JP2000087258A - 耐候性、加工性および外観に優れた表面処理鋼板 - Google Patents

耐候性、加工性および外観に優れた表面処理鋼板

Info

Publication number
JP2000087258A
JP2000087258A JP10254703A JP25470398A JP2000087258A JP 2000087258 A JP2000087258 A JP 2000087258A JP 10254703 A JP10254703 A JP 10254703A JP 25470398 A JP25470398 A JP 25470398A JP 2000087258 A JP2000087258 A JP 2000087258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel sheet
plating layer
plating
weather resistance
appearance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10254703A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Miyasaka
明博 宮坂
Kenichiro Matsumura
賢一郎 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP10254703A priority Critical patent/JP2000087258A/ja
Publication of JP2000087258A publication Critical patent/JP2000087258A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、耐候性、加工性および外観に優れ
た表面処理鋼板に関する。 【解決手段】 鋼板表面に、第1めっき層として目付量
20〜500g/m2 のZnめっき層を有し、第1めっ
き層の上に第2めっき層として目付量1〜100g/m
2 のNiめっき層を有し、さらに金属Cr量として、付
着量5〜70mg/m2 のクロメート処理被膜を有す
る。あるいは、クロメート層の6価クロム溶出量を1m
g/m2 以下とするか、鋼板中にBを0.0003〜
0.0040%含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は耐候性、加工性およ
び外観に優れた表面処理鋼板に係り、さらに詳しくは、
外観が黄金色を呈し、かつ大気環境、乾湿繰り返し環境
等における耐候性、耐食性に優れ、さらに厳しいプレス
加工にも耐える優れた加工性を有する表面処理鋼板に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄鋼材料の防食に対しては亜鉛め
っき、中でも溶融亜鉛めっきが一般的であり、建材、機
械、電気製品等に使用されてきた表面処理鋼板は、亜鉛
めっき鋼板、亜鉛合金めっき鋼板が一般的である。亜鉛
めっき鋼板は純亜鉛あるいは微量のAl、Pb、Sb等
の1種以上を含有させた亜鉛をめっきした鋼板であり、
安価なことが最大の特徴である。高耐食性を必要とする
場合には、めっき付着量を増加させることで対処され
る。高耐食性を付与した表面処理鋼板としては、Zn−
Al合金めっきが知られ、JIS G 3317に定め
られたZn−5%Alめっき鋼板や、Zn−55%Al
めっき鋼板が実用化されている。Zn−Al合金めっき
は、Al含有量の増加とともに高い耐食性が得られる優
れためっきである。
【0003】しかし、Alは鋼板に対する犠牲防食効果
が小さいので、Zn−Al合金めっきではAl含有量が
多くなるほど、めっき鋼板に疵がつくと疵付き部から下
地の鉄が腐食しやすい、という難点がある。また、Zn
−Al合金めっき鋼板と溶融亜鉛めっき鋼板の2種類の
めっきを、通常の溶融亜鉛めっき鋼板製造ラインにおい
て製造するためには、(1)めっき種を変更するごとに
溶融亜鉛ポット中のめっき浴(溶融亜鉛あるいは溶融Z
n−Al合金)を汲み出してめっき浴を交換する、
(2)溶融亜鉛ポットを2基設置して、めっき種に応じ
てポットを交換する、のいずれかが必要であるが、
