JP2000085235A - 画像形成方法及びドライフィルム - Google Patents
画像形成方法及びドライフィルムInfo
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Abstract
で高濃度の画像を得ることができ、また例えば診断等に
必要とする画像を得ることができ、しかもムラの目立た
ない画像を得ることが可能である。 【解決手段】透明の支持体2にインクを付着して画像を
形成する画像形成方法において、透明の支持体2の表面
2a及び裏面2bにインクを付着させて画像3,4を形
成する。
Description
持体に医用画像を形成する画像形成方法及びドライフィ
ルムに関するものである。
胸部X線診断画像やX線マンモグラフィ、そしてX線C
TやMRIなどスライス画像の記録媒体として用いら
れ、このドライフィルムは支持体の一つの面に画像を記
録して画像を観察し、精密検査や検診を行っている。
方法の1つとして染料又は顔料をビヒクル中に含有させ
た転写層を塗設した転写材料を像様に加熱して、受像材
料上に画像形成する溶融型熱転写方式や熱拡散色素転写
方式などが知られている。しかしながら、これらの方式
では、十分な画像濃度を得るためには、顔料、染料を相
当量転写しなければならないために転写に要するエネル
ギーが高いという問題が生じていた。そのような欠点を
改善するために、微量のエネルギーで高濃度のモノクロ
画像を得るための画像形成方法がいくつか提案されてい
る。
50−139723号、同50−139724号、同5
2−101026号、同57−63527号等には、ア
ンモニアを配位子として有する3価のコバルト錯体と光
還元剤を用いて、像様に露光することにより潜像を形成
した後に加熱処理して、アンモニアとフタルアルデヒド
との反応によって生じるモノクロのポリマー色素画像を
形成する方法が提案されている。これは、像様な画像露
光により潜像を形成し、次いで加熱することで画像を形
成するという方式で、簡易な乾式処理で画像が形成でき
る点で優れている。しかしながら、これらの画像形成材
料では、光による像様な画像露光が必要であることか
ら、露光前に遮光する必要が有ったり、出来た画像の保
存性が不十分な場合が有った。
062号、特開昭56−72436号には、光酸発生剤
を用いて発色を抑制又は不活性化し、非抑制部を還元剤
を用いて発色させる方法が記載され、特開昭57−51
489号、同57−63527号には、錯体の不安定化
剤を添加し、加熱により画像形成を行う方法が記載され
ている。この方法によれば、形成された画像への定着処
理が不要という利点を有しているが、未だ十分であると
はいえない。
317870号、同7−5619号、同7−5620号
等に記載されている方法では画像形成後や画像形成前に
銀源と還元剤が同一要素内に存在するため、経時や高温
での保存で濃度が上昇する不都合がある。
剤を用いた感熱記録材料が従来から良く知られている
が、発色性染料と顕色剤を同一要素中で分散した状態で
存在させると、白濁してしまい透過画像としての使用が
難しいことや、経時や高温での保存で濃度が上昇するな
どの欠点を有している。
ルギーを集束させ、記録を行わせる材料に光照射して、
材料の一部を融解変形させたり、飛散、燃焼あるいは蒸
発除去する記録方法が知られている。この方法は、薬品
などの処理液を必要としないドライタイプであること
や、光照射部のみを融解変形、あるいは飛散または蒸発
除去することから、高コントラストが得られるという利
点を有している。そのために、この記録方法を用いた種
々の材料が提案され、レジスト材料や光デイスクなどの
光学的記録材料、さらにはそれ自身を可視化画像として
みる画像形成材料などに利用されている。
4,245,003号等ではグラファイトあるいはカー
ボンブラックを含有する画像形成層を画像露光と同時に
燃焼および/または飛散除去することにより画像形成を
行う方法が提案されている。
6−43635号、米国特許5,156,938号、同
5,171,650号、同5,256,506号等で
は、支持体上にレーザー光を吸収し、この光エネルギー
を熱エネルギーに変換する化合物(光熱変換化合物)
と、この発生した熱により分解しうるバインダー樹脂を
必須成分としてなる画像形成層を備えた材料が提案され
ている。さらに、この中で、特表平4−506709
号、米国特許5,156,938号、同5,171,6
50号、同5,256,506号では、バインダー樹脂
が分解することによって飛ばされる画像形成層を、画像
形成層と接する受像シートで受容するという画像形成材
料が提案されている。
の方法も画像の濃度を高めることが難しく、特に透過画
像を観察する診断画像には高い濃度が要求される。
ので、支持体の表及び裏の両面に画像を形成することで
高濃度の画像を得ることができ、また例えば診断等に必
要とする画像を得ることができ、しかもムラの目立たな
い画像を得ることが可能な画像形成方法及びドライフィ
ルムを提供することを目的としている。
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
インクを付着して画像を形成する画像形成方法におい
て、前記透明の支持体の表面及び裏面にインクを付着さ
せて画像を形成することを特徴とする画像形成方法。』
である。
の表及び裏の両面に画像を形成することで高濃度の画像
を得ることができ、特に診断等に必要とする画像を得る
ことができる。また、支持体の両面に別々に画像を形成
することで、それぞれの面で生ずる画像ムラは互いに打
ち消し合ってムラの目立たない画像を得ることができ
る。
インクは、ピエゾ効果によるものあるいは加熱による気
泡の膨張を利用したジェット方式で画像を作成すること
を特徴とする請求項1記載の画像形成方法。』である。
例えば技術雑誌であるジャーナル・オブ・サイエンス・
アンド・テクノロジイ第12巻49ページ(1998
年)に掲載のヒュー・P・リー著の”Progress
and Trendsin Ink−jet Pri
nting Technology”で述べられている
請求項1記載の画像形成方法である。この請求項2記載
の発明によれば、ピエゾ効果によるものあるいは加熱に
よる気泡の膨張を利用したジェット方式で画像を作成す
