JPH0530190Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0530190Y2
JPH0530190Y2 JP1988140328U JP14032888U JPH0530190Y2 JP H0530190 Y2 JPH0530190 Y2 JP H0530190Y2 JP 1988140328 U JP1988140328 U JP 1988140328U JP 14032888 U JP14032888 U JP 14032888U JP H0530190 Y2 JPH0530190 Y2 JP H0530190Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operating lever
operating
spring
lever
rotated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988140328U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0263114U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1988140328U priority Critical patent/JPH0530190Y2/ja
Publication of JPH0263114U publication Critical patent/JPH0263114U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0530190Y2 publication Critical patent/JPH0530190Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、油圧シヨベル等の建設機械に設けら
れ、油圧回路中の方向切換弁を切換制御するのに
用いて好適な操作レバー装置に関する。
(従来の技術) 一般に、油圧シヨベル等の建設機械にあつて
は、運転室内に走行用操作レバーの他、旋回モー
タ、ブーム、アーム、バケツト等の各シリンダを
操作するフロント用操作レバー等が設けられてい
る。そして、フロント用操作レバーを操作するこ
とによつて、油圧回路中の方向切換弁等を切換制
御し、旋回モータやフロントの各シリンダ等、各
種油圧アクチユエータを駆動させるようにしてい
る。
そして、運転室等に設けられる操作レバー装置
としては、操作レバーの操作量に応じて変位する
減圧弁型油圧パイロツト弁を設け、パイロツト圧
によつて方向切換弁を作動させる油圧方式のも
の、あるいは操作レバーの操作量に応じて変位す
る位置検出器を設け、該位置検出器に内蔵された
ポテンシヨメータ等からの電圧信号によつて電磁
式方向切換弁を作動させる電気式のもの等が知ら
れている。
そこで、第4図に操作レバー装置として位置検
出器を備えた操作レバー装置を従来技術として例
に挙げて示す。
図において、1は操作レバーを示し、該操作レ
バー1はピン2を中心に回動可能に設けられ、先
端側にグリツプ3が取付けられ、第4図中の矢示
A方向またはこれと逆方向に回動操作されるレバ
ー部4と、該レバー部4にピン2を介して一体的
に設けられたリンク部5とから構成されている。
6,6は該リンク部5に設けられた操作用ばねと
しての一対の中立復帰用ばねで、該各ばね6は操
作レバー1の変位方向に位置し、常時は該操作レ
バー1を中立位置に復帰せしめるべく作用する。
7は変位伝達部材としてのロツドを示し、該ロ
ツド7は一端側が操作レバー1のリンク部5の基
端側に連結されており、操作レバー1の回動操作
に応じた変位を伝達すべく作用する。
8は作動レバーを示し、該作動レバー8は前記
操作レバー1から離間した位置にピン9を中心に
回動可能に設けられ、該ピン9から上方に伸びる
レバー部10と、ピン9を中心とする円板状のカ
ム部11とから構成されている。そして、作動レ
バー8のレバー部10の先端側はロツド7の他端
側に連結され、前記操作レバー1の操作時にピン
9を中心にして矢示B方向またはこれと逆方向に
回動される。
12,12は作動レバー8の下側に設けられた
信号出力手段としての位置検出器を示し、該各位
置検出器12はポテンシヨメータ13を内蔵した
ケース14と、該ケース14から進退自在に突出
すると共に、先端部が作動レバー8のカム部11
の下面に当接するようにして設けられた検出ロツ
ド15と、該検出ロツド15と一体にスプリング
