JP2000085561A - 制動力制御装置 - Google Patents

制動力制御装置

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JP2000085561A
JP2000085561A JP10258769A JP25876998A JP2000085561A JP 2000085561 A JP2000085561 A JP 2000085561A JP 10258769 A JP10258769 A JP 10258769A JP 25876998 A JP25876998 A JP 25876998A JP 2000085561 A JP2000085561 A JP 2000085561A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ポンプを作動させることによりホ
イルシリンダ圧をマスタシリンダ圧に比して高圧に制御
する制動力制御装置に関し、ポンプ作動時に生ずるマス
タシリンダ圧の変動を確実に抑制することを目的とす
る。 【解決手段】 運転者によって緊急ブレーキ操作が実行
された場合、吸入弁66を開弁状態とし、ポンプ70を
作動状態とする。上記の処理が実行されると、ポンプ7
0の吐出圧がホイルシリンダ48,50に供給され、ホ
イルシリンダ圧が速やかに増圧される。上記の処理の過
程で吸入弁66が開弁状態とされた後にポンプ70が作
動状態とされた場合、ポンプ作動時にポンプ70の吸入
側が負圧になることが防止される。このため、マスタシ
リンダ18からポンプ70の吸入側に急激にブレーキフ
ルードが流出することに起因するマスタシリンダ圧の変
動が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制動力制御装置に
係り、特に、ポンプを用いてマスタシリンダ側からブレ
ーキフルードを汲み上げてホイルシリンダの液圧を増圧
させる装置として好適な制動力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平4−12126
0号に開示される如く、運転者によって緊急ブレーキ操
作が実行された際に、通常時に比して大きな制動液圧を
発生する制動力制御装置が知られている。この制動力制
御装置は、ホイルシリンダに連通する液圧制御回路、液
圧制御回路とマスタシリンダとの間の導通および遮断を
切り替える遮断弁、液圧制御回路に連通するポンプ、お
よび、リザーバとポンプの吸入口との間の導通および遮
断を切り替える吸入弁を備えている。
【0003】上記の制動力制御装置において、通常時
は、遮断弁を開弁状態とし、かつ、吸入弁を閉弁状態と
することで、マスタシリンダの液圧が液圧制御回路を介
してホイルシリンダに導かれる。従って、上記の状態に
よれば、ホイルシリンダ圧をマスタシリンダ圧と等圧に
制御することができる。また、上記の制動力制御装置に
おいて、緊急ブレーキ操作が実行された場合は、遮断弁
を閉弁状態とし、吸入弁を開弁状態とし、かつ、ポンプ
を作動状態とすることで、リザーバからブレーキフルー
ドがポンプによって汲み上げられ、ポンプの吐出圧が液
圧制御回路を介してホイルシリンダに導かれる。従っ
て、上記の制動力制御装置によれば、マスタシリンダ圧
に比して高圧のホイルシリンダ圧を発生させることがで
きる。
【0004】このように、上記の制動力制御装置によれ
ば、ホイルシリンダ圧をマスタシリンダ圧と等圧に制御
する機能、および、ホイルシリンダ圧をマスタシリンダ
圧に比して高圧に制御する機能の双方を、選択的に実現
することができる。このため、上記の制動力制御装置に
よれば、緊急ブレーキ操作が実行された際に、通常時に
比して大きな制動力を発生させることができる。以下、
所定の状況下で通常時に比して大きな制動力を発生させ
る制御をブレーキ増圧制御と称し、特に緊急ブレーキ操
作時に実行されるブレーキ増圧制御をブレーキアシスト
制御(BA制御)と称す。尚、上記の制動力制御装置
は、マスタシリンダからホイルシリンダに至る経路の外
部(リザーバ)からブレーキフルードをホイルシリンダ
に供給することによりブレーキ増圧制御を実現するアウ
トライン式のシステムである。
【0005】ところで、ブレーキ増圧制御を実行すべく
高圧源としてポンプを用いた場合、ブレーキ増圧制御の
