JP2000084188A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
までも興味を持って遊技することが可能な遊技機を提供
する。 【解決手段】パチンコ機1は、普通変動役物4に遊技球
が入賞した場合に、図柄表示部3に表示された図柄が変
動し、所定時間後に確定表示となり、確定表示となった
図柄が「大当たり図柄」である場合に、「大当たり状
態」が生起する。また、「大当たり図柄」が確定表示さ
れる場合の内の一部の場合に、その確定表示前に、確定
表示される「大当たり図柄」と同一あるいは異なる「大
当たり図柄」が一旦表示されるようになっている。さら
に、「普通大当たり図柄」および「アンラッキー大当た
り図柄」のみが一旦表示されるとともに、「普通大当た
り図柄」あるいは「アンラッキー大当たり図柄」が一旦
表示された場合には、「アンラッキー大当たり図柄」が
確定表示されないようになっている。
Description
ットマシーン等の遊技機に関するものである。
いわゆる図柄合わせタイプのパチンコ機が知られてい
る。かかる図柄合わせタイプのパチンコ機としては、変
動入賞領域へ遊技球が入賞した場合に、普通図柄表示領
域に表示された普通図柄が変動を開始し、所定時間後に
停止表示となり、停止表示となった新たな普通図柄が予
め設定された「当たり図柄」(たとえば、「7」)であ
る場合に、普通電動役物が開成するとともに、普通電動
役物に遊技球が入賞した場合に、図柄表示部に表示され
た特別図柄が変動を開始し、所定時間後に停止表示とな
り、停止表示となった特別図柄が予め設定された「大当
たり図柄」(たとえば、「7,7,7」)である場合に
は、遊技者にとって有利な「大当たり状態」が生起し、
大入賞口が所定回数だけ断続的に開成するように構成さ
れたものが知られている。また、パチンコホール等の遊
技店によっては、遊技の趣向性を高めるため、図柄合わ
せタイプのパチンコ機において、表示された「大当たり
図柄」が特定の「大当たり図柄」である場合には、特定
のサービスを提供することがある。たとえばん、いわゆ
る「ラッキー大当たり図柄」と称される特定の「大当た
り図柄」(たとえば、「7,7,7」)が表示されて
「大当たり状態」が生起した場合には、その「大当たり
状態」において獲得した遊技球(賞品球)を景品と交換
することなく継続して遊技に使用できる「継続遊技」を
許可し、「ラッキー大当たり図柄」以外の「大当たり図
柄」が表示されて「大当たり状態」が生起した場合に
は、遊技者がその「大当たり状態」中に獲得した多量の
賞品球を「大当たり状態」終了後に景品と交換すること
を義務付け、再び遊技を行う場合には、金銭等により遊
技球を借り受けることを要求する。一方、「継続遊技」
中に、「アンラッキー図柄」と称される特定の「大当た
り図柄」(たとえば、「4,4,4」)が表示されて
「大当たり状態」が生起した場合には、「継続遊技」の
終了とし、その「大当たり状態」の終了後に、獲得した
賞品球を景品と交換することを要求する。なお、通常、
遊技球の景品との交換率に起因して、金銭等により遊技
球を借り受けての遊技より、「大当たり状態」の生起に
よって獲得した賞品球を使用した遊技の方が、遊技者に
とって有利である。
来の図柄合わせタイプのパチンコ機は、図柄表示部にお
ける図柄の変動から停止表示までの表示内容が、非常に
単調であり、図柄の変動から停止表示までの表示内容に
大きな違いがない。また、パチンコホール等において
「ラッキー大当たり図柄」や「アンラッキー大当たり図
柄」が設定された場合には、遊技者にとっては、「ラッ
キー大当たり図柄」が表示された場合と、「アンラッキ
ー大当たり図柄」が表示された場合とで、それぞれ、遊
技の内容が異なる(遊技者にとっての有利さが異なる)
にも拘わらず、図柄の変動後に、「ラッキー大当たり図
柄」、「アンラッキー大当たり図柄」が、同様な態様で
図柄表示部に表示されるだけである。このため、遊技内
容に新鮮味がなく、遊技者に飽きられ易い、という欠点
があった。
イプのパチンコ機が有する課題を解消し、遊技内容が斬
新で趣向性が高く、遊技者がいつまでも興味を持って遊
技することが可能な遊技機を提供することにある。
図柄を表示可能な図柄表示部が設けられており、図柄変
動開始信号によりその図柄表示部の図柄が変動を開始
し、所定時間後に確定表示され、確定表示された図柄
が、予め設定された複数の大当たり図柄の内の一つであ
る場合には、遊技者にとって価値ある特別遊技状態が生
起する遊技機であって、前記複数の大当たり図柄の中か
ら、遊技店において特定のサービスの提供を開始する指
