JP2000086585A - 2−ハロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン酸誘導体の立体異性化方法 - Google Patents

2−ハロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン酸誘導体の立体異性化方法

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JP2000086585A
JP2000086585A JP26021898A JP26021898A JP2000086585A JP 2000086585 A JP2000086585 A JP 2000086585A JP 26021898 A JP26021898 A JP 26021898A JP 26021898 A JP26021898 A JP 26021898A JP 2000086585 A JP2000086585 A JP 2000086585A
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JP
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halo
acid derivative
substituent
carbon atoms
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JP26021898A
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English (en)
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Mikio Sasaki
幹雄 佐々木
Takashi Nanba
貴志 難波
Yusuke Yukimoto
裕介 行本
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Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】2−ハロ−2−フルオロシクロプロパンカルボ
ン酸誘導体の立体異性体のうち、従来不要とされていた
立体異性体を、必要な立体異性体に変換する方法を提供
する。 【解決手段】一般式 【化1】 (式中、Xは、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を
表わし、Rは、ハロゲン原子もしくは炭素数1〜10の
アルコキシ基で置換されていても良いアルコキシ基等を
示す)で示される2−ハロ−2−フルオロシクロプロパ
ンカルボン酸誘導体に、アルカリ金属アルコキシド等の
塩基を作用させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2−ハロ−2−フ
ルオロシクロプロパンカルボン酸誘導体の立体異性化方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】2−ハロ−2−フルオロシクロプロパン
カルボン酸誘導体は、医薬、農薬等の中間体として有用
な化合物であるが、該カルボン酸誘導体は2つの不斉炭
素を有するため、4種類の立体異性体が存在し、そのう
ちの1種類の立体異性体が用いられることが多い。
【0003】かかる2−ハロ−2−フルオロシクロプロ
パンカルボン酸誘導体は、例えば1−フルオロ−1−ハ
ロエチレン類とジアゾ酢酸誘導体とを反応させることに
より、4種類の立体異性体の混合物として製造され(特
開平6−9499号公報)、該混合物をそのまま、ある
いはさらに別の誘導体混合物に変換した後、蒸留、晶
析、カラムクロマトグラフィー等により分離し、必要な
立体異性体が取出されている。
【0004】上記の方法により必要な立体異性体を取り
出した後の残りの立体異性体混合物は、通常廃棄されて
いるため、経済的にも工業的にも不利であり、例えば、
該混合物中に含まれる立体異性体を、必要とする立体異
性体に変換して再使用することが望まれていた。
【0005】また、例えば特定の立体配置を有する2−
ハロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン酸は、2−
ハロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン酸エステル
を、酵素を用いて不斉加水分解することにより製造する
ことができる(特開平10−80298号)が、この場
合にも上記と同様、該カルボン酸を取り出した後の未反
