JP2000089382A - フィルムカートリッジのデータ読取り装置 - Google Patents

フィルムカートリッジのデータ読取り装置

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JP2000089382A
JP2000089382A JP10260551A JP26055198A JP2000089382A JP 2000089382 A JP2000089382 A JP 2000089382A JP 10260551 A JP10260551 A JP 10260551A JP 26055198 A JP26055198 A JP 26055198A JP 2000089382 A JP2000089382 A JP 2000089382A
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Toru Yoshikawa
亨 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムカートリッジに形成された2段のバ
ーコードを容易に読取る装置を構成する。 【解決手段】 保持機構Kbに保持されたフィルムカー
トリッジ1の外面の上下2段のバーコードD,Dからの
反射光を回転型の平面ミラー36からラインセンサ38
に導く経路を形成すると共に、平面ミラー36の回転に
よって上段のバーコードDと下段のバーコードDをライ
ンセンサ38で読取り、夫々のバーコードD,Dからの
情報に基づいて読込んだデータが上段のバーコードDの
ものであるか、下段のバーコードDのものであるかコン
トローラがソフトウエア的に区別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムカートリ
ッジを保持する保持部と、この保持部に保持されたフィ
ルムカートリッジの外面の複数のデータ部のデータを読
取る読取り部とを備えたフィルムカートリッジのデータ
読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように構成されたフィルムカート
リッジのデータ読み取り装置として特開平7‐2813
62号公報に示されるように、フィルムカートリッジの
外面に形成された2段のバーコードを読取るものが存在
し、この従来例の1つの実施例では、バーコードを読取
る際には、カートリッジを揺動自在なポケットに装填
し、このポケットに形成された窓を介して、カートリッ
ジ外面のバーコードからの反射光線をCCDセンサに導
くことでデータの読取りを行い、一方のバーコードから
のデータの読取りを終えると、ポケットを揺動させるこ
とで他方のバーコードの読取りを行うよう構成されてお
り、又、この従来例の他の実施例では、ポケットを揺動
させることに代えて、バーコードからの反射光線をCC
Dセンサに導く経路中に揺動自在なミラーを配置してお
き、一方のバーコードからのデータの読取りを終える
と、ミラーの揺動姿勢の切換によって他方のバーコード
からのデータを読取るものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例の1つ
の実施例では、ポケットを揺動自在に支持する構造が必
要となるばかりでなく、このポケットを決まった量だけ
揺動させるアクチュエータを必要とするので構造の複雑
化を招くばかりか部品点数の増大も招くものとなり改善
の余地がある。特に、ポケットの姿勢の切換で2つのデ
ータを読取るものではポケットの姿勢を高い精度に維持
する必要があるばかりか、ポケットの姿勢が決まったタ
イミングにおいてのみデータの読取りが許されるので読
取りに要する時間が長くなりやすく改善の余地がある。
又、他の実施例ではポケットを揺動する構造に代えてミ
ラーを揺動させるものとなっているが、この実施例にお
いても前述と同様に、ミラーの姿勢を高精度で制御する
必要があるばかりか、ミラーの姿勢が決まったタイミン
グにおいてのみデータの読取りが許されるので読取りに
要する時間が長くなりやすく改善の余地がある。
【0004】本発明の目的は、簡単な構造でフィルムカ
ートリッジの複数のデータ部のデータを容易に読取り得
