JP2000090353A - 操作ガイド装置およびクリーニング物の無人預け入れ装置 - Google Patents

操作ガイド装置およびクリーニング物の無人預け入れ装置

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JP2000090353A
JP2000090353A JP10274388A JP27438898A JP2000090353A JP 2000090353 A JP2000090353 A JP 2000090353A JP 10274388 A JP10274388 A JP 10274388A JP 27438898 A JP27438898 A JP 27438898A JP 2000090353 A JP2000090353 A JP 2000090353A
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Tomohiko Ota
與彦 太田
Toyokazu Takahashi
豊和 高橋
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Ishida Co Ltd
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Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者に応じて操作ガイドの出力形態ないし
出力形式を選択して出力する操作ガイド装置を提供す
る。 【解決手段】 会員情報を予め登録した利用者が操作部
を操作することで利用する装置に関する。利用者を識別
する識別情報が記憶された記憶媒体の情報を読み取る読
取装置と、該読取装置が読み取った情報に従って操作ガ
イドの出力形態ないし出力形式を選択して出力する出力
装置とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作ガイド装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ランドリーボックスのシステ
ムが開発されている(たとえば、特開平1−91298
号、同7−65231号公報参照)。このシステムは、
コンビニエンスストアの店頭等にクリーニング物を投入
するボックスを設置しておき、該ボックスの表示器に表
示される操作ガイドに従って、会員が所持する磁気カー
ドを差し込むと投入口が開き、クリーニング物を投入す
ると、引換え券を印字して発行する。投入されたクリー
ニング物を所定時刻に業者が回収し、仕上り品を所定の
時刻にストアに納品する。会員は、引換え券をストアの
店員に提示して、納品されたクリーニング物を受け取
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年のグロー
バル化が進む中で、前記操作ガイドは日本語で表示され
るので、利用者が日本語の読めない外国人である場合に
は、該操作ガイドの内容を理解することができない。か
かる問題は、前記ランドリーボックス以外においても同
様に生じる。したがって、本発明の目的は、利用者に応
じて操作ガイドの出力形態ないし出力形式を選択して出
力する操作ガイド装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の操作ガイド装置は会員情報を予め登録した
利用者が操作部を操作することで利用する装置におい
て、利用者を識別する識別情報が記憶された記憶媒体の
情報を読み取る読取装置と、該読取装置が読み取った情
報に従って操作ガイドの出力形態ないし出力形式を選択
して出力する出力装置とを備えたことを特徴とする。
【0005】本発明において、「利用者を識別する識別
情報」とは、利用者を特定するための情報をいい、たと
えば、会員No. からなる。「会員情報」とは、前記会員
No. の他に、操作ガイドの出力形態等を特定するための
情報を含み、該会員情報には、たとえば、使用言語や性
別、年齢および出身地などがある。「読取装置が読み取
った情報に従って…選択して出力する」とは、記憶媒体
に使用言語等の出力に関する情報が記憶されていない場
合は、識別情報に基づいて使用言語等の出力に関する情
報を読み出し、一方、記憶媒体に使用言語等の出力に関
