JP2000092469A - デジタル受信端末 - Google Patents

デジタル受信端末

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JP2000092469A
JP2000092469A JP25671998A JP25671998A JP2000092469A JP 2000092469 A JP2000092469 A JP 2000092469A JP 25671998 A JP25671998 A JP 25671998A JP 25671998 A JP25671998 A JP 25671998A JP 2000092469 A JP2000092469 A JP 2000092469A
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memory
cpu
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JP25671998A
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Eiji Arita
栄治 有田
Yasuo Matsunami
靖雄 松波
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多くの回路が共用する描画メモリへのアクセ
スの優先権を動的に変更でき、アクセス権を効率よく分
配制御でき、システム全体のパフォーマンスを上げるこ
とができるデジタル受信端末を提供する。 【解決手段】 プライオリティ回路12で次のアクセス
を決定する際に、CPU及び各回路のアクセスリクエス
トそれぞれに対し、CPU2からの設定値と内部または
外部からの信号、検出値を演算し、描画メモリ14への
アクセスの優先順位を変更できる構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル伝送を用
いるネットワークやデジタル放送からデータを受信し、
必要なデータを選択し取り出すことが可能なデジタル受
信端末(セットトップボックス等)に関し、特に多くの
回路が一つのメモリ、描画メモリを共用するシステムに
おける、各回路の描画メモりへのアクセス権の分配を行
うメモリコントロールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は例えば、日経BP社 日経ニュー
メディア 別冊「インタラクティブ・テレビ」 P71
等に示された従来のデジタル受信端末の詳細なブロック
図である。図9において、1はデジタル伝送を用いるネ
ットワークやデジタル放送を受信するネットワークイン
ターフェース、2はネットワークインターフェース1に
よって受信したデータを分析、加工して描画データを作
成するとともに、その他の回路の設定、制御を行なうC
PU、3はこのCPU2の処理を行なうためのデータ空
間をなすメインメモリ、4はこのCPU2を動作させる
に必要な最低限のソフトウェアや基本となる描画データ
を格納したROM、5はネットワークインターフェース
1から受信したデータをフォーマットしたり、パケット
等を解析して元のデータを再構築するとともに、CPU
2からのデータをフォーマットしたりパケットしてネッ
トワークインターフェース1に送信するデータ送受信回
路、51はデータ送受信回路5が一時的にデータを格納
するデータ送受信ローカルメモリ、6はデータ送受信回
路5で処理したMPEG信号をデジタルビデオ信号に再
構築するMPEGデコーダ、52はMPEGデコーダ6
のデコードに必要なデコーダメモリ、7はMPEGデコ
ーダ6の出力またはアナログ入力をデジタル化した入力
にフィルタをかけ描画メモリ14に書き込む機能を有す
るスケーリング回路、8は描画メモリ14から読み出さ
れたデータを処理しNTSC等の画像フォーマットに変
換するグラフィック出力回路、10はMPEG出力信号
とグラフィック信号をミックスする画像出力MIX回
路、11は描画メモリ14に対しCPU2から指定され
た番地に指定されたデータを書き込んだりデータをコピ
ーするアクセラレート回路、50はCPU2と、グラフ
ィック出力回路9と、スケーリング回路7と、アクセラ
レート回路11とが前記描画メモリ14にリード、ライ
トする際、これら回路が発するリード/ライトリクエス
トを受け付け、固定的な優先順位により次にどの回路が
描画メモリへアクセスするかを決定するプライオリティ
回路、13はプライオリティ回路50の出力により前記
各々の回路のアドレス、データを管理し、描画メモリ1
4にリード/ライトを行なうメモリドライブ、14は描
画データとスケーリングデータを格納し、継続的に読み
出すための描画メモリである。
【0003】図10は図9のプライオリティ回路50の
一般的な構成を示すブロック図である。図において、1
5はメインバスから各アクセスの優先順位を設定するレ
ジスタ、16はこのレジスタ15の設定値をマスクする
ことのできるゲート、17は各回路のリード/ライトリ
クエストを受け付け、リクエストがきたらハイ信号を保
持するRSラッチ、18はRSラッチ17の出力により
リクエストがあると認識したときゲート16を通過した
各レジスタ15の優先順位を設定した値を比較し、次の
ドライブを設定するMAX値選択回路である。
【0004】次に動作について説明する。ネットワーク
インターフェース1によって受信したデジタル伝送を用
