JP2000095130A - 車両用衝突制御装置 - Google Patents

車両用衝突制御装置

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JP2000095130A
JP2000095130A JP10266975A JP26697598A JP2000095130A JP 2000095130 A JP2000095130 A JP 2000095130A JP 10266975 A JP10266975 A JP 10266975A JP 26697598 A JP26697598 A JP 26697598A JP 2000095130 A JP2000095130 A JP 2000095130A
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Keiichi Nishiyama
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Mitsuhiko Morita
光彦 森田
Takayuki Katsuta
隆之 勝田
Takayuki Hanamoto
孝幸 花本
Kunihito Sato
国仁 佐藤
Shokichi Shiozawa
章吉 塩澤
Koichi Sawada
耕一 澤田
Takahiro Furuhira
貴大 古平
Kozo Fujita
耕造 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、自車両と前方の対象物との衝突を
緩和させる車両用衝突制御装置に関し、対象物の形状ま
たは自車両の搭乗人員,搭乗位置に応じて自車両の走行
状態を変化させることで、衝突時のダメージを小さく抑
えることを目的とする。 【解決手段】 車両50が緊急状態であるかを判別する
(ステップ106)。車両50の速度、および、車両5
0と対象物との距離および相対速度に基づいて、自車両
が対象物との衝突を回避できるか否かを判別する(ステ
ップ108)。車両50に搭乗している乗員の人員およ
び搭乗位置に基づいて、衝突時のダメージが小さく抑さ
えられるダメージ最小部位50aを設定する(ステップ
134)。そして、車両50は、車両50が緊急状態で
あり、かつ、対象物との衝突を回避できない場合、ダメ
ージ最小部位50aを進行方向に向けた車両姿勢になる
ようにスピン制御される(ステップ118)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用衝突制御装
置に係り、特に、自車両が緊急状態に陥っている状況
下、自車両と前方の対象物との衝突の衝撃を緩和させる
装置として好適な車両用衝突制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平9−11870
号に開示される如く、自車両と自車両の前方に存在する
対象物との衝突の衝撃を緩和させる装置が知られてい
る。上記従来の装置は、対象物を検出し、当該対象物に
自車両が衝突する可能性が高い場合に自車両を減速させ
る。従って、上記従来の装置によれば、自車両を減速さ
せることで、自車両が対象物に衝突した場合の衝撃を緩
和させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、自車両と対象
物とが衝突する場合、対象物の形状等によっては、自車
両の構造上そのままの車両姿勢で対象物に衝突すること
が適切でない場合がある。また、自車両の乗員の搭乗位
置によっては、自車両がそのままの車両姿勢で対象物に
衝突することが適切でない場合がある。この場合、自車
両を減速させても、自車両と対象物との衝突時に乗員に
対するダメージを小さく抑えることができない。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、自車両と対象物との衝突が回避できない場合
に、当該対象物の形状または自車両の搭乗人員,搭乗位
置に応じて自車両の走行状態を制御することで、衝突時
のダメージを小さく抑える車両用衝突制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、自車両が緊急状態であるか否かを判別
する緊急状態判別手段と、自車両の走行状態を検出する
車両状態検出手段と、自車両の進行方向に存在する対象
物を検出する対象物検出手段と、前記車両状態検出手段
および前記対象物検出手段の検出結果に基づいて、検出
された対象物との衝突を自車両が回避できるか否かを判
別する衝突回避判別手段と、衝突時のダメージが小さく
