JP2000088220A - ガス化溶融設備およびその不燃物処理方法 - Google Patents
ガス化溶融設備およびその不燃物処理方法Info
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- JP2000088220A JP2000088220A JP10260723A JP26072398A JP2000088220A JP 2000088220 A JP2000088220 A JP 2000088220A JP 10260723 A JP10260723 A JP 10260723A JP 26072398 A JP26072398 A JP 26072398A JP 2000088220 A JP2000088220 A JP 2000088220A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】不燃物の排出量を低減して、スラグ化率を向上
する。 【解決手段】ごみをガス化炉１で還元燃焼させて発生さ
れた熱分解ガスＧｆを溶融炉４に導入し、この熱分解ガ
スＧｆを燃焼させて同伴された灰を溶融し捕捉するガス
化溶融設備において、ガス化炉１から層材と共に排出さ
れる層材抜出しライン５に、排出物から層材を分離する
振動篩７を設けるとともに、残部排出物を金属類と不燃
物とに分離する金属選別装置９を設け、この金属分離装
置９の不燃物出口とガス化炉１との間に不燃物復帰ライ
ン１１を設け、この不燃物復帰ライン１１に不燃物を粉
砕する粉砕装置１２を設けた。
する。 【解決手段】ごみをガス化炉１で還元燃焼させて発生さ
れた熱分解ガスＧｆを溶融炉４に導入し、この熱分解ガ
スＧｆを燃焼させて同伴された灰を溶融し捕捉するガス
化溶融設備において、ガス化炉１から層材と共に排出さ
れる層材抜出しライン５に、排出物から層材を分離する
振動篩７を設けるとともに、残部排出物を金属類と不燃
物とに分離する金属選別装置９を設け、この金属分離装
置９の不燃物出口とガス化炉１との間に不燃物復帰ライ
ン１１を設け、この不燃物復帰ライン１１に不燃物を粉
砕する粉砕装置１２を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス化炉で都市ご
みや産業不燃物を還元燃焼して発生させた熱分解ガスを
灰融炉に導入して燃焼させ、同伴された灰を溶融するガ
ス化溶融設備およびその不燃物処理方法に関する。
みや産業不燃物を還元燃焼して発生させた熱分解ガスを
灰融炉に導入して燃焼させ、同伴された灰を溶融するガ
ス化溶融設備およびその不燃物処理方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の流動式ガス化溶融設備は、図３に
示すように、粉砕された都市ごみや産業不燃物がごみホ
ッパー２から定量供給フィーダ３を介して流動床式ガス
化炉１に定量ずつ投入され、ガス化炉１内では複数の分
散管１ａから供給される分散用空気により流動化された
層材中で緩慢還元燃焼されて可燃ガスやチャーなどの未
燃分を含む熱分解ガスＧｆが生成される。そして、この
熱分解ガスＧｆが溶融炉４の一次燃焼室４ａに導入され
て一次空気により燃焼され、燃焼排ガスＧｏに同伴され
た灰が溶融される。そしてこの燃焼排ガスがスラグ回収
室４ｂに導入されて底壁に接触され上方に迂回されるこ
とにより、溶融スラグが捕捉される。さらにこの燃焼排
ガスは二次燃焼室４ｃに導入されて二次空気により完全
燃焼されて排出され、熱回収および除塵された後大気中
に排出される。スラグ回収室４ｂで捕捉された溶融スラ
グは、スラグ冷却装置１０の冷却水槽に投入されて水砕
スラグが生成される。
示すように、粉砕された都市ごみや産業不燃物がごみホ
ッパー２から定量供給フィーダ３を介して流動床式ガス
化炉１に定量ずつ投入され、ガス化炉１内では複数の分
散管１ａから供給される分散用空気により流動化された
層材中で緩慢還元燃焼されて可燃ガスやチャーなどの未
燃分を含む熱分解ガスＧｆが生成される。そして、この