いるネットワークやデジタル放送からの物理レイヤの信
号がTCレイヤ以上の信号に変換される。例えばATM
(非同期転送モード)通信を用いてデータを転送してい
る場合はATMレイヤの信号に、CATVの場合はデジ
タル変調信号をMPEG2TSパケットに変換し、デー
タ送受信回路5で受信する。さらに、データ送受信回路
5では受信したデータを上位のプロトコルへ渡すために
パケットを解凍してデータを再構築する。例えばATM
ならばAALレイヤまで解凍してデータを再構築し、例
えばMPEG信号ならPESの状態まで解凍する。この
とき、データ送受信回路5ではデータを再構築するため
及びネットワーク等でのジッタを吸収するために、デー
タ送受信ローカルメモリ51に一時的にデータを格納す
る。このデータ送受信ローカルメモリ51で再構築した
データは、メインメモリ3に転送され、CPU2により
処理されるか、または直接MPEGデコーダ6によって
デコードされ画像データとして再構築される。CPU2
へのデータ転送は、メインバスを用いるDMA転送によ
り、またはデータ処理回路がバスマスターとなり行われ
る。また、ネットワークが双方向である場合には、CP
U2からデータ送受信ローカルメモリ51にデータを書
き込み、このデータをデータ送受信回路5で読み出しな
がらデータをフォーマットする。例えばATMならばA
AL、ATMレイヤ処理を施した後、ネットワークイン
ターフェース1に渡され、ネットワークに送信される。
【0005】CPU2は必要な時にROM4からソフト
またはベースとなるデータを読み出し、処理を行なう。
また、CPU2はメインメモリ3にデータを展開し、デ
ータの処理を施し、元の描画データを再構築し、描画デ
ータをメモリドライブ13に転送し、描画メモリ14に
再構築した描画データを書き込む。この時、CPUから
のアクセスのリクエストをプライオリティ回路50に出
力し、描画メモリ14へのアクセス権が確立するまで、
メインバスをホールドする。プライオリティ回路50は
図10に示すレジスタ15に書き込まれた優先順位によ
り描画メモリ14へのアクセス権を確立する。MPEG
デコーダ6はMPEGデータをデコードし、デジタルフ
ォーマットのビデオ、オーディオデータで出力する。M
PEGデコーダ6の画像出力、またはアナログ画像デー
タをデジタル化した信号は、スケーリング回路7で水
平、垂直方向にフィルタしリサンプリングされ、プライ
オリティ回路50にリクエストを出力し描画メモリ14
へのアクセス権が確立するまでデータを保持し、アクセ
ス権確立後メモリドライブ13を経て描画メモリ14へ
書き込まれる。グラフィク回路8は外部または内部で発
生する水平、垂直の同期信号によって描画メモリ14に
書き込まれた描画データを規則的に読み出すために、定
期的に描画メモリへのアクセス権を割り振られるか、あ
るいはプライオリティ回路50で最優先に描画メモリア
クセス権を与えられ、描画データを読み出し、フィルタ
やマトリクス処理を施す。この出力とMPEGデコード
されたデジタルビデオ信号とを画像MIX回路9で重ね
あわせ処理をして出力する。また、アクセラレート回路
11はCPU2の命令によりプライオリティ回路50に
リクエストをだし描画メモリ14へのアクセス権が確立
した後、描画メモリへの書き込み、描画メモリ14内で
のリードモディファイライトによるコピー機能等を実現
する。
【0006】プライオリティ回路50は図10で示すよ
うに、それぞれの回路からくるリクエスト信号をRSラ
ッチ17で保持する。この各リクエストに対し、CPU
2から各レジスタ15に設定された優先順位がゲート1
6で与えられ、MAX値選択回路18で最も優先順位の
高いアクセスが選択され、次の描画メモリへのアクセス
を決定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
デジタル受信端末においては、各回路の描画メモリへの
アクセス権をコントロールするプライオリティ回路は、
単に複数のアクセスに対し固定的に割り振られた優先順
位によりアクセス権を付与しているため、多くの回路が
一つのメモリ(描画メモリ)を共用する場合、効率よく
アクセス権を分配することができないという問題点があ
った。また、効率よくアクセス権が分配されるように優
先順位を変更するには、CPU2が負荷の状況、アクセ
スの状況などを把握するためのアクセスが必要があり、
かつCPU2の処理能力の限界から、高速に各回路の状
態を把握し、コントロールすることができないという問
題点があった。また、アクセス権が確立するまでは、メ
インバスのホールドや、描画メモリにアクセスする各回
路にデータを保存するためのバッファが必要であり、特
に優先順位が低くアクセス量が多い場合は大きなバッフ
ァが必要となるという問題点があった。さらに、画像デ
ータのリード/ライトの途中ではプライオリティを変更
することができないため、同時に複数の画像データを読
み出すためには、描画メモリのアクセスの高速化あるい
は大容量化が必要であるという問題点があった。
【0008】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたもので、デジタル受信端末において、プラ
イオリティ回路で制御される共用の描画メモリへのアク
セス権の優先順位を、外部からのアクセス、外部または
内部のタイミング信号の利用及び演算によって求めた信
号等によって動的に変更することにより、共用メモリへ