なる車両姿勢を設定する車両姿勢設定手段と、自車両が
緊急状態であると判別され、かつ、自車両が前記衝突を
回避できないと判別された場合に、自車両が設定された
車両姿勢となるように自車両の走行状態を制御する走行
制御手段と、を備えることを特徴とする車両用衝突制御
装置により達成される。
【0006】本発明において、自車両が緊急状態である
か否かが判別される。自車両の走行状態、および、対象
物との距離,相対速度等が検出される。また、対象物と
の衝突のダメージが小さくなるような自車両の車両姿勢
が設定される。そして、自車両は、自車両が緊急状態で
あり、かつ、対象物との衝突が避けられない場合に、設
定された車両姿勢になるように走行状態を制御される。
従って、本発明によれば、衝突が回避できない場合に衝
突のダメージを小さく抑えることができる。
【0007】尚、本発明において、衝突時のダメージが
小さくなるような車両姿勢とは、例えば、対象物がトラ
ック等の車高の高い車両である場合に衝突時に自車両が
対象物の下に潜りこまないように自車両の車高を高くし
た車両姿勢、自車両の乗員が乗車していない搭乗位置側
で衝突するように自車両をスピンさせた場合の車両姿
勢、あるいは、自車両に外部に向かって展開するエアバ
ッグが搭載されている場合にその搭載位置側で衝突する
ように自車両をスピンさせた場合の車両姿勢等である。
【0008】上記の目的は、請求項2に記載する如く、
請求項1記載の車両用衝突制御装置において、車両乗員
の搭乗位置を検出する搭乗位置検出手段と、検出された
搭乗位置に基づいて前記ダメージが小さくなる衝突部位
を設定する衝突部位設定手段と、を備え、前記車両姿勢
設定手段は、設定された衝突部位で自車両が前記対象物
と衝突するように前記車両姿勢を設定することを特徴と
する車両用衝突制御装置により達成される。
【0009】本発明において、自車両に乗車している乗
員の搭乗位置が検出される。この搭乗位置に応じて、自
車両と対象物との衝突のダメージが小さく抑えられる自
車両の衝突部位が設定される。そして、設定された衝突
部位で対象物と衝突するように車両姿勢が設定される。
自車両は、設定された車両姿勢になるように走行状態を
制御される。従って、本発明によれば、衝突が回避でき
ない場合に衝突のダメージを小さく抑えることができ
る。
【0010】上記の目的は、請求項3に記載する如く、
請求項1記載の車両用衝突制御装置において、前記対象
物の形状に応じた車高位置を設定する車高位置設定手段
を備え、前記車両姿勢設定手段は、自車両が設定された
車高位置になるように前記車両姿勢を設定することを特
徴とする車両用衝突制御装置により達成される。
【0011】本発明において、対象物に応じて自車両の
車高位置が設定される。具体的には、例えば対象物がト
ラック等の車高の高い車両である場合、自車両が対象物
の下に潜り込まないように車高が高く設定される。一
方、対象物が車高の低い車両である場合、対象物が自車
両の下に潜り込まないように車高が低く設定される。こ
のため、本発明によれば、自車両の車高が適切に設定さ
れることで、衝突時のダメージを小さく抑えることがで
きる。
【0012】上記の目的は、請求項4に記載する如く、
請求項1記載の車両用衝突制御装置において、前記走行
制御手段は、更に、自車両が緊急状態であると判別さ
れ、かつ、自車両が前記衝突を回避できると判別された
場合に、前記衝突が回避されるように自車両の走行状態
を制御することを特徴とする車両用衝突制御装置により
達成される。
【0013】本発明において、自車両が緊急状態であ
り、かつ、対象物との衝突が避けられる場合、衝突が回
避されるように自車両の走行状態が制御される。従っ
て、本発明によれば、衝突が回避できる状況下で衝突を
回避することができる。また、上記の目的は、請求項5
に記載する如く、自車両の走行状態を検出する車両状態
検出手段と、自車両の進行方向に存在する対象物を検出
する対象物検出手段と、前記車両状態検出手段および前
記対象物検出手段の検出結果に基づいて、検出された対
象物との衝突を自車両が回避できるか否かを判別する衝
突回避判別手段と、自車両が前記衝突を回避できないと
判別された場合に、自車両の車体に配設されたエアバッ
グを車体外側に向けて展開させるエアバッグ展開手段
と、を備えることを特徴とする車両用衝突制御装置によ
り達成される。
【0014】本発明において、自車両の車体には、車体
の外側に向けて展開されるエアバッグが配設されてい
る。自車両と対象物との衝突が回避できない場合、エア
バッグが車体外側に向けて展開される。エアバッグは、
自車両と対象物との衝突の衝撃を緩和することができ
