JP2000089723A - プラズマディスプレイパネル及びその駆動回路並びにプラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイパネル及びその駆動回路並びにプラズマディスプレイ装置

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JP2000089723A
JP2000089723A JP26270398A JP26270398A JP2000089723A JP 2000089723 A JP2000089723 A JP 2000089723A JP 26270398 A JP26270398 A JP 26270398A JP 26270398 A JP26270398 A JP 26270398A JP 2000089723 A JP2000089723 A JP 2000089723A
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plasma display
display panel
current
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linear electrodes
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JP26270398A
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Koichi Inoue
広一 井上
Yuji Sano
勇司 佐野
Hiroshi Otaka
広 大高
Kunihiro Nunomura
邦弘 布村
Noboru Akiyama
秋山  登
Michitaka Osawa
通孝 大沢
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プラズマディスプレイパネルからの不要輻射を
少なくする。 【解決手段】表示セルごとに、同一方向から放電維持電
圧を供給することで、パネル全体の大きな電流ループを
なくす。 【効果】不要輻射が減る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネル及びその駆動回路並びにプラズマディスプレ
イ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネルは、平面デ
ィスプレイとしてとくに大画面に適しているという特徴
から、次世代大型テレビの再有力候補として注目されて
いる。しかし、同じ平面ディスプレイである液晶パネル
と異なり、不要輻射が大きいという欠点がある。不要輻
射の放出を減少させるために、電磁遮蔽を実施してい
る。
【0003】また、放射ノイズを少なくできるプラズマ
ディスプレイパネルの駆動方法が、特開平10−3280号公
報,特開平9−160525 号公報に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、プ
ラズマディスプレイ自体からの不要輻射の発生そのもの
を押さえることは困難であった。
【0005】本発明の目的は、不要輻射の少ないプラズ
マディスプレイパネル及びその駆動回路並びにプラズマ
ディスプレイ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるプラズマデ
ィスプレイは、放電維持期間において電流が大きなルー
プを描くことを防止することにより不要輻射を抑える。
【0007】そのような本発明によるプラズマディスプ
レイパネルは、平板状の基板に列方向に平行に配列され
た多数の直線状電極があり、この基板から一定距離離れ
て基板と平行に配置された平板状の他の基板に直線状電
極の配列方向と直角方向である行方向に平行に配列され
た多数の直線状電極があり、表示単位が列方向の直線状
電極1本と行方向の直線状電極2本で構成される交流駆
動のプラズマディスプレイパネルである。さらに、本発
明によるプラズマディスプレイは、任意の表示単位を構
成する行方向の2本の直線状電極への電圧供給端子が他
の基板の同じ側にある。本発明によれば、電圧供給端子
が他の基板の同じ側にあるので、電流が大きなループを
描くことがなく、不要輻射が低減できる。
【0008】さらに、好ましくは、任意の行に属する表
示単位を構成する平行な2本の直線状電極の取り出し端
子に向かって延びる方向と、この任意の行に隣接する行
