JP2000095955A - 吸水剤組成物 - Google Patents
吸水剤組成物Info
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Abstract
層の透過速度並びに加圧下吸収倍率がそれぞれ単独より
も優れた吸水剤組成物を提供することにあり、衛生材料
等に用いる場合に吸水性樹脂の重量%(樹脂濃度)を高
くしても優れた吸収特性を示すことができる新規な吸水
剤組成物を提供する。 【解決手段】 少なくともアニオン性解離基を有する吸
水性樹脂粒子およびカチオン性基を有する水膨潤性樹脂
粒子を含む吸水剤組成物であって、前記吸水性樹脂粒子
のアニオン性解離基の45〜90モル%が中和されてお
り、前記アニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒子およ
び前記カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子の総重量
に対する前記アニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒子
の重量比率αが少なくとも0.8であり、該吸水剤組成
物の加圧下吸収倍率Pが少なくとも20g/gであるこ
とを特徴とする吸水剤組成物により上記目的を達するこ
とができる。
Description
ン性解離基を有する吸水性樹脂粒子およびカチオン性基
を有する水膨潤性樹脂粒子を含む吸水剤組成物に関する
ものである。更に詳しくは、吸水速度、ゲル層の透過速
度、加圧下のゲル層の透過速度および加圧下吸収倍率が
それぞれ単独よりも優れ、紙オムツなどの吸収物品に適
した吸水剤組成物に関するものである。
ゆる失禁パット等の衛生材料には、その構成材として、
体液を吸収させることを目的とし、いわゆる吸水性樹脂
が幅広く使用されている。上記の吸水性樹脂としては、
例えば、ポリアクリル酸部分中和物架橋体、澱粉−アク
リル酸グラフト重合体の加水分解物、酢酸ビニル−アク
リル酸エステル共重合体ケン化物、アクリロニトリル共
重合体若しくはアクリルアミド共重合体の加水分解物又
はこれらの架橋体、及びカチオン性モノマーの架橋体等
が知られている。
ニオン性解離基を有する高吸水性樹脂とカチオン性基を
有する高吸水性樹脂とを混合してなる高吸水性樹脂組成
物が開示されている。この高吸水性樹脂組成物はゲル粒
子間に結合力を持たせて流動性のない塊状吸水ゲルを形
成させることを目的しており、おむつに使用した時には
保持体からの流出を押えることができ、その結果、おむ
つでの吸水速度やドライフィーリングが改善されるであ
ろうことが期待されている。
カチオン性基を有する水不溶性樹脂(A)1gを水1リ
ットルに分散させて水不溶性樹脂(A)に含まれる水溶
性部分を抽出した水の過マンガン酸カリウム消費量が2
0ml/L以下であるカチオン性基を有する水不溶性樹
脂(A)とアニオン性解離基を有する高吸水性樹脂
(B)とを混合してなる水可溶分の少ない高吸水剤組成
物が開示されており、この水可溶分の少ない高吸水剤組
成物が、吸水剤として紙おむつで使用された場合には、
同様におむつのドライフィーリングや吸水速度、通液性
等が改善されるであろうことが示唆されている。
の吸収倍率や水可溶性成分量がある程度改善されるが、
本発明者らの検討結果により、従来知られているポリカ
チオン架橋体とポリアニオン架橋体の単なる混合では、
特に加圧下吸収量がそれぞれ単独よりも低下してしま
い、近年の超薄型化された衛生材料の要求性能に十分対
応できないことが判明した。すなわち、近年、紙おむつ
などの衛生材料においては、吸水性樹脂の使用割合が従
来よりも何割も多くなり、吸水性樹脂に所望される諸特
性の中で、特にパルプとその役割を分担していた加圧下
吸収倍率、ゲル層の透過速度、加圧下のゲル層の透過速
度、並びに吸水速度の改善が所望され、上記従来の方法
では、それらの実用的なバランスを得ることができない
という問題点を有しているのが現状である。
問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、吸水速
度、ゲル層の透過速度、加圧下のゲル層の透過速度、並
びに加圧下吸収倍率がそれぞれ単独よりも優れ、衛生材
料等に用いる場合に吸水性樹脂の重量%(樹脂濃度)を
高くしても優れた吸収特性を示すことができる新規な吸
水剤組成物を提供することにある。
を達成できる吸水剤組成物について鋭意検討した結果、
少なくともアニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒子お
よびカチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子を含む吸水
剤組成物であって、アニオン性解離基を有する吸水性樹
脂粒子の加圧下吸収倍率P1が少なくとも20g/gで
あって、カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子の加圧
下吸収倍率P2が少なくとも1g/gである場合に、好
ましくは少なくとも3g/gである場合に、上記目的を
達成できることを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
もアニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒子およびカチ
オン性基を有する水膨潤性樹脂粒子を含む吸水剤組成物
であって、前記吸水性樹脂粒子のアニオン性解離基の4
5〜90モル%が中和されており、前記アニオン性解離
基を有する吸水性樹脂粒子および前記カチオン性基を有
する水膨潤性樹脂粒子の総重量に対する前記アニオン性
解離基を有する吸水性樹脂粒子の重量比率αが少なくと
も0.8であり、該吸水剤組成物の加圧下吸収倍率Pが
少なくとも20g/gであることを特徴とする。
もアニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒子およびカチ
オン性基を有する水膨潤性樹脂粒子を含む吸水剤組成物
であって、前記吸水性樹脂粒子のアニオン性解離基の4
5〜90モル%が中和されており、前記アニオン性解離
基を有する吸水性樹脂粒子および前記カチオン性基を有
する水膨潤性樹脂粒子の総重量に対する前記アニオン性
解離基を有する吸水性樹脂粒子の重量比率αが少なくと
も0.8であり、該吸水剤組成物の加圧下吸収倍率P
が、P>P1α+P2(1−α)を満たすことを特徴と
する。(尚、αはアニオン性解離基を有する吸水性樹脂
粒子およびカチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子の総
重量に対するアニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒子
の重量比率であり、P1はアニオン性解離基を有する吸
水性樹脂粒子の加圧下吸収倍率であり、P2はカチオン
性基を有する水膨潤性樹脂粒子の加圧下吸収倍率であ
る。)
樹脂粒子およびカチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子