熱分解ガスＧｆが溶融炉４の一次燃焼室４ａに導入され
て一次空気により燃焼され、燃焼排ガスＧｏに同伴され
た灰が溶融される。そしてこの燃焼排ガスがスラグ回収
室４ｂに導入されて底壁に接触され上方に迂回されるこ
とにより、溶融スラグが捕捉される。さらにこの燃焼排
ガスは二次燃焼室４ｃに導入されて二次空気により完全
燃焼されて排出され、熱回収および除塵された後大気中
に排出される。スラグ回収室４ｂで捕捉された溶融スラ
グは、スラグ冷却装置１０の冷却水槽に投入されて水砕
スラグが生成される。
【０００３】この従来構成において、ガス化炉１の下部
から層材排出用のロータリバルブ５ａを介して層材抜出
しライン５に排出された排出物は、層材である砂や金属
類、灰などの不燃物が含まれており、灰出コンベヤ６か
ら層材分離装置である振動篩７に移送されて、砂とその
他の排出物に分離され、砂は層材循環ライン８を介して
ガス化炉１に戻される。その他の排出物は、金属分離装
置である金属選別装置９に送られて鉄やアルミニウムな
どの金属類と不燃物とが分離されて取り出される。この
金属類は一部リサイクル資源として再利用され、また不
燃物は重金属などの固定化処理が施された後、埋立てに
供されていた。
から層材排出用のロータリバルブ５ａを介して層材抜出
しライン５に排出された排出物は、層材である砂や金属
類、灰などの不燃物が含まれており、灰出コンベヤ６か
ら層材分離装置である振動篩７に移送されて、砂とその
他の排出物に分離され、砂は層材循環ライン８を介して
ガス化炉１に戻される。その他の排出物は、金属分離装
置である金属選別装置９に送られて鉄やアルミニウムな
どの金属類と不燃物とが分離されて取り出される。この
金属類は一部リサイクル資源として再利用され、また不
燃物は重金属などの固定化処理が施された後、埋立てに
供されていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ガス化炉１か
ら排出される不燃物の量が、排出される灰分中の２〜３
割程度もあり、そのためスラグとして回収できるスラグ
化率が低く、また回収不燃物の運搬や保管、埋立て地の
確保などの問題も多い。
ら排出される不燃物の量が、排出される灰分中の２〜３
割程度もあり、そのためスラグとして回収できるスラグ
化率が低く、また回収不燃物の運搬や保管、埋立て地の
確保などの問題も多い。
【０００５】本発明は、上記問題点を解決して、不燃物
の排出量を低減して、スラグ化率を向上できるガス化溶
融設備およびその不燃物処理方法を提供することを目的
とする。
の排出量を低減して、スラグ化率を向上できるガス化溶
融設備およびその不燃物処理方法を提供することを目的
とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のガス化溶融設備は、被焼却物をガス化炉で還
元燃焼させて発生した熱分解ガスを溶融炉に導入し、こ
の熱分解ガスを燃焼させて同伴された灰を溶融し捕捉す
るガス化溶融設備において、前記ガス化炉から層材と共
に排出される層材抜出しラインに、排出物から層材を分
離する層材分離装置を設けるとともに、残部排出物を金
属類と不燃物とに分離する金属分離装置を設け、この金
属分離装置の不燃物出口とガス化炉との間に、不燃物復
帰ラインを設け、この不燃物復帰ラインに不燃物を粉砕
する粉砕装置を設けたものである。
に本発明のガス化溶融設備は、被焼却物をガス化炉で還
元燃焼させて発生した熱分解ガスを溶融炉に導入し、こ
の熱分解ガスを燃焼させて同伴された灰を溶融し捕捉す
るガス化溶融設備において、前記ガス化炉から層材と共
に排出される層材抜出しラインに、排出物から層材を分
離する層材分離装置を設けるとともに、残部排出物を金
属類と不燃物とに分離する金属分離装置を設け、この金
属分離装置の不燃物出口とガス化炉との間に、不燃物復
帰ラインを設け、この不燃物復帰ラインに不燃物を粉砕
する粉砕装置を設けたものである。
【０００７】また請求項３記載のガス化溶融設備の不燃
物処理方法は、被焼却物をガス化炉で還元燃焼させて発
生した熱分解ガスを溶融炉に導入し、この熱分解ガスを