開始条件が成立した後にポンプを作動させると、ポンプ
の応答遅れに起因して、実際に制動力が発生するまでに
時間遅れが生じ、制動力を速やかに立ち上げることがで
きない。かかる不都合を防止するためには、ブレーキ増
圧制御の開始条件が成立する前に、ポンプを作動させて
おくことが有効である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来より、
マスタシリンダからホイルシリンダに至る経路内からブ
レーキフルードを汲み上げてホイルシリンダに供給する
インライン式の制動力制御装置も知られている。この制
動力制御装置は、ホイルシリンダに連通する液圧制御回
路、液圧制御回路とマスタシリンダとの間の導通及び遮
断を切り替える遮断弁、液圧制御回路に連通するポン
プ、および、マスタシリンダとポンプの吸入口との間の
導通および遮断を切り替える吸入弁を備えている。
【0007】かかるインライン式の制動力制御装置によ
れば、緊急ブレーキ操作が実行された場合に、遮断弁を
閉弁状態とし、吸入弁を開弁状態とし、かつ、ポンプを
作動状態とすることで、ポンプの吐出圧が液圧制御回路
を介してホイルシリンダに導かれる。従って、インライ
ン式の制動力制御装置においても、BA制御を適切に実
現することができる。この場合でも、BA制御の開始に
先立ってポンプを作動させることで、制動力の立ち上が
りの遅れを防止することが可能である。
【0008】しかし、インライン式の制動力制御装置に
おいては、ブレーキ増圧制御の実行時、吸入弁を開弁す
る前にポンプを作動させると、吸入弁の下流側が負圧と
なる事態が生じる。かかる状態で吸入弁が開弁される
と、マスタシリンダ側からポンプの吸入口にブレーキフ
ルードが急激に流出することで、マスタシリンダ圧が急
激な低下を示す。マスタシリンダ圧が急激に低下する
と、その変動が振動としてブレーキペダルに伝達されて
しまう。
【0009】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、ブレーキ増圧制御を実行すべくポンプを作動さ
せる場合に、マスタシリンダ圧の変動を確実に抑制する
インライン式の制動力制御装置を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、マスタシリンダと、前記マスタシリン
ダ側からブレーキフルードを汲み上げてホイルシリンダ
に供給するポンプと、前記マスタシリンダと前記ポンプ
の吸入側との間の導通および遮断を切り替える吸入弁
と、を備え、所定条件が成立する場合に前記ポンプを液
圧源としてホイルシリンダ圧を増圧するブレーキ増圧制
御を実行する制動力制御装置において、前記ブレーキ増
圧制御の開始時に前記ポンプを作動させる前に前記吸入
弁を開弁状態とする吸入弁開弁手段を備えることを特徴
とする制動力制御装置により達成される。
【0011】本発明において、ブレーキ増圧制御の開始
時は、ポンプを作動させる前に、吸入弁が開弁状態とさ
れる。ポンプを作動させる前に吸入弁が開弁状態とされ
た場合、ポンプ作動時に、ポンプの吸入側と吸入弁とを
連通する吸入通路の液圧が負圧となることが防止され
る。吸入通路の液圧が負圧とならなければ、マスタシリ
ンダから吸入通路に急激にブレーキフルードが流出する
ことが抑制される。従って、本発明によれば、ブレーキ
増圧制御時にマスタシリンダ圧の変動を抑さえることが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例である
制動力制御装置の一部のシステム構成図を示す。本実施
例の制動力制御装置は、右前輪FRおよび左後輪RLを
含む第1系統と、左前輪FLおよび右後輪RRを含む第
2系統とを備えている。これら2つの系統は、構成にお
いて実質的に同一である。このため、以下では、第1系
統の構成および動作について説明する。
【0013】本実施例の制動力制御装置は、ダイアゴナ
ル配管(X配管)の制動力制御装置である。制動力制御
装置は、電子制御ユニット(以下、ECUと称す)10
により制御される。制動力制御装置は、ブレーキペダル
12を備えている。ブレーキペダル12の近傍には、ブ
レーキペダルスイッチ14が配設されている。ブレーキ
ペダルスイッチ14は、ブレーキペダル12が踏み込ま
れることによりオン信号を出力する。ECU10は、ブ