する情報が記憶されている場合は、当該使用言語の情報
を読み出して出力することを意味する。「出力装置」と
は、操作ガイドを表示または音で出力する装置、あるい
は、操作ガイドを表示と音の両方で出力する装置をい
う。「出力形態ないし出力形式を選択して出力する」と
は、出力される内容(説明すべき操作内容)に実質的な
変化を与えずに出力自体を変えて出力することをいい、
「出力形態ないし出力形式」には、言語の種類、方言の
種類の他に、音量や絵(図)などが含まれる。なお、
「出力形態」と「出力形式」との間には、明確な相違が
あるわけではない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。この実施形態では、クリーニン
グ物の預け入れシステムを例にとって説明する。図1に
示すように、本カードシステムは、ランドリーボックス
装置(クリーニング物の無人預け入れ装置)1を用いた
システムである。ランドリーボックス装置1は、たとえ
ば、24時間営業のコンビニエンスストアなどの店頭に
配置される。一方、本システムは、図2(b)に示す、
コンビニエンスストア内に設置されたキャッシュレジス
ター4を有している。本システムでは、各利用者がラン
ドリーボックス装置1にクリーニング物を預け入れ、予
定の仕上げ日にコンビニエンスストアのキャッシュコー
ナでクリーニング物を受け取る。
【0007】まず、ランドリーボックス装置1について
説明する。図1(a)に示すように、該ランドリーボッ
クス装置1の本体ケース(筐体)10には、表示器1
1、操作扉12および投入扉13が設けてある。前記表
示器11は、たとえば、バックライト付の液晶表示器か
らなり、図9に示すような操作手順等を表示する。
【0008】図1(b)に示すように、前記操作扉12
の奥には、第1読取書込装置14(図2(a))の挿入
口15と、預かり実績発行装置16(図2(a))の発
行口17とが設けられている。前記挿入口15は会員カ
ードC(図6)を挿入するためのものである。該挿入口
15から会員カードCを挿入することにより、第1読取
書込装置14が後述する会員カードの読み込み、書き込
みおよび印字を行う。
【0009】図1(a)に示すように、前記投入扉13
は、開閉可能に前記本体ケース10に取り付けられてい
ると共に、ロック装置18によって、常時は施錠された
状態となっている。該ロック装置18は、前記会員カー
ドCから利用者の識別情報等が受け付けられると(所定
のトリガーで)、投入扉13の施錠を解錠する。
【0010】前記本体ケース10内には、預け入れ部2
0および図示しない収容部が設けられている。前記預け
入れ部20は、投入扉13の奥に設けられており、クリ
ーニング物を預け入れるための空間である。クリーニン
グ物は、バッグBに収容された状態で、預け入れ部20
に投入される。前記収容部は、預け入れ部20に投入さ
れたクリーニング物を収容する。
【0011】つぎに、本クリーニング物の預け入れシス
テムの構成について説明する。図2(a)に示すランド
リーボックス装置1は、情報処理および制御装置として
の第1マイコン30を有している。第1マイコン30
は、第1CPU31、第1計時手段32、第1ROM3
3および第1RAM34を備えている。第1計時手段3
2は、現在の年月日時を第1マイコン30に送信する。
第1ROM33は、操作説明ファイル33aを有してい
る。
【0012】操作説明ファイル33aには、図3に示す
ように、説明文呼出No. と操作説明文とが互いに関連付
けられて記憶されている。前記操作説明文は、共通文エ
リア、日本文エリアおよび英文エリアの3つの言語エリ
アにそれぞれ分けて記憶されている。共通文エリアに
は、「カードを入れて下さい。Please insert the memb
ers card. 」などの日本語および英語の説明文が両方記
憶されている。日本文エリアには日本語の説明文が表示
内容ごとに説明文呼出No. に関連付けられて記憶されて
いる。英文エリアには英語の説明文が、表示内容ごとに
説明文呼出No. に関連付けられて記憶されている。たと
えば、説明文呼出No. 「002」には、「扉を閉めて下
さい。」という日本文と、該日本文と同様な意味の「Pl
ease close the door.」という英文とが記憶されてい
る。したがって、言語エリアを選択し、説明文呼出No.