のアクセス権を効率よく分配し、受信端末システム全体
のパフォーマンスを上げることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のデジタル受信端
末の第1の構成は、CPUと、メインメモリと、ROM
と、少なくとも描画データを格納し、他のデータを一つ
以上一時格納する描画メモリと、受信データの再構築、
データの伸長による画像の復元、データの取り込み、お
よび描画出力の各動作を行い、前記描画メモリを共有す
る複数の回路からなるデータ処理回路と、前記CPU及
びデータ処理回路の前記描画メモリへのアクセス権を決
定するプライオリティ回路と、前記描画メモリのメモリ
ドライブとを備え、受信したデジタルデータから必要な
データを選択し取り出すもので、前記プライオリティ回
路で次のアクセスを決定する際に、前記リクエストそれ
ぞれに対し、前記CPUおよび外部信号あるいは内部の
演算信号により変更可能な優先順位情報を付加し、前記
描画メモリにアクセスする優先順位を前記CPUおよび
データ処理回路の情報に基づき動的に変更するようにし
たものである。
【0010】本発明のデジタル受信端末の第2の構成
は、第1の構成において、描画するのに必要な外部また
は内部で発振する水平同期信号、垂直同期信号、及び前
記両同期信号を元にしたブランキング信号の少なくとも
いずれかに基づく優先順位情報を付加し、優先順位を変
更するようにしたものである。
【0011】本発明のデジタル受信端末の第3の構成
は、第1の構成において、CPU及びデータ処理回路の
描画メモリへのアクセスデータ量を一定時間毎に把握
し、このデータ量に基づく優先順位情報を付加し、優先
順位を変更するようにしたものである。
【0012】本発明のデジタル受信端末の第4の構成
は、第1の構成において、CPU及びデータ処理回路の
描画メモリ内の処理されていない残存データ量を一定時
間毎に把握し、これらデータ量を基準値等と比較する機
構を設け、これらのデータ量に基づく優先順位情報を付
加し、優先順位を変更するようにしたものである。
【0013】本発明のデジタル受信端末の第5の構成
は、第1の構成において、CPUからアクセスする描画
メモリのアドレスを観測、比較する手段を設け、この比
較結果に基づき描画メモリの特定のアドレスへの優先順
位を変更するようにしたものである。
【0014】本発明のデジタル受信端末の第6の構成
は、第1の構成における前記データ処理回路が複数のラ
インを読み出し内挿する機能を備えており、画像データ
の相関性を利用し、前記ライン間のデータの差をコード
化する回路と、そのコード信号を描画メモリまたは専用
メモリに保存し読み出す機構を設け、このコード信号を
デコードした信号に基づく優先順位情報を付加し、優先
順位を動的に変更するようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態のデ
ジタル受信端末における各回路から共用の描画メモリへ
のアクセス権をコントロールするメモリコントロール回
路について図面に基づき詳述する。 実施の形態1.図1は本発明に係るインタラクティブテ
レビ等に示された一般的なデジタル受信端末のブロック
図である。図1において、図9と同一符号のものは同一
の動作をするものとする。但し、データ送受信回路5お
よびMPEGデコーダ6は描画メモリ14をスケーリン
グ回路7、グラフィック出力回路8、アクセラレート回
路11と共用する機構になっており、本発明のプライオ
リティ回路12にリクエストをだし、メモリドライブ1
3にアドレス、データを出力するものである。10は描
画メモリ14に書き込まれたMPEGデータを同期信号
にあわせて一定レートで読み出すMPEG出力回路、1
2は本発明の複数の回路で描画メモリ14を共用し、有
効にコントロールするためのプライオリティ回路であ
る。
【0016】図2は本発明の実施の形態1に係るプライ
オリティ回路の一例を示すブロック図である。図2にお
いて、図10と同一符号のものは同一の動作をするもの
とする。19は描画メモリ14を共用する各回路からの
情報、例えばバッファ残量が片側の入力に接続され、も
う一つの入力にはCPU2からレジスタ15に設定され
た各回路の優先順位が接続され、両者を演算する演算器
である。
【0017】次に動作について説明する。図1に示す本
発明に係るデジタル受信端末は図9の従来例とほぼ同等
であるが、描画メモリ14がデータ送受信回路5、MP
EGデコーダ6、スケーリング回路7、グラフィック出
力回路8、MPEG出力回路10、アクセラレート回路
11によって共用されている。このメモリ共用により、
本発明に係る受信端末では、描画メモリ14を描画デー
タ、受信データ、送信データ、スケーリングデータ、お
よびMPEGデータで共用することになり、CPU2か
らの描画データのライト/リード、データ送受信回路5
の受信データのリード及び送信データのライト、MPE
Gデコーダ6の画像データのライト/リード、アクセラ
レート回路11のリード/ライト、スケーリング回路7
のライト、グラフィック回路6の描画データのリード、
並びにMPEG出力回路10のリードの各リクエストを
プライオリティ回路12で受け付け、メモリドライブ1
3で描画メモリ14にアクセスする。
【0018】図2に示すように、プライオリティ回路1
2は前述した各々のリード、ライトリクエストをRSラ
ッチ17で受け付ける。このRSラッチ17は各リクエ
