JP3083788B2 - データ復号装置 - Google Patents

データ復号装置

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JP3083788B2
JP3083788B2 JP24332397A JP24332397A JP3083788B2 JP 3083788 B2 JP3083788 B2 JP 3083788B2 JP 24332397 A JP24332397 A JP 24332397A JP 24332397 A JP24332397 A JP 24332397A JP 3083788 B2 JP3083788 B2 JP 3083788B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データ復号装置
に関し、MPEG(Moving Picture C
oding Experts Group)1や,MP
EG2,MPEG4,あるいはこれに準ずるH.261
などに代表される規格等に則って符号化された画像デー
タ等に対して復号化の処理を行うデータ復号装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、集積度の高いデータ復号装置とし
て、動画などの再生に用いられるMPEGデコーダを用
いたものが知られている。これは、記録媒体としてCD
を用いたビデオCDプレーヤなどに応用されつつある
が、CDには、MPEG規格に則って符号化されたデー
タストリームが予め記録されており、MPEGデコーダ
は、そのようなCDを対象にして再生を行うに際し、C
Dからデータストリームを読み取るとともに、読み出し
たデータストリームを対象としてMPEGデコーダによ
って復号処理を行うことで、映像や音響を復元するよう
になっている。
【0003】かかるビデオCDプレーヤは、図3にその
機能ブロック図を示したが、CDの読み取り回路とMP
EGデコーダとの間にCD−ROMデコーダを介在させ
て、汎用のデータ圧縮に関するMPEGデコーダと特定
の媒体であるCDとの整合を採るものとなる。すなわ
ち、CD10から記録データを読み取るとともに特定処
理対応の復元処理を行ってビットストリームを出力する
デジタルシグナルプロセッサ等のCD−DSP20と、
そのビットストリームを複数ビット並列のデータストリ
ームに変換するCD−ROMデコーダ30と、そのデー
タストリームを入力してこれに所定の復号処理を施して
映像信号およびオーディオ信号を復元しそれぞれCRT
60及びスピーカ70へ送出するものとなっている。
【0004】また、MPEGデコーダ40は、「最新M
PEG教科書」等の出版物にも記載されているが、次の
ような機能を持ったものである。すなわち、可変長符号
で圧縮されたデータストリームを受ける分離部(DMU
X)42を有してデータストリームを可変長符号ごとに
オーディオデータ(音響情報)とビデオデータ(映像情
報)とに分離させるとともに各々をリングバッファ8
1,82に区分して記憶させる。こうして、データスト
リームから映像情報を分離させる。さらに、MPEGデ
コーダ40は、リングバッファ81からオーディオデー
タを入力してオーディオ信号を復元するオーディオデコ
ーダ71を有し、そのオーディオ信号をスピーカ70へ
送出するとともに、次のビデオデコーダも具えて映像の
復号も行う。
【0005】MPEGデコーダ40のビデオデコーダ
は、リングバッファ82からビデオデータを入力しビデ
オ信号を復元してCRT60へ送出するに際し、リング
バッファ82からハフマン符号化その他のエントロピー
符号化による可変長符号単位でデータを入力する可変長
復号部51を有して可逆的な復号処理を行うとともに、
その単位データごとに後続の逆量子化部52及び逆DC
T(逆離散コサイン変換)部53による非可逆的な復号
処理を行ってから、各ピクチャ種に対応した動き補償処
理を補償部54によって施すことで、Iピクチャ83
や,Pピクチャ84,Bピクチャ85,そして表示画像
86を生成する。さらに、映像出力部61も設けられて
いて、これによって表示画像86がCRT60へ送出さ
れて表示されるようになっている。
【0006】各種のピクチャ83,84,85のうちI
ピクチャ83は、それのデータ単独で復号可能な画像で
あり、Pピクチャ84はそれのデータに加えてIピクチ
ャ83を参照することで復号可能な画像であり、Bピク
チャ85はそれのデータに加えてIピクチャ83及びP
ピクチャ84の双方を参照することで復号可能な画像で
ある。そして、これらのピクチャ種の判別処理は、可変
長復号部51による映像情報の復号処理に随伴して可変
長符号単位で行われるようになっている。
【0007】このような機能を持つビデオCDプレーヤ
は、具体的なハードウェア化に際して、上述したCD−
DSP20,CD−ROMデコーダ30,MPEGデコ
ーダ40や、コントローラ90が、それぞれ別個のIC
に集積化されたうえで、単一基板又は複数の基板に実装
される。図4は、その回路ブロック図であるが、図3の
該当機能を担う回路ブロックには同一の符号を付してあ
る。CD−ROMデコーダ30のICには、CD−DS
P20に集積しきれなかった誤り符号訂正処理の回路な
