JP2000090457A - 光ヘッドアクチュエータの支持構造 - Google Patents

光ヘッドアクチュエータの支持構造

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JP2000090457A
JP2000090457A JP10260152A JP26015298A JP2000090457A JP 2000090457 A JP2000090457 A JP 2000090457A JP 10260152 A JP10260152 A JP 10260152A JP 26015298 A JP26015298 A JP 26015298A JP 2000090457 A JP2000090457 A JP 2000090457A
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Kokichi Terajima
厚吉 寺嶋
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Akai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズのフォーカシング方向への駆動に
際しては対物レンズの傾斜発生を抑制した平行移動を可
能とし、トラッキング方向への駆動に際してはその移動
量に応じたトラッキング方向への傾斜の発生を可能とし
て収差の発生を抑制した光ヘッドアクチュエータの支持
構造を提供する。 【解決手段】 レンズホルダ4を変位可能に支持し、ト
ラッキング(Y軸)方向に対を成すディスクD寄りの第
一の弾性支持部材31a,31b と、それらと平行にフォーカ
シング(Z軸)方向に離間した第二の弾性支持部材32a,
32b とを、ほぼ同じ長さで、Y軸方向と平行な中立軸に
関する断面二次モーメントをほぼ等しく、Z軸方向と平
行な中立軸に関する断面二次モーメントは第一の弾性支
持部材の方が大きくなるようにし、かつ、レンズホルダ
の力学的懸架支持中心を、電磁駆動手段によるY軸方向
への駆動力の作用中心よりもディスク寄りに位置させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンパクトディ
スク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DV
D)等の光ディスク、ミニディスク(MD)等の光磁気
ディスクのような記録媒体に対して情報の記録や再生を
行うのに用いる光ヘッドアクチュエータ、特にその支持
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光ヘッドアクチュエータとして、
例えば、図4に斜視図で示すようなものがある。この光
ヘッドアクチュエータは、いわゆる4本ワイヤ支持型の
支持構造を有するムービングコイル方式のもので、ベー
ス部材1Bに固定された支持部材1Aには、例えばCu
−Be合金、Cu−P合金等よりなる4本の弾性支持部
材3のそれぞれの一端部が、例えば長方形の頂点のよう
な所定の間隔を隔てた位置において支持されている。こ
れら4本の弾性支持部材3は、支持部材1Aから図示し
ないディスクのほぼタンジェンシャル(X軸)方向にそ
れぞれ平行に延在し、それらの他端部である自由端にレ
ンズホルダ4を懸架支持して、レンズホルダ4に保持さ
れた対物レンズ5をディスクの情報ピット列(トラッ
ク)を横切るトラッキング(Y軸)方向と、対物レンズ
5の光軸とほぼ平行なフォーカシング(Z軸)方向とに
それぞれ変位可能としている。
【0003】また、対物レンズ5をトラッキング方向お
よびフォーカシング方向に駆動するため、ベース部材1
Bには、例えばFe、Ni、Co、あるいはこれらを含
む合金、もしくはフェライト等よりなるU字状の軟質磁
性ヨーク8を、その対向する両脚部がX軸方向に並ぶよ
うにレンズホルダ4の開口部4aに侵入して設け、この
軟質磁性ヨーク8の両脚部内面に、異なる磁極面が空隙
を介して対向するように、例えばNd−Fe−B合金等
よりなる駆動用永久磁石2をそれぞれ設けている。さら
に、レンズホルダ4には、その開口部4aに、対物レン
ズ5の光軸をディスクの所定のトラックの中心線上に位
置させるために、対物レンズ5をトラッキング方向に駆
動するためのトラッキングコイル6と、対物レンズ5を
トラック面に合焦させるために、対物レンズ5をフォー
カシング方向に駆動するためのフォーカシングコイル7
とを設けて、駆動用永久磁石2と、トラッキングコイル
