JP2000088176A - 空気圧工具の空気供給/排気システム - Google Patents
空気圧工具の空気供給/排気システムInfo
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Abstract
少させる。 【解決手段】 空気圧釘打ち機3に二重管構造の同軸管
継手を設け、同軸管継手の中心通路をエアチャンバへ接
続し、外部通路と空気圧シリンダの排気ポートとを接続
する。消音器2に管継手と同軸管継手を設け、管継手と
同軸管継手の中心通路を中継管路で接続し、同軸管継手
の外部通路を消音チャンバへ接続する。消音器2と空気
圧釘打ち機3のそれぞれの同軸管継手を同軸エアホース
5で接続し、消音器2の管継手とエアコンプレッサ1と
をエアホース4で接続する。圧力空気は、エアコンプレ
ッサ1からエアホース4、消音器2の中継通路、同軸エ
アホース5の中心ホースを通り空気圧釘打ち機3へ供給
される。空気圧釘打ち機3の排出空気は、同軸管継手の
外部通路からエアホース5の外部ホースを経て消音器2
から大気へ排出される。
Description
気供給/排気システムに関するものであり、特に、空気
圧工具の排気音を軽減し、排気流による埃の飛散を防止
した空気圧工具の空気供給/排気システムに関するもの
である。
に、空気圧駆動式の釘打ち機やステープル打ち機等の工
具は、ドライバを駆動するための空気圧シリンダを内蔵
したハウジングの頭部に排気口が設けられていて、釘や
ステープルを打ち込んだ後にピストンの背面側の圧力空
気を排気口から大気に排気してピストンが待機位置へ戻
る構造となっている。したがって、空気圧工具を保持し
ている作業者の至近距離で圧力空気が排気されるので、
作業者が感じる音圧が高く、排気騒音による疲労が無視
できない。また、排気口から噴出する空気流が周囲の埃
やおが屑等を吹き上げて作業環境を悪化させるという問
題がある。
は、空気圧工具とエアホースの管継手を同軸二重管構造
とし、中心通路を空気供給通路とし、中心通路を取巻く
外部通路を排気通路としたもの(実公昭50−2760
8号)が知られている。
プレッサからの圧力空気が管継手の中心通路を通じて空
気圧工具のエアチャンバへ供給され、空気シリンダを駆
動後の排気は管継手の外部通路を通じて排出される構造
である。空気圧工具へ管継手を介して接続されるエアホ
ースは、管継手から或る程度の長さまでが空気供給ホー
スの外周に外部ホースを設けた同軸二重管構造であり、
エアホースの中間で外部ホースが終わっていて外部ホー
スの端部は開放されている。したがって、空気シリンダ
を駆動した後の排気空気は、管継手の外部通路及びエア
ホースの外部ホースを通って外部ホースの開放端部から
大気へ排出される。
た場合は、同軸エアホースにより排気口が作業者から遠
ざけられて作業者が感じる騒音が低下し、作業者の顔前
に埃等が吹き上げられることはない。しかし、減音効果
は殆どないので排気音の絶対音量は空気圧工具から直接
排気するものと大差なく、また、床面にエアホースを引
き回した場合は、床面に接している外部ホースの端部排
気口からの排気による埃等の飛散量は、空気圧工具から
直接排気するものより多くなることがある。
を低下させて、騒音と埃等の飛散を可及的に抑制するた
めに解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発
明は上記課題を解決することを目的とする。
達成するために提案するものであり、空気圧シリンダを
内蔵する空気圧工具に二重管構造の同軸管継手を設け、
前記同軸管継手の中心通路を空気圧工具内のエアチャン
バへ連通させ、同軸管継手の外部通路と空気圧シリンダ
の排気ポートとを接続する排気管路を設けて、同軸管継
手の外部通路を通じて排気空気を排出するように形成
し、消音チャンバを有する消音器に管継手と同軸管継手
とを設け、管継手の空気通路と前記同軸管継手の中心通
路とを接続する中継管路を設け、同軸管継手の外部通路
を消音チャンバへ連通させ、空気圧工具の同軸管継手と
消音器の同軸管継手とを二重管構造の同軸エアホースに
より接続し、消音器の他方の管継手とエアコンプレッサ
の管継手とをエアホースを介して接続する構成の空気圧
工具の空気供給/排気システムを提供するものである。
図に従って説明する。図1は空気圧工具の空気供給/排
気システムの構成図であり、1はエアコンプレッサ、2
は消音器、3は空気圧釘打ち機である。エアコンプレッ
サ1と消音器2はエアホース4で接続し、消音器2と空
気圧釘打ち機3は同軸エアホース5で接続している。エ
アコンプレッサ1が送り出す高圧空気は、エアホース4