(1)では生産性が低下してランニングコストが高い上
に、製造チャンスが限定され、(2)では設備コストお
よびランニングコストが高い。また、合金元素を多量に
含有するZn−Al合金めっきはめっき層が硬いため
に、大きな塑性変形に対してはめっきの割れや剥離を生
ずるので、加工性に劣るという難点もある。さらに、亜
鉛めっきあるいは亜鉛系合金めっきは通常は銀白色であ
るが、これとは異なる外観や色調、例えば黄金色、に対
する要望は、従前より潜在的に強いものがある。
【0004】ところで、特開昭62−27587号公報
には、鋼板の表面に、厚さ0.05〜10μmのZnめ
っきの第一めっき層、および該第一めっき層の上に厚さ
0.5〜10μmのNiの表層めっき層を備えたことを
特徴とする、燃料容器用2層Niめっき鋼板、あるいは
さらに表層にクロメート処理を施してなる燃料容器用2
層Niめっき鋼板、が開示されている。しかし、特開昭
62−27587号公報は、Znめっきの厚さが最大で
10μm、即ちめっき付着量にとして69g/m2 と比
較的薄いめっきだけを対象としているのに加えて、特開
昭62−27587号公報には、該めっき鋼板が自動車
用燃料タンクの腐食環境で耐食性を示すことは開示され
ているものの、塩分の存在下で乾湿を繰り返す厳しい腐
食環境で長期間使用される条件での耐食性あるいは耐候
性については、まったく記載が無い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の現状に
鑑みて、外観の色調に優れ、大気環境、乾湿繰り返し環
境における耐候性に優れ、かつ厳しいプレス成形性にも
耐えられる鋼板として、外観、加工性、耐候性に優れた
表面処理鋼板を安価に提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、大気環境や
乾湿繰り返し環境などに対する耐食性が優れ、かつ厳し
いプレス成形にも耐えられる加工性を付与する手段を種
々検討した結果、ついに、鋼板表面にZnをめっきした
上に、Niを表層めっきとしてめっきすれば、同一目付
量の亜鉛めっき鋼板に比べて、大気環境や乾湿繰り返し
環境などに対する耐食性をはるかに向上させることが可
能であることを見出した。また、かかるめっきは鋼板と
の密着性にすぐれ、かつZn−55%Alめっきに比べ
るとはるかに軟質のめっきであることから、厳しい加工
を加えてもめっきが割れや剥離を生ずることはなく、さ
らにNi表層めっきによって、プレス成形性を格段に向
上できることを見出した。かつ、ZnめっきとNi表層
めっきの重畳によって、黄金色を呈することを見出し
た。また、上記の構成を有するめっき鋼板上にクロメー
ト被膜を生成させると、大気環境や乾湿繰り返し環境な
どに対する耐食性が一段と改善されることを見出した。
【0007】即ち、本発明の第1発明が要旨とするとこ
ろは、鋼板表面に、第1めっき層として目付量20〜5
00g/m2 のZnめっき層を有し、第1めっき層の上
に第2めっき層として目付量1〜100g/m2 のNi
めっき層を有し、さらに、金属Cr量として付着量5〜
70mg/m2 のクロメート処理被膜を有することを特
徴とする耐候性、加工性および外観に優れた表面処理鋼
板、にある。本発明の第2発明が要旨とするところは、
第1発明において、第1めっき層、第2めっき層および
クロメート処理被膜を鋼板の両面に有する耐候性、加工
性および外観に優れた表面処理鋼板、にある。本発明の
第3発明が要旨とするところは、前記した第1発明にお
いて、第1めっき層、第2めっき層およびクロメート処
理被膜を鋼板の片面のみに有する耐候性、加工性および
外観に優れた表面処理鋼板、にある。本発明の第4発明
が要旨とするところは、前記した第1発明、第2発明、
第3発明のいずれかの発明において、クロメート処理被
膜からの6価Cr溶出量が1mg/m2 以下であること
を特徴とする耐候性、加工性および外観に優れた表面処
理鋼板、にある。 本発明の第5発明が要旨とするとこ
ろは、前記した第1発明、第2発明、第3発明、第4発
明のいずれかの発明において、鋼板が、重量%で、Bを
0.0003〜0.0040%含有することを特徴とす
る耐候性、加工性および外観に優れた表面処理鋼板、に