レーキペダルスイッチ14の出力信号に基づいてブレー
キペダル12が踏み込まれているか否かを判別する。
【0014】ブレーキペダル12は、バキュームブース
タ16に連結されている。バキュームブースタ16は、
ブレーキぺダル12が踏み込まれた場合に、ブレーキ踏
力Fに対して所定の倍力比を有するアシスト力Faを発
生する。バキュームブースタ16には、マスタシリンダ
18が固定されている。マスタシリンダ18の内部に
は、第1液圧室および第2液圧室が形成されている。こ
れらの液圧室には、共にブレーキ踏力Fとアシスト力F
aとの合力に応じたマスタシリンダ圧が発生する。
【0015】マスタシリンダ18の上部には、リザーバ
タンク20が配設されている。マスタシリンダ18とリ
ザーバタンク20とは、ブレーキペダル12の踏み込み
が解除されている場合にのみ導通状態となる。マスタシ
リンダ18の第1液圧室および第2液圧室には、それぞ
れ第1液圧通路22、および、第2液圧通路24が連通
している。第1液圧通路22は、第1系統の液圧回路に
連通している。一方、第2液圧通路24には、第2系統
の液圧回路(図示せず)に連通している。
【0016】第1液圧通路22には、液圧センサ26が
配設されている。液圧センサ26は、第1液圧通路22
の内圧、すなわち、マスタシリンダ18が発生するマス
タシリンダ圧に応じた電気信号PM/C を出力する。液圧
センサ26の出力信号PM/Cは、ECU10に供給され
ている。ECU10は、出力信号PM/C に基づいてマス
タシリンダ圧を検出する。
【0017】第1液圧通路22には、マスタカット弁2
8を介して高圧通路30が連通している。マスタカット
弁28は、常態で開弁状態を維持し、ECU10から駆
動信号が供給されることにより閉弁状態となる2位置の
電磁弁である。マスタカット弁28には、リリーフ弁3
2が配設されている。リリーフ弁32は、高圧通路30
側の液圧が第1液圧通路22側の液圧に比して所定のリ
リーフ圧を越えて高圧である場合に、高圧通路30側か
ら第1液圧通路22側へ向かうブレーキフルードの流れ
を許容する定圧開放弁である。
【0018】高圧通路30は、保持弁36,38を介し
て制御液圧通路40,42に連通している。保持弁3
6,38は、常態で開弁状態を維持し、ECU10から
駆動信号が供給されることにより閉弁状態となる2位置
の電磁弁である。保持弁36,38には、それぞれ逆止
弁44,46が並列に配設されている。逆止弁44,4
6は、制御液圧通路40,42側から高圧通路30側へ
向かうブレーキフルードの流れのみを許容する一方向弁
である。
【0019】制御液圧通路40,42は、それぞれ、左
後輪RLのホイルシリンダ48および右前輪FRのホイ
ルシリンダ50に連通している。また、ホイルシリンダ
48,50には、それぞれ、減圧弁52,54を介して
低圧通路56が連通している。減圧弁52,54は、常
態で閉弁状態を維持し、ECU10から駆動信号が供給
されることにより開弁状態となる2位置の電磁弁であ
る。低圧通路56は、補助リザーバ58に連通してい
る。補助リザーバ58は、その内部にピストン60およ
びスプリング62を備えている。補助リザーバ58は、
スプリング62を弾性変形させることにより、その内部
に所定量のブレーキフルードを貯留することができる。
また、補助リザーバ58は、ブレーキフルードが貯留さ
れていない状態で、すなわち、ピストン60が最高位置
にある状態で、低圧通路56と吸入通路64との間を導
通させる通路を備えている。
【0020】補助リザーバ58には、逆止弁63を介し
て吸入通路64が連通している。逆止弁63は、補助リ
ザーバ58側から吸入通路64側へ向かうブレーキフル
ードの流れのみを許容する一方向弁である。吸入通路6
4は、逆止弁68を介してポンプ70の吸入側に連通し
ていると共に、吸入弁66を介して第1液圧通路22に
連通している。逆止弁68は、吸入通路64側からポン
プ70の吸入側へ向かうブレーキフルードの流れのみを
許容する一方向弁である。
【0021】吸入弁66は、常態で閉弁状態を維持し、
ECU10から駆動信号が供給されることにより開弁状
態となる2位置の電磁弁である。ポンプ70の吐出側
は、逆止弁72、ダンパ74、およびオリフィス76を
介して高圧通路30に連通している。ポンプ70は、補
助リザーバ58または吸入通路64からブレーキフルー
