JP2000089065A - 光モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

光モジュールおよびその製造方法

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JP2000089065A
JP2000089065A JP10279414A JP27941498A JP2000089065A JP 2000089065 A JP2000089065 A JP 2000089065A JP 10279414 A JP10279414 A JP 10279414A JP 27941498 A JP27941498 A JP 27941498A JP 2000089065 A JP2000089065 A JP 2000089065A
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Masayuki Iwase
正幸 岩瀬
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Furukawa Electric Co Ltd
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 幅広い用途に適用することができ、低価格で
量産性が高く、性能のよい光モジュールを提供する。 【解決手段】 発光素子8を有する光素子基板4、第
1、第2レンズ1,2、光アイソレータ5等の光部品を
金属製の光部品配列基体3に配列固定した状態で樹脂製
のパッケージ6に収容し、光部品配列基体3の両端3
0,31側を、パッケージ6に形成した貫通の穴部12
に嵌合してパッケージ6の表面に露出させる。パッケー
ジ6には光モジュールを接続相手側の基板に接続するた
めのリード端子7を、パッケージ6の内部からパッケー
ジ6の外部へ突き抜けるようにして設け、リード端子7
のパッケージへの取り付け高さは、発光素子8から導出
されるボンディングワイヤ9の導出高さとほぼ同じ高さ
になるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信や情報処理
等に用いられる光モジュールおよびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば光通信用として、図6に示すよう
な光モジュールが用いられている。この光モジュール
は、同図に示すように、箱型のパッケージ6に、第2レ
ンズ2、光アイソレータ5、第1レンズ1、半導体レー
ザ等の発光素子8を搭載した光素子基板4等の、複数の
光部品を収容して形成されるものであり、さらに、光フ
ァイバを備えた光ファイバ部品11が、パッケージ6内
の発光素子8などの光部品に光接続された状態で、パッ
ケージ6の外部に固定されている。なお、同図に示す第
1レンズ1および第2レンズ2は、共に球状のレンズで
あり、その大きさは等しく、それぞれ、筒形状の金属枠
13(13a,13b)に固定されている。
【0003】パッケージ6は、金属やセラミックにより
形成されており、パッケージ6の正面には、第2レンズ
2を固定した金属枠13bを嵌合する貫通の穴が形成さ
れ、この穴に金属枠13bが取り付けられている。ま
た、パッケージ6の底面側には、金属製の板部18が設
けられ、パッケージ6の両サイド側には、光モジュール
を接続相手側の基板に接続するためのリード端子7が複
数形成されている。そして、板部18には、前記光アイ
ソレータ5と、第1レンズ1を固定した金属枠13と、
光素子基板4が半田や溶接等により固定されている。
【0004】金属枠13a,13bは共に、その筒穴2
6の中心軸が水平方向となるように配置されている。す
なわち、半導体レーザである発光素子8から発振される
光が、第1レンズ1、光アイソレータ5、第2レンズ2
を順に通って光ファイバ部品11の光ファイバに入射す
るように配置されている。そして、同図に示す光モジュ
ールは、発光素子8から発振される光を光ファイバ部品
11の光ファイバに入射させて伝送させる光通信用の部
品として機能する。
【0005】このような光モジュールを製造するときに
は、箱形状のパッケージ6をセラミックなどにより形成
し、パッケージ6の底面側に金属製の板部8を設ける。
なお、パッケージ6を作るときに、パッケージ6にはリ
ード端子7を接続するために、絶縁性のセラミック上に
金属薄膜パターンを形成したリード端子取り付け部を設
けておき、ろう付け等によってリード端子7をパッケー
ジ6に取り付ける。次に、金属枠13に固定した第2レ
ンズ2をパッケージ6に固定する。
【0006】そして、同図に示すように、パッケージ6
内に、光アイソレータ5、第1レンズ1を固定した金属
枠13a、発光素子8を搭載した光素子基板4を挿入
し、これらの光部品を、第2レンズ2と光軸がほぼ一致
するように組み立て、その状態で、これらの光部品を半
田や溶接等により固定する。その後、光ファイバ部品1
1を、発光素子8からの光を最大限に受信できるように
調心し、光ファイバ部品11を半田、溶接、接着剤など