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
なお、本発明において%は、特に明記しない限り、重量
%を意味し、また、めっき付着量は片面あたりの付着量
を意味する。第1めっき層としてのZnめっきには、目
付量20〜500g/m2 のZnあるいはZn合金をめ
っきする。Znめっき層の目付量が20g/m2 未満で
は防食効果が不充分であり、500g/m2 を超えるめ
っきは溶融亜鉛めっきラインでの製造コストが増大す
る。建材のように長期間にわたって耐候性を必要とする
場合には、Znめっき層の目付量は多いほど耐候性が良
く、好ましくは80g/m2 超とする。加工性をも考慮
すると、より好ましくは、目付量は80〜350g/m
2 である。
【0009】本願発明において、Znめっきは純Znで
あっても良く、めっき密着性、耐候性、外観等を改善す
る目的で、このめっき層中にAl、Pb、Sb、C、S
i、P、Fe、Sn、Mg、Mn、Ni、Cr、Co、
Cu、Ca、Li、Ti、B、希土類元素の1種または
2種以上を含有させることができるし、不純物として上
記の元素を混入したZnめっきであっても、支障を来す
ことはない。このめっき層中にAlを0.2%以上含有
させると、めっき層の構造が、鋼板側から順次Fe−A
l−Zn合金層、亜鉛めっき層となり、めっき密着性に
一段と優れるめっきが得られる。また、めっき層中にM
gを0.4%以上含有させると、Ni表層めっきとの相
乗作用で一段と優れた耐候性が得られる。この場合、A
lを4%以上含有させると、Ni表層めっきとの相乗作
用でさらに優れた耐候性が得られる。
【0010】第1めっき層の上にめっきされる第2層と
してのNiめっき層は、目付量が1g/m2 未満では耐
候性向上効果、プレス成形性向上効果および外観がいず
れも不充分である。一方、目付量が100g/m2 を超
えてももはや耐食性向上効果が飽和しているばかりか、
耐食性と成形性がかえって低下する傾向がみられる。第
2層としての表層のNiめっき層の目付量は、より好ま
しくは2〜40g/m 2 である。
【0011】本発明においては、第2めっき層であるN
iめっき中に、Zn、Al、Pb、Sb、C、Si、
P、Fe、Sn、Mg、Mn、Cr、Co、Cu、C
a、Li、Ti、B、希土類元素の1種または2種以上
を含有あるいは混入しためっきであっても、支障を来す
ことはない。
【0012】第1めっき層および第2めっき層は、少な
くとも鋼板の片面に施すことが必要であるが、鋼板表面
の両面に施しても、片面だけに施してもよい。鋼板の両
面が腐食環境に接する場合では、鋼板の両面に第1めっ
き層および第2めっき層を有することが必要である。こ
れに対して、密閉構造の製品の筐体に使用される場合の
ように、主として鋼板の片面が腐食環境に接する場合に
は、少なくとも鋼板の片面に第1めっき層および第2め
っき層を有していればよく、他面側は必ずしも第1めっ
き層および第2めっき層を有する必要はない。勿論、他
面側に第1めっき層および第2めっき層を有していても
よく、鋼板製造上は両面を同一のめっきとする方が容易
である。この場合、両面の第1めっき層および第2めっ
き層のめっき付着量を同一としても良く、各面に必要な
特性の違いやコストを考慮して、両面のめっき付着量を
異なるものとしても本発明を何ら逸脱するものではな
い。あるいは片面を第1めっき層および第2めっき層と
し、他面側は第1めっき層のみ、あるいは第2めっき層
のみとしても、本発明を何ら逸脱するものではない。
【0013】本発明において、めっき方法は特に限定さ
れるものではなく、慣用のめっき方法を適用することが
できる。例えば、第1めっき層は、電気めっき法、溶融
めっき法、蒸着めっき法などを用いることができる。製
造コストからは、めっき付着量が多い場合には溶融亜鉛
めっきが有利である。第2めっき層は電気めっき法、蒸
着めっき法などを用いることができる。第1めっき層お
よび第2めっき層を片面のみに有する場合には、他面側
のめっきは電気めっき法、溶融めっき法、蒸着めっき法
などを用いることができる。この場合、第1めっき層を
鋼板の両面に施した後、片面のみに第2めっき層を施す
と、より容易かつ低コストで製造することができる。
【0014】本発明においては、第1めっき層および第
2めっき層の上に、さらにクロメート処理を施すが、こ