に属する表示単位を構成する平行な2本の直線状電極の
取り出し端子に向かって延びる方向とを逆にする。ま
た、放電維持期間において、任意の行に属する表示単位
を構成する2本の直線状電極のうちの一方の直線状電極
と、この任意の行に属する表示単位を構成する2本の直
線状電極のうちの、任意の行の一方の直線状電極に隣接
する直線状電極と、が常に同電位であるようにしても良
い。
【0009】上記のような本発明によるプラズマディス
プレイパネルの駆動回路においては、任意の表示単位に
表示電源を供給する回路がプラズマディスプレイパネル
の片方に存在する。
【0010】上記本発明によるプラズマディスプレイパ
ネル及びその駆動回路により、高画質のプラズマディス
プレイ装置を実現することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明が対象としている交流駆動
プラズマディスプレイパネルの表示期間、すなわち放電
維持期間における放電維持電流の流れ方を、プラズマデ
ィスプレイパネルから駆動回路に亙って模式的に表示
し、図2及び図3に示す。図2及び図3は、1本のスキ
ャンラインについて代表して表示している。基本的に、
どのラインでも動きは同じである。
【0012】図2は、一般的な構成の場合である。交流
駆動であるので、プラズマディスプレイパネル201に
流れる電流には両方向がある。まず、図2(a)で、そ
の片方向を表示している。電流はプラズマディスプレイ
パネル201の左から右に流れている。電流の発生場所
は、放電維持用電源であるX側コンデンサ205であ
る。そのプラス側からX側スキャンライン用配線203
を通って、プラズマディスプレイパネル201に流れ込
む。プラズマディスプレイパネル201は多数のコンデ
ンサ列と見なせるので、流れ込んだ電流はコンデンサ列
を充電する。その結果、充電電流のもう片方がY側スキ
ャンライン用配線204を通って駆動回路基板202内
のアース層を通り、最終的に放電維持用電源であるX側
コンデンサ205のマイナス側に流れ込む。つぎに、反
対方向の電流を図2(b)に示す。すなわち、電流はプ
ラズマディスプレイパネル201の右から左に流れる。
電流の発生場所は、放電維持用電源であるY側コンデン
サ206である。そのプラス側からY側スキャンライン
用配線204を通って、プラズマディスプレイパネル2
01に流れ込む。プラズマディスプレイパネル201か
ら出てきた電流は、X側スキャンライン用配線203を
経由し、駆動回路基板202内のアース層を通り、最終
的に放電維持用電源であるY側コンデンサ206のマイ
ナス側に流れ込む。
【0013】以上の電流の流れ方では、プラズマディス
プレイパネル201と駆動回路基板202を巻き込んだ
大きな電流のループができる。ループ電流そのものをな
くすことはできないが、プラズマディスプレイ装置全体
では、スキャンラインごとに逆の電流を流す等の工夫を
施すことにより、隣接ループ間で磁力線を相殺する効果
を持たせ、不要輻射の低減を図っている従来例もある
(特開平9−160525 号公報)。
【0014】図3は、本発明による放電維持電流の流れ
方である。図2と同様に、電流の方向により(a)と
(b)に分けて表示している。一見して分かるのは、放
電維持電流を供給する配線が、プラズマディスプレイパ
ネル301の左側のみにあることである。まず、片方向
の電流について、図3(a)で説明する。放電維持用電
源であるコンデンサ305のプラスから発生した電流
は、X側スキャンライン用配線303を通り、プラズマ
ディスプレイパネル301を左から右に流れ込む。プラ
ズマディスプレイパネル301から出てきた電流は、Y
側スキャンライン用配線304を通って、プラズマディ
スプレイパネル301を右から左に流れて放電維持用電
源であるコンデンサ305のマイナスに達する。つぎ
に、これと逆方向の電流について、図3(b)で説明す
る。放電維持用電源であるコンデンサ305のプラスか
ら発生した電流は、Y側スキャンライン用配線304を
通り、プラズマディスプレイパネル301を左から右に
流れ込む。プラズマディスプレイパネル301から出て
きた電流は、X側スキャンライン用配線303を通っ
て、プラズマディスプレイパネル301を右から左に流
れて放電維持用電源であるコンデンサ305のマイナス
に達する。
【0015】以上のように、図2と異なり、まず、プラ
ズマディスプレイパネル301を横切る電流が発生しな
いこと、さらに、駆動回路基板302を横切る電流も流
