JP2000096692A - 局部洗浄装置 - Google Patents

局部洗浄装置

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JP2000096692A
JP2000096692A JP10285972A JP28597298A JP2000096692A JP 2000096692 A JP2000096692 A JP 2000096692A JP 10285972 A JP10285972 A JP 10285972A JP 28597298 A JP28597298 A JP 28597298A JP 2000096692 A JP2000096692 A JP 2000096692A
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Japan
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local cleaning
pipe
cleaning device
flexible hose
floor
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JP10285972A
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English (en)
Inventor
Hironori Honda
裕紀 本田
恭廣 ▲柳▼川
Yasuhiro Yanagawa
Yoshiyuki Tanimura
嘉之 谷村
Masunaga Konishi
加呂 小西
Takeshi Yabuki
毅 薮木
Eiji Sato
栄治 佐藤
Hisaaki Hirata
寿明 平田
Kuniharu Shigematsu
邦治 重松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管もしくは電源コードを隠蔽してなる外観
の良好な局部洗浄装置を提供する。 【解決手段】 給水源からの水を局部洗浄装置へ供給す
るための配管を配管カバーで覆ったので、配管が外部に
露出せず、配管を踏みつけたり汚れが付着したりするな
どの不具合を回避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用便後等に局部を
洗浄できるようにした局部洗浄装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の局部洗浄装置の例を図19に示
す。局部洗浄装置は便器に装着して使用されるものであ
り、人体局部を洗浄するために必要な水を、給水源から
便器上に設置された局部洗浄装置まで供給する必要があ
る。そのため、給水源から局部洗浄装置の給水口まで
は、フレキシブルホースまたは銅等の金属配管で接続す
るようにしている。また、人体局部を洗浄するための水
を適温に温めたりするなどの局部洗浄装置に搭載される
種々の機能を駆動制御するために必要な電力を、電源コ
ンセントから局部洗浄装置まで供給する必要がある。そ
のため、局部洗浄装置の電源コードを電源コンセントに
接続するようにしている。
【0003】近年では、局部洗浄装置の便器への装着面
の清掃を容易にする目的で、フレキシブルホースや電源
コードの可撓性を利用し、便器に対して局部洗浄装置を
着脱自在とすることができるタイプも提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来の構成では、配管が外部に直接露出して見苦しいと
いう問題があった。また、便器に対して着脱できるタイ
プの局部洗浄装置においては、配管を取り外すことなく
局部洗浄装置を移動させうるべく、フレキシブルホース
は配管接続に必要な長さよりも長めにしておくのが通例
であるが、局部洗浄装置を便器に設置した通常状態で
は、この長いフレキシブルホースが無造作に床を這い、
見映えが悪いだけでなく、使用者が誤って踏みつけて破
損したり、床の汚れが付着しやすい等々の欠点を有して
いた。
【0005】また電源コードについても、必要最低限の
長さよりも長めに設定しておくのが普通である。電源コ
ードの場合、余分なコードをコードクランプ等で処理し
て見映えを多少なりとも改善することはできる。しか