により固定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような光モジュールは、パッケージ6を金属やセラミッ
クなどにより形成しており、セラミックなどのパッケー
ジ6を用いて光モジュールを製造する場合、上記のよう
に、パッケージ6を形成した後に、リード端子7をろう
付けによりパッケージ6に取り付けるといった作業が必
要となるために、その作業が面倒であるといった問題が
あった。なお、ろう付けには、ろう付け金属を高温で溶
かすなどの作業も必要であり、この作業も面倒である。
【0008】また、近年、上記のような光モジュールに
も低価格化が求められるようになり、パッケージ6をセ
ラミック等により形成すると、セラミックなどの材料が
高いために、この要請に答えることができないといった
問題もあった。
【0009】そこで、上記のような問題を解決するため
に、本出願人は、セラミックや金属に代えて、コストが
安く、パッケージ形成時に、リード端子7を取り付けた
状態で、パッケージ6を成形できる樹脂材料により、パ
ッケージ6を形成することを考えた。しかしながら、パ
ッケージ6を樹脂製にした場合に、光モジュールを上記
と同様の構成にすると、以下のような問題が生じること
になる。
【0010】すなわち、たとえば、光モジュールにおい
て、半導体レーザなどの発光素子8の性能を考慮する
と、発光素子8が稼動するときに発生する熱を、パッケ
ージ6を通して光モジュール外部に逃がす必要がある
が、樹脂は金属やセラミックと異なり熱伝導率が低いた
めに、パッケージを樹脂により形成すると、熱がパッケ
ージと内にこもってしまうといった問題が生じる。
【0011】そうなると、高温でのレーザの使用が困難
となり、特に、数十mWの高い光出力を出すレーザや、
DFB(分布帰還)レーザなどを用いた場合、レーザか
ら発生する熱が高温となるために、これらの発光素子8
を用いて光モジュールを構成することができなくなって
しまう。
【0012】また、パッケージ6を樹脂製にすると、樹
脂はセラミックなどに比べて熱膨張率が高いために、光
モジュールの使用温度環境によっては、樹脂パッケージ
6が熱により膨張したり変形したりすることが考えら
れ、そうすると、このパッケージ6の膨張や変形が、例
えばリード端子7と同じ厚みに形成された薄い金属板の
板部18にも影響を及ぼし、せっかく位置合わせした状
態で固定してある、光素子基板4、第1レンズ1、光ア
イソレータ5等の光部品の位置が、例えば数μm〜数十
μmずれてしまい、発光素子8からの光出力が低下する
など、光モジュールの性能が劣化してしまうことにな
る。
【0013】さらに、パッケージ6の内部の板部18
に、光素子基板4、第1レンズ1、光アイソレータ5等
の光部品を固定する場合、樹脂は金属やセラミックに比
べると耐熱性が低いために、従来のように、半田や溶接
を用いて光部品を板部18に固定することは困難であ
り、したがって、これらの光部品を接着剤などを用いて
固定するしかないが、接着剤による固定は、接着剤が硬
化するまでに時間がかかるし、接着剤が硬化するまでの
間に光部品が動いてしまうために、これらの光部品を、
第2レンズ2と軸合わせした状態に維持しながら固定す
る作業は容易ではなく、光モジュールの組立作業性が非
常に悪くなり、製造歩留まりも低くなる。
【0014】さらに、リード端子7および板部材18を
パッケージ6と一体的に成形しようとする場合、図7の
(a)に示すように、例えば1枚の金属板により形成し
たリードフレーム40を樹脂にインサートモールドし
て、同図の(b)に示すような状態にした後、リードフ
レーム40の不要部分を切り離し、リード端子7となる
部分を折り曲げることになるが、この場合、内部端子2
3(リード端子7のパッケージ6内部に挿入された状態
となる部分)の表面の高さは、板部18の表面高さとほ
ぼ同じ高さ(±1mm程度の範囲内)になる。
【0015】そのため、発光素子8等から導出されるリ
ード端子接続用線としてのボンディングワイヤ9を、内
部端子23に取り付けると、ボンディングワイヤ9の発
光素子8等からの導出高さ(図6においては、発光素子
8の表面の高さ)が高い場合は、ボンディングワイヤ9
の長さが長くなってしまい、ノイズが発生しやすくなる
といった問題が生じる。
【0016】また、例えば数GHzオーダーの高周波信
号は、ボンディングワイヤ9の長さが1mm以下といっ
た短い長さでないと伝送することができないために、上
記のように、ボンディングワイヤ9の長さが長くなる
と、ボンディングワイヤ9のインダクタンスが大きくな
ってしまい、ボンディングワイヤ9を通して高周波信号
を伝送することができなくなってしまうといった問題が
生じる。
【0017】以上のような問題が生じると、樹脂パッケ
ージ6を用いた光モジュールを幅広い用途に適用するこ
とができなくなってしまうし、せっかく低価格で量産性
が高い樹脂をパッケージ6に用いても、光モジュールの
低価格化、量産性を図ることは困難になってしまう。
【0018】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、幅広い用途に適用するこ