標となるラッキー大当たり図柄と、遊技店において特定
のサービスの提供を終了する指標となるアンラッキー大
当たり図柄が、予め選定されており、大当たり図柄が確
定表示される場合の内の少なくとも一部の場合に、その
確定表示前に、確定表示される大当たり図柄と同一ある
いは異なる大当たり図柄が、遊技者に認識させ得る態様
で一旦表示されるとともに、ラッキー大当たり図柄が一
旦表示される場合には、アンラッキー大当たり図柄以外
の大当たり図柄が確定表示されることにある。
態であるパチンコ機について、図面に基いて詳細に説明
する。
あり、パチンコ機1の正面の中央よりやや上方にはほぼ
円形の遊技領域2が設けられている。そして、遊技領域
2の下方には、供給皿14と貯留皿16とが上下に連設
されており、貯留皿16の右サイドには、発射ハンドル
15が突設されている。また、遊技領域2の中央上部に
は、図柄表示部3が設けられている。図柄表示部3は、
1枚の液晶板によって形成されており、液晶画面中の左
表示部位10、右表示部位11、中表示部位12の各表
示部位に、一桁の数字や一文字のアルファベット等(た
とえば、「0」〜「9」、「A」〜「F」)の所定種類
の特別図柄を表示することができるようになっている。
さらに、図柄表示部3の下側には、チューリップ形状の
普通電動役物4が設けられている。
れぞれ、変動入賞領域である左ゲート5および右ゲート
6が設けられており、普通電動役物4の下側には、扉が
前方へ開閉する形状の大入賞口7が配設されている。図
2は、大入賞口7を拡大して示したものであり、大入賞
口7の内部には載置部13が設けられており、開成中に
その載置部13に1個の遊技球を載置できるようになっ
ている。そして、載置部13に遊技球が載置された状態
で閉成した場合には、載置部13に載置されている遊技
球が大入賞口7の後方に設けられた特定領域(図示せ
ず)を通過するようになっている。また、大入賞口7
は、扉に電飾ランプ8,8が設けられており、下側に、
普通図柄表示領域9が設けられている。普通図柄表示領
域9は、7セグメントのLED板によって形成されてお
り、そのLED板に、一桁の数字や記号等の所定種類の
普通図柄を表示することができるようになっている。一
方、図1に示されるように、遊技領域2内部の両サイド
には、複数のLEDを内蔵したサイドランプ23,23
が設置されている。なお、遊技領域2には、それらの他
にも種々の入賞口、風車、および多数の障害釘等が設け
られている。また、左ゲート5、右ゲート6、および普
通電動役物4、大入賞口7等の入賞口の内部には、遊技
球の入賞を検出する遊技球検出装置が設けられている。
たり」を決定するaカウンタ、普通図柄の「はずれ図
柄」を決定するbカウンタ、「大当たり」の生起を決定
するcカウンタ、確定表示する特別図柄の「大当たり図
柄」および一旦表示する「大当たり図柄」を決定するd
カウンタ、図柄表示部3に「はずれ図柄」を表示する場
合における各表示部位10〜12に表示する図柄(左図
柄、右図柄、中図柄)を決定するe〜gカウンタ、およ
び、一旦表示するか否かを決定するhカウンタ等のルー
プカウンタが内蔵されている。
の規則に従って所定の数値の間をごく短時間のうちに1
ずつ加算しながらループカウント(最大値の次には最小
値に戻る)するようになっており、aカウンタは、0〜
99(100通り)の間を、bカウンタは、0,1(2
通り)の間を、cカウンタは、0〜234(235通
り)の間を、dカウンタは、0〜15(16通り)の間
を、eカウンタは、0〜15(16通り)の間を、それ
ぞれループカウントするようになっている。また、fカ
ウンタは、0〜15(16通り)の間を、eカウンタの
数値が15から0になる毎に1ずつ加算しながらループ
カウントするようになっており、gカウンタは、0〜1
5(16通り)の間を、fカウンタが15から0になる
毎に1ずつ加算しながらループカウントするようになっ
ている。さらに、hカウンタは、0〜9(10通り)の
間を、それぞれループカウントするようになっている。
たものである。パチンコ機1の周囲を覆う機枠18の内
側には、機構板19が設置されており、機構板19の中
央上方には、図柄表示部3が設置されている。さらに、
図柄表示部3の右側(パチンコ機1の裏面から見た場合
の右側)には、遊技球払出装置28が設置されており、
図柄表示部3の下側には、制御装置17が設置されてい
る。そして、制御装置(CPU)17の左下方には、発
射装置29が設置されており、制御装置17の右下方に
は、「大当たり図柄」の中から「ラッキー大当たり図