どの他、CD−DSP20からのビットストリームを8
ビット又は16ビットのデータストリームに変換してM
PEGデコーダ40へ送出するシリアルパラレル変換の
回路も設けられる。
【0008】MPEGデコーダ40のICは、分離部4
2を含んだシステムデコーダと、可変長復号部51,逆
量子化部52,逆DCT部53,動き補償部54,映像
出力部61を含んだビデオデコーダと、オーディオデコ
ーダ71とに大別される。ただし、リングバッファ8
1,82、及び各ピクチャ83,84,85、更に表示
画像86は、データ量が多いので、外づけのメモリ80
に割り付けられる。
【0009】MPEGデコーダ40のシステムデコーダ
部には、データストリームから分離部42によって抽出
されたタイミング情報に基づきオーディオ同期調整回路
43にオーディオデコーダ71の同期調整等を行わせる
タイミング制御回路44と、このタイミング制御回路4
4の制御に従って可変長復号部51等の同期調整等を行
うビデオ同期回路45とが設けられる。また、その他
に、ホストインターフェイス46も設けられる。このホ
ストインターフェイス46には、多数のレジスタが具わ
っていて、コントローラ90から送られてきたパラメー
タを保持するようになっている。各レジスタに設定され
たパラメータは、復号処理に対する復号条件を含んでい
て、ビデオデコーダやオーディオデコーダ等の内部回路
へ制御信号またはそれに準じる信号として送出されるも
のである。
【0010】MPEGデコーダ40のビデオデコーダ部
には、分離部42と可変長復号部51とオーディオデコ
ーダ71とによるリングバッファ81,82へのアクセ
スを整合させる制御を行うビデオ・オーディオ・リング
バッファ制御回路55と、各ピクチャ83,84,85
等への動き補償部54によるアクセスをバンク切換手法
によって処理するMCバンク処理回路56と、ビデオ・
オーディオ・リングバッファ制御回路55及びMCバン
ク処理回路56による競合等を回避するようにメモリ8
0へのアクセスを制御するバスアービタ57と、可変長
復号部51や動き補償部54による復号処理がフレーム
ごとに同期したタイミングでなされるような同期制御を
行うビデオ・フレーム同期調整回路58と、バスアービ
タ57を介することでMCバンク処理回路56等との競
合を回避しながら表示画像86を読み出して映像出力部
61へ送出するラインメモリ・リード部62などが設け
られる。
【0011】メモリ80は、複数のDRAM1及びDR
AM2がメモリバスに接続されて所要の記憶容量が確保
されたものであり、バスアービタ57によってアクセス
権が一元管理される。DRAM1には、ピクチャ83,
84,85(中間の復元画像)が割り付けられ、DRA
M2には、表示画像86(最終の復元画像)やリングバ
ッファ81,82(可変長符号化映像情報)が割り付け
られている。これにより、メモリ80は、映像情報およ
び表示画像を他の復元画像と重ならないデータ領域に記
憶するものとなっている。
【0012】ラインメモリ・リード部62は、映像出力
部61から表示データを要求されると、先ずバスアービ
タ57にバス要求を行い、次にバスアービタ57から許
可を受けることで、メモリ80へのアクセス権を確保
し、それから表示画像86の1ライン分のデータを読み
出すようになっている。
【0013】MCバンク処理回路56は、Iピクチャ8
3あるいは,Pピクチャ84,Bピクチャ85,表示画
像86が動き補償部54で生成され、そのデータをメモ
リ80内の該当領域へ書き込める状態になると、先ずバ
スアービタ57にバス要求を行い、次にバスアービタ5
7から許可を受けることで、メモリ80へのアクセス権
を確保し、それからピクチャ種に従って該当領域へその
画像データを新規に書き込んだり一部書き換えたりす
る。その際に書き込むデータ量は復号のたびに変化する
ので、MCバンク処理回路56にはそのデータ数を保持
するMCカウンタが設けられている。
【0014】ビデオ・オーディオ・リングバッファ制御
回路55は、可変長復号部51等によるリングバッファ
81,82からの読み出しに際してバスアービタ57に
バス要求を行うとともにバスアービタ57から許可を受
けることでメモリ80へのアクセス権を確保するリング
バッファ読出回路55aと、分離部42によるリングバ
ッファ81,82への書き込みに際しやはりバスアービ
タ57を介してメモリ80へのアクセス権を確保するリ
ングバッファ書込回路55bとが設けられている。ま
た、リングバッファ82に記憶中のデータ量をバイト数
で保持するリングカウンタ55cも設けられていて、リ
ングバッファ82への読み書きアクセスに伴ってリング
カウンタ55cに対するアップダウンの処理も行われる
ようになっている。
【0015】バスアービタ57は、図5にイメージを例
示したが、各バス要求のタイミングを同期させる等のた
めに設けられた適宜のラッチ部と、ラッチされたバス要
求のうち最も優先度の高いものだけに許可を返す優先度
判定回路57aとが設けられたものである。優先度判定
回路57aは、ラインメモリ・リード部62から要求を
受けるとこれに許可を出すと共に他の要求に対する許可
送出は控え、ラインメモリ・リード部62からの要求の