る。従って、本発明によれば、衝突時のダメージを小さ
く抑えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
車両用衝突制御装置のシステム構成図を示す。本実施例
の車両用衝突制御装置は、電子制御ユニット(以下、E
CUと称す)10を備えている。本実施例の車両用衝突
制御装置は、ECU10により制御される。ECU10
には、車速センサ12が接続されている。車速センサ1
2は、車速に応じた周期でパルス信号を出力する。EC
U10は、車速センサ12から供給されるパルス信号に
基づいて、車速Vを検出する。
【0016】舵角センサ14は、前輪の操舵角および後
輪の操舵角に応じた信号を出力する。ECU10は、操
舵角センサ14から供給される信号に基づいて、前輪の
操舵角δf および後輪の操舵角δr を検出する。ヨーレ
ートセンサ16は、車両の重心回りの回転角速度に応じ
た信号を出力する。ECU10は、ヨーレートセンサ1
6の出力信号に基づいて車両に生じているヨーレートγ
を検出する。制動液圧センサ18は、各車輪が備えるホ
イルシリンダの内圧、すなわち、各車輪に対する制動液
圧に応じた信号を出力する。ECU10は、制動液圧セ
ンサ18の出力信号に基づいて、各車輪に生じている制
動液圧PW/C を検出する。
【0017】スロットルポジションセンサ20は、エン
ジン状態に応じて作動するスロットルバルブの開度に応
じた信号を出力する。ECU10は、スロットルポジシ
ョンセンサ20から供給される信号に基づいて、スロッ
トルバルブの開度を検出する。車高位置センサ22は、
各車輪が備えるショックアブソーバの高さに応じた信号
を出力する。ECU10は、車高位置センサ22から供
給される信号に基づいて各車輪に生じている車高を検出
する。
【0018】ECU10には、レーダセンサ24および
カメラ26が接続されている。レーダセンサ24は、F
M−CW(Frequency Modulation-Continuous Wave)レ
ーダを構成しており、例えば車両のフロントグリル付近
に鉛直方向に延びる回転軸を中心にして回転可能なレー
ダアンテナを備えている。レーダアンテナは、指向性を
有するアンテナであり、所定のビーム角の広がりをもっ
て新語の送受信を行う。レーダアンテナは、ECU10
から供給される信号に基づいて、回転軸を中心にして回
転する。ECU10は、レーダセンサ24から供給され
る信号に適当な処理を施すことにより、車両前方の検出
領域内に存在する対象物(例えば、先行車両、停止車
両、障害物等)を検出する。
【0019】カメラ26は、CCD(電荷結合素子)に
より構成されており、例えば車体両側に設けられたアウ
ターミラーや車体前方のバンパーに取付けられている。
カメラ26は、車両の前方の画像を撮影する。ECU1
0は、撮影された画像情報に基づいて、車両前方に存在
する対象物の形状、対象物が車両である場合にはそのナ
ンバープレート、路面状況を認識する。尚、カメラ26
の近傍には、赤外線投光器が配設されている。このた
め、カメラ26は、車両が暗所を走行する際にも、確実
に車両前方を撮影することができる。
【0020】ECU10には、緊急スイッチ28および
シートベルトセンサ30が接続されている。緊急スイッ
チ28は、車両の乗員が操作できるように車内に配設さ
れており、常態でオフ状態を維持し、車両の乗員がオン
状態にすることによりオン信号を出力する。ECU10
は、緊急スイッチ28の出力信号に基づいて、車両が緊
急状態であるか否かを判別する。シートベルトセンサ3
0は、車両の搭乗可能な位置ごとに配設されており、乗
員がシートベルトを装着することによりオン信号を出力
する。ECU10は、シートベルトセンサ30の出力信
号に基づいて、車両の乗員の搭乗位置を検出する。
【0021】ECU10には、ステアリング32、ブレ
ーキ34、およびスロットル36が接続されている。ス
テアリング32は、ECU10は、後述する論理に従っ
てステアリング32、ブレーキ34、およびスロットル
36を駆動して、車両をスピンさせる。また、ECU1
0には、ショックアブソーバ38および前方エアバッグ
40が接続されている。ECU10は、後述する論理に
従ってショックアブソーバ38を駆動して、車両の車高
を変更させる。また、ECU10は、後述する論理に従
って車体前方のバンパに配設された前方エアバッグ40
を展開することで、自車両と対象物との衝突の衝撃を前
方エアバッグ40で吸収させる。
【0022】ところで、車両の運転者は、衝突等の危険
な状況に陥った場合、その危険を回避すべく車両を操作
させる必要がある。しかし、運転者が、その危険の対象
