド杆９の差
込端面９ｂの位置まで持ち上げられるため、その周肉部
８ａの吸気ポート２内への膨出量が少なくなり、ガイド
杆差込孔８付近の通路断面積が広がり、吸気効率が高ま
る。
イド杆差込孔８の周肉部８ａの吸気ポート内端面８ｂを
ガイド杆９の差込端面９ｂとほぼ同一平面上（実質的に
同一平面上）に位置させてある。このように、ガイド杆
差込孔８の底壁がないうえ、ガイド杆差込孔８の周肉部
８ａの吸気ポート２内に臨む端面８ｂがガイド杆９の差
込端面９ｂの位置まで持ち上げられるため、その周肉部
８ａの吸気ポート２内への膨出量が少なくなり、ガイド
杆差込孔８付近の通路断面積が広がり、吸気効率が高ま
る。
【００１８】この実施形態では、図１に示すように、中
間吸気弁口４と終端吸気弁口５との間の弁口間肉壁部分
１２から吸気案内壁１３を立ち上げ、この吸気案内壁１
３を吸気ポート２の始端部に向けて導出してある。この
ようにすると、吸気ポート２に導入された吸気の一部は
吸気案内壁１３で中間吸気弁口４に案内されるため、終
端吸気弁口５と中間吸気弁口４の双方に吸気が過不足な
く分配され、吸気効率が高まる。吸気案内壁１３は、吸
気導入ポート部分３に至るまで導出してある。
間吸気弁口４と終端吸気弁口５との間の弁口間肉壁部分
１２から吸気案内壁１３を立ち上げ、この吸気案内壁１
３を吸気ポート２の始端部に向けて導出してある。この
ようにすると、吸気ポート２に導入された吸気の一部は
吸気案内壁１３で中間吸気弁口４に案内されるため、終
端吸気弁口５と中間吸気弁口４の双方に吸気が過不足な
く分配され、吸気効率が高まる。吸気案内壁１３は、吸
気導入ポート部分３に至るまで導出してある。
【００１９】この実施形態では、図１（Ｂ）に示すよう
に、シリンダ中心軸線１４を通る左右横断線１５より前
側（後側でもよい）で、シリンダヘッド１に吸気ポート
２を左右方向に向けて設け、終端吸気弁口５の中心点５
ａを中間吸気弁口４の中心点４ａより左右横断線１５に
近づけて配置することにより、両中心点４ａ・５ａを通
る中心点通過線１６を吸気導入ポート部分３の中心軸線
３ａに対して傾け、この中心点通過線１６の形成方向に
沿って吸気ポート２の弁口間ポート部分１７を形成する
ことにより、この弁口間ポート部分１７が吸気導入ポー
ト部分３から終端吸気弁口５に近づくにしたがって次第
に左右横断線１５に近づくようにしてある。
に、シリンダ中心軸線１４を通る左右横断線１５より前
側（後側でもよい）で、シリンダヘッド１に吸気ポート
２を左右方向に向けて設け、終端吸気弁口５の中心点５
ａを中間吸気弁口４の中心点４ａより左右横断線１５に
近づけて配置することにより、両中心点４ａ・５ａを通
る中心点通過線１６を吸気導入ポート部分３の中心軸線
３ａに対して傾け、この中心点通過線１６の形成方向に
沿って吸気ポート２の弁口間ポート部分１７を形成する
ことにより、この弁口間ポート部分１７が吸気導入ポー
ト部分３から終端吸気弁口５に近づくにしたがって次第
に左右横断線１５に近づくようにしてある。
【００２０】このような構成によれば、弁口間ポート部
分１７を通過する吸気は、吸気導入ポート部分３で方向
付けられたまま、慣性力で真っすぐに進行しようとする
が、この弁口間ポート部分１７の向きが吸気導入ポート
部分３の向きに対して傾いているため、この吸気２５
は、弁口間ポート部分１７の周壁の外寄り部分１８によ
り吸気ポート２の終端部に案内され、円弧状の終端ポー
ト壁１９に沿って廻り込みながら、終端吸気弁口５から
シリンダ内に導入される。このため、終端吸気弁口５か
らシリンダ内に導入される吸気が、シリンダ内周面２０
に沿うように方向付けられ、終端吸気弁口５付近からス
ムーズに流れ込み、吸気の充填効率が一層高まる。左右
横断線１５は図２（Ｂ）に示すように、シリンダ中心軸
線１４と平行な向きに見て、クランク軸中心軸線２４と
直交する方向に向けてある。
分１７を通過する吸気は、吸気導入ポート部分３で方向
付けられたまま、慣性力で真っすぐに進行しようとする
が、この弁口間ポート部分１７の向きが吸気導入ポート
部分３の向きに対して傾いているため、この吸気２５
は、弁口間ポート部分１７の周壁の外寄り部分１８によ
り吸気ポート２の終端部に案内され、円弧状の終端ポー
ト壁１９に沿って廻り込みながら、終端吸気弁口５から
シリンダ内に導入される。このため、終端吸気弁口５か
らシリンダ内に導入される吸気が、シリンダ内周面２０
に沿うように方向付けられ、終端吸気弁口５付近からス
ムーズに流れ込み、吸気の充填効率が一層高まる。左右
横断線１５は図２（Ｂ）に示すように、シリンダ中心軸
線１４と平行な向きに見て、クランク軸中心軸線２４と
直交する方向に向けてある。
【００２１】この実施形態では、図２（Ｂ）に示すよう
に、吸気導入ポート部分３の通路断面積が吸気ポート２
の中間部分に近づくにつれて次第に小さくなるようにし
てあるため、吸気導入ポート部分３で吸気が加速され、
シリンダ内でのスワール速度が高まり、燃焼性能が高ま
る。尚、図２中の符号２１は排気弁口、２２は排気弁、
２３はうず室式の副燃焼室である。
に、吸気導入ポート部分３の通路断面積が吸気ポート２
の中間部分に近づくにつれて次第に小さくなるようにし
てあるため、吸気導入ポート部分３で吸気が加速され、
シリンダ内でのスワール速度が高まり、燃焼性能が高ま
る。尚、図２中の符号２１は排気弁口、２２は排気弁、
２３はうず室式の副燃焼室である。
【図１】本発明の実施形態に係るエンジンのシリンダヘ
ッド部分を説明する図で、図１（Ａ）は縦断正面図、図
１（Ｂ）は図１（Ａ）のＢ−Ｂ線断面図である。
ッド部分を説明する図で、図１（Ａ）は縦断正面図、図
１（Ｂ）は図１（Ａ）のＢ−Ｂ線断面図である。
【図２】図１のシリンダヘッド部分を説明する図で、図
２（Ａ）は平面図、図２（Ｂ）は横断平面図である。
２（Ａ）は平面図、図２（Ｂ）は横断平面図である。
【図３】従来技術に係るエンジンのシリンダヘッド部分
