JP2000094525A - 超音波溶着装置 - Google Patents

超音波溶着装置

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JP2000094525A
JP2000094525A JP10270044A JP27004498A JP2000094525A JP 2000094525 A JP2000094525 A JP 2000094525A JP 10270044 A JP10270044 A JP 10270044A JP 27004498 A JP27004498 A JP 27004498A JP 2000094525 A JP2000094525 A JP 2000094525A
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reel
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ultrasonic
amplitude
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JP10270044A
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Yoichi Hayashi
洋一 林
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープリール等のプラスチック成形体を
超音波溶着する際に、変形を防止して高精度な溶着を行
うとともに、塵埃の発生を低減して塵埃付着による種々
の問題を未然に防止できる超音波溶着装置を提供する。 【解決手段】 ホーン102と可動受台103との間に
上下リール4,5を介在させ、全体で超音波信号に対し
共振系を構成する。ホーン102の長さを超音波信号の
波長の1/4に設定し、可動受台103の長さ超音波信
号の波長を3/4に設定し、上下リール4,5の位置を
超音波信号の振幅特性Wの最小値に対応させる。ホーン
102は下リール5の一端に接触するものの、振幅が最
小値であるから叩くことはなく、上下リール4,5は横
方向の振動により効率よく溶着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波溶着装置に関
し、更に詳しくはプラスチック成形体である上下リール
を溶着により組み付けに用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】以下、図2を参照して本発明に係る超音
波溶着装置の加工対象となる磁気テープカートリッジに
ついて説明する。磁気テープカートリッジ1は、テープ
ストリーマなどのコンピュータの磁気記録媒体として使
用されるワンリールタイプのものであり、単一のリール
3は上リール4と下リール5とを超音波溶着したもので
ある。単一のリール3には、磁気テープ20が巻装さ
れ、上カートリッジ2aと下カートリッジ2bとをビス
19により締結したカートリッジ内に回動自在に収容さ
れている。
【0003】前記上リール4はガラスファイバー入りの
ポリカーボネート樹脂からなり、上フランジ4aを有
し、その中心部分に凹部4bが設けられている。前記上
フランジ4aの外周にはギヤ部4cが形成されている。
また、前記凹部4b内に形成された筒状リブ内にリング
状のベアリング6が圧入固定され、ベアリング中心部の
孔にスプリングプラグ7が圧入固定されている。そし
て、前記スプリングプラグ7にリールバネ8が取り付け
られて、前記リール3を下方に押圧するとともに回転自
在に保持している。
【0004】下リール5はポリカーボネート樹脂からな
り、その下フランジ5aの中心に開けられた孔の周囲に
超音波溶着用の突起5bを形成したものであり、この部
分が前記凹部4bの肩部に超音波溶着される。前記リー
ル3は、カートリッジの不使用時においては、ブレーキ
用のトーションバネ12にて適宜に付勢されたリールブ
レーキ50,51により不測の回動をしないように係止
されている。また、前記磁気テープカートリッジ1は、
その不使用時においては、前記磁気テープ20が完全に
前記リール3に巻き込まれた状態で、磁気テープ端に取
り付けられたリーダーテープ21(記録再生装置が前記
磁気テープ20をテープ路に導入するための手段)がカ
