JP2000096621A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2000096621A
JP2000096621A JP10283308A JP28330898A JP2000096621A JP 2000096621 A JP2000096621 A JP 2000096621A JP 10283308 A JP10283308 A JP 10283308A JP 28330898 A JP28330898 A JP 28330898A JP 2000096621 A JP2000096621 A JP 2000096621A
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refrigerant
cooling water
pipe
cab
cab box
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JP10283308A
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English (en)
Inventor
Masayuki Yugami
誠之 湯上
Fumimasa Saeki
文将 佐伯
Yoshiaki Yamazaki
義昭 山崎
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0858Arrangement of component parts installed on superstructures not otherwise provided for, e.g. electric components, fenders, air-conditioning units

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調装置に接続される各種配管の取り回しを
簡単に行うことができ、空調装置の組付時の作業性等を
向上できるようにする。 【解決手段】 キャブボックス25の天井部26側には
凝縮器,ヒータコア等からなる空調装置44を設ける。
また、この空調装置44の凝縮器に接続される冷媒流入
配管55,冷媒流出配管56は、後面部28の左,右の
幅方向右側の位置で上,下方向に沿って配置する。そし
て、これらの冷媒流入配管55,冷媒流出配管56を冷
媒圧縮機側の冷媒流入口,冷媒流出口に接続する。ま
た、ヒータコアに接続される冷却水流入配管59,冷却
水流出配管62を、後面部28の左,右の幅方向左側の
位置で上,下方向に沿って配置する。そして、これらの
冷却水流入配管59,冷却水流出配管62をエンジン側
の冷却水流入口,冷却水流出口に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に関し、特にキャブボックス内を冷暖房
するための空調装置を備えた建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、
車体を構成するフレームの後部側に設けられたエンジン
と、該エンジンによって駆動されて冷媒を圧縮する冷媒
圧縮機および該冷媒圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮する
凝縮器と、前記エンジンの前側に位置して前記フレーム
に設けられたキャブとを備えている。
【0003】ここで、キャブは、天井部,前面部,後面
部および左,右の側面部からなるキャブボックスを備
え、キャブボックスの下部側には運転席等が取付けられ
る床板が設けられている。また、運転席には、そのシー
ト下に位置して空調装置が設けられ、該空調装置は吹出
口からキャブボックス内に向けて調和空気を送風する構
成となっている。
【0004】この種の従来技術による建設機械では、キ
ャブボックス内の温度に応じてオペレータが空調装置を
適宜に作動させることにより、空調装置の吹出口からキ
ャブボックス内に向けて冷風または温風を送風させ、キ
ャブボックス内を常に適正な温度状態に維持する構成と
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による油圧ショベルでは、空調装置を運転席のシ
ート下に配置する構成としているので、冷媒配管,冷却
水配管等の各種配管類をエンジン側から空調装置側に接
続するときには、これらの配管がシート下または空調装
置の周囲等で煩雑になり易くなる。
【0006】このため、空調装置の組付時には、これら
の各種配管を含めた空調装置の取付け作業、および配管
の接続作業等が非常に面倒なものとなり、作業性が低下
するという問題がある。
【0007】また、他の従来技術では、空調装置を運転
席の前側の位置で天井部側に設ける構成としたものも知
られている(特開平10−108528号公報)。しか
し、この従来技術では、空調装置に接続される各種配管
の取り回しに関しては開示されておらず、またキャブ内
の空調装置と冷媒圧縮機,凝縮器との間を接続する冷媒
配管の構成、また空調装置とエンジンとの間を接続する
冷却水配管の構成等に関しても考慮されていない。
【0008】本発明は、上述した従来技術の問題に鑑み
なされたもので、本発明は、キャブ側の空調装置に接続
