JP2000084933A - 熱硬化性樹脂の成形方法及び成形用金型及び成形品 - Google Patents
熱硬化性樹脂の成形方法及び成形用金型及び成形品Info
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Abstract
性樹脂の成形方法を提供する。 【解決手段】熱硬化性樹脂を金型10に注入あるいは射
出し、加熱することにより成形を行う熱硬化性樹脂の成
形方法において、成形品の必要形状の成形に関与しない
金型の不要な隙間部分3の付近を局所的に加熱して、そ
の部分の樹脂の硬化を素早く行い、不要な隙間部分3へ
の樹脂の漏れを減少させる。
Description
型に注入あるいは射出し、加熱することにより成形を行
う熱硬化性樹脂の成形方法及び成形用金型及び成形品に
関するものである。
熱硬化性樹脂を金型内に注入、もしくは射出する成形方
法を用いる場合、樹脂漏れにより、本来形成させたい形
状よりも余計な形状が発生するのが一般的である。この
樹脂漏れによる余計な形状(以下バリともいう)が付加
されて成形された成形品は、金型から取り出した後、バ
リ取りという工程を必要とする。
形できる射出成形が多く用いられ、中でも一体成形のう
ち、インサート成形という金属などの他の部品を金型内
にあらかじめ設置し、そこに樹脂を射出して一体の成形
品を得る方法がよく用いられている。
り工程をなくすために、成形時のバリを減らす方法がい
ろいろと提案されているが、金型の精度が非常に高く求
められたり、インサート成形などではインサート物の寸
法精度が非常に高く求められたり、金型内に注入、もし
くは射出する樹脂量を厳密に制御したりする必要があ
り、成形自体が非常に困難になるのが通例である。
形においては、樹脂の硬化のために金型温度が高温にな
ることと、熱硬化性樹脂が硬化前はほとんどが液状であ
ることから、金型の寸法精度は型材の熱膨張などを含め
て非常に精密に計算されて作られている。
うとしても加工上の限界はあり、その精度をゼロにする
ことは不可能で、通常0.01mm以下程度の誤差があ
る。
金は、プレスによる打ち抜き加工により製造するのが一
般的であるが、打ち抜き時に打ち抜き面のバリ側とダレ
側で段差が発生することにバリの原因があった。
は、既定の寸法より0.06〜0.07mm小さい打ち抜
き型によって抜き加工するが、この時、抜き側とバリ側
で段差が0.06〜0.07mm発生する。この段差は、
特に素材の材質が柔らかければ柔らかいほど大きくな
り、通常0.02〜0.03mm程大きくなる。
0.01mm以下の公差を持っており、インサートする金
属板金も、例えば上記ジンコート鋼板では0.06〜
0.07mmの寸法公差を持っているため、金型とインサ
ートの間には常時0.07mm程度の隙間が存在すること
になる。
ものの一つであるシリコーンゴムの射出成形において
は、0.07mmの隙間の先においても形状を形成させる
ことができるほどである。
を行うため、これによって多量の樹脂の漏れを発生させ
てしまう。すなわち、樹脂の漏れを発生させないように
すると金型内に圧力をかけられないため、エアーなどの
細かい気泡が樹脂製品内に残り、製品の機能上の問題を
発生させてしまうことがある。
発生する弊害として、バリが自動搬送ラインの停止を引
き起こし、稼働率を下げる原因となったり、またバリ取
りの工程が必然的に発生するが、非常に小さいバリを自
動機などで取り除くのは非常に困難であるため、大きな
コストアップを引き起こす。さらには熱硬化性であるた
めにリサイクルなどの有効利用もできず廃材を発生させ
ることになり、コストアップとともに環境問題をも同時
に抱えることとなる。
されたものであり、その目的は、バリの発生を極力防止
することのできる熱硬化性樹脂の成形方法及び成形用金
型及び成形品を提供することである。
目的を達成するために、本発明に係わる熱硬化性樹脂の
成形方法は、熱硬化性樹脂を金型に注入あるいは射出
し、加熱することにより成形を行う熱硬化性樹脂の成形
方法において、成形品の必要形状の成形に関与しない金
型の不要な隙間部分付近を局所的に加熱して、その部分