シートとケース14の上端面との間に設けられ、
該検出ロツド15を上方に付勢し、位置検出器1
2を中立状態へ復帰せしめるべく作用する位置検
出器中立復帰用ばね16とから大略構成されてい
る。そして、位置検出器12においては検出ロツ
ド15は作動レバー8が回動することにより、そ
の先端部が作動レバー8のカム部11の下面に押
圧されて変位する。該検出ロツド15の変位量は
ポテンシヨメータ13等を介して該変位量に応じ
た信号量の電圧信号等に変換されて油圧回路中の
電磁式方向切換弁(図示せず)に出力され、該電
磁式方向切換弁を切換制御して旋回モータ、アー
ムシリンダ等の油圧アクチユエータ17を駆動す
るようになつている。
18は操作レバー1のレバー部4の基端部近傍
に配設された操作レバーストツパで、該操作レバ
ーストツパ18は操作レバー1のフルストローク
時にレバー部4に当接してストロークエンドを規
制すると共に、該フルストローク時に位置検出器
12からは所定量の信号量をもつた信号が出力さ
れるように操作レバー1に対して離間距離を調整
するようになつている。
このように構成される従来技術の操作レバー装
置は、例えば油圧シヨベル等の運転室に設けら
れ、運転者によつてグリツプ3を握り、操作レバ
ー1を操作レバー中立復帰用ばね6のばね力に抗
して矢示A方向に回動操作すると、該操作レバー
1のレバー部4はピン2を中心としてリンク部5
と共に回動する。この結果、一部側がリンク部5
の基端側に連結されたロツド7は、図中、左方に
移動し、該ロツド7の他端側にそのレバー部10
の先端側が連結された作動レバー8は該ロツド7
を介して操作レバー1の回動変位が伝達され、ピ
ン9を中心として矢示B方向に回動する。これに
より、図中、左側の位置検出器12の検出ロツド
15はその先端部が作動レバー8のカム部11の
下面により押圧されて位置検出器中立復帰用ばね
16のばね力に抗して下方に変位する。そして、
該検出ロツド15の変位量はポテンシヨメータ1
3等を介して該変位量に応じた信号量の電圧信号
に変換されて油圧回路中の電磁式方向切換弁に出
力され、該電磁式方向切換弁を切換制御して油圧
アクチユエータ17を駆動する。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上述した従来技術では、位置検出器
出力特性、即ち、位置検出器変位量(検出ロツド
15の変位量と等しい)と出力信号との関係は、
第5図に示す如く比例している。したがつて、操
作レバー1の中立位置時に振動等で該操作レバー
1を微小量回動すると、該微小量回動はロツド
7、作動レバー8を介して位置検出器12の検出
ロツド15に伝えられ、該検出ロツド15が変位
する。この結果、出力信号も変化することとな
り、操作レバー1の誤操作となつて良好な操作フ
イーリングが得られないという欠点がある。
また、操作レバー1のフルストローク時には位
置検出器12に過大な力が作用するから、前述と
同様に良好な操作フイーリングが得られないとい
う欠点がある。
さらに、操作レバー1のフルストローク時には
機構上、位置検出器12の検出ロツド15の最下
端位置とケース14の底部との間にはクリアラン
スa(出力信号としては第6図にオーバ分vとし
て示す)を設ける必要がある。したがつて、操作
レバー装置を構成する個々の部品の製作誤差や組
付誤差等により、クリアランスaにはばらつきが
あり、操作レバー1がフルストローク量αとなつ
たときに位置検出器12から所定量の信号量をも
つた出力信号V1を出力させるためには、操作レ
バーストツパ18を調整して操作レバー1のフル
ストローク時の操作量αを決定する必要がある。
この結果、組立性が低下するという欠点が生じ
る。
本考案は前述した従来技術の欠点に鑑みなされ
たもので、操作フイーリングを向上させることが
できると共に、組立性を向上させることができる
操作レバー装置を提供することを目的とするもの
である。
(課題を解決するための手段) 前述した課題を解決するために第1の考案が採
用する構成は、ピンを中心に回動操作される操作
レバーと、該操作レバーから離間した位置に設け
られ、該操作レバーによつて回動される作動レバ
ーと、該作動レバーと操作レバーとを連結し、該
操作レバーの回動操作に応じた変位を作動レバー
に伝達する変位伝達部材と、前記作動レバーの回
動を検出し、該作動レバーの回動量に応じた信号
を出力する信号出力手段と、前記作動レバーを初
期位置に復帰させる作動用ばねとからなる操作レ
バー操作において、前記変位伝達部材は、前記操
作レバー側の第1部材と前記作動レバー側の第2
