JP2000096858A - 浴室ユニットの出入り口部分の構造 - Google Patents

浴室ユニットの出入り口部分の構造

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JP2000096858A
JP2000096858A JP10272337A JP27233798A JP2000096858A JP 2000096858 A JP2000096858 A JP 2000096858A JP 10272337 A JP10272337 A JP 10272337A JP 27233798 A JP27233798 A JP 27233798A JP 2000096858 A JP2000096858 A JP 2000096858A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドア枠の下枠を低くしても水が外に溢れるこ
とがなく、しかも洗い場が狭く見えることがないと共に
掃除も容易となる浴室ユニットの出入り口部分の構造を
提供する。 【解決手段】 防水床パン1に出入り口に対応する部分
に切り欠き2を設ける。この切り欠き2の下方に排水を
受ける排水樋3を全長に亙って装着する。ドア枠4を排
水樋3の上方に配置すると共にドア枠4の下枠4bを排
水樋3に装着する。切り欠き2縁と下枠4bの浴室内側
の縁との間に排水樋3内と連通する開口部5を設ける。
この開口部5に開口部5を覆う排水目皿6を設ける。ド
ア枠4の下枠4bに下枠4bの長手方向に長い水止め部
材38を上下に起倒自在に装着する。ドア枠4に開閉自
在に装着したドア34を閉じたとき水止め部材38が起
立すると共にドア34を開いたとき水止め部材38が下
枠4b上に倒れるようにドア34と水止め部材38とを
連動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は浴室ユニットの出入
り口部分の構造に関し、詳しくは出入り口から浴室内の
水が外に漏れないようにする構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、浴室に対して出入りするとき足を
つまずいたりしないようにするためにドア枠の下枠の上
面を浴室の防水床パンより高くしないように施工するこ
とが行われるようになってきた。ところが、ドア枠の下
枠の高さを低くすると浴室外に水が下枠の上を越えて漏
れるおそがあるので、防水床パンの洗い場の周方向の全
周に亙るように排水溝を設け、排水溝の上面開口を覆う
ようにすのこ状のグレーチングを被着していた。つま
り、洗い場の全周に亙って設けた排水溝に洗い場の水を
排水することでドア枠の下枠を越えて水が漏れるのを防
いでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
にあっては、洗い場の全周に排水溝があるために全周の
排水溝をグレーチングで覆う構造となり、洗い場が狭く
見えるという問題があり、また掃除も大変であるという
問題がある。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、ドア枠の下枠を低くしても水が外に溢れることが
なく、しかも洗い場が狭く見えることがないと共に掃除
も容易となる浴室ユニットの出入り口部分の構造を提供
することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1の浴室ユニットの出入り口部分の構
造は、防水床パン1に出入り口に対応する部分で出入り
口の幅方向に亙るように切り欠き2を設け、この切り欠
き2の下方に排水を受ける排水樋3を全長に亙って装着
し、ドア枠4を排水樋3の上方に配置すると共にドア枠
4の下枠4bを排水樋3に装着し、上記切り欠き2縁と
下枠4bの浴室内側の縁との間に排水樋3内と連通する
開口部5を設け、この開口部5に開口部5を覆う排水目
皿6を設け、ドア枠4の下枠4bに下枠4bの長手方向
に長い水止め部材38を上下に起倒自在に装着し、ドア
枠4に開閉自在に装着したドア34を閉じたとき水止め
部材38が起立すると共にドア34を開いたとき水止め
部材38が下枠4b上に倒れるようにドア34と水止め
部材38とを連動させて成ることを特徴とする。防水床