ートリッジ側面寄りに組み込まれたフック18の先端部
分に係止されている。
【0005】前記磁気テープ20を引き出す開口部分に
は、カートリッジ平面方向に開閉可能なリッド30がリ
ッド付勢用のトーションバネ15にて適宜に付勢されて
取り付けられている。そして、カートリッジ不使用時に
は、前記リッド30は圧縮バネ16により適宜に付勢さ
れたロック部材40により回動できないように係止され
ている。また、前記リッド13の反対側には、ライトプ
ロテクタ17が組み込まれいる。
【0006】記録再生装置のテープ路に前記磁気テープ
20を導入するための係合手段と係合するリーダーテー
プ21は、例えばスプライスにより前記磁気テープ20
に繋げられている。以上の構成の磁気カートリッジテー
プ1における上リール4と下リール5の超音波溶着方法
は、前述の如く、下リール5の下フランジ5a中心に開
けられた開口の周縁の円周状突起5bを前記凹部4bの
下方突出端周縁の肩部に係合し、この状態で両者間に所
定の圧力をかけながら、超音波励振することで、この突
起5bを溶融しつつ両リール4,5を接合する。なお、
突起5bの溶融作用については、後に図4〜図7を参照
して詳細に説明する。
【0007】図3は、以上のリール3の加工用の従来の
超音波加工用の溶着装置を示す。図における溶着装置6
0は、加工台ベッド61と、ベッド61の一側部に立設
された縦フレーム62と、縦フレーム62のヘッドに垂
設されたエアシリンダ63と、エアシリンダ63の下部
に突出するプランジャ64に荷重センサとしてのロード
セル65を介して連結し、且つ縦フレーム32の内側に
設けたリニアガイド66に沿って昇降可能に移動する昇
降フレーム67と、昇降フレーム67に鉛直支持された
超音波溶着機ユニット68と、溶着機ユニット68の変
位センサとしてのリニアエンコーダ69とを備えてい
る。
【0008】溶着機ユニット68は、上部から順にコン
バータ70、ブースター71及び被加工物に接触するホ
ーン72の三つの連続する部品からなっている。これに
対し、ベッド61の上部には、微調整台73を介して受
台74が配置され、この受台74上に一方の被加工物で
ある前記上リール4を設置し、これに他方の被加工物で
ある下リール5を嵌合した状態で、前記溶着機ユニット
68を下降させ、加圧しながら励振することで、両リー
ル4,5間に摩擦熱を発生させて両者の接合面を溶着す
る。
【0009】以上の構成におけるエアシリンダ63及び
溶着機ユニット68は、それぞれ前記ロードセル65及
びリニアエンコーダ69からの入力状態に応じた出力状
態とする制御装置75によって駆動制御される。この制
御装置75は、プログラマブルコントローラなどからな
るもので、内蔵したタイマーによるクロック周波数で加
工時における各部の変動を監視するとともに、図示しな
いディスプレイ、キーボードなどを備え、数値入力によ
り各種加工設定が行えるようになっている。
【0010】そして、この制御装置75のエアシリンダ
63に対する制御は、スタートスイッチ76の入力によ
りロードセル65からの検出状態を監視しつつ、エアシ
リンダ駆動用空気圧源77から供給される空気圧を圧力
調整器78を介して所定圧力に調整するとともに、電磁
バルブ79によりエアの開閉制御を行い、バルブ開でプ
ランジャ64が突出して溶着機ユニット68を加工位置
に下降させ、バルブ閉でプランジャ64が没入して溶着
機ユニット68を加工位置から離間させる。
【0011】また、制御装置75の溶着機ユニット68
に対する制御は、スタートスイッチ76の入力により、
リニアエンコーダ69の検出状態を監視しつつ、発振器
電源80を起動させると同時に、振幅調整器81を介し
て調整設定した振幅で溶着器ユニット68を励振させ
る。
【0012】以上に、溶着装置60の構成と作用を説明
したが、以下に図4〜図7を参照して突起5bの溶融作
用を説明する。図3に示した超音波溶着機ユニット68
と上下リール4,5との関係を模式的に拡大して示す
と、ホーン72の下端は環状に形成され、図4に示すよ
うに下リール5の一端に接触している。なお、この接触
部5cは、図2に示した突起5bの下側に位置するので
図2では図示されていないが、環状の壁部に形成されて
いる。そして、ホーン72と下リール5との接触位置の
一方(図4に示すA部分)を更に拡大して示すと、図5