ドを吸入し、吸入したブレーキフルードを所定の吐出圧
で高圧通路30に吐出する。
【0022】次に、本実施例の制動力制御装置の動作に
ついて説明する。ECU10は、通常時には、制動力制
御装置が備えるすべての制御弁をオフ状態に維持する。
この場合、制動力制御装置において、図1に示す状態が
実現される。図1に示す状態において、ホイルシリンダ
48,50は、マスタシリンダ18と連通している。こ
の場合、ホイルシリンダ48,50には、マスタシリン
ダ圧と等しいホイルシリンダ圧が導かれる。従って、本
実施例の制動力制御装置によれば、通常時にブレーキ操
作量に応じた制動力を発生させることができる。
【0023】ECU10は、運転者によってブレーキ操
作が行われる毎に、液圧センサ26の出力信号PM/C お
よびその変化率ΔPM/C に基づいて、その操作が制動力
の速やかな立ち上がりを意図する操作(以下、この操作
を緊急ブレーキ操作と称す)であるか否かを判別する。
上記の判別の結果、緊急ブレーキ操作が実行されたと判
別された場合は、ECU10は、ブレーキ増圧制御の一
例であるブレーキアシスト制御(以下、BA制御と称
す)を開始する。
【0024】BA制御は、マスタカット弁28を閉弁状
態とし、吸入弁66を開弁状態とし、かつ、ポンプ70
を作動状態とすることにより実現される。マスタカット
弁28を閉弁状態とすると、マスタシリンダ18と高圧
通路30と間を遮断することができる。また、吸入弁6
6を開弁状態とし、ポンプ70を作動状態とすると、マ
スタシリンダ18内のブレーキフルードをポンプ70に
よって高圧通路30に圧送することができる。従って、
上記のBA制御によれば、ホイルシリンダ48,50
に、ポンプ70による吐出圧を導くことができる。
【0025】BA制御は、運転者によってブレーキペダ
ル12が踏み込まれている状況下で、すなわち、マスタ
シリンダ圧がある程度高圧に昇圧されている状況下で実
行される。従って、BA制御の実行中は、吸入通路64
に高圧のマスタシリンダ圧が導かれる。上述の如く、吸
入通路64は、逆止弁68を介してポンプ70の吸入側
に連通していると共に、吸入弁66を介して第1液圧通
路22に連通している。このため、BA制御の実行中
は、マスタシリンダ18側から補助リザーバ58側へブ
レーキフルードが流入することなく、ポンプ70の吸入
口に高圧のマスタシリンダ圧が導かれる。
【0026】ポンプ70は、吸入口に供給される液圧を
更に増圧して吐出孔から吐出する。従って、BA制御が
実行される場合は、高圧通路30に、マスタシリンダ圧
に比して高圧の液圧が導かれる。このように、上記のB
A制御によれば、運転者によって緊急ブレーキ操作が実
行された場合に、ホイルシリンダ圧をマスタシリンダ圧
に比して高い液圧に制御することができる。
【0027】ところで、BA制御の実行時にポンプ70
が作動すると、吸入弁66の下流側、すなわち、吸入通
路64が負圧となる事態が生じ得る。本実施例の制動力
制御装置は、マスタシリンダ18からホイルシリンダ4
8,50へ至る通路内からブレーキフルードをホイルシ
リンダ48,50に供給することによりBA制御を実現
するインライン式のシステムである。本実施例の制動力
制御装置において、吸入通路64が負圧状態である場合
に吸入弁66が開弁状態とされると、マスタシリンダ1
8内のブレーキフルードが吸入通路64に流入する事態
が生じる。かかる場合、マスタシリンダ圧が急激な低下
を示す。マスタシリンダ圧が急激に低下すると、その変
動が振動としてブレーキペダル12に伝達されてしま
う。
【0028】BA制御の実行時にマスタシリンダ圧の急
激な低下を回避するためには、吸入通路64が負圧の状
態になることを防止することが適切である。吸入通路6
4を負圧の状態にしないためには、ポンプ70の作動時
に吸入通路64にブレーキフルードが供給されているこ
とが望ましい。上述の如く、BA制御は、運転者によっ
てブレーキペダル12が踏み込まれている状況下で、す
なわち、マスタシリンダ圧がある程度高圧に昇圧されて
いる状況下で実行される。かかる状況下で吸入弁66が
開弁状態とされると、マスタシリンダ18内のブレーキ
フルードは吸入通路64に流出する。従って、ポンプ7
0の作動前に吸入弁66を開弁状態とすることによれ
ば、吸入通路64が負圧の状態になることを防止するこ
