JP2000089847A - 操作レバー装置 - Google Patents

操作レバー装置

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JP2000089847A
JP2000089847A JP10279409A JP27940998A JP2000089847A JP 2000089847 A JP2000089847 A JP 2000089847A JP 10279409 A JP10279409 A JP 10279409A JP 27940998 A JP27940998 A JP 27940998A JP 2000089847 A JP2000089847 A JP 2000089847A
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JP
Japan
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operation lever
reaction force
casing
pusher
coil springs
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JP10279409A
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English (en)
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Takayuki Sato
隆之 佐藤
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作レバーの操作力を押し側,引き側,内
側,外側でそれぞれ人間工学的にみて望ましい大きさに
設定でき、全体の構造を簡略化できるようにする。 【解決手段】 操作レバー15の基端側を、ケーシング
11の蓋部14に揺動自在に取付けると共に、操作レバ
ー15の基端側にはカム17を一体に設ける。また、ケ
ーシング11の蓋部14には、操作レバー15を押し
側,引き側,内側,外側の4方向に傾転操作することに
よって、カム17により押動される各プッシャ18を設
ける。さらに、ケーシング11とプッシャ18との間に
は、同心円状をなして配置されたコイルばね21,2
5,28を設ける。そして、ケーシング11とコイルば
ね21,25,28との間には、これらのコイルばね2
1,25,28と対応した位置にそれぞれねじ軸23、
ねじ筒27,29を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に設けられ、アクチュエータの作動を制
御するのに好適に用いられる操作レバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、
走行体と、この走行体上に旋回可能に設けられた旋回体
と、この旋回体に設けられたブーム、アームおよびバケ
ット等の作業装置とから大略構成され、旋回体の運転室
内にはこの旋回体の旋回、作業装置の作動等を操作する
ための操作レバー装置が装備されている。
【0003】この種の従来技術による操作レバー装置
は、通常、運転室内に設置したレバースタンドに取付け
られたケーシングと、基端側がケーシングに揺動自在に
連結され、先端側が自由端となって押し側,引き側,内
側,外側に傾転操作される操作レバーとから構成されて
いる。
【0004】また、この操作レバー装置のケーシングに
は、操作レバーの基端側周囲に位置して軸方向に複数の
ガイド穴が穿設されると共に、これらのガイド穴にはプ
ッシャが摺動可能に挿嵌されている。そして、プッシャ
とケーシングとの間にはプッシャを常に伸長方向へと付
勢する複数のスプリングが設けられると共に、操作レバ
ーの基端側には、操作レバーを傾転操作することによっ
て各プッシャを押動するカムが一体に設けられている。
【0005】そして、オペレータが操作レバーを傾転操
作したときには、操作レバーに設けたカムがスプリング
のばね力に抗してプッシャを押動することにより、この
ときのスプリングからの反力を操作レバーの操作反力と
してオペレータに伝え、操作レバーの操作フィーリング
を高めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による操作レバー装置では、操作レバーはオペレ
ータの手首の動きによって押し側,引き側,内側,外側
に、即ち前,後,左,右に傾転操作される。そして、こ
のようにオペレータの手首によって操作レバーを傾転操
作する場合、人間工学的にみて、内側,外側への操作力
は、押し側,引き側と比べて小さいことが知られてい
る。また、外側への操作力は内側と比べて小さいことが
知られている。
【0007】このような理由により、操作レバーの操作
反力は、内側,外側を押し側,引き側に比較して小さく
なるように設定すると共に、外側を内側と比較して小さ
くなるように設定することが望ましい。
【0008】しかし、この従来技術による操作レバー装
置にあっては、オペレータに対して操作レバーの操作反
力を与える各スプリングのばね力をそれぞれ同等に設定
しているため、この操作レバーの操作反力は押し側,引