パン1の排水は排水目皿6を介して排水樋3に排水さ
れ、このとき排水が排水目皿6を浴室外の方に越えても
閉じたドア34で起立させられた水止め部材38にて浴
室外に漏れるのが阻止される。このことにより、浴室外
に排水が漏れるのを確実に防止でき、また出口部分だけ
に排水樋3を設けて排水樋3の上面を排水目皿6で覆う
ために洗い場が狭くなったりするおそれがないと共に排
水樋3の長さが短くて掃除が容易にできる。またドア3
4を開いたときには水止め部材38が下枠4bの上に倒
れて水止め部材38が通行の邪魔にならない。
【0006】また本発明の請求項2の浴室ユニットの出
入り口部分の構造は、請求項1において、排水目皿6の
下にヘアーキャッチャー27を設けたことを特徴とす
る。排水樋3に排水が入る前にヘアーキャッチャー27
にてヘアー等の捕捉物を捕捉でき、排水管路の詰まり等
を確実に防止できる。
【0007】また本発明の請求項3の浴室ユニットの出
入り口部分の構造は、請求項2において、排水目皿6の
下にヘアーキャッチャー27が上下に揺動自在になるよ
うに支持し、排水目皿6を取り外す際にはヘアーキャッ
チャー27に捕捉したヘアー等の捕捉物が落下しない方
向にヘアーキャッチャー27を傾斜させて排水目皿6を
取り外せるようにして成ることを特徴とする。排水目皿
6を取り外すとき、ヘアーキャッチャー27からヘアー
等の捕捉物が落下しないようにヘアーキャッチャー27
を傾斜させて排水目皿6を取り外すことができ、ヘアー
等の捕捉物が落下して汚れるおそれがない。
【0008】また本発明の請求項4の浴室ユニットの出
入り口部分の構造は、請求項3において、ヘアーキャッ
チャー27は横片27aと縦片27bとで断面略L字状
になっていることを特徴とする。断面略L字状のヘアー
キャッチャー27で確実にヘアー等の捕捉物を捕捉でき
る。
【0009】また本発明の請求項5の浴室ユニットの出
入り口部分の構造は、請求項3において、 ヘアーキャ
ッチャー27に捕捉したヘアー等の捕捉物が落下する方
向にヘアーキャッチャー27が傾斜しないように止める
ストッパー30を設けたことを特徴とする。ヘアーキャ
ッチャー27を排水目皿6に対して揺動自在に設けたも
のでもヘアー等の捕捉物が落下する方向にヘアーキャッ
チャー27が傾斜しないようにストッパー30で止める
ことができてヘアー等の捕捉物が落下するのを防止でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】浴室の底部には全面に亙って防水
床パン1が敷設されており、防水床パン1の周囲には立
ち上がり縁14を略全周に亙って設けてあり、立ち上が
り縁14の上部には全周に亙って載置段部15を設けて
あり、そして防水床パン1の周囲に立設した壁パネル9
の下端を載置段部15に載設してある。この防水床パン
1の周囲のうち出入り口を設ける部分には出入り口の幅
方向に亙るように平面から見てL字状になるように切り
欠き2を設けてある。
【0011】この切り欠き2を設けた部分の下方には切
り欠き2の全長に亙るように断面略U字状の排水樋3を
配置してあり、この排水樋3を防水床パン1に取り付け
ある。このように防水床パン1と別体の部材として取り
付けられる排水樋3は十分に深さのあるものであって、
出入り口の幅方向に亙る部分にだけ設けるものでも十分
に容積があって、十分に排水を吸収して排水の勢いを止
めることができる。この排水樋3の長手方向の端部には
排水樋3の端部を閉塞するための端部キャップ16,1
7を一体に装着してあり、各端部キャップ16,17に
は夫々下方に突出するように排水口18を垂下してあ
る。端部キャップ16の端面の止水板16aの上端は防
水床パン1の切り欠き2縁の下面側に載置段部15まで
至るように当接してある。端部キャップ17の止水板1
7aの上端部は防水床パン1の立ち上がり縁14と同様
に立ち上げてあり、止水板17aの上端に設けた載置段
部15に壁パネル9の下端を載せて支持できるようにな
っている。端部キャップ16,17内の中段の高さ位置
には仕切り板19を一体に設けてあり、仕切り板19に
矩形状の遊嵌孔20を穿孔してある。
【0012】排水樋3の一方の側壁3aは防水床パン1
の裏リブ21に沿わせられ、側壁3aの上部から裏リブ
