JP2000086937A - 耐熱性断熱材料と耐熱性断熱材料の製造方法 - Google Patents

耐熱性断熱材料と耐熱性断熱材料の製造方法

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JP2000086937A
JP2000086937A JP10258261A JP25826198A JP2000086937A JP 2000086937 A JP2000086937 A JP 2000086937A JP 10258261 A JP10258261 A JP 10258261A JP 25826198 A JP25826198 A JP 25826198A JP 2000086937 A JP2000086937 A JP 2000086937A
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heat
paint
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microcapsules
resistant heat
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Shigetoshi Kanazawa
成寿 金澤
Azusa Shiga
あづさ 志賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の構成のものは、塗料を刷毛でコーティ
ングする場合には何回かの塗り重ねが必要であり、作業
性が良くないものである。また、スプレーでコーティン
グする場合には、塗料中に分散させる中空体あるいはビ
ーズの粒径をあまり大きくすることができず、従って断
熱性能が低くなるものである。 【解決手段】 マイクロカプセル2を塗料3中に分散さ
せ、加熱することによってマイクロカプセル2の内部に
封入したガスが膨張して体積が増加し、断熱性能が良い
耐熱性断熱材料としているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材の表面にコー
ティングした塗料によって断熱性を有する耐熱性断熱材
料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば電気調理器等の庫壁に使
用している金属材料の構成を示している。金属材料を使
用している基材10の表面に、断熱層11を設けてい
る。断熱層11としては、耐熱性を有する塗料中にセラ
ミックのビーズ12を分散させたものや、内部が中空に
なっている球状のセラミックを分散させたものを使用し
ている。また、断熱層11の厚さは、強度等の関係もあ
って数100μm程度が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成のもの
は、例えば、塗料を刷毛でコーティングする場合には何
回かの塗り重ねが必要であり、作業性が良くないもので
ある。また、スプレーでコーティングする場合には、塗
料中に分散させる中空体あるいはビーズの粒径をあまり
大きくすることができず、従って断熱性能が低くなるも
のである。また、断熱層としてシート状あるいは成形体
等を使用した別部品を基材の表面に貼り付ける方法とし
たものでも、作業性が良くないものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、マイクロカプ
セルを塗料中に分散させ、加熱することによってマイク
ロカプセルの内部に封入したガスが膨張して体積が増加
し、断熱性能が良い耐熱性断熱材料としているものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、マイ
クロカプセルを塗料中に分散させ、加熱することによっ
てマイクロカプセルの内部に封入したガスが膨張して体
積が増加し、断熱性能が良い耐熱性断熱材料としている
ものである。
【0006】また、請求項2に記載した発明は、塗料と
して無機系塗料を使用するようにして耐熱性の高い耐熱
性断熱材料としているものである。
【0007】請求項3に記載した発明は、塗料としてフ