き側,内側,外側いずれの側でも同じになり、上述した
ような人間工学的な要求を満たすことができず、操作レ
バーの傾転操作時にはオペレータの負担が増し、腕が疲
れ易くなるという問題がある。
【0009】しかも、この従来技術による操作レバー装
置では、オペレータの体力的なもの、好みまたは作業条
件(建設機械の種類、操作レバーの配置等)に応じて操
作レバーの操作反力を調整することができず、これによ
っても操作レバーの操作性が低下するという問題があ
る。
【0010】また、特開平8−314563号公報に
は、各スプリングのばね力を調整するばね力調整機構を
ケーシング側に一体に設け、このばね力調整機構を作動
することによって、操作レバーの操作反力を押し側,引
き側,内側,外側の4方向で調整できるようにしたもの
が開示されている。
【0011】しかし、この従来技術にあっては、単一の
スプリングを撓み変形させてばね力の調整を行っている
ために、ばね力の調整代(調整幅)が限られてしまい、
オペレータの好み等に応じて操作レバーの操作反力を幅
広く調整することが難しいという問題がある。
【0012】しかも、この従来技術では、ばね力調整機
構にモータを用いる構成としているために、全体が大型
化、複雑化し、組立時の作業性が悪くなり、製作コスト
等が高くつくという問題がある。
【0013】さらに、特開平8−115140号公報に
は、スプリングのばね力を調整するばね力調整機構をケ
ーシング内に設けることによって、操作レバーの操作反
力を、押し側,引き側,内側,外側の4方向でそれぞれ
独立に調整できるようにしたものが開示されている。
【0014】しかし、この従来技術でも、前述した他の
従来技術と同様に単一のばねを撓み変形させる構成とし
ているために、操作レバーの操作反力を幅広く調整する
ことが難しいという問題がある。また、ばね力調整機構
にカムを用いる構成としているために構造が複雑化し、
ばね力調整機構を含めた操作レバー装置全体の構造が前
述した他の従来技術と同様に複雑になる等の問題があ
る。
【0015】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は、操作レバーの操作反力を、押
し側,引き側,内側,外側でそれぞれ人間工学的にみて
望ましい大きさに適宜に調整できると共に、オペレータ
の体力、好み等に応じても適宜に調整することができ、
操作反力を調整するときの調整代を幅広くとって操作レ
バーの操作性を高めることができ、しかも、装置全体の
構造を簡略化できるようにした操作レバー装置を提供す
ることを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明による操作レバー装置は、ケーシングと、
基端側が前記ケーシングに揺動自在に連結され、先端側
が自由端となって押し側,引き側,内側,外側の方向に
傾転操作される操作レバーと、前記操作レバーの基端側
に設けられ、前記操作レバーの傾転操作によって揺動さ
れるカムと、前記ケーシングに設けられ、前記操作レバ
ーを押し側,引き側,内側,外側に傾転操作することに
よって前記カムにより軸方向に押動される4個のプッシ
ャと、前記各プッシャの変位に応じた信号を発生する信
号発生手段と、前記ケーシングと各プッシャとの間に設
けられ、前記操作レバーの傾転操作によって前記プッシ
ャが軸方向に押動されるときに操作反力を発生させる操
作反力発生手段とを備えている。
【0017】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、操作反力発生手段は、ケーシングとプッシャと
の間に位置して互いに並列に設けられ、前記プッシャを
軸方向の押動方向とは逆向きに付勢する複数の付勢部材
と、前記ケーシングと各付勢部材との間にそれぞれ設け
られ、前記各付勢部材を個別に弾性変形させることによ
り前記操作反力を調整する複数の反力調整具とから構成
したことにある。
【0018】このように構成したことにより、操作レバ
ーを傾転操作するときには、反力調整具を操作すること
により、各付勢部材をそれぞれ個別に弾性変形させた
り、自由長状態に保持したりすることができ、このとき
の付勢部材による弾性力によって操作レバーの操作反力
を可変に調整することができる。
【0019】また、請求項2の発明では、複数の付勢部
材は、プッシャと各反力調整具との間に互いに同心円状
をなして配設された複数のコイルばねからなり、各反力
調整具はこれらの各コイルばねを互いに独立して撓み変
形させる構成としている。
【0020】このように構成したことにより、複数のコ
イルばねはそれぞれ互いに異なるコイル径をもって形成
することができるから、これらのコイルばねのばね定数
を、それぞれのコイル径に反比例して順次大きく設定す
ることができる。
【0021】さらに、請求項3の発明では、複数の反力
調整具は、各コイルばねに対応して互いに同心円状に配
設され、ケーシングに対してそれぞれ個別に螺合した複
数のねじ部材からなり、これらの各ねじ部材は前記ケー
シングの外側から互いに独立して回転操作されることに
より対向するコイルばねに向けて軸方向に進退する構成
としている。
【0022】このように構成したことにより、ねじ部材
を回転操作することによってケーシングに対するねじ部