物、車両の走行状態および搭乗人員等を速やかに把握
し、適切に危険を回避させるのは容易なことではない。
このため、危険な状況に陥った場合には、車両側にその
危険を回避させることが適切である。本実施例の車両用
衝突制御装置は、かかる危険を回避し得る点に特徴を有
している。以下、図2乃至図7を参照して、本実施例の
特徴部について説明する。
【0023】図2は、本実施例の車両用衝突制御装置を
搭載する車両50を上方から見た図を示す。また、図3
は、図2に示す車両50が対象物60と衝突する際の状
況を模式的に表した図を示す。図2に示す如く、車両5
0には、運転席に運転者(乗員)52が、また、助手席
に乗員54が、それぞれ搭乗している。車両50は、車
体前部のバンパー部に前方エアバッグ40を備えてい
る。また、図3に示す如く、車両50の前方には、対象
物60が存在している。
【0024】車両が対象物に衝突する際に乗員に対して
大きなダメージを与えないためには、車両が車両構造の
うえで衝突の衝撃を吸収し易い部位から衝突すると共
に、車両に搭乗している乗員に衝撃を影響を与えにくい
部位から衝突することが望ましい。運転席および助手席
に乗員52,54が搭乗している車両50においては、
車両50が車体の後方の部位から対象物60に衝突する
ことが適切である。このため、本実施例において、車両
50では、かかる部位が乗員に衝撃を与えにくいダメー
ジ最小部位50aとして設定される。そして、車両50
は、ダメージ最小部位50aから対象物60に衝突する
ようにスピンされる。
【0025】具体的には、ECU10が、車速センサ1
2、舵角センサ14、ヨーレートセンサ16、制動液圧
センサ18、およびスロットルポジションセンサ20の
出力信号に基づいて、左前輪,右前輪,左後輪,右前輪
の各々の制動力が異なるように各車輪のブレーキ34に
指令信号を供給する。これにより、各車輪のホイルシリ
ンダにブレーキフルードが供給されることで、各車輪の
制動液圧が適切に調整され、車両50のダメージ最小部
位50aが対象物60に衝突するように車両がスピンさ
れる。また、本実施例において、ECU10がスロット
ル36に指令信号を供給することで、積極的に車両50
をスピンさせることが可能である。
【0026】図4(A)は、図2に示す車両50の前方
にトラック等の大型車両70が存在する状況を模式的に
表した図を示す。また、図4(B)は、車両50が車高
を高くした状態で大型車両70の衝突する状況を模式的
に表した図を示す。車両が車高の高い大型車両に衝突す
る場合には、大型車両の車高が高いことに起因して、車
両のバンパー部が大型車両の後部の車体下部と道路との
間に潜り込んでしまう場合がある。かかる場合に、車両
に対して大きな衝撃を与えないためには、衝突時にバン
パー部が大型車両の車体下部に当接するように車両の車
高を高くすることが有効である。
【0027】本実施例において、かかる場合、車両50
は、車高が高くなるように車高制御される。具体的に
は、ECU10が、レーダセンサ24およびカメラ26
の信号に基づいて大型車両70の後部の車体下部の位置
を検出し、車高位置センサ22の出力信号に基づいて上
記の車体下部の位置に車両50のバンパー部の高さが調
整されるようにショックアブソーバ38に指令信号を供
給する。これにより、ショックアブソーバ38にフルー
ドが供給されることで、ショックアブソーバ内の液圧が
適切に調整され、車両50の車高位置が変更される。
【0028】更に、車両50が車両外側に展開されるエ
アバッグを搭載している場合には、そのエアバッグを展
開させることで、衝突時の衝撃を緩和することが可能で
ある。車両50は、車両前方に展開される前方エアバッ
グ40を備えている。従って、本実施例において、EC
U10は、前方エアバッグ40の搭載位置を把握し、車
両50がその搭載位置から対象物に衝突するように走行
状態を制御する。
【0029】図5は、上記の機能を実現すべく、本実施
例の車両用衝突制御装置において実行されるメインルー
チンの一例のフローチャートを示す。図5に示すルーチ
ンは、その処理が終了する毎に繰り返し起動される。図
5に示すルーチンが起動されると、まずステップ100
の処理が実行される。ステップ100では、各種センサ
の出力信号に基づいて、車両50の走行状態が検出され
る。具体的には、車両50の車速、操舵角、ヨーレー
ト、制動液圧、スロットルポジション、および、車高が
検出される。
【0030】ステップ102では、レーダセンサ24か
ら供給される信号に基づいて車両50の前方に存在する
対象物が検出される。本ステップ102の処理の結果、
ECU10は、車両50と対象物との距離Lおよび相対