燃焼させて同伴された灰を溶融し捕捉するガス化溶融設
備の不燃物処理方法であって、前記ガス化炉から層材と
共に排出される排出物から層材を分離し、次いで残部排
出物を金属類と不燃物とに分離し、さらにこの不燃物を
飛散可能な粒度に粉砕しガス化炉に戻して飛散させるも
のである。
物処理方法は、被焼却物をガス化炉で還元燃焼させて発
生した熱分解ガスを溶融炉に導入し、この熱分解ガスを
燃焼させて同伴された灰を溶融し捕捉するガス化溶融設
備の不燃物処理方法であって、前記ガス化炉から層材と
共に排出される排出物から層材を分離し、次いで残部排
出物を金属類と不燃物とに分離し、さらにこの不燃物を
飛散可能な粒度に粉砕しガス化炉に戻して飛散させるも
のである。
【０００８】上記各構成によれば、ガス化炉から排出さ
れた排出物を層材分離装置および金属分離装置により分
離し、分離された不燃物を粉砕してガス化炉に戻すの
で、この粉砕不燃物はガス化炉内で加熱されつつ熱分解
ガスに同伴されて溶融炉に移送されやすく、高い確率で
溶融炉に送られて溶融され捕捉される。これにより、不
燃物の排出量を低減して、スラグ化率を向上させること
ができ、回収不燃物の運搬や保管、埋立て地の確保など
の問題を解決することができる。
れた排出物を層材分離装置および金属分離装置により分
離し、分離された不燃物を粉砕してガス化炉に戻すの
で、この粉砕不燃物はガス化炉内で加熱されつつ熱分解
ガスに同伴されて溶融炉に移送されやすく、高い確率で
溶融炉に送られて溶融され捕捉される。これにより、不
燃物の排出量を低減して、スラグ化率を向上させること
ができ、回収不燃物の運搬や保管、埋立て地の確保など
の問題を解決することができる。
【０００９】さらに請求項２記載の発明は、請求項１の
構成において、粉砕装置は、不燃物をガス化炉で飛散可
能な粒度に粉砕できる能力を有し、不燃物復帰ラインを
ガス化炉の被焼却物供給口の近傍に接続して、粉砕不燃
物を飛散させるように構成したものである。
構成において、粉砕装置は、不燃物をガス化炉で飛散可
能な粒度に粉砕できる能力を有し、不燃物復帰ラインを
ガス化炉の被焼却物供給口の近傍に接続して、粉砕不燃
物を飛散させるように構成したものである。
【００１０】上記構成によれば、不燃物を確実に熱分解
ガスに同伴させてガス化炉に導入することができ、さら
にスラグ化率を向上させることができる。
ガスに同伴させてガス化炉に導入することができ、さら
にスラグ化率を向上させることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係るガス化溶融
設備の実施の形態を図１および図２に基づいて説明す
る。なお、従来と同一部材には同一符号を付して説明を
省略する。
設備の実施の形態を図１および図２に基づいて説明す
る。なお、従来と同一部材には同一符号を付して説明を
省略する。
【００１２】１１は金属選別機９の不燃物出口からガス
化炉１に接続された不燃物復帰ラインで、途中に不燃物
を粉砕する粉砕装置１２が介在されている。この粉砕装
置１２は、ガス化炉１の熱分解ガスＧｆに十分に同伴さ
れやすい大きさ、望ましくは直径が０．３ｍｍ以下にな
るように粉砕されるのがよい。不燃物復帰ライン１１が
接続された不燃物送入ノズル１３は、図２に示すよう
に、ごみ投入口１ｂの上部近傍の前壁１ｃに貫通して開
口されており、この開口部から吹出された粉砕不燃物
が、下流側の燃焼部１４から予熱部１５に流入して上方
に吹き上げられる熱分解ガスＧｆの流れに同伴されるよ
うに構成されている。
化炉１に接続された不燃物復帰ラインで、途中に不燃物
を粉砕する粉砕装置１２が介在されている。この粉砕装
置１２は、ガス化炉１の熱分解ガスＧｆに十分に同伴さ
れやすい大きさ、望ましくは直径が０．３ｍｍ以下にな
るように粉砕されるのがよい。不燃物復帰ライン１１が
接続された不燃物送入ノズル１３は、図２に示すよう
に、ごみ投入口１ｂの上部近傍の前壁１ｃに貫通して開
口されており、この開口部から吹出された粉砕不燃物
が、下流側の燃焼部１４から予熱部１５に流入して上方