ストが来ると出力をHレベルにし、メモリドライブ13
がプライオリティ回路12にアクセスを完了したという
ACK信号を返すまでHレベルを保持する。レジスタ1
5はメインバスに接続されており、CPU2により随時
書き込みが可能である。このレジスタ15に各回路の優
先順位に合わせて、優先順位が高いものほど大きな値を
設定し、優先順位が低いものは小さな値を設定する。こ
のレジスタ15に設定された値と描画メモリにアクセス
する各回路のバッファの残量を演算器19で減算し、優
先順位の高いものでもバッファ残量が多いときは優先順
位が低くなるように作用させる。演算器19の出力とR
Sラッチの出力とをゲート16でゲートする。ゲート1
6のひとつの入力は、例えばCPU2からコントロール
できるレジスタに接続され、オン、オフのコントロール
ができる。また、ゲート16の入力を、RSラッチ17
の出力により、リクエストがないアクセスは優先順位を
最も低くできるため、リクエストのでている回路のみ優
先順位の比較を行なうことができる。ゲート16の出力
でMAX値選択回路18で優先順位が高い信号を判別
し、そのリクエストを出した回路を選択する信号をメモ
リドライブ13に送り、メモリドライブはその処理の実
行が終了する直前にACK信号を送り、リクエストを解
除させる。
【0019】以上のように、本実施の形態では、従来例
のように描画メモリ14へのアクセス権の優先順位が固
定されておらず、プライオリティ回路12で決定される
優先順位を予め決められたレジスタ15の設定値だけで
なく、演算器19を設け、各アクセス回路のバッファの
データ残量をも演算値として加味し、逐次変更できるよ
うに構成している。従って、予め決められた優先順位上
位の処理が重要でなくても先に処理されるという不具合
をなくせる。各アクセス回路のバッファのデータ残量を
観測しながら優先順位を逐次変更することができるの
で、アクセス権の分配が効率よく良好に行える。しか
も、CPU2のリソースを削くことなく、またCPUよ
りはるかに高速な優先順位の変更を可能としたので、各
アクセス回路のバッファを最適な量に減らすことがで
き、かつバスのホールドも減らすことができ、デジタル
受信端末システムの効率も上げることができる。
【0020】実施の形態2.上記の実施の形態1では、
メモリを共有する各回路のバッファ残量を観測し、優先
順位を随時変更するようにしたものであるが、この実施
の形態2では水平、垂直の同期信号または両同期信号を
元に作成したブランキング信号を利用する実施の形態を
示す。図3はこの実施の形態2のデジタル受信端末のメ
モリコントロール回路を示すブロック図である。図3に
おいて、プライオリティ回路12は実施の形態1で説明
したものと同一である。21は、水平同期信号をトリガ
に水平画素をカウントする水平カウンタ、22は垂直同
期信号をトリガに垂直走査線をカウントする垂直カウン
タ、23はメインバスから設定可能な水平比較値設定レ
ジスタ、24はメインバスから設定可能な垂直比較値設
定レジスタ、25は水平比較値設定レジスタ23、垂直
比較値設定レジスタ24の値と水平カウンタ21、垂直
カウンタ22の値を比較し、その大きさによりプライオ
リティを変更する値に変換する比較変換回路、26は水
平、垂直の各々の比較変換回路25の出力をMIXしプ
ライオリティ回路12の可変コントロールとゲートコン
トロールに信号を出力するMIX回路である
【0021】図4はこの水平、垂直同期信号を用いたプ
ライオリティ回路12により決定された各回路のアクセ
スの一例を2次元の時間軸で表現した説明図である。横
方向を水平方向の時間軸とし、縦方向を垂直方向の時間
軸とした。垂直のブランキング期間にデータ送信のアク
セスを集中させ、水平ブランキング期間にスケーリング
回路7の画像取り込みによるアクセスを集中させてい
る。また、画面上部ではグラフィック画像の出力、画面
上左下に位置することになる水平、垂直の大きい領域に
スケーリング画像の出力のアクセスとし、残りをMPE
Gデコーダの主動画像出力のためのアクセスに割り当て
ている。また、データ受信のアクセスは水平方向に定期
的に割り当てている。
【0022】次に動作について説明する。CPU2はプ
ライオリティ回路12の中のレジスタ15に優先順位を
設定するとともに、水平比較値設定レジスタ23、垂直
比較値設定レジスタ24に各々の回路のアクセスを優先
させたい時間を設定する。比較変換回路25はこの水
平,垂直比較値設定レジスタ23,24の値が示す範囲
において、優先順位を変更する値を出力しMIX回路2
6でMIXすることにより2次元時間軸で優先順位を変
更することができる。各々リクエスト毎に水平比較値レ
ジスタ23、垂直比較値レジスタ24、比較変換回路2
5、MIX回路26を備えれば、全てのリクエストを2
次元時間軸で優先順位を任意の時間に変更することがで
きる。
【0023】以上のように構成したことにより、図4で
示すような時分割で各回路のアクセスを割り振る場合、
水平、垂直比較値設定レジスタ23,24を書き換える
だけで容易に実現できる。例えばスケーリングの出力画
像の位置やグラフィック画像の出力位置を変えてもアク
セスを簡単に変更できるだけでなく、従来はグラフィッ
ク画像、スケーリング画像、MPEG動画像の3画像を
常時読み出し出力で切り替えていたのに対し、描画メモ
リのアクセスを切り替えることにより同一機能を実現で
きるので、共用しているメモリのアクセスを大幅に削減