し、何もせずにそのまま床を這わせておいた場合、見映
えが悪いだけでなく、床に付着した水滴等に電源コード
が長時間浸されて漏電事故を起こしたり、さらに使用者
が誤って踏みつけて感電したりする恐れもある。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、配管もしくは電源コード
を隠蔽してなる外観の良好な局部洗浄装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記目的を達成するために、請求項1の局部洗浄装置にお
いては、給水源からの水を局部洗浄装置へ供給するため
の配管を配管カバーで覆ったので、配管が外部に露出せ
ず、配管を踏みつけたり汚れが付着したりするなどの不
具合を回避することができる。
【0008】請求項2においては、請求項1記載の局部
洗浄装置において、前記配管カバーは建物躯体の一部を
形成するので、配管の存在すら使用者が容易に気付かな
いほど良好に配管を隠蔽することができる。
【0009】請求項3においては、請求項1記載の局部
洗浄装置において、前記配管カバーはトイレに設置され
る器具の外郭を形成するので、トイレ内のキャビネット
等を効果的に利用することにより、別部材を用いること
なく配管を隠蔽することができる。
【0010】請求項4においては、請求項1記載の局部
洗浄装置において、前記配管カバーは配管隠し用別部材
であるので、建物躯体やトイレ内の器具が特殊な形状で
あったり後加工を施したりする必要はなく、簡便に配管
を隠すことが可能である。
【0011】請求項5の局部洗浄装置においては、給水
源からの水を局部洗浄装置へ供給するための配管と、電
源コンセントから電力を局部洗浄装置へ供給するための
電源コードを、ともに配管カバーで覆ったので、配管と
電源コードが外部に露出せず、配管や電源コードを踏み
つけたりする不具合や、思わぬ漏電事故や感電事故など
を回避することができる。
【0012】請求項6においては、請求項5記載の局部
洗浄装置において、前記配管カバーは建物躯体の一部を
形成するので、その存在すら使用者が容易に気付かない
ほど良好に配管及び電源コードを隠蔽することができ
る。
【0013】請求項7においては、請求項5記載の局部
洗浄装置において、前記配管カバーはトイレに設置され
る器具の外郭を形成するので、トイレ内のキャビネット
等を効果的に利用することにより、別部材を用いること
なく配管及び電源コードを隠蔽することができる。
【0014】請求項8においては、請求項5記載の局部
洗浄装置において、前記配管カバーは配管隠し用別部材
であるので、建物躯体やトイレ内の器具が特殊な形状で
あったり後加工を施したりする必要はなく、簡便に配管
及び電源コードを隠すことが可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。本発明の一実施例を示す局部洗浄装置を図1
に示す。図1において、壁4に突出した止水栓7から便
器2上に設置された局部洗浄装置1へ人体局部を洗浄す
るために必要な水を供給するため、止水栓7と局部洗浄
装置1とをフレキシブルホース8で接続している。接続
に際しては、床5に開けた穴5a、5bにフレキシブル
ホース8を通すようにする。穴5aは止水栓7の近傍
に、穴5bは便器2の後方の見えにくい位置に開けるよ
うにする。
【0017】これにより建物躯体の一部を形成する床5
そのものが配管カバーの役割を果たして床5の下のフレ
キシブルホース8を隠蔽し、床5上のフレキシブルホー
ス8も便器2や止水栓7の陰となり容易には見えない。
すなわち本実施例は、フレキシブルホース8の存在に使
用者が容易には気付かないほど、外観の優れた配管構造
である。また、床5上をフレキシブルホース8が這うこ
ともないので、使用者が誤ってフレキシブルホース8を
踏みつけて破損したりする恐れもなく、床5の掃除もし
易い。
【0018】局部洗浄装置1が便器2に対して着脱自在
である場合には、フレキシブルホース8の長さは、配管
を取り外すことなく局部洗浄装置1を移動させうるべ
く、配管接続に必要な長さよりも長めにしてある。この
ため、局部洗浄装置1を便器2に設置した通常状態で
は、長く余ったフレキシブルホース8の処理が問題とな
るが、図1の例では余ったフレキシブルホース8を床5