を指定することで、異なる言語で同じ意味の説明文を選
択して読み出すことができる。
【0013】図2の前記第1RAM34には、第1会員
情報ファイル34aおよび受付ファイル34bが記憶さ
れている。図4(a)に示すように、第1会員情報ファ
イル34aには、会員No. 、当該会員の氏名およびラン
ドリーボックス装置1の操作時に表示される表示言語な
どからなる会員情報が互いに関連づけられて記憶されて
いる。図4(b)に示すように、受付ファイル34bに
は、クリーニング物の受付No. と、当該クリーニング物
を預けた会員の会員No. および該クリーニング物の受付
日時を含む利用内容とが互いに関連づけられて記憶され
る。
【0014】図6(a)に示すように、前記会員カード
Cは、磁性体からなる記憶媒体C2を一方の面に備えて
いる。記憶媒体C2には、図6(b)に示すように、店
No.および会員No. を含む利用者の識別情報が、後述す
る会員登録時に磁気情報(残留磁気)として書き込まれ
ている。また、記憶媒体C2には、クリーニング物の受
付No. および受付日時を含む利用内容を書き込むエリア
が設けてある。
【0015】図2(a)の前記第1マイコン30には、
前記第1読取書込装置14、第1表示器11および預か
り実績発行装置16が図示しないインターフェイスを介
して接続されている。第1読取書込装置14は、会員カ
ードCの読み込みと、会員カードCへの書き込みおよび
印字を行うもので、後述する第1読取手段35、第1書
込手段36およびリライト装置37を備えている。
【0016】前記第1読取書込装置14は、図2(c)
に示すように、磁気ヘッド38、読取用信号処理回路3
5a、書込用信号処理回路36aおよび消去ヘッド(図
示せず)を備えている。前記磁気ヘッド38および読取
用信号処理回路35aは、第1読取手段35を構成して
いる。該第1読取手段35は、磁気ヘッド38および読
取用信号処理回路35aを介して、記憶媒体C2に書き
込まれた磁気情報(残留磁気)を検出すると共に、当該
磁気情報を復調し、第1CPU31に読取情報として出
力する。すなわち、第1読取手段35は、記憶媒体C2
から読み取った読取情報、すなわち、図6(b)に示す
当該会員カードCに書き込まれた利用者の識別情報や利
用内容などを第1CPU31に出力する。
【0017】前記図示しない消去ヘッドは、記憶媒体C
2の磁気情報すなわち残留磁気の消去を行うものであ
る。消去ヘッドが記憶媒体C2に書き込まれている磁気
情報を消去した後、第1CPU31が書込情報を書込用
信号処理回路36aに出力すると、該書込情報が、書込
用信号処理回路36aによって変調された後、磁気ヘッ
ド38によって記憶媒体C2に磁気情報として書き込ま
れる。したがって、消去ヘッド、磁気ヘッド38および
書込用信号処理回路36aは、第1書込手段36を構成
している。
【0018】図6(c)に示すように、前記会員カード
Cの他方の面は、書き換え可能なリライタブル表示媒体
C1を備えている。リライタブル表示媒体C1は、たと
えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の基材
の片面に、光反射層、記録層および保護層が形成されて
なる。前記記録層は、高分子/低分子複合型の熱可逆性
記録層からなり、高温域(たとえば約120°C)まで
加熱された後に常温まで冷却された場合には白濁して印
字状態となり、前記高温域よりも低い温度域(たとえば
約100°C)まで加熱された後冷却された場合には透
明になる。光反射層は保護層および記録層を経て入射し
た光を反射させる(特開平10−143620号公報
段落番号〔0002〕参照)。
【0019】図2(a)のリライト装置37は、図示し
ない消去部および印字部を備えている。前記消去部は、
ヒータを内蔵しており、約100°Cに加熱される消去
板と、該消去板に対向して配置された押圧板とから構成
されている。リライト装置37は、第1CPU31から
の消去信号を受け取ると、リライタブル表示媒体C1の
記録層を加熱状態の消去板に押し付けることで、印字内
容を消去する。記録部は、サーマルヘッドを備えてい
る。該サーマルヘッドは、複数の発熱素子を一直線状に
整列させた、いわゆるライン型である。
【0020】第1CPU31は、当該利用者の識別情報
および利用内容からなる印字情報をリライト装置37に
出力する。サーマルヘッドは、当該印字情報に基づいて
発熱素子を随時約120°Cに発熱させる。リライタブ
ル表示媒体C1の記録層がサーマルヘッドと接触し、該
発熱した発熱素子によって熱を受けた部分のみが白濁す
ることにより、リライタブル表示媒体C1への印字が行
われる(特開平10−143620号公報 段落番号
〔0021〕〜〔0027〕参照)。このように、消去