とができる。
【0029】以下、図2および図3を参照して、本実施
例の特徴部について説明する。本実施例の制動力制御装
置は、上記の機能を実現すべく、BA制御実行時にポン
プ70の作動前に吸入弁66をオン状態とする点に特徴
を有している。図2は、本実施例の制動力制御装置にお
いてBA制御を適切に実行すべくECU10が実行する
ECU10で実行される制御ルーチンの一例のフローチ
ャートを示す。図2に示すルーチンは、その処理が終了
する毎に繰り返し起動されるルーチンである。図2に示
すルーチンが起動されると、まずステップ100の処理
が実行される。
【0030】ステップ100では、BA制御の開始条件
が成立しているか否かが判別される。具体的には、出力
信号PM/C が所定値以上であり、かつ、その変化率ΔP
M/Cが所定値以上である場合にBA制御の開始条件が成
立したと判別される。その結果、BA制御の開始条件が
成立しないと判別される場合は、以後何らの処理が実行
されることなく今回のルーチンが終了される。一方、B
A制御の開始条件が成立すると判別される場合は、次に
ステップ102の処理が実行される。
【0031】ステップ102では、マスタカット弁28
がオン状態(閉弁状態)とされる。本ステップ102の
処理が実行されると、ホイルシリンダ48,50がマス
タシリンダ18から切り離される。ステップ104で
は、吸入弁66がオン状態(開弁状態)とされる。本ス
テップ104の処理が実行されると、吸入弁66および
吸入通路64を通って、マスタシリンダ圧が、補助リザ
ーバ58を介してポンプ70の吸入口に導かれる。
【0032】ステップ106では、吸入弁66が開弁状
態とされた後、所定時間が経過したか否かが判別され
る。本ステップ106の処理は、所定時間が経過したと
判別されるまで繰り返し実行される。その結果、所定時
間が経過したと判別された場合は、次にステップ108
の処理が実行される。ステップ108では、ポンプ70
がオン状態とされる。本ステップ108の処理が実行さ
れると、ポンプ70の吐出圧がホイルシリンダ48,5
0に供給される。従って、本ステップ108の処理が実
行されると、以後、各車輪のホイルシリンダ圧が速やか
にマスタシリンダ圧に比して高い圧力に昇圧される。
【0033】ステップ110では、BA制御の終了条件
が成立しているか否かが判別される。具体的には、ブレ
ーキペダル12の踏み込みが解除されていること、車速
が十分に低下していること、または、BA制御開始後所
定の時間が経過したこと等が認められる場合にBA制御
の終了条件が成立していると判別される。本ステップ1
10の処理は、上記の条件が成立したと判別されるまで
繰り返し実行される。その結果、上記の条件が成立した
と判別されると、次にステップ112の処理が実行され
る。
【0034】ステップ112では、BA制御を終了させ
るための処理、具体的には、吸入弁66をオフ状態(閉
弁状態)とし、マスタカット弁28をオフ状態(開弁状
態)とし、かつ、ポンプ70をオフ状態とする処理が実
行される。これらの処理が実行されると、制動力制御装
置は、図1に示す状態、すなわち、ホイルシリンダ圧を
マスタシリンダ圧と等圧に制御し得る状態に復帰する。
本ステップ112の処理が終了すると、今回のルーチン
が終了される。
【0035】上記の処理によれば、BA制御の開始条件
が成立した後ポンプ70をオン状態とする前に吸入弁6
6を開弁状態とすることができる。このため、本実施例
によれば、ポンプ70が作動することに起因して吸入通
路64が負圧状態になることを防止することができる。
従って、本実施例の制動力制御装置によれば、BA制御
実行時にマスタシリンダ圧の急激な変動が回避されるこ
とで、その変動に起因して生じるブレーキペダル12の
振動を抑制することができる。
【0036】図3は、BA制御の実行時のマスタシリン
ダ圧を、対比制御装置と本実施例の制動力制御装置とで
比較した図を示す。対比制御装置は、ポンプ70をオン
状態とする前に吸入弁66を開弁状態としない。すなわ
ち、ポンプ70をオン状態にした後に吸入弁66を開弁
状態とする。かかる制御が行われた場合は、吸入弁66
とポンプ70の吸入口との間の吸入通路64が負圧状態
となり、図3の実線で示す如く、マスタシリンダ圧は、
吸入弁66が開弁された後に大きく変動する。