材の螺合位置を変更することができ、これによりコイル
ばねを対向するコイルばねに向けて軸方向に容易に進退
させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
操作レバー装置を油圧ショベルに適用した場合を例に挙
げ、添付図面に従って詳述する。
【0024】ここで、図1ないし図13は本発明の実施
の形態を示している。図中、1は走行体、2はこの走行
体1上に旋回可能に搭載された旋回体で、この旋回体2
は、旋回フレーム3を有し、この旋回フレーム3には、
図1、図2に示す如く床板4A等によって運転室を画成
するキャブボックス4、機械室を画成する建屋カバー5
およびカウンタウェイト6等が設けられている。
【0025】また、旋回フレーム3には旋回モータ(い
ずれも図示せず)等のアクチュエータが設けられ、旋回
体2はこの旋回モータによって旋回駆動される。さら
に、キャブボックス4の床板4A上には運転席7が設け
られている。
【0026】8は旋回体2の前部に俯仰動可能に設けら
れた作業装置を示し、この作業装置8は、旋回体2の旋
回フレーム3にピン結合されたブーム8Aと、ブーム8
Aの先端側にピン結合されたアーム8Bと、アーム8B
の先端側にピン結合されたバケット8Cとによって大略
構成されている。そして、ブーム8A、アーム8Bおよ
びバケット8Cは、ブームシリンダ8D、アームシリン
ダ8Eおよびバケットシリンダ8F等のアクチュエータ
によって回動操作される。
【0027】9は運転席7の左,右方向の両側に位置し
てキャブボックス4の床板4Aに設けられたレバースタ
ンド(右側のみ図示)で、このレバースタンド9は、図
2、図3に示す如く中空の箱体として形成され、その上
端側の角隅には開口部9Aが設けられている。また、レ
バースタンド9には、後述の操作レバー装置10が燃料
レバー(図示せず)等と一緒に取付けられると共に、各
種計器、スイッチ類が取付けられている。
【0028】10は左,右のレバースタンド9にそれぞ
れ設けられた操作レバー装置(右側のみ図示)で、この
操作レバー装置10は、ケーシング11、後述の操作レ
バー15、カム17、プッシャ18および位置検出器3
3等によって大略構成されている。
【0029】11はレバースタンド9の開口部9Aに設
けられたケーシングで、このケーシング11は、図4に
示す如く、胴部12と、この胴部12の下端側にボルト
等の固定手段(図示せず)によって取付けられた底部1
3と、胴部12の上端側にこの底部13と同様に取付け
られ外周がフランジ部となった蓋部14とによって構成
されている。
【0030】ここで、前記胴部12には、前,後,左,
右に等間隔に離間して軸方向に延びる4個の収容穴12
A(2個のみ図示)が形成され、この収容穴12A内に
は、後述の操作反力発生機構20が収容されている。そ
して、この収容穴12Aの周壁には、後述のねじ筒29
が螺合されるめねじ部12Bが形成されている。
【0031】また、蓋部14には、前記各収容穴12A
と対応した位置に4個の摺動穴14Aが穿設され、この
各摺動穴14A内には、後述のプッシャ18が軸方向に
摺動可能に挿嵌されている。
【0032】15はケーシング11に設けられた操作レ
バーで、この操作レバー15は、図3に示す如く軸部1
5Aとグリップ部15Bとからなっている。そして、操
作レバー15は、軸部15Aの下端側が自在継手16に
よってケーシング11の蓋部14中央に揺動自在に連結
されると共に、この軸部15Aの下端側には後述のカム
17が取付けられている。
【0033】また、操作レバー15は、グリップ部15
B側が自由端となって図5中の押し側(前側),引き側
(後側),内側(左,右の一側),外側(左,右の他
側)に傾転操作されるものである。
【0034】17は操作レバー15の下端側に設けられ
たカムで、このカム17は、図4に示す如く段付筒状に
形成され、その下端面はカム面17Aとなっている。そ
して、カム17の内周側は操作レバー15の下端側に取
付けられ、操作レバー15を押し側,引き側,内側,外
側に傾転操作することによって、カム17は操作レバー
15と一体となって揺動し、カム面17Aが各プッシャ
18を押圧操作する構成となっている。
【0035】18,18,…はケーシング11の各摺動
穴14A内に伸,縮可能に設けられた押し側,引き側,
内側,外側のプッシャで、これらの各プッシャ18は、
図4に示す如く下端側がケーシング11の各摺動穴14
A内に摺動可能に挿嵌され、先端側はコイルばね21,
25,28のばね力により各摺動穴14A外へと突出し
ている。そして、プッシャ18は、カム17が操作レバ
ー15と一体に揺動されることによって、プッシャ18
の先端部がカム17のカム面17Aにより押動され、軸
方向に変位する。
【0036】19は各プッシャ18の下端面に固着して
設けられたばねシートで、このばねシート19には、図
6に示す如く複数の環状突起19A,19B,19C,
19D,19E,19Fが突設されている。そして、こ
のばねシート19には、環状突起19A,19B間、環
状突起19C,19D間、環状突起19E,19F間に
それぞれ位置して、コイルばね21,25,28が一体
に取付けられている。
【0037】20,20,…はケーシング11の収容穴
