JP2000084524A - 生ゴミ処理機 - Google Patents

生ゴミ処理機

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JP2000084524A
JP2000084524A JP10292746A JP29274698A JP2000084524A JP 2000084524 A JP2000084524 A JP 2000084524A JP 10292746 A JP10292746 A JP 10292746A JP 29274698 A JP29274698 A JP 29274698A JP 2000084524 A JP2000084524 A JP 2000084524A
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JP
Japan
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tank
space
air
outer peripheral
fixed
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JP10292746A
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Yoshiyasu Nishizaki
嘉恭 西崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生ゴミを処理する微生物活動を促進する温度
を維持でき、同時に微生物を死滅させないための換気
を、温度維持と脱臭という面からも両立することで、生
ゴミの微生物処理を可能にする。 【構成】 複数の攪拌板6を備えた回転軸4を内臓した
処理層2と外周槽1との空間域に水を張り、これを加熱
維持するためのサーモスタット11と水中ヒーター10
を設け、さらに循環させるための温水循環管路12とラ
インポンプ13を設ける。回転軸4はモーター8とチェ
ーン9で連結される。本体天板部には、送風機20と空
気混合域24とヒーター19から成る温風送風筒17
と、脱臭筒16を設ける。脱臭筒16には排気管路22
と送気管路18を備え、送気管路18は空気混合域24
に接続される。空気混合域24には一方、大気を取り入
れる送気ダクトも設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、民生上または産業上か
ら発生する生ゴミを、微生物活動の促進によって処理す
る、生ゴミ処理機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】民生上または産業上から発生する生ゴミ
の処理方法には、焼却、土中に埋める、発酵処理、微生
物処理などがあるが、環境保護が重要視されている時代
においては、環境を害することなく最終的に水と炭酸ガ
スのみになるまで処理できる微生物処理が適した方法で
あると考える。しかし、従来の微生物処理では、生ゴミ
処理が中断したり、微生物が死滅したりといった弊害が
多く、環境上は最適な処理方法でありながらも普及して
いないのが実状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の微生物処理にお
ける弊害の原因は、微生物の活動を促進する温度の維持
がうまくできないという点にある。そこで、本発明は、
この温度を維持管理することで生ゴミを処理する装置を
提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る生ゴミ処理機は、処理槽の外回りに温
水または温空気をめぐらすための空間域ができるように
外周槽を設けた二重構造の本体とし、空間域には水中ヒ
ーターとサーモスタットが設けられ、外周槽外壁には温
水循環管路と、前記温水循環管路上または所要箇所にラ
インポンプを設け、操作盤により、必要温度を維持管理
できると同時に、均一化させることにより、生ゴミが水
と炭酸ガスになるまで微生物活動が継続するようにした
ことを特徴としている。
【0005】また、前記処理槽の内部には、複数の攪拌
板を備えた回転軸を設けている。前記回転軸の一端は、
外周槽に固定された軸受けの一方に固定され、もう一端
は、もう一方の軸受けを貫通して、本体外部においてス
プロケット1に固定し、本体外部のモーターに固定した
スプロケット2とチェーンで連結される。
【0006】本体の天板部には、内部に消臭フィルター
を備えた脱臭筒と、送風機とヒーターを備えた温風送風
筒とを設ける。脱臭筒と温風送風筒はいずれも、前記処
理槽の内部の空間域に接するように、管路を構成する
か、またはそれぞれの底面が直接空間域に接するよう固
定するかして、設ける。前記脱臭筒には排気管路と送気
管路を設ける。排気管路は大気への放出であり、送気管
路は前記温風送風筒の前記送風機部に接続する。前記送
風機部にはまた、送気ダクトも設けている。
【0007】前記処理槽と前記外周槽との空間域には、
水を張らずに、発熱材を詰めてもよい。この場合、前記
水中ヒーターは不要である。