される各種配管を車体側とは別にサブアッセンブリ化す
ることができ、空調装置を組み付けるときの作業性等を
向上できるようにした建設機械を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明による建設機械は、車体を構成するフレ
ームの後部側に設けられたエンジンと、該エンジンによ
って駆動されて冷媒を圧縮する冷媒圧縮機および該冷媒
圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器と、前記エン
ジンの前側に位置して前記フレームに設けられたキャブ
とを備えている。
【0010】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、車体側には、キャブが取付けられる位置に開口
して凝縮器,冷媒圧縮機にそれぞれ接続される冷媒流入
口,冷媒流出口を設けると共に、エンジンと接続される
冷却水流入口,冷却水流出口を設け、前記キャブは、天
井部,前面部,後面部および左,右の側面部からなるキ
ャブボックスと、該キャブボックス内の天井部に配置さ
れ蒸発器,ヒータコアを有する空調装置と、前記キャブ
ボックス内に配設され該空調装置の蒸発器と前記冷媒流
入口,冷媒流出口との間を接続する冷媒流入配管,冷媒
流出配管と、前記キャブボックス内に配設され前記空調
装置のヒータコアと冷却水流入口,冷却水流出口との間
を接続する冷却水流入配管,冷却水流出配管とから構成
したことにある。
【0011】このように構成したことにより、空調装置
をキャブに組付けるときには、キャブボックスを車体と
は別な場所に移しておき、この状態で空調装置,冷媒流
入配管,冷媒流出配管,冷却水流入配管および冷却水流
出配管をそれぞれキャブボックスに取付けることによ
り、これらの空調装置と各配管とをキャブボックスにサ
ブアッセンブリ化して取付けることができる。
【0012】次に、キャブボックスを車体に取付けるた
め、冷媒流入口および冷媒流出口をそれぞれ冷媒流入配
管,冷媒流出配管に接続すると共に、冷却水流入口およ
び冷却水流出口をそれぞれ冷却水流入配管,冷却水流出
配管に接続する。
【0013】この場合、冷媒流入口,冷媒流出口,冷却
水流入口および冷却水流出口は、キャブが取付けられる
位置に開口させて設けたから、これらの冷媒流入口,冷
媒流出口と冷媒流入配管,冷媒流出配管との接続部分、
および冷却水流入口,冷却水流出口と冷却水流入配管,
冷却水流出配管との接続部分を、キャブボックス内で作
業者の容易に手の届く場所に配置することができ、配管
の接続作業をキャブボックス内で容易に行うことができ
る。
【0014】また、請求項2の発明では、キャブボック
スには、後面部に位置して冷媒流入配管,冷媒流出配管
の先端および冷却水流入配管,冷却水流出配管の先端を
該後面部に対して固定支持するための固定ブラケットを
設けている。
【0015】このように構成したことにより、冷媒流入
配管,冷媒流出配管の先端および冷却水流入配管,冷却
水流出配管の先端を、固定ブラケットによってキャブボ
ックスの後面部に対し位置決めした状態で支持すること
ができる。
【0016】また、請求項3の発明では、冷媒流入配
管,冷媒流出配管は、キャブボックスの後面部に対して
左,右の幅方向一側の位置で上,下方向に沿って配置
し、冷却水流入配管,冷却水流出配管は、後面部の左,
右の幅方向他側の位置で上,下方向に沿って配置してい
る。
【0017】このように構成したことにより、冷媒流入
配管と冷媒流出配管とをキャブボックスの後面部に対し
て左,右の幅方向一側に寄せて設けることができると共
に、冷却水流入配管と冷却水流出配管とを、キャブボッ
クスの後面部に対して左,右の幅方向他側に寄せて設け
ることができるから、キャブボックス内から後面部を通
してみた後方の視界を良好に確保することができる。
【0018】さらに、請求項4の発明では、キャブボッ
クスの後面部には、冷媒流入配管,冷媒流出配管を上側
から覆う冷媒配管保護カバーと、冷却水流入配管,冷却
水流出配管を上側から覆う冷却水配管保護カバーとを設
ける構成としている。
【0019】このように構成したことにより、冷媒配管
保護カバーによって冷媒流入配管,冷媒流出配管を外部
からの衝撃等に対して保護できる。また、これと同様に
冷却水配管保護カバーによって冷却水流入配管,冷却水
流出配管を外部からの衝撃等に対して保護できる。
【0020】さらに、請求項5の発明では、凝縮器,冷
媒圧縮機とキャブに設けられた冷媒流入口,冷媒流出口
との間を外部冷媒配管によって接続すると共に、エンジ
ンと冷却水流入口,冷却水流出口との間を外部冷却水配
管によって接続し、これら外部冷媒配管と外部冷却水配
管はエンジンが配設されるエンジン室内を画成するため
に前記フレームに設けられた仕切板を貫通して配設する
構成としている。
【0021】このように構成したことにより、外部冷媒
配管および外部冷却水配管をエンジン室側から仕切板を
介してキャブボックス内に容易に取り回すことができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械を小旋回式の油圧ショベルに適用した場合を例
に挙げ、図1ないし図9に従って詳細に説明する。
【0023】図中、1は下部走行体、2は該下部走行体
1上に旋回可能に搭載された上部旋回体を示し、該上部