21にビスのような固着具22を打入して側壁3aの上
部が防水床パン1に固着される。排水樋3の側壁3aの
下部から側方に取り付け片23を突設してあり、取り付
け片23から裏リブ21にビスのような固着具22を打
入して側壁3aの下部が固着される。排水樋3の他方の
側壁3bの上端には長手方向に亙るように側方に突出す
る受け部24を設けてある。
【0013】ドア枠4は両側の縦枠4aと両側の縦枠4
aの上端間に架設した上枠と両側の縦枠4aの下端間に
架設した下枠4bとで矩形枠状に形成されており、この
ドア枠4を排水樋3の上方に配置して取り付けてある。
ドア枠4を取り付けるとき下枠4bの下面は上記受け部
24に載置され、縦枠4aが壁パネル9の側端に連結さ
れる。防水床パン1のコーナ部に位置する一方の縦枠4
aは縦枠4aと壁パネル9の端部との間にドア固定用ア
ングル25を介装し、夫々ドア固定用アングル25から
縦枠4aや壁パネル9にビスのような固着具22を打入
して固定される。他方の縦枠4aは縦枠4aから壁パネ
ル9にビスのような固着具22を打入して固定される。
【0014】ドア枠4の下枠4bの下面が排水樋3の受
け部24に載置されるが、この間の奥部にはソフトテー
プのようなシール性のあるパッキン10が介装されてお
り、このパッキン10を介装した部分より浴室内側で段
部11aを設けることで形成した充填溝11にシリコン
シーリング材のようなシーリング材12が充填されてお
り、このシリコンシーリング材12の表面側にはシリコ
ンシーリング材のような表面被覆シーリング材13が被
覆されている。このようにしてパッキン10と充填溝1
1に充填したシーリング材12と表面被覆シーリング材
13で3重にシールされる。また縦枠4aの外面と止水
板16a,17aとの間、縦枠4aと壁パネル9との
間、排水樋3の側壁3aの上端と防水床パン1の切り欠
き2縁の下面との間も上記のようにパッキン10とシー
リング材12と表面被覆シーリング材13で3重にシー
ルされることが望ましい。
【0015】上記のようにドア枠4が取り付けられる
が、ドア枠4を取り付けることでドア枠4の下枠4bの
浴室内側の縁と切り欠き2縁で囲まれる部分に排水樋3
内に連通する開口部5が形成され、開口部5がドア枠4
の幅方向の全長に亙っている。下枠4bの開口部5側の
縁には上支持片26aと下支持片26bとよりなる受け
部26を下枠4bの長手方向全長に亙って設けてある。
開口部5を覆う排水目皿6は細長い矩形状の板であり、
凸条を長手方向に亙るように設けてあると共に小孔より
なる排水孔を多数穿孔してある。かかる排水目皿6は幅
が開口部5の幅よりやや広く、長さが下枠4bの長さと
同じである。本例の場合、排水目皿6の裏面側に横片2
7aと縦片27bよりなる断面略L字状のヘアーキャッ
チャー27を一体に装着してある。このヘヤーキャッチ
ャー27は櫛刃状であり、下枠4bの長手方向全長に亙
っている。またヘアーキャッチャー27を排水目皿6の
裏面に取り付けるとき、ヘアーキャッチャー27が上下
に揺動自在になるように取り付けられるものであって、
排水目皿6の下面側に設けた嵌合凹所28にヘアーキャ
ッチャー27の縦片27bの上端の嵌合軸部29を回転
可能に嵌合してある。このヘアーキャッチャー27は上
下に揺動可能であるが、横片27aが水平状態より下方
に回動しないようにストッパー30を設けてある。この
ストッパー30は嵌合軸部29に設けた突起30aとこ
の突起30aが当たる嵌合凹所28の外周部分の端面3
0bとで構成されている。排水目皿6はヘアーキャッチ
ャー27と一緒に開口部5を覆うように取り付けられる
ものであって、排水目皿6の一方の端縁を受け部26の
上支持片26aと下支持片26bとの間に挿入し、排水
目皿6の他方の端縁が切り欠き2縁の上に載置される。
このとき排水目皿6の係止部31が開口部5内に挿入さ
れて排水目皿6に幅方向の移動が規制される。排水目皿
6を取り付けるとき排水目皿6にヘアーキャッチャー2
7が一体に取り付けてあっても横片27aの先端が排水
目皿6に近接するように回動するために図1の矢印aの
ように排水目皿6を容易に装着できる。また排水目皿6
を取り外すときも横片27aの先端が排水目皿6に近接
するように回動してヘアーキャッチャー27に捕捉した
ヘアー等の捕捉物が落下しないようにヘアーキャッチャ