の下に格納できるため、この点は問題ない。しかも、穴
5a、5bの周囲に適当な端面処理を施しておけば、フ
レキシブルホース8がスムースに摺動し、局部洗浄装置
1の便器2に対する着脱自在性を損なうこともない。こ
れにより、局部洗浄装置1の便器2への装着面の清掃
も、従来どおり容易に行えるのである。
【0019】なお、局部洗浄装置1の電源コード18
は、壁4に設けられた電源コンセント17に接続してい
る。図1の例では、電源コード18の長さが、局部洗浄
装置1の電源コード取り出し口(図示せず)から電源コ
ンセント17までの直線距離に比べてかなり長いため、
余った電源コード18を途中でコードクランプ18aに
より束ねることで外観を改善している。ここで、局部洗
浄装置1の便器2への装着面の清掃のため、便器2に対
して局部洗浄装置1を移動する際には、コードクランプ
18aをほどいてやれば、問題なく行えるのである。
【0020】図2の例では、床5の上に床パネル6を設
けてこの上に便器2等を設置してある。近年、トイレの
改修に際して既存床と別体の床パネルを、既存床の上に
多少の空間を設けて設置する例がある。この場合、図1
の例と同様に床パネル6に穴6a、6bを開けることに
より、図1の例と同様の効果が得られる。なお、床パネ
ル6に穴を開ける作業は、現場に床パネル6を設置した
後でも良いが、床パネル6を現場に搬入する前に予め行
っておくこともできる。
【0021】図3の例では、壁4に穴4a、4bを開け
てフレキシブルホース8を通している。穴4aは止水栓
7の近傍に、穴4bは便器2の後方の見えにくい位置に
開けるようにする。これにより建物躯体の一部を形成す
る壁4そのものが配管カバーの役割を果たして壁4の奥
のフレキシブルホース8を隠蔽し、壁4の手前のフレキ
シブルホース8も便器2や止水栓7の陰となり容易には
見えない。外観が良好であることや着脱自在性に影響を
与えないことは、図1の例と同様である。
【0022】図4及び図5は便器2の奥側にキャビネッ
トを設置した例であり、図4は分解斜視図、図5は側面
図である。通常トイレルーム内の便器2の奥側はロータ
ンク3や止水栓7などがあるため見映えが悪く、これを
隠蔽してトイレルーム内の美観を向上させるためにキャ
ビネットを設置することがなされる。多くの場合、この
キャビネットの内部や上部に物を置くこともできるた
め、収納器具の役割も兼ねている。図4及び図5のキャ
ビネットは前パネル9と天パネル10のみで構成されて
いる簡単な例である。
【0023】さて、止水栓7と局部洗浄装置1とをフレ
キシブルホース8で接続するのは図1の例と同様である
が、接続に際しては、前パネル9の切り欠き部9aにフ
レキシブルホース8を通すようにする。切り欠き部9a
は局部洗浄装置1の給水口(図示せず)の近傍に設ける
と良い。これにより、トイレに設置される器具であるキ
ャビネットの外郭を形成している前パネル9と天パネル
10が配管カバーの役割を果たして前パネル9の奥側の
フレキシブルホース8を完全に隠蔽し、外観は極めて良
好である。また、着脱自在性に影響を与えないことは、
図1の例と同様である。なお、図4及び図5において、
余った電源コード18を途中でコードクランプ18aに
より束ねているのは、図1の例と同様の理由からであ
る。
【0024】図4及び図5の例では、前パネル9を一体
物としているが、図6に示すごとく前パネル11と前板
12L、12Rの3ピース構造としても良い。この前パ
ネル構造を用いた配管構造の側面図を図7に示す。局部
洗浄装置1の後端と前板12L、12Rの前端との間の
距離を図7でA寸法としているが、このA寸法はキャビ
ネットや便器や局部洗浄装置のサイズ及び設置状況によ
り異なる。このA寸法が大きい場合、図5の例では、局
部洗浄装置1の後部とキャビネットとの間に隙間が生じ
て外観上好ましくなく、また、フレキシブルホース8は
キャビネット奥に隠蔽しているのであるが、前パネル9
と局部洗浄装置1の間にある部分はこの隙間から見えて
しまう。
【0025】そこで、図6に示すように前パネル11の
下部を前方に張り出させれば、局部洗浄装置1の後部と
キャビネットとの間の隙間を隠蔽できる。前パネル11
の下部の張り出した部分に溝11aを設けておけば、こ
の溝11aにフレキシブルホース8を通すことにより隙
間からもフレキシブルホース8は見えなくなる。なお、