れないことが、この構成の特徴である。別の言い方をす
ると、本発明では、図2のようなパネル全体を覆う大掛
かりな電流のループが存在しない構成になっている。つ
ぎに、2つ以上のスキャンラインの相互間の動きを見て
みる。本発明では、スキャンラインごとに電流が往復し
ているので、図2の構成と異なり、スキャンラインごと
の電流方向を工夫することでパネル全体の不要輻射を減
らす必要はない(効果を期待できない)。したがって、
総てのラインをパネルの片側(たとえば、左側)からの
み供給しても良い。しかし、1ラインごとに左右から供
給する方が配線ピッチを粗くできるので、高精細化に有
利である。
【0016】以下、本発明を、実施例によりさらに具体
的に説明する。なお、本発明はこれら実施例に限定され
ない。
【0017】本発明の実施例1乃至3を、図1及び図4
乃至図6に従って説明する。
【0018】(実施例1)本発明の第1の実施例につい
て、図1及び図4を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明の第1の実施例によるプラ
ズマディスプレイ装置のプラズマディスプレイパネル部
を示している。図1(a)は、パネルを正面から眺めた
ところである。パネルに電圧を供給する電極のみを図示
し、その他の構造は省略している。本実施例のプラズマ
ディスプレイパネルの画素数は、横方向に1024画
素、縦方向に768画素である。縦方向は、表示単位、
すなわち表示セルと画素数が同じであるので、768セ
ルである。横方向には、カラー表示を可能にするため1
画素に対して3個の表示セルを並べている。すなわち、
赤(R)1024個+緑(G)1024個+青(B)1
024個で、合計3072セルである。総てを図示する
ことは意味がないので、図では横方向6画素(18セ
ル)、縦方向8画素(8セル)を表示している。縦に伸
びた電極(アドレスライン)は、一つの画素に対して、
左からRGBの順で並んでいる。すなわち、左端の画素
列に対してはR1アドレスライン119,G1アドレス
ライン120,B1アドレスライン121であり、その
他の画素に対しても同様である。また、パネルへの取り
出し電極は1本ごとに上下に振り分け、取り出し電極の
高密度化を防いでいる。つぎに、左右に伸びたスキャン
ラインについて説明する。本発明が対象としているプラ
ズマディスプレイパネルは交流駆動方式であり、スキャ
ンラインは画素(表示セル)ごとに2本ある。Xスキャ
ンラインとYスキャンラインと呼ばれている。
【0020】ここで、簡単に交流駆動(3電極)方式プ
ラズマディスプレイパネルの駆動方法について触れる。
まず、アドレスラインとYスキャンラインの間にデータ
に応じたパルス状の電圧を加え、プラズマを点弧すべき
表示セルを選ぶ(アドレス期間)。つぎに、Xスキャン
ラインとYスキャンラインの間に交流のパルス電圧を印
加し、プラズマを点弧すべき表示セルのみ点弧させる
(放電維持期間)。放電維持のためにスキャンラインが
表示セルごとに2本必要なのである。
【0021】図1(a)に戻って、スキャンラインにつ
いて説明する。従来は、Xスキャンラインがパネルの左
に取り出し電極を備えるとすれば、Yスキャンラインは
右に取り出し電極を備える。ところが、本実施例では、
表示セルごとにXもYも同じ方向に、すなわちパネルの
同じ側に取り出し電極を備える。そのことによって、各
表示セルに流れ込む電流と各表示セルから流れ出す電流
が常に逆方向になる。そのため、パネル全体を一方向に
流れる大きな電流ループが発生せず、不要輻射が小さ
い。
【0022】各スキャンラインの取り出し電極は、全ラ
イン同じ側でも構わないが、本発明では表示セル行ごと
に左右に振り分けている。すなわち、上から勘定して奇
数番目の表示セルに対応するスキャンラインを総称して
左側電極取り出しスキャンライン109、上から偶数番
目の表示セルに対応するスキャンラインを総称して右側
電極取り出しスキャンライン118である。さらに、X
とYの並び方にも特徴がある。全ライン同じ側に取り出
し電極を備える場合には、XYXY・・・の順に並べる
べきであるが、本実施例のように左右に振り分ける場合
は、左側電極取り出しスキャンライン109と右側電極
取り出しスキャンライン118ではXとYの並びを逆に
するべきである。たとえば、1行目の表示セルでは、X
1スキャンライン101が上で、その下にY1スキャン
ライン102が位置する。これに対して、2行目の表示
セルでは、Y2スキャンライン110が上で、その下に