部によって、リライタブル表示媒体C1の消去を行った
後、リライト装置37によって、印字を行うことによ
り、印字情報が繰り返し印字される。
【0021】前記預かり実績発行装置16は、図10に
示すような預かり実績票Sを印字して発行する。預かり
実績票Sには、当該クリーニング物の受付No. 、該クリ
ーニング物を預けた会員の会員No. およびクリーニング
物を受け付けた受付年月日時などの識別情報および利用
情報と共に、当該受付情報をバーコード化したバーコー
ドなどが印字されている。
【0022】つぎに、コンビニエンスストア内に設置さ
れたキャッシュレジスターについて説明する。図2
(b)のキャッシュレジスター4は、第2マイコン40
を有している。第2マイコン40は、第2CPU41、
第2計時手段42、第2ROM43および第2RAM4
4を備えている。第2計時手段42は、現在の年月日時
を第2マイコン40に送信する。第2RAM44には、
第2会員情報ファイル44aおよび引渡ファイル44b
が設けられている。図4(a)に示すように、第2会員
情報ファイル44aには、前記第1会員情報ファイル3
4aと同一内容の会員情報が記憶されている。図5に示
すように、引渡ファイル44bには、クリーニング物の
引渡No. 、前記受付No. 、当該クリーニング物を受け取
った会員の会員No. 、該クリーニング物の引渡日時およ
び引き渡したクリーニング物の内容が互いに関連付けら
れて記憶される。
【0023】図2(b)の第2マイコン40には、第2
読取書込装置24、第2表示器48およびレシート発行
装置49が図示しないインターフェイスを介して接続さ
れている。第2読取書込装置24は、第2読取手段4
5、第2書込手段46および第2リライト装置47を備
えている。第2読取書込装置24は、第1読取書込装置
14と同様な構成であり、その詳しい説明を省略する。
第2読取手段45は、前記記憶媒体C2に書き込まれた
利用者の識別情報および利用内容を読み取り、第2CP
U41に出力する。第2書込手段46は、記憶媒体C2
に書き込まれた利用内容の消去を行う。すなわち、第2
マイコン40は、当該利用者の識別情報などと共に、た
とえば「0」からなる利用内容がないという意味の情報
を利用内容とする書込情報を作成する。第2マイコン4
0が当該書込情報を第2書込手段46に出力し、第2書
込手段46が該書込情報を記憶媒体C2に書き込むこと
により、利用内容の消去が行われる。一方、第2リライ
ト装置47の消去部は、第2CPU41からの消去信号
に基づいてリライタブル表示媒体C1に印字された利用
内容の消去を行う。
【0024】つぎに、本クリーニング物の預け入れシス
テムの運用方法について説明する。まず、会員登録につ
いて説明する。利用者は、予め、図7に示すような申し
込み用紙に氏名、住所、電話番号などの項目を記入する
と共に、ランドリーボックスの使用時に、第1表示器1
1(図1)に表示される言語(「日本語」または「Engl
ish 」)を選択し、該当部分Aにマークをしてコンビニ
エンスストアに提出する。クリーニング業者およびスト
アの店員は、それぞれ、当該申し込み用紙に記入された
会員情報を、図2の第1マイコン30の第1会員情報フ
ァイル34aおよび第2マイコン40の第2会員情報フ
ァイル44aに記憶させる。一方、店員は、新たな会員
カードCに利用者の該識別情報などを書き込んで、図6
の会員カードCを発行する。
【0025】つぎに、登録後の利用方法について説明す
る。利用者は、洗濯対象のクリーニング物をバッグBに
収容する。利用者は、図8に示すクリーニング伝票Dに
クリーニング物の内容および数量(「ワイシャツ:
2」、「ジャケット:1」など)を書き込んで、図1の
バッグBのポケットPに該クリーニング伝票Dを収納す
る。その後、つぎに説明する手順で、ランドリーボック
ス装置1にクリーニング物の預け入れを行う。
【0026】前記第1表示器11には、図9(a)に示
すように、「カードを入れて下さい。Please insert t
he members card.」というように、日本語と英語の両方
の言語で初期画面が表示されている。利用者は、図1
(b)の操作扉12を開き、会員カードCを挿入口15
から挿入する。会員カードCが挿入されると、第1読取
手段35は、当該会員カードCの記憶媒体C2(図6
(c))に記憶された会員No. 「12345」および店
No. からなる会員情報を読み出し、第1マイコン30に
出力する。第1マイコン30は、図4(a)の第1会員
情報ファイル34aから当該会員No. 「12345」に
対応する表示言語「日本語」を読み出す。第1マイコン
30は、該表示言語「日本語」に基づいて、図3の操作
説明ファイル33aの日本文エリアから、次に表示すべ
