JP2000091880A - フリップチップ型弾性波デバイス及びその製造方法 - Google Patents

フリップチップ型弾性波デバイス及びその製造方法

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JP2000091880A
JP2000091880A JP10258661A JP25866198A JP2000091880A JP 2000091880 A JP2000091880 A JP 2000091880A JP 10258661 A JP10258661 A JP 10258661A JP 25866198 A JP25866198 A JP 25866198A JP 2000091880 A JP2000091880 A JP 2000091880A
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pads
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Hiromi Yatsuda
博美 谷津田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱膨張係数の差異によるストレス破壊や特定
のバンプへの荷重集中を発生させないで、その中心周波
数が比較的低い弾性波デバイスを製造可能にする。 【解決手段】 チップ10の表面に、ダミーパッド40
を設ける。ダミーパッド40は、弾性波の励振に係る入
力電極14等の電極や、これらに接続されている入力パ
ッド20等のパッドと導通しないよう、パッド10の表
面において分散して配置される。パッケージのダイアタ
ッチ面上にはダミーパッド40に対応するパッドは設け
ない。入力パッド20、出力パッド22及びグラウンド
パッド24を相近接して配置した場合でも、その偏りに
よる特定バンプへの荷重集中は発生しない。ダミーパッ
ド40上のバンプ26はダイアタッチ面上の導体に接続
されないため、バンプ間隔が大きくても熱膨張係数の差
異によるストレス破壊は生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フリップチップ型
弾性波デバイス及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の弾性波デバイスは、パッケージ内
にチップ背面を固定し更にチップ表面のパッドとパッケ
ージ側のパッドとをワイヤボンディングにより接続す
る、といった手法で製造されていた。フリップチップ型
弾性波デバイスは、ワイヤボンディングなしで製造でき
る弾性波デバイスであり、例えば図4に示す構成のチッ
プ10を図5に示す構成のパッケージ12へと図6に示
す工程に従い組み込むことにより、製造することができ
る。
【0003】図4に示したのは、チップ10の表面にお
ける導体の配置の概略である。入力電極14は、複数の
電極指を櫛歯状乃至指交差状にかみ合わせた構成を有す
る一対の導体であり、当該一対の導体の間に所定周波数
の電気信号が印加されると、チップ10の表面又はその
近傍にて弾性波が発生する。入力電極14の左右両側に
配置されている2個の出力電極16も、それぞれ、複数
の電極指を櫛歯状乃至指交差状にかみ合わせた構成を有
する一対の導体であり、入力電極14にて発生しチップ
10上を伝搬した弾性波は、これらの出力電極16によ
り受波され、電気信号に変換される。従って、入力電極
14に電気信号が入力されると、その電気信号のうち所
定の周波数成分即ち電極指間隔に対応した周波数近傍の
成分のみが、出力電極16から電気信号として出力され
る。更に、各出力電極16から見て入力電極14と逆の
側には、反射器18が配置されている。反射器18は入
力電極14や出力電極16における電極指間隔と同じ間
隔の電極指を図中の上下端で短絡した構成を有する導体
であり、出力電極16にて得られる電気信号に応じ当該
出力電極16が発生させる弾性波等はこれらの反射器1
8により反射され、一部は出力電極16により受波され
る。
【0004】チップ10の表面には、更に、いずれも金
あるいはアルミニウム等の導体から形成されている入力
パッド20、出力パッド22及びグラウンドパッド24
が設けられている。入力パッド20は、入力電極14を
構成する一対の導体のうち一方と導通するよう配置され
ており、出力パッド22は、出力電極16を構成する一
対の導体のうち一方と導通するよう配置されている。グ
ラウンドパッド24は、入力電極14を構成する一対の