柄」および「アンラッキー大当たり図柄」を任意に選定
するための選定手段である切替スイッチ26が設置され
ている(なお、「ラッキー大当たり図柄」、「アンラッ
キー大当たり図柄」以外の「大当たり図柄」を「普通大
当たり図柄」という)。切替スイッチ26は、aチャン
ネル、bチャンネル、cチャンネルの3つのチャンネル
に切り替えることができるようになっている。
示したものであり、普通図柄表示領域9、図柄表示部
3、大入賞口7等の各種の入賞装置および左ゲート5、
右ゲート6等のゲートに内蔵された遊技球検出装置2
4、各種の入賞装置を開閉作動させるためのソレノイド
等の作動装置27、ループカウンタ(a〜hカウンタ)
21、切替スイッチ26、各種の電飾ランプ8等が、イ
ンターフェイス20を介して、制御装置17に接続され
た状態になっている。そして、制御装置17に接続され
た記録手段(ROM)22には、図5の如きbカウンタ
の数値と対応した「はずれ図柄」、図6の如きdカウン
タの数値と対応した「大当たり図柄」、図7の如きe〜
gカウンタの数値と対応した左図柄・右図柄・中図柄、
図8の如き切替スイッチ26の各チャンネルに対応した
「ラッキー大当たり図柄」、「アンラッキー大当たり図
柄」等が記録されている。また、切替スイッチ26のチ
ャンネルが切り替えられると、そのチャンネルに対応し
た「ラッキー大当たり図柄」、「アンラッキー大当たり
図柄」がROM22から呼び出されて、書込手段(RA
M)23に書き込まれるようになっている。
について説明する。
操作された場合には、発射装置29によって、遊技球が
遊技領域2に打ち込まれる。打ち込まれた遊技球が各種
入賞口に入賞した場合には、賞品球として、所定数の遊
技球が、遊技球払出装置28によって払い出される。ま
た、遊技領域2に打ち込まれた遊技球が、左ゲート5あ
るいは右ゲート6を通過した場合には、普通図柄表示領
域9に表示された普通図柄が変動を開始すると同時に、
遊技球が左ゲート5または右ゲート6を通過した瞬間の
aカウンタの数値が、その回の普通図柄の「当たり判
定」用の判定データとして記憶される。そして、普通図
柄の変動開始と同時に、記憶されている判定データが取
り出され、普通図柄の「当たり判定」が行われる。判定
データが所定の10通りの数値である場合には「当た
り」となり、その他の場合(90通り)には「はずれ」
となる(すなわち、「当たり」となる確率は1/10で
ある)。「当たり判定」の結果、「当たり」と判定され
た場合には、普通図柄の変動開始から所定時間(たとえ
ば、約29秒)後に、普通図柄表示領域9に所定の図柄
(たとえば、「7」、以下「当たり図柄」という)が表
示されるとともに、普通電動役物4が所定時間(たとえ
ば、約0.5秒)開成する。なお、普通電動役物4は、
閉成時においても、開成時に比べて低い確率ではある
が、遊技球が入賞可能になっている。また、「はずれ」
と判定された場合には、その瞬間のbカウンタの数値に
応じて、「当たり図柄」以外の「はずれ図柄」(図4参
照)が、新たな普通図柄として、普通図柄の変動開始か
ら所定時間(たとえば、約29秒)後に、普通図柄表示
領域9に表示される。普通図柄の変動中、または普通電
動役物4の開成中に遊技球が左ゲート5または右ゲート
6を通過したときは、次回以降に普通図柄を変動させる
始動記憶として最高4個まで記憶される。
2に表示された左図柄・右図柄・中図柄は、電源投入時
においては、それぞれ、所定の図柄(「0」、「2」、
「1」)になっているが、開成中あるいは閉成中の普通
電動役物4に遊技球が入賞した場合には、その入賞が普
通電動役物4に内蔵された遊技球検出装置24により検
出され、制御装置17から図柄表示部3に図柄変動開始
信号が送信されることによって、変動を開始する。各特
別図柄の変動は、図柄表示部3の液晶画面中の各表示部
位10〜12において、一桁の数字や一文字のアルファ
ベット等の所定種類の図柄が上から下へ移動する動画を
表示することによって行われる。
場合には、cカウンタによって「大当たり抽選」が実行
される。なお、特別図柄の変動中あるいは後述する「大
当たり状態」中に遊技球が普通電動役物4に入賞したと
きは、次回以降に特別図柄を変動させる始動記憶として
最高4個まで記憶され、その個数だけ図柄表示部3上方
のメモリーランプ25,25・・が点灯する。「大当た
り抽選」は、普通電動役物4に入賞した遊技球が遊技球
検出装置24によって検出された瞬間に、cカウンタが
ループカウントしている数値(0〜234)の中から1
つの数値を選択することによって行われる。そして、
「大当たり抽選」が行われた後には、その結果が判定さ