に示すようにホーン72の下端が下リール5の接触部5
cの先端に接触し、突起5bが下リール4の凹部4bに
接触している。下リール4は受台74に嵌合され、振動
及び移動不可になっている。
【0013】ホーン72の長さは、図4の左方に示した
超音波信号の振幅特性Wとの比較で明らかなように、振
幅特性Wの波長λの1/2に設定され、ブースター71
とホーン72との接触位置と下リール5の位置において
振幅が最大になる。また、エネルギー損失特性Uについ
てみると、ブースター71とホーン72との接触位置と
下リール5の位置において損失が最小になり、ホーン7
2の中央部(長さ方向の1/2の位置)において損失が
最大になる。この状態で前記のように溶着装置60を駆
動させると、ホーン72が上下に振動する。一方、受台
74は高剛性に構成され、上リール4は固定されてい
る。したがって、ホーン72は、図5に示すように接触
部5cに当接している瞬間もあれば、図7に示すように
離れる瞬間もあり、この状態が超音波信号の周波数に応
じて繰り返される。
【0014】このように、ホーン72を振動させると、
最も歪みの大きい突起5bが繰り返し変形を受け、その
際の分子間摩擦熱で図6に先端を潰して例示したように
溶融し、超音波信号の振幅Wの最大値部分で溶着が行わ
れる。そして、上下リール4,5が溶着されて、言い換
えれば組み付けられて1個のリール3が構成される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の溶着装
置では、しかし、下リール5の上面での振幅が最大であ
ることからホーン72の振動動作に下リール5が追従せ
ず、下リール5とホーン72との間に微小な隙間が生じ
てしまい、超音波の周波数に対応してホーン72が接触
部5cを叩くようになる。そのため、上下リール4,5
にダメージが残りやすい。特に高精度の必要な記録メデ
ィアのリールでは、わずかな歪みが磁気テープのエッジ
にダメージを与えたり、超音波振動の際の副作用で発生
する塵埃が磁気テープの表面に付着し、これに起因して
記録・再生時に信号のドロップアウトが発生する等、種
々の問題がある。
【0016】なお、上下リールの組み付け方法として
は、リール自身に保持機能を持たせ、回転させながら嵌
め合わせる方法がある。しかし、この方法は強度が十分
ではなく、しかもガタが発生することもある。このた
め、民生用の製品に適用することはできるが、高精度が
要求されるデータ用等には適用でない。また、接着剤に
より接着する方法もあるが、この方法では製造工程が複
雑になるうえに、接着剤に含まれる溶剤等の磁気テープ
に対する影響や他への付着の恐れがあり、コスト高にな
る等の問題もある。
【0017】本発明の目的は、被加工物を高精度で溶着
てきるうえに、被加工物の損傷や変形を低減できる超音
波溶着装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記目的
は、超音波信号により長さ方向に加振されるホーンと、
前記ホーンに対向配置された受台との間に被加工物とな
る複数のプラスチック成形体を接触状態で介在させ、前
記ホーンの振動により前記複数のプラスチック成形体を
溶着させる超音波溶着装置において、前記ホーンをその
振動方向両端での前記超音波信号の振幅が最大値及び最
小値となる波長に対応した長さに設定し、前記受台を前
記ホーンの振動に応じて移動可能な可動受台に構成する
とともに、該可動受台をその振動方向両端での前記超音
波信号の振幅が最大値及び最小値となる波長に対応した
長さに設定し、前記ホーンと前記可動受台との間に介在
する前記複数のプラスチック成形体が前記超音波信号の
振幅が最小値で、且つ前記超音波信号の振幅に対し1/
4波長の位相差で現れるエネルギー損失特性が最大値の
ノード部付近に位置決めすることを特徴とする超音波溶
着装置により達成される。本発明において、前記ホーン
の最小長さを前記超音波信号の波長の1/4に設定し、
前記可動受台の最小長さを前記超音波信号の波長の3/
4に設定することが好ましい。
【0019】前記超音波溶着装置によれば、ホーン及び
被加工物である複数のプラスチック成形体、可動受台で
超音波信号に対する共振系が構成される。そして、複数
のプラスチック成形体は、超音波信号の振幅が最小値に
なる位置(ノード部)付近に位置決めされるので、ホー