き説明文呼出No. に対応する操作説明文を順次読み出
し、後述する順序で第1表示器11(図1)に表示させ
る。
【0027】第1マイコン30は、操作説明文「扉を開
き、クリーニングバッグを1つ入れて下さい。」を読み
出し、図1(a)の第1表示器11に表示させる。一
方、第1マイコン30からの指令で、ロック装置18が
投入扉13の施錠を解除する。その後、利用者は、投入
扉13を開き、バッグBを預け入れ部20に投入する。
該投入後、第1マイコン30は、説明文「扉を閉めて下
さい。」を操作説明ファイル33a(図3)から読み出
し、第1表示器11に表示させる。利用者が、投入扉1
3を閉めると、第1マイコン30は、次に表示すべき説
明文「カードに書き込み中です。しばらくお待ち下さ
い。」を操作説明ファイル33a(図3)から読み出
し、第1表示器11(図9(d))に表示させる。
【0028】一方、第1CPU31は、第1計時手段3
2から現在の年月日時(受付日時)を受け取る。第1C
PU31は、現在の年月日時に所定の時間を加えて仕上
り日時を算出する。第1CPU31は、当該会員No. 、
受付日時(現在の年月日時)および仕上り日時と受付N
o. とを互いに関連させて受付ファイル34bに記憶さ
せる。その後、第1CPU31は仕上り日時や利用内容
などからなる印字情報を第1リライト装置37に出力す
る。第1リライト装置37は、該印字情報に基づいて、
図6(c)に示すリライタブル表示媒体C1に印字を行
う。一方、第1CPU31は、当該利用内容に基づいて
書込情報を作成し、第1書込手段36に出力する。第1
書込手段36は、記憶媒体C2に、図6(b)に示す利
用内容を書き込む。該印字および書き込み終了後、第1
CPU31は、前記挿入口15から当該利用者の会員カ
ードを排出させる。同時に、第1CPU31は、次に表
示すべき説明文「ありがとうございました。カードをお
受け取り下さい。」を操作説明ファイル33aから読み
出し、第1表示器11(図9(e))に表示させる。
【0029】なお、記憶媒体C2に書き込まれた会員N
o. に対応する対応する表示言語が「英語」の場合、第
1マイコン30は、該表示言語「英語」に基づいて、操
作説明ファイル33a(図3)の英文エリアから、次に
表示すべき説明文呼出No. に対応する操作説明文を順次
読み出し、第1表示器11に表示させる。したがって、
日本語の説明文と同様な意味の英語の説明文が図9
(f)〜(i)に示すように、次々に表示される。
【0030】このように、本装置によれば、記憶媒体C
2に記憶された情報に従って、説明文の言語の種類が選
択されると共に、該選択された言語の種類で説明文から
なる操作ガイドが第1表示器11に表示される。そのた
め、利用者に応じた操作ガイドを出力することができ
る。
【0031】その後、クリーニング物の集荷およびコン
ビニエンスストアへの納品が行われ、利用者が会員カー
ドCを該ストアの店員に提示し、代金の支払いを行うこ
とでクリーニング物を受け取る。
【0032】なお、前記実施形態では、選択される言語
として、日本語および英語の2種類の言語としたが、選
択される言語の組み合せとして、日本語と英語以外の他
の言語(たとえば、ハングル、中国語、フランス語な
ど)を採用してもよい。また、3種類以上の複数種類の
言語の種類から選択させるようにしてもよい。さらに、
第1表示器11に表示される操作ガイドの出力形態ない
し出力形式としては、言語の種類の他に、方言の種類、
操作方法を示す絵、図ないし記号などを採用することが
できる。
【0033】また、前記実施形態では、記憶媒体C2か
ら会員No. を読み出し、当該会員No. に対応する表示言
語を第1会員情報ファイル34aから読み出すようにし
たが、図11に示すように、記憶媒体C2に言語の種類
を書き込むエリアを付加してもよい。この場合、必ずし
も第1会員情報ファイル34aを備えている必要はな
い。
【0034】また、図12に示すように、第1マイコン
30に、図示しないインターフェイスを介して、音声出
力装置19およびスピーカ(図示せず)を接続し、選択
された出力形態ないし出力形式の操作ガイドを第1表示
器11に表示させると共に、当該操作ガイドを音声とし
て出力させるようにしてもよい。更には、第1表示器1
1を設けないで、選択された出力形態ないし出力形式の
操作ガイドを音声出力装置19のみに音声として出力さ
せるようにしてもよい。また、音声出力装置19に出力
させる操作ガイドの出力形態ないし出力形式としては、
言語の種類や方言の種類の他に、音量、男女の声質およ
び発声のスピードなどを変えてもよい。
【0035】また、会員カードCとしては、磁性体から
なる記憶媒体C2を備えた磁気カードの代わりに、カー
ド状のケース内にマイクロコンピュータや半導体メモリ