無いときにMCバンク処理回路56から要求を受けると
これに許可を出すと共にリングバッファ読出回路55a
及びリングバッファ書込回路55bからの要求に対する
許可送出は控え、ラインメモリ・リード部62及びMC
バンク処理回路56からの要求の無いときにリングバッ
ファ読出回路55aから要求を受けるとこれに許可を出
すと共にリングバッファ書込回路55bからの要求に対
する許可送出は控え、リングバッファ書込回路55bか
ら要求を受けると他からの要求の無いときだけこれに許
可を出すものである。これにより、バスアービタ57
は、メモリ80へのアクセス要求を優先度に基づいて処
理し、その際に後段の回路ほど優先度を高くしておくと
いった固定的な処理を行うものとなっている。
【0016】なお、バスアービタについては、リングバ
ッファ内のオーディオデータとビデオデータとがほぼ同
じ程度の量になるようにメモリへのアクセス要求の優先
度を可変するといったアイデアも有る。また、メモリア
クセスを伴う処理の高速化のために、バーストモード的
にアクセスしうるDRAMすなわち占有下での連続した
アクセスの可能なDRAMをメモリ素子に用いたものも
知られている。この場合、リフレッシュカウンタを有し
たリフレッシュ制御回路も設けられ、メモリリフレッシ
ュのタイミングは、リフレッシュカウンタを用いたカウ
ントダウンによって計られるのであるが、該当DRAM
の規格値のうちリフレッシュ期間に対する値から、連続
アクセスについて想定される最長時間を引いて求められ
た期間に基づき、一定間隔とされる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のデー
タ復号装置では、デコーダ部のワンチップ化が進んでい
るのに対し、メモリに複数個の素子(DRAM−IC)
が用いられる。例えば、NTSC方式やPAL方式での
標準的な映像を復号処理するには、4メガビットのRA
Mが1個では足りない。また、ハイビジョン映像等の高
精細なものを処理するには、16メガビットのRAMで
も1個では足りない。このため、コストや実装の観点か
ら不満が残る。しかも、データ量が増えると、メモリア
クセスも増加してメモリバスの負担が重くなるため、余
裕度が低下して、メモリバス利用率の変動による影響も
無視できなくなってくる。瞬時であってもメモリバス利
用率が許容範囲を超えるとデータが失われて、復元画像
が不完全なものとなってしまうのである。
【0018】ところで、メモリに必要な素子数の削減を
図るために、同一出願人によってなされた特願平8−6
5899号では、表示画像86のデータ領域を各ピクチ
ャ83,84,85のデータ領域に重複して割り付ける
ものが提案されている(図2のメモリ800を参照)。
これは、映像の各フレームごとに表示画像86のうち表
示の済んだ部分を順々に次の復元画像83〜85で書き
換えることで実現されている。
【0019】しかしながら、この場合、映像の各フレー
ムごとに前半フィールド及び後半フィールドの2回表示
がなされるので、各ピクチャ83,84,85の復元は
後半フィールドの期間に限られてしまう。このため、ピ
クチャ83,84,85生成に伴うメモリアクセスが各
フレームの後半フィールド期間に多くなる。特に、圧縮
率の高いBピクチャが連続するとその復号処理が後半フ
ィールド期間に集中して、メモリバス利用率の変動が一
層激しくなってしまう。そこで、メモリアクセスの変動
を緩和して十分な復号処理能力を確保・維持しうるよう
にすることが課題となる。
【0020】また、メモリリフレッシュの間隔が一定で
規格値より短いことも、メモリバス利用状況の悪化に拍
車をかける要因の一つに挙げられる。そこで、メモリリ
フレッシュについても工夫することでメモリ利用状況を
改善して復号処理能力等を向上させることも更なる課題
となる。
【0021】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたものであり、メモリ利用率の変動が少ない
データ復号装置を実現することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために発明された第1乃至第4の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。
【0023】[第1の解決手段]第1の解決手段のデー
タ復号装置は(、出願当初の請求項1に記載の如く)、
データストリームから映像情報を分離させる分離部と、
前記映像情報についてのピクチャ種判別処理を可変長符
号単位で行う可変長復号部と、前記ピクチャ種に応じた
動き補償処理を行って表示画像を生成する動き補償部
と、前記映像情報および前記表示画像を記憶するメモリ
と、このメモリへのアクセス要求を優先度に基づいて処
理するバスアービタとを備えたデータ復号装置におい
て、前記分離部の前段に介挿されて前記データストリー
ムを一時記憶するバッファメモリが設けられ、前記バス
アービタが前記分離部または前記可変長復号部による前
記メモリへのアクセスに対する優先度を前記ピクチャ種
についての前記可変長復号部の判別結果に応じて変更す
るものであることを特徴とする。
【0024】このような第1の解決手段のデータ復号装