応のエステル混合物の再利用が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、従来不要とされていた2−ハロ−2−フルオロシク
ロプロパンカルボン酸誘導体の立体異性体を、必要な立
体異性体に変換する方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく、鋭意検討したところ、2−ハロ−2−フ
ルオロシクロプロパンカルボン酸誘導体に塩基を作用さ
せることにより、立体異性化反応が進行することを見出
し、さらに検討を加えて、本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明は、一般式(1)
【0009】
【化2】
【0010】(式中、Xは塩素原子、臭素原子またはヨ
ウ素原子を表わし、Rは(a)ハロゲン原子もしくは炭素
数1〜10のアルコキシ基を有していてもよい炭素数1
〜10のアルコキシ基、(b)置換基を有していてもよい
アリールオキシ基、(c)置換基を有していてもよいアリ
ール基と炭素数1〜10のアルコキシ基とから構成され
るアラルキルオキシ基、(d)ハロゲン原子を有していて
もよい炭素数1〜10のアルキルチオ基、(e)置換基を
有していてもよいアリールチオ基、(f)置換基を有して
いてもよいアリール基と炭素数1〜10のアルキルチオ
基とから構成されるアラルキルチオ基、(g)炭素数1〜
10のアルキル基、置換基を有していてもよいアリール
基、置換基を有していてもよいアリール基と炭素数1〜
10のアルキル基とから構成されるアラルキル基及びア
シル基からなる群から選ばれる置換基を有していてもよ
いアミノ基を表わし、*は不斉炭素原子を表わす。)で
示される2−ハロ−2−フルオロシクロプロパンカルボ
ン酸誘導体に、塩基を作用させることを特徴とする2−
ハロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン酸誘導体の
立体異性化方法を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0012】原料2−ハロ−2−フルオロシクロプロパ
ンカルボン酸誘導体 一般式(1)で示される2−ハロ−2−フルオロシクロ
プロパンカルボン酸誘導体の式中、Xとしては、塩素原
子、臭素原子またはヨウ素原子が挙げられる。
【0013】また、Rとしては、(a)ハロゲン原子もし
くは炭素数1〜10のアルコキシ基を有していてもよい
炭素数1〜10のアルコキシ基、(b)置換基を有してい
てもよいアリールオキシ基、(c)置換基を有していても
よいアリール基と炭素数1〜10のアルコキシ基とから
構成されるアラルキルオキシ基、(d)ハロゲン原子を有
していてもよい炭素数1〜10のアルキルチオ基、(e)
置換基を有していてもよいアリールチオ基、(f)置換基
を有していてもよいアリール基と炭素数1〜10のアル
キルチオ基とから構成されるアラルキルチオ基、(g)炭
素数1〜10のアルキル基、置換基を有していてもよい
アリール基、置換基を有していてもよいアリール基と炭
素数1〜10のアルキル基とから構成されるアラルキル
基及びアシル基からなる群から選ばれる置換基の1個又
は2個を有していてもよいアミノ基を表わす。
【0014】以下、上記一般式(1)におけるRで示さ
れる基について説明する。
【0015】本明細書において、一般式(1)における
Rで示される各基に含まれているハロゲン原子として
は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等が
例示できる。
【0016】上記(a)のハロゲン原子もしくは炭素数1
〜10のアルコキシ基を有していてもよい炭素数1〜1
0のアルコキシ基としては、例えばメトキシ基、エトキ
シ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、シクロプ
ロポキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、t
−ブトキシ基、シクロブトキシ基、n−ペントキシ基、
n−ヘキソキシ基、シクロヘキソキシ基、levo−メ
ントキシ基等の直鎖状、分枝状、環状のアルコキシ基、
およびこれらアルコキシ基に、例えばメトキシ基、エト
キシ基、n−プロポキシ基等の炭素数1〜10、特に炭
素数1〜6のアルコキシ基が1〜3個、特に1〜2個又
はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハ
ロゲン原子が1個または2個以上、特に1〜3個置換し
たもの、例えば、メトキシメトキシ基、クロロメトキシ
基等が挙げられる。なかでも炭素数1〜10のアルコキ