とができ、低価格で量産性が高く、性能のよい光モジュ
ールを提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成をもって課題を解決するた
めの手段としている。すなわち、光モジュールの本第1
の発明は、パッケージに1つ以上の光部品を収容して形
成される光モジュールであって、前記光部品は金属製の
光部品配列基体に配列固定された状態で樹脂製のパッケ
ージに収容され、前記光部品配列基体の少なくとも一端
側は前記パッケージに形成された貫通の穴部に嵌合され
てパッケージ表面に露出している構成をもって課題を解
決する手段としている。
【0020】また、光モジュールの本第2の発明は、上
記本第1の発明の構成に加え、前記パッケージの穴部の
内壁には光部品配列基体の位置決め用の凹または凸形状
の位置決め部が形成されており、光部品配列基体には前
記位置決め部に嵌合する嵌合部が形成されている構成を
もって課題を解決する手段としている。
【0021】さらに、光モジュールの本第3の発明は、
上記本第1または第2の発明の構成に加え、前記パッケ
ージには光モジュールを接続相手側の基板に接続するた
めのリード端子がパッケージ内部からパッケージ外部へ
突き抜けて設けられており、該リード端子はパッケージ
への取り付け高さが光部品から導出されるリード端子接
続用線の導出高さに対応させて設けられている構成をも
って課題を解決する手段としている。
【0022】さらに、光モジュールの本第4の発明は、
上記本第1または第2または第3の発明の構成に加え、
前記パッケージに発光素子と受光素子が収容されてお
り、該発光素子と受光素子との間に該発光素子と受光素
子とを電磁的に遮蔽する金属体を設けた構成をもって課
題を解決する手段としている。
【0023】さらに、本発明の光モジュールの製造方法
は、パッケージに1つ以上の光部品を収容して形成され
る光モジュールの製造方法であって、光部品を金属製の
光部品配列基体に配列させて固定し、該光部品配列基体
の少なくとも一端側を樹脂製のパッケージに形成された
貫通の穴部に嵌合し、光部品配列基体の少なくとも一端
側をパッケージ表面に露出させた状態とし、該光部品配
列基体をパッケージに固定することにより形成する構成
をもって課題を解決する手段としている。
【0024】上記構成の本発明の光モジュールにおい
て、光部品を配列固定した金属製の光部品配列基体が、
少なくとも一端側を樹脂製のパッケージに形成された貫
通の穴部に嵌合した状態でパッケージ表面に露出してい
るために、光部品で発生した熱は、金属製の光部品配列
基体を通してパッケージ外部に放出されるため、熱がパ
ッケージ内にこもることは殆どなく、幅広い用途に適用
可能となるし、光モジュールの性能も高いものとなる。
また、パッケージは、樹脂製のパッケージであるため
に、低価格化や量産化を図ることが可能となる。
【0025】さらに、本発明の光モジュールは、光部品
を金属製の光部品配列基体に配列させて固定した後、光
部品配列基体の少なくとも一端側を樹脂製のパッケージ
に形成された貫通の穴部に嵌合して光部品を光部品配列
基体ごとパッケージに収容して製造できるために、光部
品を光部品配列基体に配列固定する方法として、半田や
溶接を用いることが可能となる。したがって、接着剤を
用いて光部品を固定する場合と異なり、短時間で作業性
よく、しかも、光部品を位置合わせした状態で位置に正
確に光部品配列基体にを固定することが可能となり、光
モジュールの性能を高いものとすることが可能となる
し、製造歩留まりも高くなる。
【0026】さらに、光部品配列基体は、例えばパッケ
ージ内に収容される光部品に対応させる等して所望の大
きさ、形状に形成するものであるため、従来の光モジュ
ールの樹脂パッケージ底面側に設けられていた金属製の
板部に比べて厚みを厚く形成することができるので、光
部品配列基体をこのように形成すれば、たとえパッケー
ジが光モジュールの使用環境温度によって熱膨張したり
熱変形したりしても、その影響が光部品配列基体に配列
固定された光部品に及ぶことを防ぐことが可能となり、
したがって、光モジュールの使用環境温度変化によって
光部品の位置がずれたりすることがなく、信頼性の高い
光モジュールとなる。
【0027】以上のことから、本発明の光モジュール
は、幅広い用途に適用することができ、低価格で量産性
が高く、性能のよい光モジュールとなり、上記課題が解
決される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、本実施形態例の説明におい
て、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重
複説明は省略する。図1の(b)には、本発明に係る光
モジュールの第1実施形態例が断面図により示されてお
り、同図の(a)には、本実施形態例の光モジュールの
製造工程の一部が断面図により示されている。また、図
2には、図1の(a)の斜視図が模式的に示されてい
る。
【0029】これらの図に示すように、本実施形態例も
従来例と同様に、光モジュールは、パッケージ6に複数