を説明する図で、図３（Ａ）は縦断正面図、図３（Ｂ）
は図３（Ａ）のＢ−Ｂ線断面図である。
を説明する図で、図３（Ａ）は縦断正面図、図３（Ｂ）
は図３（Ａ）のＢ−Ｂ線断面図である。
１…シリンダヘッド、２…吸気ポート、３…吸気導入ポ
ート部分、４…中間吸気弁口、５…終端吸気弁口、６・
７…吸気弁、８…ガイド杆差込孔、８ａ…周肉部、８ｂ
…端面、９…ガイド杆、９ａ…一端部、９ｂ…差込端
面、１０…バルブブリッジ、１０ａ…ボス、１１…ロッ
カアーム。
ート部分、４…中間吸気弁口、５…終端吸気弁口、６・
７…吸気弁、８…ガイド杆差込孔、８ａ…周肉部、８ｂ
…端面、９…ガイド杆、９ａ…一端部、９ｂ…差込端
面、１０…バルブブリッジ、１０ａ…ボス、１１…ロッ
カアーム。
Claims (3)
- 【請求項１】 シリンダヘッド(１)に吸気ポート(２)を
設け、この吸気ポート(２)の始端部に吸気導入ポート部
分(３)を形成し、この吸気ポート(２)の中間部と終端部
とに中間吸気弁口(４)と終端吸気弁口(５)とを設け、こ
の中間吸気弁口(４)と終端吸気弁口(５)とに一対の吸気
弁(６)・(７)を設け、シリンダヘッド(１)の天井壁(１
ａ)にガイド杆差込孔(８)を設け、このガイド杆差込孔
(８)にガイド杆(９)の一端部(９ａ)を差し込んで、ガイ
ド杆(９)をシリンダヘッド(１)に固定し、このガイド杆
(９)にバルブブリッジ(１０)のボス(１０ａ)を摺動自在
に外嵌し、このバルブブリッジ(１０)を介して上記一対
の吸気弁(６)・(７)をロッカアーム(１１)で連動するよ
うにした多弁エンジンにおいて、 ガイド杆差込孔(８)を吸気ポート(２)内まで貫通させ、
ガイド杆(９)の差込端面(９ｂ)を吸気ポート(２)内に臨
ませた、ことを特徴とする多弁エンジン。 - 【請求項２】 請求項１に記載した多弁エンジンにおい
て、ガイド杆差込孔(８)の周肉部(８ａ)の吸気ポート
(２)内に臨む端面(８ｂ)をガイド杆(９)の差込端面(９
ｂ)とほぼ同一平面上に位置させた、ことを特徴とする
多弁エンジン。 - 【請求項３】 請求項１または請求項２に記載した多弁
エンジンにおいて、中間吸気弁口(４)と終端吸気弁口
(５)との間の弁口間肉壁部分(１２)から吸気案内壁(１
３)を立ち上げ、この吸気案内壁(１３)を吸気ポート
(２)の始端部に向けて導出した、ことを特徴とする多弁
エンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10648696A JPH09291804A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 多弁エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10648696A JPH09291804A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 多弁エンジン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09291804A true JPH09291804A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14434802
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10648696A Pending JPH09291804A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | 多弁エンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09291804A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015074442A1 (zh) * | 2013-11-25 | 2015-05-28 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 四气门柴油机气缸盖 |
| CN110359975A (zh) * | 2019-07-02 | 2019-10-22 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 一种中空式的气门桥导向杆 |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP10648696A patent/JPH09291804A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015074442A1 (zh) * | 2013-11-25 | 2015-05-28 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 四气门柴油机气缸盖 |
| GB2536136A (en) * | 2013-11-25 | 2016-09-07 | Guangxi Yuchai Machinery Co Ltd | Cylinder cover of four-valve diesel engine |
| GB2536136B (en) * | 2013-11-25 | 2020-04-29 | Guangxi Yuchai Machinery Co Ltd | Cylinder cover of four-valve diesel engine |
| CN110359975A (zh) * | 2019-07-02 | 2019-10-22 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 一种中空式的气门桥导向杆 |
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