ることで、処理液を必要としない簡易な方式で画像を得
ることができる。
インクは、テープ等にしみこませたあるいは付着したイ
ンクを加熱溶解することで前記支持体に転写する熱転写
方式で画像を作成することを特徴とする請求項1記載の
画像形成方法。』である。
等にしみこませたあるいは付着したインクを加熱溶解す
る熱転写方式で画像を得ることで、処理液を必要としな
い簡易な方式で画像を得ることができる。
よって前記支持体に転写される化合物は、前記支持体中
あるいは表面に存在する化合物と反応することを特徴と
する請求項3記載の画像形成方法。』である。
解によって支持体に転写される化合物は、支持体中ある
いは表面に存在する化合物と反応することで、画像品質
が向上する。
る画像形成素材とする、もしくは有機銀塩とハロゲン化
銀微粒子が主たる画像形成素材とする感光材料で、レー
ザー光を用いて画像を露光した後に熱現像によって画像
を形成するドライ感光材料で、透明の支持体の両面に画
像を形成することを特徴とする画像形成方法。』であ
る。
塩を主たる画像形成素材とする、もしくは有機銀塩とハ
ロゲン化銀微粒子が主たる画像形成素材とする感光材料
で、レーザー光を用いて画像を露光した後に熱現像によ
って画像を形成するドライ感光材料で、透明の支持体の
両面に画像を形成することで、画像品質が一層向上す
る。
するとき、表面と裏面の両面の画像濃度が実質的に同じ
であり、画像も実質的に同じものであることを特徴とす
る請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像形成方
法。』である。
の表面と裏面の両面の画像濃度が実質的に同じであり、
画像も実質的に同じものであり、画像を実質的に同じに
することで高濃度の画像を得ることができるが、濃度が
実質的に同じであるが表面と裏面とで別々の画像を形成
することもできる。
するとき、表面と裏面の両面の画像最高濃度が1:1以
上1:10以内であることを特徴とする請求項1乃至請
求項5のいずれかに記載の画像形成方法。』である。
裏面の両面の画像最高濃度が1:1以上1:10以内で
あり、例えばに画像を同じにすることで必要に応じた画
像を得ることができ、また表面と裏面とに使用や利用に
応じた別々の画像を形成することができる。
面及び裏面の両面の画像コントラストがそれぞれ異なる
ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記
載の画像形成方法。』である。
の表面及び裏面の両面の画像コントラストがそれぞれ異
なり、例えば表面と裏面とに使用や利用に応じた別々の
画像を形成することができる。
面及び裏面の両面の画像濃度の最高値が2.5以上6以
下であることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいず
れかに記載の画像形成方法。』である。
の表面及び裏面の両面の画像濃度の最高値が2.5以上
6以下であり、例えば表面と裏面とに使用や利用に応じ
た別々の画像を形成することができる。
片面の画像最高濃度が0.5以上5.5以下であること
を特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の
画像形成方法。』である。
体の片面の画像最高濃度が0.5以上5.5以下であ
り、使用に応じた画像を形成することができる。
表面及び裏面の両面のそれぞれの画像最高濃度が実質的
に同じであるとき、それぞれの画像最高濃度が1.25
以上で4以下であることを特徴とする請求項6記載の画
像形成方法。』である。
体の表面及び裏面の両面のそれぞれの画像最高濃度が同
じであるとき、それぞれの画像最高濃度が1.25以上
で3以下であり、例えば精密検査や検診に好ましい画像
を得ることができる。
る画像が医用画像であることを特徴とする請求項1乃至
請求項11のいずれかに記載の画像形成方法。』であ
る。
ば精密検査や検診に好ましい部位の画像を得ることがで
きる。
る画像が白黒画像であることを特徴とする請求項1乃至
請求項12のいずれかに記載の画像形成方法。』であ
る。
画像を形成することで、例えば骨、血管撮影等に好まし
い部位の画像を得ることができる。
る画像がカラー画像であることを特徴とする請求項1乃
至請求項12のいずれかに記載の画像形成方法。』であ
る。
がカラー画像であり、例えば患者の所定部位の断層画像
等に使用可能な画像を得ることができる。
着色されていることを特徴とする請求項1乃至請求項1
4のいずれかに記載の画像形成方法。』である。
体が着色されており、反射を軽減して見やすい画像を得
ることができる。
質的に青色であることを特徴とする求項15記載の画像
形成方法。』である。
が実質的に青色であり、よりギラツキを軽減して見やす
い画像を得ることができる。
た支持体における濃度が0.05以下であることを特徴
とする請求項15または請求項16記載の画像形成方
法。』である。
された支持体における濃度が0.05以下であり、透過
性を低下することなく反射が軽減されて容易で正確に観
察可能な画像を得ることができる。
にインクを付着して画像を形成するドライフィルムにお
いて、前記透明の支持体の表面及び裏面にインクを付着
させて形成した画像を有することを特徴とするドライフ
ィルム。』である。
体の表及び裏の両面に画像を形成することで高濃度の画
像で、特に診断等に好ましい画像を得ることができる。
また、支持体の両面に別々に画像を形成することで、そ
れぞれの面で生ずる画像ムラは互いに打ち消し合ってム
ラの目立たない画像を得ることができる。
付着させて形成した画像は、ピエゾ効果によるものある
いは加熱による気泡の膨張を利用したジェット方式で形
成した画像であることを特徴とする請求項18記載のド
ライフィルム。』である。例えば技術雑誌であるジャー
ナル・オブ・サイエンス・アンド・テクノロジイ第12
巻49ページ(1998年)に掲載のヒュー・P・リー
著の”Progress and Trends in
Ink−jet Printing Technol
ogy”で述べられている請求項18記載の画像形成方
法である。
ゾ効果によるものあるいは加熱による気泡の膨張を利用
したジェット方式で画像を作成することで、処理液を必