の光部品を収容して形成される光モジュールであるが、
本実施形態例では、光部品(光アイソレータ5、第1レ
ンズ1、発光素子8を搭載した光素子基板4)は、金属
製の光部品配列基体3に配列固定された状態で樹脂製の
パッケージ6に収容されており、光部品配列基体3の両
端側30,31は、パッケージ6に形成された貫通の穴
部12に嵌合されて、熱硬化性エポキシ樹脂等の接着剤
により固定され、光部品配列基体3の両端側30,31
は、パッケージ6の表面に露出している。パッケージ6
は、上側開口の箱形状に形成されており、パッケージ6
の上部側には蓋10が接着剤により固定されている。
【0030】なお、本実施形態例では、光部品配列基体
3は、例えばコバールなどの熱伝導率の高い材料によ
り、断面形状が櫛歯状に形成されており、その厚みは従
来の光モジュールに設けられていた板部18よりも厚く
形成されている。光部品配列基体3には、従来例の金属
枠13に形成された筒穴26と同様に形成された穴32
が2つ設けられている。そして、これらの穴32に、第
1レンズ1と第2レンズ2が共に、圧入により(レンズ
1,2に圧力を加えて穴32に挿入することにより)嵌
合固定されている。また、光アイソレータ5と光素子基
板4は、半田により光部品配列基体3に固定されてい
る。
【0031】図3,4に示すように、パッケージ6の正
面側に形成された穴部12の内壁には、光部品配列基体
3の位置決め用の位置決め部14が凹形状に形成されて
おり、蓋10にも同様の位置決め部16が形成されてい
る。光部品配列基体3には、これらの凹形状の位置決め
部14,16に嵌合する嵌合部としての凸形状の突起部
15が形成されており、突起部15が位置決め部14,
16に嵌合した状態で、光部品配列基体3、パッケージ
6、蓋10が互いに位置合わせされ、その状態で、互い
に接着剤により固定されている。なお、突起部15と位
置決め部14,16の凸と凹の隙間に接着剤が入り込ん
でおり、パッケージ6内が密封されている。
【0032】図1〜4に示すように、パッケージ6に
は、その両サイド側に、複数のリード端子7がパッケー
ジ6の内部からパッケージ6の外部へ突き抜けて設けら
れており、リード端子7のパッケージ6への取り付け高
さは、発光素子8から導出されるボンディングワイヤ9
の導出高さに対応させて、リード端子7のパッケージ6
への取り付け高さとボンディングワイヤ9の導出高さと
が、ほぼ同じ高さになるように設けられている。すなわ
ち、本実施形態例では、内部端子23の高さが発光素子
8から導出されるボンディングワイヤ9の導出高さとほ
ぼ同じ高さと成しており、ボンディングワイヤ9が発光
素子8から内部端子23に最短距離で接続されている。
【0033】本実施形態例は以上のように構成されてお
り、次に、本実施形態例の光モジュールの製造方法につ
いて説明する。まず、光部品配列基体3を形成するため
に、コバールなどにより形成された筒形状の金属部材を
用意する。なお、この金属部材は、筒の穴が第1レンズ
1、第2レンズ2を嵌合するための穴32となるように
形成し、この金属部材において、光アイソレータ5と光
素子基板4の搭載部分となるところをくり貫き、図1の
(a)および、図2に示すように、断面が櫛歯形状の光
部品配列基体3を形成する。
【0034】次に、この光部品配列基体3に、圧入によ
り、第1レンズ1と第2レンズ2を嵌合し、固定し、さ
らに、光アイソレータ5と光素子基板4とを第1レンズ
1および第2レンズ2に位置合わせし、その状態で、光
アイソレータ5と光素子基板4とをAu−Snなどの半
田によって光部品配列基体3に固定する。
【0035】一方、パッケージ6は、その両端側に、光
部品配列基体3の両端側をそれぞれ嵌合する貫通の穴部
12をそれぞれ形成した状態に成形し、かつ、複数のリ
ード端子7をインサート成形し、リード端子7のパッケ
ージ6への取り付け高さが、発光素子8から導出される
ボンディングワイヤ9の導出高さとほぼ同じ高さになる
ようにして、リード端子7をパッケージ6の内部からパ
ッケージ6の外部へ突き抜けた状態に設ける。
【0036】そして、前記のように、光部品を配列固定
した光部品配列基体3の両端側30,31をそれぞれ、
パッケージ6に形成された貫通の穴部12に嵌合し、光
部品配列基体3の両端側30,31をパッケージ表面に
露出させた状態とし、光部品配列基体3をパッケージ6
に接着剤により固定する。
【0037】その後、発光素子8から導出したボンディ
ングワイヤ9を内部端子23に接続し、その後、蓋10
をパッケージ6の上部側に被せて接着剤により固定す
る。そして、最後に、発光素子8からレーザ光を発振さ
せながら、光ファイバ部品11を発光素子8に対して調
心し、発光素子8と光ファイバ部品11の光ファイバと
が最適位置となったところで、光ファイバ部品11を光
部品配列基体3の一端側30に固定することにより、光
モジュールを製造する。
【0038】なお、本実施形態例の光モジュールも、従
来例の光モジュールと同様に機能する。
【0039】本実施形態例によれば、光モジュールに収
容される光部品を金属製の光部品配列基体3に配列させ