ッ素樹脂系塗料を使用して、塗膜の断熱性能が良く、か
つ撥水性、防汚性が向上するため、材料の表面に汚れが
付きにくくなり断熱性能の低下を防ぐことができる耐熱
性断熱材料としているものである。
【0008】請求項4に記載した発明は、マイクロカプ
セルの含有量を3〜15wt%として、断熱性能が高
く、かつ塗膜の強度の高い耐熱性断熱材料としているも
のである。
【0009】請求項5に記載した発明は、耐熱性断熱塗
料をコーティングした後に、更に表面に前記耐熱性断熱
塗料よりも輻射率の小さい第2の塗料をコーティングし
て、表面からの熱の輻射を抑え、断熱性能を向上した耐
熱性断熱材料としているものである。
【0010】請求項6に記載した発明は、第2の塗料が
金属又は金属酸化物を含むようにして、表面からの熱放
出を抑えて、断熱性能を向上した耐熱性断熱材料として
いるものである。
【0011】請求項7に記載した発明は、第2の塗料と
してフッ素樹脂系の塗料を使用するようにして、塗膜が
撥水性と防汚性を有し、材料の表面に汚れが付きにくく
なり断熱性能の低下を防ぐことができる耐熱性断熱材料
としているものである。
【0012】請求項8に記載した発明は、マイクロカプ
セルを分散した塗料を基材にコーティングし、更に表面
にアルミニウム箔を設けるようにして、途膜の表面の凹
凸を吸収して表面積を小さくして、表面からの熱放出を
抑えて、断熱性能を向上したた耐熱性断熱材料としてい
るものである。
【0013】また請求項9に記載した発明は、シランカ
ップリング剤を併用することによって、マイクロカプセ
ルと塗料中の塗膜成分との密着性がよくなり、マイクロ
カプセルの膨張によってできた塗膜中の空間の強度を高
めて、断熱性が高く、かつ塗膜強度の高い耐熱性断熱材
料としているものである。
【0014】請求項10記載に記載した発明は、耐熱性
断熱塗料を基材にコーティングした後、マイクロカプセ
ルを膨張させる行程を設けて、十分にマイクロカプセル
を膨張させることによって断熱性の高い耐熱性断熱材料
を製造できる耐熱性断熱材料の製造方法としている。
【0015】
【実施例】図1は本実施例の構成を示す断面図である。
基材1の表面には、マイクロカプセル2を分散させてい
る塗料3をコーティングしている。塗料3としては、シ
リコーン塗料、アルミナ塗料等の無機系塗料を使用して
いる。
【0016】本実施例で使用しているマイクロカプセル
2は、図2に示している構成となっている。つまり、例
えば、アクリロニトリル共重合体、ポリ酢酸ビニル共重
合体、エチレン共重合体等の高分子材料、エラストマー
等によって構成した球状の外殻5と、前記外郭5内に封
入しているフロン、プロパン、ブタン、ペンタン等のガ
ス4とによって構成している。
【0017】以上の構成で、塗料3を加熱することによ
って、マイクロカプセル2の内部に封入しているガス4
は、図2に示しているように膨張するものである。この
結果、マイクロカプセル2を構成する外殻5は押し拡げ
られて、塗料3の膜厚は数100μmになるものであ
る。このとき膨張したマイクロカプセル2は、塗膜中で
空間として残るものであり、膨張したガス4が断熱材と
して作用するものである。また、使用している塗料3と
して、無機系塗料を使用しているため、耐熱性は200
℃以上となるものである。
【0018】以上のように本実施例によれば、マイクロ
カプセル2を塗料3中に分散させ、加熱することによっ
てマイクロカプセル2の内部に封入したガス4が膨張し
て体積が増加し、断熱性能が良い耐熱性断熱材料を実現
するものである。
【0019】また、マイクロカプセル2は加熱する前は
小さいため、塗料3中での分散は容易であり、また塗装
も容易に出来るものである。
【0020】このとき、塗料3として、例えば、ポリ四
弗化エチレン、パーフルオロアルコキシフッ素、四弗化
エチレン六弗化プロピレン共重合体、エチレン四弗化エ
チレン共重合体、弗化ビニリデン等を1種類あるいは複
数種含むフッ素系塗料を使用した場合には、撥水性、防
汚性を付与することができる。
【0021】このため、塗膜の断熱性能が良く、かつ撥
水性、防汚性が向上するため、材料の表面に汚れが付き
にくくなり断熱性能の低下を防ぐことができる耐熱性断
熱材料を実現するものである。