旋回体2は、後述の旋回フレーム3,エンジン5,凝縮
器9,カウンタウエイト11,エンジンカバー12およ
びキャブ24等によって大略構成され、その前部側には
土砂等の掘削作業を行う作業装置(図示せず)が俯仰動
可能に設けられている。
【0024】3は上部旋回体2のベースを構成する旋回
フレームで、旋回フレーム3は、図3ないし図5に示す
如く、平板状の底板3Aと、該底板3Aの上面側に立設
され前後方向に伸長した左,右の縦板3B,3B等によ
って大略構成され、該各縦板3Bのうち左側の縦板3B
の下部側には第1の貫通孔3B1 が設けられている。
【0025】また、底板3Aの後部側には、縦板3Bの
後端部に固着されて左,右方向に配置された仕切板3C
が設けられ、該仕切板3Cは、旋回フレーム3の後部側
に位置してカウンタウエイト11との間にエンジン5等
を収容するためのエンジン室4を画成している。また、
この仕切板3Cには、縦板3B,3B間に位置して第2
の貫通孔3C1 が設けられると共に、キャブボックス2
5の下側に位置して第3の貫通孔3C2 が設けられてい
る。
【0026】5は旋回フレーム3の後部側に位置してエ
ンジン室4内の左,右方向に設けられたエンジンで、該
エンジン5の右側には、図4に示す如くエンジン5を冷
却するためのラジエータ6が設けられている。また、ラ
ジエータ6の右側にはこれに重なり合うようにオイルク
ーラ7が設けられると共に、該オイルクーラ7の右側に
はこれに重なり合うように後述の凝縮器9が設けられて
いる。
【0027】8はエンジン5の前右側に設けられ、該エ
ンジン5によって駆動される冷媒圧縮機で、該冷媒圧縮
機8は、凝縮器9と後述の蒸発器46との間に接続さ
れ、蒸発器46を通過して気化状態となった冷媒を圧縮
するものである。
【0028】9はオイルクーラ7の右側に設けられた凝
縮器で、該凝縮器9は、冷媒圧縮機8の下流側に接続さ
れ、該冷媒圧縮機8で圧縮された冷媒の熱を放熱して冷
媒を液化させるものである。また、この凝縮器9の下流
側には、後述する外部冷媒配管13の途中に位置して冷
媒タンク10が設けられ、該冷媒タンク10は、凝縮器
9によって液化された冷媒を一時的に貯えるものであ
る。
【0029】11は旋回フレーム3の後部側に設けられ
たカウンタウエイトで、該カウンタウエイト11は、旋
回フレーム3の前部側に設けた作業装置との重量バラン
スをとるものである。また、12は旋回フレーム3の後
側から右側にかけて設けられ、エンジン5等を覆うエン
ジンカバーで、該エンジンカバー12は、旋回フレーム
3の後部側に取付けられた図3に示すカバー支持部材1
2Aによって支持されている。そして、カウンタウエイ
ト11,エンジンカバー12,仕切板3C等によってエ
ンジン室4を画成している。
【0030】13は凝縮器9と後述の冷媒流入口14と
の間を接続する流入側の外部冷媒配管で、該外部冷媒配
管13は、図4,図5に示すように旋回フレーム3の仕
切板3Cに設けた貫通孔3C1 ,縦板3Bに設けた貫通
孔3B1 および後述する床板21に設けた貫通孔21A
にそれぞれ挿入され、先端はキャブボックス25内に配
置されている。
【0031】14はキャブボックス25内に位置して開
口し、外部冷媒配管13の先端に設けられた冷媒流入口
で、該冷媒流入口14は、外部冷媒配管13によって凝
縮器9に接続され、該凝縮器9からの冷媒を蒸発器46
に流入させるものである。
【0032】15は冷媒圧縮機8と後述の冷媒流出口1
6との間を接続する流出側の外部冷媒配管で、該外部冷
媒配管15は、図4,図5に示すように、旋回フレーム
3の貫通孔3B1 および床板21の貫通孔21Aに挿入
され、先端は外部冷媒配管13と共にキャブボックス2
5内に配置されている。
【0033】16は冷媒流入口14と共にキャブボック
ス25内に位置して開口し、外部冷媒配管15の先端に
設けられた冷媒流出口で、該冷媒流出口16は、外部冷
媒配管15によって冷媒圧縮機8に接続され、後述の冷
媒流出配管56からの冷媒を冷媒圧縮機8に向けて流出
させるものである。
【0034】17はエンジン5側のラジエータ6と後述
の冷却水流入口18との間を接続する流入側の外部冷却
水配管で、該外部冷却水配管17は、図3ないし図5に
示す如く、旋回フレーム3の貫通孔3C2 および床板2
1の貫通孔21Aに挿入され、先端はキャブボックス2
5内に配置されている。
【0035】18はキャブボックス25内に位置して開
口し、外部冷却水配管17の先端に設けられた冷却水流
入口で、該冷却水流入口18は、外部冷却水配管17に
よってエンジン5に接続され、該エンジン5からの冷却
水を後述のヒータコア47に流入させるものである。
【0036】19はエンジン5側のラジエータ6と後述
の冷却水流出口20との間を接続する流出側の外部冷却
水配管で、該外部冷却水配管19は、図3ないし図5に
示す如く、旋回フレーム3の貫通孔3C2 ,床板21の
貫通孔21Aに挿入され、先端はキャブボックス25内
に配置されている。
【0037】20はキャブボックス25内に位置して開
口し、外部冷却水配管19の先端に設けられた冷却水流
出口で、該冷却水流出口20は、外部冷却水配管19に
よってエンジン5に接続され、ヒータコア47からの冷
却水をエンジン5側に流出させるものである。
【0038】21は旋回フレーム3の上面に設けられた