のそれぞれを、アニオン性解離基を有する吸水性樹脂
粒子の加圧下吸収倍率P1が少なくとも20g/gであ
る、カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子の加圧下
吸収倍率P2が少なくとも1g/g、好ましくは少なく
とも3g/gであるという条件下で混合したとき、驚く
べきことに、得られる吸水剤組成物の吸水速度、ゲル層
の透過速度、加圧下のゲル層の透過速度、および加圧下
吸収倍率が両者の重量区分により期待される値よりも全
て改善されること(相乗効果)が本発明で見出された。
発明においてアニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒子
は、その加圧下吸収倍率P1が少なくとも20g/gで
あることが好ましく、加圧下吸収倍率がこの値に満たな
いアニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒子を用いた場
合には、本発明の吸水剤組成物の加圧下吸収倍率、吸水
速度、ゲル層の透過速度および加圧下のゲル層の透過速
度が両者の重量区分により期待される値よりも低下する
おそれがある。
を有する吸水性樹脂粒子の該アニオン性解離基はその4
5〜90モル%が中和されている必要があり、さらには
50〜80モル%が中和されていることが好ましい。塩
としてはアルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミン塩な
どを例示する事ができるが、好ましくはアルカリ金属塩
である。この中和は重合前の単量体で行っても良いし、
重合中や重合後の含水ゲル状重合体で行っても良い。ア
ニオン性解離基の中和率が45モル%未満では、アニオ
ン性解離基を有する吸水性樹脂粒子または吸水剤組成物
の、大量の被吸収液中での吸収倍率(例えば、後記する
無加圧下の吸収倍率)が低くなり、例えば紙おむつの使
用中にこのような状況が生じた際には、充分な吸液性能
が得られない場合がある。また、重合により得られる含
水ゲルの粘着性が高くなるため、取り扱い性が劣り、ま
た乾燥を行うことが困難になる。一方、中和率が90モ
ル%を超える場合には、アニオン性解離基を有する吸水
性樹脂粒子または吸水剤組成物の吸液後のpHが高くな
り、例えば人体に接した場合に好ましくない。
性解離基を有する吸水性樹脂粒子は、例えば、前駆体で
あるカルボキシル基含有吸水性架橋重合体の粒子表面近
傍に特定の表面架橋を施すことによって製造することが
できる。前駆体であるカルボキシル基含有吸水性架橋重
合体粒子は、典型的にはアクリル酸またはその塩を主成
分とする親水性単量体を架橋剤存在下に重合して得るこ
とができる。
ポリアクリル酸(米国特許第4625001号、同第4
654039号、同第5250640号、同第5275
773号、欧州特許第456136号等)、架橋され部
分的に中和された澱粉ーアクリル酸グラフトポリマー
(米国特許第4076663号)、イソブチレンーマレ
イン酸共重合体(米国特許第4389513号)、酢酸
ビニルーアクリル酸共重合体のケン化物(米国特許第4
124748号)、アクリルアミド(共)重合体の加水
分解物(米国特許第3959569号)、アクリロニト
リル重合体の加水分解物(米国特許第3935099
号)等に開示されている。
り0〜20重量%の親水性樹脂存在下にアクリル酸を重
合して得られたポリアクリル酸塩架橋重合体である。ポ
リアクリル酸塩架橋重合体としては、重合体中の酸基の
45〜90モル%が中和されている必要があり、さらに
は50〜80モル%が中和されていることが好ましく、
塩としてはアルカリ金属塩、アンモニウム塩、アミン塩
などを例示する事ができるが、好ましくはアルカリ金属
塩である。なお、吸水性樹脂前駆体として好適なアクリ
ル酸塩重合体の製造方法は、米国特許5338810号
や欧州公開特許0574260号などに例示されてい
る。
する吸水性樹脂粒子を得るための前駆体であるカルボキ
シル基含有吸水性架橋重合体は、単量体主成分として用
いられる上記アクリル酸またはその塩に併用して、得ら
れる吸水性樹脂粒子が有効なアニオン性解離基を有する
範囲内で必要により他の単量体を共重合させたものであ
ってもよい。
ル酸、マレイン酸、ビニルスルホン酸、スチレンスルホ
ン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルエタンスルホ
ン酸、2−(メタ)アクリロイルプロパンスルホン酸な
どのアニオン性不飽和単量体およびその塩;アクリルア
ミド、メタアクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリ
ルアミド、N−n−プロピル(メタ)アクリルアミド、
N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ
メチル(メタ)アクリルアミド、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、ビニルピリジン、N−ビニルピ
ロリドン、N−アクリロイルピペリジン、N−アクリロ
イルピロリジンなどのノニオン性の親水基含有不飽和単
量体;N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリ
レート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アク
リルアミドおよびそれらの四級塩などのカチオン性不飽
和単量体などを挙げることができる。これらのアクリル
酸以外の他の単量体の使用量は、通常全単量体中0〜3
0モル%、好ましくは0〜10モル%である。
キシル基含有吸水性架橋重合体は、その架橋構造を導入
する方法として、架橋剤を使用しない自己架橋型のもの
や、2個以上の重合性不飽和基或は2個以上の反応性基
を有する内部架橋剤を共重合または反応させるもの等を
例示できる。好ましくは内部架橋剤を共重合または反応
させたものである。
えば、N,N′−メチレンビス(メタ)アクリルアミ
ド、(ポリ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、(ポリ)プロピレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、
グリセリントリ(メタ)アクリレート、グリセリンアク
リレートメタクリレート、エチレンオキサイド変性トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタ
エリスリト−ルテトラ(メタ)アクリレ−ト、ジペンタ
エリスリト−ルヘキサ(メタ)アクリレ−ト、トリアリ
ルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、トリア
リルホスフェート、トリアリルアミン、ポリ(メタ)ア
リロキシアルカン、(ポリ)エチレングリコールジグリ
シジルエーテル、グリセロールジグリシジルエーテル、
エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピ
レングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、