シ基が好ましく、メトキシ基、エトキシ基、i−プロポ
キシ基、t−ブトキシ基、levo−メントキシ基等が
特に好ましい。
【0017】上記(b)の置換基を有していてもよいアリ
ールオキシ基としては、例えばフェノキシ基、1−ナフ
トキシ基、2−ナフトキシ基等、並びに、これらアリー
ルオキシ基のベンゼン環、ナフタレン環等の芳香環に、
ハロゲン原子、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭
素数1〜10のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキ
シ基、置換基を有していてもよいカルバモイル基、水酸
基、ニトロ基、シアノ基、炭素数2〜5のアシル基、炭
素数2〜5のアルコキシカルボニル基及び置換基を有し
ていてもよいアミノ基からなる群から選ばれた置換基が
1〜3個置換しているアリールオキシ基が挙げられる。
置換基を有していてもよいアミノ基としては、上記(g)
の置換基を有していてもよいアミノ基が挙げられ、置換
基を有していてもよいカルバモイル基としては、かかる
置換基を有していてもよいアミノ基とカルボニル基とか
ら構成されるカルバモイル基が挙げられる。
【0018】上記(c)の置換基を有していてもよいアリ
ール基と炭素数1〜10のアルコキシ基とから構成され
るアラルキルオキシ基としては、典型的には1個又は2
個のアリール基(特にフェニル基)が置換した炭素数1
〜10、特に炭素数1〜6のアルコキシ基、例えばベン
ジルオキシ基、ジフェニルメチルオキシ基、フェニルエ
チルオキシ基等、およびこれらの芳香環に、ハロゲン原
子、ハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数1〜1
0のアルキル基、炭素数1〜10のアルコキシ基、置換
基を有していてもよいカルバモイル基(例えば、上記
(b)について説明したもの)、水酸基、ニトロ基、シ
アノ基、炭素数2〜5のアシル基、炭素数2〜5のアル
コキシカルボニル基及び置換基を有していてもよいアミ
ノ基(例えば上記(b)について説明したもの)からな
る群から選ばれた置換基が1〜3個置換しているものが
挙げられる。
【0019】上記(d)のハロゲン原子を有していてもよ
い炭素数1〜10のアルキルチオ基としては、例えば、
上記(a)について説明したハロゲン原子を有していても
よい炭素数1〜10のアルコキシ基のオキシ基を構成す
る酸素原子が硫黄原子に代わったものであって、例えば
メチルチオ基、エチルチオ基等が挙げられる。
【0020】上記(e)の置換基を有していてもよいアリ
ールチオ基としては、例えば、上記(b)の置換基を有し
ていてもよいアリールオキシ基のオキシ基を構成する酸
素原子が硫黄原子に代わったものであって、例えばフェ
ニルチオ基、ナフチルチオ基等が挙げられる。
【0021】上記(f)の置換基を有していてもよいアリ
ール基と炭素数1〜10のアルキルチオ基とから構成さ
れるアラルキルチオ基としては、例えば、上記(c)につ
いて説明した置換基を有していてもよいアリール基と炭
素数1〜10のアルコキシ基とから構成されるアラルキ
ルオキシ基のオキシ基を構成する酸素原子が硫黄原子に
代わったものであって、例えばベンジルチオ基、ジフェ
ニルメチルチオ基、フェニルエチルチオ基等が挙げられ
る。
【0022】上記(g)の炭素数1〜10のアルキル基、
置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有して
いてもよいアリール基と炭素数1〜10のアルキル基と
から構成されるアラルキル基及びアシル基からなる群か
ら選ばれる置換基で置換されていてもよいアミノ基とし
ては、例えば、i)炭素数1〜10の直鎖状、分枝状ある
いは環状のアルキル基(特に炭素数1〜6の直鎖状又は
分岐状アルキル基等)、ii)上記(b)について説明した置
換基を有していてもよいアリールオキシ基を構成する置
換基を有していてもよいアリール基(特に、フェニル
基、ナフチル基等)、iii)上記ii)の置換基を有してい
てもよいアリール基と炭素数1〜10のアルキル基とか
ら構成されるアラルキル基(特に、ベンジル基、ジフェ
ニルメチル基、フェニルエチル基等)及びiv)脂肪族も
しくは芳香族アシル基(特に、炭素数2〜5のアルカノ
イル基、ベンゾイル基等)からなる群から選ばれる1個
又は2個の置換基で置換されていてもよいアミノ基であ
って、例えばアミノ基、N−メチルアミノ基、N,N−
ジメチルアミノ基、N−エチルアミノ基、N,N−ジエ
チルアミノ基、N−フェニルアミノ基、N−ベンジルア
ミノ基、N−アセチルアミノ基、N−ベンゾイルアミノ
基等が挙げられる。