るデータ読取り装置を合理的に構成する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴は冒
頭に記したように、フィルムカートリッジを保持する保
持部と、この保持部に保持されたフィルムカートリッジ
の外面の複数のデータ部のデータを読取る読取り部とを
備えたフィルムカートリッジのデータ読み取り装置にお
いて、前記読取り部が、1つのデータ部からの光線に基
づいてデータを読取る光学センサと、回転することで複
数のデータ部夫々からの光線を前記光学センサに導く回
転型のミラーとで構成されると共に、このミラーの回転
時に前記光学センサで読取られたデータが複数のデータ
部の何れのものであるかを判別する判別手段を備えてい
る点にあり、その作用は次の通りである。
【0006】本発明の第2の特徴は上述した第1の特徴
において、前記判別手段が、前記ミラーの回転時に前記
光学センサで読取られたデータの値に基づいて、そのデ
ータが複数のデータ部の何れのものであるかを判別する
処理機構で構成されている点にあり、その作用は次の通
りである。
【0007】本発明の第3の特徴は上述した第2の特徴
において、前記ミラーが1回転する際に1つのデータ部
のデータを前記光学センサで複数回読取って前記処理機
構で判別を行うようミラーの回転速度を設定してある点
にあり、その作用は次の通りである。
【0008】本発明の第4の特徴は上述した第1の特徴
において、前記判別手段が、ミラーの回転角度を計測す
る回転角度センサと、前記光学センサでデータを読取っ
たタイミングにおける回転角度センサの計測結果から前
記光学センサで読取られたデータが複数のデータ部の何
れのものであるかを判別する処理機構とで構成されてい
る点にあり、その作用は次の通りである。
【0009】〔作用〕
【0010】上記第1の特徴によると、データを読取る
際には、保持部に対してフィルムカートリッジを保持し
た状態で、ミラーを回転させることでフィルムカートリ
ッジの複数のデータ部からの光線が光学センサに導か
れ、この光線に基づいて光学センサがデータを読取ると
共に、このように読取ったデータを判別手段が判別する
ことにより、読取ったデータが複数のデータ部に何れの
ものであるか区別できるものとなる。つまり、本発明で
は、従来例のようにポケットやミラーが所定の姿勢に達
するまでデータの読取りを行えないものと比較して、デ
ータを読取るタイミングを考慮せずに済むので処理の高
速化が可能になる。
【0011】上記第2の特徴によると、判別手段が光学
センサで読取られたデータを処理機構で処理すること
で、読取られたデータが複数のデータ部の何れのもので
あるかを判別できるので、ミラーの回転角度を計測する
センサ類を備えずに済み、構造が簡単になる。
【0012】上記第3の特徴によると、ミラーが1回転
する間に1つのデータ部のデータを複数回読取るので、
例えば、複数回の読取りのうちの1回が読取り不能であ
っても、正常なデータに基づいて処理を行えるものとな
る。
【0013】上記第4の特徴によると、光学センサがデ
ータ部のデータを読取ったタイミングでの角度センサの
計測結果に基づいて、読取られたデータが複数のデータ
部の何れのものであるかを処理機構が判別するので、複
数のデータ部の何れのデータであるかの区別が確実なも
のとなる。
【0014】
【発明の効果】従って、簡単な構造でフィルムカートリ
ッジの複数のデータ部のデータを迅速に読取り得るデー
タ読取り装置が合理的に構成されたのである。又、特別
にセンサ類を備えずとも複数のデータ部のデータを区別
できるものとなり、データ部のデータの読取り精度が向
上するものとなり、複数のデータ部のデータの区別が正
確確実なものとなった。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には写真焼付装置が示されて
いる。この写真焼付装置では、フィルムカートリッジ1
から引出されたフィルム2の画像情報を印画紙3に投影
露光する投影露光部E、投影露光部Eで露光された印画
紙3を現像する現像処理部F、及び、該写真焼付装置の
各部の作動の制御等を行うようマイクロプロセッサを有