に吹き上げられる熱分解ガスＧｆの流れに同伴されるよ
うに構成されている。
【００１３】上記構成において、流動床式ガス化炉１で
は、ごみがごみホッパー２からごみ定量供給フィーダー
３を介して定量ずつ投入され、複数の分散管１ａから供
給される分散用空気により流動化された層材中で緩慢還
元燃焼されて可燃ガスやチャーなどの未燃分を含む熱分
解ガスＧｆが生成される。そして、この熱分解ガスＧｆ
が灰溶融炉４の燃焼溶融室４ａに導入されて一次空気に
より燃焼され、燃焼排ガスＧｏに同伴された灰が加熱溶
融される。この燃焼排ガスがスラグ回収室４ｂに導入さ
れて底壁に接触され上方に迂回されることにより、溶融
スラグが捕捉される。この燃焼排ガスＧｏは二次燃焼室
４ｃに導入されて二次空気により完全燃焼され排出され
る。
は、ごみがごみホッパー２からごみ定量供給フィーダー
３を介して定量ずつ投入され、複数の分散管１ａから供
給される分散用空気により流動化された層材中で緩慢還
元燃焼されて可燃ガスやチャーなどの未燃分を含む熱分
解ガスＧｆが生成される。そして、この熱分解ガスＧｆ
が灰溶融炉４の燃焼溶融室４ａに導入されて一次空気に
より燃焼され、燃焼排ガスＧｏに同伴された灰が加熱溶
融される。この燃焼排ガスがスラグ回収室４ｂに導入さ
れて底壁に接触され上方に迂回されることにより、溶融
スラグが捕捉される。この燃焼排ガスＧｏは二次燃焼室
４ｃに導入されて二次空気により完全燃焼され排出され
る。
【００１４】ガス化炉１からロータリバルブ５ａを介し
て層材抜出しライン５に排出される排出物は、灰出コン
ベヤ６から振動篩７に送られて砂が取り出され、層材循
環ライン８を介してごみ投入口１ｂからガス化炉１内に
戻される。
て層材抜出しライン５に排出される排出物は、灰出コン
ベヤ６から振動篩７に送られて砂が取り出され、層材循
環ライン８を介してごみ投入口１ｂからガス化炉１内に
戻される。
【００１５】また振動篩７で分離された残りの排出物
は、金属選別機９に送られて金属類が除去され、さらに
金属類除去後の不燃物が不燃物復帰ライン１１により粉
砕機１２に送られてたとえば０．３ｍｍ以下に粉砕さ
れ、さらに不燃物復帰ライン１１から不燃物送入ノズル
１３を介してこみ投入口１ｂの上部近傍に投入される。
これにより、予熱部１５で上方に吹き上げられる熱分解
ガスＧｆの流れに高効率で同伴され、加熱されつつ溶融
炉４の燃焼溶融室４ａに送られて燃焼溶融される。
は、金属選別機９に送られて金属類が除去され、さらに
金属類除去後の不燃物が不燃物復帰ライン１１により粉
砕機１２に送られてたとえば０．３ｍｍ以下に粉砕さ
れ、さらに不燃物復帰ライン１１から不燃物送入ノズル
１３を介してこみ投入口１ｂの上部近傍に投入される。
これにより、予熱部１５で上方に吹き上げられる熱分解
ガスＧｆの流れに高効率で同伴され、加熱されつつ溶融
炉４の燃焼溶融室４ａに送られて燃焼溶融される。
【００１６】したがって、従来では埋立て処理していた
不燃物を、ガス化炉１の熱分解ガスＧｆに同伴されやす
い大きさに粉砕してガス化炉１に再投入し、しかも熱分
解ガスＧｆが上昇しているごみ投入口１ｂの近傍に投入
するので、粉砕不燃物が高効率で熱分解ガスＧｆに同伴
されて加熱されつつ溶融炉４に送られる。したがって、
スラグ化率を大幅に向上させることができる。
不燃物を、ガス化炉１の熱分解ガスＧｆに同伴されやす
い大きさに粉砕してガス化炉１に再投入し、しかも熱分
解ガスＧｆが上昇しているごみ投入口１ｂの近傍に投入
するので、粉砕不燃物が高効率で熱分解ガスＧｆに同伴
されて加熱されつつ溶融炉４に送られる。したがって、
スラグ化率を大幅に向上させることができる。
【００１７】ここで、上記構成により不燃物の粉砕と再
投入を実施した場合の実施例の結果を説明する。 設定ごみ量： 一般ごみ 低位発熱量： ２１００kcal/kg 灰分 ： ５．５％（灰・８０％、鉄・８％、アルミニウム・４％ 、がれき：８％） スラグ化増加率： ９％（従来：７２％→本実施例：７９％）