ー27を傾斜させることができるため、ヘアーキャッチ
ャー27からヘアー等の捕捉物が落下する弊害を防止で
きる。また上記のようにヘアーキャッチャー27を上下
に揺動自在にしたものでもヘアーキャッチャー27の横
片27aが水平より下方に傾斜するのがストッパー30
で止められ、ヘアーキャッチャー27にてヘアー等の捕
捉物を確実に捕捉できる。
【0016】上記のように排水目皿6が下枠4bの長手
方向全長に亙って取り付けられるが、開口部5の縦枠4
aに対応する部分の両端は化粧キャップ7,8にて次の
ように仕舞われる。化粧キャップ7はコーナー排水化粧
キャップであり、上面の略L字状の表面板部7aと、表
面板部7aの下方に一体に設けたブロック部7bと、ブ
ロック部7bの下端に設けた突起7cとで構成されてい
る。この化粧キャップ7は図9(a)の矢印bのように
ブロック部7bを開口部5内に挿入してブロック部7b
の下端を仕切り板19の上に載せ、突起7cを仕切り板
19の遊嵌孔20に遊嵌し、表面板部7aの縁部を切り
欠き2縁に載せるように配置される。このとき、ブロッ
ク部7bの外面と対向する開口部5の内面に塗布したシ
リコンシーリング材のような接着剤32にてブロック部
7bが接着されて固定される。また化粧キャップ8は平
排水化粧キャップであり、上面の平板状の表面板部8a
と、表面板部8aの下方に一体に設けたブロック部8b
と、ブロック部8bの下端に設けた突起8cとで構成さ
れている。この化粧キャップ8は図9(b)の矢印cの
ようにブロック部8bを開口部5内に挿入してブロック
部8bの下端を仕切り板19の上に載せ、突起8cを仕
切り板19の遊嵌孔20に遊嵌し、表面板部8aの縁部
を切り欠き2縁に載せるように配置される。このとき、
ブロック部8bの外面と対向する開口部5の内面に塗布
したシリコンシーリング材のような接着剤32にてブロ
ック部7bが接着されて固定される。上記のように化粧
キャップ7,8が取り付けられるが、突起7c,8cを
遊嵌孔20に遊嵌してあるために化粧キャップ7,8を
図9の矢印d,eのように前後左右に位置調整すること
ができ、化粧キャップ7,8の端縁を縦枠4aに当接し
て外観よく仕舞うことができる。このためドア枠4を取
り付ける位置に施工誤差があっても化粧キャップ7,8
にて外観よく仕舞うことができる。
【0017】ドア枠4の下枠4bの上面の浴室内側部分
には下枠4bの長手方向に亙るようにスライド溝33を
設けてあり、ドア枠4内に開閉自在に配置した二つ折り
ドアのようなドア34の下端のスライド軸35がスライ
ド溝33にスライド自在に装着してある。下枠4bのス
ライド溝33より浴室外側には下枠4bの長手方向に亙
るように凹所37を設けてあり、この凹所37の部分に
は凹所37の上面を覆い得る板状の水止め部材38を配
置してあり、この水止め部材38を下枠4bに起倒自在
に装着してある。つまり、下枠4bの凹所37内の浴室
外側の縁部には長手方向に亙るように枢支軸部39を設
けてあり、水止め部材38の縁部に長手方向に亙って設
けた枢支部40を枢支軸部39に回転自在に装着してあ
る。この水止め部材38は倒したとき水平になって凹所
37の上面開口を閉塞し、起こしたとき斜め上方を向く
ようになっている。縦枠4aの内周側にはドア34を閉
じたとき端縁が当たる戸当たり縁41を設けてあるが。
この戸当たり縁41より浴室外側で下枠4bの上には止
水板42を装着してあり、水止め部材38を起立させた
とき水止め部材38が止水板42の下面に当接するよう
になっている。この下枠4bの凹所37の浴室内側には
空間43を設けてあるが、凹所37と空間42とは連通
孔44にて連通しており、空間43は連通孔45にて排
水樋3内に連通している。
【0018】上記の水止め部材38は後述する駆動ユニ
ットAにて起倒するように駆動されるが、ドア34を閉
じたとき水止め部材38が起立し、ドア34を開いたと
き水止め部材38が倒れるようになっている。ドア34
を閉じて入浴しているとき、防水床パン1上の排水は排
水目皿6からヘアーキャッチャー27を介して排水樋3
に排水される。このとき、排水目皿6を越えてさらに出
入り口側に行く排水は起立した水止め部材38で受けら
れ、水止め部材38にてそれ以上浴室外側に行くことが
ない。水止め部材38で受けられた水は図1の矢印fの