要としない簡易な方式で画像を得ることができる。
付着させて形成した画像は、テープ等にしみこませたあ
るいは付着したインクを加熱溶解することで前記支持体
に転写する熱転写方式で形成した画像であることを特徴
とする請求項18記載のドライフィルム。』である。
プ等にしみこませたあるいは付着したインクを加熱溶解
する熱転写方式で画像を得ることで、処理液を必要とし
ない簡易な方式で画像を得ることができる。
によって前記支持体に転写される化合物は、前記支持体
中あるいは表面に存在する化合物と反応することを特徴
とする請求項20記載のドライフィルム。』である。
溶解によって支持体に転写される化合物は、支持体中あ
るいは表面に存在する化合物と反応することで、好まし
い画像品質である。
たる画像形成素材とする、もしくは有機銀塩とハロゲン
化銀微粒子が主たる画像形成素材とする感光材料で、レ
ーザー光を用いて画像を露光した後に熱現像によって画
像を形成するドライ感光材料で、透明の支持体の両面に
画像を形成してなることを特徴とするドライフィル
ム。』である。
銀塩を主たる画像形成素材とする、もしくは有機銀塩と
ハロゲン化銀微粒子が主たる画像形成素材とする感光材
料で、レーザー光を用いて画像を露光した後に熱現像に
よって画像を形成するドライ感光材料で、透明の支持体
の両面に画像を形成することで、画像品質が一層向上す
る。
成するとき、表面と裏面の両面の画像濃度が実質的に同
じであり、画像も実質的に同じものであることを特徴と
する請求項18乃至請求項22のいずれかに記載のドラ
イフィルム。』である。
体の表面と裏面の両面の画像濃度が実質的に同じであ
り、画像も実質的に同じものであり、画像を実質的に同
じにすることで高濃度の画像を得ることができるが、濃
度が実質的に同じであるが表面と裏面とで別々の画像を
形成することもできる。
成するとき、表面と裏面の両面の画像最高濃度が1:1
以上1:10以内であることを特徴とする請求項18乃
至請求項23のいずれかに記載のドライフィルム。』で
ある。
と裏面の両面の画像最高濃度が1:1以上1:10以内
であり、例えばに画像を同じにすることで必要に応じた
画像を得ることができ、また表面と裏面とに使用や利用
に応じた別々の画像を形成することができる。
表面及び裏面の両面の画像コントラストがそれぞれ異な
ることを特徴とする請求項18乃至請求項24のいずれ
かに記載のドライフィルム。』である。
体の表面及び裏面の両面の画像コントラストがそれぞれ
異なり、例えば表面と裏面とに使用や利用に応じた別々
の画像を形成することができる。
表面及び裏面の両面の画像濃度の最高値が2.5以上6
以下であることを特徴とする請求項18乃至請求項25
のいずれかに記載のドライフィルム。』である。
体の表面及び裏面の両面の画像濃度の最高値が2.5以
上6以下であり、例えば表面と裏面とに使用や利用に応
じた別々の画像を形成することができる。
片面の画像最高濃度が0.5以上5.5以下であること
を特徴とする請求項18乃至請求項26のいずれかに記
載のドライフィルム。』である。
体の片面の画像最高濃度が0.5以上5.5以下であ
り、使用に応じた画像を形成することができる。
表面及び裏面の両面のそれぞれの画像最高濃度が実質的
同じであるとき、それぞれの画像最高濃度が1.25以
上で3以下であることを特徴とする請求項23記載のド
ライフィルム。』である。
体の表面及び裏面の両面のそれぞれの画像最高濃度が同
じであるとき、それぞれの画像最高濃度が1.25以上
で3以下であり、例えば精密検査や検診に好ましい画像
を得ることができる。
た画像が医用画像であることを特徴とする請求項18乃
至請求項28のいずれかに記載のドライフィルム。』で
ある。
ば精密検査や検診に好ましい部位の画像を得ることがで
きる。
た画像が白黒画像であることを特徴とする請求項18乃
至請求項29のいずれかに記載の画像形成方法。』であ
る。
画像を形成することで、例えば骨、血管撮影等に好まし
い部位の画像を得ることができる。
た画像がカラー画像であることを特徴とする請求項18
乃至請求項29のいずれかに記載のドライフィルム。』
である。
がカラー画像であり、例えば患者の所定部位の断層画像
等に使用可能な画像を得ることができる。
着色されていることを特徴とする請求項18乃至請求項
31のいずれかに記載のドライフィルム。』である。
体が着色されており、反射を軽減して見やすい画像を得
ることができる。
質的に青色であることを特徴とする求項32記載のドラ
イフィルム。』である。
が実質的に青色であり、よりギラツキを軽減して見やす
い画像を得ることができる。
た支持体における濃度が0.05以下であることを特徴
とする請求項31または請求項32記載のドライフィル
ム。』である。
された支持体における濃度が0.05以下であり、透過
性を低下することなく反射が軽減されて容易で正確に観
察可能な画像を得ることができる。
びドライフィルムの実施の形態を図面に基づいて説明す
るが、この発明は、この実施の形態に限定されない。
示す図である。ドライフィルム1は、透明の支持体2の
表面2a及び裏面2bにインクを付着させて画像3,4
が形成されている。
果によるものあるいは加熱による気泡の膨張を利用した
ジェット方式で画像を作成することができ、ピエゾ効果
によるものあるいは加熱による気泡の膨張を利用したジ
ェット方式で画像を作成することで、処理液を必要とし
ない簡易な方式で画像を得ることができる。
みこませたあるいは付着したインクを加熱溶解すること
で支持体に転写する熱転写方式で画像を作成することが
でき、このような熱転写方式で画像を得ることで、処理
液を必要としない簡易な方式で画像を得ることができ
る。
る化合物は、支持体中あるいは表面に存在する化合物と
反応するものでもよく、加熱溶解によって支持体に転写
される化合物は、支持体中あるいは表面に存在する化合
物と反応することで、画像品質が向上する。
表及び裏の両面に画像3,4を形成することで高濃度の
画像を得ることができ、特に診断等に必要とする画像を
得ることができる。また、支持体の両面に別々に画像を
形成することで、それぞれの面で生ずる画像ムラは互い
に打ち消し合ってムラの目立たない画像を得ることがで
きる。
10−76751号公報に記載のものが好ましく用いら