【0037】一方、本実施例の制動力制御装置は、上述
の如く、ポンプ70をオン状態とする前に吸入弁66を
開弁状態とする。かかる制御が行われた場合は、図3に
一点鎖線で示す如く、マスタシリンダ圧は、吸入弁66
が開弁された後にマスタシリンダ圧とホイルシリンダと
の差圧に応じた分だけ変動することになる。しかし、本
実施例では、上記の対比制御装置の場合の如く吸入通路
64が負圧状態になることに起因するマスタシリンダ圧
の変動は生じない。従って、本実施例の制動力制御装置
によれば、対比制御装置に比して、BA制御実行時のマ
スタシリンダ圧の変動を抑制することが可能となる。
【0038】尚、上記の実施例においては、BA制御が
請求項に記載した「ブレーキ増圧制御」に相当している
と共に、ECU10が上記ステップ108の処理に先立
って上記ステップ104の処理を実行することにより請
求項に記載した「吸入弁開弁手段」が実現されている。
次に、図4を参照して、本発明の第2実施例である制動
力制御装置について説明する。本実施例の制動力制御装
置は、図1に示すシステムにおいて、ECU10が図4
に示すルーチンを実行することにより実現される。
【0039】上述した第1実施例では、BA制御の開始
条件が成立した後に吸入弁66が開弁状態とされる。本
実施例の制動力制御装置は、BA制御の開始条件のすべ
てが成立していなくても、開始条件の一部が成立した場
合に吸入弁66を開弁状態とする点に特徴を有してい
る。以下、本実施例の特徴部について説明する。図4
は、本実施例の制動力制御装置においてBA制御を適切
に実行すべくECU10が実行する制御ルーチンの一例
のフローチャートを示す。図4に示すルーチンは、その
処理が終了する毎に繰り返し起動されるルーチンであ
る。尚、図4において、上記図2に示すステップと同一
の処理を実行するステップについては、同一の符号を付
してその説明を省略または簡略する。
【0040】ステップ120では、マスタシリンダ圧
PM/C が第1の所定量THP1 以上であり、かつ、単
位時間当りのマスタシリンダ圧PM/C の変化率ΔPM/C
が第1の所定変化率THΔP1 以上であるか否かが判別
される。これらの所定量THP1 およびTHΔP1 は、
例えば車速SPD、および、ブレーキペダルスイッチ1
4がオン状態とされた後の経過時間Tstopに基づいて設
定される。以下、本ステップ120の条件を第1の条件
と称す。
【0041】具体的には、車両が低速走行中である場合
は、高速走行中である場合に比して、制動力を速やかに
立ち上げる必要性に乏しい。すなわち、この場合は、B
A制御が速やかに開始される必要はない。従って、本実
施例において、第1の所定量THP1 は、車速SPDが
高くなるほど低い値に設定される。一方、高速走行中に
緊急ブレーキ操作が実行される場合は、低速走行中に緊
急ブレーキ操作が実行される場合に比して、ブレーキペ
ダル12は高速で操作される。このため、緊急ブレーキ
操作の有無を判別するためのしきい値THΔP1 を、車
速が高速である場合に比較的大きな値に設定し、車速が
低速である場合に比較的小さな値に設定することが適切
である。従って、本実施例において、第1の所定変化率
THΔP1 は、車速SPDが高くなるほど高い値に設定
される。
【0042】上記ステップ120において、第1の条件
が成立しないと判別される場合は、緊急ブレーキ操作は
実行されていないと判断できる。このため、この場合
は、今回のルーチンが終了される。一方、第1の条件が
成立すると判別される場合は、瞬時的にブレーキ操作が
実行されていると判断できる。この場合は、次にステッ
プ122の処理が実行される。
【0043】ステップ122では、吸入弁66がオン状
態(開弁状態)とされる。本ステップ122の処理が実
行されると、吸入弁66および吸入通路64を通って、
マスタシリンダ圧が、補助リザーバ58を介してポンプ
70の吸入口に導かれる。ステップ124では、変化率
ΔPM/C が第2の所定変化率THΔP2 以下であるか否
かが判別される。第2の所定変化率THΔP2 は、ブレ
ーキペダル12が高速で操作されているか否かを判別す
るためのしきい値であり、第1の所定変化率THΔP1
の値に比して小さな値に設定されている。
【0044】本ステップ124において、ΔPM/C がT
HΔP2 を越える値からTHΔP2以下の値に変化して