れは耐候性および塗料密着性を一段と改善する目的であ
る。第1めっき層および第2めっき層が片面だけの場合
であっても、クロメート処理を両面に施しても勿論良
い。クロメート処理としては、金属Cr量として、付着
量が5mg/m2 未満では耐候性および塗料密着性が充
分に向上せず、70mg/m2 を超えてももはや効果は
飽和する。より好ましくは、10〜60mg/m 2 であ
る。クロメート処理方法は特に限定されるものではな
く、通常の塗布型クロメート処理、反応型クロメート処
理などを用いることができる。
【0015】地球環境に対する負荷を低減する目的から
は、クロメート処理被膜からの6価Cr溶出量を低減す
ることが効果的であり、1mg/m2 以下とすることが
好ましく、0.5mg/m2 以下とすることがより好ま
しい。ここで6価Cr溶出量は、表面処理鋼板を25℃
の純水に1週間浸漬した後に、純水中に溶出したCr量
を分析し、単位面積(m2 )あたりで表示した量として
定義する。かかる6価Cr溶出量を低減したクロメート
処理被膜は、例えば3価Crへの還元率を高め、必要に
応じて還元剤あるいは樹脂を添加した処理溶液を使用
し、処理後の乾燥温度を高めることで6価Crから3価
Crへの還元を進行させることで得ることができる。
【0016】なお、第2めっき層であるNiめっきの厚
さを測定する方法としては、例えば蛍光X線法、鋼板表
面からグロー放電発光分光(GDS)を用いてスパッタ
リングしながら測定する方法、などを用いることができ
る。
【0017】本発明においては、鋼板中の合金元素とし
て、Bを0.0003〜0.0040%含有させること
ができるが、これは溶接時の液体金属脆化の防止を目的
としている。Bの含有量が0.0003%未満では添加
効果が充分ではなく、0.0040%を超えて添加して
ももはやその効果は飽和しているのに加えて、加工性が
低下するので、鋼板にBを添加する場合にはその範囲は
0.0003〜0.0040%とする。より好ましく
は、Bの添加量は0.0005〜0.0025%であ
る。
【0018】本発明の鋼板の成分は特に限定されるもの
ではなく、必要な強度、加工性、成形性などに応じて適
切な成分を選択することができる。さらに、本発明に適
用される鋼板は通常のプロセスで製造される冷延鋼板、
熱延鋼板のいずれであってもその効果は充分に発揮され
るものであり、鋼板の履歴によって効果が大きく変化す
るものではない。
【0019】当然のことながら、本発明の表面処理鋼板
上に、各種の処理を付加して施すことも勿論可能であ
り、例えば、潤滑性向上処理、樹脂塗布処理、溶接性向
上処理、りん酸塩処理、りん酸塩処理性を向上させるた
めの処理等を施したとしても、本発明の範囲を逸脱する
ものではなく、付加して必要とする特性に応じて、各種
の処理を施すことができる。また、本発明の表面処理鋼
板は裸、即ち無塗装の状態で、優れた耐候性を有するこ
とは言うまでもないが、各種の塗装を施した状態におい
ても優れた耐候性、耐食性を示す。従って、本発明の表
面処理鋼板を塗装鋼板の原板として使用することはもち
ろん、本発明の表面処理鋼板を使用した製品を塗装する
ことにおいても、本発明の優れた性能は発揮されるもの
である。
【0020】本発明の表面処理鋼板の強度としては、引
張強度が300N/mm2 未満の普通鋼あるいは超深絞
り用鋼板から、300N/mm2 以上の高強度鋼(30
0、340、400、440、590、780、98
0、1150N/mm2 級)などの広範囲にわたるもの
である。
【0021】
【実施例】JIS G3141 SPCEの冷延鋼板に
表1に示すめっきを施した。各鋼板は脱脂した後、溶融
めっき法でまずZnあるいはZn合金をめっきし、引き
続いてその上に通常の電気めっき法でNiをめっきし
た。さらに、通常の塗布型クロメート法でクロメート処
理被膜を付与した。ここで板厚は0.8mmとした。表
1で、No.1〜13例であり、No.19比較例であ
る。Niめっきは下記のめっき浴組成およびめっき条件
とした。 NiSO4 ・6H2 O : 300g/l H3 BO3 : 30g/l 浴温度 : 50℃ 電流密度 : 100A/dm2
【0022】各鋼板から試験片を採取し、耐候性、加工
性、色調、6価Cr溶出量を評価した。耐候性は、JA