部材とに分割し、該第1部材と第2部材との間に
は、前記作動用ばねよりも小さいばね力を有し、
前記操作レバーが回動操作されるときに、前記第
1部材が第2部材に対して微小量だけ相対変位す
るのを許す不感帯用ばねと、前記作動用ばねより
も大きいばね力を有し、前記操作レバーが大きく
回動操作され、前記作動レバーが作動用ばねに抗
してフルストローク位置まで回動されたときに、
前記第1部材が第2部材に対して相対変位するの
を許すトルクリミツタ用ばねとを設けたことにあ
る。
また、第2の考案が採用する構成は、ピンを中
心に一方向と他方向とに回動操作され、常時は操
作用ばねにより中立位置に復帰される操作レバー
と、該操作レバーから離間した位置に設けられ、
該操作レバーによつて一方向と他方向とに回動さ
れる作動レバーと、該作動レバーと操作レバーと
を連結し、該操作レバーの回動操作に応じた変位
を作動レバーに伝達する変位伝達部材と、前記作
動レバーの回動を検出し、該作動レバーの回動量
に応じた信号を出力する一対の信号出力手段と、
前記作動レバーを初期位置に復帰させる一対の作
動用ばねとからなる操作レバー装置において、前
記変位伝達部材は、前記操作レバー側の第1部材
と前記作動レバー側の第2部材とに分割し、該第
1部材と第2部材との間には、前記作動用ばねよ
りも小さいばね力を有し、前記操作レバーが一方
向、他方向に回動操作されるときに、前記第1部
材が第2部材に対して微小量だけ相対変位するの
を許す一対の不感帯用ばねと、前記各操作用ばね
よりも小さく、前記各作動用ばねよりも大きいば
ね力を有し、前記操作レバーが一方向、他方向に
大きく回動操作され、前記作動レバーが各作動用
ばねに抗してフルストローク位置まで回動された
ときに、前記第1部材が第2部材に対して相対変
位するのを許す一対のトルクリミツタ用ばねとを
設けたことにある。
〔作用〕
上記構成により、第1の考案によれば、操作レ
バーが回動操作されるときには第1部材と第2部
材との間に設けた不感帯用ばねが作動用ばねより
先に弾性変形して、第1部材が第2部材に対して
微小量だけ相対変位するのを許し、このとき作動
レバーに操作レバーの変位が伝えられないから、
例えば振動等で操作レバーが微小量回動されて
も、信号出力手段から出力される信号の信号量に
変化が生じないようにできる。
そして、作動レバーのフルストローク量よりも
操作レバーが大きく回動操作されたときには、第
1部材と第2部材との間に設けたトルクリミツタ
用ばねが弾性変形し、第1部材が第2部材に対し
て相対変位するのを許すことにより、作動レバー
に操作レバーの変位が伝えられないから、信号出
力手段に過大な力が作用するのを防止でき、該信
号出力手段から、所定量の信号量をもつた信号を
出力させることができる。
また、第2の考案によれば、操作レバーと作動
レバーが一方向と他方向に回動操作されるように
し、信号出力手段と作動用ばねを一対ずつ設ける
と共に、第1部材と第2部材との間に、不感帯用
ばねとトルクリミツタ用ばねを一対ずつ設けたか
ら、操作レバーが一方向、他方向のいずれの方向
に微小量回動されても、信号出力手段から出力さ
れる信号の信号量に変化が生じないようにでき、
また、操作レバーが一方向、他方向のいずれの方
向に大きく回動されても各信号出力手段に過大な
力が作用するのを防止でき、該各信号出力手段か
ら、所定量の信号量をもつた信号を出力させるこ
とができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図および第2図に
基づいて説明する。なお、前述した従来技術と同
一構成要素には同一符号を付し、その説明は省略
する。
図において、31,31は操作用ばねとしての
一対の中立復帰用ばねで、該各ばね31は前述し
た従来技術の中立復帰用ばね6とほぼ同様に、常
時は操作レバー1を中立位置に復帰させるもの
で、該各ばね31のばね力はF1となつている。
32は操作レバー1と作動レバー8とを連結する
変位伝達部材としてのロツドで、該ロツド32
は、操作レバー1側の第1部材としての第1のロ
ツド33と、作動レバー8側の第2部材としての
第2のロツド34とに、途中にて分割されてい
る。ここで、第1のロツド31の一端側は操作レ
バー1のリンク部5の基端側に連結され、第2の
ロツド34の他端側が作動レバー8のレバー部1
0の先端側に連結されている。そして、第1のロ
ツド33と第2のロツド34との間には、後述す
る中立不感帯機構およびトルクリミツタ機構を構
成するばね収容用ケース35が設けられている。
35は第1のロツド33の他端側に該第1のロ