の樹脂の硬化を素早く行い、前記不要な隙間部分への樹
脂の漏れを減少させることを特徴としている。
形方法において、前記不要な隙間部分とは、金型と金型
の合わせ目であることを特徴としている。
形方法において、前記不要な隙間部分とは、前記金型の
キャビティ内にインサートされるインサート部材と前記
キャビティとの間の隙間であることを特徴としている。
形方法において、前記不要な隙間部分付近の局所的な加
熱を電磁誘導を用いて行うことを特徴としている。
化性樹脂を注入あるいは射出して加熱することにより成
形を行うための成形用金型において、成形品の必要形状
の成形に関与しない金型の不要な隙間部分近傍を局所的
に温度コントロールする局所加熱手段を具備することを
特徴としている。
て、前記不要な隙間部分とは、金型と金型の合わせ目で
あることを特徴としている。
て、前記不要な隙間部分とは、前記金型のキャビティ内
にインサートされるインサート部材と前記キャビティと
の間の隙間であることを特徴としている。
て、前記局所加熱手段は、電磁誘導を用いた加熱手段で
あることを特徴としている。
に記載の熱硬化性樹脂の成形方法により成形されたこと
を特徴としている。
に記載の成形用金型により成形されたことを特徴として
いる。
について、添付図面を参照して詳細に説明する。
低いものの一つである熱硬化性シリコーンゴムの射出成
形において、薄肉の流路として流れうるのは、ゴムの厚
みt=0.005mmが最低値と言われている。材料の流
れやすさは、材料にかけられた圧力と、金型の温度にお
ける材料粘度、またその温度における材料の硬化時間・
硬化速度との関係に支配される。
粘度は1Pa・s〜1,000Pa・sの間が望まし
い。また、樹脂の成形時の金型の温度は100℃から2
00℃が好ましい。量産する場合、100℃以下の型温
度では一般的に現存する熱硬化性樹脂では硬化速度が遅
すぎて現実的でない。また、200℃以上ではやはり一
般的に現存する熱硬化性樹脂では分解が始まるものが多
く、やはり現実的でない。ここで、樹脂の硬化時間は、
材料の硬化特性と金型温度より換算され決定される。
トとして挿入し、その後、熱硬化性樹脂を射出成形機で
成形する場合、本実施形態では、板金の打ち抜き面であ
るバリ部とダレ部の段差部分を通過する樹脂の硬化を速
めて、樹脂の漏れを防止するパッキンの役目を果たせる
ように、金型とインサート板金との隙間を0.1mm以下
に仕上げて樹脂への温度の伝達を早め、硬化を促進させ
るようにした。
サートである金属板金2の端部の漏れ部(隙間)3の金
型部分に熱源6に接続された加熱用駒4を設け、局部的
に金型10を高温にしてやることによって、漏れ部3の
付近の樹脂の硬化だけを他の部分より早め、漏れ部3に
硬化樹脂のシールによるパッキン部を設ける。これによ
り、漏れ部3からの樹脂の漏れ、すなわちバリの問題を
解決できる。
は、以下の課題を満足しなければならない。 (1)樹脂の他の部分を長時間高温にさらすと樹脂が劣
化してしまうためにショット毎に温度を昇降させられる
こと。 (2)金型を局部的にかなりの高温にしたいので300
℃を超える温度では切断されてしまうような通常のコイ
ルヒーターは使用できないこと。 (3)ショット毎に、しかも高温まで素早く上げるため
に応答性の非常に良いこと。
誘導加熱方式を用いることが好ましいことが判明した。
は公知のものが使用可能であるが、粘度の低いものほど
バリ抑制の効果が大きい。そして、一般的にはゴム系の
材料に粘度が低い物が多い。
ム、ミラブル製シリコーンゴム、ポリウレタンゴム、こ
れらの変性品、ブレンド品等のゴム弾性体が良い。
は、ジンコート鋼板を含むステンレススチール板、リン
青銅板、アルミニウム板、耐熱樹脂板等が一般的に用い
られる。
た金型内にあらかじめシリコーン用プライマー(Z30
42:バイエル)を塗った厚さ1.6mmのジンコート鋼
板の板金を配置し、これにLTVシリコーンゴム(LS
R AI3601;バイエル)をLSR射出成形機(ア
ーブルグ製オールラウンダー520C)により射出し
た。この時、板金の端部の漏れ部の隙間を0.1mmにし