12A内に設けられた押し側,引き側,内側,外側の操
作反力発生手段としての4個の操作反力発生機構(2個
のみ図示)で、この操作反力発生機構20は、後述のコ
イルばね21,25,28、ねじ軸23およびねじ筒2
7,29によって構成され、操作レバー15の傾転操作
によってプッシャ18が軸方向に押動されるときに操作
反力を発生させるものである。
【0038】21はケーシング11の収容穴12A内に
その中央寄りに位置して設けられた付勢部材としての第
1のコイルばねで、このコイルばね21は、図8に示す
如く、寸法dの線径、寸法Lの自由長および巻き数Nを
もって形成されている。
【0039】ここで、コイルばね21は、コイルばね2
5,28よりも小さいコイル径(寸法D1 )をもって形
成され、図13中に実線で示すばね特性(特性線A)を
有している。また、コイルばね21は、その上端部分が
環状突起19A,19B間で位置決めされた状態で、ば
ねシート19に例えば掛止め手段(図示せず)等を用い
て固定されている。
【0040】また、図6に示すようにねじ軸23を上向
きに移動させた状態では、コイルばね21はその下端部
分が後述のばねシート24に弾性的に当接し、プッシャ
18を上向きに付勢する構成となっている。
【0041】22はコイルばね21と共にケーシング1
1の収容穴12A内にその中央寄りに位置して設けられ
た第1のガイド筒で、このガイド筒22は、その下端側
がケーシング11の底部13に一体に設けられ、このケ
ーシング11の一部を構成している。そして、ガイド筒
22は、その内周側にねじ軸23が螺合されるめねじ部
22Aが形成され、このねじ軸23を軸方向に移動可能
にガイドする。
【0042】23はガイド筒22の内周側に軸方向に移
動可能に設けられた反力調整具を構成するねじ部材とし
てのねじ軸で、このねじ軸23は、コイルばね21を挟
んでプッシャ18と軸方向で対向して配置され、その周
囲にはガイド筒22のめねじ部22Aに螺合するおねじ
部23Aが形成されている。
【0043】また、このねじ軸23の下端には、ねじ軸
23を回転させるために後述する工具35の先端が係合
される有底の係合穴23Bが設けられている。さらに、
ねじ軸23の上端には、ばねシート19の環状突起19
A,19Bと軸方向で対向してばねシート24が固着さ
れている。
【0044】ここで、図6に示すように、ねじ軸23を
ガイド筒22に沿ってプッシャ18側へと上向きに移動
させた状態では、ばねシート24がコイルばね21の下
端部分に弾性的に当接するようになる。一方、図11,
12に示すように、ねじ軸23をガイド筒22に沿って
プッシャ18から最も離れた位置となる最大下降位置ま
で下向きに移動させた状態では、ばねシート24がコイ
ルばね21の下端部分から離れた位置におかれる。
【0045】かくして、ねじ軸23は、上述の如くガイ
ド筒22に対する螺合位置が変更されることにより、コ
イルばね21に向けて軸方向に進退し、このコイルばね
21のばね力をプッシャ18との間で調整する構成とな
っている。
【0046】25はコイルばね21の周囲に同心円状を
なしてケーシング11の収容穴12A内に設けられた付
勢部材としての第2のコイルばねで、このコイルばね2
5についても、コイルばね21とほぼ同様に形成されて
いる。ここで、コイルばね25は、コイルばね21とコ
イルばね28との中間のコイル径D2 をもって形成さ
れ、図13中に一点鎖線で示すばね特性(特性線B)を
有している。
【0047】また、コイルばね25は、その上端部分が
環状突起19C,19D間に位置決めされた状態で、コ
イルばね21と同様にばねシート19に固定されてい
る。そして、図11に示すようにねじ筒27を上向きに
移動させた状態では、コイルばね25はその下端部分が
後述のシート溝27Cに弾性的に当接し、プッシャ18
を上向きに付勢する構成となっている。
【0048】26はガイド筒22よりも外側に位置して
ケーシング11の収容穴12A内に設けられた第2のガ
イド筒で、このガイド筒26は、その下端側がケーシン
グ11の底部13に一体に設けられ、ケーシング11の
一部を構成している。そして、このガイド筒26は、そ
の内周側にねじ筒27が螺合されるめねじ部26Aが形
成され、このねじ筒27を軸方向に移動可能にガイドす
る。
【0049】27はガイド筒22,26間に位置してこ
のガイド筒26の内周側に軸方向に移動可能に設けられ
た反力調整具を構成するねじ部材としての第1のねじ筒
で、このねじ筒27は、コイルばね25を挟んでプッシ
ャ18と軸方向で対向して、ねじ軸23と同心円状に配
置されている。そして、ねじ筒27の外周側にはガイド
筒26のめねじ部26Aに螺合するおねじ部27Aが形
成されている。
【0050】また、このねじ筒27の下端には、工具3
5の先端が挿嵌される有底の挿嵌穴27Bが、図7に示
すように周方向に離間して例えば2個設けられている。
さらに、ねじ筒27の上端には、コイルばね25の下端
部分が当接される環状のシート溝27Cが形成されてい
る。
【0051】そして、ねじ筒27は、図10ないし図1
2に示す如く、ガイド筒26に対する螺合位置を変更す
ることによりコイルばね25に向けて軸方向に進退し、
このコイルばね25のばね力をプッシャ18との間で調