でき、メモリのバス幅やクロックスピードを落とすこと
ができる。また、描画メモリ14特有の垂直ブランキン
グ期間にアクセラレート機能やデータ送信を割り振るた
めの優先順位の変更が可能となり、メモリアクセスの時
分割を容易にし、かつ描画メモリのアクセスを抑制する
ことができ、描画メモリを共用する受信端末全体のパフ
ォーマンスをあげることが可能である。
【0024】実施の形態3.以下に描画メモリへのアク
セス量を一定時間毎に把握し、その結果に応じ優先順位
を変更する実施の形態3を示す。図5はこの実施の形態
3のデジタル受信端末のメモリコントロール回路12を
示すブロック図である。図5において、12は実施の形
態1で示したプライオリティ回路、30はメモリドライ
ブ13からそのアクセスが完了したことを示すACK信
号をカウントするACKカウンタ、31はCPU2から
メインバスにより基準値を設定される比較値レジスタ、
32はACKカウンタ30にメモリバスからの設定され
た値で初期設定または一定時間後にクリアを行うクリア
信号発生回路、25は図3と同様であるが、ACKカウ
ンタ30の出力と比較値レジスタ31の値を比較し、優
先順位の情報に変換する比較変換回路である。
【0025】次に動作について説明する。プライオリテ
ィ回路12で選択されたリクエストは選択信号としてメ
モリドライブ13へ渡され、これに応じてメモリドライ
ブ13は描画メモリ14へアクセスし、完了後ACK信
号をプライオリティ回路12へ出力する。ACKカウン
タ30はこのACK信号の数を個々のリクエスト毎にカ
ウントし保持する。CPU2は所定または制御が必要な
時間間隔をクリア信号発生回路32に設定する。クリア
信号発生回路32はCPU2に指定された周期でACK
カウンタ30をクリア、リセットする。このためACK
カウンタ30の値は一定時間毎の各回路の描画メモリ1
4のアクセス量を示す。このアクセス量と予め比較値レ
ジスタ31に設定していた基準値とを比較変換回路25
で比較し、アクセス量が基準値より多いいときは優先順
位を下げるように、アクセス量が少ない時は優先順位を
上げるように補正値をプライオリティ回路12の可変コ
ントロール入力に出力し、一定量以上にアクセスが多い
時はプライオリティ回路12のゲートコントロール入力
でアクセスを止めるように比較演算回路25は動作す
る。
【0026】以上のように、ACK信号をカウントする
ことにより各回路の描画メモリへのアクセス量を一定時
間毎に把握し、このアクセス量で直ちに優先順位を変更
できるように構成したので、描画メモリへのアクセス権
を効率よく分配でき、描画メモリを共用しながらデータ
の送受信のレート制御を容易に実現できる。例えば、ネ
ットワーク受信回路の1次バッファとして描画メモリを
兼用して使用する場合、受信データのアクセス量をAC
Kカウンタ30のクリア信号を利用することにより平均
的なレートを判断し、優先順位を変更することが可能と
なる。また、送信回路のバッファとして描画メモリ14
を共用して使用する場合、定レートやピークレートでの
送信がCPU2の負荷を割くことなく容易にレート制御
できる。描画メモリへのアクセスや受信端末全体のパフ
ォーマンスを常に容易に最良の状態に保つことができ
る。
【0027】実施の形態4.以下に実施の形態4に係わ
る描画メモリのデータの残存量を一定時間毎に把握し、
その結果に応じ、優先順位を変更する実施の形態を示
す。図6はこの実施の形態4のデジタル受信端末のメモ
リコントロール回路を示すブロック図である。図6にお
いて、12は実施の形態1で示したプライオリティ回
路、31はCPU2からメインバスにより基準値を設定
される比較値レジスタ、33はCPUにより周期を設定
できるタイマー、34はタイマー33の出力と各回路で
それぞれ把握している一定時間に処理をしなければなら
ないデータの残存値とを比較し、残時間での処理量を計
算し、優先順位の情報に変換する処理量変換回路であ
る。
【0028】次に動作について説明する。各々描画メモ
リを共有する回路では、一定時間で処理しなければなら
ないデータ量をCPU2により設定されるか、あるいは
TOTALのデータ量から計算した基準値を保持し、こ
の基準値からメモリへのアクセスがあるたびに処理の完
了したデータ量を減じ、常にタイマー33の周期の中で
処理を終了するデータ量を把握し、このデータを残存デ
ータとして処理量変換回路34に出力する。処理量変換
回路34はこの残存データ量とタイマーの値とを比較演
算し、優先順位データに変換する。処理量変換回路34
では処理を完了しなければならないデータが多い時には
プライオリティ回路12の可変コントロール入力にプラ
イオリティを上げるデータを出力し、残存データのメモ
リアクセスを完了させるように動作する。
【0029】以上のように構成したので、残存データ量
を任意の一定時間毎に把握し、この残存データ量に基づ
き描画メモリ14へのアクセスをコントロールできる。
即ち、例えば一定時間内にネットワークにデータを転
送、受信する必要があるデータの送受信や、少なくとも
次のラインまでにデータを描画メモリ14に書き込む必
要のあるスケーリング回路において、まだ描画メモリ1
4にアクセスできていないデータと処理終了までの時間
を管理し、処理を加速することができるので、一定時間
でのデータ処理を確実にすることができる。各々描画メ
モリ14にアクセスするためのバッファメモリを小さく
することができ、かつデータ処理の時間コントロールが