ツド33と一体的に設けられたばね収容用ケース
で、該ばね収容用ケース35は筒状部35Aと、
第1のロツド33の他端に固着された底部35B
と、第2のロツド34側の蓋部35Cとから構成
されている。そして、該ばね収容用ケース35の
筒状部35Aの中央部には内側に突出し、軸方向
の長さ寸法Lを有する環状の段部35Dが形成さ
れており、蓋部35Cの中央部には、第1のロツ
ド33と同軸上に第2のロツド34が挿通される
挿通孔35Eが穿設されている。
36,36はばね収容用ケース35の段部35
Dの軸方向両側に配設された環状のばね座で、該
各ばね座36の外径は段部35Dの外径よりも小
さくなつており、その内径は段部35Dの内径よ
りも小さくなつている。37,37はばね収容用
ケース35の底部35Bとばね座36との間およ
び蓋部35Cとばね座36との間にそれぞれ設け
られたトルクリミツタ用ばねで、該各トルクリミ
ツタ用ばね37のばね力はF2である。38は第
2のロツド34の一端側に該第2のロツド34と
一体的に設けられた円板状のばね座で、該ばね座
38はばね収容用ケース35の段部35D内に位
置し、その外径は段部35Dの内径よりも小さ
く、かつ、ばね座36の内径よりも大きくなつて
いる。そして、該ばね座38の軸方向の長さ寸法
lは段部35Dの軸方向の長さ寸法Lよりも小さ
く(l<L)設定されている。39,39はばね
収容用ケース35の底部35Bとばね座38との
間、および蓋部35Cとばね座38との間にそれ
ぞれ設けられた不感帯用ばねとしての一対の中立
不感帯用ばねを示し、該各中立不感帯用ばね39
は、位置検出器中立復帰用ばね44よりも小さい
ばねF3を有し、操作レバー1が矢示A方向およ
び逆方向に回動操作されるときに弾性変形して、
前記第1のロツド33が第2のロツド34に対し
て微小量b(b=(L−l)/2)だけ相対変位す
るのを許すようにしている。
ここで、ばね収容用ケース35と、ばね座38
と、中立不感帯用ばね39,39とで中立不感帯
機構が構成されている。また、ばね収容用ケース
35と、ばね座36,36と、トルクリミツタ用
ばね37,37とでトルクリミツタ機構が構成さ
れている。
40,40は一対の信号出力手段としての位置
検出器で、該各位置検出器40は作動レバー8の
回動を検出し、該作動レバー8の回動量に応じた
信号を出力するポテンシヨメータ41を内蔵した
ケース42と、該ケース42から進退自在に突出
し、先端部が作動レバー8のカム部11の下面に
当接する検出ロツド43とから構成され、該各検
出ロツド43の外周側には該検出ロツド43を介
して作動レバー8を初期位置(中立位置)に復帰
させるばね力F4を有する一対の作動用ばねとし
ての位置検出器中立復帰用ばね44,44が設け
られている。45は位置固定式の操作レバースト
ツパである。
そして、本実施例ではロツド32上で換算した
場合、操作レバー中立復帰用ばね31のばね力
F1と、トルクリミツタ用ばね37のばね力F2と、
中立不感帯用ばね39のばね力F3と、位置検出
器中立復帰用ばね44のばね力F4との関係は、
F1>F2>F4>F3に設定されている。また、操作
レバー1のフルストローク量αは作動レバー8お
よび位置検出器40のフルストローク量βよりも
大きく(α>β)設定されている。
本実施例は前述の如く構成されるもので、操作
レバー1を操作レバー中立復帰用ばね31のばね
力F1に抗して矢示A方向に回動操作すると、ロ
ツド32の第1のロツド33がばね収容用ケース
35と共に、図中、左方に移動する。このとき、
F4>F3であるから、先ず、第2図中の右側の中
立不感帯用ばね39が図1中の左側の位置検出器
中立復帰用ばね44よりも先に弾性変形して縮
み、このとき、第1のロツド33が第2のロツド
34に対して微小量bだけ相対変位するのを許す
から、第2のロツド34は移動せず、従つて、作
動レバー8に操作レバー1の変位が伝えられず、
各位置検出器40も変位しない。さらに、操作レ
バー1を回動操作すると、ばね座38がばね座3
6に当接する。この間、b(L−l/2に等しい)分 に相当する操作レバー1における操作量δが中立
不感帯となる。そして、さらに操作レバー1を回
動操作すると、F2>F4であるから、操作レバー
1の回動は、ロツド32の第1のロツド33に対
して、ばね収容用ケース35、中立不感帯用ばね
39、ばね座38、ばね座36、トルクリミツタ
用ばね37等を介して一体的となつた第2のロツ
ド34が左方に移動し、作動レバー8を介して図
中、左側の位置検出器40の位置検出器中立復帰
用ばね44が縮む。この結果、位置検出器40に