エチレンジアミン、ポリエチレンイミン、グリシジル
(メタ)アクリレートなどを挙げることが出来る。また
これらの内部架橋剤は2種以上使用してもよい。中で
も、得られる吸水性樹脂の加圧下吸収倍率をより高く設
定するためには、2個以上の重合性不飽和基を有する化
合物を内部架橋剤として必須に用いることが好ましく、
その使用量としては前記単量体成分に対して0.005
〜5モル%、より好ましくは0.01〜2モル%であ
る。
澱粉やセルロ−スの誘導体、ポリビニルアルコ−ル、ポ
リアクリル酸(塩)、ポリアクリル酸(塩)架橋体等の
親水性高分子、次亜リン酸(塩)等の連鎖移動剤や、水
溶性ないし水分散性界面活性剤を添加してもよい。な
お、これら単量体に加える化合物は、米国特許4076
663号,同4320040号,同4833222号,
同5118719号,同5149750号,同5154
713号および同5264495号や、欧州特許037
29831号および同0496594号などに例示され
ている。
する吸水性樹脂粒子を得るための前駆体であるカルボキ
シル基含有吸水性架橋重合体を得る為、アクリル酸また
はその塩を主成分とする単量体を重合するに際しては、
バルク重合や沈澱重合を行うことも可能であるが、性能
面や重合の制御の容易さから、単量体を水溶液として、
水溶液重合、逆相懸濁重合を行うことが好ましい。かか
る重合方法は、例えば、米国特許第4625001号、
同4769427号、同4873299号、同4093
776号、同4367323号、同4446261号、
同4683274号、同4690996号、同4721
647号、同4738867号、同4748076号な
どに記載されている。
ム、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナトリウム、t−ブチ
ルハイドロパーオキサイド、過酸化水素、2,2′−ア
ゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩等のラジカル
重合開始剤、紫外線や電子線などの活性エネルギー線等
を用いることができる。また、酸化性ラジカル重合開始
剤を用いる場合、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリ
ウム、硫酸第一鉄、L−アスコルビン酸等の還元剤を併
用してレドックス重合としても良い。これら溶解または
分散させる重合開始剤の使用量は、通常0.001〜2
モル%、好ましくは0.01〜0.5モル%である。
基を有する吸水性樹脂粒子を得るための前駆体であるカ
ルボキシル基含有吸水性架橋重合体の形状は不定形破砕
状、球状、繊維状、棒状、略球状、偏平状等種々のもの
が使用可能である。更に該前駆体は1次粒子であっても
よく、また1次粒子の造粒物であってもよい。また前駆
体粒子の大きさは通常その平均粒子径が100〜100
0ミクロンの範囲であることが好ましく、200〜80
0ミクロンの範囲がより好ましい。
アニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒子は、上記方法
により得られたアニオン性解離基を有する吸水性樹脂前
駆体粒子の表面近傍を特定の表面架橋剤を用いて架橋処
理することにより得られる。本発明で好適に使用される
表面架橋剤としては、アニオン性解離基と反応しうる官
能基を少なくとも2個有する化合物を例示することがで
きる。このような表面架橋剤としては例えば、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、1,3−プロパンジオ
ール、ジプロピレングリコール、2,2,4−トリメチ
ル−1,3−ペンタンジオール、ポリプロピレングリコ
ール、グリセリン、ポリグリセリン、2−ブテン−1,
4−ジオール、1,3 −ブタンジオール、1,4−ブタ
ンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノール、
1,2−シクロヘキサノール、トリメチロールプロパ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ポリ
オキシプロピレン、オキシエチレン−オキシプロピレン
ブロック共重合体、ペンタエリスリトール、ソルビトー
ル等の多価アルコール化合物;エチレングリコールジグ
リシジルエーテル、ポリエチレンジグリシジルエーテ
ル、グリセロールポリグリシジルエーテル、ジグリセロ
ールポリグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグ
リシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジル
エーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエー
テル、グリシドール等のエポキシ化合物;エチレンジア
ミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミ
ン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサ
ミン、ポリエチレンイミン等の多価アミン化合物や、そ
れらの無機塩ないし有機塩(例えば、アジチニウム塩
等);2,4−トリレンジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート等の多価イソシアネート化合物;
1,2−エチレンビスオキサゾリン等の多価オキサゾリ
ン化合物;1,3−ジオキソラン−2−オン、4−メチ
ル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4,5−ジメチ
ル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4,4−ジメチ
ル−1,3−ジオキソラン−2−オン、4−エチル−
1,3−ジオキソラン−2−オン、4−ヒドロキシメチ
ル−1,3−ジオキソラン−2−オン、1,3−ジオキ
サン−2−オン、4−メチル−1,3−ジオキサン−2
−オン、4,6−ジメチル−1,3−ジオキサン−2−
オン、1,3−ジオキソパン−2−オン等のアルキレン
カーボネート化合物;エピクロロヒドリン、エピブロム
ヒドリン、α−メチルエピクロロヒドリン等のハロエポ
キシ化合物、および、その多価アミン付加物(例えばハ
ーキュレス製カイメン;登録商標);γ- グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン、γーアミノプロピルトリ
エトキシシラン等のシランカップリング剤;亜鉛、カル
シウム、マグネシウム、アルミニウム、鉄、ジルコニウ
ム等の水酸化物又は塩化物等の多価金属化合物等を挙げ
ることができ、これらの1種または複数を組み合わせて
使用することができる。
ン性解離基を有する吸水性樹脂前駆体粒子100重量部
に対して0.001〜10重量部程度である。10重量
部を越える場合には、見合っただけの性能が出ずに不経
済となるばかりか、残存する表面架橋剤の量が多くなる
ため好ましくない。さらに、表面架橋剤の使用量が0.