てその部分を電磁誘導加熱装置(株式会社十王製)によ
り液状ゴムの射出前に約7秒間で250℃まで加熱し、
射出した液状ゴムを先に硬化させ、ゴムの漏れ止めを形
成させてキャビティ内にゴムを充填した。その後、20
分後に型より取り出し、200℃で4時間熱処理を施
し、硬度40度のゴム弾性体を得た。
ムの漏れ量を測定した。
た金型内にあらかじめシリコーン用プライマー(Z30
42:バイエル)を塗った厚さ1.6mmのジンコート鋼
板の板金を配置し、これにLTVシリコーンゴム(LS
R AI3601;バイエル)をLSR射出形成機(ア
ーブルグ製オールラウンダー520C)により射出し
た。この時、板金の端部の漏れ部の隙間を0.1mmにし
てその部分を電磁誘導加熱装置(株式会社十王製)によ
り液状ゴムの射出前に約5秒間で300℃まで加熱し、
射出した液状ゴムを先に硬化させ、ゴムの漏れ止めを形
成させてキャビティ内にゴムを充填した。その後、40
秒後に型より取り出し、200℃で4時間熱処理を施
し、硬度40度のゴム弾性体を得た。
ムの漏れ量を測定した。
た金型内にあらかじめシリコーン用プライマー(Z30
42:バイエル)を塗った厚さ1.6mmのジンコート鋼
板の板金を配置し、これにLTVシリコーンゴム(LS
R AI3601;バイエル)をLSR射出成形機(ア
ーブルグ製オールラウンダー520C)により射出し
た。この時、板金の端部の漏れ部の隙間を0.1mmにし
てその部分を電磁誘導加熱装置(株式会社十王製)によ
り液状ゴムの射出前に約5秒間で320℃まで加熱し、
射出した液状ゴムを先に硬化させ、ゴムの漏れ止めを形
成させてキャビティ内にゴムを充填した。その後、25
秒後に型より取り出し、200℃で4時間熱処理を施
し、硬度40度のゴム弾性体を得た。
ムの漏れ量を測定した。
た金型内にあらかじめシリコーン用プライマー(Z30
42:バイエル)を塗った厚さ1.6mmのジンコート鋼
板の板金を配置し、これにLTVシリコーンゴム(LS
R AI3601;バイエル)をLSR射出成形機(ア
ーブルグ製オールラウンダー520C)により射出し
た。この時、板金の端部の漏れ部の隙間を0.15mmに
してその部分を電磁誘導加熱装置(株式会社十王製)に
より液状ゴムの射出前に約5秒間で300℃まで加熱
し、射出した液状ゴムを先に硬化させ、ゴムの漏れ止め
を形成させてキャビティ内にゴムを充填した。その後、
40秒後に型より取り出し、200℃で4時間熱処理を
施し、硬度40度のゴム弾性体を得た。
ムの漏れ量を測定した。
た金型内にあらかじめシリコーン用プライマー(Z30
42:バイエル)を塗った厚さ1.6mmのジンコート鋼
板の板金を配置し、これにLTVシリコーンゴム(LS
R AI3601;バイエル)をLSR射出成形機(ア
ーブルグ製オールラウンダー520C)により射出し
た。この時、板金の端部の漏れ部の隙間を0.1mmにし
てキャビティにゴムを充填した。その後、20分後に型
より取り出し、200℃で4時間熱処理を施し、硬度4
0度のゴム弾性体を得た。この時、板金の端部の打ち抜
き面からのゴムの漏れ量を測定した。
た金型内にあらかじめシリコーン用プライマー(Z30
42:バイエル)を塗った厚さ1.6mmのジンコート鋼
板の板金を配置し、これにLTVシリコーンゴム(LS
R AI3601;バイエル)をLSR射出成形機(ア
ーブルグ製オールラウンダー520C)により射出し
た。この時、板金の端部の漏れ部の隙間を0.05mmに
してキャビティにゴムを充填した。その後、20分後に
型より取り出し、200℃で4時間熱処理を施し、硬度
40度のゴム弾性体を得た。この時、板金の端部の打ち
抜き面からのゴムの漏れ量を測定した。
た金型内にあらかじめシリコーン用プライマー(Z30
42:バイエル)を塗った厚さ1.6mmのジンコート鋼
板の板金を配置し、これにLTVシリコーンゴム(LS
R AI3601;バイエル)をLSR射出成形機(ア
ーブルグ製オールラウンダー520C)により射出し
た。この時、板金の端部の漏れ部の隙間を厚み0.05
mmにしてキャビティにゴムを充填した。その後、40秒