整する構成となっている。なお、図10、図12に示す
状態では、シート溝27Cとコイルばね25の下端部分
の間隔は、ねじ軸23の場合と同様に設定される。
【0052】28はコイルばね25の周囲に同心円状を
なしてケーシング11の収容穴12Aに設けられた付勢
部材としての第3のコイルばねで、このコイルばね28
についても、コイルばね21とほぼ同様に形成されてい
る。ここで、コイルばね28は、コイルばね21,25
よりも大きいコイル径D3 をもって形成され、図13中
に一点鎖線で示すばね特性(特性線C)を有している。
【0053】また、コイルばね28は、その上端部分が
環状突起19E,19F間に位置決めされた状態で、コ
イルばね21と同様にばねシート19に固定されてい
る。そして、図12に示すようにねじ筒29を上向きに
移動させた状態では、コイルばね28は、その下端部分
が後述のシート溝29Cに弾性的に当接し、プッシャ1
8を上向きに付勢する構成となっている。
【0054】29は胴部12とガイド筒26との間に位
置して、この胴部12の内周側に軸方向に移動可能に設
けられた反力調整具を構成するねじ部材としての第2の
ねじ筒で、このねじ筒29は、コイルばね28を挟んで
プッシャ18と軸方向で対向して、ねじ筒27と同心円
状に配置されている。また、ねじ筒29の外周側には、
ガイド筒26のめねじ部26Aに螺合するおねじ部29
Aが形成されると共に、このねじ筒29には、ねじ筒2
7と同様に係合穴29B、シート溝29Cが設けられて
いる。
【0055】そして、ねじ筒29は、図10ないし図1
2に示す如く胴部12に対する螺合位置を変更すること
により、コイルばね28に向けて軸方向に進退し、コイ
ルばね28のばね力をプッシャ18との間で調整する構
成となっている。なお、図6,図11の状態では、ねじ
筒29のシート溝29Cとコイルばね28の下端部分と
の間隔は、ねじ軸23の場合と同様に設定される。
【0056】30はねじ軸23と対応した位置でケーシ
ング11の底部13に設けられた第1の工具挿入穴で、
この工具挿入穴30は、図7に示す如く円形穴として形
成され、ねじ軸23を回転するときに工具35が挿通さ
れるものである。31,31は工具挿入穴30の周囲に
位置して底部13に設けられた第2の工具挿入穴で、こ
の工具挿入穴31は、ねじ筒27と対応した位置で半円
弧状の切欠穴として形成され、ねじ筒27を回転すると
きに工具35が挿通されるものである。
【0057】また、32,32は各工具挿入穴31の周
囲に位置して底部13に設けられた第3の工具挿入穴
で、この工具挿入穴32についても、ねじ筒29と対応
した位置で工具挿入穴31と同様に半円弧状の切欠穴と
して形成され、ねじ筒29をねじ廻すときに工具35が
挿通されるものである。
【0058】33,33,…はケーシング11の蓋部1
4と各プッシャ18との間に設けられた信号発生手段と
しての4個の位置検出器(4個のみ図示)で、この位置
検出器33は、各プッシャ18の周囲に軸方向に等間隔
に離間して埋設された複数のマグネット33Aと、蓋部
14に設けられ、この各マグネット33Aと対面可能と
なった磁気センサ33B等とによって構成されている。
【0059】そして、各マグネット33Aは、プッシャ
18が蓋部14の摺動穴14A内を軸方向に摺動したと
きに、プッシャ18と共に変位し、磁気センサ33Bに
接近,離間する。このとき、磁気センサ33Bは各マグ
ネット33Aによる磁界を検出し、バルス状の信号を出
力する。これにより位置検出器33は、磁気センサ33
Bから出力されたパルス状の信号をカウントし、プッシ
ャ18の変位量に応じた電気信号を油圧回路中の電磁式
の方向制御弁(図示せず)に出力する構成となってい
る。
【0060】なお、34はレバースタンド9と操作レバ
ー15との間に設けられた蛇腹状の防塵カバーで、この
防塵カバー36は弾性樹脂材料等により筒状に形成さ
れ、塵埃等が開口部9Aからレバースタンド9内に侵入
するのを防止するものである。
【0061】本実施の形態による油圧ショベルは上述の
如き構成を有するもので、次にその作動について説明す
る。
【0062】まず、運転席7に着座したオペレータによ
って操作レバー15を押し側へと前方向に傾転操作した
ときには、押し側のプッシャ18がカム17のカム面1
7Aによって押動される。そして、このときに位置検出
器33からプッシャ18の変位量に対応した電気信号が
油圧回路中の電磁式の方向制御弁へと出力される。
【0063】この結果、電磁式の方向制御弁は、プッシ
ャ18の変位量に対応したストローク量だけ切換操作さ
れ、このストローク量に対応する流量の圧油が油圧ポン
プから、例えば旋回モータ等の油圧アクチュエータに給
排されることにより、この旋回モータを一方向に回転駆
動できる。
【0064】また、これとは反対に、操作レバー15を
引き側へと後方向に傾転操作したときには、引き側のプ
ッシャ18がカム17のカム面17Aによって押動され
ることにより、前記旋回モータを逆方向に回転駆動させ
ることができる。
【0065】一方、操作レバー15を内側へと右方向に
傾転操作したときには、内側のプッシャ18が押動操作
されることにより、例えばアームシリンダ8Eを縮小方
向に作動できると共に、操作レバー15を外側へと左方