速度Vs を認識する。ステップ104では、カメラ26
から供給される信号に基づいて、上記ステップ102で
検出された対象物の形状、対象物が車両である場合にそ
のナンバープレート、および路面状況等が把握される。
具体的には、対象物の後部の車体下部の位置、ナンバー
プレートから対象物の車格,車種、および、雨,雪等の
路面状況が把握される。
【0031】ステップ106では、緊急スイッチ28の
出力信号に基づいて車両50が緊急状態に陥っているか
否かが判別される。その結果、車両50が緊急状態でな
いと判別される場合は、以下何らの処理も実行されるこ
となく、今回のルーチンは終了される。一方、車両50
が緊急状態であると判別される場合は、車両50に衝突
等の緊急事態が生じていると判断できる。この場合は、
緊急事態を回避するか、あるいは、緊急事態を回避でき
ない場合には緊急事態によるダメージを最小限に抑える
ことが必要である。従って、この場合は、次にステップ
108の処理が実行される。
【0032】ステップ108では、車両50の速度と、
車両50と対象物との距離Lおよび相対速度Vs との関
係から、車両50が車両特有の限界性能を越えることな
く対象物との衝突を回避できるか否かが判別される。具
体的には、車両50の速度に基づいて車両50が対象物
を回避するための軌跡が演算される。そして、その演算
された軌跡と、車両50と対象物との距離Lおよび相対
速度Vs との関係に基づいて、車両50が対象物に接触
することなく走行を継続することができるか否かが判別
される。
【0033】従って、本ステップ108では、具体的
に、車両50の速度と、車両50と対象物との距離Lお
よび相対速度Vs との関係から、車両50が対象物に衝
突することなく対象物の手前で停止することができるか
否かも判別される。図6は、車両50が対象物に衝突す
ることなく停止できるか否かを、車両50の速度Vをパ
ラメータとして車両50と対象物との距離Lと相対速度
Vs との関係に基づいて定めたマップを示す。上記の判
別では、図6に示すマップを参照することにより、車両
50が対象物に衝突することなく対象物の手前で停止す
ることができるか否かが判別される。
【0034】上記の判別の結果、車両50が走行を継続
可能である、あるいは、対象物の手前で停止可能である
と判別された場合は、車両50は衝突を回避できると判
断できる。この場合は、次にステップ110の処理が実
行される。一方、車両50が走行を継続不可能であり、
かつ、対象物の手前で停止不可能であると判別された場
合は、車両50は衝突を回避できないと判断できる。こ
の場合は、少なくとも衝突時のダメージを最小限に抑え
ることが必要であるので、次にステップ112の処理が
実行される。
【0035】ステップ110では、車両50と対象物と
の衝突が回避されるように、車両50の回避制御が実行
される。具体的には、上記ステップ108で演算された
軌跡上を車両50が走行するように、ステアリング3
2、ブレーキ34、およびスロットル36に対して適当
な指令信号が供給される。上記の処理によれば、対象物
との衝突を回避できる場合に、その衝突が回避されるよ
うに車両50の走行状態を制御することができる。本ス
テップ110の処理が終了すると、今回のルーチンは終
了される。
【0036】ステップ112では、レーダセンサ24に
より検出された対象物、および、カメラ26で撮影され
た対象物の形状,存在方向に基づいて、車両50と対象
物とが衝突する際の車両50の衝突部位が検出される。
上記ステップ112で検出された衝突部位が車両50の
車体前部のバンパーである場合には、車両はそのままの
車高で走行することが適切である。また、衝突部位がバ
ンパーより上部、すなわち、フロントガラス近傍である
場合には、車両50が対象物の下方に潜り込まないよう
に車体前部のバンパーで衝突させるべく車両50の車高
を高く上げる必要がある。更に、衝突部位がバンパーよ
り下部、すなわち、車両50と道路との隙間である場合
には、対象物が車両50の下方に潜り込まないように車
体前部のバンパーで衝突させるべく車両50の車高を低
く下げる必要がある。従って、上記ステップ112の処
理が実行された後、次にステップ114の処理が実行さ
れる。
【0037】ステップ114では、車高変更が必要であ
るか否か、すなわち、車高を変更することによって衝突
のダメージを小さく抑制することが可能であるか否かが
判別される。その結果、車高変更が必要でないと判別さ
れた場合は、そのままの車高で衝突することが適切であ
る。従って、この場合は、次にステップ116の処理が
実行される。