ように凹所37に入り、連通孔44を介して空間43内
を通り、連通孔45、ヘアーキャッチャー27を介して
排水樋3に排水される。
【0019】下枠4bの凹所37に収納するように取り
付けられる駆動ユニットAは図10乃至図14に示すよ
うに形成されるものであり、ケーシング51、アーム5
2、トリガー53、駆動用バネ54、復帰用バネ55等
で構成されている。ケーシング51にはトリガー用開口
56や一対のアーム収納開口57を設けてあり、ケーシ
ング51の両側面には摺動ガイド溝58を設けてある。
この摺動ガイド溝58は水平ガイド溝58aと傾斜ガイ
ド溝58bとで構成されている。またケーシング51の
アーム収納開口57の下方にはガイドレール部59を設
けてある。アーム52は2個一組となっており、アーム
52の基部を連結部60で一体に連結してある。2個の
アーム52はケーシング51のアーム収納開口57に摺
動自在に挿入してガイドレール部59に載せてあり、ア
ーム52の側面に突設した摺動ピン61,62を摺動ガ
イド溝58に摺動自在に装着してある。そして摺動ピン
61は水平ガイド溝58aに沿って摺動し、摺動ピン6
2は傾斜ガイド溝58bに沿って摺動するようになって
いる。トリガー53は基台部53bと半円筒状の操作部
53aを一体に設けて形成されており、トリガー53は
トリガー用開口56に摺動自在に装着してある。アーム
52の基部側にはバネ収納凹所63を設けてあり、コイ
ルバネのような駆動用バネ54をバネ収納凹所63に挿
入してあり、駆動用バネ54のアーム52の基端から突
出する端部をトリガー53の基台部53bに当接してあ
る。駆動用バネ54を装着した状態では駆動用バネ54
の力が作用していなくてアーム52が水平に倒れた状態
である。またアーム52の連結部60とケーシング51
との間にはコイルバネのような復帰用バネ55を介装し
てあり、アーム52がトリガー53の方に摺動して倒れ
た状態になっている。復帰用バネ55と駆動用バネ54
とは復帰用バネ55の方が駆動用バネ54よりバネ定数
を小さくしてある。一対のアーム52の先端にはアーム
52の摺動方向と直交する方向にピン埋設孔64を穿設
してあり、波形の溝を設けたスプリングピンのような連
結ピン65をピン埋設孔64に挿入することで一方のア
ーム52に連結ピン65を装着してあり、アーム52か
ら下枠4bの長手方向と平行になるように連結ピン65
を突設してある。水止め部材38の端部の下面には係止
フック67を装着してあり、この係止フック67に連結
ピン65を係止してある。またトリガー53の操作部5
3aは半円筒状になっているが、この操作部53aを覆
うように上面を閉塞せる有底半円筒状のキャップ66を
被嵌してある。そしてこのキャップ66の下部には外方
に向けて水平に突出する鍔部66aを設けてあり、この
鍔部66aにてトリガー用開口56を覆ってある。
【0020】ドア34を開いた状態ではトリガー53が
押されていなく、水止め部材38は自重で倒れた状態で
ある。このときアーム52が図13(a)や図14
(a)のように突出していなくて、アーム収納開口57
に収まっている。ドア34を開いた状態では水止め部材
38が水平に倒れているために通行時に水止め部材38
に足が引っ掛かったりすることがない。この状態からド
ア34を閉じると、ドア34にて図13(a)の矢印h
のようにトリガー53が押される。トリガー53が押さ
れると、駆動用バネ54を介してアーム52が押され、
アーム52が復帰用バネ55に抗して摺動する。アーム
52が摺動すると、上記のようにアーム52の先端が斜
め上に上がるように枢支部40側に向けて摺動する。こ
れによりアーム52の先端から図13(b)の矢印i方
向に作用する力で水止め部材38の枢支部40の近傍が
押されて水止め部材38が回動し、水止め部材38が起
立する。水止め部材38が立ち上がると、水止め部材3
8の両端の上面が止水板42の下面に当接し、浴室内側
から水が漏れるのを確実に防止できる。上記のようにト
リガー53を押すと、駆動用バネ54を介してアーム5
2が押され、アーム52が復帰用バネ55に抗して摺動
するが、アーム52が摺動するとき摺動ピン61が水平
ガイド溝58aに沿って摺動すると共に摺動ピン62が
傾斜ガイド溝58bに沿って摺動し、図13(b)や図