投入を実施した場合の実施例の結果を説明する。 設定ごみ量： 一般ごみ 低位発熱量： ２１００kcal/kg 灰分 ： ５．５％（灰・８０％、鉄・８％、アルミニウム・４％ 、がれき：８％） スラグ化増加率： ９％（従来：７２％→本実施例：７９％）
【００１８】
【発明の効果】以上に述べたごとく請求項１および３記
載の発明によれば、ガス化炉から排出された排出物を層
材分離装置および金属分離装置により分離し、分離され
た不燃物を粉砕してガス化炉に戻すので、この粉砕不燃
物はガス化炉内で加熱されつつ熱分解ガスに同伴されて
溶融炉に移送されやすく、高い確率で溶融炉に送られて
溶融され捕捉される。これにより、不燃物の排出量を低
減して、スラグ化率を向上させることができ、回収不燃
物の運搬や保管、埋立て地の確保などの問題を解決する
ことができる。
載の発明によれば、ガス化炉から排出された排出物を層
材分離装置および金属分離装置により分離し、分離され
た不燃物を粉砕してガス化炉に戻すので、この粉砕不燃
物はガス化炉内で加熱されつつ熱分解ガスに同伴されて
溶融炉に移送されやすく、高い確率で溶融炉に送られて
溶融され捕捉される。これにより、不燃物の排出量を低
減して、スラグ化率を向上させることができ、回収不燃
物の運搬や保管、埋立て地の確保などの問題を解決する
ことができる。
【００１９】また請求項２記載の発明によれば、不燃物
を確実に熱分解ガスに同伴させて溶融炉に導入すること
ができ、さらにスラグ化率を向上させることができる。
を確実に熱分解ガスに同伴させて溶融炉に導入すること
ができ、さらにスラグ化率を向上させることができる。
【図１】本発明に係るガス化溶融設備の実施の形態を示
す構成図である。
す構成図である。
【図２】同ガス化炉のごみ供給口を示す部分断面図であ
る。
る。
【図３】従来のガス化溶融設備を示す構成図である。
Ｇｆ 熱分解ガス １ ガス化炉 １ｂ ごみ供給口 ４ 灰溶融炉 ５ 層材抜出しライン ５ａ ロータリバルブ ６ 灰出コンベヤ ７ 振動篩 ８ 層材循環ライン ９ 金属選別装置 １０ スラグ冷却装置 １１ 不燃物復帰ライン １２ 粉砕装置 １３ 送入ノズル
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｆ２３Ｊ 1/00 Ｆ２３Ｊ 1/00 Ｂ (72)発明者 高木 雅彦 大阪府大阪市住之江区南港北１丁目７番89 号 日立造船株式会社内 Ｆターム(参考） 3K061 AA11 AB03 AC01 BA05 EA01 EB01 EB07 EB08 EB15 FA03 FA14 FA23 FA27 NB03 NB11 3K078 AA05 BA03 CA03 CA11 CA13
Claims (3)
- 【請求項１】被焼却物をガス化炉で還元燃焼させて発生
した熱分解ガスを溶融炉に導入し、この熱分解ガスを燃
焼させて同伴された灰を溶融し捕捉するガス化溶融設備
において、 前記ガス化炉から層材と共に排出される層材抜出しライ
ンに、排出物から層材を分離する層材分離装置を設ける
とともに、残部排出物を金属類と不燃物とに分離する金
属分離装置を設け、 この金属分離装置の不燃物出口とガス化炉との間に、不
燃物復帰ラインを設け、 この不燃物復帰ラインに不燃物を粉砕する粉砕装置を設
けたことを特徴とするガス化溶融設備。 - 【請求項２】粉砕装置は、不燃物をガス化炉で飛散可能
な粒度に粉砕できる能力を有し、 不燃物復帰ラインをガス化炉の被焼却物供給口の近傍に
接続して、粉砕不燃物を飛散させるように構成したこと
を特徴とする請求項１記載のガス化溶融設備。 - 【請求項３】被焼却物をガス化炉で還元燃焼させて発生
した熱分解ガスを溶融炉に導入し、 この熱分解ガスを燃焼させて同伴された灰を溶融し捕捉
するガス化溶融設備の不燃物処理方法であって、 前記ガス化炉から層材と共に排出される排出物から層材
を分離し、 次いで残部排出物を金属類と不燃物とに分離し、 さらにこの不燃物を飛散可能な粒度に粉砕しガス化炉に
戻して飛散させることを特徴とするガス化溶融設備の不