【0023】上記R基のうちでも、例えば、次の基が好
ましい。
【0024】(a’)炭素数1〜10のアルコキシ基、又
は炭素数1〜10(特に1〜6)のアルコキシ基を1〜
3個有する炭素数1〜10のアルコキシ基、 (b’)アリールオキシ基、特にフェノキシ基又はナフト
キシ基 (c’)アラルキルオキシ基、特にベンジルオキシ基、ジ
フェニルメチルオキシ基、フェニルエチルオキシ基 (d’)炭素数1〜10のアルキルチオ基、特にメチルチ
オ基又はエチルチオ基 (e’)アリールチオ基、特にフェニルチオ基又はナフチ
ルチオ基 (f’)アラルキルチオ基、特に、ベンジルチオ基、ジフ
ェニルメチルチオ基、フェニルエチルチオ基 (g')炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基、ナフチル
基、ベンジル基、ジフェニルメチル基、フェニルエチル
基、炭素数2〜5のアルカノイル基及びベンゾイル基か
らなる群から選ばれる1個又は2個の置換基で置換され
ていてもよいアミノ基。
【0025】上記のうちでも、Rは炭素数1〜10のア
ルコキシ基であるのが特に好ましい。
【0026】かかる一般式(1)で示される2−ハロ−
2−フルオロシクロプロパンカルボン酸誘導体のうちで
も、例えば、 ・2−クロロ(またはブロモまたはヨード)−2−フル
オロシクロプロパンカルボン酸メチル、 ・2−クロロ(またはブロモまたはヨード)−2−フル
オロシクロプロパンカルボン酸エチル、 ・2−クロロ(またはブロモまたはヨード)−2−フル
オロシクロプロパンカルボン酸i−プロピル、 ・2−クロロ(またはブロモまたはヨード)−2−フル
オロシクロプロパンカルボン酸t−ブチル、 ・2−クロロ(またはブロモまたはヨード)−2−フル
オロシクロプロパンカルボン酸levo−メンチル、 ・2−クロロ(またはブロモまたはヨード)−2−フル
オロシクロプロパンカルボン酸メトキシメチル、 ・2−クロロ(またはブロモまたはヨード)−2−フル
オロシクロプロパンカルボン酸フェニル、 ・2−クロロ(またはブロモまたはヨード)−2−フル
オロシクロプロパンカルボン酸ベンジル、 ・2−クロロ(またはブロモまたはヨード)−2−フル
オロシクロプロパンチオカルボン酸エチル、 ・2−クロロ(またはブロモまたはヨード)−2−フル
オロシクロプロパンチオカルボン酸フェニル、 ・2−クロロ(またはブロモまたはヨード)−2−フル
オロシクロプロパンカルボン酸アミド、 ・2−クロロ(またはブロモまたはヨード)−2−フル
オロシクロプロパンカルボン酸N−メチルアミド等が挙
げられる。
【0027】2−ハロ−2−フルオロシクロプロパンカ
ルボン酸誘導体には、−CORで表される置換基とフッ
素原子とがシス配置であって、1位の立体配置がS配置
である(1S,2R)体と1位の立体配置がR配置であ
る(1R,2S)体、および−CORで表される置換基
とフッ素原子とがトランス配置であって、1位の立体配
置がS配置である(1S,2S)体と1位の立体配置が
R配置である(1R,2R)体の合計4種類の立体異性
体があるが、本発明では、これら立体異性体の単独もし
くは混合物が用いられる。
【0028】ここで、本明細書において、2−ハロ−2
−フルオロシクロプロパンカルボン酸誘導体の異性体に
関しては、そのシクロプロパン環上で、フッ素原子と−
CORで表される置換基とがシス配置にあるものがシス
異性体(シス体)であり、フッ素原子と−CORで表さ
れる置換基とがトランス配置にあるものがトランス異性
体(トランス体)である。
【0029】2−ハロ−2−フルオロシクロプロパンカ
ルボン酸誘導体は、例えば1−フルオロ−1−ハロエチ
レン類とジアゾ酢酸誘導体をロジウム等の遷移金属触媒
の存在下に反応させる方法(特開平6−9499号公
報)、ブタジエン類とジハロフルオロメタンとを反応さ
せ、酸化し、カルボン酸誘導体化する方法(J.Flu
orine Chem.,49,127(1990))
等に準じて製造することにより、通常、4種類の立体異
性体混合物として得られる。
【0030】これをそのまま本発明の原料として用いて
もよいが、該混合物に蒸留、晶析等の処理を施して、必
要とする異性体、例えばシス体あるいはトランス体ある
いは特定の立体異性体の全部もしくは一部を取り出した
後の混合物を用いることが好ましい。なかでも、1位の
立体配置がS配置の立体異性体の全部もしくは一部を取
り出した後の1位の立体配置が主としてR配置である2
−ハロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン酸誘導体
(即ち、1位の立体配置がR配置である立体異性体が主
成分である異性体混合物)、あるいはシス体の全部もし