いないと判別される場合は、未だブレーキペダル12が
高速で操作されていると判断できる。この場合は、マス
タシリンダ18を液圧源とする方が、ポンプ70を液圧
源とするよりもホイルシリンダ圧を速やかに昇圧させる
ことができる。このため、本ステップ124の処理は、
上記の条件が成立したと判別されるまで繰り返し実行さ
れる。その結果、上記の条件が成立したと判別される
と、次にステップ126の処理が実行される。
【0045】ステップ126では、ΔPM/C ≧THΔP
1 が成立した後の経過時間CSTANBYが、第1の所
定時間THT1 以上であり、かつ、第2の所定時間以下
であるか否かが判別される。尚、第1の所定時間THT
1 は、緊急ブレーキ操作が行われていると判断するため
のブレーキペダル12の操作が継続する下限の時間であ
る。また、第2の所定時間THT2 は、ΔPM/C ≧TH
ΔP2 なる状態を維持すべき上限の時間である。以下、
上記ステップ124の条件と本ステップ126の条件と
を合わせて第2の条件と称す。
【0046】本ステップ126の処理の結果、第2の条
件が成立すると判別される場合は、運転者によって適正
に緊急ブレーキ操作が行われていると判断できる。緊急
ブレーキ操作が行われている場合、すなわち、マスタシ
リンダ圧が急激に昇圧している場合は、マスタシリンダ
圧とホイルシリンダ圧との間に大きな差圧Pdiffが生じ
る。かかる状況下においては、マスタシリンダ18を液
圧源とする方が、ポンプ70を液圧源とするよりもホイ
ルシリンダ圧を速やかに昇圧させることができる。従っ
て、上記ステップ124,126において、第2の条件
が成立すると判別される場合は、次にステップ128の
処理が実行される。
【0047】ステップ128では、ディレイ時間が経過
したか否かが判別される。尚、ディレイ時間とは、緊急
ブレーキ操作が行われた後、マスタシリンダ圧とホイル
シリンダ圧との間の差圧Pdiffが十分に小さな値となる
までの時間である。このディレイ時間は、例えば車速S
PD、および、ブレーキペダルスイッチ14がオン状態
とされた後の経過時間Tstop等に基づいて設定される。
本ステップ128の処理は、ディレイ時間が経過するま
で繰り返し実行される。その結果、ディレイ時間が成立
したと判別されると、次に上記ステップ108の処理が
実行された後、ステップ129の処理が実行される。
【0048】ステップ129では、マスタカット弁28
がオン状態(閉弁状態)とされる。本ステップ129の
処理が実行されると、ホイルシリンダ48,50がマス
タシリンダ18から切り離される。従って、本ステップ
129の処理が実行されると、以後、各車輪のホイルシ
リンダ圧が速やかにマスタシリンダ圧に比して高い圧力
に昇圧される。本ステップ129の処理が終了すると、
次に上記ステップ110および112の処理が実行され
て、今回のルーチンが終了される。
【0049】上記ステップ126において、CSTAN
BYがTHΔT1 未満である場合は、ブレーキ操作が瞬
時的に行われ、その後に解除されていると判断できる。
また、CSTANBYがTHΔT2 を越えている場合
は、ブレーキ操作が不要に長時間に渡って継続している
と判断できる。これらの場合は、緊急ブレーキ操作が実
行されておらず、BA制御を行う必要がないと判断でき
る。従って、この場合は、次にステップ130の処理が
実行される。
【0050】ステップ130では、上記ステップ102
で開弁状態とされた吸入弁66がオフ状態(閉弁状態)
とされる。本ステップ130の処理が終了すると、今回
のルーチンは終了される。上記の処理によれば、BA制
御の開始条件が成立する前に吸入弁66を開弁状態と
し、BA制御の開始条件が成立した後にポンプ70を作
動させ、BA制御を開始させることができる。この場合
も、ポンプ70が作動することに起因して吸入通路64
が負圧状態になることが防止される。従って、本実施例
の制動力制御装置によれば、BA制御実行時にマスタシ
リンダ圧の急激な変動が回避されることで、その変動に
起因して生じるブレーキペダル12の振動を抑制するこ
とができる。
【0051】尚、上記の実施例においては、ECU10
が上記ステップ108の処理に先立って上記ステップ1
22の処理を実行することにより請求項に記載した「吸
入弁開弁手段」が実現されている。ところで、これらの