床板で、この床板21には、図3,図5に示す如くその
後部側に位置して貫通孔21Aが設けられている。そし
て、この床板21には、オペレータが着座する運転席2
2と、作業装置等を作動させるための操作レバー23A
等からなる操作レバー装置23とが設けられている。
【0039】24はエンジン5の前側に位置して旋回フ
レーム3に設けられたキャブで、該キャブ24は、後述
のキャブボックス25,空調装置44,冷媒流入配管5
5,冷媒流出配管56,冷却水流入配管59および冷却
水流出配管62等を備えている。そして、キャブ24
は、後述するように別個の場所でサブアッセンブリ化さ
れて組立てられ、床板21上に位置して旋回フレーム3
に固定的に取付けられるものである。
【0040】25は床板21の上側に設けられたキャブ
ボックスで、該キャブボックス25は、図6ないし図8
に示す如く、天井部26,前面部27,後面部28およ
び左,右の側面部29,30によって箱形状に形成さ
れ、左側の側面部29にはドア31が取付けられてい
る。また、天井部26には天窓32が設けられ、該天窓
32は、キャブボックス25内からの上方への視界を確
保するものである。
【0041】33はキャブボックス25の前面部27上
部側に設けられた上側の前窓で、該前窓33は、図6,
図8に示す如く窓枠33Aと、該窓枠33Aの内側に取
付けられたガラス板33Bとによって構成されている。
【0042】そして、前窓33の窓枠33Aには、その
4隅に位置して4個のローラ34が回転可能に設けら
れ、これらのローラ34は後述の各ガイドレール39に
回転可能に係合している。また、35はキャブボックス
25の前面部27下部側に設けられた下側の前窓、36
は後面部28に設けられた後窓を示している。
【0043】37はキャブボックス25の天井部26側
に位置して側面部29との間に設けられた左側の補強枠
で、該補強枠37は、図7に示す如く側面部29から右
向きに突出している。
【0044】そして、この補強枠37は、図8に示す如
く略三角形状をなして前後方向に延びた張出板部37A
と、該張出板部37Aの突出端から上向きに屈曲して延
び、上端側が天井部26に一体化された延設板部37B
とによって構成されている(なお、図7中では補強枠3
7は右側に示されている。)。そして、この補強枠37
は後述の補強枠38と共に天井部26側でキャブボック
ス25の剛性を高める構成となっている。
【0045】38はキャブボックス25の天井部26側
に位置して側面部30との間に設けられた右側の補強枠
で、該補強枠38は、図7に示す如く補強枠37とは反
対側に位置して側面部30から左向きに突出している。
【0046】そして、この補強枠38は、図8に示すよ
うに前後方向へと細長く延びた張出板部38Aと、該張
出板部38Aの突出端から略L字状に折曲して斜め上向
きに延び、上端側が天井部26に一体化された延設板部
38Bとによって構成されている(なお、図8中では補
強枠38は左側に示されている。)。
【0047】39,39はキャブボックス25の側面部
29,30等に設けられた左,右のガイドレールで、該
ガイドレール39は、図6に示す如く全体が略L字状に
屈曲した断面略コ字状のレールとして構成されている。
そして、ガイドレール39は、各ローラ34をガイドレ
ール39に沿って案内することにより、前窓33を図6
中に実線で示す閉窓位置から一点鎖線で示すように上方
へとスライドさせ、天井部26側に格納するものであ
る。
【0048】40は空調装置44の空調ユニット45を
キャブボックス25の天井部26側に収容するための収
容カバーで、該収容カバー40は、図6に示すように、
キャブボックス25の後面部28から前後方向の途中位
置までほぼ水平に延び、空調ユニット45を下側から覆
う下側カバー部40Aと、該下側カバー部40Aの前端
側から略く字状に屈曲して斜め上向きに延び、天井部2
6に固着された前側カバー部40Bとによって構成され
ている。
【0049】そして、この収容カバー40は、その左,
右の両端側が図7に示すように補強枠37,38の延設
板部37B,38Bに固着され、これらの延設板部37
B,38Bおよび天井部26との間に空調ユニット45
を収容するためのユニット収容室41を画成している。
【0050】また、収容カバー40の下側カバー部40
Aには図8に示すように内気導入口42,42,…が開
口し、該各内気導入口42は、キャブボックス25内の
空気を空調ユニット45側に導入させるものである。
【0051】43は空調装置44の前側に位置してキャ
ブボックス25の天井部26側に設けられた頭上空間
で、該頭上空間43は、図6に示すように運転席22よ
りも前側に配置され、オペレータが運転席22の前側で
立ち上がったときにオペレータの頭部が空調装置44側
と衝突するのを防止する構成となっている。
【0052】44はキャブボックス25内に向けて冷風
または温風を送風するための空調装置で、該空調装置4
4は、後述の空調ユニット45,風排ボックス49およ
び左,右の送風ダクト53,54等によって大略構成さ
れている。
【0053】45はキャブボックス25の天井部26側
に位置してユニット収容室41内に設けられた空調ユニ
ットで、該空調ユニット45は、図8,図9に示すよう
に蒸発器46,ヒータコア47および送風ファン48に