【0038】図7は、本実施例の車両用衝突制御装置に
おいて、車両50と対象物との衝突のダメージを最小限
に抑える部位を検出すべく実行される制御ルーチンの一
例のフローチャートを示す。図7に示すルーチンは、所
定時間毎に起動される定時割り込みルーチンである。図
7に示すルーチンが起動されると、まずステップ130
の処理が実行される。
【0039】ステップ130では、予め設定された車両
の構造上の初期ダメージ最小部位と、乗員の搭乗位置と
の関係を示したダメージ最小部位マップが読み出され
る。ステップ132では、シートベルトセンサ30の出
力信号に基づいて、車両50に搭乗している乗員の搭乗
位置が検出される。ステップ134では、上記ステップ
130および132の処理結果に基づいて、車両50の
ダメージ最小部位50aが設定される。上記の処理によ
れば、乗員の搭乗位置に応じて車両50のダメージ最小
部位50aを検出することができる。
【0040】図5に示す如く、ステップ116では、図
7に示すルーチンを実行することにより設定されたダメ
ージ最小部位50aを読み出す処理が実行される。ステ
ップ118では、上記ステップ116で読み出されたダ
メージ最小部位50aで対象物と衝突するように、スピ
ン制御が実行される。具体的には、各車輪の制動力を変
化させるべくホイルシリンダにブレーキフルードが供給
されるように指令信号が出力される。このため、各車輪
の制動液圧が適切に調整され、ダメージ最小部位50a
が進行方向を向くようになる。上記の処理によれば、対
象物との衝突を回避できない場合に、車両50がスピン
するように車両50の走行状態を制御することができ
る。
【0041】上記ステップ114において、車高変更が
必要であると判別された場合は、車高を適切に変更する
ことが必要である。従って、この場合は、次にステップ
120の処理が実行される。ステップ120では、車両
50の車高の変更可能範囲内で、車両50がバンパー部
で対象物に衝突するように、すなわち、車両50が対象
物に潜り込まない、あるいは、対象物が車両50に潜り
込まないように、車両50の車高位置が設定される。
【0042】ステップ122では、上記ステップ120
の車高位置に車両50がなるように車高制御が実行され
る。具体的には、車高を変更すべくショックアブソーバ
38にフルードが供給されるように指令信号が出力され
る。上記の処理によれば、対象物との衝突を回避できな
い場合に、車高位置が変更されるように車両50の走行
状態を制御することができる。
【0043】上記ステップ118または122の処理が
実行されると、次にステップ124の処理が実行され
る。ステップ124では、前方エアバッグ40を展開す
る処理が実行される。本ステップ124の処理が終了す
ると、今回のルーチンが終了される。このため、本実施
例によれば、車両50が対象物との衝突を回避できない
場合に、車両50の構造、車両50の搭乗人員,搭乗位
置、および対象物の形状に基づいて、車両50の車高位
置を変更すると共に、車両50をスピンさせることがで
きる。従って、本実施例によれば、車両50が対象物と
の衝突を回避できる場合に衝突を回避し、衝突を回避で
きない場合に衝突のダメージを最小限に抑えることが可
能となる。
【0044】尚、上記の実施例においては、ECU10
が、シートベルトセンサ30の出力信号に基づいて車両
の緊急状態を検出することにより請求項に記載した「緊
急状態判別手段」が、上記ステップ100の処理を実行
することにより請求項に記載した「車両状態検出手段」
が、上記ステップ104の処理を実行することにより請
求項に記載した「対象物検出手段」が、上記ステップ1
08の処理を実行することにより請求項に記載した「衝
突回避判別手段」が、上記ステップ120および上記ス
テップ134の処理を実行した後、車両姿勢を設定する
ことにより請求項に記載した「車両姿勢設定手段」が、
上記ステップ110、118、および122の処理を実
行することにより請求項に記載した「走行制御手段」
が、それぞれ実現されている。
【0045】また、上記の実施例においては、ECU1
0が、上記ステップ132の処理を実行することにより
請求項に記載した「搭乗位置検出手段」が、上記ステッ
プ134の処理を実行することにより請求項に記載した
「衝突部位設定手段」が、上記ステップ120の処理を
実行することにより請求項に記載した「車高位置設定手
段」が、上記ステップ124の処理を実行することによ
り請求項に記載した「エアバッグ展開手段」が、それぞ
れ実現されている。
【0046】ところで、上記の実施例においては、車両
が緊急状態であるか否かを、乗員が操作する緊急スイッ