ンの加振により叩かれることはなく、横方向の振動によ
り溶着される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して本発明を適
用した超音波溶着装置の実施形態を説明する。なお、本
実施形態は超音波溶着装置のうちの超音波溶着機ユニッ
トに関するものであり、超音波溶着機ユニットを除く超
音波溶着装置の全体構成は、図3に示した構成を援用で
きる。また、溶着加工の対象となる磁気テープリールの
構成も従来例同様のものでよいので、従来例と同様の符
号を付して説明を省略する。
【0021】本実施形態における超音波溶着機ユニット
101は、従来例同様のコンバータ70とブースター7
1とを備えているが、ホーン102の長さは後述するよ
うに変更されている。但し、ホーン102の下端が、下
リール5の接触部5cに当接していることは前記同様で
ある。一方、上リール4は可動受台103によって下支
えされている。但し、従来の受台74は固定されていた
が、本実施形態では、可動受台103は固定部材104
と弾性体105とによって、図1の上下及び横方向に振
動可能に支持されている。
【0022】ホーン102の突起5bの高さを含めた縦
方向の全体の長さは、図1の左方に示した超音波信号の
振幅特性Wとの比較で明らかなように、波長λの1/4
に設定されている。また、可動受台103の突起5bの
高さを含めた縦方向の全体の長さは、図1の左方に示し
た超音波信号の振幅特性Wとの比較で明らかなように、
波長λの3/4に設定されている。
【0023】この構成によると、ホーン102から可動
受台103までを含めて共振系が構成される。すなわ
ち、従来の構成ではホーン72だけによって共振系が構
成されていたが、本実施形態ではホーン102から可動
受台103を含む全体が共振系を構成する。
【0024】本実施形態においても、超音波信号の振幅
の最大値の位置は、従来例同様にブースター71とホー
ン102との接続位置に設定されているが、ホーン10
2の長さが前記のように設定されているので、超音波信
号の振幅の最小値の位置(ノード部)が下リール5の位
置に対応する。一方、エネルギー損失特性Uについて
も、損失の最小値の位置がブースター71とホーン10
2との接続位置に設定されているが、ホーン102の長
さが前記のように設定されているので、損失の最大値が
下リール5の位置に対応する。
【0025】この構成によると、前記同様にホーン10
2を上下に振動させた場合、下リール5に対応する位置
では上下方向の振動は0になる。したがって、図7を参
照して説明したように、下リール5の接触部5cとホー
ン102とが離れることはなく、従来例で説明した叩く
ような溶着は行われない。
【0026】一方、エネルギー損失特性Uについてみる
と、最大損失位置が下リール5に対応しているのでエネ
ルギーの消費が最も大きくなり、下リール5は横方向
(水平方向)に振動する。この際、上リール4は可動受
台103により支持されているので、一体に横方向に振
動するが、下リール5と上リール4とは突起5bによっ
て、点接触とも言える程の微小な面積で接触しているの
で、前記エネルギーは突起5bに集中し、突起5bが溶
融して上下リール4,5が溶着される。
【0027】したがって、本実施形態では、突起5bに
おけるエネルギー損失が大きいので、それだけ熱が多く
発生し、従来例に比較して溶着効率が向上する。しか
も、可動受台103は上下左右に弾性を有しているの
で、上下リール4,5はホーン102と可動受台103
との間に押さえ付けられた状態になる。そして、ホーン
102と下リール5とは離れないのであるから、上下リ
ール4,5が変形したり、擦れたりすることがなく、ダ
メージの低減と塵埃の発生とを防止できる。
【0028】ホーン102の音速をC(m/s)、周波
数をf(Hz)、波長をλ(m)とすると、C=fλの
関係がある。ホーン102の材料がジュラルミンの場
合、C=5130m/sであり、チタンの場合、C=4
900m/sであり、プラスチックの場合、C=200
0〜3000m/sである。
【0029】本装置の場合、音速C=6000m/sの
ホーンにより、周波数f=20kHzで加振すると、波
長λ=0.3mとなる。ホーン102と受台103まで
の長さは、設定を1/2波長とした場合は0.15m、
設定を1波長とした場合は0.3mとなる。材質により