導体のうち入力パッド20と導通していない方の導体
や、出力電極16を構成する一対の導体のうち出力パッ
ド22と導通していない方の導体と、導通するよう、配
置されている。これら、入力パッド20、出力パッド2
2及びグラウンドパッド24は、パッケージ側の対応す
るパッドとの電気的接続及び機械的固定のために用いら
れるパッドであり、チップ10をパッケージ12に組み
込むに際しては、その上に金等の導体から形成されたバ
ンプ26が配置される。
【0005】図5に示したのは、セラミクス等から形成
されたパッケージ12のダイアタッチ面における導体の
配置の概略である。パッケージ12は、チップ10を収
納するための凹部を有しており、図中符号28で表され
ているのは当該凹部の側壁である。また、本願では、こ
の凹部の底面をダイアタッチ面と呼んでいる。ダイアタ
ッチ面上には、いずれもその表面が金等の導体から形成
されている入力パッド30、出力パッド32及びグラウ
ンドパッド34が設けられている。これらのうち入力パ
ッド30及び出力パッド32は、入力電極14等が形成
されている面をダイアタッチ面に向けた状態でチップ1
0をパッケージ12の凹部内に収納したとき、チップ1
0の入力パッド20及び出力パッド22のうち対応する
ものの上に配置されているバンプが当接するよう、入力
パッド20及び出力パッド22と対向して配置形成され
ている。また、グラウンドパッド34は、入力電極14
等が形成されている面をダイアタッチ面に向けた状態で
チップ10をパッケージ12の凹部内に収納したとき、
チップ10のグラウンドパッド24上に配置されている
バンプが当接するよう、かつ、入力パッド30及び出力
パッド32並びにその周縁の間隙を除くダイアタッチ面
のほぼ全ての部位を覆うよう、配置形成されている。な
お、図中、破線の円で示されているのは、チップ10を
収納したときバンプ26が当接する部位である。
【0006】図6に、フリップチップ型弾性波デバイス
の製造工程の概略を示す。フリップチップ型弾性波デバ
イスを製造するに際しては、まず、図6(1)に示すよ
うに、チップ10表面の各パッド上にバンプ26を配置
する。次に、図6(2)に示すように、チップ10の表
面即ち入力電極14等が形成されている面をダイアタッ
チ面36に向けた状態で、チップ10をパッケージ12
内に入れる。その際、パッケージ12の側壁28の内面
を案内として用いることができる。更に、図6(3)に
示すように、チップ10の背面から超音波や圧力を加え
る。すると、バンプ26により、チップ10表面の各パ
ッドと、ダイアタッチ面36上の対応するパッドとが、
互いに電気的に接続及び機械的に固定される(フェース
ダウンボンディング)。そして、図6(4)に示すよう
に、蓋38をかぶせる。図示しないが、パッケージ12
の外面には、ダイアタッチ面36上の各パッドと導通す
るよう導体の端子が設けられている。従って、図4及び
図5に示す構造及び図6に示す方法により、ワイヤボン
ディングなしで、チップ型の弾性波デバイスを製造する
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方法に
は、バンプ26相互の間隔を小さめに設定しておかねば
ならない、バンプ26を偏って配置させることができな
い等の制約や、低周波のデバイスを実現するのが困難で
ある、といった問題点がある。
【0008】まず、バンプ26によりチップ10側のパ
ッドとパッケージ12側のパッドとを接続する際には、
超音波や圧力を印加する。すると、水晶その他の圧電性
材料から形成されているチップ10とセラミクス等から
形成されているパッケージ12の熱膨張係数の差によっ
て、バンプ26及びその接続先パッドにストレスが加わ
る。このストレスは、図7に示すようにバンプ間隔が小
さい場合には、比較的小さなものにとどまるが、図8に
示すようにバンプ間隔が大きいと大きくなる。従って、
熱膨張係数の差に起因したストレスによる破壊を防ぐに
は、バンプ間隔を小さくする必要がある。
【0009】また、バンプ間隔が小さい場合であって
も、図9に示すようにバンプ配置に偏りがある場合、超
音波や圧力の印加による荷重が特定のバンプに集中して
しまう。従って、従来は、バンプ配置にできるだけ偏り
を生じないよう注意する必要があった。
【0010】更に、その中心周波数が低い弾性波デバイ
スを実現しようとすると、中心周波数が低いため電極指
の間隔が広がり、従ってチップサイズも大きくなる。バ
ンプ配置に偏りが生じないよう大きなチップ上にパッド