後に型より取り出し、200℃で4時間熱処理を施し、
硬度40度のゴム弾性体を得た。この時、板金の端部の
打ち抜き面からのゴムの漏れ量を測定した。
た金型内にあらかじめシリコーン用プライマー(Z30
42:バイエル)を塗った厚さ1.6mmのジンコート鋼
板の板金を配置し、これにLTVシリコーンゴム(LS
R AI3601;バイエル)をLSR射出成形機(ア
ーブルグ製オールラウンダー520C)により射出し
た。この時、板金の端部の漏れ部の隙間を0.1mmにし
てその部分をコイルヒーターにより液状ゴムの射出前に
約30秒で300℃まで加熱し、射出した液状ゴムを先
に硬化させ、ゴムの漏れ止めを形成させてキャビティに
ゴムを充填した。その後、40秒後に型より取り出し、
200℃で4時間熱処理を施し、硬度40度のゴム弾性
体を得た。この時、板金の端部の打ち抜き面からのゴム
の漏れ量を測定した。
部のゴムの漏れ量を比較をした結果を図3に示す。
/sec、射出圧力約1,200barとし、漏れ量の
評価は、長さ(mm)と重量(g)で評価した。
インサート板金端部の打ち抜き面からのゴムの漏れ量が
非常に少ない。それに比べて、比較例1〜3は、インサ
ート板金の端部の打ち抜き面のゴム漏れが多い。更に比
較例4ではゴムの漏れはほとんど無くなったが、昇温に
時間がかかるため、成形サイクルが延びるとともに金型
の周辺までが高温になってしまい、ゴムの劣化による白
化が生じた。さらに連続使用の最中に、300℃までの
繰り返し昇温を行っていたためか、コイルヒーターのコ
イルが切断されてしまい、途中から使えなくなってしま
った。
熱硬化性樹脂を成形する場合において、樹脂の漏れる部
分の金型内部に熱源を設け、その部分だけを素早く加熱
することによりその部分の樹脂を素早く硬化させ、硬化
樹脂のパッキンを形成させることで、樹脂の漏れを防止
することができ、バリの無い熱硬化性樹脂成形品を製造
することができる。
る。
Claims (10)
- 【請求項1】 熱硬化性樹脂を金型に注入あるいは射出
し、加熱することにより成形を行う熱硬化性樹脂の成形
方法において、 成形品の必要形状の成形に関与しない金型の不要な隙間
部分付近を局所的に加熱して、その部分の樹脂の硬化を
素早く行い、前記不要な隙間部分への樹脂の漏れを減少
させることを特徴とする熱硬化性樹脂の成形方法。 - 【請求項2】 前記不要な隙間部分とは、金型と金型の
合わせ目であることを特徴とする請求項1に記載の熱硬
化性樹脂の成形方法。 - 【請求項3】 前記不要な隙間部分とは、前記金型のキ
ャビティ内にインサートされるインサート部材と前記キ
ャビティとの間の隙間であることを特徴とする請求項1
に記載の熱硬化性樹脂の成形方法。 - 【請求項4】 前記不要な隙間部分付近の局所的な加熱
を電磁誘導を用いて行うことを特徴とする請求項1に記
載の熱硬化性樹脂の成形方法。 - 【請求項5】 熱硬化性樹脂を注入あるいは射出して加
熱することにより成形を行うための成形用金型におい
て、 成形品の必要形状の成形に関与しない金型の不要な隙間
部分近傍を局所的に温度コントロールする局所加熱手段
を具備することを特徴とする成形用金型。 - 【請求項6】 前記不要な隙間部分とは、金型と金型の
合わせ目であることを特徴とする請求項5に記載の成形
用金型。 - 【請求項7】 前記不要な隙間部分とは、前記金型のキ
ャビティ内にインサートされるインサート部材と前記キ
ャビティとの間の隙間であることを特徴とする請求項5
に記載の成形用金型。 - 【請求項8】 前記局所加熱手段は、電磁誘導を用いた
加熱手段であることを特徴とする請求項5に記載の成形
用金型。 - 【請求項9】 請求項1に記載の熱硬化性樹脂の成形方
法により成形されたことを特徴とする成形品。 - 【請求項10】 請求項5に記載の成形用金型により成
形されたことを特徴とする成形品。
Priority Applications (2)
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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