チ28の出力信号に基づいて判別することとしている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、ステアリ
ングシャフトの軸力、ステアリングホイールのたわみ、
フットレスト量、フットレスト荷重、シートバッグ荷
重、または、ブレーキストローク量等による運転者の緊
急動作を検知することで、判別することとしてもよい。
【0047】また、上記の実施例においては、乗員の搭
乗位置を、シートベルトセンサ30の出力信号に基づい
て検出することとしているが、本発明はこれに限定され
るものではなく、乗員が搭乗するシートに設けられた乗
員検知用センサの出力信号に基づいて検出することとし
てもよいし、あるいは、乗員が車両に搭乗する際に搭乗
人員および搭乗位置を車両に対して入力することによっ
て検出することとしてもよい。
【0048】また、上記の実施例においては、前方エア
バッグ40の展開を車高制御およびスピン制御の後に実
行することとしているが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、車両50が対象物との衝突を回避できない
場合に単独で、あるいは、車高制御の後のみ,スピン制
御の後のみに実行することとしてもよい。また、上記の
実施例においては、車両50に二人の乗員52,54が
搭乗しているが、乗員の搭乗人員はこれに限定されるも
のではなく、運転者一人が搭乗すること、または、三人
以上の乗員が搭乗することとしてもよい。これらの場
合、車両のダメージ最小部位が車両50の場合と異なる
部位に設定される場合がある。また、上記の実施例にお
いては、乗員52,54が運転席および助手席に搭乗し
ているが、乗員の搭乗位置はこれに限定されるものでは
なく、後部座席等の他の任意の座席に搭乗することとし
てもよい。この場合も、車両のダメージ最小部位が車両
50の場合と異なる部位に設定される場合がある。
【0049】更に、上記の実施例においては、車両50
の制動が、各車輪のホイルシリンダにブレーキフルード
を供給することにより実現されているが、車両50の制
動を各車輪に配設されるモータにモータ電流を供給する
ことで実現することとしてもよい。
【0050】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、対象物との衝突が回避不可能である場合に衝突のダ
メージを小さく抑さえることができる。請求項2記載の
発明によれば、対象物との衝突が回避不可能である場合
に、車両の構造上ダメージの少ない部位で対象物と衝突
するように自車両の走行状態を変化させることで、衝突
のダメージを小さく抑えることができる。
【0051】請求項3記載の発明によれば、対象物との
衝突が回避不可能である場合に、対象物の形状に応じて
車両の車高を変化させることで、衝突時のダメージを小
さく抑えることができる。請求項4記載の発明によれ
ば、対象物との衝突が回避可能である場合に衝突を回避
することができる。
【0052】また、請求項5記載の発明によれば、車体
外側に向かってエアバッグが展開されることで、衝突時
のダメージを小さく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である車両用衝突制御装置の
システム構成図である。
【図2】本発明の一実施例である車両用衝突制御装置を
搭載する車両を上方から見た図である。
【図3】図2に示す車両が対象物と衝突する際の状況を
模式的に表した図である。
【図4】図4(A)は、図2に示す車両の前方に大型車
両が存在する状況を模式的に表した図である。また、図
4(B)は、車両が車高を高くした状態で大型車両に衝
突する状況を模式的に表した図である。
【図5】本発明の一実施例である車両用衝突制御装置に
おいて実行される制御ルーチンの一例のフローチャート
である。
【図6】自車両が対象物に衝突することなく停止できる
か否かを、自車両の速度Vをパラメータとして自車両と
対象物との距離Lと相対速度Vs との関係に基づいて定
めたマップである。
【図7】本発明の一実施例である車両用衝突制御装置に
おいて、自車両と対象物との衝突のダメージを最小限に
抑える部位を検出すべく実行される制御ルーチンの一例
のフローチャートである。
【符号の説明】