置にあっては、符号化された映像情報は、分離部によっ
てデータストリームから分離され、可変長復号部によっ
て可変長符号単位でピクチャ種判別処理が施されるとと
もに、動き補償部によってそのピクチャ種に応じた動き
補償処理が施される。そして、このようなデータ復号処
理がなされて、表示画像が生成される。このデータ復号
処理に際し、映像情報や表示画像はメモリに記憶される
が、それに伴う分離部や可変長復号部によるメモリへの
アクセス要求は、競合等を捌くために、バスアービタに
より優先度に基づいて処理される。
【0025】また、復号中の映像情報に対し可変長復号
部によってピクチャ種の判別も行われ、そのピクチャ種
に応じてバスアービタによってメモリへのアクセス優先
度が変更されて、分離部または可変長復号部での処理量
が変化する。分離部等の処理量が変化すると、データス
トリームの入力が影響を受けるが、そこにはバッファメ
モリが介挿されていて、分離部による入力の遅れたデー
タストリームはそのバッファメモリに一時記憶され、適
宜のタイミングで分離部によって入力される。一方、分
離部による入力が進むと、バッファメモリが空いてき
て、前後の処理量の差に関してそのバッファで吸収しう
る余裕度が増すこととなる。
【0026】具体例を挙げると、Iピクチャ等の処理時
間制約の緩いものは復号処理を急がないでも良いので、
分離部または可変長復号部の優先度を動き補償部より高
くして、分離部等の処理量を上げる。そうすると、バッ
ファメモリが空いてその余裕度も大きくなるので、将来
のBピクチャ等の集中処理に対する備えが強化される。
Bピクチャ等の処理時間制約の厳しいものに対しては、
逆にする。
【0027】こうして、Bピクチャ等の処理集中が予測
等されるときは予め又は後から他の処理が分散して行わ
れ、Bピクチャ等の短時間で多くの処理を要するものは
集中して復号処理がなされるので、十分な復号処理能力
が発揮される。これにより、データ復号処理に際し、メ
モリアクセスの競合を捌くときに、データ圧縮度の相違
等に起因したメモリ利用率の変動が緩和されることとな
る。したがって、この発明によれば、メモリ利用率の変
動が少ないデータ復号装置を実現することができる。
【0028】[第2の解決手段]第2の解決手段のデー
タ復号装置は(、出願当初の請求項2に記載の如く)、
データストリームから映像情報を分離させる分離部と、
前記映像情報についてのピクチャ種判別処理を可変長符
号単位で行う可変長復号部と、前記ピクチャ種に応じた
動き補償処理を行って表示画像を生成する動き補償部
と、前記映像情報および前記表示画像を記憶するメモリ
と、このメモリへのアクセス要求を優先度に基づいて処
理するバスアービタとを備えたデータ復号装置におい
て、前記分離部の前段に介挿されて前記データストリー
ムを一時記憶するバッファメモリが設けられ、前記バス
アービタが前記分離部または前記可変長復号部による前
記メモリへのアクセスに対する優先度を前記メモリにお
ける前記映像情報の記憶量に応じて変更するものである
ことを特徴とする。
【0029】このような第2の解決手段のデータ復号装
置にあっては、第1の解決手段について上述したのと同
様にしてデータ復号処理がなされるとともにその際にメ
モリアクセスの競合も優先度に基づいて捌かれる。
【0030】これに加えて、メモリにおける映像情報の
記憶量も確認され、その量に応じてバスアービタによっ
てメモリへのアクセス優先度が変更されて、分離部また
は可変長復号部での処理量が変化する。分離部等の処理
量が変化すると、データストリームの入力が影響を受け
るが、そこにはバッファメモリが介挿されていて、分離
部による入力の遅れたデータストリームはそのバッファ
メモリに一時記憶され、適宜のタイミングで分離部によ
って入力される。一方、分離部による入力が進むと、バ
ッファメモリが空いてきて、前後の処理量の差に関して
そのバッファで吸収しうる余裕度が増すこととなる。
【0031】具体例を挙げると、IピクチャやBピクチ
ャなどの中間の復元画像の生成を各フレームにおける後
半フィールドの期間に限ったような場合、前半フィール
ドの期間ではBピクチャ等の復号が待たされその代わり
に分離部等での処理が進んでメモリにおける映像情報の
記憶量が増えてくる一方、後半フィールドの期間ではB
ピクチャ等の復号が優先的に処理されてメモリにおける
映像情報の記憶量が減ってくるが、メモリバッファとの
負荷分散によって分離部等によるメモリへのアクセスは
支障無く抑制される。
【0032】こうして、Bピクチャ等の処理集中が予測
等されるときは予め又は後から他の処理が分散して行わ
れ、Bピクチャ等の短時間での処理を要するものは集中
して復号処理がなされるので、十分な復号処理能力が発
揮される。これにより、データ復号処理に際し、メモリ
アクセスの競合を捌くときに、復号処理の偏り等に起因
したメモリ利用率の変動が緩和されることとなる。した
がって、この発明によれば、メモリ利用率の変動が少な
いデータ復号装置を実現することができる。
【0033】[第3の解決手段]第3の解決手段のデー
タ復号装置は(、出願当初の請求項3に記載の如く)、
上記の第1,第2の解決手段のデータ復号装置であっ
て、前記メモリは、占有下で連続したアクセスの可能な