を配置すると、バンプ間隔が広がることとなりやすい。
バンプ間隔が広がると上述のストレス破壊による接続不
良が生じやすくなるため、従来の方法では、例えばその
中心周波数が800MHz以下の弾性波デバイスを製造
することが困難であった。
【0011】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、その中心周波数が
比較的低いフリップチップ型弾性波デバイスを、超音波
及び圧力の印加によるストレス破壊ひいては接続不良を
さほど発生させずに、製造可能にすることを目的とす
る。また、本発明は、電極との接続に係るパッドの配置
ひいてはバンプの配置が偏っていても、この偏りによっ
て特定のバンプへの加重集中が生ずることがないように
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、(1)弾性波励振用の電極がその
表面に形成されたチップをダイアタッチ面上に載置した
ときに互いに対向することとなるよう、導体から形成さ
れた複数の接続固定用パッドをチップ表面及びダイアタ
ッチ面それぞれに配置しておき、次にチップ表面の接続
固定用パッド上にそれぞれ導体のバンプを配置し、更に
チップ表面の接続固定用パッドとダイアタッチ面上の接
続固定用パッドとをバンプを介して向かい合わせた状態
でチップ背面から超音波及び/又は圧力を印加すること
により、上記電極に接続されているチップ表面の接続固
定用パッドとダイアタッチ面上の接続固定用パッドとを
互いに電気的に接続しかつ機械的に固定するフリップチ
ップ型弾性波デバイス製造方法において、(2)チップ
表面の電極及び接続固定用パッドと導通しないよう、か
つ、ダイアタッチ面上にチップを載置したときダイアタ
ッチ面上のいずれの接続固定用パッドとも対向しないよ
う、導体から形成された複数のダミーパッドをチップ表
面に分散して配置しておき、(3)チップ表面の接続固
定用パッド上にバンプを配置する際併せてダミーパッド
上にもそれぞれバンプを配置することにより、(4)チ
ップ背面から印加される超音波及び/又は圧力による荷
重を複数のダミーパッド及びその上のバンプにて分散す
ることを特徴とする。
【0013】また、本発明は、その表面に設けられた弾
性波励振用の電極と、ダイアタッチ面上にチップを載置
したときダイアタッチ面上のいずれかの接続固定用パッ
ドと対向することとなるよう、かつ、上記弾性波励振用
の電極と導通するよう、その表面に設けられ、導体から
形成されている複数の接続固定用パッドと、を備える圧
電性のチップにおいて、チップ表面の接続固定用パッド
と導通しないよう、かつ、ダイアタッチ面上にチップを
載置したときダイアタッチ面上のいずれの接続固定用パ
ッドとも対向しないような配置にて、その表面に設けら
れ、導体から形成されている複数のダミーパッドを備
え、本発明の方法にてダイアタッチ面上に実装されるこ
とを特徴とする。
【0014】更に、本発明は、チップを収納する際にそ
の内壁面にてチップを案内する側壁と、この側壁と共に
チップ収納用の凹部を形成するダイアタッチ面と、ダイ
アタッチ面上にチップを載置したときチップ表面のいず
れかの接続固定用パッドと対向することとなるよう、当
該ダイアタッチ面上に設けられ、導体から形成されてい
る複数の接続固定用パッドと、を備えるパッケージにお
いて、ダイアタッチ面上にチップを載置したときチップ
表面のいずれのダミーパッドとも対向しないような配置
にて、ダイアタッチ面上に上記接続固定用パッドが設け
られており、本発明の方法を実施する際に本発明のチッ
プを収納するために使用されることを特徴とする。
【0015】そして、本発明に係るフリップチップ型弾
性波デバイスは、本発明のチップと、本発明のパッケー
ジと、上記バンプと、を備え、本発明の方法により製造
されることを特徴とする。
【0016】このように、本発明において、チップ表面
に更にダミーパッドが配置される。チップ表面の接続固
定用パッドとダイアタッチ面上の接続固定用パッドとを
互いに接続及び固定する際には、先だって、このダミー
パッド上にもバンプを配置しておく。ダミーパッドは、
チップ表面に複数個分散して配置されているから、バン
プによる接続及び固定を形成すべくチップ背面から印加
される超音波や圧力による荷重は、これら複数のダミー
パッド及びその上のバンプにて分散されることになる。
従って、チップ表面における接続固定用パッドの配置ひ
いてはその上のバンプの配置に偏りがあったとしても、
この偏りにより特定のバンプへの荷重集中が発生するこ