6およびフォーカシングコイル7とで電磁駆動手段を構
成している。
【0004】ここで、フォーカシングコイル7は、図5
に分解斜視図を示すように、樹脂等からなるボビン11
に巻回して形成されており、また、トラッキングコイル
6は、ボビン11にX軸方向に突出して形成した複数の
突起部分に、X軸周りに8の字状に巻回して二つ形成さ
れている。これらトラッキングコイル6およびフォーカ
シングコイル7を装着したボビン11は、フォーカシン
グコイル7のY軸方向に延在する一辺の導線部分7a
と、二つのトラッキングコイル6のY軸方向に隣接して
それぞれZ軸方向に延在する導線部分6aとが、二つの
駆動用永久磁石2が対向する空隙に位置するようにレン
ズホルダ4の開口部4aに嵌合固定して設けられてい
る。
【0005】かかる構成において、二つのトラッキング
コイル6の駆動用永久磁石2と対向する二つの導線部分
6aに、Z軸方向の同一方向に電流が流れるように通電
すると、これら導線部分6aには、該導線部分6aを流
れる電流と駆動用永久磁石2によるX軸方向を向いた磁
場との電磁相互作用によりY軸方向の駆動力が発生する
ので、これによりレンズホルダ4ひいては対物レンズ5
を、図示しないディスクのトラックを横切るトラッキン
グ方向に平行に変位させるトラッキング動作が可能とな
る。
【0006】同様に、フォーカシングコイル7に通電す
ると、駆動用永久磁石2と対向してY軸方向に延在する
導線部分7aには、該導線部分7aを流れる電流と駆動
用永久磁石2によるX軸方向を向いた磁場との電磁相互
作用によりZ軸方向の駆動力が発生するので、これによ
りレンズホルダ4ひいては対物レンズ5を、その光軸と
ほぼ平行な方向、すなわち図示しないディスクの記録面
にほぼ直交するフォーカシング方向に平行に変位させる
フォーカシング動作が可能となる。
【0007】ところで、図4に示す光ヘッドアクチュエ
ータを用いる情報記録/再生装置にあっては、レーザダ
イオード等の光源からのビームを、例えばコリメータレ
ンズでほぼ平行光束にして対物レンズ5に入射させるよ
うにしている。この場合、上述したように、対物レンズ
5をトラッキング動作によってトラッキング方向に平行
に、すなわちその光軸を傾斜させることなく、コリメー
タレンズの光軸方向との平行を維持しながら移動させる
ようにすると、その移動により対物レンズ5の光軸がコ
リメータレンズの光軸から離れるに従って、コリメータ
レンズの光軸から離れた部分を透過したビームが対物レ
ンズ5に入射することになる。
【0008】ここで、コリメータレンズを透過するビー
ムは、その光軸から離れた部分を透過するビームほど、
軸外球面収差等が生じ易くなるため、対物レンズ5によ
ってディスクのトラック上に形成されるスポットは、対
物レンズ5の光軸とコリメータレンズの光軸とが一致し
ている状態から、両光軸が離れるに従って収差が大きく
なり、記録/再生性能が劣化することになる。
【0009】このような問題に対処するものとして、特
開平1−196740号公報には、図6に示すように弾
性支持部材の中を通る金属線の太さを相違させたり、あ
るいは弾性支持部材の長さを相違させた光ヘッドアクチ
ュエータの支持構造が開示されている。すなわち、図6
に示す支持構造においては、レンズホルダ4を懸架支持
する4本の弾性支持部材30a,30bのうち、対物レ
ンズ5に近い側の2本の弾性支持部材30aの中を通る
それぞれの金属線の径を、他の2本の弾性支持部材30
bの中を通るそれぞれの金属線の径よりも大きくして、
弾性支持部材30a側を動きにくくし、これにより図7
に示すように、レンズホルダ4をトラッキング方向に移
動させた際に、その移動量Tに応じてレンズホルダ4を
移動方向とは逆方向に−εだけ傾斜させるようにしてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示す従来の光ヘッドアクチュエータの支持構造にあって
は、対物レンズ5のトラッキング方向への移動に応じ
て、その光軸を移動方向とは反対のトラッキング方向に
傾けることが可能となるものの、弾性支持部材30aの
中を通る金属線の方が、弾性支持部材30bの中を通る
金属線よりも太いために、フォーカシング方向への曲げ
の強さも異なり、フォーカシング方向への曲げに対する
復元力は、弾性支持部材30aの方が弾性支持部材30
bよりも大きくなる。このため、レンズホルダ4をフォ
ーカシング方向に駆動した場合には、弾性支持部材30
aと弾性支持部材30bとが、片持ち梁のようにレンズ
