JP2000086069A - ステープル装置 - Google Patents

ステープル装置

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JP2000086069A
JP2000086069A JP10258302A JP25830298A JP2000086069A JP 2000086069 A JP2000086069 A JP 2000086069A JP 10258302 A JP10258302 A JP 10258302A JP 25830298 A JP25830298 A JP 25830298A JP 2000086069 A JP2000086069 A JP 2000086069A
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JP
Japan
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staple
stapling
anvil
holder
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP10258302A
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English (en)
Inventor
Akira Hirano
亮 平野
Hironori Nishikubo
博紀 西久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッド部とアンビル部との相対的な位置ずれ
にも拘わらず、針打ち不良を解消することのできるステ
ープル装置を得る。 【解決手段】 用紙束に対してステープル針を打ち込む
ヘッド部と、該ヘッド部から打ち出されたステープル針
を受けて曲げるアンビル部61を、それぞれ通紙幅方向
に移動可能に設けたステープル装置。アンビル部61
は、ステープル針71の両端部を曲げるためのすくい面
65a,65bを有する受け金64と、該受け金64を
ステープル針71の長手方向に移動自在に保持するホル
ダ62と、受け金64をホルダ62の中心部に向かって
弾性的に付勢するコイルばね68a,68bとを備えて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステープル装置、
特に、複写機やプリンタから排出された用紙を処理する
フィニッシャに組み込むのに最適なステープル装置に関
する。
【0002】
【従来の技術と課題】一般に、複写機やプリンタから排
出された画像形成済み用紙を、所望の部数に仕分けた
り、ステープル処理を行うフィニッシャが種々提供され
ている。従来のステープル装置は、針を打ち出すヘッド
部と針を受けて曲げるアンビル部を定位置に固定し、用
紙束の1箇所のみを綴じるものが主流であった。一方、
近年では用紙処理の自動化、多様化が進むに伴ってステ
ープル処理内容も多様化し、用紙束の先端部、後端部あ
るいは中央部を選択的に、かつ、複数箇所で綴じること
が要求されている。
【0003】そのためには、ステープルユニット(ヘッ
ド部とアンビル部)を用紙束の通紙幅方向に移動させて
任意の箇所で停止可能とすることが必要となる。ヘッド
部とアンビル部とは、通常、位置合わせを確実にするた
めにヒンジ機構を備えた連結部材で一体的に結合されて
いた。しかし、連結部材が存在すると用紙束の搬送性に
支障を生じ、特に用紙束の中央部にステープル針を打ち
込むとなると、長い連結部材が必要となり、却って位置
精度が低下し、ステープル装置自体も大型化するという
問題点を有していた。
【0004】そこで、本出願人は、特開平9−2552
20号として、ヘッド部とアンビル部をそれぞれ独立し
て通紙幅方向に移動可能とし、複数のステープル位置で
停止させて針打ちを行うようにしたステープル装置を提
案した。この装置ではヘッド部及びアンビル部の移動を
DCモータ等で駆動しているが、両者の停止位置を精密
に制御することは困難である。停止位置が微妙にばらつ
くと、針打ち不良が発生するという問題点を生じてい
た。
【0005】即ち、図4に示すように、ヘッド部とアン
ビル部の位置が正確な状態では、ステープル針71の両
端はアンビル部の受け金81のすくい面82a,82b
に対して均等に当接し、正常に折り曲げられる。これに
対して、ヘッド部とアンビル部の位置がずれると、例え
ば、図5に示すように、ステープル針71の一端が一方
のすくい面82bに片当たりして傾き、ステープル不良
が発生する。
【0006】そこで、本発明の目的は、ヘッド部とアン
ビル部との相対的な位置ずれにも拘わらず、針打ち不良
を解消することのできるステープル装置を提供すること
にある。
【0007】
【発明の構成、作用及び効果】以上の目的を達成するた
め、本発明に係るステープル装置は、ヘッド部とアンビ
ル部とからなり、アンビル部は、ステープル針の両端部
を曲げるための凹部を有する受け金と、該受け金をステ
ープル針の長手方向に移動自在に保持するホルダと、受
け金をホルダの中心部に向かって弾性的に付勢する自動