したコントローラ4(処理機構の一例)が設けられ、コ
ントローラ4には各種の指示入力及びモード設定を行う
ための操作卓5,画像情報を表示させるモニタ6及び複
数の画像を1枚のプリント用紙にプリントするいわゆる
インデックスプリントを作製するためのビデオプリンタ
7が接続されている。前記印画紙3はロール状のものを
印画紙マガジンGに収納して用いるものとなっており、
電動モータ8で駆動されるローラ9によって引き出され
た印画紙3は、投影露光部Eで露光された後、現像処理
部Fにて現像され、一駒分の画像情報を含む大きさに切
断されて排出される。
【0016】以下、各構成部分について説明する。投影
露光部Eには、光源11、フィルム2に照射する光の色
バランスを調整する調光フィルタ12、調光フィルタ1
2を通過した光を均一に混色するミラートンネル13、
フィルム2の画像を印画紙3上に結像させる焼付レンズ
14及びシャッタ15が露光光路をなす同一光軸上に設
けられている。又、焼付レンズ14の側方には、フィル
ム2の画像情報を読み取る画像読取り手段Hが設けられ
ている。この画像読取り手段Hは、反射ミラー16、レ
ンズ17、周方向にR(赤),G(緑),B(青)のカ
ラーフィルタが配列されている回転カラーフィルタ18
a、回転カラーフィルタ18aを回転駆動する電動モー
タ18b及びCCDイメージセンサ19夫々を備えて構
成されている。
【0017】反射ミラー16は焼付レンズ14と共に図
示しない移動台に取り付けられており、この移動台が図
1中矢印Tの方向にスライド移動することにより、焼付
レンズ14が露光光路中に位置する状態と反射ミラー1
6が露光光路中に位置する状態とに切り換え自在に構成
されている。そして、焼付レンズ14が露光光路中に位
置する状態では、フィルム2の画像情報を焼付レンズ1
4によって印画紙3上に結像させるものとなっており、
反射ミラー16が露光光路中に位置する状態では、フィ
ルム2の画像情報を反射ミラー16で反射した後、レン
ズ17によってCCDイメージセンサ19の受光面上に
結像させるものとなっている。又、CCDイメージセン
サ19で得られるフィルム2の画像情報は回転カラーフ
ィルタ18aの回転によってR,G,B夫々に色分解し
たデータとなっており、このデータはコントローラ4に
送られる。
【0018】露光光路のフィルム2の搬送経路上流側に
はローラ21が、フィルム2搬送経路下流側にはローラ
22が夫々設けられ、これらのローラ21,22は電動
モータ23によって連動駆動されてフィルム2を搬送す
る。ローラ21のフィルム搬送経路上流側には、フィル
ムカートリッジ1を複数個収納できるカートリッジ収納
装置Kが配置され、このカートリッジ収納装置Kの中間
部から下方に向かってフィルムカートリッジ1を1つず
つ送出す第1送り出し機構Kaと、この第1送り出し機
構Kaからのフィルムカートリッジ1を一時的に保持す
る保持機構Kb(保持部の一例)と、この保持機構Kb
からのフィルムカートリッジ1を受け止めて順次送り出
す第2送り出し機構Kc夫々が備えられている。又、保
持機構Kbの近傍位置には、収納されたフィルムカート
リッジ1に対して図3に示す如く2段に形成されたバー
コードD,D(データ部の一例))夫々のデータを読取
る読取り装置R(読取り部の一例)が配置されている。
【0019】前記コントローラ4は前記電動モータ8、
18b、23を制御し、調光フィルタ12による調光を
制御し、シャッタ15の開閉を制御し、第1、第2送り
出し機構Ka,Kcを制御し、保持機構Kbを制御し、
読取り装置Rの電動モータ(後述する)を制御し、CC
Dイメージセンサ19からの信号、及び、読取り装置R
からの信号が入力するよう信号系が形成されている。
又、フィルムカートリッジ1のフィルム2の画像情報を
印画紙3にプリントする際には、図2に示すように、先
ず、コントローラ4がカートリッジ収納装置Kに収納さ
れたフィルムカートリッジ1を第1送り出し機構Kaに
よって1つずつ下方に送ると共に、そのフィルムカート
リッジ1を保持機構Kbで受止め、このように受止めた
状態でフィルムカートリッジ1のラベル1bに印刷して
形成されたバーコードD,D(図3を参照)のデータを