ホルダ4側の先端をY軸と平行な軸回りに回転させた状
態で釣り合うようになって、レンズホルダ4ひいては対
物レンズ5も同様にY軸と平行な軸回り、すなわちタン
ジェンシャル方向に傾斜し、これがため例えば情報の再
生においては、再生信号強度が低下したり、ジッタが増
大する等の問題が生じることになる。
【0011】この発明の目的は、このような従来の問題
点に着目してなされたもので、対物レンズのフォーカシ
ング方向への駆動に際しては対物レンズの傾斜発生を抑
制した平行移動を可能とし、トラッキング方向への駆動
に際してはその移動量に応じたトラッキング方向への傾
斜の発生を可能として収差の発生を抑制し、これにより
例えば再生においてはS/Nの良好な再生信号が得られ
る等、安定した記録/再生性能が得られる光ヘッドアク
チュエータの支持構造を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、対物レンズを保持するレンズホルダ
を、電磁駆動手段によりディスク状記録媒体に対するト
ラッキング方向およびフォーカシング方向に駆動可能
に、全体としてディスク状記録媒体のほぼタンジェンシ
ャル方向に延在する4本の弾性支持部材を介して支持部
材に懸架支持する光ヘッドアクチュエータの支持構造に
おいて、前記4本の弾性支持部材はほぼ同じ長さを有し
て、フォーカシング方向にほぼ平行関係を維持しなが
ら、トラッキング方向にそれぞれ対を成して配設し、そ
のディスク状記録媒体寄りの2本を第一の弾性支持部
材、他の2本を第二の弾性支持部材とするとき、トラッ
キング方向と平行な中立軸に関する第一および第二の弾
性支持部材のそれぞれの断面二次モーメントをほぼ等し
くすると共に、フォーカシング方向と平行な中立軸に関
する第一の弾性支持部材の断面二次モーメントを第二の
弾性支持部材の断面二次モーメントよりも大きくし、か
つ、これら第一および第二の弾性支持部材による前記レ
ンズホルダの力学的懸架支持中心を、前記電磁駆動手段
によるトラッキング方向への駆動力の作用中心よりもデ
ィスク状記録媒体寄りに位置させたことを特徴とするも
のである。
【0013】この発明の一実施形態では、前記レンズホ
ルダ側の重心と、前記電磁駆動手段によるトラッキング
方向への駆動力の作用中心とを、ほぼタンジェンシャル
方向と平行な軸線上に位置させる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施形態について説明する。図1および図2は、この
発明の一実施形態の要部の構成を示す側面図および部分
斜視図である。なお、ここでは、図面を簡略化するため
に、従来例と同様の部分については、図面を簡略化する
ために図示を省略してある。
【0015】図1および図2に示すように、支持部材1
Aには、全体としてディスクDのほぼタンジェンシャル
(X軸)方向に延在させて、ディスクD寄りにトラッキ
ング(Y軸)方向に対を成す第1の弾性支持部材31
a,31bと、この第一の弾性支持部材31a,31b
に対してフォーカシング(Z軸)方向に離間して、同様
にY軸方向に対を成す第二の弾性支持部材32a,32
bとを支持する。ここで、第一,第二の弾性支持部材3
1a〜32bの各々は、例えばCu−Be合金、Cu−
P合金等より成り、その断面形状は正方形、長方形、円
形、楕円形、その他の任意の形状とすることができる
が、それぞれの長さは同一とする。なお、この実施形態
では、第一の弾性支持部材31aと31b、および第二
の弾性支持部材32aと32bとをそれぞれほぼ平行関
係を維持して配設すると共に、Z軸方向に離間する第
一,第二の弾性支持部材31a,32a、および31
b,32bとをそれぞれほぼ平行関係を維持して配設し
ているが、第一の弾性支持部材31a,31b同士、お
よび第二の弾性支持部材32a,32b同士は、それぞ
れ必ずしも平行関係とする必要はない。
【0016】第一,第二の弾性支持部材31a〜32b
の先端側には、光軸をほぼZ軸方向とする対物レンズ5
を保持するレンズホルダ4を接続し、これによりレンズ
ホルダ4したがって対物レンズ5を、第一,第二の弾性
支持部材31a〜32bを介してY軸方向およびZ軸方
向に移動可能に支持部材1Aに懸架支持する。
【0017】ここで、第一の弾性支持部材31a,31
bおよび第二の弾性支持部材32a,32bのレンズホ
ルダ4に対する接続位置は、例えば、図示しないフォー
カシングコイル、トラッキングコイル、その他レンズホ
ルダ4側に設けられる部材全体の質量により構成される
重心Gを含むXY平面と平行な面に対して幾何学的に対