可能になり、受信端末のパフォーマンスを上げることが
可能となる。
【0030】実施の形態5.以下に、描画メモリの特定
アドレスへのCPUからのアクセスの優先順位を変更す
る実施の形態を示す。図7はこの実施の形態5のデジタ
ル受信端末のメモリコントロール回路を示すブロック図
である。図7において、プライオリティ回路12は実施
の形態1で示したものと同一であり、35は優先順位を
変更したい描画メモリのアドレスを書き込むアドレスレ
ジスタ、36はそのアドレスでの優先順位情報の変化量
を書き込む変化量レジスタ、37はアドレスレジスタと
実際のアドレスを比較する比較器、38は比較器37の
結果アドレスが合致している時に、イネーブルするゲー
ト、39は複数のアドレスによるプライオリティを加算
する加算器である。
【0031】次に動作について説明する。CPU2から
メインバスによりアドレスレジスタ35に優先順位の変
更を必要とする描画メモリ14のアドレスが書き込まれ
る。また、変化量レジスタ36にはそのアドレスに合致
した優先順位情報の変化量を書き込んでおく。比較器3
7はCPU2が該当する描画メモリ14のアドレスにリ
ード/ライトのアクセスを行なった時、アドレスレジス
タ35の範囲内であればイネーブル信号をゲート38に
出力し、変化量レジスタ36の値を加算器におくる。こ
の時、他のアドレスはアクセスされていないので加算器
39の入力はイネーブルになった変化量レジスタ36の
値だけをプライオリティ回路12の可変コントロールに
送るように構成される。
【0032】以上のように、描画メモリ14の特定アド
レス空間へのCPUからのリード、ライトアクセスの優
先順位を変更できるように構成したので、例えばグラフ
ィック描画データが格納されているアドレス空間へのア
クセスとデータ送受信のためのデータが格納されている
アドレス空間へのアクセスの優先順位を変更することが
でき、急激な送受信のデータ増減に対し、柔軟に対応す
ることができる。またアドレス空間による優先順位の可
変に加え、リードとライトの優先順位をさらに可変にす
れば、受信端末として描画メモリ14のアクセスの待ち
時間を最適に設定することができ、受信端末のパフォー
マンスを上げることができる。
【0033】実施の形態6.以下に、画像データの相関
性によりメモリアクセスの優先順位を変更可能とする実
施の形態6のデータ受信端末を示す。図8はこの実施の
形態6のデジタル受信端末のメモリコントロール回路を
示すブロック図である。図8において、12は実施の形
態1で示したプライオリティ回路、41は描画メモリ1
4のグラフィックデータが格納されているアドレス空間
の現在リードしているラインをCPU2がアクセスした
ことによりコード化が必要か否か判定するコード化コン
トロール回路、42はある一定の描画データのブロック
の先頭に書き込まれたコードデータをデコードし、優先
順位可変データに変換するデコード回路、43はグラフ
ィックデータの前ラインデータを描画メモリから一時的
に蓄積する前ライン用バッファRAM、44はグラフィ
ックデータの現ラインデータを描画メモリから一時的に
蓄積する現ライン用バッファRAM、45は前,現ライ
ン用バッファRAM43,44のアドレスを管理し、バ
ッファの残量が一定値以下になるとプライオリティ回路
12にリクエストを出力するバッファRAMアドレス管
理ブロック、46はスイッチ、47は減算器、48はラ
イン間の差分データを優先順位情報に変換し、これをコ
ード化するコード化回路、49は2ライン間の信号を内
挿するライン間内挿回路である。
【0034】次に動作について説明する。通常、グラフ
ィック画像データや動画像データは画角変換や画質改善
のためにライン間の内挿処理を行なう。この場合、描画
メモリ14に現在補正するラインの前のラインのデータ
が格納されているので、現ラインと同様に過去のライン
を同時に描画メモリ14から読み出し、それぞれ前ライ
ン用バッファRAM43、現ライン用バッファRAM4
4にデータを一次蓄積してタイミングをそろえ、ライン
間内挿回路49でライン間内挿処理を行なう構成をとる
場合、複数のラインを読み出すことになり描画メモリの
アクセスが倍増する。画像データの特性上、垂直方向の
データの相関性が高いことにより、ライン間の差分を計
算しライン間の差分が少ない時は、次のフレームで同一
ラインを読み出す際に、特に内挿用の前ラインのデータ
をなくしても画質が劣化しない。そこで差分データに応
じ、差分データが大きい時は優先順位を上げるように、
少ない時は優先順位を下げるようにコード化回路48で
優先順位情報に変換する。これを描画メモリ14の特定
アドレスに書き込む。次のフレームを読み出す際、この
コード化データを読み出し、デコード回路42でデコー
ドし、プライオリティ回路12の可変コントロール入力
とゲートコントロール入力に入力し、優先順位を変更
し、前ラインデータの獲得を制御する。新たにデータを
書き換えたことをコード化コントロール回路41で検出
した場合は、再びコード化を行い、次フレームに適応す
る。
【0035】以上のように、画像の相関性を優先順位情
報に変換、コード化し、次フレームの読み出しの際に優
先順位の可変データとして使用するように構成したの
で、例えば相関性が強く静的な部分が多いグラフィック
画像のライン間内挿処理を施す場合などでは、常時複数
ラインの読み出しを必要としていた描画メモリ14のア
クセスを大幅に減らすことができ、描画メモリ14を共