向に傾転操作したときには、外側のプッシャ18によっ
てアームシリンダ8Eを伸長方向に作動することができ
る。
【0066】次に、操作レバー15の傾転操作に対する
操作反力を大、中、小の3段階に設定するための調整方
法について説明する。
【0067】まず、操作レバー15の操作反力を大きめ
に設定する場合には、図6中に一点鎖線で示すように、
工具35をケーシング11の工具挿入穴30を介して収
容穴12A内に挿入し、この工具35の先端をねじ軸2
3の係合穴23Bに差込む。そして、この状態でねじ軸
23を回転操作することによりこのねじ軸23を上向き
に移動させ、プッシャ18側に近付ける。また、ねじ筒
27,30は、それぞれ上述したねじ軸23と同様に工
具35を用いることによって、最大下降位置まで下向き
に移動させる。
【0068】これにより操作レバー15を傾転操作した
ときには、コイルばね21,25,28のうち、コイル
ばね21のみをプッシャ18とねじ軸23との間で撓み
変形させることができ、このときのコイルばね21のば
ね力を操作レバー15の操作反力としてオペレータに伝
えることができる。
【0069】ここで、コイルばね21,25,28は、
それぞれのコイル径D1 ,D2 ,D3 を下記数1のよう
に設定している。
【0070】
【数1】D1 <D2 <D3
【0071】これにより、コイルばね21,25,28
は、それぞれのばね定数K1 ,K2,K3 が図13から
も明らかなように下記数2の関係に設定される。
【0072】
【数2】K1 >K2 >K3
【0073】即ち、コイルばね21のばね定数K1 は、
数2の如くコイルばね25,28のばね定数K2 ,K3
に比較して大きく設定されるから、上述の如くコイルば
ね21を選択的に撓み変形させることによって、操作レ
バー15の操作力を大きくすることができる。
【0074】一方、操作レバー15の操作反力を小さめ
に設定する場合には、図12に示すようにねじ筒29を
上向きに移動させ、プッシャ18側に近付けると共に、
ねじ軸23、ねじ筒27を最大下降位置まで下向きに移
動させる。これにより操作レバー15を傾転操作したと
きには、コイルばね21,25,28のうち、コイルば
ね28のみをプッシャ18とねじ筒29との間で撓み変
形させることができ、このときのコイルばね28のばね
力を操作レバー15の操作反力としてオペレータに伝え
る。
【0075】そして、この場合、コイルばね28のばね
定数K3 は、数2の如くコイルばね21,28のばね定
数K1 ,K2 に比較して小さく設定されるから、コイル
ばね28によって操作レバー15の操作力を小さくする
ことができる。
【0076】また、操作レバー15の操作力を中程度の
大きさに設定する場合には、図11に示すようにねじ筒
27を上向きに移動させ、プッシャ18側に近付けると
共に、ねじ軸23、ねじ筒29を最大下降位置まで下向
きに移動させる。これにより操作レバー15を傾転操作
したときには、コイルばね21,25,28のうち、コ
イルばね25のみをプッシャ18とねじ筒27との間で
撓み変形させることができ、このときのコイルばね25
のばね力を操作レバー15の操作力としてオペレータに
伝えることができる。
【0077】そして、この場合、コイルばね25のばね
定数K2 は、数2の如くコイルばね21のばね定数K1
よりも小さく、コイルばね28のばね定数K3 よりも大
きく設定されるから、コイルばね25によって操作レバ
ー15の操作力を中程度の大きさに設定することができ
る。
【0078】かくして、本実施の形態では、コイルばね
21,25,28、ねじ軸23およびねじ筒27,29
により、操作レバー15の押し側,引き側,内側,外側
への操作反力を、作業条件またはオペレータの体力、好
み等に合わせて適宜に調整することができ、これによっ
てオペレータの疲労を軽減でき、操作性を向上すること
ができる。
【0079】また、このコイルばね21,25,28、
ねじ軸23およびねじ筒27,29により、操作レバー
15の操作力を大、中、小の3段階に設定することがで
きるから、操作レバー15の押し側,引き側,内側,外
側への操作力をそれぞれFA,FB ,FC ,FD とした
とき、下記数3のように設定することが可能となる。
【0080】
【数3】FA ≒FB >FC >FD
【0081】これによって、操作レバー15の操作力
を、押し側,引き側,内側,外側の方向でそれぞれ人間
工学的にみて望ましい大きさに設定することができ、操
作レバー15の操作性をさらに向上することができる。
【0082】また、3個のコイルばね21,25,28
を用いて操作反力発生機構20を構成したから、これら
のコイルばね21,25,28をそれぞれ任意に組み合
わせて使うことにより、操作レバー15の操作反力を幅
広く調整することができ、操作レバー15の操作性をよ
り向上することができる。
【0083】また、ねじ軸23およびねじ筒27,29
を工具35を用いて回転操作することにより、操作レバ
ー15の操作反力を容易に調整することができるから、
操作反力発生機構20には前述した他の従来技術で述べ
たようなモータまたはカム機構等を設ける必要がなくな
り、これによって操作反力発生機構20の全体構造等を
小型化、簡略化でき、組立時の作業性等を高めることが
できる。
