JP2000095169A - 自転車用安全装置 - Google Patents

自転車用安全装置

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JP2000095169A
JP2000095169A JP10272315A JP27231598A JP2000095169A JP 2000095169 A JP2000095169 A JP 2000095169A JP 10272315 A JP10272315 A JP 10272315A JP 27231598 A JP27231598 A JP 27231598A JP 2000095169 A JP2000095169 A JP 2000095169A
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JP
Japan
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bicycle
vehicle
approaching
alarm
sensor
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Pending
Application number
JP10272315A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Kawanabe
哲也 川鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自転車の後方からの車両の接近を自転車運転者
に知らせ、より安全性を高めることができるようにした
自転車用安全装置を提供する。 【解決手段】自転車の後方から接近する車両2の存在を
検出するセンサ3と、このセンサ3の信号を解析する情
報処理部4と、この情報処理部4から出力される車両接
近信号を受けて自転車及び接近した車両2の運転者の
内、少なくとも自転車の運転者に警報を発する警報発生
部5とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自転車用の安全装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自転車用の安全装置としては、
ブレーキやライト、さらに後方からの車両のライトを反
射するリフレクターがあるに過ぎない。
【0003】したがって、実際に遭遇する危険に対して
は自転車を運転する者の五感に依存して対処せざるを得
ないのが現状である。しかし、特に高齢者や児童は感覚
の衰えや経験不足により、所謂交通弱者として様々な事
故に巻き込まれる可能性が高いことが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような現状に対し
て従来の自転車は全く無策であったため、改善が求めら
れていた。
【0005】本発明は前記事項に鑑みなされたものであ
り、自転車の運転者に、自転車の後方からの車両の接近
を知らせ、より安全性を高めることができるようにした
自転車用安全装置を提供することを技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は自転車用安全装
置であり、前述した技術的課題を解決するために以下の
ように構成されている。
【0007】すなわち、自転車1の後方から接近する車
両2の存在を検出する車両接近検出手段3と、この車両
接近検出手段3の信号を解析する情報処理部4と、この
情報処理部4から出力される車両接近信号を受けて自転
車1及び接近した車両の運転手の内、少なくとも自転車
1の運転者に警報を発する警報発生部5とを備えてい
る。
【0008】前記車両接近検出手段3は、車両の接近を
検知するものであればどのようなものであってもよい
が、例えば、光センサを自転車の後方に向けて装着し、
後方からのヘッドライトを検出するようにしてもよい。
光センサとしてはフォトトランジスタが好適であるが、
後方への指向性をもたせるためフレネルレンズを装着し
てもよい。また、車両のヘッドライトの色温度は通常3
000ケルビンであるため、その色温度のピークを検出
するフィルタを装着してもよい。
【0009】他の車両接近検出手段としては、超音波セ
ンサと超音波発振部とを組み合わせ、自転車の後方に超
音波を発射し、これを超音波ディテクタで受信すること
で車両の接近を検出するものが例示できる。
【0010】さらに、SHF帯域の電波を自転車の後方
に発射し、車両から反射する電波を受信して反射波のド
ップラー効果を算出することで、走行中の車両かあるい
は停車中の車両かを判別するようにしてもよい。
【0011】このようにして検出された信号は、情報処
理部4に入力される。この情報処理部4としてはマイク
ロコンピュータが例示でき、使用するセンサ(車両接近
検出手段)に応じたプロトコルで車両の有無を判断し、
次段の警報発生部5を作動させる。
【0012】警報発生部5としてはブザー、あるいは記
憶された音声、さらには変速機を自動的に変速する自動
変速機が好適であり、運転者に警報を発するように構成
されている。また、車両の運転手に対して前方に自転車
があることを警告するために、自転車に点滅する後方向
きのライトを設け、これを点滅させるようにしてもよ
い。 以上述べたように、本発明の自転車では後方から
の車両接近を自転車の運転者や車両の運転手に知らせる
ことができるため、特に高齢者や児童のように感覚の衰
えや経験不足がある者にも、ある程度の安全性を確保す
ることができる。また、車両接近を検出して変速機を自
動で切り替えるものでは、自動的に車速を落として安全
性をさらに高めることができる。
【0013】なお、自転車とは一般の2輪式の他、3輪
式が含まれ、さらには電動式のものや車椅子等も含まれ
る概念である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自転車用安全装置
を図1〜図6に示される実施形態について更に詳細に説
明する。
【0015】自転車1のシートポスト1aには、センサ
(車両接近検出手段)としてのフォトトランジスタ3が
設けられている。このセンサ3は車両のヘッドライトを
検知することでその接近を検知するものであり、後方に
向けて設置されている。このセンサ3からの出力は情報
処理部4に入力され、その出力変化及び入力光の色温度
等が演算され、車両のヘッドライトが接近しているか否
かが判別される。
【0016】そして、判別された信号は警報発生部5に
入力され、車両が接近している場合には運転者にブザー
などの警報が出される。この警報は記憶メモリーに予め
記録させた音声であってもよい。音声としては、「車が
接近しています」などが好適である。