くは一部を取り出した後のトランス体が主である2−ハ
ロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン酸誘導体を用
いることが特に好ましい。もちろん、取り出したシス体
あるいはトランス体あるいは特定の立体異性体単独を用
いてもよい。
【0031】また、前記した4種類の立体異性体混合物
に、酵素を用いる不斉加水分解反応を施し、該不斉加水
分解により選択的に得られた特定の立体構造を有する2
−ハロ−2−フロオロシクロプロパンカルボン酸異性体
を取り出した後の未反応立体異性体混合物も好ましく用
いられ(特開平10−80298号)、なかでも、(1
S,2R)体を選択的に不斉加水分解して取り出した後
の未反応立体異性体混合物、すなわち1位の立体配置が
主としてR配置である2−ハロ−2−フルオロシクロプ
ロパンカルボン酸誘導体(即ち、1位の立体配置がR配
置である立体異性体が主成分である異性体混合物)が特
に好ましく用いられる。
【0032】立体異性化 本発明は、一般式(1)で示される2−ハロ−2−フル
オロシクロプロパンカルボン酸誘導体に塩基を作用さ
せ、立体異性化、即ち立体配置を変化させることを特徴
とするものであり、下記の[化3]に示すように、一般
式(1)で示される2−ハロ−2−フルオロシクロプロ
パンカルボン酸誘導体の(1S,2R)体は(1R,2
R)体へ、(1R,2R)体は(1S,2R)体へそれ
ぞれ立体異性化して(1S,2R)体と(1R,2R)
体の平衡混合物が得られ、また(1S,2S)体は(1
R,2S)体へ、(1R,2S)体は(1S,2S)体
へそれぞれ立体異性化して(1S,2S)体と(1R,
2S)体の平衡混合物が得られる。また、シス体はトラ
ンス体へ、トランス体はシス体へそれぞれ立体異性化し
て、シス体とトランス体の平衡混合物が得られる。
【0033】
【化3】
【0034】本発明において、一般式(1)で示される
化合物に塩基を作用させる方法としては、例えば、一般
式(1)で示される化合物と塩基を混合すればよい。そ
の混合順序は制限されず、一般式(1)で示される化合
物に塩基を加えてもよいし、塩基に一般式(1)で示さ
れる化合物を加えてもよい。また、一般式(1)で示さ
れる化合物は予め後述する溶媒に溶かして溶液として用
いてもよい。
【0035】塩基としては、例えばアルカリ金属アルコ
キシド類、有機塩基、無機塩基等が挙げられ、なかでも
アルカリ金属アルコキシド類が好ましく用いられる。ア
ルカリ金属アルコキシド類としては、炭素数1〜10、
好ましくは1〜4のもの、例えばナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムn−プロポキシ
ド、ナトリウムi−プロポキシド、ナトリウムn−ブト
キシド、ナトリウムsec−ブトキシド、ナトリウムt
−ブトキシド等のナトリウムアルコキシド類、カリウム
メトキシド、カリウムエトキシド、カリウムn−プロポ
キシド、カリウムi−プロポキシド、カリウムn−ブト
キシド、カリウムsec−ブトキシド、カリウムt−ブ
トキシド等のカリウムアルコキシド類等が挙げられ、好
ましくはナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド
が用いられる。
【0036】かかる塩基はそのまま用いてもよいし、後
述する溶媒に溶かして溶液として用いてもよい。
【0037】塩基の使用量は、一般式(1)で示される
化合物に対して、通常0.0001〜10モル倍、好ま
しくは0.001〜1モル倍、さらに好ましくは0.0
05〜0.95モル倍である。
【0038】溶媒の存在下で一般式(1)で示される化
合物に塩基を作用させてもよい。かかる溶媒としては、
例えばメタノール、エタノール、n−プロパノール、i
−プロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノー
ル、t−ブタノール等のアルコール類、ヘキサン、ヘプ
タン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、ジクロロ
メタン等のハロゲン化炭化水素類、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素類等が挙げられ、その使用量は、一
般式(1)で示される化合物に対して、通常100重量
倍以下、特に1〜50重量倍程度とすればよい。
【0039】一般式(1)で示される化合物に塩基を作
用させる温度については、温度が低くなれば立体異性化
反応が進行しにくくなり、高くなれば一般式(1)で示
される化合物が分解しやすくなるため、通常−50〜1
00℃、好ましくは−20〜60℃である。