を埋め込んだICカードを用いてもよい。あるいは、バ
ッグBにIDタグなどのデータキャリアを付して、該デ
ータキャリアの内容を読み取ってもよい。なお、使用言
語に応じてリライタブル表示媒体C1の表示言語も同様
に変えてもよい。また、必ずしもリライタブル表示媒体
C1を備える必要はない。
【0036】また、前記実施形態では、クリーニング物
の無人預け入れ装置について説明したが、本発明は他の
システムについても適用し得る。たとえば、銀行の預け
入れシステムや資金の貸出システム、あるいは無人のビ
デオレンタルシステムなどの操作ガイド装置に適用する
ことができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の操作ガイ
ド装置によれば、読取装置が読み取った情報に従って、
操作ガイドの出力形態ないし出力形式を選択して出力装
置に出力するようにしたので、利用者に応じた出力形態
ないし出力形式の操作ガイドを出力することができる。
たとえば、日本語しか理解できない日本人、ならびに、
日本語が理解できない外国人の双方に、操作方法を教示
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるランドリーボック
ス装置を示す斜視図である。
【図2】(a)はランドリーボックス装置を示す概略構
成図、(b)はキャッシュレジスターを示す概略構成
図、(c)は第1読取手段および第1書込手段を示す概
略構成図である。
【図3】操作説明ファイルの記憶内容を示す図表であ
る。
【図4】第1会員情報ファイル、第2会員情報ファイル
および受付ファイルの記憶内容を示す図表である。
【図5】引渡ファイルの記憶内容を示す図表である。
【図6】(a)は会員カードの一方の面を示す正面図、
(b)は記憶媒体の記憶内容を示す図表、(c)は会員
カードの他方の面を示す正面図である。
【図7】申し込み用紙を示す正面図である。
【図8】クリーニング伝票を示す正面図である。
【図9】第1表示器の表示内容を示す正面図である。
【図10】実績票を示す正面図である。
【図11】変形例の記憶媒体の記憶内容を示す図表であ
る。
【図12】ランドリーボックス装置の変形例を示す概略
構成図である。
【符号の説明】
1:ランドリーボックス装置(クリーニングの無人預け
入れ装置) 11:第1表示器(出力装置) 14:第1読み取り書込装置 19:音声出力装置(出力装置) C2:記憶媒体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 会員情報を予め登録した利用者が操作部
    を操作することで利用する装置において、 利用者を識別する識別情報が記憶された記憶媒体の情報
    を読み取る読取装置と、 該読取装置が読み取った情報に従って操作ガイドの出力
    形態ないし出力形式を選択して出力する出力装置とを備
    えた操作ガイド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記読取装置が読み取った情報に従って操作ガイドの使
    用言語が選択されて、該使用言語で前記出力装置が操作
    ガイドを出力する操作ガイド装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記出力装置が出力する操作ガイドを記憶する操作ガイ
    ド記憶部を有し、 該操作ガイド記憶部は互いに同一ないし同様な内容の操
    作ガイドを2以上の言語について記憶する個別のエリア
    を有し、 前記出力装置は前記読取装置が読み取った情報に基づい
    て選択された使用言語に従って当該言語の操作ガイドを
    出力する操作ガイド装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記記憶媒体に記憶された識別情報に基づいて、前記会
    員情報のうちの使用言語の情報を読み出して前記操作ガ
    イドを出力するようにした操作ガイド装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記記憶媒体には前記使用言語の情報が記憶され、前記
    読取装置が該使用言語の情報と共に前記識別情報を読み
    取り、前記使用言語の情報に従って前記操作ガイドを出
    力するようにした操作ガイド装置。
  6. 【請求項6】 利用者のクリーニング物を受け付けるク
    リーニング物の無人預け入れ装置であって、 請求項1ないし5のいずれかに記載の操作ガイド装置を
    備えていることを特徴とするクリーニング物の無人預け
    入れ装置。
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