て固定した後、光部品を光部品配列基体3ごとパッケー
ジ6に収容して製造するために、光アイソレータ5など
の光部品を光部品配列基体3に配列固定する方法とし
て、例えばAu−Su等の高温の半田を用いることがで
きる。したがって、接着剤を用いてこれらの光部品を固
定する場合と異なり、短時間で作業性よく、しかも、光
部品を位置合わせした状態で位置に正確に光部品配列基
体3に固定することができるために、光モジュールの性
能を高いものとすることができるし、製造歩留まりも高
くすることができる。
【0040】また、本実施形態例によれば、光部品を配
列固定した金属製の光部品配列基体3の両端側30,3
1を、パッケージ6に形成された貫通の穴部12に嵌合
してパッケージ6の表面に露出した状態にしために、発
光素子8等の光部品で発生した熱を、光部品配列基体3
を通してパッケージ6の外部に放出することができるた
め、熱がパッケージ6の内部にこもることを防ぐことが
できる。そのため、光モジュールを幅広い用途に適用可
能となるし、光モジュールの性能も高くすることができ
る。
【0041】特に、本実施形態例によれば、光部品配列
基体3を、金属の中でも熱伝導率が高いコバールにより
形成しているために、前記のように、光部品配列基体3
により熱をパッケージ6の外部に放出する効果をより一
層効率的に発揮することができる。
【0042】さらに、光部品配列基体3は、従来の光モ
ジュールの樹脂パッケージ6底面側に設けられていた金
属製の板部18に比べて厚みが厚く形成されているため
に、たとえパッケージ6が光モジュールの使用環境温度
によって熱膨張したり熱変形したりしても、その影響が
光部品配列基体3に配列固定された光部品に及ぶことは
なく、したがって、本実施形態例の光モジュールは、使
用環境温度変化によって光部品の位置がずれたりするこ
とがなく、信頼性の高い光モジュールとなる。
【0043】さらに、本実施形態例によれば、パッケー
ジ6は、樹脂製のパッケージ6であるために、低価格化
や量産化を図ることができるし、リード端子7をインサ
ート成形によって、パッケージ6の所望の位置に取り付
けた状態で、非常に容易に成形することができる。
【0044】そして、リード端子7のパッケージ6への
取り付け高さが、発光素子8から導出されるボンディン
グワイヤ9の導出高さとほぼ同じ高さになるようにする
ことにより、発光素子8から導出されたボンディングワ
イヤ9を内部端子23に最短距離で接続することができ
るために、パッケージ6内でのボンディングワイヤ9の
配列状態を非常にすっきりすることができるし、たとえ
発光素子8に接続されたボンディングワイヤ9が高周波
信号を伝送する場合であっても問題はなく、光モジュー
ルの適用範囲を広くすることができる。
【0045】以上のように、本実施形態例の光モジュー
ルは、幅広い用途に適用することができ、低価格で量産
性が高く、性能のよい光モジュールとすることができ
る。
【0046】さらに、本実施形態例によれば、パッケー
ジ6の穴部12の内壁に、光部品配列基体3の位置決め
用の位置決め部14を凹形状に形成し、蓋10にも同様
の位置決め部16が形成し、光部品配列基体3には、こ
れらの凹形状の位置決め部14,16に嵌合する嵌合部
としての凸形状の突起部15を形成したために、光部品
配列基体3、パッケージ6、蓋10を正確に位置合わせ
することができる。
【0047】また、光部品配列基体3とパッケージ6と
蓋10とを位置合わせした状態で、光部品配列基体3と
パッケージ6と蓋10とを互いに接着剤により固定する
ことにより、突起部15と位置決め部14,16の凸と
凹の隙間に接着剤が入り込むため、パッケージ6内を確
実に密封することができる。
【0048】図5の(b)には、本発明に係る光モジュ
ールの第1実施形態例が断面図により示されており、同
図の(a)には、本実施形態例の光モジュールの製造工
程の一部が断面図により示されている。
【0049】本第2実施形態例は、上記第1実施形態例
とほぼ同様に構成されており、本第2実施形態例におい
て上記第1実施形態例と同一名称部分には同一符号が付
してあり、その重複説明は省略する。本第2実施形態例
が上記第1実施形態例と異なる特徴的なことは、上記第
1実施形態例における光アイソレータ5の代わりに、受
光素子20を搭載した受光素子基板24と光ビームスプ
リッタ25とを設け、受光素子20および受光素子基板
24と発光素子8との間に、受光素子20と発光素子8
とを電磁的に遮蔽する金属体21を設けたことである。
【0050】また、本第2実施形態例では、受光素子2
0から導出されたボンディングワイヤ9も内部端子23
に接続しており、内部端子23の高さは、受光素子20
から導出されたボンディングワイヤ9の導出高さと、発
光素子8から導出されたボンディングワイヤ9の導出高
さとの、中間の高さに形成されている。さらに、本実施
形態例では、パッケージ6の一端側に貫通の穴部12を
形成し、光部品配列基体3の一端側30を穴部12に嵌
合してパッケージ6の表面に露出させている。
【0051】本第2実施形態例の光モジュールは、半導
体レーザである発光素子8から発振された光は、第1レ