よって構成されている。
【0054】ここで、蒸発器46は、後述の膨張弁65
を通じて供給された冷媒を気化させて、蒸発器46の周
囲の空気を冷却するものである。また、ヒータコア47
は、ラジエータ6からの冷却水の一部を後述のウォータ
バルブ60等を介して流通させることにより、ヒータコ
ア47の周囲の空気を暖めるものである。
【0055】そして、空調ユニット45は、キャブボッ
クス25内に設けたスイッチ(図示せず)を操作して、
冷媒圧縮機8とウォータバルブ60とのいずれか一方を
選択的に作動させることにより、温風または冷風を送風
ファン48により風排ボックス49に向けて送風するも
のである。
【0056】49はユニット収容室41内に設けられ、
空調ユニット45に接続された風排ボックスで、該風排
ボックス49は、図7に示す如く左,右方向に延びた横
長の箱状体として形成されている。また、風排ボックス
49には、その前面側に左,右に離間して吹出口49
A,49Aが設けられ、該各吹出口49Aは後述のルー
バ50を介してキャブボックス25の前面部27に向け
て開口している。
【0057】50,50は収容カバー40の前側カバー
部40Bに左,右に離間して設けられた中央のルーバ
で、該ルーバ50は、風排ボックス49の各吹出口49
Aに接続され、この風排ボックス49から吹出される冷
風(温風)の吹出し量および吹出し方向を調整する構成
となっている。
【0058】51はキャブボックス25の天井部26側
に位置して補強枠37に設けられた左側のルーバ、52
は天井部26側に位置して補強枠38に設けられた右側
のルーバで、これらのルーバ51,52は、図8に示す
ようにそれぞれ送風ダクト53,54によって風排ボッ
クス49に接続されている。そして、ルーバ51,52
は、ルーバ50と同様に、風排ボックス49からの冷風
(温風)の吹出し量,吹出し方向を調整するものであ
る。
【0059】55はキャブボックス25内に配設され、
外部冷媒配管13の冷媒流入口14と空調装置44の蒸
発器46との間を接続する冷媒流入配管で、該冷媒流入
配管55は、図7,図8に示す如く、後面部28の左,
右の幅方向右側の位置で上,下方向に沿って配置されて
いる。そして、この冷媒流入配管55は、基端側が補強
枠38を貫通して蒸発器46の右側位置に接続され、先
端側は図5に示すように冷媒流入口14に接続されてい
る。
【0060】56はキャブボックス25内に配設され、
外部冷媒配管15の冷媒流出口16と蒸発器46との間
を接続する冷媒流出配管で、該冷媒流出配管56は、図
7,図8に示す如く、後面部28に対して左,右の幅方
向右側の位置で冷媒流入配管55とほぼ平行に上,下方
向に沿って配置されている。
【0061】そして、この冷媒流出配管56は、基端側
が補強枠38を貫通し空調ユニット45の後側を経由し
て蒸発器46の左側位置に接続され、先端側は図5に示
すように冷媒流出口16に接続されている。
【0062】57は冷媒流入配管55の先端側,冷媒流
出配管56の先端側に位置してキャブボックス25の後
面部28に固着された冷媒配管用の固定ブラケットで、
該固定ブラケット57は、冷媒流入配管55の先端側お
よび冷媒流出配管56の先端側をそれぞれ後面部28に
対して固定支持するものである。
【0063】58はキャブボックス25の後面部28と
側面部30との角隅側に沿って着脱可能に設けられた冷
媒配管保護カバーで、該冷媒配管保護カバー58は、図
7に示す如く、上,下方向に沿って細長く延びた長方形
状の板体を幅方向に略L字状に折曲げることにより形成
されている。そして、この冷媒配管保護カバー58は、
冷媒流入配管55および冷媒流出配管56を上側から覆
い、これらの冷媒流入配管55,冷媒流出配管56を外
部からの衝撃等に対して保護するものである。
【0064】59はキャブボックス25内に配設され、
外部冷却水配管17の冷却水流入口18と空調装置44
のヒータコア47との間を接続する冷却水流入配管で、
該冷却水流入配管59は、図7,図8に示す如く後面部
28の左,右の幅方向左側の位置で上,下方向に沿って
配置されている。
【0065】また、冷却水流入配管59は、基端側が収
容カバー40の下側カバー部40Aを貫通してヒータコ
ア47の左側位置に接続され、先端側には外部冷却水配
管17の冷却水流入口18が接続されるウォータバルブ
60が設けられている。そして、このウォータバルブ6
0は、運転室側のスイッチ等を操作することにより、ヒ
ータコア47側に向けて流れる冷却水の流量を増減し、
該ヒータコア47によって暖められる空気の温度を調整
するものである。
【0066】61は冷却水流入配管59の先端側に位置
してキャブボックス25の後面部28に設けられた冷却
水配管用の固定ブラケットで、該固定ブラケット61
は、冷却水流入配管59の先端側に設けたウォータバル
ブ60を後面部28に対して固定支持するものである。
【0067】62はキャブボックス25内に配設され、
外部冷却水配管19の冷却水流出口20とヒータコア4
7との間を接続する冷却水流出配管で、該冷却水流出配
管62は、後面部28の左,右の幅方向左側の位置で冷
却水流入配管59とほぼ平行な状態で上,下方向に沿っ
て配置され、その先端側は冷却水流出口20に接続され
ている。
【0068】63は冷却水流出配管62の先端側に位置