【0022】(実施例2)本実施例では、塗料3に配合
するマイクロカプセル2の量を3〜15wt%としてい
るものである。
【0023】以下、前記配合比とした試験片について断
熱性能と途膜強度について試験した結果を報告する。断
熱性能の評価は、図3に示している装置を使用して行っ
ている。つまり、ヒータ11で一定の温度に加熱した高
温空間12と、一定の温度を保持している低温空間13
との間にサンプル6を設置し、熱電対14aと熱電対1
4bによって、試験片6の両側の温度を測定するもので
ある。こうして、前記両側の温度差が大きいものほど断
熱性能は高いものである。本実施例では、マイクロカプ
セル3の配合量が0wt%時と比べて、3%以上向上し
た場合を○、それ以下の時を×として評価している。ま
た、途膜の強度は試験片6を90゜折り曲げたときに塗
膜の剥離が発生するかどうかで評価している。途膜の剥
離が発生しない場合は○、発生しない場合は×として評
価している。この試験結果を(表1)として示してい
る。
【0024】
【表1】
【0025】表1に示しているように、マイクロカプセ
ル2の量を3〜15wt%とした場合には、断熱性能が
高く、また途膜の強度も高いものである。
【0026】(実施例3)続いて本発明の第3の実施例
について説明する。図4は、本実施例の途膜の製造方法
を示す工程図である。本実施例では、前記実施例1或い
は実施例2に示している途膜を基材上にコーティングす
るコーティング工程Aに続いて、前記途膜中のマイクロ
カプセルを膨張させる加熱膨張行程Bを実行し、続いて
乾燥工程C、焼成工程Dを実行しているものである。本
実施例では、加熱膨張行程Bは50℃〜190℃、乾燥
工程Cは80℃〜150℃、焼成工程Dは150℃〜2
50℃としているものである。前記温度幅は、使用する
樹脂の種類等によって加熱温度が異なることを示してい
るものである。
【0027】つまり、本実施例によればマイクロカプセ
ル2の膨張に適した温度の加熱膨張行程Bを設けること
によって、マイクロカプセル2が十分に膨張してから、
塗料3を硬化乾燥できるものであり、断熱性能の高い耐
熱性断熱材料の製造方法を実現するものである。
【0028】(実施例4)続いて本発明の第4の実施例
について説明する。図5は本実施例の構成を示す断面図
である。本実施例では、前記各実施例で説明している塗
料3の表面に第2の塗料7をコーティングして、基材1
の表面に塗料3と第2の塗料7の2層を形成しているも
のである。このとき、第2の塗料7は、塗料3が有して
いる輻射率よりも低い輻射率を有しているものである。
つまり、本実施例では第2の塗料7として、塗料中にア
ルミニウム、鉄、ニッケル、ステンレス等の金属材料の
粉末を分散したものを使用しているものである。
【0029】このため、本実施例によれば、表面からの
熱の放射を抑えることが出来、断熱効果が向上するもの
である。
【0030】(表2)はこの断熱効果を、前記図3に示
している装置を使用して比較しているものである。
【0031】
【表2】
【0032】表2に示しているように、本実施例の耐熱
性断熱材料は、実施例1から実施例3で説明している構
成のものよりも断熱性能が高いものである。
【0033】また、第2の塗料として、例えば、ポリ四
弗化エチレン、パーフルオロアルコキシフッ素、四弗化
エチレン六弗化プロピレン共重合体、エチレン四弗化エ
チレン共重合体、弗化ビニリデン等を1種類あるいは複
数種含むフッ素樹脂系塗料を使用して、この中に金属粉
末を分散させたものを使用した場合には、撥水性および
防汚性を塗膜に付与することができるものである。つま
り、材料の表面に汚れが付きにくくなり断熱性能の低下
を防ぐことができる耐熱性断熱材料を実現するものであ
る。
【0034】(実施例5)続いて本発明の第5の実施例
について説明する。図6は本実施例の構成を示す断面図
である。基材1上には、マイクロカプセル2を分散させ
ている塗料3と、塗料3の表面に貼り付けているアルミ
ニウム箔8を設けている。
【0035】塗料3の表面は、ミクロに見た場合には無
数の凹凸が存在しているものである。つまり、表面積が
大きくなっているわけである。この点、本実施例では塗