称な位置として、レンズホルダ4の力学的懸架支持中心
Sが、図示しないトラッキングコイルと駆動用永久磁石
との電磁駆動手段によるトラッキング方向への駆動力の
作用中心PよりもディスクD側に偏って位置するように
する。また、好ましくは、重心Gと作用中心Pとが、X
軸と平行な同一軸線XG 上に位置するように懸架支持す
る。
【0018】さらに、第一の弾性支持部材31a,31
bおよび第二の弾性支持部材32a,32bのY軸と平
行な中立軸に関する断面二次モーメントをほぼ同程度、
すなわちY軸と平行な軸周りの曲げモーメントに対する
Z軸方向への曲げ強さをほぼ同程度とすると共に、第一
の弾性支持部材31a,31bのZ軸と平行な中立軸に
関する断面二次モーメントを、第二の弾性支持部材32
a,32bのそれよりも大きく、すなわちZ軸と平行な
軸周りの曲げモーメントに対するY軸方向への曲げ強さ
については、第一の弾性支持部材31a,31bの方を
大きくする。
【0019】すなわち、例えば、第一,第二の弾性支持
部材31a〜32bのそれぞれの断面形状を長方形とす
る場合、各第一の弾性支持部材31a,31bの断面の
Y軸方向の寸法をb1 、Z軸方向の寸法をh1 とし、各
第二の弾性支持部材32a,32bの断面のY軸方向の
寸法をb2 、Z軸方向の寸法をh2 とすると、Y軸と平
行な中立軸に関する各第一の弾性支持部材31a,31
bの断面二次モーメントIy1、および各第二の弾性支持
部材32a,32bの断面二次モーメントIy2は、それ
ぞれ、
【数1】 となる。また、Z軸と平行な中立軸に関する各第一の弾
性支持部材31a,31bの断面二次モーメントIz1
および各第二の弾性支持部材32a,32bの断面二次
モーメントIz2は、それぞれ、
【数2】 となる。したがって、Iy1≒Iy2、およびIz1>Iz2
満足するように、b1 ,h1 およびb2 ,h2 を適宜設
定すればよい。
【0020】このように構成すれば、フォーカシング方
向への電磁駆動力の作用により、レンズホルダ4がフォ
ーカシング方向へ移動するのに際して、第一,第二の弾
性支持部材31a〜32bは、それぞれ同一長さを有
し、かつZ軸方向に隣接する第一,第二の弾性支持部材
31a,32a同士、および31b,32b同士がそれ
ぞれ平行で、Y軸と平行な中立軸に関する第一の弾性支
持部材31a,31bの断面二次モーメントIy1と、第
二の弾性支持部材32a,32bの断面二次モーメント
y2とがほぼ等しくなるように形成されているので、こ
れらは同様に変形し、結果として対物レンズ5の傾斜発
生を抑制した平行移動が可能となる。
【0021】また、Z軸と平行な中立軸に関する第一の
弾性支持部材31a,31bの断面二次モーメントIz1
を、第二の弾性支持部材32a,32bの断面二次モー
メントIz2よりも大きくして、レンズホルダ4に対する
力学的懸架支持中心Sを、トラッキング方向への電磁駆
動力の作用中心PよりもディスクD寄りに位置させてい
るので、トラッキング方向への電磁駆動力の作用によ
り、レンズホルダ4がトラッキング方向へ移動すると、
レンズホルダ4は懸架支持中心Sを通りX軸と平行な軸
線XS の周りに、図3に示すように、その移動量Tに応
じて移動方向とは逆方向に−εだけ回転し、対物レンズ
5の光軸が傾斜することになる。したがって、トラッキ
ング動作によるコリメータレンズの光軸からの対物レン
ズ5の光軸のずれによる収差の発生を有効に抑制するこ
とができる。
【0022】さらに、重心Gと電磁駆動力の作用中心P
とをX軸と平行な軸線XG 上に位置するように構成する
ことにより、例えば、光ヘッドアクチュエータの姿勢が
変化してトラッキング方向に重力等の加速度が作用し、
レンズホルダ4がトラッキング方向に移動する等の状態
になった場合にも、その移動位置において対物レンズ5
は変位に伴って発生する収差を補正する方向に傾斜する
ことになり、さらにこの釣り合い位置から別の位置に移
動させても、対物レンズ5は収差の補正に有効な方向に
傾斜することになる。すなわち、駆動力によるトラッキ
ング方向への変位に対しても、外力によるトラッキング
方向への変位に対しても、同様に対物レンズ5を傾斜さ
せることができる。
【0023】なお、上述した実施形態では、第一,第二
の弾性支持部材31a〜32bの断面形状を長方形とし
たが、長方形に限らず、楕円形や三角形、その他の異形
形状とすることもできる。また、この発明は、ムービン
グコイル方式の光ヘッドアクチュエータの支持構造に限
らず、ムービングマグネット方式の光ヘッドアクチュエ