001重量部未満の場合には、加圧下吸収倍率向上が不
十分となるため好ましくない。
吸水性樹脂前駆体と表面架橋剤とを混合する際には、溶
媒として水を用いることが好ましい。水の使用量は、吸
水性樹脂前駆体の種類や粒径等にもよるが、吸水性樹脂
前駆体の固形分100重量部に対して、0を越え、20
重量部以下が好ましく、0.5重量部〜10重量部の範
囲内がより好ましい。
混合する際には、必要に応じて、溶媒として親水性有機
溶媒を用いてもよい。上記の親水性有機溶媒としては、
例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プ
ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチ
ルアルコール、イソブチルアルコール、t−ブチルアル
コール等の低級アルコール類;アセトン等のケトン類;
ジオキサン、テトラヒドロフラン、アルコキシポリエチ
レングリコール等のエーテル類;N,N−ジメチルホル
ムアミド等のアミド類;ジメチルスルホキシド等のスル
ホキシド類等が挙げられる。親水性有機溶媒の使用量
は、吸水性樹脂前駆体の種類や粒径等にもよるが、吸水
性樹脂前駆体の固形分100重量部に対して、20重量
部以下が好ましく、0.1重量部〜10重量部の範囲内
がより好ましい。
混合する際、例えば、上記の親水性有機溶媒中に吸水性
樹脂前駆体を分散させた後表面架橋剤を添加してもよい
が、必要に応じて水および/または親水性有機溶媒に溶
解あるいは分散させた表面架橋剤を、攪拌下に、吸水性
樹脂前駆体に直接、噴霧若しくは滴下して添加する方法
が好ましい。また、水を用いて混合する場合には、水に
不溶な微粒子状の粉体や、界面活性剤等を共存させても
よい。
る際に用いられる混合装置は、両者を均一かつ確実に混
合するために、大きな混合力を備えていることが好まし
い。上記の混合装置としては、例えば、円筒型混合機、
二重壁円錐型混合機、V字型混合機、リボン型混合機、
スクリュー型混合機、流動型炉ロータリーデスク型混合
機、気流型混合機、双腕型ニーダー、内部混合機、粉砕
型ニーダー、回転式混合機、スクリュー型押出機等が好
適である。
た後、加熱処理を行い、吸水性樹脂前駆体の表面近傍を
架橋させる。上記加熱処理の処理温度は、用いる表面架
橋剤にもよるが、160℃〜250℃の範囲が好まし
い。処理温度が160℃未満の場合には、均一な架橋構
造が粒子表面に形成されず、従って、加圧下吸収倍率が
20g/gに満たないことがあるため、好ましくない。
一方、処理温度が250℃を越える場合には、吸水性樹
脂前駆体の分解を引き起こし、同様に加圧下吸収倍率が
20g/gに満たないことがあるため好ましくない。上
記の加熱処理は、通常の乾燥機または加熱炉を用いて行
うことができる。上記の乾燥機としては、例えば、溝型
混合乾燥機、ロータリー乾燥機、ディスク乾燥機、流動
層乾燥機、気流型乾燥機、赤外線乾燥機等が挙げられ
る。
潤性樹脂粒子は、その加圧下吸収倍率P2が少なくとも
1g/gであることが好ましく、3g/gであることが
より好ましい。加圧下吸収倍率がこの値に満たないカチ
オン性基を有する水膨潤性樹脂粒子を用いた場合には、
本発明の吸水剤組成物の加圧下吸収倍率、吸水速度、ゲ
ル層の透過速度および加圧下のゲル層の透過速度が両者
の重量区分により期待される値よりも低下するおそれが
ある。
性基を有する水膨潤性樹脂粒子としては、例えば、架橋
ポリエチレンイミン;架橋ポリアリルアミン;N,N−
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート架橋重合体
および/またはその4級化物;架橋ポリアクリルアミド
のマンニッヒ反応物;架橋キトサンから選ばれた少なく
とも1種を例示できる。より好ましいカチオン性基を有
する水膨潤性樹脂粒子は米国特許出願第287509号
(1999年4月7日出願)記載の、界面活性剤を含ま
ない、略球状の架橋ポリエチレンイミン粒子である。ま
た、本発明において好適に使用されるカチオン性基を有
する水膨潤性樹脂粒子の平均粒子径は100〜800ミ
クロンの範囲、より好ましくは200〜700ミクロン
の範囲である。
性解離基を有する吸水性樹脂粒子およびカチオン性基を
有する水膨潤性樹脂粒子の総重量に対するアニオン性解
離基を有する吸水性樹脂粒子の重量比率αは、少なくと
も0.8である。αの値が0.8よりも小さい場合には
相乗効果が出ないことがあるので好ましくない。このよ
うに本発明の吸水剤組成物におけるαの値を高くできる
(すなわち、カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子の
重量比率を少なくすることができる)のは、アニオン性
解離基のうちの多く(45〜90モル%)が中和されて
いるため、カチオン性基とのイオンバランスが保てるた
めである。
収倍率Pが少なくとも20g/gであり、好ましくは少
なくとも23g/gである。本発明の第2の吸水剤組成
物の加圧下吸収倍率Pが、P>P1α+P2(1−α)
を満たす。このように本発明の吸水剤組成物は、吸水速
度、ゲル層の透過速度、加圧下のゲル層の透過速度、並
びに加圧下吸収倍率がそれぞれ単独よりも優れ、衛生材
料等に用いる場合に吸水性樹脂の重量%(樹脂濃度)を
高くしても優れた吸収特性を示すことができる。
基を有する吸水性樹脂粒子およびカチオン性基を有する
水膨潤性樹脂粒子以外のその他の添加剤(例えば分散剤
としてのシリカ等の無機微粒子など)を含んでいてもよ
いが、好ましくは、吸水剤組成物におけるアニオン性解
離基を有する吸水性樹脂粒子とカチオン性基を有する水
膨潤性樹脂粒子の合計量は90重量%以上であることが
好ましく、95重量%以上であることがより好ましい。
無加圧下での吸収倍率と加圧下での吸収倍率、吸水速
度、ゲル層の透過速度並びに加圧下のゲル層の透過速度