読取り装置Rで読取ることで、フィルムカートリッジ1
のフィルム2からの画像情報を印画紙3にプリントする
際に必要な情報を得るものとなっている。そして、この
ように情報を得た後には、保持機構Kbに保持されたフ
ィルムカートリッジ1を下方に送った後に第2送り出し
機構Kcが、このフィルムカートリッジ1をカートリッ
ジ収納装置Kの下方に送り出し、更に、フィルム引出し
装置(図示せず)がフィルムカートリッジ1からフィル
ム2を引出し、バーコードD,Dから得た情報と予め設
定されたデータ等に基づきフィルム2と印画紙3とを必
要量ずつ送ると共に、投影露光部Eを制御してフィルム
2の画像情報を印画紙3に焼き付けプリントするものと
なっている。
【0020】以下、カートリッジ収納装置Kと読取り装
置Rとについて説明する。図2及び図3に示すように、
カートリッジ収納装置Kは、断面形状矩形となる縦長姿
勢の角パイプ状のケース本体25で成り、その内部空間
はフィルムカートリッジ1が軸方向への移動が規制され
た状態で、かつ、1回転することなく自重によって下方
に移動できるよう内壁面の幅が設定されている。尚、こ
のカートリッジ収納装置Kに対してフィルムカートリッ
ジ1収納する際にはフィルムカートリッジ1を予め決め
られた姿勢で送り込むことになる。
【0021】第1送り出し機構Ka及び第2送り出し機
構Kcは、ともにフィルムカートリッジ1の下方への移
動を阻止するストッパー26と、アーム27とを支軸2
8と一体的に揺動自在に支持すると共に、この支軸28
を揺動操作する電動モータや電磁ソレノイド等のアクチ
ュエータを備えて構成され、フィルムカートリッジ1を
下方に送る際には、ストッパー26をケース本体25の
外方へ向けて揺動させることでフィルムカートリッジ1
を下方に落とし込むと共に、この揺動によってケース本
体25の内方に張り出したアーム27にフィルムカート
リッジ1を受止めるものとなっており、次に、ストッパ
ー26を内方に揺動させると、アーム27に受止められ
たフィルムカートリッジ1の上方に接当した状態のフィ
ルムカートリッジ1の下面にストッパー26が入り込ん
で、このフィルムカートリッジ1の下方への移動を阻止
すると同時に、アーム27に受け止めていたフィルムカ
ートリッジ1を下方に落とし込むものとなっている(特
開平9‐120148号公報に記載されたものと同様の
作動形態)。尚、カートリッジ収納装置Kに収納された
フィルムカートリッジ1は第1送り出し機構Kaの部位
から上方に向かって積み重ねられた状態で収納される。
【0022】保持機構Kbは、横向き姿勢の支軸30と
一体的に揺動するアーム状の規制部材31と、支軸30
と一体的に揺動する第1リンク部材32と、この第1リ
ンク部材32に形成された長孔32aに係入するピン3
3aを備えた第2リンク部材33と、この第2リンク部
材33を軸34で往復揺動操作する電磁ソレノイド35
とを備えて構成され、図2に示すように規制部材31が
フィルムカートリッジ1を保持した姿勢において、電磁
ソレノイド35を作動させることで規制部材31がフィ
ルムカートリッジ1から離間する方向に揺動して、フィ
ルムカートリッジ1の下方への移動を許すものとなって
いる。又、この保持機構Kbではフィルムカートリッジ
1の反バーコード側に規制部材32が接当することで、
フィルム取出し口1aが下方に向かう姿勢を保持するも
のとなっており、このように保持された状態でバーコー
ドD,Dをケース本体25の外部に露出させる窓部25
wがケース本体25の下部に形成されている。
【0023】又、前記読取り装置Rは、上下方向で第1
送り出し機構Kaと第2送り出し機構Kcとの中間に配
置されており、この読取り装置Rは、前記窓部25wを
介して導かれるバーコードD,Dからの光線を反射する
と共に、バーコードDの形成方向(バーコードDのスタ
ートコードとエンドコードとを結ぶ方向)に沿う軸芯X
周りで回転自在な平面ミラー36と、この平面ミラー3
6からの反射光線がレンズ37を介して送られるCCD
型のラインセンサ38(光学センサの一例)と、発光ダ
イオードで成る光源39とを備えると共に、平面ミラー
36を回転自在に支持する回転部材40を無端ベルト4