DRAMであり、前記バスアービタは、前記動き補償部
と前記メモリとの間で連続してなされるデータ転送の処
理時間が前記メモリに対する次のリフレッシュ開始まで
の残り時間を超えるときに前記動き補償部による前記メ
モリへのアクセスを抑制するものであることを特徴とす
る。
【0034】このような第3の解決手段のデータ復号装
置にあっては、かなり長い連続データを生成することの
ある動き補償部から出されたメモリへのアクセス要求
は、バスアービタによって次のようにして動的に捌かれ
る。すなわち、動き補償部とメモリとの間で連続してな
されるデータ転送の処理時間がメモリに対する次のリフ
レッシュ開始までの残り時間を超えるか否かの判定がな
され、超えないときには通常通りに捌かれるが、超える
ときにはバスアービタによって抑制されて次のリフレッ
シュが済むまで待たされる。
【0035】これにより、メモリリフレッシュの間隔が
従来より長く設定されても、メモリリフレッシュが規格
値以内の間隔で行われるので、メモリに記憶されている
データは確実に保持される。そこで、動き補償部からの
連続データの最大量に制約されること無くメモリリフレ
ッシュの間隔を長めに設定し得るので、メモリ使用効率
が向上する。したがって、この発明によれば、メモリ利
用率の変動が少ないのに加えてその変動の影響を受け難
いデータ復号装置を実現することができる。
【0036】[第4の解決手段]第4の解決手段のデー
タ復号装置は(、出願当初の請求項4に記載の如く)、
上記の第3の解決手段のデータ復号装置であって、前記
バスアービタは、前記動き補償部による前記メモリへの
アクセスを抑制した際に前記メモリに対する次のリフレ
ッシュ開始のタイミングを繰り上げるものであることを
特徴とする。
【0037】このような第4の解決手段のデータ復号装
置にあっては、動き補償部からのアクセス要求が次のメ
モリリフレッシュのために待たされたときには、そのメ
モリリフレッシュが速やかに開始され更に終了する。そ
して、動き補償部からのアクセス要求も長く待たされる
こと無く速やかにバスアービタによって処理されること
となる。これにより、メモリリフレッシュ及び動き補償
部の処理が何時でも速やかになされるので、メモリの使
用効率をほとんど下げること無く、動き補償部の最大待
ち時間を短縮することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明のデータ復号装置の好まし
い実施形態は、上述した第1〜第4の解決手段の総てを
備えるとともに、前記メモリに前記映像情報および前記
表示画像を記憶させるに際して前記表示画像と他の復元
画像とを重複したデータ領域に割り付ける手段が設けら
れていることを特徴とする。この場合、メモリアクセス
を伴う処理の効率を犠牲にすること無くメモリ容量を削
減することができる。その結果、性能を維持しつつコス
トを低減することができる。その効果は、映像の高精細
化が進むほど大きくなる。
【0039】
【実施例】本発明のデータ復号装置の一実施例としての
ビデオCDプレーヤについて、その具体的な構成を、図
面を引用して説明する。図2は、全体の回路ブロックで
あり、従来例の図4に対応する。また、図1は、バスア
ービタ等の回路ブロックであり、従来例の図5に対応す
る。なお、同一の構成要素には同一の符号を付して示し
たので、重複する説明は割愛して、以下、従来例との相
違点を中心に述べる。
【0040】このプレーヤが従来例のものと相違するの
は、メモリ80に代わるメモリ800がDRAM1だけ
になった点と、MPEGデコーダIC400にバッファ
メモリ41が設けられた点と、バスアービタ57に代わ
るバスアービタ570がメモリへのアクセス要求の優先
度を可変するようになった点である。
【0041】メモリ800は、DRAM2が省かれてD
RAM1だけがバスアービタ570管理下のメモリバス
に接続されている。DRAM1には、占有下で連続した
アクセスの可能なタイプのものが用いられ、ピクチャ8
3,84,85(中間の復元画像)やリングバッファ8
1,82(可変長符号化映像情報)がそれぞれのデータ
領域に割り付けられている。これに対し、表示画像86
(最終の復元画像)は、専用のデータ領域が無く、ピク
チャ83,84,85の何れかと同じデータ領域に対し
動的に割り付けられる。これにより、このデータ復号装
置は、メモリに映像情報および表示画像を記憶させるに
際して表示画像と他の復元画像とを重複したデータ領域
に割り付けるものとなっている。
【0042】バッファメモリ41は、先入れ先出しのF
IFO等で構成される比較的小容量のものであり、MP
EGデコーダIC400に内蔵された状態でCD−RO
Mデコーダ30と分離部42との間に介挿される。そし
て、CD−ROMデコーダ30によるデータストリーム
の出力タイミングと分離部42によるデータストリーム
の入力タイミングとを緩衝させる。これにより、このデ
ータ復号装置は、分離部の前段に介挿されてデータスト
リームを一時記憶するバッファメモリが設けられたもの
となっている。
【0043】バスアービタ570は、優先度判定回路5
7aの前後に一対の切換回路574及び切換回路575
が付加され、さらにその前後に一対の切換回路573及