調芯部材とを備えている。
【0008】本発明によれば、ヘッド部とアンビル部と
に微小な位置ずれを生じ、ステープル針が受け金に片当
たりしても、受け金が自動的に調芯され、受け金の中心
部がステープル針の中心と合わせられる。従って、常
時、正常な針打ちが可能となる。
【0009】このような本発明に係るステープル装置
は、ヘッド部とアンビル部とを分離してそれぞれ独立し
てステープル位置へ移動/停止するようにしたステープ
ル装置において効果的であり、複写機やプリンタから排
出された用紙を処理するフィニッシャに組み込むステー
プル装置に最適である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るステープル装
置の実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0011】図1は、電子写真複写機1と、本発明に係
るステープル装置50を備えたフィニッシャ10の概略
構成を示す。複写機1は周知のデジタル方式で原稿画像
を再現するものであり、ADF(原稿自動搬送装置)2
で原稿を1枚ずつピックアップしてプラテンガラス3上
に送り込み、イメージリーダで原稿画像を読み取る。読
み取られた画像データはプリントデータに変換、編集さ
れ、レーザビーム走査ユニットによって感光体上に静電
潜像として形成される。この静電潜像は現像後用紙上に
転写され、排出ローラ対4から機外に排出される。
【0012】フィニッシャ10は複写機1から排出され
た画像形成済み用紙を搬入部11で受け取り、紙折り、
パンチ穴あけ、紙綴じ等の処理を行う。紙綴じを行うス
テープル装置50は以下に説明し、紙折り、パンチ穴あ
けについてはその説明を省略する。
【0013】フィニッシャ10は三つのトレイ15,1
6,17を備えている。ノンソートトレイ15は上段に
位置し、用紙は通路21,22を通じて収容される。大
容量トレイ16は下段に位置し、用紙は通路21,25
を通じて収容される。この大容量トレイ16は用紙の収
容量が増加するに伴って1ステップずつ下降し、大量の
用紙を収容可能となっている。
【0014】ステープル処理トレイ17は中段に位置
し、用紙は通路21,22,23を通じて収容される。
所定枚数の用紙(ページが揃った1部の用紙)がトレイ
17上に収容されると、この用紙束はローラ対31によ
ってトレイ17から所定量だけステープル装置50へ送
り込まれ、ここでステープル処理が実行される。ステー
プル処理された用紙束は通路24から通路25を経て前
記大容量トレイ16へ収容される。
【0015】次に、ステープル装置50について説明す
る。このステープル装置50は、図2に示すように、ス
テープル針71を打ち出すためのヘッド部51と、打ち
出されて用紙束を貫通したステープル針71の両端を受
けて曲げるためのアンビル部61とで構成されている。
ヘッド部51及びアンビル部61は、それぞれ、用紙束
搬送方向Aと直交する方向に独立して移動可能であり、
所定の位置で向かい合って停止し、ステープル処理を行
う。
【0016】さらに、このステープル装置50には、図
1に示すように、搬入側及び搬出側にローラ対31,3
2が設置されている。ローラ対31,32はそれぞれ上
ローラが下ローラに対して接離可能であり、用紙束を挟
んで矢印A方向に搬送し、かつ、所定のステープル位置
で一旦停止させる。
【0017】ヘッド部51及びアンビル部61の基本的
な構成、作用は周知であり、本発明と関連する部分につ
いて説明する。即ち、アンビル部61は、図3に示すよ
うに、ステープル針71の両端部を曲げるための一対の
凹部(すくい面)65a,65bを有する受け金64
と、受け金64をステープル針71の長手方向に移動自
在に保持するホルダ62と、受け金64をホルダ62の
中心部に向かって弾性的に付勢するコイルばね68a,
68bとを有している。受け金64はホルダ62に形成
されたガイド溝63に矢印B方向に移動自在に収容され
ている。移動方向Bは用紙束搬送方向Aと直交する方向
であり、かつ、ステープル針71の長手方向でもある。
【0018】一対のコイルばね68a,68bは同じば
ね定数を有するもので、ガイド溝63の両端部に収容さ
れ、受け金64の両端を押圧する。このコイルばね68
a,68bは、通常、受け金64を左右から均等に弾性
的に付勢し、受け金64をガイド溝63の中央部に位置
させる(図3(A)参照)。
【0019】ヘッド部51とアンビル部61とがステー
プル位置へ移動して正確な位置で停止した場合、ステー
プル針71の両端は受け金64のすくい面65a,65
bに対して均等に当接し、正常に折り曲げられる。これ
に対して、ヘッド部51とアンビル部61の停止位置が
微妙にずれると、図3(a)に示すように、ステープル
針71の一端が一方のすくい面65bに片当たりする。
このような場合、従来であれば、図5に示したようにス
テープル不良が発生する。しかし、本実施形態にあって
は、ステープル針71の一端が一方のすくい面65bを
押圧することにより、受け金64がガイド溝63内を移
動してその中心部がステープル針71の中心と一致し
(図3(B)参照)、ステープル針71は正常に折り曲