料3の表面にアルミニウム箔8を貼り付けているため、
塗料3の表面が有している凹凸はアルミニウム箔8によ
って吸収される構成となっている。
【0036】以上のように本実施例によれば、マイクロ
カプセル2を分散した塗料3を基材1にコーティング
し、更に表面にアルミニウム箔8を設けるようにして、
塗膜の表面の凹凸を吸収して表面積を小さくして、表面
からの熱放出を抑えて、断熱性能を向上したた耐熱性断
熱材料を実現するものである。
【0037】(実施例6)次に本発明の第6の実施例に
ついて説明する。本実施例では、前記各実施例で説明し
ているマイクロカプセル2を予めシランカップリング剤
で処理するか、またはマイクロカプセル2と前記シラン
カップリング剤とを塗料中に混合するものである。本実
施例では、前記シランカップリング剤として、ビニルト
リクロロシラン、ビニルトリエトキシシラン、γ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノ
エチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン等を使
用しているものである。
【0038】前記シランカップリング剤は、マイクロカ
プセル2と塗料3中の塗膜成分との密着性を高めるよう
に作用するものである。このため、図2に示しているマ
イクロカプセル3の膨張によってできた外郭5で覆われ
ている塗膜中の空間の強度は高まるものである。
【0039】以上のように本実施例では、シランカップ
リング剤を併用することによって、マイクロカプセル2
と塗料3中の塗膜成分との密着性がよくなり、マイクロ
カプセル2の膨張によってできた塗膜中の空間の強度を
高めて、断熱性が高く、かつ塗膜強度の高い耐熱性断熱
材料を実現するものである。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、加熱するこ
とにより内部に封入したガスが膨張し、体積が増加する
マイクロカプセルを塗料に分散した構成として、加熱す
ることによってマイクロカプセルの内部に封入したガス
が膨張して体積が増加し、断熱性能が良い耐熱性断熱材
料を実現するものである。
【0041】請求項2に記載した発明は、塗料として無
機系塗料を使用する構成として、耐熱性の高い耐熱性断
熱材料を実現するものである。
【0042】請求項3に記載した発明は、塗料としてフ
ッ素樹脂系塗料を使用する構成として、撥水性、防汚性
が向上するため、材料の表面に汚れが付きにくくなり断
熱性能の低下を防ぐことができる耐熱性断熱材料を実現
するものである。
【0043】請求項4に記載した発明は、マイクロカプ
セルの量を3〜15wt%とする構成として、断熱性能
が高く、かつ塗膜の強度の高い耐熱性断熱材料を実現す
るものである。
【0044】請求項5に記載した発明は、加熱すること
により内部に封入したガスが膨張し、体積が増加するマ
イクロカプセルを分散した塗料を基材にコーティング
し、更に前記塗料の表面に前記塗料が有している輻射率
よりも輻射率が小さい第2の塗料をコーティングする構
成として、表面からの熱の輻射を抑え、断熱性能を向上
した耐熱性断熱材料を実現するものである。
【0045】請求項6に記載した発明は、第2の塗料
は、金属または金属酸化物を含有している構成として、
表面からの熱放出を抑えて、断熱性能を向上した耐熱性
断熱材料を実現するものである。
【0046】請求項7に記載した発明は、第2の塗料
は、フッ素樹脂塗料を使用する構成として、塗膜が撥水
性と防汚性を有し、材料の表面に汚れが付きにくくなり
断熱性能の低下を防ぐことができる耐熱性断熱材料を実
現するものである。
【0047】請求項8に記載した発明は、加熱すること
により内部に封入したガスが膨張し、体積が増加するマ
イクロカプセルを分散した塗料を基材にコーティング
し、更に表面にアルミニウム箔を設けた構成として、途
膜の表面の凹凸を吸収して表面積を小さくして、表面か
らの熱放出を抑えて、断熱性能を向上した耐熱性断熱材
料を実現するものである。
【0048】請求項9に記載した発明は、加熱すること
により内部に封入したガスが膨張し、体積が増加するマ
イクロカプセルとシランカップリング剤とを塗料中にに