共に優れ、かつ安全性にも優れ優れた吸水剤組成物が得
られる。また、本発明では、さらに消毒剤、消臭剤、抗
菌剤、香料、各種の無機粉末、発泡剤、顔料、染料、親
水性短繊維、肥料、酸化剤、還元剤、水、塩類等を添加
し、これにより、本発明の吸水剤組成物に種々の機能を
付与させることもできる。
組成物は、各種の吸収性物品、特に、薄型化の進む紙オ
ムツや生理用ナプキン、失禁パット等の吸収体に特に好
適に用いることができ、長時間使用した場合であっても
漏れを著しく低減でき、表面をサラサラの乾いた状態に
保つことができる吸収性物品を提供できる。
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限
定されるものではない。尚、吸水剤(アニオン性解離基
を有する吸水性樹脂粒子またはカチオン性基を有する水
膨潤性樹脂粒子)、吸水剤組成物の諸性能は、以下の方
法で測定した。 (a)無加圧下の吸収倍率 吸水剤または吸水剤組成物0.2gを不織布製の袋(6
0mm×60mm)に均一に入れ、0.9重量%塩化ナ
トリウム水溶液(生理食塩水)中に浸漬した。60分後
に袋を引き上げ、遠心分離機を用いて250Gで3分間
水切りを行った後、袋の重量W1 (g)を測定した。ま
た、同様の操作を吸水剤・吸水剤組成物を用いないで行
い、そのときの重量W0(g)を測定した。そして、W
1よりW0を差し引いた値を吸水剤・吸水剤組成物の重
量(g)で除して無加圧下の吸収倍率(g/g)を算出
した。 (b)加圧下の吸収倍率 ステンレス400メッシュの金網(目の大きさ38μ
m)を底に融着させた内径60mmのプラスチックの支
持円筒の底の網上に、吸水剤または吸水剤組成物0.9
gを均一に散布し、その上に吸水剤・吸水剤組成物に対
して、50g/cm2の荷重を均一に加えることができ
るように調整された、外径が60mmよりわずかに小さく
支持円筒との壁面に隙間が生じず、かつ上下の動きは妨
げられないピストンと荷重をこの順に載置し、この測定
装置一式の重量を測定した(Wa)。
mのガラスフィルターを置き、0.9重量%塩化ナトリ
ウム水溶液(生理食塩水)をガラスフィルターの表面と
同レベルになるように加える。その上に直径90mmの
濾紙を載せ表面が全て濡れるようにし、かつ過剰の液を
除く。上記測定装置一式を前記湿った濾紙上にのせ、液
を荷重下で吸収させる。1時間後測定装置一式を持ち上
げ,その重量を再測定する(Wb)。WbよりWaを差
し引いた値を吸水剤・吸水剤組成物の重量(0.9g)
で除して加圧下の吸収倍率(g/g)を求めた。 (c)吸水速度 内径50mm、高さ70mmの円筒形のポリプロピレン
製カップに吸水剤もしくは吸水剤組成物1gを取り、そ
こに20gの生理食塩水を注ぎ均一に吸収せしめた。注
ぎ始めてから、生理食塩水が吸収される(表面にフリー
の生理食塩水が見えなくなる状態)までの時間を測定
し、3回の平均を値とした。 (d)ゲル層の透過速度 底部中央に直径14mmの孔の開いた内径50mm、高
さ70mmの円筒形のポリプロピレン製カップの底部に
直径50mmのグラスフィルターを接着固定したものを
用意し、透過速度測定装置(1)とした。一方、ステン
レス400メッシュの金網(目の大きさ38μm)を底
に融着させた外径が50mmよりわずかに小さく上記透過
速度測定装置(1)の内壁面に隙間が生じず、かつ上下
の動きは妨げられない円筒を用意しこのものを透過速度
測定装置(2)とした。吸水剤もしくは吸水剤組成物
0.3gを生理食塩水20g中で十分飽和膨潤せしめ、
このものを前記透過速度測定装置(1)のカップ中に注
ぎ、ゲル層をカップ中に形成せしめた。ついでこのゲル
層の上に透過速度測定装置(2)を載置し、その上から
生理食塩水12mlを注いで、生理食塩水が透過速度測
定装置(1)の下部の孔から生理食塩水が落ちてくる速
度を測定し、3回の平均を求めてゲル層の透過速度(m
l/秒)とした。 (e)加圧下のゲル層の透過速度 コック付きガラスカラムK(「バイオカラムCF−30
K」(株)井内盛栄堂カタログコード22−635−0
7、下部フィルター#G2、内径1インチ、長さ400
mm)に、吸水性架橋重合体粒子または吸水剤組成物
0.5gを充填し、過剰の生理食塩水を用い、吸水性架
橋重合体粒子または吸水剤組成物を平衡膨潤させた(約
30分から1時間)。次いで、図1に示したように、膨
潤した吸水性架橋重合体粒子または吸水剤組成物Aが充
分沈降したのち、上部に重りBを載置可能な円形板Cお
よび下部にガラスフィルター付加圧板Iを設けた加圧棒
D(該加圧板Iは、厚さ10mmで直径約1インチの大
きさを有し、最下部にガラスフィルター(#G0)を備
え、その上部の円盤は直径1mmの孔が約2mm間隔で
84個開孔した構造を有する。該ガラスフィルター付加
圧板IはガラスカラムK内部を自由に上下可能で、生理
食塩水が加圧板I上部よりガラスフィルターHを経て通
過可能な構造となっている。)を膨潤した吸水性架橋重
合体粒子または吸水剤組成物Aの上部に空気を抜きなが
ら載置し、さらに重りBを図1のように載置して、膨潤
した吸水性架橋重合体粒子または吸水剤組成物Aに2
4.5g/cm2 の荷重を均一にかけた。図1のように
液面を液高200mmのところに合わせてコックを開
き、生理食塩水Jが図1に示す2本の標準線L(液高1
50mmの液面)とM(液高100mmの液面)との間
(実測により液量25ml)を通過する時間を測定し、
3回の平均値をとって加圧下のゲル層の透過速度(秒)
とした。
体粒子または吸水剤組成物のない状態で測定した値は1
0秒であった。 (参考例1)71.3モル%の中和率を有するアクリル
酸ナトリウム塩の水溶液5500g(単量体濃度39重
量%)に内部架橋剤としてポリエチレングリコールジア
クリレート(平均分子量487)を0.1モル%溶解さ
せ窒素ガスで30分脱気後、内容量10Lでシグマ型羽