から消音器2の中継通路及び同軸エアホース5の中心ホ
ースを通って空気圧釘打ち機3へ供給され、空気圧釘打
ち機3の排出空気は同軸エアホース5の外部ホースを経
て消音器2から大気へ排出される。
の一端部(図1において左)に形成した小径部6aと、
他端部に設けた通気穴付きのフランジ6bとにそれぞれ
円形のエンドプレート7,8を装着して、内筒6を取り
囲む円筒形の外カバー9を二枚のエンドプレート7,8
の縁部で挟み、二枚のエンドプレート7,8に設けた複
数の穴にステーボルト10を挿通し、ステーボルト10
の両端部にナット11を締めつけて固定している。外カ
バー9には多数の排気穴(図示せず)を設けてあり、外
カバー9とステーボルト10との間にフェルト等の吸音
材12を充填している。
重管継手のソケット13(以下、同軸ソケットという)
をねじ込み、他端部に一般的な単管継手のプラグ14を
ねじ込んである。同軸ソケット13の中心通路13a
は、内筒6の内部通路6cを通じてプラグ14の中心通
路14aへ連通し、同軸ソケット13の外部通路13b
は、内筒6のフランジ6bの通気穴6dと外カバー9の
排気穴を通じて大気へ連通している。
同軸プラグ15を接続し、同軸エアホース5の他端の同
軸ソケットを空気圧釘打ち機3の同軸プラグへ接続し、
プラグ14にはエアホース4のソケット(図示せず)を
接続して、エアホース4の他端のプラグをエアコンプレ
ッサのソケットに接続する。
部16の端部に同軸プラグ15が装着され、同軸プラグ
15の中心通路15aは、グリップ部16内のエアチャ
ンバ17に連通し、同軸プラグ15の外部通路15b
は、グリップ部16内を通る排気管路18を介して空気
圧シリンダ19のヘッド側の排気ポート20へ連通して
いる。エアコンプレッサ1が送り出す圧力空気は、エア
ホース4、消音器2の内部通路、同軸エアホース5の中
心ホース5aを経て空気圧釘打ち機3のエアチャンバ1
7に供給される。
周知であるので簡単に説明するが、トリガレバー21を
引くことにより、空気圧シリンダ19のヘッドバルブ2
2の上面に作用しているパイロット圧が排出され、ヘッ
ドバルブ22が図3に示す下降位置から上昇してエアチ
ャンバ17から空気圧シリンダ19のヘッド側空気室内
に圧力空気が流入する。これにより、ピストン23及び
ドライバ24がシリンダ内を急激に下降して、ドライバ
24がノーズ部25内の釘を打撃して木材等に釘を打込
む。
ッドバルブ22の上面にパイロット圧が加わり、パイロ
ット圧によりヘッドバルブ22が下降してエアチャンバ
17と空気圧シリンダ19との連通が断たれるととも
に、ヘッド側の排気ポート20が排気管路18に連通す
る。これにより、ヘッド側空気室内の圧力空気は、排気
管路18から同軸エアホース5の外部ホース5b内、及
び消音器2の同軸ソケット13の外部通路13bを通
り、内筒6と外カバー9とによって形成される消音チャ
ンバ内で減音され、吸音材12及び外カバー9の排気穴
を通じて大気へ排出される。
業者から離れた場所で消音器2を介して排出するので、
排気音の絶対音量が低下し、特に作業者に聞こえる排気
音量が著しく低下する。また、消音器2により排気流の
流速が減速されるので、消音器2を床面に置いた場合で
あっても、床上の埃等を飛散させることが少なく衛生的
であり、消音器を埃等の少ない場所や床面よりも高い位
置に設置することにより、さらに埃等の飛散を防止する
ことができる。
器の実施形態を示し、この消音器31は、両端のエンド
プレート32,33の間にカップ形のバッフルプレート
34を挿入して外カバー35の内部を二室に区分してい
る。バッフルプレート34は、空気圧釘打ち機の排気中
に含まれる潤滑オイルの霧状油滴を捕捉するためのもの
であり、その中心穴を内筒36に形成した小径部36a
に挿入し、カップ部34aの端面は同軸ソケット13側
のエンドプレート33の内側面に接して、内筒36とエ
ンドプレート33とにより挟まれて固定されている。
4bが形成されており、両端のエンドプレート32,3
3を連結するステーボルト37が通気穴34a内を通っ
ている。同軸ソケット13の外部通路13bからエンド
プレート33とバッフルプレート34との間の空間に流
入した排気流は、バッフルプレート34に衝突して排気
中に含まれる霧状の油滴がバッフルプレート34に付着
する。そして、大部分の油滴を除去された空気がバッフ
ルプレート34の通気穴34bから吸音材38を通過し
て外カバー35の排気穴から大気へ放出される。したが
って、周辺に油滴が飛散することがなく、油滴で汚染さ
れることが防止されるとともに、吸音材38の汚れや目
詰まりが軽減されて耐用時間が延長されるという効果が