おいては検出ロツド43の変位量に応じた信号量
の電圧信号をポテンシヨメータ41等を介して出
力する。
さらに操作レバー1を回動操作すると、位置検
出器40においてはフルストローク量βとなり、
検出ロツド43の下端部がケース42の底部に当
接するため、作動レバー8もフルストローク量β
となる。そして、さらに操作レバー1を回動操作
すると、第2図中、右側のトルクリミツタ用ばね
37が弾性変形して縮み、第1のロツド33が第
2のロツド34に対して相対変位するのを許すか
ら、作動レバー8には操作レバー1の変位が伝え
られることはなく、位置検出器40に過大な力が
作用するのを防止する。さらに操作レバー1を回
動操作すると、操作レバー1のレバー部4が操作
レバーストツパ45に当接し、該操作レバー1に
おいてはフルストローク量αとなる。この間の操
作レバー操作量と出力信号(位置検出器変位量と
同等に変化する)との関係は、第3図に示す線図
の如くである。
なお、操作レバー1を矢示A方向とは逆の方向
に回動操作すれば、第2図中の左側の中立不感帯
用ばね39、同じく左側のトルクリミツタ用ばね
37および第1図中の右側の位置検出器40の位
置検出器中立復帰用ばね44が前述と同様に作用
する。
このように、本実施例においては、ロツド32
を第1のロツド33と第2のロツド34とに分割
し、該第1のロツド33と第2のロツド34の間
には中立不感帯機構とトルクリミツタ機構が設け
られているから、操作レバー1の中立位置時に振
動等で該操作レバー1を微小量回動しても位置検
出器から出力される出力信号は変化しない。この
結果、操作レバー1の操作フイーリングを向上さ
せることができる。また、操作レバー1のフルス
トローク時には位置検出器40に過大な力が作用
するのを防止できるから、前述と同様に操作レバ
ー1の操作フイーリングを向上させることができ
る。さらに、操作レバー1のフルストローク量α
は位置検出器40のフルストローク量βより大き
く設定されているから、操作レバー1のフルスト
ローク時には位置検出器40からは所定量の信号
量をもつた信号V2が出力される。この結果、操
作レバー1のフルストローク量の調整は不要であ
るから、組立性を向上させることができる。
なお、本実施例では変位伝達部材としてロツド
を採用したが、これに限定されるものではなく、
ワイヤまたはコントロールケーブル等でもよい。
また、本実施例では信号出力手段としてポテンシ
ヨメータを有する位置検出器を例に挙げて述べた
が、操作レバーの操作量に応じてパイロツト圧を
出力する減圧弁型油圧パイロツト弁を備えた操作
レバー装置にも本考案は適用可能である。
さらに、前記実施例では、操作レバー1と作動
レバー8が第1図中の矢示A方向および逆方向に
回動操作されるようにし、位置検出器40および
位置検出器中立復帰用ばね44を一対ずつ設けた
場合を例に挙げて説明したが、本考案はこれに限
らず、操作レバー1と作動レバー8は矢示A方向
またはこれと逆方向にのみ回動操作されるように
し、位置検出器40と位置検出器中立復帰用ばね
44は1個ずつ設けるように構成してもよい。
〔考案の効果〕
以上詳述した通り、第1の考案によれば、操作
レバーの回動操作に応じた変位を信号出力手段に
伝達する変位伝達部材を、前記操作レバー側の第
1部材と前記作動レバー側の第2部材とに分割
し、該第1部材と第2部材との間には、前記作動
用ばねよりも小さいばね力を有し、前記操作レバ
ーが回動操作されるときに、前記第1部材が第2
部材に対して微小量だけ相対変位するのを許す不
感帯用ばねと、前記作動用ばねよりも大きいばね
力を有し、前記操作レバーが大きく回動操作さ
れ、前記作動レバーが作動用ばねに抗してフルス
トローク位置まで回動されたときに、前記第1部
材が第2部材に対して相対変位するのを許すトル
クリミツタ用ばねとを設けたから、前記操作レバ
ーが例えば振動等で微小量回動されても、信号出
力手段から出力される信号の信号量に変化が生じ
ないようにでき、誤操作を防止して操作フイーリ
ングを向上させることができる。
そして、作動レバーのフルストローク量よりも
操作レバーが大きく回動操作されたときには、信
号出力手段に過大な力が作用するのをトルクリミ
ツタ用ばねで防止でき、各信号出力手段から所定
量の信号量をもつた信号を出力させ、操作フイー
リングを向上させることができると共に、操作レ
バーのフルストローク量の調整が不要になり、組
立性を向上させることができる。
また、第2の考案によれば、操作レバーと作動
レバーが一方向と他方向に回動操作されるように