とはない。
【0017】また、上述のように、接続固定用パッドや
その上のバンプの配置に関し本発明ではある程度の偏り
が許容されるため、中心周波数が比較的低いデバイスを
得ようとするときであっても、入力パッド、出力パッ
ド、グランウンドパッド等の接続固定用パッドを、チッ
プ上のある特定の位置に互いに近接して(寄せ集めて)
配置することが可能になる。即ち、チップとパッケージ
(ダイアタッチ面)の熱膨張係数の差異によるストレス
破壊は、接続固定用パッド上のバンプの間隔を狭めるこ
とによって、避けることができる。また、荷重集中を避
けるため分散配置されているダミーパッド相互の間隔
は、その中心周波数が比較的低いデバイスを得ようとす
る場合には、比較的大きくなる。しかし、ダミーパッド
上のバンプはダイアタッチ面上の導体と接続されないた
め、ストレスによる破壊が生ずる余地はない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態(以下
実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
なお、図4乃至図9に示した従来技術と同様の又は対応
する構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0019】図1に、本発明の一実施形態におけるチッ
プ10の構成、特にその表面における導体の配置の概略
を示す。また、図2に、この実施形態におけるパッケー
ジ12の構成、特にそのダイアタッチ面上における導体
の配置の概略を示す。図1に示されるように、本実施形
態においては、入力パッド20、出力パッド22及びグ
ラウンドパッド24が、図中上記中央の部位に互いに近
接して配置されている。また、チップ10表面の図中上
下端部には、入力電極14等の電極や入力パッド20等
のパッドと導通しないよう分散して、複数個(図中8
個)のダミーパッド40が配置されている。このダミー
パッド40の上にも、バンプ26が配置される。更に、
図2に示すように、ダイアタッチ面上のグラウンドパッ
ド34は、ダミーパッド40上のバンプ26と当接しな
いよう、配置形成されている。
【0020】これら図1に示したチップ10と図2に示
したパッケージ12とを用いて図6に示した工程に従い
フリップチップ型弾性波デバイスを製造することによ
り、特定のバンプ26への荷重の集中や、熱膨張係数の
差異に起因したバンプ接続のストレス破壊ひいては接続
不良を、避けることができる。
【0021】即ち、バンプ接続を形成するに際して超音
波及び圧力を印加すると、この超音波及び圧力により入
力パッド20等の上のバンプ26が変形するのと同時
に、ダミーパッド40上のバンプも同様に変形し、超音
波及び圧力による荷重を吸収する。ダイアタッチ面上に
は、ダミーパッド40上のバンプが当接する導体(入力
パッド30等のような金メタライズド層)は無いけれど
も、入力パッド20等の上のバンプの変形量と、ダミー
パッド40上のバンプの変形量には、有意差は生じな
い。従って、図1に示すように入力パッド20、出力パ
ッド22及びグラウンドパッド24を相近接して配置し
たとしても、ダミーパッド40上のバンプ26によって
も荷重が分散され、チップ10全体としてみた場合荷重
分布が一様化する。このように、バンプ26の配置が多
少偏っていても特定のバンプ26への荷重の集中は生じ
ないため、本実施形態によれば、従来に比べ自由に、信
号入出力に係るバンプ26の配置を設計できる。
【0022】また、図2に示したように、ダイアタッチ
面上、ダミーパッド40に対向するパッドは設けられて
おらず、従って図3に示すように、ダミーパッド40上
のバンプ26はダイアタッチ面38上のいずれの導体に
も接続及び固定されない。即ち、機械的にはフリーであ
る。従って、本実施形態によれば、熱膨張係数の差に起
因してバンプ接続形成の際に生じるストレス破壊ひいて
は接続不良を引き起こすことなく、即ち高い信頼性を以
て、その中心周波数が比較的低いデバイスや複数組のフ
ィルタ電極が組み込まれている等、その電極形成面の面
積が大きくなりやすいデバイスを、実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態におけるチップの構成を
示す導体配置図である。
【図2】 この実施形態におけるパッケージの構成を示
す導体配置図である。
【図3】 この実施形態におけるパッドとバンプの関係
を示す部分断面図である。
【図4】 一従来技術におけるチップの構成を示す導体