根を2本有するジャケット付きステンレス製双腕型ニー
ダーに蓋を付けた反応器に該水溶液を供給し、20℃の
温度に保ちながら反応系の窒素置換を続けた。次いで羽
根を回転させながら過硫酸ナトリウム2.9gとL−ア
スコルビン酸0.08gをそれぞれ10重量%水溶液と
して添加したところ1分後に重合が開始し、15分後に
反応系はピーク温度に達した。その際生成した含水ゲル
重合体は約5mmのサイズに細分化されていた。その後
更に攪拌を続け重合を開始して60分後に含水ゲル重合
体を取り出した。
き300μm(50メッシュ)の金網上に広げ、160
℃で70分間熱風乾燥した。乾燥物を卓上ロールミルで
粉砕し、更に850μmメッシュの金網および150μ
mメッシュの金網で分級し平均粒径560μmでかつ1
50μm未満の粒子径を有する樹脂の割合が1重量%、
含水率が5重量%の不定形破砕状のカルボキシル基の7
1.3モル%が塩基で中和された、前駆体であるカルボ
キシル基含有吸水性架橋重合体粒子(A)を得た。
(A)500重量部に対し、1,4−ブタンジオール5
重量部、イソプロピルアルコール2.5重量部、水15
重量部からなる表面架橋剤を含む溶液を攪拌しながら添
加し、得られた混合物を5Lモルタルミキサーに投入し
オイル温度212℃のオイルバスで加熱しながら30分
間攪拌熱処理する事で、無加圧下の吸収倍率28.5g
/g、加圧下吸収倍率P1が26.0g/g、吸水速度
が127秒、ゲル層の透過速度が4ml/秒、加圧下の
ゲル層の透過速度が217秒であるアニオン性解離基を
有する吸水性樹脂粒子(1)を得た。 (参考例2)カルボキシル基含有吸水性架橋重合体粒子
(A)500重量部に対し、ポリアミドアミンエピクロ
ルヒドリン樹脂1.25重量部、プロピレングリコール
8.76重量部、水21.25重量部からなる表面架橋
剤を含む溶液を攪拌しながら添加し、得られた混合物を
5Lモルタルミキサーに投入しオイル温度150℃のオ
イルバスで加熱しながら30分間攪拌熱処理する事で、
無加圧下の吸収倍率28.7g/g、加圧下吸収倍率P
1が18.7g/g、吸水速度が137秒、ゲル層の透
過速度が3.1ml/秒であるアニオン性解離基を有す
る吸水性樹脂粒子(2)を得た。 (参考例3)75モル%の中和率を有するアクリル酸ナ
トリウムの水溶液5500g(単量体濃度33重量%)
に内部架橋剤としてポリエチレングリコールジアクリレ
ート(平均分子量487)を0.055モル%溶解させ
窒素ガスで30分脱気後、内容量10Lでシグマ型羽根
を2本有するジャケット付きステンレス製双腕型ニーダ
ーに蓋を付けた反応器に該水溶液を供給し、30℃の温
度に保ちながら反応系の窒素置換を続けた。次いで羽根
を回転させながら過硫酸ナトリウム2.46gとL−ア
スコルビン酸0.10gをそれぞれ10重量%水溶液と
して添加したところ1分後に重合が開始し、重合を開始
して60分後に含水ゲル重合体を取り出した。
き300μm(50メッシュ)の金網上に広げ、150
℃で90分間熱風乾燥した。乾燥物を卓上粉砕機で粉砕
し、更に850μmメッシュの金網を通過せしめて平均
粒径400μmでかつ150μm未満の粒子径を有する
樹脂の割合が10重量%、含水率が6重量%の不定形破
砕状のカルボキシル基の75モル%が塩基で中和され
た、前駆体であるカルボキシル基含有吸水性架橋重合体
粒子(B)を得た。
(B)500重量部に対し、エチレングリコールジグリ
シジルエーテル0.25重量部、イソプロピルアルコー
ル5重量部、水15重量部からなる表面架橋剤を含む溶
液を攪拌しながら添加し、得られた混合物を5Lモルタ
ルミキサーに投入しオイル温度210℃のオイルバスで
加熱しながら45分間攪拌熱処理する事で、無加圧下の
吸収倍率35g/g、加圧下吸収倍率P1が25.0g
/g、吸水速度が40秒、ゲル層の透過速度が1.5m
l/秒であるアニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒子
(3)を得た。 (参考例4)滴下ロート、攪拌機、温度計および還流冷
却器を備えた20Lのステンレス釜に、無機粒子(商品
名:アエロジルR972、日本アエロジル社製)100
gを含むシクロヘキサン溶液10Lを仕込み、室温下に
攪拌を行った。次に予め0℃に冷却した30%のポリエ
チレンイミン(商品名:エポミンP−1000、株式会
社日本触媒製)5636gおよび純水4000gからな
るポリエチレンイミン水溶液に、架橋剤であるエチレン
グリコールジグリシジルエーテル(商品名:デナコール
EX810、ナガセ化成工業株式会社製)の50%水溶
液363gを攪拌しながら加えて、架橋剤および親水性
高分子化合物を含む水溶液を調整し、ついでこの溶液を
室温下にシクロヘキサン溶液に攪拌しながら加えた。攪
拌下、徐々に系の温度を65℃にまで昇温し、65℃で
3時間反応を行った。その後系温度を室温にまで冷却
し、生成した含水球状ゲルを吸引ろ過し、得られた含水
球状ゲルを60℃で48時間減圧乾燥して、含水率15
%のサラサラのカチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子
(1)を得た。カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子
(1)の無加圧下の吸収倍率は10.0g/g、加圧下
吸収倍率P2は10.5g/g、吸水速度が無限大(測
定不能)で、ゲル層の透過速度は4.0ml/秒、加圧
下のゲル層の透過速度は11秒であった。 (参考例5)カチオン性イオン交換樹脂(商品名:DI
ALON SA10、三菱化学製)を純水でよく水洗
し、熱風乾燥機中、60℃で1時間加熱乾燥して球状の
カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子(2)を得た。
カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子(2)の加圧下
吸収倍率P2は2.7g/g、吸水速度が無限大(測定
不能)であった。 (参考例6)50モル%の中和率を有するアクリル酸ナ
トリウム塩の水溶液6570g(単量体濃度39重量
%)に内部架橋剤としてポリエチレングリコールジアク
リレート(平均分子量487)を0.1モル%溶解させ
窒素ガスで30分脱気後、内容量10Lのシグマ型羽根
を2本有するジャケット付きステンレス製双腕型ニーダ
ーに蓋を付けた反応器に該水溶液を供給し、25℃の温
度に保ちながら反応系の窒素置換を続けた。次いで羽根
を回転させながら過硫酸ナトリウム3.07gとL−ア
スコルビン酸0.1388gをそれぞれ10重量%水溶
液として添加したところ45秒後に重合が開始し、10
分15秒後に反応系はピーク温度に達した。その際生成
した含水ゲル重合体は約5mmのサイズに細分化されて
いた。その後更に攪拌を続け重合を開始して31分後に
含水ゲル状重合体を取り出した。
き300μm(50メッシュ)の金網上に広げ、170
℃で65分間熱風乾燥した。乾燥物を卓上ロールミルで
粉砕し、更に850μmメッシュの金網および150μ
mメッシュの金網で分級し平均粒径565μmでかつ1
50μm未満の粒子径を有する樹脂の割合が1重量%、
含水率が5重量%の不定形破砕状のカルボキシル基の5
0モル%が塩基で中和された、無加圧下の吸収倍率2
5.2g/g、加圧下の吸収倍率P1が16.8g/
g、吸水速度が168秒、加圧下のゲル層の透過速度が
567秒である、前駆体であるカルボキシル基含有吸水
性架橋重合体粒子(C)を得た。
(C)500重量部に対し、1,4−ブタンジオール
1.6重量部、プロピレングリコール2.5重量部、イ
ソプロピルアルコール2.25重量部、水13.65重
量部からなる表面架橋剤を含む溶液を攪拌しながら添加
し、得られた混合物を5Lモルタルミキサーに投入しオ
イル温度205℃のオイルバスで加熱しながら10分間
攪拌熱処理することで、無加圧下の吸収倍率24.1g
/g、加圧下の吸収倍率P1が20.9g/g、吸水速
度が180秒、加圧下のゲル層の透過速度が120秒で
ある、アニオン性解離基を有する吸水性樹脂(4)を得
た。 (実施例1)参考例1で得られたアニオン性解離基を有
する吸水性樹脂粒子(1)90部と参考例4で得られた
カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子(1)10部を
粉体混合して本発明の吸水剤組成物(1)を得た。吸水
剤組成物(1)の無加圧下の吸収倍率は28.1g/
g、加圧下吸収倍率Pは25.4g/g、吸水速度は1
11秒、ゲル層の透過速度は5.4ml/秒、加圧下の
ゲル層の透過速度は138秒であった。 (実施例2)参考例1で得られたアニオン性解離基を有
する吸水性樹脂粒子(1)95部と参考例4で得られた
カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子(1)5部を粉
体混合して本発明の吸水剤組成物(2)を得た。吸水剤
組成物(2)の無加圧下の吸収倍率は28.9g/g、
加圧下吸収倍率Pは26.2g/g、吸水速度は120
秒、ゲル層の透過速度は4.2ml/秒、加圧下のゲル
層の透過速度は119秒であった。 (実施例3)参考例1で得られたアニオン性解離基を有
する吸水性樹脂粒子(1)85部と参考例4で得られた
カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子(1)15部を
粉体混合して本発明の吸水剤組成物(3)を得た。吸水
剤組成物(3)の無加圧下の吸収倍率は28.0g/
g、加圧下吸収倍率Pは24.2g/g、吸水速度は1
15秒、ゲル層の透過速度は4.3ml/秒、加圧下の
ゲル層の透過速度は128秒であった。 (実施例4)参考例3で得られたアニオン性解離基を有
する吸水性樹脂粒子(3)90部と参考例4で得られた
カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子(1)10部を
粉体混合して本発明の吸水剤組成物(4)を得た。吸水
剤組成物(3)の無加圧下の吸収倍率は33.5g/
g、加圧下吸収倍率Pは25.0g/g、吸水速度は3
3秒、ゲル層の透過速度は3.5ml/秒であった。 (実施例5)参考例1で得られたアニオン性解離基を有
する吸水性樹脂粒子(1)90部と参考例5で得られた
カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子(2)10部を
粉体混合して本発明の吸水剤組成物(5)を得た。吸水
剤組成物(5)の無加圧下の吸収倍率は28.1g/
g、加圧下吸収倍率Pは23.3g/g、吸水速度は1
38秒、ゲル層の透過速度は3.7ml/秒であった。 (実施例6)参考例6で前駆体として得られたカルボキ
シル基含有吸水性架橋重合体粒子(C)80部と参考例
4で得られたカチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子
(1)20部を粉体混合して本発明の吸水剤組成物
(6)を得た。吸水剤組成物(6)の無加圧下の吸収倍
率は22.5g/g、加圧下吸収倍率Pは19.5g/
g、吸水速度は148秒、加圧下のゲル層の透過速度は
59秒であった。 (実施例7)参考例6で得られたアニオン性解離基を有
する吸水性樹脂粒子(4)80部と参考例4で得られた
カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子(1)20部を
粉体混合して本発明の吸水剤組成物(7)を得た。吸水
剤組成物(6)の無加圧下の吸収倍率は21.3g/
g、加圧下吸収倍率Pは19.7g/g、吸水速度は1