1を介して回動操作する電動モータ42とを備えてい
る。又、平面ミラー36の回転速度は4rpm程度に設
定され、図4に示すように平面ミラー36の回転方向は
上段のバーコードDのデータを読取った直後に、下段の
バーコードDのデータを読取るよう設定されている。
【0024】尚、フィルムカートリッジ1のラベル1b
に形成された1つのバーコードDには16ビット(1W
ORD)のデータを4つ含んでおり、16ビットのデー
タのうちの一部をデータとして用い、16ビットのデー
タのうちの残りの1ビットを「0」若しくは「1」にセ
ットすることで16ビットのデータの総和を偶数パリテ
ィ、あるいは、奇数パリティにセットしており、更に、
1段目、2段目(2段のバーコードの場合には最終段に
なる)夫々のバーコードD,Dにおける偶数パリティと
奇数パリティとの組合せを予め決めておくことにより、
読取ったデータのパリティの判別で読取ったデータが何
段目であるか(最終段であるか)を判別できるものとな
っている。又、このフィルムカートリッジ1のフィルム
2の感光面側には磁気膜が形成され、この磁気膜を記憶
媒体として利用できるものとなっている。
【0025】そして、この読取り装置Rでバーコード
D,Dのデータを読取る際には、図5のフローチャート
に概要を示すように、前記コントローラ4が予めセット
されたプログラムに従って電動モータ42を駆動するこ
とで平面ミラー36の回転を開始すると共に、この平面
ミラー36の回転時にラインセンサ38からの信号を判
別して、信号の一端にスタートコードが位置し他方の端
部にエンドコードが位置し、かつ、信号全体が4WOR
Dのデータである場合には適正なデータであると判別し
(#101〜#103ステップ)、更に、前述のように
パリティの判別によって1段目であるか2段目であるか
を判別して、コントローラ4に内蔵されたメモリ(図示
せず)における1段目、2段目に対応したアドレスにデ
ータを保持する処理を行い、この処理によって1段目と
2段目とのデータともメモリに保持された場合には、平
面ミラー36の回転を停止させ、メモリに保持されたデ
ータに基づいて次の処理を行うものとなっている(#1
04〜#109ステップ)。
【0026】このように、本発明ではカートリッジ収納
装置Kに対して、決められた姿勢でフィルムカートリッ
ジ1を連続的に供給するだけで、カートリッジ収納装置
Kに収納されたフィルムカートリッジ1を第1送り出し
機構Kaによって1つずつ下方に送ると共に、そのフィ
ルムカートリッジ1を保持機構Kbで受止め、このよう
に受止めた状態でフィルムカートリッジ1の外面に形成
されたバーコードD,Dのデータを読取り装置Rで読取
るものとなっており、この読取り時には、平面ミラー3
6の回転によって、そのフィルムフィルムカートリッジ
1の上段のバーコードD、及び、下段のバーコードD夫
々がラインセンサ38で複数回読取られることで確実な
読取りを可能にすると共に、この読取りの際にはフィル
ムカートリッジ1もラインセンサ38も固定された状態
に維持されるので大型のアクチュエータを必要とせず、
装置全体を小型に構成できるものとなっている。特に、
ラインセンサ38で読取ったデータに基づいて、そのデ
ータが上段のバーコードDのものであるか、下段のバー
コードDのものであるかがソフトウエア的に判断される
ので、ハードウエアを単純で故障を生じ難いものに構成
できるものとなっている。そして、このようにフィルム
カートリッジ1の2段のバーコードD,Dが自動的に読
取られた後には、保持機構Kbからフィルムカートリッ
ジ1を下方に移動させ、更に、第2送り出し機構Kcか
らのフィルムカートリッジ1をカートリッジ収納装置K
の下端から送り出し、このフィルムカートリッジ1のバ
ーコードD,Dのデータに基づいてフィルム2の種類、
枚数等のフィルム情報を得てフィルム2に対応した最適
な処理を行えるものとなっている。
【0027】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、図6に示すように、上記実施の形態に
加えて平面ミラー36の回転角度を計測するロータリエ
ンコーダ45(回転角度センサの一例)を備えると共