してキャブボックス25の後面部28に固着された冷却
水配管用の他の固定ブラケットで、該固定ブラケット6
3は、冷却水流出配管62の先端側を後面部28に対し
て固定支持するものである。
【0069】64はキャブボックス25の後面部28と
側面部29との角隅側に着脱可能に設けられた冷却水配
管保護カバーで、該冷却水配管保護カバー64について
も、冷媒配管保護カバー58とほぼ同様に構成され、冷
却水流入配管59および冷却水流出配管62を外部から
の衝撃等に対して保護するものである。
【0070】なお、65は図9に示す如く冷媒タンク1
0の下流側に設けられた膨張弁で、該膨張弁65は、冷
媒タンク10からの液化した冷媒を膨張させ、冷媒を気
化し易い状態で蒸発器46側に供給するものである。
【0071】本実施の形態による小旋回式の油圧ショベ
ルは、上述の如き構成を有するもので、キャブボックス
25内の運転席22に着座したオペレータが操作レバー
23Aを操作することによって、下部走行体1を走行さ
せたり、上部旋回体2の前部側で作業装置を作動させて
掘削作業を行う。
【0072】また、夏季の作業時等にキャブボックス2
5内の温度が上昇した場合には、キャブボックス25内
に設置したスイッチ類を操作することにより、ウォータ
バルブ60を閉弁し、冷媒圧縮機8を作動させた状態で
空調装置44を始動する。これによりキャブボックス2
5内の空気は、各内気導入口42から送風ファン48に
よって空調ユニット45に取込まれ、蒸発器46を通過
する間に冷却される。そして、この冷却された空気はル
ーバ50,51,52から冷風となってキャブボックス
25内に向けて送風され、該キャブボックス25内を快
適な温度に維持することができる。
【0073】一方、冬期の作業時等にキャブボックス2
5内の温度が低下した場合には、ウォータバルブ60を
開弁し、冷媒圧縮機8を停止させた状態で空調装置44
を始動する。これにより、キャブボックス25内の空気
は内気導入口42から空調ユニット45に取込まれた後
にヒータコア47を通過し、この間に暖められる。そし
て、この暖められた空気はルーバ50,51,52から
温風となってキャブボックス25内に向けて送風され、
該キャブボックス25内を快適な温度に維持することが
できる。
【0074】次に、空調装置44をキャブ24内に組付
け、サブアッセンブリ化するための組付方法について説
明する。
【0075】まず、キャブボックス25を油圧ショベル
の車体とは別な場所に移しておき、この状態で空調装置
44,冷媒流入配管55,冷媒流出配管56,冷却水流
入配管59,冷却水流出配管62および各種スイッチ類
を、それぞれキャブボックス25に取付ける。
【0076】そして、冷媒流入配管55の先端側および
冷媒流出配管56の先端側を、それぞれ固定ブラケット
57によってキャブボックス25の後面部28に固定す
る。また、冷却水流入配管59の先端側となるウォータ
バルブ60を固定ブラケット61によって後面部28に
固定すると共に、冷却水流出配管62の先端側を固定ブ
ラケット63によって後面部28に固定する。
【0077】次に、冷媒圧縮機8側の外部冷媒配管1
3,15を、旋回フレーム3の貫通孔3C1 ,3B1 ,
床板21の貫通孔21Aにそれぞれ挿入することによ
り、冷媒流入口14,冷媒流出口16を床板21の上面
側に取出す。また、エンジン5側の外部冷却水配管1
7,19についても、旋回フレーム3の貫通孔3C2 ,
床板21の貫通孔21Aに挿入することにより、冷却水
流入口18,冷却水流出口20を床板21の上面側に取
出す。
【0078】最後に、冷媒流入配管55,冷媒流出配管
56を、冷媒流入口14,冷媒流出口16にそれぞれ接
続すると共に、冷却水流入配管59側のウォータバルブ
60,冷却水流出配管62を、冷却水流入口18,冷却
水流出口20にそれぞれ接続する。
【0079】かくして、本実施の形態では、冷媒流入配
管55,冷媒流出配管56,冷却水流入配管59および
冷却水流出配管62を、後面部28側の広いスペースを
利用してキャブボックス25にサブアッセンブリ化して
取付けることができる。これにより従来技術で述べたよ
うに例えば運転席のシート下等で各種配管類が煩雑にな
る虞れがなくなり、これらの配管55,56,59,6
2の取付作業を後面部28側で容易に行うことができ、
空調装置44全体の組付時の作業性等を向上することが
できる。
【0080】また、冷媒流入口14,冷媒流出口16,
冷却水流入口18および冷却水流出口20を、それぞれ
キャブ24が取付けられる位置に開口させて設けたか
ら、冷媒流入配管55,冷媒流出配管56,冷却水流入
配管59,冷却水流出配管62の接続作業を、後面部2
8の下部側等の作業者の手の届く場所で容易に行うこと
ができ、このような配管作業時の作業性等を高めること
ができる。
【0081】また、冷媒流入配管55の先端側および冷
媒流出配管56の先端側を、それぞれ固定ブラケット5
7によってキャブボックス25の後面部28に対し位置
決めした状態で支持できるから、これらの冷媒流入配管
55,冷媒流出配管56に冷媒流入口14,冷媒流出口
16を接続するときに、わざわざ冷媒流入配管55,冷
媒流出配管56を作業者の手作業によって支持しておく
手間を省くことができ、このような配管の接続作業時の
作業性等をさらに高めることができる。