X2スキャンライン111が位置する。この配列につい
ては、後述する。
【0023】図1(b)は、図1(a)のX4スキャン
ライン113中央における断面である。ここでは、図1
(a)と異なり、直線状の電極のみでなく、その他のパ
ネルを構成する部材も表示した。すなわち、スキャン側
基板137,アドレス側基板138,誘電体及び保護層
139,誘電体層140、及び蛍光体層141である。
この図で、電極どうしの空間的な配置が分かる。
【0024】図4に従って、スキャンラインの左右振り
分けでのXスキャンラインとYスキャンラインの順番に
ついて説明する。図4は、第2n−1番目から第2n+
1番目までの表示セルに対応したスキャンラインを示し
ている。ここで、nは1以上の整数である。また、奇数
ラインは左から電圧を供給し、偶数ラインは右から電圧
を供給する場合を示している。総てのXスキャンライン
にプラス電圧(図では「+」で表示)を、総てのYスキ
ャンラインにアース電圧(図では「−」で表示)を供給し
ている時点を示している。2n−1番目のXスキャンラ
イン401及び2n+1番目のXスキャンライン405
にはプラスの電圧がかかり、左から右に電流が流れてい
る。また、2n−1番目のYスキャンライン402及び
2n+1番目のYスキャンライン406にはマイナス
(アース)の電圧がかかり、右から左に電流が流れてい
る。これに対して、2n番目のXスキャンライン404
には、Xであるから、他のXラインと同じくプラスの電
圧がかかっているが、電流は右から左に流れる。また、
2n番目のYスキャンライン403には、マイナスの電
圧がかかっているが、電流は左から右である。図4の各
ラインの電流の向きに注目すると、1ラインごとに逆に
なっている。すなわち、お互いの発生する磁力線を打ち
消す方向に電流が流れている。このため、不要電磁輻射
が非常に少なくなることを物語っている。また、各ライ
ンに表示した「+」及び「−」が示すように、第2n−
1番目と第2n番目,第2n番目と第2n+1番目の境
目に隣り合わせるラインの電圧が同じになっている。こ
のため、隣どうしの表示状態をお互いに干渉しない。す
なわち、表示セルの間隔が狭くなっても、お互いの洩れ
信号が少くなるので、高密度化に有利である。
【0025】本実施例のように両側からスキャンライン
の電圧を供給するのではなく、片側からのみ供給する形
態の場合、XYXYXY・・・の並びが望ましい。隣接
表示セル間の信号の洩れはあるものの、不要電磁輻射が
少ないメリットの方が大きいからである。
【0026】(実施例2)本発明の第2の実施例につい
て、図5を参照して説明する。
【0027】図5は、図1のパネルを駆動する駆動回路
の配置を示している。駆動回路は、パネルと背中合わせ
になっている。したがって、図5は図1(a)のパネル
を水平方向に180度回転させた時の状態である。な
お、駆動回路基板501の大きさは、パネルより少し小
さい。
【0028】180度回転しているので、駆動回路基板
501の左側が偶数スキャンラインの駆動回路,右側が
奇数スキャンラインの駆動回路である。駆動回路は、一
つのパネルに対して奇数側2組,偶数側2組の合計4組
である。したがって、一組の駆動回路では768÷4=
192本のスキャンラインを受け持つ。どの組も動作は
同じなので、左上の偶数上側駆動回路で説明する。
【0029】偶数スキャンライン用上側電源コンデンサ
510が電源になる。偶数スキャンライン用上側電源コ
ンデンサ510の充電は、別基板になっている、電源回
路から供給される電力で賄われる。駆動周波数が数百キ
ロヘルツと高速であるので、電源からの経路の誘導成分
を小さくしなければならない。そのために、偶数スキャ
ンライン用上側電源コンデンサ510としては、高速応
答性の良いコンデンサを用い、さらに、偶数スキャンラ
イン用上側電源コンデンサ510及び偶数スキャンライ
ン用上側スイッチユニット502は共に偶数スキャンラ
イン用上側コネクタ506の近くに置いている。
【0030】つぎに、電流供給の経路を述べる。偶数ス
キャンライン用上側電源コンデンサ510のプラス端子
から偶数スキャンライン用上側スイッチユニット502
に入り、ここでX側かY側の切り換えを行う。ここで
は、X側につながっている時点で説明する。X側の配線
が、192本のラインに分割されて、偶数スキャンライ
ン用上側コネクタ506のX用端子に至る。ここから、
フレキシブル配線で、パネルの偶数ラインのX側に入
る。パネルのY側から出てきた電流は、フレキシブル配
線を経由して、偶数スキャンライン用上側コネクタ50