前パネル11と前板12L、及び前パネル11と前板1
2Rとの間に重なり部分を設けているのは、トイレサイ
ズに合わせて前パネルの左右方向の寸法を調整可能とす
るためである。
【0026】図6及び図7の例では、局部洗浄装置1の
後部とキャビネットとの間の隙間にあるフレキシブルホ
ース8を、前パネル11の下部の前方に張り出した部分
で隠蔽しているが、図8のように、局部洗浄装置1の背
部に配管隠し筒13を設けてその中にフレキシブルホー
ス8を通し、図4における前パネル9の切り欠き部9a
に配管隠し筒13の端面を当接させることによって隠蔽
しても良い。切り欠き部9aの大きさを配管隠し筒13
の外径より大きくすれば、配管隠し筒13を前パネル9
の内部に挿入することもできる。なお、配管隠し筒13
は局部洗浄装置1と一体的に構成されている。
【0027】また、図9のように、別部材である配管隠
し部材14で隠蔽してもよい。これは、前パネル11の
下部の前方に張り出した部分を別部材としたものであ
る。別部材とすることで図6の前パネル11は平板で構
成することが可能で、製作が容易である。また、配管隠
し部材14を複数種類準備しておき、現場の隙間に合わ
せて最適なものを選択できるようにすればなお良い。こ
の配管隠し部材14は、前パネルもしくは局部洗浄装置
の便器への取付部材(図示せず)に固定するものとす
る。
【0028】図10は、フレキシブルホース8を別部材
である配管隠し部材15で隠した例である。図19の従
来例のフレキシブルホース8に配管隠し部材15を被せ
ただけの簡単な構造であるが、使用者が誤ってフレキシ
ブルホース8を踏みつけて破損したりする恐れがなくな
り、また、フレキシブルホース8が直接床5の上にある
状態よりは外観的にも良好である。
【0029】ここで、フレキシブルホース8が格納され
る、床5と配管隠し部材15とに囲まれた空間16は、
局部洗浄装置1を便器2に対して着脱操作をする際に抵
抗とならないだけの広さが必要となる。なお、上記条件
を満たしていれば、配管隠し部材15は図10に示す形
状に限らず、材質、意匠等自由に設計できる。また、配
管隠し部材15は床5に対して固定されるが、接着、ビ
ス止め等その方法は問わない。なお、図10において、
余った電源コード18を途中でコードクランプ18aに
より束ねているのは、図1の例と同様の理由からであ
る。
【0030】次に、図11において、壁4に突出した止
水栓7から便器2上に設置された局部洗浄装置1へ人体
局部を洗浄するために必要な水を供給するため、止水栓
7と局部洗浄装置1とをフレキシブルホース8で接続し
ている。また、局部洗浄装置1の電源コード18は、壁
4に設けられた電源コンセント17に接続している。こ
れらの接続に際しては、床5に開けた穴5a、5bにフ
レキシブルホース8と電源コード18を通すようにす
る。穴5aは止水栓7の近傍に、穴5bは便器2の後方
の見えにくい位置に開けるようにする。
【0031】これにより建物躯体の一部を形成する床5
そのものが配管カバーの役割を果たして床5の下のフレ
キシブルホース8と電源コード18を隠蔽し、床5上の
フレキシブルホース8と電源コード18も便器2や止水
栓7の陰となり容易には見えない。すなわち本実施例
は、フレキシブルホース8と電源コード18の存在に使
用者が容易には気付かないほど、外観の優れた配管構造
である。また、フレキシブルホース8と電源コード18
が床5上を這うこともないので、床5の掃除がし易いば
かりでなく、使用者が誤ってフレキシブルホース8を踏
みつけて破損したり、床5に付着した水滴等に電源コー
ド18が長時間浸されて漏電事故を起こしたり、さらに
使用者が誤って踏みつけて感電したりする恐れもない。
【0032】局部洗浄装置1が便器2に対して着脱自在
である場合には、フレキシブルホース8の長さは、配管
を取り外すことなく局部洗浄装置1を移動させうるべ
く、配管接続に必要な長さよりも長めにしてある。ま
た、電源コードについては、必要最低限の長さよりも長
めに設定しておくのが普通である。このため、局部洗浄
装置1を便器2に設置した通常状態では、長く余ったフ
レキシブルホース8と電源コード18の処理が問題とな
るが、図11の例では余ったフレキシブルホース8と電
源コード18を床5の下に格納できるため、この点は問