SO(日本自動車規格) M 610−92に定められ
た複合サイクル(CCT)試験で評価した。試験サイク
ル数は120サイクルおよび240サイクルとした。但
し、評価の基準は腐食等級ではなく、予め試験片に付与
したクロスカット部の腐食外観と最大腐食深さにもとづ
いて、下記のように分類した。ここで、クロスカットは
カッターナイフを用いて、めっきと鋼板の界面まで疵を
入れたもので、鋼板の疵付き部を模擬している。なお、
表1の耐食性CCT欄における符号は下記のとおりであ
る。 ◎: クロスカット部赤錆無し、穴あきなし ○: クロスカット部微小赤錆、穴あきなし ×: クロスカット部赤錆、穴あきなし ××: クロスカット部赤錆、穴あきあり また、加工性は円筒深絞り試験における限界絞り比(=
割れずに絞り抜けた最大のブランク径をポンチ径で除し
た値)で評価した。限界絞り比の値が大きいほど、加工
性が良いことを示す。表1における色調は目視観察と
し、下記のように分類した。 ◎: 黄金色あるいはそれに近い ○: やや淡い黄金色 ×: 白色あるいは銀白色 ××: くすんだ色調 6価Cr溶出量は、各鋼板を25℃の純水に1週間浸漬
した後に、純水中に溶出したCr量を分析し、単位面積
(m2 )あたりで表示した量とした。
【0023】各評価結果をあわせて示す表1から明らか
なように、本発明例であるNo.1〜13は耐候性、加
工性、色調とも非常に優れている。これに対して、比較
例No.14〜19では耐候性が劣るか、鋼板の加工性
が不充分であるか、外観に劣っていた。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は耐候性、加
工性、色調のいずれにも優れた表面処理鋼板を安価に提
供できたものであり、産業の発展に貢献するところが極
めて大である。
フロントページの続き Fターム(参考) 4K024 AA03 AA05 AB02 BA03 BB01 BB09 BB15 BC01 GA02 GA04 GA08 4K044 AA02 AB02 BA06 BA10 CA11 CA13 CA16 CA18 CA53

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板表面に、第1めっき層として目付量
    20〜500g/m2 のZnめっき層を有し、この第1
    めっき層の上に第2めっき層として目付量1〜100g
    /m2 のNiめっき層を有し、さらに、金属Cr量とし
    て付着量5〜70mg/m2 のクロメート処理被膜を有
    することを特徴とする耐候性、加工性および外観に優れ
    た表面処理鋼板。
  2. 【請求項2】 第1めっき層、第2めっき層およびクロ
    メート処理被膜を鋼板の両面に有する請求項1に記載の
    耐候性、加工性および外観に優れた表面処理鋼板。
  3. 【請求項3】 第1めっき層、第2めっき層およびクロ
    メート処理被膜を鋼板の片面のみに有する請求項1に記
    載の耐候性、加工性および外観に優れた表面処理鋼板。
  4. 【請求項4】 クロメート処理被膜からの6価Cr溶出
    量が1mg/m2以下であることを特徴とする請求項1
    または2または3に記載の耐候性、加工性および外観に
    優れた表面処理鋼板。
  5. 【請求項5】 鋼板が、重量%で、Bを0.0003〜
    0.0040%含有することを特徴とする請求項1また
    は2または3または4に記載の耐候性、加工性および外
    観に優れた表面処理鋼板。
JP10254703A 1998-09-09 1998-09-09 耐候性、加工性および外観に優れた表面処理鋼板 Pending JP2000087258A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10254703A JP2000087258A (ja) 1998-09-09 1998-09-09 耐候性、加工性および外観に優れた表面処理鋼板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10254703A JP2000087258A (ja) 1998-09-09 1998-09-09 耐候性、加工性および外観に優れた表面処理鋼板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000087258A true JP2000087258A (ja) 2000-03-28