6に戻る。192本が合流して、偶数スキャンライン用
上側スイッチユニット502に入り、スイッチング回路
で偶数スキャンライン用上側電源コンデンサ510のマ
イナス端子に至る配線につながる。偶数スキャンライン
用上側スイッチユニット502から出た電流は、偶数ス
キャンライン用上側電源コンデンサ510のマイナス端
子で、その経路を終了する。
【0031】以上述べたように、ここに示した4組の駆
動回路は、それぞれの電流が一切お互いの領域を侵すこ
となく、完全に独立した経路として流れる。その結果、
必要な領域のみに電流が流れ、たとえばプリント板の中
央部のようにパネルの駆動電流が流れる必要のない部分
には電流が流れることがなく、不要輻射が少ない。
【0032】(実施例3)本発明の第3の実施例につい
て、図6を参照して説明する。
【0033】図6は、図1のパネルを搭載した、プラズ
マディスプレイ装置の断面図である。装置を立てた状態
で、下から上を眺める方向である。パネルについては、
スキャン側基板137とアドレス側基板138のみを表
示している。パネルの後ろに両面接着テープ601を使
ってアルミニウム板602を固定してある。このアルミ
ニウム板602は、駆動回路等のプリント板を支えるこ
とと、駆動回路等のプリント板(この実施例では3枚)か
ら発するノイズを遮蔽することを目的として設けてあ
る。アルミニウム板602に、取り付けねじ606で駆
動回路基板501が固定してある。駆動回路基板501
からは、フレキシブル配線板603を経由して、スキャ
ン側基板137に電圧を供給している。駆動回路基板5
01の電源を電源基板604が賄っている。同時に、信
号変換基板605の電源も賄っている。信号変換基板6
05には、ブラウン管表示用の入力信号(通常はアナロ
グ)をプラズマディスプレイ用のデジタル信号に変換す
る回路が載っている。
【0034】装置全体の外を外箱607が覆い、内部を
保護すると同時に内部からの不要輻射を吸収している。
本実施例では、パネル面にループ状の電流が流れないの
で、パネルからの不要輻射が小さい。したがって、スキ
ャン側基板137の表面に通常施されるノイズ吸収用の
フィルムを張る必要がない。その結果、パネルの表面処
理は、画質の向上のみを目的として施されるので、従来
の装置より高コントラスト,高輝度の高画質が得られ
る。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、不要輻射の少ないプラ
ズマディスプレイパネル及びその駆動回路並びにプラズ
マディスプレイ装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す平面図及び断面
図。
【図2】従来構成の動作を説明するための模式図。
【図3】本発明の動作を説明するための模式図。
【図4】本発明の第1の実施例を示す模式図。
【図5】本発明の第2の実施例を示す平面図。
【図6】本発明の第3の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
101…X1スキャンライン、102…Y1スキャンラ
イン、103…X3スキャンライン、104…Y3スキ
ャンライン、105…X5スキャンライン、106…Y
5スキャンライン、107…X7スキャンライン、10
8…Y7スキャンライン、109…左側電極取り出しス
キャンライン、110…Y2スキャンライン、111…
X2スキャンライン、112…Y4スキャンライン、1
13…X4スキャンライン、114…Y6スキャンライ
ン、115…X6スキャンライン、116…Y8スキャ
ンライン、117…X8スキャンライン、118…右側
電極取り出しスキャンライン、119…R1アドレスラ
イン、120…G1アドレスライン、121…B1アド
レスライン、122…R2アドレスライン、123…G2
アドレスライン、124…B2アドレスライン、125
…R3アドレスライン、126…G3アドレスライン、
127…B3アドレスライン、128…R4アドレスラ
イン、129…G4アドレスライン、130…B4アド
レスライン、131…R5アドレスライン、132…G
5アドレスライン、133…B5アドレスライン、13
4…R6アドレスライン、135…G6アドレスライ
ン、136…B6アドレスライン、137…スキャン側
基板、138…アドレス側基板、139…誘電体及び保
護層、140…誘電体層、141…蛍光体層、201,
301…プラズマディスプレイパネル、202,30