燃物処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10260723A JP2000088220A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | ガス化溶融設備およびその不燃物処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10260723A JP2000088220A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | ガス化溶融設備およびその不燃物処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000088220A true JP2000088220A (ja) | 2000-03-31 |
Family
ID=17351872
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10260723A Pending JP2000088220A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | ガス化溶融設備およびその不燃物処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000088220A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011106795A (ja) * | 2009-11-20 | 2011-06-02 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 流動床式ガス化炉、流動床式ガス化システム、アグロメーション物質分離方法 |
| JP2015140979A (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-03 | 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 | ガス化溶融設備 |
-
1998
- 1998-09-16 JP JP10260723A patent/JP2000088220A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011106795A (ja) * | 2009-11-20 | 2011-06-02 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 流動床式ガス化炉、流動床式ガス化システム、アグロメーション物質分離方法 |
| JP2015140979A (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-03 | 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 | ガス化溶融設備 |
| WO2015115354A1 (ja) * | 2014-01-29 | 2015-08-06 | 三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 | ガス化溶融設備 |
| US10190768B2 (en) | 2014-01-29 | 2019-01-29 | Mitsubishi Heavy Industries Environmental & Chemical Engineering Co., Ltd. | Gasification melting facility |
| EA031814B1 (ru) * | 2014-01-29 | 2019-02-28 | Мицубиси Хэви Индастриз Инвайронментал Энд Кемикал Инджиниринг Ко., Лтд. | Газификационная и плавильная установка |
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