【0008】
【作用】本発明に係る生ゴミ処理機は、上蓋を開けて生
ゴミを直接投入できる処理槽の外回りの、外周槽との空
間域に水を張り、水中ヒーターで加熱保温し、外周槽外
壁面に設けた温水循環管路上のラインポンプにより、前
記空間域が均一の温度に保たれるように温水を循環保温
することで、生ゴミの微生物の活動を促進および継続さ
せる。
【0009】同時に、前記処理槽内には、複数の攪拌板
を備えた回転軸があり、その一端に固定したスプロケッ
ト1は、本体外部のモーターのスプロケット2とチェー
ンで連結されており、モーターの稼動により、回転軸が
まわり、前記処理槽内に投入した生ゴミが攪拌板によっ
て攪拌される。
【0010】このとき、前記処理槽に投入した生ゴミが
沈殿したままになる箇所を極力少なくするために、前記
処理槽の底部はドーム型にして、前記攪拌板の動作の有
効域を広げている。
【0011】本体の天板部には、脱臭筒と温風送風筒と
を設けている。これは、生ゴミが処理されるまでに発生
する臭気の対策と、微生物が死滅しないための換気の対
策を兼ね備えたものである。すなわち、前記処理槽の内
部空間に接して固定された脱臭筒は、送気管路を介し
て、温風送風筒の送風機部に接続しており、この送風機
により、前記処理槽の内部の臭気を伴った空気が前記脱
臭筒に吸い込まれる。前記脱臭筒の内部には消臭フィル
ターが備えられており、この消臭フィルターを通過した
のち、一部は排気管路から大気へ、そして残りは前記送
気管路内を通って、前記送風機部に到達する。このと
き、前記送風機部には一方で送気ダクトが設けられてお
り、この送気ダクトから取り入れられる新鮮空気と混合
して、前記温風送風筒のヒーター部に送られて温められ
て、前記処理槽の内部に送り込む。
【0012】また、処理槽外回りの前記空間域に、水を
張らずに発熱材を詰めた場合、水中ヒーターは不要とな
る。
【0013】前記した、水中ヒーター、サーモスタッ
ト、モーター、ラインポンプ、温風送風筒内部の送風機
およびヒーターは、それぞれ、操作盤により、その動作
を制御できる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明装置を側面から見た断面図で
ある。外周槽1から前後左右の壁面部と底面部に所要の
空間域を設けて、一部が上蓋式になっている天板部3に
固定して処理槽2を内臓する。または、図1に示してい
る軸受け5をそれぞれ固定する壁面部においてのみ空間
域を設けずに一重か、あるいは密着させてもよい。
【0015】処理槽2の底部は、正面から見た断面図を
示した図2のようにドーム型であるのがよい。
【0015】図1に示すように、外周槽1の対面する壁
面にそれぞれ軸受け5を固定する。複数の攪拌板6を備
えた回転軸4の一端を、軸受け5の一方に固定し、もう
一端はもう一方の軸受け5を貫通して、スプロケット7
に固定する。このとき、軸受け5が設けられる部所にお
ける処理槽2の壁面は、回転軸4の可動の弊害にならな
いように軸受け5大に穴を開け、さらに外周槽1との空
間域に張った水が処理槽2内部に流入することのないよ
うに、軸受け5の周囲にあわせて、外周槽1と処理槽2
との間を溶接密閉して軸受け5を固定するのがよい。
【0016】本体外部に設けたモーター8に固定したス
プロケット7と、前記回転軸4の一端に固定したスプロ
ケット7とをチェーン9で連結する。モーター8は、図
1のように、本体の架台26に固定する形で設けてもよ
い。
【0017】外周槽1と処理槽2との空間域に、水中ヒ
ーター10とサーモスタット11を設けて、両者を結線
する。サーモスタット11は、図1に示すように、水中
ヒーター10から離れた区域に設けるのがよい。
【0018】外周槽1の、駆動域を構成した外壁面以外
の壁面に、温水循環管路12を設ける。図3に示すよう
に、温水循環管路12は、外周槽1と処理槽2の空間域
の上部と下部にそれぞれ管の上端と下端を接続し、各管
の間にバイパス管27を設けた構成である。空間域の温
水を循環させるためのラインポンプ13を温水循環管路
12上に設ける。
【0019】外周槽1の外壁には、空間域に水を注入す
るための注入口14と、貯留した水を排出するための排
水口15を設けている。
【0020】本体の天板部3の上蓋部にかからない部分
において、脱臭筒16と温風送風筒17を固定設置す
る。この脱臭筒16は、図1に示すように処理槽2の内
部に貫通する接続管路23により固定設置してもよい
し、図1に示す温風送風筒17のように、底部全面が処
理槽2の内部に貫通接触するように固定設置してもよ
い。
【0021】脱臭筒16には、消臭フィルターを内臓
し、温風送風筒17の空気混合域24につながる送気管
路18と、排気管路22を設ける。温風送風筒17の送
風機20は、その翼部が空気混合域24に収まるように
設置し、空気混合域24には一方で、大気を取り入れる
送気ダクト21も設ける。この空気混合域24は、ヒー
ター19の内臓部に接続されており、温風送風筒17を
構成する。
【0022】モーター8、水中ヒーター10、サーモス
タット11、ヒーター19、送風機20の動作を制御す