び切換回路576が付加され、MCバンク処理回路56
のバス要求ラインに対しデジタルコンパレータ571及
びゲート572が付設されたものである。なお、同期用
のラッチ等も適宜のところに設けられる。
【0044】デジタルコンパレータ571はリフレッシ
ュ制御回路87のリフレッシュカウンタの値とMCバン
ク処理回路56のMCカウンタの値とを入力とし、ゲー
ト572はデジタルコンパレータ571の出力とMCバ
ンク処理回路56からのバス要求とを入力として、これ
らは、MCカウンタの値がリフレッシュカウンタの値よ
りも大きいときにはMCバンク処理回路56からのバス
要求を優先度判定回路57aの方へ伝わらないようにマ
スクしてしまうものである。これにより、バスアービタ
570は、動き補償部56とメモリ800との間で連続
してなされるデータ転送の処理時間がメモリ800に対
する次のリフレッシュ開始までの残り時間を超えるとき
に動き補償部56によるメモリ800へのアクセスを抑
制するものとなっている。
【0045】デジタルコンパレータ571は、その出力
がリフレッシュ制御回路87のリフレッシュカウンタの
クリア端子へも送出される。そして、そのリーディング
エッジでリフレッシュカウンタは値がクリアされる。そ
のように信号線の接続等がなされている。リフレッシュ
カウンタの値がゼロになると、メモリリフレッシュを開
始するためのバス要求がリフレッシュ制御回路87から
出されることとなる。これにより、バスアービタ570
は、動き補償部56によるメモリ800へのアクセスを
抑制した際にメモリ800に対する次のリフレッシュ開
始のタイミングを繰り上げるものとなっている。
【0046】切換回路573は、リングバッファ読出回
路55aのバス要求とリングバッファ書込回路55bの
バス要求とを入力とし、ビデオ・オーディオ・リングバ
ッファ制御回路55のリングカウンタ55cのMSB
(最上位ビット)を制御信号として受けて、リングカウ
ンタ55cのMSBが“1”のときには両入力をそのま
ま出力する一方、リングカウンタ55cのMSBが
“0”のときには両入力を入れ替えて出力するものであ
る。また、切換回路576は、リングバッファ読出回路
55aへの許可とリングバッファ書込回路55bへの許
可とを対象とした同様のものである。既述したように、
ビデオ・オーディオ・リングバッファ制御回路55は分
離部42や可変長復号部51のメモリアクセスを整合さ
せるものであり、リングカウンタ55cはリングバッフ
ァ82のデータ量を保持している。これにより、バスア
ービタ570は、分離部42または可変長復号部51に
よるメモリ800へのアクセスに対する優先度をメモリ
800における映像情報の記憶量に応じて変更するもの
となっている。
【0047】切換回路574は、ゲート572の出力と
切換回路573の2出力とを入力とし、可変長復号部5
1のピクチャ種判別結果のうちBピクチャについてのも
のを制御信号として受けて、ピクチャ種がBピクチャの
ときには両入力をそのまま出力する一方、ピクチャ種が
Bピクチャ以外のときには両入力を入れ替えて出力する
ものである。また、切換回路575は、MCバンク処理
回路56への許可とリングバッファ読出回路55a及び
リングバッファ書込回路55bへの許可とを対象とした
同様のものである。これにより、バスアービタ570
は、分離部42または可変長復号部51によるメモリ8
00へのアクセスに対する優先度を、MCバンク処理回
路56によるメモリ800へのアクセスに対する優先度
との相対的な上下に関して、ピクチャ種についての可変
長復号部51の判別結果に応じて変更するものとなって
いる。
【0048】この実施例のデータ復号装置について、そ
の使用態様及び動作を説明する。
【0049】ビデオCDプレーヤに電源が投入され、C
D10が図示しない読み取り部にセットされ、再生開始
の操作がなされると、CD10から読み取られた記録デ
ータがデータストリームとなってCD−ROMデコーダ
30からMPEGデコーダIC400へ送られ、このデ
ータストリームにMPEGデコーダIC400によって
復号処理が施されて、表示画像等が復元され、その映像
や音響がCRT60及びスピーカ70から再生出力され
る。
【0050】この復号処理に際し、CD−ROMデコー
ダ30によるデータストリームの送出に対して分離部4
2によるリングバッファ81,82への書き込み処理が
遅れてくると、その差は、バッファメモリ41に一時記
憶されて緩衝される。また、各バス要求に対するバスア
ービタ570の標準的な優先度は、従来例と異なり、最
も高いのがリングバッファ書込回路55bのものであ
り、次いでリングバッファ読出回路55a,ラインメモ
リ・リード部62,MCバンク処理回路56の順に下が
り、最も低いのがリフレッシュ制御回路87のものとな
っているが、これらに対する優先度は復号処理の状態等
に応じて以下のように変化する。
【0051】可変長復号部51によるリングバッファ8
2からの読み出し処理に対して分離部42よるリングバ
ッファ82への書き込み処理が遅れて、リングバッファ
82のデータ記憶量が減り、リングカウンタ55cのM
SBが“0”になると、切換回路573及び切換回路5
76が作動して、リングバッファ読出回路55aとリン