Family

ID=17268688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10254703A Pending JP2000087258A (ja) 1998-09-09 1998-09-09 耐候性、加工性および外観に優れた表面処理鋼板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000087258A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003003238A (ja) * 2001-06-22 2003-01-08 Nisshin Steel Co Ltd 耐食性に優れたZn−Al−Mg系溶融めっき鋼材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003003238A (ja) * 2001-06-22 2003-01-08 Nisshin Steel Co Ltd 耐食性に優れたZn−Al−Mg系溶融めっき鋼材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4424907B2 (ja) Sn系、Al系めっき鋼板用6価クロムフリー表面処理薬剤および表面処理鋼板
JP7315826B2 (ja) めっき鋼材、およびめっき鋼材の製造方法
WO2019221193A1 (ja) めっき鋼材
CN111328350B (zh) 涂装后耐蚀性优异的热浸镀Zn系钢板
JPWO2018169085A1 (ja) めっき鋼板
KR101736737B1 (ko) 용융 Al-Zn계 도금 강판 및 그의 제조 방법
JP2000104180A (ja) 耐食性、加工性および溶接性に優れた燃料容器用表面処理鋼板
US6720078B1 (en) Organic composite coated zinc-based metal plated steel sheet
JP5983277B2 (ja) 塗装後耐食性と耐エナメルヘア性に優れる高鮮映性塗装下地用電気亜鉛めっき鋼板およびその製造方法
JPWO2021095442A1 (ja) めっき鋼材
JPH073417A (ja) 高耐蝕性合金化溶融Znめっき鋼板
JP2002241916A (ja) 耐食性、加工性および溶接性に優れためっき鋼板とその製造方法
JP2000087258A (ja) 耐候性、加工性および外観に優れた表面処理鋼板
JP2000239820A (ja) 耐食性に優れた溶融アルミめっき鋼板
KR950000909B1 (ko) 복수의 도금층을 가진 가공성, 내식성 및 내수도료 밀착성이 우수한 전기 도금 강판
JP2016060945A (ja) 溶融Al系めっき鋼板
JP2004277839A (ja) 亜鉛系金属被覆鋼材
JP2000219950A (ja) 塗装後耐食性に優れた溶融Zn―Al―Mgめっき鋼板
JP6597947B1 (ja) 溶融Sn−Zn系合金めっき鋼板およびその製造方法
JP2004091879A (ja) 端面および傷部の耐食性に優れる亜鉛系金属被覆鋼材
JPH09143659A (ja) 耐初期白錆性の優れた溶融Zn合金めっき鋼板
JPH03249180A (ja) プレス成形性、化成処理性に優れた亜鉛系めっき鋼板
JP2001158938A (ja) 切断端面の耐食性に優れた溶融めっき鋼板
JP2016060946A (ja) 溶融Al系めっき鋼板
JPH04365883A (ja) 加工性及び塗装後耐食性に優れた表面処理AlまたはAl合金材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040901

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051101

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060324