10 電子制御ユニット(ECU) 24 レーダ 26 カメラ 28 緊急スイッチ 30 シートベルトセンサ 32 ステアリング 34 ブレーキ 36 スロットル 38 ショックアブソーバ 40 前方エアバッグ 50 車両 52,54 乗員 60,70 対象物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 628Z 21/34 693 (72)発明者 森田 光彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 勝田 隆之 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 花本 孝幸 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 佐藤 国仁 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 塩澤 章吉 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 澤田 耕一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 古平 貴大 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 藤田 耕造 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3D001 AA01 EA01 EA07 EA13 EA22 EA42 EB03 EC02 EC09 EC10 3D032 CC21 DA04 DA06 DA15 DA23 DA33 DA47 DA50 DA76 DA77 DA82 DA88 DA91 DA93 DA98 DA99 DC08 DC09 EB04 FF01 FF03 FF07 FF10 GG01 3D046 BB18 BB21 BB32 GG09 HH20 HH22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車両が緊急状態であるか否かを判別す
    る緊急状態判別手段と、 自車両の走行状態を検出する車両状態検出手段と、 自車両の進行方向に存在する対象物を検出する対象物検
    出手段と、 前記車両状態検出手段および前記対象物検出手段の検出
    結果に基づいて、検出された対象物との衝突を自車両が
    回避できるか否かを判別する衝突回避判別手段と、 衝突時のダメージが小さくなる車両姿勢を設定する車両
    姿勢設定手段と、 自車両が緊急状態であると判別され、かつ、自車両が前
    記衝突を回避できないと判別された場合に、自車両が設
    定された車両姿勢となるように自車両の走行状態を制御
    する走行制御手段と、 を備えることを特徴とする車両用衝突制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用衝突制御装置にお
    いて、 車両乗員の搭乗位置を検出する搭乗位置検出手段と、 検出された搭乗位置に基づいて前記ダメージが小さくな
    る衝突部位を設定する衝突部位設定手段と、を備え、 前記車両姿勢設定手段は、設定された衝突部位で自車両
    が前記対象物と衝突するように前記車両姿勢を設定する
    ことを特徴とする車両用衝突制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の車両用衝突制御装置にお
    いて、 前記対象物の形状に応じた車高位置を設定する車高位置
    設定手段を備え、 前記車両姿勢設定手段は、自車両が設定された車高位置
    になるように前記車両姿勢を設定することを特徴とする
    車両用衝突制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の車両用衝突制御装置にお
    いて、 前記走行制御手段は、更に、自車両が緊急状態であると
    判別され、かつ、自車両が前記衝突を回避できると判別
    された場合に、前記衝突が回避されるように自車両の走
    行状態を制御することを特徴とする車両用衝突制御装
    置。
  5. 【請求項5】 自車両の走行状態を検出する車両状態検
    出手段と、 自車両の進行方向に存在する対象物を検出する対象物検
    出手段と、 前記車両状態検出手段および前記対象物検出手段の検出
    結果に基づいて、検出された対象物との衝突を自車両が
    回避できるか否かを判別する衝突回避判別手段と、 自車両が前記衝突を回避できないと判別された場合に、
    自車両の車体に配設されたエアバッグを車体外側に向け
    て展開させるエアバッグ展開手段と、 を備えることを特徴とする車両用衝突制御装置。
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