グバッファ書込回路55bとのバス要求の優先度が入れ
替わる。
【0052】可変長復号部51の処理している可変長符
号がBピクチャとなっているときには、切換回路574
及び切換回路575が作動して、MCバンク処理回路5
6のバス要求の優先度が、リングバッファ読出回路55
a及びリングバッファ書込回路55bのバス要求の優先
度と入れ替わって、これらより高くなる。
【0053】そして、再生映像の各フレーム期間ごと
に、前半フィールドの期間ではIピクチャ83,Pピク
チャ84,Bピクチャ85の生成を控え後半フィールド
の期間でこれらの生成を集中して行うと、前半フィール
ド時よりも後半フィールド時の方がメモリアクセスが多
くなる。もっとも、Iピクチャ83やPピクチャ84の
生成に際しては、参照するピクチャが少ないので、メモ
リアクセスの増減はさほど激しくならないで済む。
【0054】一方、Bピクチャ85の生成に際しては、
Iピクチャ83やPピクチャ84も参照する必要がある
ので、MCバンク処理回路56によるメモリアクセスは
急増する。これに対し、Bピクチャの処理時にはバスア
ービタ570によってMCバンク処理回路56からのバ
ス要求が優先され、反射的に分離部42等によるメモリ
アクセスは抑制されて次のフレームの前半フィールドの
期間の方へ遅らされる。こうして、Bピクチャ85の生
成に際しても、メモリアクセスの増減があまり激しくな
らないで済む。
【0055】ここで、分離部42の処理遅れが大きくな
ると、バッファメモリ41が溢れてしまいそうになる
が、そのようなときにはリングバッファ82への書き込
みも少なくてそこのデータ量が急減する。すると、リン
グカウンタ55cのMSBが反転して、リングバッファ
書込回路55bからのバス要求がリングバッファ読出回
路55aからのバス要求よりも優先されるようになり、
分離部42等の処理抑制が緩和される。こうして、容量
の少ないバッファメモリ41が過剰な負担によって溢れ
てしまうということも防止される。
【0056】また、このような処理の合間に、リフレッ
シュ制御回路87によるメモリリフレッシュが大抵一定
期間の経過ごとに行われるが、動き補償部54がメモリ
800に連続してアクセスするためにそのデータ数をM
Cカウンタにセットしたときに、その値がリフレッシュ
制御回路87のリフレッシュカウンタの値を超えている
と異なる。この場合は、先ずMCバンク処理回路56か
らのバス要求がゲート572によって抑制され、その間
にデジタルコンパレータ571の出力によってリフレッ
シュ制御回路87のリフレッシュカウンタがクリアされ
る。そして、リフレッシュ制御回路87からバス要求が
出され、それからMCバンク処理回路56からのバス要
求も抑制が解除されて切換回路574や優先度判定回路
57aへ伝えられる。そして、この場合も、メモリリフ
レッシュのタイミングを逃すこと無く、メモリリフレッ
シュばかりか、動き補償部54によるピクチャ83〜8
5や表示画像86の生成も、速やかに行われる。
【0057】こうして、このプレーヤ(データ復号装
置)にあっては、MPEGデコーダIC400によるデ
ータストリームの復号処理に際し、ピクチャ種やリング
バッファ状態さらには連続データ量などに応じてメモリ
アクセスの優先度を柔軟に変えることで、バッファメモ
リ41との協動による負荷分散がなされている。そし
て、メモリ利用率が平準化されて、より確実に復号や再
生表示が行われる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1の解決手段のデータ復号装置にあっては、ピクチ
ャ種に応じてメモリアクセスの優先度を変更することで
圧縮度の相違等に起因したメモリ利用率の変動が緩和さ
れるようにしたことにより、メモリ利用率の変動が少な
いデータ復号装置を実現することができたという有利な
効果が有る。
【0059】また、本発明の第2の解決手段のデータ復
号装置にあっては、メモリにおける映像情報の記憶量に
応じてメモリアクセスの優先度を変更することで復号処
理の偏り等に起因したメモリ利用率の変動が緩和される
ようにしたことにより、メモリ利用率の変動が少ないデ
ータ復号装置を実現することができたという有利な効果
を奏する。
【0060】さらに、本発明の第3の解決手段のデータ
復号装置にあっては、動き補償部からの連続データの最
大量に制約されること無くメモリリフレッシュの間隔を
長めに設定し得るようにしたことにより、メモリ利用率
の変動が少ないのに加えてその変動の影響を受け難いデ
ータ復号装置を実現することができたという有利な効果
が有る。
【0061】また、本発明の第4の解決手段のデータ復
号装置にあっては、メモリリフレッシュ及び動き補償部
の処理が何時でも速やかになされるようにしたことによ
り、メモリの使用効率をほとんど下げること無く動き補
償部の最大待ち時間を短縮することもできたという有利
な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ復号装置の一実施例としてのビ
デオCDプレーヤについて、そのバスアービタ等の回路
ブロック図である。
【図2】そのビデオCDプレーヤ全体の回路ブロック図
である。
【図3】一般的なMPEGデコーダの機能ブロック図で
ある。