14(b)のようにアーム52の先端が斜め上に上がる
ように摺動する。上記のように水止め部材38が起立し
た状態で水止め部材38を踏んでも、アーム52が駆動
用バネ54に抗して摺動して倒れて水止め部材38が水
平に倒れて水止め部材38が破損することがない。この
とき駆動用バネ54を介してトリガー53に図13
(d)の矢印jのような力がかかる。また水止め部材3
8を起立させるときトリガー53にて駆動用バネ54を
介してアーム52が押されてアーム52の先端が斜め上
に上がることで水止め部材38を起立させるために水止
め部材38を長期に亙って安定よく起立させることがで
き、しかもトリガー53の摺動ストロークが小さくても
水止め部材38を起立させることができる。このとき水
止め部材38の枢支部40の近傍をアーム52の先端が
押すためにトリガー53の摺動ストロークを一層少なく
できる。また上記と逆にドア34を開くと、ドア34が
トリガー53から離れ、トリガー53の押圧が解除さ
れ、復帰用バネ55にてアーム52及びトリガー53が
上記と逆に摺動し、アーム52が倒れて水止め部材38
が倒れる。このとき、アーム52に復帰用バネ55の力
がかかり、連結ピン65に図13(c)の矢印kの力が
作用し、連結ピン65と係止フック67とが係止されて
いるために水止め部材38が復帰用バネ55の力で下方
に引かれて倒れる。
【0021】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、防水床パン
に出入り口に対応する部分で出入り口の幅方向に亙るよ
うに切り欠きを設け、この切り欠きの下方に排水を受け
る排水樋を全長に亙って装着し、ドア枠を排水樋の上方
に配置すると共にドア枠の下枠を排水樋に装着し、上記
切り欠き縁と下枠の浴室内側の縁との間に排水樋内と連
通する開口部を設け、この開口部に開口部を覆う排水目
皿を設け、ドア枠の下枠に下枠の長手方向に長い水止め
部材を上下に起倒自在に装着し、ドア枠に開閉自在に装
着したドアを閉じたとき水止め部材が起立すると共にド
アを開いたとき水止め部材が下枠上に倒れるようにドア
と水止め部材とを連動させているので、防水床パンの排
水は排水目皿を介して排水樋に排水され、このとき排水
が排水目皿を浴室外の方に越えても閉じたドアで起立さ
せられた水止め部材にて浴室外に漏れるのが阻止される
ものであって、浴室外に排水が漏れるのを確実に防止で
きるものであり、また出口部分だけに排水樋を設けて排
水樋の上面を排水目皿で覆うために洗い場が狭くなった
りするおそれがないと共に排水樋の長さが短くて掃除が
容易にできるものであり、またドアを開いたときには水
止め部材が下枠の上に倒れて水止め部材が通行の邪魔に
ならないものである。
【0022】また本発明の請求項2の発明は、請求項1
において、排水目皿の下にヘアーキャッチャーを設けた
ので、排水樋に排水が入る前にヘアーキャッチャーにて
ヘアー等の捕捉物を捕捉でき、排水管路の詰まり等を確
実に防止できるものである。
【0023】また本発明の請求項3の発明は、請求項2
において、排水目皿の下にヘアーキャッチャーが上下に
揺動自在になるように支持し、排水目皿を取り外す際に
はヘアーキャッチャーに捕捉したヘアー等の捕捉物が落
下しない方向にヘアーキャッチャーを傾斜させて排水目
皿を取り外せるようにしたので、排水目皿を取り外すと
き、ヘアーキャッチャーからヘアー等の捕捉物が落下し
ないようにヘアーキャッチャーを傾斜させて排水目皿を
取り外すことができ、ヘアー等の捕捉物が落下して汚れ
るおそれがないものである。
【0024】また本発明の請求項4の発明は、請求項3
において、ヘアーキャッチャーは横片と縦片とで断面略
L字状になっているので、断面略L字状のヘアーキャッ
チャーで確実にヘアー等の捕捉物を捕捉できるものであ
る。
【0025】また本発明の請求項5の発明は、請求項3
において、ヘアーキャッチャーに捕捉したヘアー等の捕
捉物が落下する方向にヘアーキャッチャーが傾斜しない
ように止めるストッパーを設けたので、ヘアーキャッチ
ャーを排水目皿に対して揺動自在に設けたものでもヘア
ー等の捕捉物が落下する方向にヘアーキャッチャーが傾
斜しないようにストッパーで止めることができてヘアー