2,501…駆動回路基板、203…X側スキャンライ
ン用配線、204…Y側スキャンライン用配線、205
…放電維持用電源であるX側コンデンサ、206…放電
維持用電源であるY側コンデンサ、303…X側スキャ
ンライン用配線、304…Y側スキャンライン用配線、
305…放電維持用電源であるコンデンサ、401…2
n−1番目のXスキャンライン、402…2n−1番目
のYスキャンライン、403…2n番目のYスキャンラ
イン、404…2n番目のXスキャンライン、405…
2n+1番目のXスキャンライン、406…2n+1番
目のYスキャンライン、502…偶数スキャンライン用上
側スイッチユニット、503…偶数スキャンライン用下
側スイッチユニット、504…奇数スキャンライン用上
側スイッチユニット、505…奇数スキャンライン用下
側スイッチユニット、506…偶数スキャンライン用上
側コネクタ、507…偶数スキャンライン用下側コネク
タ、508…奇数スキャンライン用上側コネクタ、50
9…奇数スキャンライン用下側コネクタ、510…偶数
スキャンライン用上側電源コンデンサ、511…偶数ス
キャンライン用下側電源コンデンサ、512…奇数スキ
ャンライン用上側電源コンデンサ、513…奇数スキャ
ンライン用下側電源コンデンサ、601…両面接着テー
プ、602…アルミニウム板、603…フレキシブル配
線板、604…電源基板、605…信号変換基板、60
6…取り付けねじ、607…外箱。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大高 広 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所新ディスプレイ事業推進 センタ内 (72)発明者 布村 邦弘 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 秋山 登 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 大沢 通孝 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所新ディスプレイ事業推進 センタ内 Fターム(参考) 5C080 AA05 BB05 DD12 EE29 FF12 HH05 JJ02 JJ06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平板状の基板に列方向に平行に配列された
    多数の直線状電極があり、該基板から一定距離離れて該
    基板と平行に配置された平板状の他の基板に該直線状電
    極の配列方向と直角方向である行方向に平行に配列され
    た多数の直線状電極があり、表示単位が列方向の直線状
    電極1本と行方向の直線状電極2本で構成される交流駆
    動のプラズマディスプレイパネルにおいて、 任意の表示単位を構成する行方向の2本の直線状電極へ
    の電圧供給端子が前記他の基板の同じ側にあることを特
    徴とするプラズマディスプレイパネル。
  2. 【請求項2】任意の行に属する表示単位を構成する平行
    な2本の直線状電極の取り出し端子に向かって延びる方
    向と、前記任意の行に隣接する行に属する表示単位を構
    成する平行な2本の直線状電極の取り出し端子に向かっ
    て延びる方向が逆であることを特徴とする請求項1記載
    のプラズマディスプレイパネル。
  3. 【請求項3】放電維持期間において、任意の行に属する
    表示単位を構成する2本の直線状電極のうちの一方の直
    線状電極と、前記任意の行に属する表示単位を構成する
    2本の直線状電極のうちの、前記一方の直線状電極に隣
    接する直線状電極と、が常に同電位であることを特徴と
    する請求項1記載のプラズマディスプレイパネル。
  4. 【請求項4】請求項1記載のプラズマディスプレイパネ
    ルの駆動回路であって、任意の表示単位に表示電源を供
    給する回路が前記プラズマディスプレイパネルの片方に
    存在することを特徴とするプラズマディスプレイパネル
    の駆動回路。
  5. 【請求項5】請求項1記載のプラズマディスプレイパネ
    ルと、該プラズマディスプレイパネルを駆動する請求項
    4記載の駆動回路とを備えることを特徴とするプラズマ
    ディスプレイ装置。
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