実施例においては、請求項に記載した「所定条件」とし
て緊急ブレーキ操作の成立条件を用いているが、本発明
はこれに限定されるものではなく、ブレーキペダル12
の踏み込み量が所定値以上であるという条件、あるい
は、マスタシリンダ圧PM/C が所定値以上であるという
条件等を用いることとしてもよい。
【0052】また、これらの実施例においては、吸入通
路64とポンプ70の吸入側との間に逆止弁68を設け
ることとしているが、本発明の液圧回路はこれに限定さ
れるものではなく、図1に示した逆止弁68の代わり
に、図5に示す如く逆止弁80を吸入通路64とポンプ
70の吸入側との間に設けることとしてもよい。図5に
示す液圧回路では、補助リザーバ58には、逆止弁63
を介してポンプ70の吸入側が連通している。ポンプ7
0の吸入側は、更に逆止弁80を介して吸入通路64に
連通している。逆止弁80は、吸入通路64側からポン
プ70の吸入側へ向かうブレーキフルードの流れのみを
許容する一方向弁である。従って、上記の構成によれ
ば、BA制御の実行中は、マスタシリンダ18側から補
助リザーバ58側へブレーキフルードが流入することな
く、ポンプ70の吸入口に高圧のマスタシリンダ圧が導
かれ、ホイルシリンダ圧がマスタシリンダ圧に比して高
い液圧に制御される。
【0053】更に、これらの実施例においては、緊急ブ
レーキ操作時にポンプを用いてマスタシリンダ側からブ
レーキフルードを汲み上げてホイルシリンダの液圧を増
圧させるBA制御に適用することとしているが、本発明
はこれに限定されるものではなく、ポンプを用いてマス
タシリンダ側からブレーキフルードを汲み上げてホイル
シリンダの液圧を増圧させる制御であれば、BA制御以
外のブレーキ増圧制御に適用することとしてもよい。
【0054】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、ブレーキ
増圧制御の実行時にポンプの作動に伴って生じるマスタ
シリンダ圧の変動を抑制することができる。このため、
本発明によれば、ブレーキペダルの振動を低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である制動力制御装置の要
部の構成を表す図である。
【図2】本発明の第1実施例である制動力制御装置にお
いてBA制御を適切に実行すべくECU10が実行する
制御ルーチンの一例のフローチャートである。
【図3】BA制御の実行時のマスタシリンダ圧を、対比
制御装置と本発明の第1実施例である制動力制御装置と
で比較した図である。
【図4】本発明の第2実施例である制動力制御装置にお
いてBA制御を適切に実行すべくECU10が実行する
制御ルーチンの一例のフローチャートである。
【図5】本発明の制動力制御装置の要部の構成を表す図
である。
【符号の説明】
10 電子制御ユニット(ECU) 18 マスタシリンダ 28 マスタカット弁 30 高圧通路 48,50 ホイルシリンダ 58 補助リザーバ 64 吸入通路 66 吸入弁 70 ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D046 BB00 BB28 CC02 EE01 HH02 JJ03 JJ16 KK07 KK11 LL05 LL23 LL29 LL37 LL43 3D048 BB21 BB29 BB32 CC05 HH15 HH18 HH26 HH38 HH42 HH50 HH53 HH66 HH68 RR01 RR35

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタシリンダと、前記マスタシリンダ
    側からブレーキフルードを汲み上げてホイルシリンダに
    供給するポンプと、前記マスタシリンダと前記ポンプの
    吸入側との間の導通および遮断を切り替える吸入弁と、
    を備え、所定条件が成立する場合に前記ポンプを液圧源
    としてホイルシリンダ圧を増圧するブレーキ増圧制御を
    実行する制動力制御装置において、 前記ブレーキ増圧制御の開始時に前記ポンプを作動させ
    る前に前記吸入弁を開弁状態とする吸入弁開弁手段を備
    えることを特徴とする制動力制御装置。
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