れる。受容層は、例えば支持体上に塗布されている塗布
量1〜30mg/dm2の受容層で構成される。
との重縮合から得られたポリエステルである。好ましい
ジカルボン酸にはテレフタル酸、イソフタル酸、フタル
酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸及びセバシン
酸が含まれる。好ましいジオールにはエチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコー
ル及びシクロヘキサンジメタノールが含まれる。この発
明で用いるのに適した特定のポリエステルは、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンーp―ヒドロキシベ
ンゾエート、ポリー1,4−シクロヘキシレンジメチレ
ンテレフタレート及びポリエチレンー2,6−ナフタレ
ンカルボキシレートである。ポリエチレンテレフタレー
トは優れた耐水性、化学的安定性及び耐久性等により、
支持体のため最も好ましいポリエステルである。
れ、この支持体上に塗布されている受容層は、水溶性ポ
リマーと水不溶性ポリマーとからなるバインダーであ
る。この水溶性ポリマーと水不溶性ポリマーとの組み合
わせ量は、水不溶性ポリマーが少なくとも15重量%で
かつ90重量%より多くなく含まれているもの;及び
0.3μmより大きくない水中での流体力学的直径をも
つ無機粒状材料であって、この無機粒状材料は水溶性ポ
リマー、水不溶性ポリマー及び無機粒状材料の合計塗布
量の少なくとも50重量%でかつ95重量%より多くな
い量を示すものである。
アルコール、ポリアクリルアミド、メチルセルロース、
ポリビニルピロリドン及びゼラチンよりなる群から選ば
れた少なくとも1つの化合物を含んでいる。水溶性ポリ
マーはさらに好ましくはビニルアルコール、アクリルア
ミド及びビニルピロリドンよりなる群から選ばれたモノ
マーの重合体を含んでいる。
オレフィン、ビニル、ウレタン及びアミドから選ばれた
少なくとも1つの重合モノマーを含んでいる。水不溶性
ポリマーは最も好ましくはアクリル、ウレタン、ポリオ
レフィン及びビニルラテックスから選ばれた少なくとも
1つの化合物を含んでいる。水不溶性ポリマーは極性の
官能基を含むことができる。ただし、その程度は水溶性
ポリマーを形成するのに十分なレベル以下のものであ
る。
溶性ポリマーの合計塗布量は好ましくは少なくとも1m
g/dm2である。合計塗布量1mg/dm2以下では、
相変化インクと受容層間の接着性は実用上不適切なレベ
ルにまで低下する。さらに、塗布能率が1mg/dm2
以下では低下し、このことは媒体の製造コストにとつて
も好ましくない。無機粒状材料、水溶性ポリマー及び水
不溶性ポリマーの合計塗布量は少なくとも3mg/dm
2であるのがさらに好ましい。
クで支持体の受容層に記録される。インクは室温では固
体相のままであり、そしてプリントヘッド中の高められ
た温度では液体相になるという性質により、一部特徴化
されている。インクは液体相に加熱され、液状インクの
小滴はプリントヘッドから射出される。インクの小滴が
プリント媒体の表面にふれたとき、それらは速やかに固
化して固体インク滴のパターンを形成する。このプロセ
スは直接インクジェットプリント法として知られてい
る。別の装置では液状のインクの小滴は、相変化インク
の溶融点のすぐ下の温度に保たれている加熱ドラムに運
ばれる。このパターン化したインクは次いでドラムから
圧力下に媒体にゴム状態で転写される。このプロセスは
間接プリント法として知られている。
減して見やすい画像を得ることができることで好まし
く、着色が実質的に青色であることが、より反射を軽減
して見やすい画像を得ることができ好ましい。さらに、
着色された支持体における濃度が0.05以下であり、
透過性を低下することなく反射が軽減されて容易で正確
に観察可能な画像を得ることができ好ましい。
周知のピエゾ効果等により、入力する画像信号に基づい
てインク微粒子を像用に射出して画像を形成する、いわ
ゆるインクジェットによって画像を出力することが可能
であり、更に画像信号を光信号に置き換えて、トナーに
よる画像を形成するゼログラフィの一つである、いわゆ
るデジタルコピアーにより画像を出力することができ
る。
ウェット処理を行わずに熱現像を行うハロゲン化銀感光
材料を用いることができる。この感光材料は支持体上に
少なくとも1層の感光層を有し、有機銀塩、感光性はハ
ロゲン化銀粒子、銀イオンのための還元剤及びバインダ
ーを含有する熱現像感光材料である。この感光材料のハ
ロゲン化銀粒子の組成は沃臭化銀、臭化銀、塩臭化銀も
しくは臭化銀で有り、立方体、8面体、球状、ジャガイ
モ状で平均粒径は球形粒子として換算して0.2〜0.
10μmが好ましい。更にハロゲン化銀粒子にハイポや
セレンそして金化合物で化学増感を施し、400〜15
00nmに感色性を付与する分光増感色素を用いること
が好ましい。
ブリの上昇を抑制するために有機カルボン酸塩やイソシ
アネート化合物を含有することが好ましい。感光材料に
用いる有機銀塩は炭素数が10〜30の長鎖カルボン酸
銀塩が好ましい。その例としてベヘン酸銀、ステアリン
酸銀、オレイン酸銀、ラウリン酸銀、カノロン酸銀、ミ
リスチン酸銀、パルチミン酸銀、マレイン酸銀、フマル
酸銀、酒石酸銀、リノール酸銀、酪酸銀及び樟脳酸銀及
びこの混合物である。
ハイドロキノン等のジヒドロキシベンゼン類が用いられ
る。そのほかに広範囲の還元剤を用いることができ、例
えばアミドオキシム類、アジン類、脂肪族カルボン酸ア
リールヒドロアジドとアスコルビン酸との組み合わせ等
である。また、感光材料の感光層の上に保護膜を塗設す
ることが好ましく、この保護膜には帯電防止剤やマット
剤、スベリ剤等を目的に応じて添加することができる。
する下びき層を塗布したポリエステル、3酢酸アセー
ト、ポリエチレンナフタレート、ポリカーポネート、そ
してポリノルボルネン系樹脂等の着色あるいは無着色の
透明な高分子材料を支持体上に塗設する。感光層の塗布
をしていない支持体上にハレーション防止染料やマット
剤、帯電防止剤を含有したバッキング層を塗布すること
が好ましい。感光材料は走査型レーザ露光装置を用いて