ンズ1、ビームスプリッタ25を透過し、さらに、第2
レンズ2を通って光ファイバ部品11の光ファイバに光
結合し、光ファイバに入射して伝送し、一方、光ファイ
バ部品11の光ファイバ側から出射される光は、第2レ
ンズ2を通ってビームスプリッタ25に入射し、ビーム
スプリッタ25で反射して受光素子20に光結合するよ
うになっており、本第2実施形態例の光モジュールは、
双方向光モジュールとして機能する。
【0052】本第2実施形態例は以上のように構成され
ており、本第2実施形態例も上記第1実施形態例とほぼ
同様にして製造される。なお、本第2実施形態例では、
上記の如く、金属体21が設けられるが、金属体21も
予め光部品配列基体3に固定した状態で、パッケージ6
に収容することにより、光モジュールを製造する。
【0053】本第2実施形態例も上記第1実施形態例と
ほぼ同様の効果を奏することができる。また、本第2実
施形態例のように、リード端子7に接続されるボンディ
ングワイヤ9が2つ以上の光部品から導出されて、その
導出高さが異なるときには、リード端子7の取り付け高
さ(内部端子23の高さ)を光部品から導出されるボン
ディングワイヤ9の導出高さに対応させて、たとえば、
2つの光部品から導出されるボンディングワイヤ9の導
出高さの中間に形成することにより、複数の光部品から
導出されるボンディングワイヤ9のリード端子7との接
続距離を非常に短くすることができる。
【0054】すなわち、本第2実施形態例において、受
光素子20から導出されるボンディングワイヤ9と発光
素子8から導出されるボンディングワイヤ9とを、共
に、従来例のように、パッケージ6の底面側に設けた板
部18とほぼ同一高さの内部端子23に接続しようとす
ると、パッケージ6の底面側よりもむしろパッケージ6
の上面側に近い位置に設けられた受光素子20からパッ
ケージ6の底面側まで伸びる長いボンディングワイヤ9
を必要とし、さらに、発光素子8からパッケージ6の底
面側に伸びるボンディングワイヤ9の長さも長くする必
要があるために、パッケージ6内の配線が煩雑になる
が、本第2実施形態例では、ボンディングワイヤ9の長
さを最短にすることができ、パッケージ6の内部の配線
状態を非常にすっきりさせることができ、電磁的なクロ
ストークやノイズによる悪影響を防ぐことができる。
【0055】さらに、本第2実施形態例のような双方向
光モジュールにおいては、従来は、送信信号と受信信号
の電磁的なクロストークが生じるといった問題があった
が、本実施形態例によれば、受光素子20と発光素子8
との間に、これらの素子を電磁的に遮蔽する金属体21
を設けて接地しているために、送信信号と受信信号との
電磁的なクロストークを効率的に低減することができ
る。すなわち、一般に、発光素子8に流される電流の強
度は大であり、このように、電流強度が大きいと、この
電流を光に変換して光信号を発振させるときに、発光素
子8側から電磁波が放出され、この電磁波が受光素子2
0側のボンディングワイヤ9などに入って、受光素子2
0側で検出される光強度の検出に影響を与えてしまう
が、本実施形態例では、金属体21により、受光素子2
0側と発光素子8側とが電磁的に遮蔽されるため、この
ような問題を殆どなくすことができる。
【0056】なお、本発明は上記実施形態例に限定され
ることはなく様々な実施の態様を採り得る。例えば、上
記各実施形態例では、第1レンズ1および第2レンズ2
は、圧入により光部品配列基体3に固定するようにした
が、これらのレンズ1,2の一方または両方の周りに低
融点ガラスを設けた状態でレンズ1,2を光部品配列基
体3の穴32に挿入し、このガラスの融点程度にレンズ
1,2および光部品配列基体3を加熱して低融点ガラス
を溶融させ、その後冷却することによって、低融点ガラ
スを接着剤代わりにして、レンズ1,2を光部品配列基
体3に固定するようにしてもよい。
【0057】また、上記各実施形態例では、パッケージ
6の穴部12の内壁には、光部品配列基体3の位置決め
用の位置決め部14を凹形状に形成し、蓋10にも同様
の位置決め部16を形成し、光部品配列基体3には、こ
れらの凹形状の位置決め部14,16に嵌合する嵌合部
としての凸形状の突起部15を形成したが、その逆に、
パッケージ6の穴部12や蓋10側に凸形状の位置決め
部を形成し、光部品配列基体3側に、この位置決め部に
嵌合する凹形状の嵌合部を形成してもよい。
【0058】さらに、これらの位置決め部や嵌合部は省
略することもできる。ただし、位置決め部と嵌合部とを
設けると、パッケージ6と光部品配列基体3との位置決
めを正確に行なうことができるし、パッケージ6と光部
品配列基体3とを接着剤により固定するときには、接着
剤を位置決め部と嵌合部との隙間に入り込ませて、パッ
ケージ6の密封効果を向上させることができる。
【0059】さらに、上記第1実施形態例では、リード
端子7のパッケージ6への取り付け高さが、発光素子8
から導出されるボンディングワイヤ9の導出高さとほぼ
同じ高さになるようにし、上記第2実施形態例では、リ
ード端子7の取り付け高さは、受光素子20から導出さ