げられる(図3(C)参照)。
【0020】図3に示した例では、ステープル針71の
右端がすくい面65bに先に当接し、受け金64が右方
に移動して自動的に調芯が行われる場合を示す。このと
き、コイルばね68bは圧縮され、コイルばね68aは
伸張する。ステープル針71の左端がすくい面65aに
先に当接した場合、受け金64が左方に移動して調芯が
行われるのは勿論である。針打ちが終了して受け金64
から負荷が解除されると、受け金64はコイルばね68
a,68bのばね力がバランスする中央部に復帰し、次
回の針打ちに備える。
【0021】本実施形態では、以上説明した如く、アン
ビル部61に受け金64の自動調芯手段としてコイルば
ね68a,68bを設けたため、ヘッド部51とアンビ
ル部61の位置が多少ずれたとしても、ずれ量に対応し
て受け金64が移動(自動調芯)するため、針打ち不良
を効果的に防止することができる。しかも、ヘッド部5
1とアンビル部61とを分離して配置し、連結部材を省
略したため、用紙束の搬送に干渉する部材はなく、用紙
束の先端部、後端部あるいは中央部のいずれであっても
複数箇所にステープル針を打ち込むことが自在である。
【0022】なお、本発明に係るステープル装置は前記
実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で
種々に変更することができる。特に、ヘッド部やアンビ
ル部を分割する構成やその駆動手段あるいは用紙束搬送
手段の構成は任意である。特に、本発明は、ヘッド部と
アンビル部とが分離されているステープル装置に効果的
であるが、必ずしも分離されている必要はない。
【0023】また、前記実施形態では、自動調芯手段と
してコイルばね68a,68bを使用したが、これ以外
にもゴム製のダンパー材等弾性的に受け金64を押圧可
能な部材であれば、種々のものを使用することができ
る。あるいは、ステープル針の曲げ形態として、眼鏡ク
リンチ以外にフラットクリンチ等の形態を採用してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステープル装置を備えたフィニッ
シャと複写機を示す概略構成図。
【図2】本発明の一実施形態であるステープル装置を示
す正面図。
【図3】前記ステープル装置での針打ち動作の説明図。
【図4】正常な針打ち動作の説明図
【図5】不正常な針打ち動作の説明図。
【符号の説明】
50…ステープル装置 51…ヘッド部 61…アンビル部 62…ホルダ 63…ガイド溝 64…受け金 65a,65b…すくい面 68a,68b…コイルばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H072 GA01 GA02 GA08 3C054 CB04 CB06 CC06 CD05 3F108 GA02 GA04 GB01 GB03 GB07 HA02 HA36

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙束に対してステープル針を打ち出す
    ためのヘッド部と、該ヘッド部から打ち出されて用紙束
    を貫通したステープル針の両端部を受けて曲げるための
    アンビル部とからなるステープル装置において、 前記アンビル部は、ステープル針の両端部を曲げるため
    の凹部を有する受け金と、該受け金をステープル針の長
    手方向に移動自在に保持するホルダと、前記受け金をホ
    ルダの中心部に向かって弾性的に付勢する自動調芯部材
    と、 を備えたことを特徴とするステープル装置。
  2. 【請求項2】 前記自動調芯部材は前記受け金の両端に
    位置する一対のコイルばねであることを特徴とする請求
    項1記載のステープル装置。
JP10258302A 1998-09-11 1998-09-11 ステープル装置 Pending JP2000086069A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1591272A1 (de) * 2004-04-26 2005-11-02 Müller Martini Holding AG Prüfung der Qualität einer Heftung von Druckprodukten
US7124925B2 (en) 2002-01-11 2006-10-24 Max Co., Ltd. Stapler
JP2011131307A (ja) * 2009-12-23 2011-07-07 Max Co Ltd 中綴じ用ステープラ及びその組み付け治具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1591272A1 (de) * 2004-04-26 2005-11-02 Müller Martini Holding AG Prüfung der Qualität einer Heftung von Druckprodukten
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