画像信号が露光され、そして80℃以上200℃以下で
熱現像が行われる。
099号に記載されているように、走査レーザ露光装置
を用いて画像信号により高密度レーザービームで露光す
ることによって顕色成分を有する転写層から受容層に転
写することにより、ハードコピーを得ることができる。
光源としてルビーレーザー、YAGレーザー、ガラスレ
ーザー等固体レーザー、He−Neレーザー、Arイオ
ンレーザー、Krイオンレーザー、CO2レーザー、C
Oレーザー、He−Cdレーザー、N2レーザー、エキ
シマーレーザー等の気体レーザー、InGaPレーザ
ー、AlGaAsレーザー、GaAsレーザー、InG
aAsレーザー、InAsPレーザー、CdSnP2レ
ーザー、GaSbレーザー、GaNレーザー等半導体レ
ーザー、化学レーザー、色素レーザーがあげられる。レ
ーザー光は400〜1200nmである。
第1の支持体上に顕色成分を設けた転写材料と、第3の
支持体を有した剥離材料を転写層と対面するように設
け、第1の支持体側から高密度エネルギー光を像用に露
光することによって、露光部分の支持体と転写層の結合
力をアブレーションによって低下させ、転写材料と剥離
材料を引き離して、転写層の露光部を剥離材料上に転写
した後、剥離材料の露光部の転写層と、第2の支持体上
に発色成分を含有する受容層を有した受容材料の受容層
側と重ね合わせ画像を形成することを特徴とする。ここ
で言うアブレーションとは、画像露光部分の転写層の破
壊はおこらず、支持体と転写層間の結合力のみが低下す
る、あるいはなくなる、あるいは画像露光部分の転写層
の一部が熱破壊して発散する等のほかに、画像露光部分
の転写層に亀裂が生じるまでの現象まで含む。
に発色成分と顕色成分を混合させることにより行われ、
さらに加熱または加圧することが好ましい。加熱する手
段はオープン、サーマルヘッド、ヒートロール、ホット
スタンプ、熱ペン等温度のみをかけるものでも、温度を
かけると同時に圧力をかけるものでも良い。第1層の顕
色成分は例えば、有機還元剤で第2の支持体の発色成分
は有機還元剤により発色する銀源である。有機還元剤は
例えばスクシンイミド、フタルイミド、2−メチルスク
シンイミド、ジチオウラシル、5−メチル−5−n−ペ
ンチルヒダトイン、フタルイミド等があげられる。銀源
としては脂肪族カルボン酸との銀塩(たとえばベヘン酸
銀、ステアリン酸銀、オレイン酸銀、ラウリン酸銀等で
ある。
転感熱記録方法を用いることができる。熱転写シートの
染料層面と熱転写受像シートの受容層面とが接するよう
に向かい合わせ、染料層と受容層の界面にサーマルヘッ
ド等の加熱印加手段により、画像情報に応じた熱エネル
ギーを与えることにより、染料層中の染料を受容層に移
行させる。さらに、移行した後に熱転写シートの背面側
からサーマルヘッド等の加熱印加手段により所定の熱エ
ネルギーを与えることにより、未反応染料の定着を行
う。
ば特開昭59−78893号、同59−1090939
4号、同60−2398号の公開公報に記載されている
ものをあげることができる。染料層に用いられるバイン
ダー樹脂の代表例は、セルロース系、ポリアクリル酸
系、ポリビニルアルコール系等から選ぶことができる。
受容層は昇華染料が定着しやすい樹脂が選ばれ、例えば
ポリオレフィン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビ
ニリデン樹脂等から選ぶことができる。
るとき、例えば図2(a)に示すように表面2aと裏面
2bの両面の画像濃度が同じであり、画像も同じもので
ある。この場合、両面の画像濃度が同じで画像を同じに
することで、図2(b)に示すように高濃度の画像を得
ることができるが、濃度が同じであるが表面と裏面とで
別々の画像を形成することもできる。
き、例えば図3(a)に示すように表面2aと裏面2b
の両面の画像最高濃度が1:1以上1:10以内でもよ
く、この場合、図3(b),図3(c)に示すように画
像を同じにすることで必要に応じた画像を得ることがで
きる。
胸部撮影ように好ましく用いられ、図3(c)に示すよ
うに画像濃度は、例えば血管撮影ように好ましく用いら
れる。また、支持体2の表面2a及び裏面2bの両面の
画像コントラストが、それぞれ異なり、例えば表面と裏
面とに使用や利用に応じた別々の画像を形成することが
できる。
き、例えば図4(a)に示すように表面2aと裏面2b
の両面の画像濃度を変えることで、図4(b)に示すよ
うに画像を同じにすることで必要に応じた濃度差が大き
い画像を得ることができる。
濃度の最高値が2.5以上6以下であり、例えば表面と
裏面とに使用や利用に応じた別々の画像を形成すること
がで、撮影部位を代えて撮影することができる。また、
支持体の片面の画像最高濃度が0.5以上5.5以下が
好ましく、使用に応じた画像を形成することができる。
また、支持体の表面及び裏面の両面のそれぞれの最高濃
度が同じであるとき、それぞれの最高濃度が1.25以
上で3以下であり、例えば低濃度が胸部単純撮影よう
に、高濃度が骨、血管撮影に用いられ、精密検査や検診
に好ましい画像を得ることができる。
り、精密検査や検診に好ましい部位の画像を得ることが
できる。白黒画像を形成することで、例えば骨、血管撮
影等に好ましい部位の画像を得ることができる。また、
画像がカラー画像であると、例えば患者の所定部位の断
層画像等に使用可能な画像を得ることができる。 [実施例1]濃度0.014だけ青く着色したポリエチ
レンテレフタレートの厚さ175μmのベースの支持体
の両面に、特開平10−76751号に記載の方法でイ
ンクが付着しやすい凸凹の下引き層を塗布した。図5に
示すように下引きを塗布したフィルムの両面にインクを
吹き出し、胸部正面画像を描いた。画像信号はコニカ株
式会社製REGIUSモデル330で得られた胸部画像
データ信号を用いた。このとき図2で示すように両面の
濃度が同じ濃度の画像を描き試料2を得た。片面の最高
濃度は1.5となるようにした。
し、そして片面のみに上記同様の画像を描いいて試料1
を得た。このとき片面で2.6の最高濃度が得られるよ
うに設定した。
き、裏面に電気信号の弱い部分を描いた(図3参照)。
表面のみでの最高濃度は2.6で裏面のみの最高濃度は
0.7に設定し、両者の画像を合わせて最高濃度を3.