用している他の回路のアクセスを増やすことが可能とな
り、システムのパフォーマンスを向上することができ
る。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明のデジタル受信端
末の第1の構成においては、CPUと、メインメモリ
と、ROMと、少なくとも描画データを格納し、他のデ
ータを一つ以上一時格納する描画メモリと、受信データ
の再構築、データの伸長による画像の復元、データの取
り込み、および描画出力の各動作を行い、前記描画メモ
リを共有する複数の回路からなるデータ処理回路と、前
記CPU及びデータ処理回路の前記描画メモリへのアク
セス権を決定するプライオリティ回路と、前記描画メモ
リのメモリドライブとを備え、受信したデジタルデータ
から必要なデータを選択し取り出すものにおいて、前記
プライオリティ回路で次のアクセスを決定する際に、前
記リクエストそれぞれに対し、前記CPUおよび外部信
号あるいは内部の演算信号により変更可能な優先順位情
報を付加し、前記描画メモリにアクセスする優先順位を
前記CPUおよびデータ処理回路の情報に基づき動的に
変更するようにしたので、CPU処理速度よりはるかに
高速に必要でかつ任意の優先順位でメモリへのアクセス
を制御でき、また各アクセス回路のバッファを最適な量
に減らし受信端末全体のパフォーマンスをあげられると
いう効果がある。
【0037】本発明のデジタル受信端末の第2の構成に
おいては、第1の構成において、描画するのに必要な外
部または内部で発振する水平同期信号、垂直同期信号、
及び前記両同期信号を元にしたブランキング信号の少な
くともいずれかに基づく優先順位情報を付加し、優先順
位を変更するようにしたので、メモリへのアクセス権の
優先順位をCPUリソースを損なうことなく変更でき、
時分割のメモリアクセスの制御を容易に行なうことがで
きるとともに、従来の手法に比較しメモリアクセス量を
大幅に減らすことができ、受信端末全体のパフォーマン
スをあげられるという効果がある。
【0038】本発明のデジタル受信端末の第3の構成に
おいては、第1の構成において、CPU及びデータ処理
回路の描画メモリへのアクセスデータ量を一定時間毎に
把握し、このデータ量に基づく優先順位情報を付加し、
優先順位を変更するようにしたので、描画メモリと共用
しながらデータの送受信のレート制御を容易に実現で
き、受信端末全体のパフォーマンスをあげられるという
効果がある。
【0039】本発明のデジタル受信端末の第4の構成に
おいては、第1の構成において、CPU及びデータ処理
回路の描画メモリ内の処理されていない残存データ量を
一定時間毎に把握し、これらデータ量を基準値等と比較
する機構を設け、これらのデータ量に基づく優先順位情
報を付加し、優先順位を変更するようにしたので、一定
時間内でデータの処理が確実にでき、それぞれの機能に
あわせたメモリコントロールを最適なバッファ量で実現
でき、受信端末システム全体のパフォーマンスをあげら
れるという効果がある。
【0040】本発明のデジタル受信端末の第5の構成に
おいては、第1の構成において、CPUからアクセスす
る描画メモリのアドレスを観測、比較する手段を設け、
この比較結果に基づき描画メモリの特定のアドレスへの
優先順位を変更するようにしたので、急激な送受信のデ
ータ増減に対し柔軟に対応することができ、アクセスの
待ち時間を最適に設定することができ、受信端末システ
ム全体のパフォーマンスを上げられるという効果があ
る。
【0041】本発明のデジタル受信端末の第6の構成に
おいては、第1の構成において、前記データ処理回路が
複数のラインを読み出し内挿する機能を備えており、画
像データの相関性を利用し、前記ライン間のデータの差
をコード化する回路と、そのコード信号を描画メモリま
たは専用メモリに保存し読み出す機構を設け、このコー
ド信号をデコードした信号に基づく優先順位情報を付加
し、優先順位を動的に変更するようにしたので、画像デ
ータのメモリへのアクセスを減らすことができ、メモリ
を共用している他の回路のアクセスを増やすことが可能
となり、受信端末システムのパフォーマンスを向上でき
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のデジタル受信端末を示すブロック図
である。
【図2】 本発明の実施の形態1のデジタル受信端末の
プライオリティ回路を示すブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態2のデジタル受信端末の
メモリコントロール回路を示すブロック図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係る同期信号を用い
た時分割制御を示した説明図である。
【図5】 本発明の実施の形態3のデジタル受信端末の
メモリコントロール回路を示すブロック図である。
【図6】 本発明の実施の形態4のデジタル受信端末の
メモリコントロール回路を示すブロック図である。
【図7】 本発明の実施の形態5のデジタル受信端末の
メモリコントロール回路を示すブロック図である。
【図8】 本発明の実施の形態6のデジタル受信端末の
メモリコントロール回路を示すブロック図である。
【図9】 従来例のデジタル受信端末を示すブロック図
である。
【図10】 従来例のデジタル受信端末のプライオリテ