る操作盤25を備える。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る生ゴ
ミ処理機によれば、処理槽に投入した生ゴミを攪拌しな
がら、その外回りには、温度が均一に維持されるように
管理された温水を循環させることにより、生ゴミが水と
炭酸ガスのみになるまでに処理されるまで微生物活動を
促進維持することができる。
【0024】さらに、生ゴミ処理につきまとう臭気の除
去と、微生物を死滅させないためのもうひとつの条件で
ある新鮮空気の取り入れという課題に対しても、請求項
3記載の構成により、脱臭と換気を両立させ、さらに
は、処理槽から吸い込んで消臭した後の温かい空気と新
鮮空気とを一旦混合した上でヒーターで加熱後に、処理
槽内に送り込むようにしたことで、換気にともなう処理
槽内の温度低下により微生物が死滅することを防ぐこと
ができる。
【0025】よって、本発明に係る生ゴミ処理機によれ
ば、周囲の環境を害することなく、安全で、かつ確実に
生ゴミを処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示す側面から見た断面
図である。
【図2】本発明装置の一実施例を示す正面から見た断面
図である。
【図3】本発明装置の一実施例を示す外壁面の系統図で
ある。
【符号の説明】
1 外周槽 2 処理槽 3 天板部 4 回転軸 5 軸受け 6 攪拌板 7 スプロケット 8 モーター 9 チェーン 10 水中ヒーター 11 サーモスタット 12 温水循環管路 13 ラインポンプ 14 注水口 15 排水口 16 脱臭筒 17 温風送風筒 18 送気管路 19 ヒーター 20 送風機 21 送気ダクト 22 排気管路 23 接続管路 24 空気混合域 25 操作盤 26 架台 27 バイパス管路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の攪拌板を備えた回転軸と、前記回
    転軸の両端がそれぞれ固定される軸受けを設ける個所を
    前後の壁とし、側面から底面にかけてドーム型である処
    理槽と、前記処理槽の外回りに空間ができるように、あ
    るいは前記処理槽の前記軸受けが備えられる前後の壁の
    みが一重となり余の外回りには空間ができるように構成
    し、上部で前記処理槽を固定して、上蓋を設けた外周槽
    と、前記軸受けのどちらか一方の外周槽外部において、
    前記回転軸を貫通させた端に固定したスプロケット1
    と、モーターに固定したスプロケット2をチェーンで連
    結させた駆動域と、前記処理槽と前記外周槽との空間域
    に水を注入するための注水口と、前記空間域に貯留した
    水を排出するための排出口と、前記空間域内の水中ヒー
    ターと、前記水中ヒーターと結線したサーモスタット
    と、前記外周槽外部のラインポンプと、前記モーター、
    前記水中ヒーター、前記サーモスタット、前記ラインポ
    ンプの動作を制御する操作盤とを、有することを特徴と
    する、生ゴミ処理機。
  2. 【請求項2】 前記外周槽の外壁面に、その上端が前記
    空間域の上部に、その下端が前記空間域の下部にそれぞ
    れ接するように管路を二系統設け、前記の各管路の間に
    バイパス管路を設けた温水循環管路を備えたことを特徴
    とする、請求項1記載の生ゴミ処理機。
  3. 【請求項3】 前記外周槽の天板部において、内部に消
    臭フィルターを備え、前記処理槽の内部空間と接するよ
    うに固定した脱臭筒と、内部にヒーターを備え、上部に
    送風機と送風ダクトを備えて、前記処理槽の内部空間と
    接するように固定した温風送風筒と、前記脱臭筒から前
    記送風機へと空気を吸い込む送気管路と、前記脱臭筒か
    ら大気へと空気を排出する排気管路とを、有することを
    特徴とする、請求項1、2及び3記載の生ゴミ処理機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の水中ヒーターの代わり
    に、前記空間域に発熱材を設けたことを特徴とする、請
    求項1および3記載の生ゴミ処理機。
JP10292746A 1998-09-08 1998-09-08 生ゴミ処理機 Pending JP2000084524A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100466092B1 (ko) * 2002-02-05 2005-01-15 남방이앤비(주) 음식물쓰레기 처리장치
KR100818159B1 (ko) 2007-02-08 2008-03-31 김두일 음식물쓰레기 소멸장치

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KR100466092B1 (ko) * 2002-02-05 2005-01-15 남방이앤비(주) 음식물쓰레기 처리장치
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