【0084】さらに、コイルばね21,25,28は互
いに異なるコイル径D1 ,D2 ,D3 をもって形成した
から、コイルばね21,25,28のばね定数K1 ,K
2 ,K3 をそれぞれのコイル径D1 ,D2 ,D3 に反比
例して順次大きく設定することができる。これにより、
コイルばね21,25,28のばね定数K1 ,K2 ,K
3 の比率を精度よく設定することができ、操作反力発生
機構20の性能、信頼性等を高めることができる。
【0085】さらに、ねじ軸23、ねじ筒27,29を
それぞれコイルばね21,25,28と対応した位置で
同心円状に配置する構成としたから、これらのねじ軸2
3、ねじ筒27,29を軸方向に移動することによりコ
イルばね21,25,28をプッシャ18との間で確実
に撓み変形させることができ、反力調整具としてのねじ
軸23、ねじ筒27,29の信頼性等を高めることがで
きる。
【0086】なお、前記実施の形態では、コイルばねを
3個設ける構成として述べたが、これに替えて、例えば
4個以上設ける構成としてもよいし、2個設けてもよ
い。
【0087】また、実施の形態では、付勢部材をコイル
ばねを用いて形成するものとして述べたが、これに替え
て、例えば棒状または筒状のゴム材料等を用いて付勢部
材を構成してもよい。
【0088】また、前記実施の形態では、各コイルばね
のばね定数を互いに異なる大きさに設定する構成として
述べたが、本発明は、これに限らず、例えばコイルばね
のばね定数をほぼ同等の大きさに設定する構成としても
よい。そして、この場合でも反力調整具のうち、例えば
1つの反力調整具をプッシャ側に移動させたり、2つの
反力調整具をプッシャ側に移動させたりすることによっ
て、操作レバーの操作力を可変に調整することができ
る。
【0089】さらに、前記実施の形態では、コイルばね
を互いに異なるコイル径をもって形成することにより、
これらのコイルばねのばね定数を変える構成として述べ
たが、これに替えて、例えばコイルばねの線径、巻き
数、材質等のうちいずれかを変更することによって、コ
イルばねのばね定数を変える構成としてもよい。
【0090】さらに、前記実施の形態では、ねじ部材を
手動で移動させる構成として述べたが、これに替えて、
例えばねじ部材をモータ等を用いて回転駆動する構成と
してもよい。
【0091】一方、前記実施の形態では、信号発生手段
をマグネット、磁気センサ等の位置検出器によって構成
し、この位置検出器によりプッシャの変位量に応じた電
気信号を方向制御弁に出力するものとして述べたが、本
発明はこれに限らず、例えば特開平7−279907号
公報に記載の減圧弁型油圧パイロット弁によって信号発
生手段を構成し、この油圧パイロット弁によりプッシャ
の変位量に応じた油圧信号を方向制御弁に出力する構成
としてもよい。
【0092】また、前記実施の形態では、操作反力発生
機構を左側の操作レバー装置に用いるものとして述べた
が、これに替えて、この操作反力発生機構を右側の操作
レバー装置に用いる構成としてもよい。
【0093】さらに、前記実施の形態では、操作レバー
装置を油圧ショベルに用いるものとして述べたが、本発
明はこれに限らず、例えば油圧クレーン、ブルドーザ等
の他の建設機械に用いてもよい。
【0094】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1に記載の発
明によれば、ケーシングにはプッシャを付勢する複数の
付勢部材と、この複数の付勢部材を個別に弾性変形させ
る反力調整具とを設け、これらの付勢部材および反力調
整具によって操作レバーを傾転操作したときに操作反力
を発生させる操作反力発生手段を構成したから、操作レ
バーを傾転操作するときには、反力調整具により各付勢
部材をそれぞれ個別に弾性変形させたり、自由長状態に
保持したりすることができ、このときの付勢部材による
弾性力によって操作レバーの操作反力を可変に調整する
ことができる。
【0095】これにより操作レバーの操作反力を、作業
内容またはオペレータの体力、好み等に合わせて可変に
調整することができると共に、人間工学的にみて望まし
い大きさに設定することができ、オペレータの疲労を軽
減して操作レバーの操作性を向上することができる。ま
た、複数の付勢部材を用いて操作反力発生手段を構成し
たから、これらの付勢部材をそれぞれ任意に組み合わせ
て使うことにより、操作レバーの操作反力を幅広く調整
することができ、操作レバーの操作性をより向上するこ
とができる。
【0096】また、操作反力発生手段には前述した他の
従来技術で述べたようなモータまたはカム機構等を設け
る必要がなくなり、これによって操作反力発生手段の全
体構造等を小型化、簡略化して、組立時の作業性等を高
めることができる。
【0097】さらに、請求項2の発明では、複数の付勢
部材を同心円状に配置した複数のコイルばねにより構成
したから、コイルばねのばね定数をそれぞれのコイル径
に反比例して順次大きく設定することができる。これに
より、コイルばねのばね定数の比率を精度よく設定する
ことができ、操作反力発生手段の性能、信頼性等を高め
ることができる。
【0098】一方、請求項3の発明では、反力調整具と
してのねじ部材をケーシングに対してそれぞれ個別に螺