【0017】なお、警報は自転車の運転者だけでなく、
車両の運転手に対して前方に自転車があることを警告す
るようにしてもよい。その場合は自転車1に点滅する後
方向きライトを設け、自転車の運転者への警報と同時
に、前記後方向きライトを点滅させるようにする。
【0018】なお、警報発生部5は音や光の他、自転車
1に設けられた変速機6を自動的に変速して警報とする
ことも可能である(図3及び図4参照)。図3に示すよ
うに、センサ3からの出力はアンプ4a及びA/Dコン
バータ4bを介してマイクロコンピュータ4cに入力さ
れている。マイクロコンピュータ4cには、ROM(R
ead Only Memory)4dとRAM(Ra
ndom Access Memory)4eが接続さ
れているとともに、自転車1のチェーンステーに設けら
れた回転センサ7からの信号が入力されるようになって
いる。
【0019】回転センサ7は後輪に設けられた磁石7a
の磁気を検出することで、後輪の回転速度を検出するよ
うになっている。そして、前記構成になる情報処理部4
で、センサ3からの出力に基づき車両の接近であるか否
かを判別し、その信号は警報発生部5に入力される。警
報発生部5は駆動回路5a、モータ5b、ポテンショメ
ータ5cからなっており、情報処理部4からの信号で駆
動回路5aがモータ5bを駆動し、変速機6を作動させ
る。この場合変速はローギア方向になされる。
【0020】変速機6のギアが、走行中のギアよりも一
段低いギアになると、これをポテンショメータで検出
し、駆動回路5aを停止させる。前記モータ5bと変速
機6とはワイヤ7bで連結されており、モータ5bの回
転に従って変速動作が行われるように構成されている。
なお、自転車1の速度を検知するのが前記回転センサ7
であり、前記マイクロコンピュータ4cは常に車速を監
視するよう作動している。
【0021】このように、自転車1の後方から車両2が
接近すると自動的に変速機6がロー方向に変速され、危
険を察知させるとともに加減速しやすい(安全な)ギア
比となる。
【0022】なお、車両接近の警報のための自動(強
制)変速は、常にローギア方向へ一段変速するのではな
く、自転車1の速度に応じて、走行中のギアよりも2段
以上低いギアに落とされることとしてもよい。また、走
行中のギアよりも1段あるいは2段以上高いギアに自動
変速されることとしてもよい。
【0023】自転車1の運転者は、車両の接近に伴いペ
ダルが急に重くなる(あるいは軽くなる)ので、騒然と
した状況下においても、後方から車両が接近しているこ
とを確実に認識することができる。また、難聴な運転者
にとっても、確実に危険を察知することができる。
【0024】また、情報処理部4と警報発生部5は、図
5及び図6に示すように、例えば後輪のハブ付近に一体
に設けることもできる。この場合、後輪軸に設けられた
ハブ体内に変速機6を内装することが望ましく、変速機
6の軸心部に摺動可能に設けられた変速ロッドが軸方向
に移動することにより、変速機6のギヤ位置を変更する
ように設定する。なお、変速ロッドは、ハブ体内に設け
られたスプリングによって、ハブ体の外方に向けて付勢
されている。そして、変速ロッドをモータ5aの駆動力
により押圧(内方に移動)するとギヤ位置が下降し、変
速ロッドをモータ5aの作動により戻す(外方に移動す
る)とギヤ位置が上昇するように変速機6が構成されて
いる。
【0025】そして、前述した情報処理部と警報発生部
とを別体に設けた例と同様に、情報処理部4がセンサ3
からの出力に基づき車両の接近であるか否かを判別し、
指示信号が警報発生部5に入力されて、ギヤ位置の強制
変更をすることにより、運転者に車両の接近を認識させ
る。
【0026】以上述べたように、特に高齢者や児童のよ
うに感覚の衰えや経験不足がある者にも、自転車走行中
の安全性を向上することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、自動車の自転車への接
近を感知して、自転車の運転者に警報を発するように構
成したので、自転車の運転者が後方からの車両の接近を
認識することができ、自転車走行の安全性を向上するこ
とができる。
【0028】また、自転車の運転者への警報とともに、
自動車の運転者へも警報を行えるので、自動車運転者も
前方の自転車を発見し易くなり、双方の安全運行に寄与
することができる。
【0029】そして、自転車運転者への警報手段とし
て、自動的に変速を行う装置とした場合は、自転車運転
者は、音声警報が聞き取り難い騒然とした状況下や、発
光警報が見難い直射日光にさらされている状況下等にお
いても、より確実に車両の接近を認識をすることがで
き、走行安全性を向上することが可能となる。また、警
報時の自動変速では、自転車運転者にとって加減速のし
易いギアに変速することができるので、安全性を向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である自転車用安全装置の
ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態である自転車用安全装置を
自転車に装着した状態を示す側面図である。
【図3】本発明の他の実施形態である自転車用安全装置
を示すブロック図である。
【図4】本発明の他の実施形態である自転車用安全装置
を自転車に装着した状態を示す側面図である。
【図5】本発明の他の実施形態である自転車用安全装置
において、情報処理部と警報発生部を一体にした態様を
示す自転車後輪付近の背面図である。
【図6】本発明の他の実施形態である自転車用安全装置
において、情報処理部と警報発生部を一体にした態様を
示す自転車後輪付近の側面図である。
【符号の説明】
1 自転車 2 車両 3 センサ(車両接近検知手段) 4 情報処理部 5 警報発生部 6 変速機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自転車の後方から接近する車両の存在を検
    出する車両接近検出手段と、この車両接近検出手段の信
    号を解析する情報処理部と、この情報処理部から出力さ
    れる車両接近信号を受けて自転車及び接近した車両の運
    転者の内、少なくとも自転車の運転者に警報を発する警
    報発生部とを備えていることを特徴とする自転車用安全
    装置。
  2. 【請求項2】前記警報発生部が自転車の変速機を自動的
    に変速する変速機駆動機であることを特徴とする請求項
    1記載の自転車用安全装置。
JP10272315A 1998-09-25 1998-09-25 自転車用安全装置 Pending JP2000095169A (ja)

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