【0040】また、必要ならば、ルイス酸の共存下に一
般式(1)で示される化合物に塩基を作用させることも
できる。これにより、副反応を抑制することができ、さ
らに収率よく立体異性化反応を実施することができる。
かかるルイス酸としては、例えばチタンテトラエトキシ
ド、チタンテトラi−プロポキシド等のチタンテトラア
ルコキシド類、特にチタンテトラ(C1−C4アルコキ
シド)、塩化亜鉛、塩化アルミニウム、トリフルオロメ
タンスルホン酸イッテルビウム等の希土類金属トリフル
オロメタンスルホン酸塩等が挙げられ、好ましくはチタ
ンテトラエトキシド、チタンテトラi−プロポキシド等
のチタンテトラアルコキシド類、特にチタンテトラ(C
1−C4アルコキシド)が用いられる。ルイス酸の使用
量は、一般式(1)で示される化合物に対して、通常
0.0001〜10モル倍、好ましくは0.001〜1
モル倍である。
【0041】かくして2−ハロ−2−フルオロシクロプ
ロパンカルボン酸誘導体に塩基を作用させることによ
り、該カルボン酸誘導体を立体異性化させることができ
るが、立体異性化反応後に得られる該カルボン酸誘導体
は、通常反応マスに塩酸等の鉱酸を加えて、使用した塩
基を分解し、必要に応じて有機溶媒を加えて抽出処理す
ることにより、該カルボン酸誘導体を含む油層として得
られ、該油層について濃縮、晶析等の処理を施すことに
より取り出すことができる。
【0042】
【発明の効果】本発明の方法によれば、一般式(1)で
表される2−ハロ−2−フルオロシクロプロパンカルボ
ン酸誘導体に塩基を作用させることにより、容易に立体
異性化させることができる。
【0043】例えば、(1S,2R)体、(1R,2
R)体、(1S,2S)体、(1R,2S)体の4種類
の立体異性体のうち、(1S,2R)体が必要な立体異
性体である場合には、前記した公知の方法により製造し
た4種類の立体異性体混合物から(1S,2R)体もし
くはシス体((1S,2R)体と(1R,2S)体の混
合物)を取り出した後の混合物に塩基を作用させること
により、該混合物中の(1R,2R)体を(1S,2
R)体へ立体異性化させることができ、不要とされてい
た立体異性体を有効に利用することができる。
【0044】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれら実施例により限定されるものではな
い。
【0045】参考例1 0.1mol/Lリン酸水溶液500mLに27%水酸
化ナトリウム水溶液を加え、水溶液のpHを7.0に調
整した。
【0046】この水溶液に25℃で酵素(凍結乾燥菌
体;バシルス ブレビス(IAM 1031))3.0
gおよび2−クロロ−2−フルオロシクロプロパンカル
ボン酸エチル50g(シス/トランス比=57/43)
を加え、40℃に昇温、同温度で15時間保温、撹拌
し、該カルボン酸エチル中の4種類の立体異性体のうち
(1S,2R)体を選択的に加水分解した。この間、1
mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えて反応混合物
のpHを7.0±0.1に調整し続けた。
【0047】保温終了後、反応混合物にヘプタン500
mLを加え、30分間撹拌し、不溶分を濾別した後、分
液処理して未反応の該カルボン酸エチルを含む油層を得
た。水層はヘプタン100mLで2回抽出処理し、得ら
れた油層を全て混合して、2−クロロ−2−フルオロシ
クロプロパンカルボン酸エチルのヘプタン溶液を得た。
【0048】ガスクロマトグラフィーによる分析の結
果、2−クロロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン
酸エチルは4種類の立体異性体の混合物であり、その含
量は9.4%であった。該カルボン酸エチルのシス/ト
ランス比は43/57であり、4種類の立体異性体の合
計量に対する(1S,2R)体比は3.9%であった。
【0049】実施例1 参考例1で得られた2−クロロ−2−フルオロシクロプ
ロパンカルボン酸エチルのヘプタン溶液10.6gに、
21%ナトリウムエトキシドエタノール溶液0.39g
を加え、室温で3時間撹拌した。得られた反応混合物に
1N塩酸5gとヘプタンを加え、水層を分液除去し、2
−クロロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン酸エチ
ルを含むヘプタン溶液14.1gを得た。
【0050】ガスクロマトグラフィーによる分析の結
果、2−クロロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン
酸エチルの含量は6.0%(収率85%)であり、シス