し、信号出力手段と作動用ばねを一対ずつ設ける
と共に、第1部材と第2部材との間には不感帯用
ばねとトルクリミツタ用ばねを一対ずつ設けたか
ら、操作レバーを一方向、他方向のいずれの方向
に回動操作した場合でも、前記第1の考案とほぼ
同様の効果を得ることができ、操作フイーリング
や組立性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の実施例を示し、
第1図は操作レバー装置の全体構成図、第2図は
第1図中のばね収容用ケースを示す縦断面図、第
3図は操作レバー操作量と出力信号との関係を示
す線図、第4図ないし第6図は従来技術を示し、
第4図は操作レバー装置の全体構成図、第5図は
位置検出器変位量と出力信号との関係を示す線
図、第6図は操作レバー操作量と出力信号との関
係を示す線図である。 1……操作レバー、2……ピン、7,32……
ロツド(変位伝達部材)、8……作動レバー、9
……ピン、12,40……位置検出器(信号出力
手段)、31……操作レバー中立復帰用ばね(操
作用ばね)、33……第1のロツド(第1部材)、
34……第2のロツド(第2部材)、35……ば
ね収容用ケース、36,38……ばね座、37…
…トルクリミツタ用ばね、39……中立不感帯用
ばね(不感帯用ばね)、44……位置検出器中立
復帰用ばね(作動用ばね)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ピンを中心に回動操作される操作レバーと、
    該操作レバーから離間した位置に設けられ、該
    操作レバーによつて回動される作動レバーと、
    該作動レバーと操作レバーとを連結し、該操作
    レバーの回動操作に応じた変位を作動レバーに
    伝達する変位伝達部材と、前記作動レバーの回
    動を検出し、該作動レバーの回動量に応じた信
    号を出力する信号出力手段と、前記作動レバー
    を初期位置に復帰させる作動用ばねとからなる
    操作レバー装置において、前記変位伝達部材
    は、前記操作レバー側の第1部材と前記作動レ
    バー側の第2部材とに分割し、該第1部材と第
    2部材との間には、前記作動用ばねよりも小さ
    いばね力を有し、前記操作レバーが回動操作さ
    れるときに、前記第1部材が第2部材に対して
    微小量だけ相対変位するのを許す不感帯用ばね
    と、前記作動用ばねよりも大きいばね力を有
    し、前記操作レバーが大きく回動操作され、前
    記作動レバーが作動用ばねに抗してフルストロ
    ーク位置まで回動されたときに、前記第1部材
    が第2部材に対して相対変位するのを許すトル
    クリミツタ用ばねとを設けたことを特徴とする
    操作レバー装置。 (2) ピンを中心に一方向と他方向とに回動操作さ
    れ、常時は操作用ばねにより中立位置に復帰さ
    れる操作レバーと、該操作レバーから離間した
    位置に設けられ、該操作レバーによつて一方向
    と他方向とに回動される作動レバーと、該作動
    レバーと操作レバーとを連結し、該操作レバー
    の回動操作に応じた変位を作動レバーに伝達す
    る変位伝達部材と、前記作動レバーの回動を検
    出し、該作動レバーの回動量に応じた信号を出
    力する一対の信号出力手段と、前記作動レバー
    を初期位置に復帰させる一対の作動用ばねとか
    らなる操作レバー装置において、前記変位伝達
    部材は、前記操作レバー側の第1部材と前記作
    動レバー側の第2部材とに分割し、該第1部材
    と第2部材との間には、前記作動用ばねよりも
    小さいばね力を有し、前記操作レバーが一方
    向、他方向に回動操作されるときに、前記第1
    部材が第2部材に対して微小量だけ相対変位す
    るのを許す一対の不感帯用ばねと、前記各操作
    用ばねよりも小さく、前記各作動用ばねよりも
    大きいばね力を有し、前記操作レバーが一方
    向、他方向に大きく回動操作され、前記作動レ
    バーが各作動用ばねに抗してフルストローク位
    置まで回動されたときに、前記第1部材が第2
    部材に対して相対変位するのを許す一対のトル
    クリミツタ用ばねとを設けたことを特徴とする
    操作レバー装置。