分散するか、または前記マイクロカプセルを予めシラン
カップリング剤で処理したものを塗料中に分散させた構
成として、マイクロカプセルと塗料中の塗膜成分との密
着性がよくなり、マイクロカプセルの膨張によってでき
た塗膜中の空間の強度を高めて、断熱性が高く、かつ塗
膜強度の高い耐熱性断熱材料を実現するものである。
【0049】請求項10に記載した発明は、耐熱性断熱
塗料を基材にコーティングした後、マイクロカプセルを
膨張させる行程を設けて、十分にマイクロカプセルを膨
張させることによって断熱性の高い耐熱性断熱材料を製
造できる耐熱性断熱材料の製造方法を実現するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である耐熱性断熱材料の
構成と作用を示す断面図
【図2】同、加熱によって膨張するマイクロカプセルの
構造を示す説明図
【図3】同、耐熱性断熱材料の性能を評価するための試
験装置の構成を示す断面図
【図4】本発明の第3の実施例である耐熱性断熱材料の
製造方法を示す工程図
【図5】本発明の第4の実施例である耐熱性断熱材料の
構成を示す断面図
【図6】本発明の第5の実施例である耐熱性断熱材料の
構成を示す断面図
【図7】従来例である、電気調理器等の庫壁に使用して
いる金属材料の構成を示す断面図
【符号の説明】
1 基材 2 マイクロカプセル 3 塗料 4 ガス 5 外殻 7 第2の塗料 8 アルミ箔
フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 CA17 CA18 DC18 EA29 EB01 EB16 EC02 EC10 EC24 EC54 4J038 AA011 CA001 CB011 CD091 CD111 CD121 CF021 CG161 DL031 HA066 HA086 HA216 HA296 KA21 NA05 NA07 NA14 NA15 PB09 PC02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱することにより内部に封入したガス
    が膨張し、体積が増加するマイクロカプセルを塗料に分
    散してなる耐熱性断熱材料。
  2. 【請求項2】 塗料として無機系塗料を使用する請求項
    1に記載した耐熱性断熱材料。
  3. 【請求項3】 塗料としてフッ素樹脂系塗料を使用する
    請求項1に記載した耐熱性断熱材料。
  4. 【請求項4】 マイクロカプセルの量を3〜15wt%
    とする請求項1から3のいずれか1項に記載した耐熱性
    断熱材料。
  5. 【請求項5】 加熱することにより内部に封入したガス
    が膨張し、体積が増加するマイクロカプセルを分散した
    塗料を基材にコーティングし、更に前記塗料の表面に前
    記塗料が有している輻射率よりも輻射率が小さい第2の
    塗料をコーティングした耐熱性断熱材料。
  6. 【請求項6】 第2の塗料は、金属または金属酸化物を
    含有している請求項5に記載した耐熱性断熱材料。
  7. 【請求項7】 第2の塗料は、フッ素樹脂塗料を使用す
    る請求項7に記載した耐熱性断熱材料。
  8. 【請求項8】 加熱することにより内部に封入したガス
    が膨張し、体積が増加するマイクロカプセルを分散した
    塗料を基材にコーティングし、更に表面にアルミニウム
    箔を設けた耐熱性断熱材料。
  9. 【請求項9】 加熱することにより内部に封入したガス
    が膨張し、体積が増加するマイクロカプセルとシランカ
    ップリング剤とを塗料中にに分散するか、または前記マ
    イクロカプセルを予めシランカップリング剤で処理した
    ものを塗料中に分散させた耐熱性断熱材料。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれか1項に記載
    した耐熱性断熱塗料を基材にコーティングした後、マイ
    クロカプセルを膨張させる膨張行程を有する耐熱性断熱
    材料の製造方法。
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