3になるようにした。このとき胸部画像の縦隔部、心
臓、横隔膜などが主に裏面で描かれ、肺野部が主に表面
で描いた。これを試料3とした。
裏面の最高濃度を0.3そして0.1の画像を作成し、
試料4及び5とした。
分までの人体部画像を描き、裏面に人体の信号の強い部
分と人体素抜け部分の電気信号の強い部分を描いた。こ
こではX線ディテクター上で画像信号を人体領域と人体
を通過しないでX線を受けた領域をわけ、人体を通過し
ない黒化濃度の高い部分を得られた信号以上に強調して
濃度補強した。表面のみで最高濃度2.6で裏面のみは
最高濃度1.0で、両者の濃度が重なる人休周辺部分の
最高濃度は3.6が得られた。これを試料6とした。
画像の低濃度部(濃度0.03〜0.5あたり)での画
像のムラの様子を判定した(◎:全くムラなし、〇:ム
ラがあるが、かなり弱い、Δ:弱いムラがある、×:や
や強いムラ、××:かなり強いムラ)。その結果を表1
に示す。 表1
テレフタレートの厚さ175μmのベースの支持体の両
面に特開平10−7675l号に記載の方法でインクが
付着しやすい凸凹の下引き層を塗布した。図5に示すよ
うに下引きを塗布したフィルムの両面にインクを吹き出
し、磁気テープに貯蔵してあるX線CT胸部断層画像を
描いた。このとき画像の打ち出しでは、図2で示すよう
に両面の濃度が同じ濃度の画像を描き試料8を得た。こ
のとき、片面の最高濃度が1.5となるように設定し
た。
し、そして片面のみに上記同様の画像を描いいて試料7
を得た。このとき片面で2.6の最高濃度が得られるよ
うに設定した。
き、裏面に電気信号の弱い部分を描いた(図3参照)。
表面のみでの最高濃度は2.6で裏面のみの最高濃度は
0.7に設定し、両者の画像を合わせて最高濃度を3.
3になるようにし、この試料をとした。
裏面の最高濃度を0.3そしてO.1の画像を作成し、
試料10及び11とした。
分までの人体部画像を描き、裏面に人体部分の信号の強
い部分と人体画像のない部分及び画像枠部分の電気信号
の強い部分を描いた。ここで、X線ディテクター上で画
像信号を人体領域と人体を通過しないでX線を受けた領
域をわけ、人体を通過しない黒化濃度を得られた信号よ
り高めて裏面濃度で濃度補強する。表面のみで最高濃度
2.6で、裏面のみは最高濃度1.0で、両者の濃度が
重なる部分の最高濃度は3.6が得られた。これを試料
12とした。
画像の低濃度部(濃度0.03〜0.5あたり)での画
像のムラの様子を判定した(◎:全くムラなし、〇:ム
ラがあるが、かなり弱い、Δ:弱いムラがある、×:や
や強いムラ、××:かなり強いムラ)。その結果を表2
に示す。 表2
したポリエチレンテレフタレートの厚さ175μmのベ
ースの支持体の両面に特開平8ー309910号に記載
の方法に準ずる方法で下引き塗布を行ったフィルムを用
いて、特開平9−311407号に記載の方法で熱現像
ハロゲン化銀感光材料を作成した。使用したヨウ臭化銀
化銀乳剤粒子の平均粒径は35nmで、金硫黄増感を施
しシアニン色素を用い低HeNeレーザ感色性をもたせ
た。炭素数が約20のべヘン酸銀に増感したハロゲン化
銀乳剤を分散し、還元剤としてハイドロキノン及びフェ
ニドン、そしてUV吸収剤を添加した。この感光層をフ
ィルムの両面に塗布した。さらに両面の感光層の上に保
護膜を塗設した。この保護膜には静電気によるスパーク
を防止する帯電防止剤、フィルム同士がくっつかないよ
うにするマット剤、さらに紫外光で焼きだしが生じない
ようにするためのUV吸収剤を添加している。
ル330で得られた胸部画像データ信号を用いて、例え
ば特開平8−282099号に記載の方法に準じて、レ
ーザビームをフィルムに垂直に照射して画像を露光し
た。そして95℃で1分間両面を同時に加熱してX線胸
部画像を得た。このとき画像の打ち出しでは、図2で示
すように両画の濃度が同じ濃度の画像を描き試料13を
得た。このとき、片面の最高濃度が1.6となるような
感光層膜厚にした。
し、そして片面のみ感光層と保護膜を塗設して上記同様
の画像を描いて試料13を得た。このとき片面で3.4
の最高濃度が得られるように感光層膜厚とした。
感度の高いヨウ化銀乳剤粒子を電気信号の弱い部分の画
像を描き、表面に電気信号の強い部分を描いた(図3参
照)。表面のみでの最高濃度は2.8で、裏面のみの最
高濃度は0.6に設定し、両者の画像を合わせて最高濃
度を3.4になるようにした。このとき胸部画像の縦隔
部、心臓、横隔膜などが主に裏面で描かれ、肺野部が主
に表面で描いた。これを試料15とした。
画像の低濃度部(濃度0.03〜0.5あたり)での画
像のムラの様子を判定した(◎:全くムラなし、○:ム
ラがあるが、かなり弱い、Δ:弱いムラがある、×:や
や強いムラ、××:かなり強いムラ)。その結果を表3
に示す。 表3
画像形成方法では、支持体の表及び裏の両面に画像を形
成することで高濃度の画像を得ることができ、特に診断
等に必要とする画像を得ることができる。また、支持体
の両面に別々に画像を形成することで、それぞれの面で
生ずる画像ムラは互いに打ち消し合ってムラの目立たな
い画像を得ることができる。
ピエゾ効果によるものあるいは加熱による気泡の膨張を
利用したジェット方式で画像を作成することで、処理液
を必要としない簡易な方式で画像を得ることができる。
テープ等にしみこませたあるいは付着したインクを加熱
溶解する熱転写方式で画像を得ることで、処理液を必要
としない簡易な方式で画像を得ることができる。
加熱溶解によって支持体に転写される化合物は、支持体
中あるいは表面に存在する化合物と反応することで、画
像品質が向上する。
有機銀塩を主たる画像形成素材とする、もしくは有機銀
塩とハロゲン化銀微粒子が主たる画像形成素材とする感
光材料で、レーザー光を用いて画像を露光した後に熱現
像によって画像を形成するドライ感光材料で、透明の支
持体の両面に画像を形成することで、画像品質が一層向
上する。
支持体の表面と裏面の両面の画像濃度が実質的に同じで
あり、画像も実質的に同じものであり、画像を実質的に
同じにすることで高濃度の画像を得ることができるが、
濃度が実質的に同じであるが表面と裏面とで別々の画像
を形成することもできる。
表面と裏面の両面の画像最高濃度が1:1以上1:10
以内であり、例えばに画像を同じにすることで必要に応
じた画像を得ることができ、また表面と裏面とに使用や
利用に応じた別々の画像を形成することができる。
支持体の表面及び裏面の両面の画像コントラストがそれ
ぞれ異なり、例えば表面と裏面とに使用や利用に応じた
別々の画像を形成することができる。
支持体の表面及び裏面の両面の画像濃度の最高値が2.