/トランス比は42/58、4種類の立体異性体の合計
量に対する(1S,2R)体比は14.0%であった。
【0051】参考例2 シス/トランス比が57/43である2−クロロ−2−
フルオロシクロプロパンカルボン酸エチルの立体異性体
混合物を原料とし、蒸留処理を繰り返すことにより、シ
ス/トランス比が2/98である2−クロロ−2−フル
オロシクロプロパンカルボン酸エチルを得た。
【0052】実施例2 参考例2で得られたシス/トランス比が2/98である
2−クロロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン酸エ
チル167mg、エタノール2mLおよびチタンテトラ
エトキシド20mgからなる混合物に、ナトリウムエト
キシド13mgを加え、室温で4時間撹拌した。
【0053】得られた反応混合物をガスクロマトグラフ
ィーにて分析した結果、2−クロロ−2−フルオロシク
ロプロパンカルボン酸エチルの面積百分率は96.4
%、シス/トランス比は41/59であった。
【0054】実施例3 参考例2で得られたシス/トランス比が2/98である
2−クロロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン酸エ
チル167mgおよびエタノール2mLからなる混合物
に、ナトリウムエトキシド13mgを加え、室温で4時
間撹拌した。得られた反応混合物をガスクロマトグラフ
ィーにて分析した結果、2−クロロ−2−フルオロシク
ロプロパンカルボン酸エチルの面積百分率は92.4
%、シス/トランス比は41/59であった。
【0055】実施例4 参考例2で得られたシス/トランス比が2/98である
2−クロロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン酸エ
チル167mg、エタノール2mLおよびチタンテトラ
エトキシド32mgからなる混合物に、ナトリウムエト
キシド13mgを加え、内温50℃で4時間保温、撹拌
した。得られた反応混合物をガスクロマトグラフィーに
て分析した結果、2−クロロ−2−フルオロシクロプロ
パンカルボン酸エチルの面積百分率は90.9%、シス
/トランス比は42/58であった。
【0056】参考例3 0.1mol/Lリン酸水溶液500gに27%水酸化
ナトリウム水溶液を加え、水溶液のpHを7.0に調整
した。
【0057】この水溶液に酵素(凍結乾燥菌体;バシル
ス ブレビス(IAM1031))3.0gおよび2−
クロロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン酸エチル
50g(純度97.5%、シス/トランス比=58/4
2)を加え、40℃に昇温、同温度で7時間保温、撹拌
し、該カルボン酸エチル中の4種類の立体異性体のう
ち、(1S,2R)体を選択的に加水分解した。この
間、1mol/L水酸化ナトリウム水溶液を加えて、反
応混合物のpHを7.0付近に保った。
【0058】保温終了後、反応混合物にメチルt−ブチ
ルエーテル500mLを加え、撹拌し、不溶分を濾別し
た後、分液処理して未反応の該カルボン酸エチルを含む
油層を得た。水層はメチルt−ブチルエーテル100m
Lで2回抽出処理し、得られた油層をすべて混合して、
2−クロロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン酸エ
チルのメチルt−ブチルエーテル溶液511.5gを得
た。
【0059】ガスクロマトグラフィーによる分析の結
果、2−クロロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン
酸エチルは、4種類の立体異性体の混合物であり、その
含量は7.1%であった。該カルボン酸エチルのシス/
トランス比は46/54であり、4種類の立体異性体の
合計量に対する(1S,2R)体比は9.9%であっ
た。
【0060】実施例5 参考例3で得られた2−クロロ−2−フルオロシクロプ
ロパンカルボン酸エチルのメチルt−ブチルエーテル溶
液のうち、504gを全量が42.6gになるまで濃縮
した。これに、ヘプタン100mL、チタンテトラエト
キシド4.7gおよび21%ナトリウムエトキシドエタ
ノール溶液13.5gを加え、室温で4時間撹拌した。
得られた反応混合物を10%塩酸75.9g中に少しず
つ加え、水層を分液除去した。得られた油層を、水で洗
浄して、2−クロロ−2−フルオロシクロプロパンカル
ボン酸エチルを含むヘプタン溶液115.8gを得た。
【0061】ガスクロマトグラフィーによる分析の結
果、2−クロロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン
酸エチルの含量は、26.6%(収率86%)であり、
シス/トランス比は、42/58、4種類の立体異性体
の合計量に対する(1S,2R)体比は15.9%であ
った。
【0062】該カルボン酸エチルを含むヘプタン溶液を
蒸留処理して、2−クロロ−2−フルオロシクロプロパ
ンカルボン酸エチル27.6g(純度99.3%、シス
/トランス比=41/59、(1S,2R)体比=1
5.7%)を得た。
フロントページの続き (72)発明者 難波 貴志 大分県大分市大字鶴崎2200番地 住友化学 工業株式会社内 (72)発明者 行本 裕介 東京都江戸川区北葛西1丁目16番13号 第 一製薬株式会社東京研究開発センター内 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC27 AC81 BA02 BA10 BA32 BA67 BJ20 BJ50 BM10 BM20 BM71 BM72 BM73 BM74 BP10 KA31

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 (式中、Xは、塩素原子、臭素原子またはヨウ素原子を
    表わし、Rは、 (a)ハロゲン原子もしくは炭素数1〜10のアルコキシ
    基を有していてもよい炭素数1〜10のアルコキシ基、 (b)置換基を有していてもよいアリールオキシ基、 (c)置換基を有していてもよいアリール基と炭素数1〜
    10のアルコキシ基とから構成されるアラルキルオキシ
    基、 (d)ハロゲン原子を有していてもよい炭素数1〜10の
    アルキルチオ基、 (e)置換基を有していてもよいアリールチオ基、 (f)置換基を有していてもよいアリール基と炭素数1〜
    10のアルキルチオ基とから構成されるアラルキルチオ
    基、 (g)炭素数1〜10のアルキル基、置換基を有していて
    もよいアリール基、置換基を有していてもよいアリール
    基と炭素数1〜10のアルキル基とから構成されるアラ
    ルキル基及びアシル基からなる群から選ばれる置換基を
    有していてもよいアミノ基を表わし、*は不斉炭素原子
    を表わす。)で示される2−ハロ−2−フルオロシクロ
    プロパンカルボン酸誘導体に、塩基を作用させることを
    特徴とする2−ハロ−2−フルオロシクロプロパンカル
    ボン酸誘導体の立体異性化方法。
  2. 【請求項2】 1位の立体配置が主としてR配置である
    一般式(1)で示される2−ハロ−2−フルオロシクロ
    プロパンカルボン酸誘導体に、塩基を作用させることを
    特徴とする請求項1に記載の2−ハロ−2−フルオロシ
    クロプロパンカルボン酸誘導体の立体異性化方法。
  3. 【請求項3】 −CORで表される置換基とフッ素原子
    とが主としてトランス配置である一般式(1)で示され
    る2−ハロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン酸誘
    導体に、塩基を作用させることを特徴とする請求項1に
    記載の2−ハロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン
    酸誘導体の立体異性化方法。
  4. 【請求項4】 塩基が、アルカリ金属アルコキシド類で
    ある請求項1〜3のいずれかに記載の2−ハロ−2−フ
    ルオロシクロプロパンカルボン酸誘導体の立体異性化方
    法。
  5. 【請求項5】 一般式(1)において、Rが炭素数1〜
    10のアルコキシ基である請求項1〜3のいずれかに記
    載の2−ハロ−2−フルオロシクロプロパンカルボン酸
    誘導体の立体異性化方法。
  6. 【請求項6】 ルイス酸の共存下に塩基を作用させる請
    求項1〜3のいずれかに記載の2−ハロ−2−フルオロ
    シクロプロパンカルボン酸誘導体の立体異性化方法。
  7. 【請求項7】 ルイス酸が、チタンテトラアルコキシド
    類である請求項6に記載の2−ハロ−2−フルオロシク
    ロプロパンカルボン酸誘導体の立体異性化方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007261980A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Arakawa Chem Ind Co Ltd エキソ体ノルボルネンモノカルボン酸エステルの製造方法

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