合させ、このねじ部材をコイルばねに向けて軸方向に進
退させる構成としたから、弾性部材をねじ部材とプッシ
ャとの間で軸方向に確実に撓み変形させることができ、
反力調整具の信頼性等を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による操作レバー装置が適
用された油圧ショベルを示す外観図である。
【図2】図1中のキャブボックス内を拡大して示す側面
図である。
【図3】実施の形態による操作レバー装置を示す縦断面
図である。
【図4】図3中のケーシング内等を示す縦断面図であ
る。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみた断面図であ
る。
【図6】図4中の操作反力発生機構等を拡大して示す断
面図である。
【図7】ケーシングの底部、ねじ軸およびねじ筒等を示
す図6中の矢示VII −VII 方向からみた拡大断面図であ
る。
【図8】図6中の第1のコイルばねを単体で示す縦断面
図である。
【図9】図6中の第2のコイルばねを単体で示す縦断面
図である。
【図10】図6中の第3のコイルばねを単体で示す縦断
面図である。
【図11】第1のねじ筒を上向きに移動させた状態で示
す図6と同様位置からみた断面図である。
【図12】第2のねじ筒を上向きに移動させた状態で示
す図6と同様位置からみた断面図である。
【図13】第1,第2,第3のコイルばねのばね特性を
示す特性線図である。
【符号の説明】
10 操作レバー装置 11 ケーシング 12 胴部(ねじ部材) 13 底部 14 蓋部 15 操作レバー 17 カム 18 プッシャ 20 操作反力発生機構(操作反力発生手段) 21,25,28 コイルばね(付勢部材) 22,26 ガイド筒 23 ねじ軸(ねじ部材) 27,29 ねじ筒(ねじ部材) 33 位置検出器(信号出力手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、基端側が前記ケーシング
    に揺動自在に連結され、先端側が自由端となって押し
    側,引き側,内側,外側の方向に傾転操作される操作レ
    バーと、前記操作レバーの基端側に設けられ、前記操作
    レバーの傾転操作によって揺動されるカムと、前記ケー
    シングに設けられ、前記操作レバーを押し側,引き側,
    内側,外側に傾転操作することによって前記カムにより
    軸方向に押動される4個のプッシャと、前記各プッシャ
    の変位に応じた信号を発生する信号発生手段と、前記ケ
    ーシングと各プッシャとの間に設けられ、前記操作レバ
    ーの傾転操作によって前記プッシャが軸方向に押動され
    るときに操作反力を発生させる操作反力発生手段とを備
    えてなる操作レバー装置において、 前記操作反力発生手段は、前記ケーシングとプッシャと
    の間に位置して互いに並列に設けられ、前記プッシャを
    軸方向の押動方向とは逆向きに付勢する複数の付勢部材
    と、前記ケーシングと各付勢部材との間にそれぞれ設け
    られ、前記各付勢部材を個別に弾性変形させることによ
    り前記操作反力を調整する複数の反力調整具とから構成
    したことを特徴とする操作レバー装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の付勢部材は、前記プッシャと
    各反力調整具との間に互いに同心円状をなして配設され
    た複数のコイルばねからなり、前記各反力調整具はこれ
    らの各コイルばねを互いに独立して撓み変形させる構成
    としてなる請求項1に記載の操作レバー装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の反力調整具は、前記各コイル
    ばねに対応して互いに同心円状に配設され、前記ケーシ
    ングに対してそれぞれ個別に螺合した複数のねじ部材か
    らなり、これらの各ねじ部材は前記ケーシングの外側か
    ら互いに独立して回転操作されることにより対向するコ
    イルばねに向けて軸方向に進退する構成としてなる請求
    項2に記載の操作レバー装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017222860A1 (en) * 2016-06-24 2017-12-28 Microsoft Technology Licensing, Llc Adjustable tension thumbstick

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017222860A1 (en) * 2016-06-24 2017-12-28 Microsoft Technology Licensing, Llc Adjustable tension thumbstick
US9943757B2 (en) 2016-06-24 2018-04-17 Microsoft Technology Licensing, Llc Adjustable tension thumbstick

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