れたボンディングワイヤ9の導出高さと、発光素子8か
ら導出されたボンディングワイヤ9の導出高さとの、中
間の高さに形成したが、リード端子7のパッケージ6へ
の取り付け高さは特に限定されるものではなく、適宜設
定されるものである。
【0060】ただし、リード端子7のパッケージ6への
取り付け高さを、ボンディングワイヤ9などのリード端
子接続用線の導出高さに対応させて、たとえば上記各実
施形態例のようにすれば、ボンディングワイヤ9等の線
の長さを短くすることができ、パッケージ6内のボンデ
ィングワイヤ9等の線の配線状態をすっきりさせて、ク
ロストークやノイズの問題の発生を抑制することができ
る。
【0061】さらに、上記第2実施形態例では、受光素
子20と発光素子8との間に、これらの素子を電磁的に
遮蔽する金属体21を設けて接地したが、金属体21は
省略することができる。ただし、金属体21を設けて受
光素子21と発光素子8とを電磁的に遮蔽するようにす
ると、これらの素子の間で問題となるクロストークを効
率的に低減することができる。
【0062】さらに、本発明の光モジュールに設けられ
る光部品の種類や数などは特に限定されるものではな
く、適宜設定されるものである。
【0063】さらに、本発明の光モジュールに設けられ
る光部品配列基体3の大きさや形状などは特に限定され
るものではなく、適宜設定されるものであり、光部品配
列基体3は、例えば、光モジュールに設けられる光部品
に対応させて形成されるものである。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、光部品を配列固定した
金属製の光部品配列基体を、少なくとも一端側を樹脂製
のパッケージに形成した貫通の穴部に嵌合した状態でパ
ッケージ表面に露出した状態としたいるために、光部品
で発生した熱を、金属製の光部品配列基体を通してパッ
ケージ外部に放出することができるため、熱がパッケー
ジ内にこもることを防ぐことができる。そのため、光モ
ジュールを幅広い用途に適用できるようにすることがで
きる。また、パッケージを、樹脂製のパッケージとする
ことにより、低価格化や量産化を図ることができる。
【0065】さらに、光部品配列基体は、例えばパッケ
ージ内に収容される光部品に対応させる等して所望の大
きさ、形状に形成することができるため、従来の光モジ
ュールのパッケージ底面側に設けられていた金属製の板
部に比べて厚みを厚く形成することも可能であり、この
ようにすると、たとえパッケージが光モジュールの使用
環境温度によって熱膨張したり熱変形したりしても、そ
の影響が光部品配列基体に配列固定された光部品に及ぶ
ことを防ぐこともでき、光モジュールの使用環境温度変
化によって光部品の位置がずれたりすることがなく、信
頼性の高い光モジュールとすることができる。
【0066】さらに、本発明の光モジュールは、本発明
の光モジュールの製造方法などを用いて、光部品を金属
製の光部品配列基体に配列させて固定した後、光部品配
列基体の少なくとも一端側を樹脂製のパッケージに形成
された貫通の穴部に嵌合して光部品を光部品配列基体ご
とパッケージに収容して製造できるために、光部品を光
部品配列基体に配列固定する方法として、半田や溶接を
用いることが可能となる。したがって、接着剤を用いて
光部品を固定する場合と異なり、短時間で作業性よく、
しかも、光部品を位置合わせした状態で位置に正確に光
部品配列基体にを固定することができ、光モジュールの
性能を高いものとすることができるし、製造歩留まりも
高くすることができる。
【0067】また、パッケージの穴部の内壁には光部品
配列基体の位置決め用の凹または凸形状の位置決め部が
形成されており、光部品配列基体には前記位置決め部に
嵌合する嵌合部が形成されている本発明の光モジュール
によれば、光部品配列基体とパッケージとを正確に位置
合わせすることができるし、例えば、その状態で、接着
剤により光部品配列基体をパッケージに固定すると、位
置決め部と嵌合部との隙間に接着剤が入り込むために、
パッケージ内を確実に密封することができる。
【0068】さらに、パッケージには光モジュールを接
続相手側の基板に接続するためのリード端子がパッケー
ジ内部からパッケージ外部へ突き抜けて設けられてお
り、該リード端子はパッケージへの取り付け高さが光部
品から導出されるリード端子接続用線の導出高さに対応
させて設けられている本発明によれば、リード端子接続
用線の長さを短くすることができ、パッケージ内のリー
ド端子接続用線の配線状態をすっきりさせることができ
るし、リード端子接続用線から出る電磁波によるクロス
トークやノイズの問題の発生を抑制することができる。
【0069】また、このように、パッケージにリード端
子を設けるときにも、本発明の光モジュールによれば、
パッケージを樹脂により形成しているために、リード端
子をインサートモールドにより、パッケージ成形時にリ
ード端子取り付け状態のパッケージを形成することがで
きるために、パッケージの製造を非常に容易に作業性良
く行なうことができ、光モジュールの製造を非常に作業
性良く行なうことができ、光モジュールの量産化および