JP1988140328U 1988-10-27 1988-10-27 Expired - Lifetime JPH0530190Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988140328U JPH0530190Y2 (ja) 1988-10-27 1988-10-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988140328U JPH0530190Y2 (ja) 1988-10-27 1988-10-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0263114U JPH0263114U (ja) 1990-05-11
JPH0530190Y2 true JPH0530190Y2 (ja) 1993-08-02

Family

ID=31404393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988140328U Expired - Lifetime JPH0530190Y2 (ja) 1988-10-27 1988-10-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0530190Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5722245U (ja) * 1980-07-14 1982-02-04

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5976667U (ja) * 1982-11-15 1984-05-24 株式会社小松製作所 建設機械の切換え弁操作装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5722245U (ja) * 1980-07-14 1982-02-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0263114U (ja) 1990-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6179082B1 (en) Hydraulic steering apparatus and method
JPH08209749A (ja) 作業機械の用具制御方法
US5692541A (en) Hydraulic joystick
US20040204811A1 (en) Operator input device with tactile feedback
US4285250A (en) Control lever for a transmission
US5558127A (en) Hydraulic pilot valve
US5566710A (en) Pre-detent tactile feedback assembly for a fluid control valve
JPH0530190Y2 (ja)
JP4377047B2 (ja) 操作レバー装置
US20060089773A1 (en) Multiple mode operational system for work vehicle propulsion
EP0383560B1 (en) Operation control method and device for construction machine
EP0775832A1 (en) Hydraulic pilot valve
US4523489A (en) Ground drive control
KR20020038948A (ko) 자석을 구비한 위치 센서와 홀 효과 센서를 구비하는 동력기계의 사용자 입력 장치
US6041673A (en) Dual function throttle control system for heavy construction equipment machines
JP2579989Y2 (ja) 油圧バルブ操作装置
JP3275374B2 (ja) フォークリフトの比例弁操作機構装置
JPH07259132A (ja) ジョイスティック装置
JP2583802Y2 (ja) 作業装置の姿勢変更検出機構
JPS6013289Y2 (ja) デプスコントロ−ル装置の感度調節装置
JPH0325489Y2 (ja)
JPH0530942B2 (ja)
US4628757A (en) Tractor wheel drive control
KR20000011992A (ko) 레버식신호발생장치
JP2001134336A (ja) 電気式レバー装置