に、コントローラ4の制御動作を図7のフローチャート
に概要を示すように、読取り装置RでバーコードD,D
のデータを読取る際には、電動モータ42を駆動するこ
とで平面ミラー36の回転を開始すると共に、この平面
ミラー36の回転時にラインセンサ38からの信号を判
別して適正なデータである場合には(#201〜#20
3ステップ)、このデータが入力されたタイミングでの
ロータリエンコーダ45からの角度データに基づいて読
取ったデータが上段のバーコードDが位置する領域のも
のであるか、下段のバーコードDが位置する領域のもの
であるかを判別して、コントローラ4に内蔵されたメモ
リ(図示せず)における1段目、2段目に対応したアド
レスに保持する処理を行い、この処理によって1段目と
2段目とのデータともメモリに保持された場合には、平
面ミラー36の回転を停止させ、メモリに保持されたデ
ータに基づいて次ぎの処理を行うものとなっている(#
204〜#209ステップ)。
【0028】又、本発明では第1送り出し機構Ka、あ
るいは、第2送り出し機構Kcだけをカートリッジ収納
装置Kに備えると共に、この第1送り出し機構Ka、あ
るいは、第2送り出し機構Kcのストッパー26に保持
されたフィルムカートリッジ1のバーコードD,Dを読
取るよう構成することで、この第1送り出し機構Ka、
あるいは、第2送り出し機構Kcを保持部に兼用するこ
とが可能であり、更に、3段以上の段数に形成されたバ
ーコードの読取りを行うよう読取り装置を構成すること
も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真焼付装置の概略構成図
【図2】カートリッジ収納装置の下部の縦断側面図
【図3】読取り装置の斜視図
【図4】上段のバーコードと下段のバーコードとの読取
りの形態を示す側面図
【図5】読取りルーチンのフローチャート
【図6】別実施の形態の構成を示すブロック図
【図7】別実施の形態の読取りルーチンのフローチャー
【符号の説明】
1 フィルムカートリッジ 4 処理機構 36 ミラー 38 光学センサ 45 回転角度センサ D データ部 Kb 保持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルムカートリッジを保持する保持部
    と、この保持部に保持されたフィルムカートリッジの外
    面の複数のデータ部のデータを読取る読取り部とを備え
    たフィルムカートリッジのデータ読み取り装置であっ
    て、 前記読取り部が、1つのデータ部からの光線に基づいて
    データを読取る光学センサと、回転することで複数のデ
    ータ部夫々からの光線を前記光学センサに導く回転型の
    ミラーとで構成されると共に、このミラーの回転時に前
    記光学センサで読取られたデータが複数のデータ部の何
    れのものであるかを判別する判別手段を備えているフィ
    ルムカートリッジのデータ読取り装置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段が、前記ミラーの回転時に
    前記光学センサで読取られたデータの値に基づいて、そ
    のデータが複数のデータ部の何れのものであるかを判別
    する処理機構で構成されている請求項1記載のフィルム
    カートリッジのデータ読取り装置。
  3. 【請求項3】 前記ミラーが1回転する際に1つのデー
    タ部のデータを前記光学センサで複数回読取って前記処
    理機構で判別を行うようミラーの回転速度を設定してあ
    る請求項2記載のフィルムカートリッジのデータ読取り
    装置。
  4. 【請求項4】 前記判別手段が、ミラーの回転角度を計
    測する回転角度センサと、前記光学センサでデータを読
    取ったタイミングにおける回転角度センサの計測結果か
    ら前記光学センサで読取られたデータが複数のデータ部
    の何れのものであるかを判別する処理機構とで構成され
    ている請求項1記載のフィルムカートリッジのデータ読
    取り装置。
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