【図4】従来のビデオCDプレーヤのブロック図であ
る。
【図5】そのバスアービタの一例である。
【符号の説明】
10 CD(コンパクトディスク、記録媒体) 20 CD−DSP(CDデジタルシグナルプロセッ
サ) 30 CD−ROMデコーダ(CD−ROM復号部) 40 MPEGデコーダ 41 バッファメモリ(FIFO、データストリームバ
ッファ) 42 分離部(DMUX、オーディオ・ビデオ分離部) 43 オーディオ同期調整回路 44 タイミング制御回路 45 ビデオ同期回路 46 ホストインターフェイス(H−I/F) 51 可変長復号部(VLD) 52 逆量子化部(Q−1) 53 逆DCT部(DCT−1、逆離散コサイン変換) 54 動き補償部(MC) 55 ビデオ・オーディオ・リングバッファ制御回路 55a リングバッファ読出回路 55b リングバッファ書込回路 55c リングカウンタ 56 MCバンク処理回路(画像メモリバンク処理) 57 バスアービタ 57a 優先度判定回路 58 ビデオ・フレーム同期調整回路 60 CRT(映像表示部) 61 映像出力部(VOUT) 62 ラインメモリ・リード部(表示画像読出回路) 70 スピーカ(音響出力部) 71 オーディオデコーダ 80 メモリ 81 リングバッファ(オーディオ可変長データバッフ
ァ) 82 リングバッファ(ビデオ可変長データバッファ) 83 Iピクチャ(中間の復元画像) 84 Pピクチャ(中間の復元画像) 85 Bピクチャ(中間の復元画像) 86 表示画像(最終の復元画像、再生映像) 87 リフレッシュ制御回路(ダイナミックメモリ・リ
フレッシュ) 90 コントローラ(CPU、マイクロプロセッサ) 400 MPEGデコーダIC(データ復号IC) 570 バスアービタ 571 デジタルコンパレータ 572 ゲート 573 切換回路 574 切換回路 575 切換回路 576 切換回路 800 メモリ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 5/91 - 5/956

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データストリームから映像情報を分離させ
    る分離部と、前記映像情報についてのピクチャ種判別処
    理を可変長符号単位で行う可変長復号部と、前記ピクチ
    ャ種に応じた動き補償処理を行って表示画像を生成する
    動き補償部と、前記映像情報および前記表示画像を記憶
    するメモリと、このメモリへのアクセス要求を優先度に
    基づいて処理するバスアービタとを備えたデータ復号装
    置において、前記分離部の前段に介挿されて前記データ
    ストリームを一時記憶するバッファメモリが設けられ、
    前記バスアービタが前記分離部または前記可変長復号部
    による前記メモリへのアクセスに対する優先度を前記ピ
    クチャ種についての前記可変長復号部の判別結果に応じ
    て変更するものであることを特徴とするデータ復号装
    置。
  2. 【請求項2】データストリームから映像情報を分離させ
    る分離部と、前記映像情報についてのピクチャ種判別処
    理を可変長符号単位で行う可変長復号部と、前記ピクチ
    ャ種に応じた動き補償処理を行って表示画像を生成する
    動き補償部と、前記映像情報および前記表示画像を記憶
    するメモリと、このメモリへのアクセス要求を優先度に
    基づいて処理するバスアービタとを備えたデータ復号装
    置において、前記分離部の前段に介挿されて前記データ
    ストリームを一時記憶するバッファメモリが設けられ、
    前記バスアービタが前記分離部または前記可変長復号部
    による前記メモリへのアクセスに対する優先度を前記メ
    モリにおける前記映像情報の記憶量に応じて変更するも
    のであり、前記メモリは、占有下で連続したアクセスの
    可能なDRAMであり、前記バスアービタは、前記動き
    補償部と前記メモリとの間で連続してなされるデータ転
    送の処理時間が前記メモリに対する次のリフレッシュ開
    始までの残り時間を超えるときに前記動き補償部による
    前記メモリへのアクセスを抑制するものであることを特
    徴とするデータ復号装置。
  3. 【請求項3】前記メモリは、占有下で連続したアクセス
    の可能なDRAMであり、前記バスアービタは、前記動
    き補償部と前記メモリとの間で連続してなされるデータ
    転送の処理時間が前記メモリに対する次のリフレッシュ
    開始までの残り時間を超えるときに前記動き補償部によ
    る前記メモリへのアクセスを抑制するものであることを
    特徴とする請求項1記載のデータ復号装置。
  4. 【請求項4】前記バスアービタは、前記動き補償部によ
    る前記メモリへのアクセスを抑制した際に前記メモリに
    対する次のリフレッシュ開始のタイミングを繰り上げる
    ものであることを特徴とする請求項2又は請求項3に記
    載されたデータ復号装置。
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