配置図である。
【図5】 この従来技術におけるパッケージの構成を示
す導体配置図である。
【図6】 フリップチップ型弾性波デバイスの製造工程
を示す図であり、特に(1)はバンプ配置工程を、
(2)はチップ収納工程を、(3)はバンプ接続・固定
工程を、(4)は蓋閉止工程を、それぞれ示す図であ
る。
【図7】 バンプ間隔が小さい状態を示す部分断面図で
ある。
【図8】 バンプ間隔が大きい状態を示す部分断面図で
ある。
【図9】 バンプ配置に偏りがある状態を示す部分断面
図である。
【符号の説明】
10 チップ、12 パッケージ、14 入力電極、1
6 出力電極、20,30 入力パッド、22,32
出力パッド、24,34 グラウンドパッド、26 バ
ンプ、36 ダイアタッチ面、40 ダミーパッド。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その表面に弾性波励振用の電極が形成さ
    れているチップをダイアタッチ面上に載置したとき互い
    に対向することとなるよう、導体から形成された複数の
    接続固定用パッドをチップ表面及びダイアタッチ面それ
    ぞれに配置しておき、次にチップ表面の接続固定用パッ
    ド上にそれぞれ導体のバンプを配置し、更にチップ表面
    の接続固定用パッドとダイアタッチ面上の接続固定用パ
    ッドとをバンプを介して向かい合わせた状態でチップ背
    面から超音波及び/又は圧力を印加することにより、上
    記電極と導通しているチップ表面の接続固定用パッドと
    ダイアタッチ面上の接続固定用パッドとを互いに電気的
    に接続しかつ機械的に固定するフリップチップ型弾性波
    デバイス製造方法において、 チップ表面の電極及び接続固定用パッドと導通しないよ
    う、かつ、ダイアタッチ面上にチップを載置したときダ
    イアタッチ面上のいずれの接続固定用パッドとも対向し
    ないよう、導体から形成された複数のダミーパッドをチ
    ップ表面に分散して配置しておき、 チップ表面の接続固定用パッド上にバンプを配置する際
    併せてダミーパッド上にもそれぞれバンプを配置するこ
    とにより、 チップ背面から印加される超音波及び/又は圧力による
    荷重を複数のダミーパッド及びその上のバンプにて分散
    することを特徴とするフリップチップ型弾性波デバイス
    製造方法。
  2. 【請求項2】 その表面に設けられた弾性波励振用の電
    極と、ダイアタッチ面上にチップを載置したときダイア
    タッチ面上のいずれかの接続固定用パッドと対向するこ
    ととなるよう、かつ、上記弾性波励振用の電極と導通す
    るよう、その表面に設けられ、導体から形成されている
    複数の接続固定用パッドと、を備える圧電性のチップに
    おいて、 チップ表面の接続固定用パッドと導通しないよう、か
    つ、ダイアタッチ面上にチップを載置したときダイアタ
    ッチ面上のいずれの接続固定用パッドとも対向しないよ
    うな配置にて、その表面に設けられ、導体から形成され
    ている複数のダミーパッドを備え、 請求項1記載の方法にてダイアタッチ面上に実装される
    ことを特徴とするチップ。
  3. 【請求項3】 チップを収納する際にその内壁面にてチ
    ップを案内する側壁と、この側壁と共にチップ収納用の
    凹部を形成するダイアタッチ面と、ダイアタッチ面上に
    チップを載置したときチップ表面のいずれかの接続固定
    用パッドと対向することとなるよう、当該ダイアタッチ
    面上に設けられ、導体から形成されている複数の接続固
    定用パッドと、を備えるパッケージにおいて、 ダイアタッチ面上にチップを載置したときチップ表面の
    いずれのダミーパッドとも対向しないような配置にて、
    ダイアタッチ面上に上記接続固定用パッドが設けられて
    おり、 請求項1記載の方法を実施する際に請求項2記載のチッ
    プを収納するために使用されることを特徴とするパッケ
    ージ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のチップと、請求項3記載
    のパッケージと、上記バンプと、を備え、請求項1記載
    の方法により製造されることを特徴とするフリップチッ
    プ型弾性波デバイス。
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