【0082】また、冷却水流入配管59の先端側となる
ウォータバルブ60,冷却水流出配管62の先端側につ
いても、それぞれ固定ブラケット61,63によって位
置決めした状態で支持できるから、冷却水流入配管5
9,冷却水流出配管62の接続作業時の作業性等を高め
ることができる。
【0083】さらに、冷媒流入配管55,冷媒流出配管
56をキャブボックス25の後面部28に対し左,右の
幅方向の右側に上,下方向に沿って配置すると共に、冷
却水流入配管59,冷却水流出配管62を後面部28に
対し左,右の幅方向の左側に上,下方向に沿って配置す
る構成としたから、キャブボックス25内から後窓36
を通してみた後方の視界が、これらの冷媒流入配管5
5,冷媒流出配管56,冷却水流入配管59,冷却水流
出配管62によって遮られる虞れがなくなり、掘削作業
等を円滑に行うことができる。
【0084】一方、冷媒流入配管55,冷媒流出配管5
6を冷媒配管保護カバー58によって上側から覆い隠
し、冷却水流入配管59,冷却水流出配管62を冷却水
配管保護カバー58によって上側から覆い隠す構成とし
たから、これらの冷媒配管保護カバー58,冷却水保護
カバー64によって冷媒流入配管55,冷媒流出配管5
6,冷却水流入配管59,冷却水流出配管62を外部か
らの衝撃等から保護できると共に、作業者の安全性を図
ることができ、さらに、キャブボックス25内の美観の
向上を図ることができる。
【0085】また、外部冷媒配管13,15および外部
冷却水配管17,19を旋回フレーム3の仕切板3C等
を貫通させて配置する構成としたから、これらの外部冷
媒配管13,15および外部冷却水配管17,19をエ
ンジン室4側から仕切板3C等を介してキャブボックス
25内に容易に取り回すことができ、このような配管の
取り回し作業を容易に行うことができる。
【0086】なお、実施の形態では、冷媒流入配管5
5,冷媒流出配管56,冷却水流入配管59,冷却水流
出配管62は、それぞれの先端側を冷媒配管保護カバー
58,冷却水配管保護カバー64から外部に露出させて
配置する構成として述べたが、これに替えて、冷媒流入
配管55,冷媒流出配管56,冷却水流入配管59,冷
却水流出配管62のそれぞれの先端側を、例えば図6,
図7中に一点鎖線で示すように、他の配管保護カバー6
6を用いて覆う構成としてもよい。そして、この場合に
は、キャブボックス25内での作業者の安全性,キャブ
ボックス25内の美観の向上等をさらに図ることができ
る。
【0087】また、実施の形態では、油圧ショベルを例
に挙げて説明したが、油圧クレーン,ブルドーザ,ホイ
ールローダ等の他の建設機械にも広く用いることができ
る。
【0088】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、車体側の凝縮器,圧縮機にそれぞれ接続さ
れる冷媒流入口,冷媒流出口と、車体側のエンジンと接
続される冷却水流入口,冷却水流出口とを、それぞれキ
ャブが取付けられる位置に開口して設けると共に、キャ
ブボックス内に配設した空調装置の蒸発器と車体側の冷
媒流入口,冷媒流出口との間を冷媒流入配管,冷媒流出
配管によって接続し、空調装置のヒータコアと冷却水流
入口,冷却水流出口との間を冷却水流入配管,冷却水流
出配管によって接続する構成したから、これらの配管を
キャブボックス内の広いスペースを利用してこのキャブ
ボックスにサブアッセン化して取付けることができる。
【0089】これにより従来技術で述べたように例えば
運転席のシート下等で各種配管類が煩雑になる虞れがな
くなり、冷媒流入配管,冷媒流出配管,冷却水流入配管
および冷却水流出配管の取付作業等を容易に行うことが
でき、これらの配管を含めて空調装置全体をキャブに組
付けるときの作業性等を向上することができる。また、
これらの配管の接続作業を、キャブボックス内の作業者
の手の届く場所で容易に行うことができ、このような接
続作業時の作業性等を高めることができる。
【0090】また、請求項2の発明では、冷媒流入配
管,冷媒流出配管の先端および冷却水流入配管,冷却水
流入配管の先端を、固定ブラケットによってキャブボッ
クスの後面部に対して固定支持する構成としたから、冷
媒流入配管,冷媒流出配管,冷却水流入配管,冷却水流
出配管の接続作業時には、これらの配管の先端を作業者
が手作業によって支持しておく必要がなくなり、このよ
うな接続作業時の作業性等をさらに高めることができ
る。
【0091】また、請求項3の発明では、冷媒流入配
管,冷媒流出配管は、キャブボックスの後面部に対して
左,右の幅方向一側の位置で上,下方向に沿って配置
し、冷却水流入配管,冷却水流出配管は、後面部の左,
右の幅方向他側の位置で上,下方向に沿って配置する構
成としたから、キャブボックス内からの後面部を通して
みた後方の視界を良好に確保することができ、土砂等の
掘削作業時を円滑に行うことができる。
【0092】さらに、請求項4の発明では、冷媒流入配
管,冷媒流出配管を冷媒配管保護カバーによって上側か
ら覆い、冷却水流入配管,冷却水流出配管を冷却水配管
保護カバーによって上側から覆う構成としたから、これ
らの冷媒配管保護カバー,冷却水配管保護カバーによっ
てキャブボックス内での作業者の安全性,キャブボック
ス内の美観の向上等を図ることができる。
【0093】さらに、請求項5の発明では、圧縮機,凝