ータの支持構造にも有効に適用できることは言うまでも
ない。さらに、この発明に係る支持構造に加えて、対物
レンズ5もしくは対物レンズ5を含むレンズホルダ4
に、ディスクDでの反射ビームから得られる収差の情報
等に基づいて、対物レンズ5をトラッキング方向に傾斜
させる駆動力を与えるチルトサーボ等の手段を設けるこ
ともできる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、対物
レンズのフォーカシング方向への駆動に際しては対物レ
ンズのタンジェンシャルチルトの発生を抑制した平行移
動を可能とし、またトラッキング方向への駆動に際して
はその移動量に応じたトラッキング方向への傾斜の発生
を可能として収差の発生を抑制するようにしたので、例
えば再生においてはS/Nの良好な再生信号が得られる
等、安定した記録/再生性能が得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の要部の構成を示す側面
図である。
【図2】同じく、要部の部分斜視図である。
【図3】一実施形態の動作を説明するための図である。
【図4】従来の支持構造を有する光ヘッドアクチュエー
タを示す斜視図である。
【図5】図4の一部を詳細に示す分解斜視図である。
【図6】従来の他の支持構造を示す図である。
【図7】その動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1A 支持部材 31a,31b 第一の弾性支持部材 32a,32b 第二の弾性支持部材 4 レンズホルダ 5 対物レンズ D ディスク S 力学的懸架支持中心 P 作用点 G 重心

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを保持するレンズホルダを、
    電磁駆動手段によりディスク状記録媒体に対するトラッ
    キング方向およびフォーカシング方向に駆動可能に、全
    体としてディスク状記録媒体のほぼタンジェンシャル方
    向に延在する4本の弾性支持部材を介して支持部材に懸
    架支持する光ヘッドアクチュエータの支持構造におい
    て、 前記4本の弾性支持部材はほぼ同じ長さを有して、フォ
    ーカシング方向にほぼ平行関係を維持しながら、トラッ
    キング方向にそれぞれ対を成して配設し、 そのディスク状記録媒体寄りの2本を第一の弾性支持部
    材、他の2本を第二の弾性支持部材とするとき、トラッ
    キング方向と平行な中立軸に関する第一および第二の弾
    性支持部材のそれぞれの断面二次モーメントをほぼ等し
    くすると共に、フォーカシング方向と平行な中立軸に関
    する第一の弾性支持部材の断面二次モーメントを第二の
    弾性支持部材の断面二次モーメントよりも大きくし、 かつ、これら第一および第二の弾性支持部材による前記
    レンズホルダの力学的懸架支持中心を、前記電磁駆動手
    段によるトラッキング方向への駆動力の作用中心よりも
    ディスク状記録媒体寄りに位置させたことを特徴とする
    光ヘッドアクチュエータの支持構造。
  2. 【請求項2】 前記レンズホルダ側の重心と、前記電磁
    駆動手段によるトラッキング方向への駆動力の作用中心
    とを、ほぼタンジェンシャル方向と平行な軸線上に位置
    させたことを特徴とする請求項1記載の光ヘッドアクチ
    ュエータの支持構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100866788B1 (ko) * 2002-02-20 2008-11-04 삼성전자주식회사 광픽업 액츄에이터 및 광픽업 장치와 이를 채용한광기록/재생 장치
WO2021219339A1 (en) * 2020-04-27 2021-11-04 Carl Zeiss Smt Gmbh Assembly, in particular in a microlithographic projection exposure apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100866788B1 (ko) * 2002-02-20 2008-11-04 삼성전자주식회사 광픽업 액츄에이터 및 광픽업 장치와 이를 채용한광기록/재생 장치
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