5以上6以下であり、例えば表面と裏面とに使用や利用
に応じた別々の画像を形成することができる。
は、支持体の片面の画像最高濃度が0.5以上5.5以
下であり、使用に応じた画像を形成することができる。
は、支持体の表面及び裏面の両面のそれぞれの画像最高
濃度が同じであるとき、それぞれの画像最高濃度が1.
25以上で3以下であり、例えば精密検査や検診に好ま
しい画像を得ることができる。
は、例えば精密検査や検診に好ましい部位の画像を得る
ことができる。
は、白黒画像を形成することで、例えば骨、血管撮影等
に好ましい部位の画像を得ることができる。
は、画像がカラー画像であり、例えば患者の所定部位の
断層画像等に使用可能な画像を得ることができる。
は、支持体が着色されており、反射を軽減して見やすい
画像を得ることができる。
は、着色が実質的に青色であり、よりギラツキを軽減し
て見やすい画像を得ることができる。
は、着色された支持体における濃度が0.05以下であ
り、透過性を低下することなく反射が軽減されて容易で
正確に観察可能な画像を得ることができる。
は、支持体の表及び裏の両面に画像を形成することで高
濃度の画像で、特に診断等に好ましい画像を得ることが
できる。また、支持体の両面に別々に画像を形成するこ
とで、それぞれの面で生ずる画像ムラは互いに打ち消し
合ってムラの目立たない画像を得ることができる。
は、ピエゾ効果によるものあるいは加熱による気泡の膨
張を利用したジェット方式で画像を作成することで、処
理液を必要としない簡易な方式で画像を得ることができ
る。
は、テープ等にしみこませたあるいは付着したインクを
加熱溶解する熱転写方式で画像を得ることで、処理液を
必要としない簡易な方式で画像を得ることができる。
は、加熱溶解によって支持体に転写される化合物は、支
持体中あるいは表面に存在する化合物と反応すること
で、好ましい画像品質である。
は、有機銀塩を主たる画像形成素材とする、もしくは有
機銀塩とハロゲン化銀微粒子が主たる画像形成素材とす
る感光材料で、レーザー光を用いて画像を露光した後に
熱現像によって画像を形成するドライ感光材料で、透明
の支持体の両面に画像を形成することで、画像品質が一
層向上する。
は、支持体の表面と裏面の両面の画像濃度が実質的に同
じであり、画像も実質的に同じものであり、画像を実質
的に同じにすることで高濃度の画像を得ることができる
が、濃度が実質的に同じであるが表面と裏面とで別々の
画像を形成することもできる。
は、表面と裏面の両面の画像最高濃度が1:1以上1:
10以内であり、例えばに画像を同じにすることで必要
に応じた画像を得ることができ、また表面と裏面とに使
用や利用に応じた別々の画像を形成することができる。
は、支持体の表面及び裏面の両面の画像コントラストが
それぞれ異なり、例えば表面と裏面とに使用や利用に応
じた別々の画像を形成することができる。
は、支持体の表面及び裏面の両面の画像濃度の最高値が
2.5以上6以下であり、例えば表面と裏面とに使用や
利用に応じた別々の画像を形成することができる。
は、支持体の片面の画像最高濃度が0.5以上5.5以
下であり、使用に応じた画像を形成することができる。
は、支持体の表面及び裏面の両面のそれぞれの画像最高
濃度が同じであるとき、それぞれの画像最高濃度が1.
25以上で3以下であり、例えば精密検査や検診に好ま
しい画像を得ることができる。
は、例えば精密検査や検診に好ましい部位の画像を得る
ことができる。
は、白黒画像を形成することで、例えば骨、血管撮影等
に好ましい部位の画像を得ることができる。
は、画像がカラー画像であり、例えば患者の所定部位の
断層画像等に使用可能な画像を得ることができる。
は、支持体が着色されており、反射を軽減して見やすい
画像を得ることができる。
は、着色が実質的に青色であり、よりギラツキを軽減し
て見やすい画像を得ることができる。
は、着色された支持体における濃度が0.05以下であ
り、透過性を低下することなく反射が軽減されて容易で
正確に観察可能な画像を得ることができる。
る。
る。
き出し、胸部正面画像を描いた実施例を示す図である。
Claims (34)
- 【請求項1】透明の支持体にインクを付着して画像を形
成する画像形成方法において、前記透明の支持体の表面
及び裏面にインクを付着させて画像を形成することを特
徴とする画像形成方法。 - 【請求項2】前記付着させるインクは、ピエゾ効果によ
るものあるいは加熱による気泡の膨張を利用したジェッ
ト方式で画像を作成することを特徴とする請求項1記載
の画像形成方法。 - 【請求項3】前記付着させるインクは、テープ等にしみ
こませたあるいは付着したインクを加熱溶解することで
前記支持体に転写する熱転写方式で画像を作成すること
を特徴とする請求項1記載の画像形成方法。 - 【請求項4】前記加熱溶解によって前記支持体に転写さ
れる化合物は、前記支持体中あるいは表面に存在する化
合物と反応することを特徴とする請求項3記載の画像形
成方法。 - 【請求項5】有機銀塩を主たる画像形成素材とする、も
しくは有機銀塩とハロゲン化銀微粒子が主たる画像形成
素材とする感光材料で、レーザー光を用いて画像を露光
した後に熱現像によって画像を形成するドライ感光材料
で、透明の支持体の両面に画像を形成することを特徴と
する画像形成方法。 - 【請求項6】前記画像を形成するとき、表面と裏面の両
面の画像濃度が実質的に同じであり、画像も実質的に同
じものであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の
いずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項7】前記画像を形成するとき、表面と裏面の両
面の画像最高濃度が1:1以上1:10以内であること
を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の
画像形成方法。 - 【請求項8】前記支持体の表面及び裏面の両面の画像コ
ントラストがそれぞれ異なることを特徴とする請求項1
乃至請求項7のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項9】前記支持体の表面及び裏面の両面の画像濃
度の最高値が2.5以上6以下であることを特徴とする
請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の画像形成方
法。 - 【請求項10】前記支持体の片面の画像最高濃度が0.