等の捕捉物が落下するのを防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例で図2の組み立て状
態でのX−X線で切断した断面図である。
【図2】同上の一部を分解した斜視図である。
【図3】同上の排水目皿にヘヤーキャッチャーを装着し
た部分を拡大せる断面図である。
【図4】同上のドア枠の取り付けを説明する斜視図であ
る。
【図5】同上の排水樋の一方の端部キャップの部分の斜
視図である。
【図6】同上の排水樋の他方の端部キャップの部分を示
す斜視図である。
【図7】同上の接合部をシールする部分を示す斜視図で
ある。
【図8】同上の接合部をシールした状態の要部を拡大せ
る断面図である。
【図9】同上の化粧キャップを取り付ける状態を示し、
(a)は一方の斜視図、(b)は他方の斜視図である。
【図10】同上の駆動ユニットの分解斜視図である。
【図11】同上の駆動ユニットを示し、(a)は平面
図、(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図12】(a)は図11(a)のY−Y線断面図、
(b)は図11(a)のZ−Z線断面図である。
【図13】(a)(b)(c)(d)は同上の駆動ユニ
ットの動作を説明する斜視図である。
【図14】(a)(b)は同上の駆動ユニットの動作を
説明する側面図である。
【符号の説明】
1 防水床パン 2 切り欠き 3 排水樋 4 ドア枠 4a 縦枠 4b 下枠 5 開口部 6 排水目皿 27 ヘアーキャッチャー 27a 横片 27b 縦片 30 ストッパー 34 ドア 38 水止め部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E06B 1/70 E06B 1/70 A 2E036 7/14 7/14 Fターム(参考) 2D032 GA05 2D061 AA02 CA02 CC09 CC14 CC15 DA01 DE04 DE13 DE15 2E001 DA02 DA03 FA42 GA12 GA32 GA55 HF02 MA02 QA00 2E011 MA01 2E025 BA02 BB08 BC02 2E036 RA08 RA10 RC02 TA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水床パンに出入り口に対応する部分で
    出入り口の幅方向に亙るように切り欠きを設け、この切
    り欠きの下方に排水を受ける排水樋を全長に亙って装着
    し、ドア枠を排水樋の上方に配置すると共にドア枠の下
    枠を排水樋に装着し、上記切り欠き縁と下枠の浴室内側
    の縁との間に排水樋内と連通する開口部を設け、この開
    口部に開口部を覆う排水目皿を設け、ドア枠の下枠に下
    枠の長手方向に長い水止め部材を上下に起倒自在に装着
    し、ドア枠に開閉自在に装着したドアを閉じたとき水止
    め部材が起立すると共にドアを開いたとき水止め部材が
    下枠上に倒れるようにドアと水止め部材とを連動させて
    成ることを特徴とする浴室ユニットの出入り口部分の構
    造。
  2. 【請求項2】 排水目皿の下にヘアーキャッチャーを設
    けたことを特徴とする請求項1記載の浴室ユニットの出
    入り口部分の構造。
  3. 【請求項3】 排水目皿の下にヘアーキャッチャーが上
    下に揺動自在になるように支持し、排水目皿を取り外す
    際にはヘアーキャッチャーに捕捉したヘアー等の捕捉物
    が落下しない方向にヘアーキャッチャーを傾斜させて排
    水目皿を取り外せるようにして成ることを特徴とする請
    求項2記載の浴室ユニットの出入り口部分の構造。
  4. 【請求項4】 ヘアーキャッチャーは横片と縦片とで断
    面略L字状になっていることを特徴とする請求項3記載
    の浴室ユニットの出入り口部分の構造。
  5. 【請求項5】 ヘアーキャッチャーに捕捉したヘアー等
    の捕捉物が落下する方向にヘアーキャッチャーが傾斜し
    ないように止めるストッパーを設けたことを特徴とする
    請求項3記載の浴室ユニットの出入り口部分の構造。
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