ィ回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ネットワークインタフェース、2 CPU、3 メ
インメモリ、4 ROM、5 データ送受信回路、6
MPEGデコーダ、7 スケーリング回路、8グラフィ
ックス出力回路、9 画像出力MIX回路、10 MP
EG出力回路、11 アクセラレート回路、12,50
プライオリティ回路、13 メモリドライブ回路、1
4 描画メモリ、15 レジスタ、16 ゲート、17
RSラッチ、18 MAX値選択回路、19 演算
器、21 水平カウンタ、22 垂直カウンタ、23
水平比較値設定レジスタ、24 垂直比較値設定レジス
タ、25 比較変換回路、30 ACKカウンタ、31
比較値レジスタ、32 クリア信号発生回路、33
タイマー、34 処理量変換回路、35 アドレスレジ
スタ、36 変化量レジスタ、37 比較器、38 ゲ
ート、39 加算器、41 コード化コントロール回
路、42 デコード回路、43 前ライン用バッファR
AM、44 現ライン用バッファRAM、45 バッフ
ァRAMアドレス管理ブロック、46 スイッチ、47
減算器、48 コード化回路、49 ライン間内挿回
路、51 データ送受信ローカルメモリ、52デコーダ
メモリ。
フロントページの続き Fターム(参考) 5B061 BA01 BB04 BC02 BC05 5C059 KK07 PP04 SS02 SS06 UA05 UA31 UA36 UA37 5C064 BA01 BA07 BB05 BB10 BC20 BC25 BC27 BD07 BD08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル伝送を用いるネットワークやデ
    ジタル放送から受信したデータを分析、加工して描画デ
    ータを作成し、かつ他の回路の設定、制御を行なうCP
    Uと、このCPUの処理を行なうためのデータ空間をな
    すメインメモリと、このCPUを動作させるためのソフ
    トウェアや基本となる描画データを格納したROMと、
    少なくとも前記描画データを格納し、かつ他のデータを
    少なくとも一つ以上一時格納する描画メモリと、それぞ
    れ前記受信データの再構築、データの伸長による画像の
    復元、データの取り込み、および描画出力の各動作を行
    い、前記描画メモリを共有する複数の回路からなるデー
    タ処理回路と、前記CPUおよびデータ処理回路が前記
    描画メモリにリード、ライトするときにこれら回路が発
    するリード/ライトリクエストを受け付け、前記描画メ
    モリへの次のアクセスを決定するプライオリティ回路
    と、このプライオリティ回路の出力により前記CPUお
    よびデータ処理回路のアドレス、データを管理し、前記
    描画メモリにリード/ライトを行なうメモリドライブと
    を備え、前記受信データから必要なデータを選択し取り
    出すデジタル受信端末において、前記プライオリティ回
    路で次のアクセスを決定する際に、前記リクエストそれ
    ぞれに対し、前記CPUおよび外部信号あるいは内部の
    演算信号により変更可能な優先順位情報を付加し、前記
    描画メモリにアクセスする優先順位を前記CPUおよび
    データ処理回路の情報に基づき動的に変更するようにし
    たことを特徴とするデジタル受信端末。
  2. 【請求項2】 描画するのに必要な外部または内部で発
    振する水平同期信号、垂直同期信号、及び前記両同期信
    号を元にしたブランキング信号の少なくともいずれかに
    基づく優先順位情報を付加し、優先順位を変更するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載のデジタル受信端
    末。
  3. 【請求項3】 前記CPU及びデータ処理回路の前記描
    画メモリへのアクセスデータ量を一定時間毎に把握し、
    このデータ量に基づく優先順位情報を付加し、優先順位
    を変更するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    デジタル受信端末。
  4. 【請求項4】 前記CPU及びデータ処理回路の前記描
    画メモリ内の残存データ量を一定時間毎に把握し、この
    データ量に基づく優先順位情報を付加し、優先順位を変
    更するようにしたことを特徴とする請求項1記載のデジ
    タル受信端末。
  5. 【請求項5】 前記CPUからアクセスする前記描画メ
    モリのアドレスを観測、比較する手段を設け、この比較
    結果に基づき前記描画メモリの特定のアドレスへの優先
    順位を変更するようにしたことを特徴とする請求項1記
    載のデジタル受信端末。
  6. 【請求項6】 画像データまたは描画データを取り扱う
    前記データ処理回路は複数のラインを読み出し内挿する
    機能を備えており、前記ライン間のデータの差をコード
    化する回路と、そのコード信号を前記描画メモリまたは
    専用メモリに保存し読み出す機構を設け、このコード信
    号をデコードした信号に基づく優先順位情報を付加し、
    優先順位を動的に変更するようにしたことを特徴とする
    請求項1記載のデジタル受信端末。
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