58秒、加圧下のゲル層の透過速度は11秒であった。 (比較例1)参考例2で得られたアニオン性解離基を有
する吸水性樹脂粒子(2)90部と参考例4で得られた
カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子(1)10部を
粉体混合して比較吸水剤組成物(1)を得た。吸水剤組
成物(3)の無加圧下の吸収倍率は27.8g/g、加
圧下吸収倍率Pは16.2g/g、吸水速度は140
秒、ゲル層の透過速度は2.5ml/秒であった。
操作で、吸水速度、ゲル層の透過速度、加圧下のゲル層
の透過速度、並びに加圧下吸収倍率がそれぞれ単独より
も優れた吸水剤組成物を得ることができる。したがっ
て、本発明の吸水剤組成物を衛生材料等に用いる場合
に、吸水性樹脂の重量%(樹脂濃度)を高くしても優れ
た吸収特性を示すことができ、おむつなどの吸収物品の
吸水剤として使用した場合には、長時間使用した場合で
あっても漏れを著しく低減でき、表面をサラサラの乾い
た状態に保つことができる。
ル%以上であるため、大量の被吸収液中での吸収倍率が
高く、例えば紙おむつの使用中に、このような状況が生
じた際にも充分な吸液性能が得られる。また、取り扱い
性に優れる。さらに、アニオン性解離基の中和率が90
モル%以下であるため、人体に接した場合にも問題がな
い。
測定するのに用いられる測定装置である。
Claims (10)
- 【請求項1】 少なくともアニオン性解離基を有する吸
水性樹脂粒子およびカチオン性基を有する水膨潤性樹脂
粒子を含む吸水剤組成物であって、前記吸水性樹脂粒子
のアニオン性解離基の45〜90モル%が中和されてお
り、前記アニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒子およ
び前記カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子の総重量
に対する前記アニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒子
の重量比率αが少なくとも0.8であり、該吸水剤組成
物の加圧下吸収倍率Pが少なくとも20g/gであるこ
とを特徴とする吸水剤組成物。 - 【請求項2】 アニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒
子の加圧下吸収倍率P1が少なくとも20g/gであっ
て、カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子の加圧下吸
収倍率P2が少なくとも3g/gである、請求項1記載
の吸水剤組成物。 - 【請求項3】 アニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒
子がポリアクリル酸塩架橋体粒子である、請求項1また
は2記載の吸水剤組成物。 - 【請求項4】 カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子
が、界面活性剤を含まない、略球状の架橋ポリエチレン
イミン粒子である、請求項1から3のいずれかに記載の
吸水剤組成物。 - 【請求項5】 アニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒
子の表面近傍が架橋処理されてなる、請求項1から4の
いずれかに記載の吸水剤組成物。 - 【請求項6】 少なくともアニオン性解離基を有する吸
水性樹脂粒子およびカチオン性基を有する水膨潤性樹脂
粒子を含む吸水剤組成物であって、前記吸水性樹脂粒子
のアニオン性解離基の45〜90モル%が中和されてお
り、前記アニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒子およ
び前記カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子の総重量
に対する前記アニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒子
の重量比率αが少なくとも0.8であり、該吸水剤組成
物の加圧下吸収倍率Pが、P>P1α+P2(1−α)
を満たすことを特徴とする吸水剤組成物。(尚、αはア
ニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒子およびカチオン
性基を有する水膨潤性樹脂粒子の総重量に対するアニオ
ン性解離基を有する吸水性樹脂粒子の重量比率であり、
P1はアニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒子の加圧
下吸収倍率であり、P2はカチオン性基を有する水膨潤
性樹脂粒子の加圧下吸収倍率である。) - 【請求項7】 アニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒
子の加圧下吸収倍率P1の値が少なくとも20g/gで
あって、カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子の加圧
下吸収倍率P2が少なくとも1g/gである請求項6記
載の吸水剤組成物。 - 【請求項8】 アニオン性解離基を有する吸水性樹脂粒
子がポリアクリル酸塩架橋体粒子である、請求項6また
は7記載の吸水剤組成物。 - 【請求項9】 カチオン性基を有する水膨潤性樹脂粒子
が、界面活性剤を含まない、略球状の架橋ポリエチレン
イミン粒子である、請求項6から8のいずれかに記載の
吸水剤組成物。 - 【請求項10】 アニオン性解離基を有する吸水性樹脂
粒子の表面近傍が架橋処理されてなる、請求項6から9
のいずれかに記載の吸水剤組成物。
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