縮器とキャブに設けられた冷媒流入口,冷媒流出口との
間を外部冷媒配管によって接続すると共に、エンジンと
冷却水流入口,冷却水流出口との間を外部冷却水配管に
よって接続し、これら外部冷媒配管と外部冷却水配管は
エンジン室内を画成するためにフレームに設けられた仕
切板を貫通して配設する構成としたから、外部冷媒配管
および外部冷却水配管をエンジン室側から仕切板を介し
てキャブボックス内に容易に取り回すことができ、この
ような配管の取り回し作業時の作業性等を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す
正面図である。
【図2】図1中の油圧ショベルを拡大して示す平面図で
ある。
【図3】エンジンカバーを取外した状態でエンジン,外
部冷却水配管および冷却水流出配管等を示す図2中の矢
示 III−III 方向からみた拡大縦断面図である。
【図4】図3中の矢示IV−IV方向からみた断面図であ
る。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみた断面図であ
る。
【図6】図1中のキャブを単体で示す拡大縦断面図であ
る。
【図7】図6中の矢示VII −VII 方向からみた断面図で
ある。
【図8】図6中の矢示VIII−VIII方向からみた断面図で
ある。
【図9】本実施の形態に用いる空調装置の回路図であ
る。
【符号の説明】
2 上部旋回体(車体) 3 旋回フレーム 3C 仕切板 4 エンジン室 5 エンジン 8 冷媒圧縮機 13,15 外部冷媒配管 14 冷媒流入口 16 冷媒流出口 17,19 外部冷却水配管 18 冷却水流入口 20 冷却水流出口 24 キャブ 25 キャブボックス 26 天井部 27 前面部 28 後面部 29,30 側面部 44 空調装置 46 蒸発器 47 ヒータコア 55 冷媒流入配管 56 冷媒流出配管 57,61,63 固定ブラケット 58 冷媒配管保護カバー 59 冷却水流入配管 62 冷却水流出配管 64 冷却水配管保護カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 義昭 滋賀県甲賀郡水口町笹ヶ丘1−2 株式会 社日立建機ティエラ滋賀工場内 Fターム(参考) 2D015 BA01 EC01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体を構成するフレームの後部側に設け
    られたエンジンと、該エンジンによって駆動されて冷媒
    を圧縮する冷媒圧縮機および該冷媒圧縮機で圧縮された
    冷媒を凝縮する凝縮器と、前記エンジンの前側に位置し
    て前記フレームに設けられたキャブとを備えてなる建設
    機械において、 前記車体側には、前記キャブが取付けられる位置に開口
    して前記凝縮器,冷媒圧縮機にそれぞれ接続される冷媒
    流入口,冷媒流出口を設けると共に、前記エンジンと接
    続される冷却水流入口,冷却水流出口を設け、 前記キャブは、天井部,前面部,後面部および左,右の
    側面部からなるキャブボックスと、該キャブボックス内
    の天井部に配置され蒸発器,ヒータコアを有する空調装
    置と、前記キャブボックス内に配設され該空調装置の蒸
    発器と前記冷媒流入口,冷媒流出口との間を接続する冷
    媒流入配管,冷媒流出配管と、前記キャブボックス内に
    配設され前記空調装置のヒータコアと冷却水流入口,冷
    却水流出口との間を接続する冷却水流入配管,冷却水流
    出配管とから構成したことを特徴とする建設機械。
  2. 【請求項2】 前記キャブボックスには、後面部に位置
    して前記冷媒流入配管,冷媒流出配管の先端および冷却
    水流入配管,冷却水流出配管の先端を該後面部に対して
    固定支持するための固定ブラケットを設けてなる請求項
    1に記載の建設機械。
  3. 【請求項3】 前記冷媒流入配管,冷媒流出配管は、前
    記キャブボックスの後面部に対して左,右の幅方向一側
    の位置で上,下方向に沿って配置し、前記冷却水流入配
    管,冷却水流出配管は、前記後面部の左,右の幅方向他
    側の位置で上,下方向に沿って配置してなる請求項1ま
    たは2に記載の建設機械。
  4. 【請求項4】 前記キャブボックスの後面部には、前記
    冷媒流入配管,冷媒流出配管を上側から覆う冷媒配管保
    護カバーと、前記冷却水流入配管,冷却水流出配管を上
    側から覆う冷却水配管保護カバーとを設ける構成として
    なる請求項1,2または3に記載の建設機械。
  5. 【請求項5】 前記凝縮器,冷媒圧縮機とキャブに設け
    られた冷媒流入口,冷媒流出口との間を外部冷媒配管に
    よって接続すると共に、前記エンジンと冷却水流入口,
    冷却水流出口との間を外部冷却水配管によって接続し、
    これら外部冷媒配管と外部冷却水配管は前記エンジンが
    配設されるエンジン室内を画成するために前記フレーム
    に設けられた仕切板を貫通して配設する構成としてなる
    請求項1,2,3または4に記載の建設機械。
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