題ない。しかも、穴5a、5bの周囲に適当な端面処理
を施しておけば、フレキシブルホース8と電源コード1
8がスムースに摺動し、局部洗浄装置1の便器2に対す
る着脱自在性を損なうこともない。これにより、局部洗
浄装置1の便器2への装着面の清掃も、従来どおり容易
に行えるのである。
【0033】図12の例では、図2の例と同じく床5の
上に床パネル6を設けてこの上に便器2等を設置してあ
るが、この場合、図11の例と同様に床パネル6に穴6
a、6bを開けることにより、図11の例と同様の効果
が得られる。なお、床パネル6に穴を開ける作業は、現
場に床パネル6を設置した後でも良いが、床パネル6を
現場に搬入する前に予め行っておくこともできるのは図
2の例と全く同様である。
【0034】図13の例では、壁4に穴4a、4bを開
けてフレキシブルホース8と電源コード18を通してい
る。穴4aは止水栓7の近傍に、穴4bは便器2の後方
の見えにくい位置に開けるようにする。これにより建物
躯体の一部を形成する壁4そのものが配管カバーの役割
を果たして壁4の奥のフレキシブルホース8と電源コー
ド18を隠蔽し、壁4の手前のフレキシブルホース8と
電源コード18も便器2や止水栓7の陰となり容易には
見えない。外観が良好であることや着脱自在性に影響を
与えないことは、図11の例と同様である。
【0035】図14及び図15は便器2の奥側にキャビ
ネットを設置した例であり、図14は分解斜視図、図1
5は側面図である。図14及び図15のキャビネットは
前パネル9と天パネル10のみで構成されている簡単な
例である。
【0036】さて、止水栓7と局部洗浄装置1とをフレ
キシブルホース8で接続し、局部洗浄装置1の電源コー
ド18を壁4に設けられた電源コンセント17に接続す
るのは図11の例と同様であるが、接続に際しては、前
パネル9の切り欠き部9aにフレキシブルホース8と電
源コード18を通すようにする。切り欠き部9aは局部
洗浄装置1の給水口(図示せず)及び局部洗浄装置1の
電源コード取り出し口(図示せず)の近傍に設けると良
い。これにより、トイレに設置される器具であるキャビ
ネットの外郭を形成している前パネル9と天パネル10
が配管カバーの役割を果たして前パネル9の奥側のフレ
キシブルホース8と電源コード18を完全に隠蔽し、外
観は極めて良好である。また、着脱自在性に影響を与え
ないことは、図11の例と同様である。
【0037】図14及び図15の例では、前パネル9を
一体物としているが、図6に示すごとく前パネル11と
前板12L、12Rの3ピース構造としても良い。
【0038】この前パネル構造を用いた配管構造の側面
図を図16に示す。局部洗浄装置1の後端と前板12
L、12Rの前端との間の距離を図16でA寸法として
いるが、このA寸法はキャビネットや便器や局部洗浄装
置のサイズ及び設置状況により異なる。このA寸法が大
きい場合、図15の例では、局部洗浄装置1の後部とキ
ャビネットとの間に隙間が生じて外観上好ましくなく、
また、フレキシブルホース8と電源コード18はキャビ
ネット奥に隠蔽しているのであるが、前パネル9と局部
洗浄装置1の間にある部分はこの隙間から見えてしま
う。
【0039】そこで、図16に示すように前パネル11
の下部を前方に張り出させれば、局部洗浄装置1の後部
とキャビネットとの間の隙間を隠蔽できる。前パネル1
1の下部の張り出した部分に溝11aを設けておけば、
この溝11aにフレキシブルホース8と電源コード18
を通すことにより隙間からもフレキシブルホース8と電
源コード18は見えなくなる。
【0040】図16の例では、局部洗浄装置1の後部と
キャビネットとの間の隙間にあるフレキシブルホース8
と電源コード18を、前パネル11の下部の前方に張り
出した部分で隠蔽しているが、図17のように、局部洗
浄装置1の背部に配管隠し筒13を設けてその中にフレ
キシブルホース8と電源コード18を通し、図14にお
ける前パネル9の切り欠き部9aに配管隠し筒13の端
面を当接させることによって隠蔽しても良い。切り欠き
部9aの大きさを配管隠し筒13の外径より大きくすれ
ば、配管隠し筒13を前パネル9の内部に挿入すること
もできる。なお、配管隠し筒13は局部洗浄装置1と一
体的に構成されている。
【0041】また、フレキシブルホース8と電源コード
18を共に隠蔽するため、前パネル11の下部の前方に