低価格化を図ることができる。
【0070】さらに、パッケージに発光素子と受光素子
が収容されており、該発光素子と受光素子との間に該発
光素子と受光素子とを電磁的に遮蔽する金属体を設けた
本発明によれば、このように、発光素子と受光素子とを
設けて形成される双方向光モジュールにおいて問題とな
る発光素子と受光素子とのクロストークの問題を低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光モジュールの第1実施形態例
を、その製造工程の一部と共に示す要部構成図である。
【図2】図1の(a)を斜視図により模式的に示す説明
図である。
【図3】上記実施形態例の光モジュールにおいて、光部
品配列基体3の一端側30のパッケージ6への取り付け
構造と、リード端子7のパッケージ6への取り付け構造
を示す要部平面図である。
【図4】上記実施形態例の光モジュールにおいて、光部
品配列基体3の一端側30のパッケージ6および蓋10
への取り付け構造と、リード端子7のパッケージ6への
取り付け構造を示す要部断面図である。
【図5】本発明に係る光モジュールの第2実施形態例
を、その製造工程の一部と共に示す要部構成図である。
【図6】従来の光モジュールを、その製造工程の一部と
共に示す要部説明図である。
【図7】従来のセラミックパッケージを用いて形成され
る光モジュールの構成をそのまま樹脂パッケージの光モ
ジュールに応用したときに用いられる、金属部材を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 第1レンズ1 2 第2レンズ2 3 光部品配列基体 4 光素子基板 5 光アイソレータ 6 パッケージ 7 リード端子 8 発光素子 9 ボンディングワイヤ 12 穴部 14,16 位置決め部 15 突起部 20 受光素子 21 金属体 25 光ビームスプリッタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッケージに1つ以上の光部品を収容し
    て形成される光モジュールであって、前記光部品は金属
    製の光部品配列基体に配列固定された状態で樹脂製のパ
    ッケージに収容され、前記光部品配列基体の少なくとも
    一端側は前記パッケージに形成された貫通の穴部に嵌合
    されてパッケージ表面に露出していることを特徴とする
    光モジュール。
  2. 【請求項2】 パッケージの穴部の内壁には光部品配列
    基体の位置決め用の凹または凸形状の位置決め部が形成
    されており、光部品配列基体には前記位置決め部に嵌合
    する嵌合部が形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の光モジュール。
  3. 【請求項3】 パッケージには光モジュールを接続相手
    側の基板に接続するためのリード端子がパッケージ内部
    からパッケージ外部へ突き抜けて設けられており、該リ
    ード端子はパッケージへの取り付け高さが光部品から導
    出されるリード端子接続用線の導出高さに対応させて設
    けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の光モジュール。
  4. 【請求項4】 パッケージに発光素子と受光素子が収容
    されており、該発光素子と受光素子との間に該発光素子
    と受光素子とを電磁的に遮蔽する金属体を設けたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載の光
    モジュール。
  5. 【請求項5】 パッケージに1つ以上の光部品を収容し
    て形成される光モジュールの製造方法であって、光部品
    を金属製の光部品配列基体に配列させて固定し、該光部
    品配列基体の少なくとも一端側を樹脂製のパッケージに
    形成された貫通の穴部に嵌合し、光部品配列基体の少な
    くとも一端側をパッケージ表面に露出させた状態とし、
    該光部品配列基体をパッケージに固定することにより形
    成することを特徴とする光モジュールの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002299645A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Furukawa Electric Co Ltd:The 光モジュール用リードフレームおよび光モジュール
JP2005024723A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Sumitomo Electric Ind Ltd 光モジュール
WO2017169390A1 (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社エンプラス 光レセプタクル、光モジュールおよび光モジュールの製造方法

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