実際には音速に差があるため、音速の差は受台の長さで
調整する。
【0030】前記のように組み付けられた磁気テープリ
ールは変形がなく、しかも塵埃が磁気テープ等に付着す
る恐れが低減する。因みに、1/2インチのリールを溶
着した場合、溶着エネルギーは従来の150J前後から
約50〜70Jに減少した。また、変形による不良率に
ついては、従来の2%からほぼ0%に低減することがで
き、発生する塵埃の量も従来に比較してほぼ0と見なし
得るほど大幅に減少させることができた。
【0031】以上に本発明の実施形態を説明したが、本
発明は前記構成に限定されるものではない。すなわち、
ホーン102の長さや可動受台103の長さは、上下リ
ール4,5を含め全体が共振状態に、且つ溶着位置が振
動の最小値になる位置に設定される長さであればよい。
例えば、ホーン102の長さを超音波信号の波長の3/
4、或いは5/4に設定してもよい。可動受台103に
ついても長さを変更できるが、固定位置が振動の最小値
になる位置でないと大きな負荷になるため、最低の長さ
が3/4になる。
【0032】また、可動受台103の支持部に加圧用シ
リンダーを設けるとともに、ノード部の変位を測定する
非接触センサーを設け、最適な位置で振動と加圧力変更
及び停止制御を行うように構成してもよい。また、本発
明による加工対象となるプラスチック成形体は、上記の
ような磁気テープ用のリールに限らず、いかなるもので
あってもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る超音
波溶着装置は、ホーン及び被加工物である複数のプラス
チック成形体、可動受台で超音波信号に対する共振系が
構成され、前記複数のプラスチック成形体は、超音波信
号の振幅が最小値になる位置(ノード部)付近に位置決
めされるので、ホーンの加振により叩かれることはな
く、横方向の振動により溶着される。
【0034】したがって、複数のプラスチック成形体は
溶着位置において離れず、且つ叩かれないのであるか
ら、複数のプラスチック成形体が変形したり、擦れたり
することがなく、ダメージの低減と塵埃の発生とを防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である超音波溶着装置を構成
する超音波溶着ユニットの概略構成図である。
【図2】従来の磁気テープカセットの一例を示す分解斜
視図である。
【図3】従来の超音波溶着装置を示す概略構成図であ
る。
【図4】従来の超音波溶着ユニットの概略構成図であ
る。
【図5】上下リールとホーンとの関係を示す一部拡大断
面図である。
【図6】上下リールの溶着作用を示す一部拡大断面図で
ある。
【図7】ホーンによる下リールの叩き現象を示す一部拡
大断面図である。
【符号の説明】
4 上リール 5 下リール 5b 突起 5c 接触部 60 超音波溶着装置 70 コンバータ 71 ブースター 101 超音波溶着ユニット 102 ホーン 103 可動受台 104 固定部材 105 弾性体 W 超音波信号の振幅特性 U エネルギー損失特性

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波信号により長さ方向に加振される
    ホーンと、前記ホーンに対向配置された受台との間に被
    加工物となる複数のプラスチック成形体を接触状態で介
    在させ、前記ホーンの振動により前記複数のプラスチッ
    ク成形体を溶着させる超音波溶着装置において、 前記ホーンをその振動方向両端での前記超音波信号の振
    幅が最大値及び最小値となる波長に対応した長さに設定
    し、前記受台を前記ホーンの振動に応じて移動可能な可
    動受台に構成するとともに、該可動受台をその振動方向
    両端での前記超音波信号の振幅が最大値及び最小値とな
    る波長に対応した長さに設定し、前記ホーンと前記可動
    受台との間に介在する前記複数のプラスチック成形体が
    前記超音波信号の振幅が最小値で、且つ前記超音波信号
    の振幅に対し1/4波長の位相差で現れるエネルギー損
    失特性が最大値のノード部付近に位置決めすることを特
    徴とする超音波溶着装置。
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