張り出した部分を別部材とした、図9で示した配管隠し
部材14を用いても良い。
【0042】図18は、フレキシブルホース8と電源コ
ード18を別部材である配管隠し部材15で隠した例で
ある。
【0043】図19の従来例のフレキシブルホース8と
電源コード18に配管隠し部材15を被せただけの簡単
な構造であるが、使用者が誤ってフレキシブルホース8
を踏みつけて破損したり、電源コード18を踏みつけて
感電したりする恐れがなくなり、また、フレキシブルホ
ース8と電源コード18が直接床の上にある状態よりは
外観的にも良好である。
【0044】ここで、フレキシブルホース8と電源コー
ド18が格納される、床5と配管隠し部材15とに囲ま
れた空間16は、局部洗浄装置1を便器2に対して着脱
操作をする際に抵抗とならないだけの広さが必要とな
る。なお、上記条件を満たしていれば、配管隠し部材1
5は図18に示す形状に限らず、材質、意匠等自由に設
計できる。また、配管隠し部材15は床5に対して固定
されるが、接着、ビス止め等その方法は問わない。
【0045】
【発明の効果】この発明の請求項1記載の発明によれ
ば、給水源からの水を局部洗浄装置へ供給するための配
管を配管カバーで覆ったので、配管が外部に露出せず、
配管を踏みつけたり汚れが付着したりするなどの不具合
を回避することができる。
【0046】この発明の請求項2記載の発明によれば、
請求項1記載の発明において、配管カバーは建物躯体の
一部を形成するので、配管の存在すら使用者が容易に気
付かないほど良好に配管を隠蔽することができる。
【0047】この発明の請求項3記載の発明によれば、
請求項1記載の発明において、配管カバーはトイレに設
置される器具の外郭を形成するので、トイレ内のキャビ
ネット等を効果的に利用することにより、別部材を用い
ることなく配管を隠蔽することができる。
【0048】この発明の請求項4記載の発明によれば、
請求項1記載の発明において、配管カバーは配管隠し用
別部材であるので、建物躯体やトイレ内の器具が特殊な
形状であったり後加工を施したりする必要はなく、簡便
に配管を隠すことが可能である。
【0049】この発明の請求項5記載の発明によれば、
給水源からの水を局部洗浄装置へ供給するための配管
と、電源コンセントから電力を局部洗浄装置へ供給する
ための電源コードを、ともに配管カバーで覆ったので、
配管と電源コードが外部に露出せず、配管や電源コード
を踏みつけたりする不具合や、思わぬ漏電事故や感電事
故などを回避することができる。
【0050】この発明の請求項6記載の発明によれば、
請求項5記載の発明において、局部洗浄装置において、
前記配管カバーは建物躯体の一部を形成するので、その
存在すら使用者が容易に気付かないほど良好に配管及び
電源コードを隠蔽することができる。
【0051】この発明の請求項7記載の発明によれば、
請求項5記載の発明において、配管カバーはトイレに設
置される器具の外郭を形成するので、トイレ内のキャビ
ネット等を効果的に利用することにより、別部材を用い
ることなく配管及び電源コードを隠蔽することができ
る。
【0052】この発明の請求項8記載の発明によれば、
請求項5記載の発明において、配管カバーは配管隠し用
別部材であるので、建物躯体やトイレ内の器具が特殊な
形状であったり後加工を施したりする必要はなく、簡便
に配管及び電源コードを隠すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である局部洗浄装置の側面
図である。
【図2】図1における別の例の側面図である。
【図3】図1における別の例の側面図である。
【図4】本発明の一実施形態である局部洗浄装置の分解
斜視図である。
【図5】図4の例の側面図である。
【図6】図4における前板の別の例の斜視図である。
【図7】図6の例の側面図である。
【図8】局部洗浄装置背面から配管隠し筒を出した例の
斜視図である。
【図9】配管隠し部材の斜視図である。
【図10】配管隠し部材を用いた例の斜視図である。
【図11】本発明の一実施形態である局部洗浄装置の側
面図である。
【図12】図11における別の例の側面図である。
【図13】図11における別の例の側面図である。
【図14】本発明の一実施形態である局部洗浄装置の分
解斜視図である。