5以上5.5以下であることを特徴とする請求項1乃至
請求項9のいずれかに記載の画像形成方法。 - 【請求項11】前記支持体の表面及び裏面の両面のそれ
ぞれの画像最高濃度が実質的に同じであるとき、それぞ
れの画像最高濃度が1.25以上で4以下であることを
特徴とする請求項6記載の画像形成方法。 - 【請求項12】前記形成される画像が医用画像であるこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれかに記
載の画像形成方法。 - 【請求項13】前記形成される画像が白黒画像であるこ
とを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに記
載の画像形成方法。 - 【請求項14】前記形成される画像がカラー画像である
ことを特徴とする請求項1乃至請求項12のいずれかに
記載の画像形成方法。 - 【請求項15】前記支持体が着色されていることを特徴
とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の画像
形成方法。 - 【請求項16】前記着色が実質的に青色であることを特
徴とする求項15記載の画像形成方法。 - 【請求項17】前記着色された支持体における濃度が
0.05以下であることを特徴とする請求項15または
請求項16記載の画像形成方法。 - 【請求項18】透明の支持体にインクを付着して画像を
形成するドライフィルムにおいて、前記透明の支持体の
表面及び裏面にインクを付着させて形成した画像を有す
ることを特徴とするドライフィルム。 - 【請求項19】前記インクを付着させて形成した画像
は、ピエゾ効果によるものあるいは加熱による気泡の膨
張を利用したジェット方式で形成した画像であることを
特徴とする請求項18記載のドライフィルム。 - 【請求項20】前記インクを付着させて形成した画像
は、テープ等にしみこませたあるいは付着したインクを
加熱溶解することで前記支持体に転写する熱転写方式で
形成した画像であることを特徴とする請求項18記載の
ドライフィルム。 - 【請求項21】前記加熱溶解によって前記支持体に転写
される化合物は、前記支持体中あるいは表面に存在する
化合物と反応することを特徴とする請求項20記載のド
ライフィルム。 - 【請求項22】有機銀塩を主たる画像形成素材とする、
もしくは有機銀塩とハロゲン化銀微粒子が主たる画像形
成素材とする感光材料で、レーザー光を用いて画像を露
光した後に熱現像によって画像を形成するドライ感光材
料で、透明の支持体の両面に画像を形成してなることを
特徴とするドライフィルム。 - 【請求項23】前記画像を形成するとき、表面と裏面の
両面の画像濃度が実質的に同じであり、画像も実質的に
同じものであることを特徴とする請求項18乃至請求項
22のいずれかに記載のドライフィルム。 - 【請求項24】前記画像を形成するとき、表面と裏面の
両面の画像最高濃度が1:1以上1:10以内であるこ
とを特徴とする請求項18乃至請求項23のいずれかに
記載のドライフィルム。 - 【請求項25】前記支持体の表面及び裏面の両面の画像
コントラストがそれぞれ異なることを特徴とする請求項
18乃至請求項24のいずれかに記載のドライフィル
ム。 - 【請求項26】前記支持体の表面及び裏面の両面の画像
濃度の最高値が2.5以上6以下であることを特徴とす
る請求項18乃至請求項25のいずれかに記載のドライ
フィルム。 - 【請求項27】前記支持体の片面の画像最高濃度が0.
5以上5.5以下であることを特徴とする請求項18乃
至請求項26のいずれかに記載のドライフィルム。 - 【請求項28】前記支持体の表面及び裏面の両面のそれ
ぞれの画像最高濃度が実質的同じであるとき、それぞれ
の画像最高濃度が1.25以上で3以下であることを特
徴とする請求項23記載のドライフィルム。 - 【請求項29】前記形成された画像が医用画像であるこ
とを特徴とする請求項18乃至請求項28のいずれかに
記載のドライフィルム。 - 【請求項30】前記形成された画像が白黒画像であるこ
とを特徴とする請求項18乃至請求項29のいずれかに
記載の画像形成方法。 - 【請求項31】前記形成された画像がカラー画像である
ことを特徴とする請求項18乃至請求項29のいずれか
に記載のドライフィルム。 - 【請求項32】前記支持体が着色されていることを特徴
とする請求項18乃至請求項31のいずれかに記載のド
ライフィルム。 - 【請求項33】前記着色が実質的に青色であることを特
徴とする求項32記載のドライフィルム。 - 【請求項34】前記着色された支持体における濃度が
0.05以下であることを特徴とする請求項31または
請求項32記載のドライフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10260792A JP2000085235A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 画像形成方法及びドライフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10260792A JP2000085235A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 画像形成方法及びドライフィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000085235A true JP2000085235A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17352811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10260792A Pending JP2000085235A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 画像形成方法及びドライフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000085235A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2712167A1 (fr) * | 1993-11-10 | 1995-05-19 | Seb Sa | Capteur de régulation de débit pour aspirateur. |
JP2008519711A (ja) * | 2004-11-14 | 2008-06-12 | ヒューレット・パッカード インダストリアル プリンティング リミテッド | バックライトディスプレイ印刷の方法 |
JP2019005918A (ja) * | 2017-06-20 | 2019-01-17 | 大日本印刷株式会社 | 透過型印画物 |
-
1998
- 1998-09-16 JP JP10260792A patent/JP2000085235A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2712167A1 (fr) * | 1993-11-10 | 1995-05-19 | Seb Sa | Capteur de régulation de débit pour aspirateur. |
JP2008519711A (ja) * | 2004-11-14 | 2008-06-12 | ヒューレット・パッカード インダストリアル プリンティング リミテッド | バックライトディスプレイ印刷の方法 |
JP2019005918A (ja) * | 2017-06-20 | 2019-01-17 | 大日本印刷株式会社 | 透過型印画物 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060828 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070109 |