ある。
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。
具の空気供給/排気システムは、空気圧工具の排気空気
を同軸エアホースを通じて作業者から離れた位置の消音
器へ導いて排気するので、排気音が低下し、特に、作業
者の位置における排気音を著しく減少させることができ
る。また、消音器により排気流速が低下するので、埃等
が飛散することも殆ど無くなり、騒音や衛生面の問題を
改善でき、作業環境の向上に寄与する発明である。
Claims (2)
- 【請求項1】 空気圧シリンダを内蔵する空気圧工具に
二重管構造の同軸管継手を設け、前記同軸管継手の中心
通路を空気圧工具内のエアチャンバへ連通させ、同軸管
継手の外部通路と空気圧シリンダの排気ポートとを接続
する排気管路を設けて、同軸管継手の外部通路を通じて
排気空気を排出するように形成し、 消音チャンバを有する消音器に管継手と同軸管継手とを
設け、管継手の空気通路と前記同軸管継手の中心通路と
を接続する中継管路を設け、同軸管継手の外部通路を消
音チャンバへ連通させ、 空気圧工具の同軸管継手と消音器の同軸管継手とを二重
管構造の同軸エアホースにより接続し、消音器の他方の
管継手とエアコンプレッサの管継手とをエアホースを介
して接続する構成の空気圧工具の空気供給/排気システ
ム。 - 【請求項2】 上記消音器の消音チャンバに、消音チャ
ンバへ流入する排気流を衝突させるバッフルプレートを
設け、 空気圧工具の排気中に含まれる潤滑油をバッフルプレー
トによって捕捉するように構成した請求項1記載の空気
圧工具の空気供給/排気システム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26136898A JP3543634B2 (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 空気圧工具の空気供給/排気システム |
US09/296,608 US6196331B1 (en) | 1998-04-24 | 1999-04-23 | Air supply and exhaust system for pneumatic tool |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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JP3543634B2 JP3543634B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=17360878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1431581A1 (en) * | 2001-09-20 | 2004-06-23 | Max Co., Ltd. | Compressed air retrieval device of compressor |
JP2006051595A (ja) * | 2004-07-13 | 2006-02-23 | Kanezuka Kogyo:Kk | 消音器付ハンマードリル |
JP2009220203A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | Hitachi Koki Co Ltd | 携帯工具 |
CN102628535A (zh) * | 2012-04-16 | 2012-08-08 | 宁波飞驹工具有限公司 | 气剪的进气装置 |
-
1998
- 1998-09-16 JP JP26136898A patent/JP3543634B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
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EP1431581A1 (en) * | 2001-09-20 | 2004-06-23 | Max Co., Ltd. | Compressed air retrieval device of compressor |
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CN102628535A (zh) * | 2012-04-16 | 2012-08-08 | 宁波飞驹工具有限公司 | 气剪的进气装置 |
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