【図15】図14の例の側面図である。
【図16】図6の別の例の側面図である。
【図17】局部洗浄装置背面から配管隠し筒を出した別
の例の斜視図である。
【図18】配管隠し部材を用いた別の例の斜視図であ
る。
【図19】従来の局部洗浄装置の配管構造の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 … 局部洗浄装置 2 … 便器 3 … ロータンク 4 … 壁 4a … 穴 4b … 穴 5 … 床 5a … 穴 5b … 穴 6 … 床パネル 6a … 穴 6b … 穴 7 … 止水栓 8 … フレキシブルホース、 9 … 前パネル 9a … 切り欠き部 10 … 天パネル 11 … 前パネル、 11a … 溝 12L … 前板 12R … 前板 13 … 配管隠し筒、 14 … 配管隠し部材 15 … 配管隠し部材 16 … 空間 17 … 電源コンセント 18 … 電源コード 18a … コードクランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 加呂 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 薮木 毅 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 佐藤 栄治 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 平田 寿明 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 重松 邦治 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D039 CC02 CC08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水源からの水を局部洗浄装置へ供給す
    るための配管を配管カバーで覆ったことを特徴とする局
    部洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の局部洗浄装置において、
    前記配管カバーは建物躯体の一部を形成することを特徴
    とする局部洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の局部洗浄装置において、
    前記配管カバーはトイレに設置される器具の外郭を形成
    することを特徴とする局部洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の局部洗浄装置において、
    前記配管カバーは配管隠し用別部材であることを特徴と
    する局部洗浄装置。
  5. 【請求項5】 給水源からの水を局部洗浄装置へ供給す
    るための配管と、電源コンセントから電力を局部洗浄装
    置へ供給するための電源コードを、ともに配管カバーで
    覆ったことを特徴とする局部洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の局部洗浄装置において、
    前記配管カバーは建物躯体の一部を形成することを特徴
    とする局部洗浄装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の局部洗浄装置において、
    前記配管カバーはトイレに設置される器具の外郭を形成
    することを特徴とする局部洗浄装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の局部洗浄装置において、
    前記配管カバーは配管隠し用別部材であることを特徴と
    する局部洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010528202A (ja) * 2007-05-30 2010-08-19 ヨシェブド シャショ 殺菌剤を自動放出するトイレのシステムとその方法
CN102767224A (zh) * 2012-06-06 2012-11-07 康胜利 分体座便器

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