れ、cカウンタが所定の数値(たとえば、“0”)を選
択したと判断された場合には、「大当たり」が生起し、
所定の数値以外の数値を選択したと判断された場合には
「はずれ」となる。したがって、「大当たり」の生起確
率は1/235である。
たり」が生起した場合には、「大当たり図柄」が選択さ
れる。「大当たり図柄」の選択は、「大当たり」となっ
た瞬間に、dカウンタがループカウントしている数値
(0〜15)の中から1つの数値を選択することによっ
て行われる。そして、図柄変動開始から所定時間後に、
dカウンタの数値に対応した「大当たり図柄」(「0,
0,0」〜「9,9,9」、「A,A,A」〜「F,
F,F」の16通りの図柄のいずれか、図5参照)が、
図柄表示部3に、最終的に停止表示される(以下、かか
る図柄の最終的な停止表示を確定表示という)。
と判定された場合は、各特別図柄の変動開始から所定時
間後に、記憶されているeカウンタ、fカウンタ、gカ
ウンタの値に対応した図柄(図4参照)が、新たな左図
柄、右図柄、中図柄として、それぞれ、図柄表示部3の
左表示部位10、右表示部位11、中表示部位12に表
示される。ただし、記憶されているeカウンタ、fカウ
ンタ、gカウンタの値が「大当たり図柄」に相当するも
のである場合には、gカウンタのみ記憶された値から1
が減算され、その値に対応した図柄が確定表示される
(したがって、たとえば、「はずれ」と判定された場合
であって、eカウンタ=1,fカウンタ=1,gカウン
タ=1と記憶されている場合には、「左図柄、右図柄、
中図柄」=「1,1,0」の「はずれ図柄」が確定表示
される)。
「はずれ図柄」を確定表示するか否かに拘わらず、変動
を開始した各特別図柄は、左図柄、右図柄、左図柄の順
に停止表示となるが、先に停止表示となった左図柄、右
図柄が同一の図柄の組み合わせ(すなわち、「リーチ図
柄」、たとえば、「7,7」)である場合には、「リー
チ図柄」でない場合と異なる「リーチ動作」を実行し、
右図柄の確定表示から中図柄の確定表示までの時間が延
長される。
は、図9の如き「一旦表示決定プログラム」が実行さ
れ、「大当たり図柄」の確定表示前に一旦表示を行うか
否かが決定され、一旦表示される「大当たり図柄」が選
択される。「一旦表示決定プログラム」においては、ま
ず、ステップ(以下、単にSという)1で、「大当たり
図柄」が「ラッキー大当たり図柄」であるか否か判断さ
れ、「YES」と判断された場合には、次のS2で、h
カウンタがループカウントしている数値の中から一つの
数値を選択する。続くS3では、hカウンタによって選
択された数値が“0”以上“7”未満であるか否か判断
される。そして、「YES」と判断された場合には、
「一旦表示」を実行すると決定され、続くS4で、dカ
ウンタが、再度、ループカウントしている数値の中から
一つの数値を選択する。さらに、S5では、ROM22
に記憶されているdカウンタの選択した数値に対応した
「大当たり図柄」が「ラッキー大当たり図柄」であるか
否か判断される。そして、「NO」と判断された場合に
は、S6で、dカウンタの数値に対応した「大当たり図
柄」が、図柄表示部3に一旦表示される。なお、「大当
たり図柄」の一旦表示は、「リーチ動作」中に、「大当
たり図柄」をごく短い時間(たとえば、約0.491
秒)だけ停止させる態様によって行われる。また、一旦
表示は、各特別図柄を、完全に停止させず、各図柄表示
部位10〜12において僅かに上下振動させる等の態様
によって行われる。一方、S5で、「YES」と判断さ
れた場合には、S4が繰り返し実行され、dカウンタ
が、再々度、数値を選択した後に、再度S5が実行され
る。
(すなわち、「大当たり図柄」が「ラッキー大当たり図
柄」でないと判断された場合)には、S7で、「大当た
り図柄」が「アンラッキー大当たり図柄」であるか否か
判断され、「YES」と判断された場合には、S8で、
「一旦表示」を実行しないことが決定される。一方、S
7で、「YES」と判断された場合(「大当たり図柄」
が「ラッキー大当たり図柄」でなく「アンラッキー大当
たり図柄」でもないと判断された場合)には、S2以降
が実行される。
(すなわち、hカウンタの選択した数値が“0”以上
“7”未満でないと判断された場合)にも、S8で、
「一旦表示」を実行しないことが決定される。
り図柄」および「アンラッキー大当たり図柄」のみが一
旦表示されるとともに、「普通大当たり図柄」あるいは
「アンラッキー大当たり図柄」が一旦表示された場合に
は、「アンラッキー大当たり図柄」が確定表示されるこ
とはない。
図柄」が確定表示された場合には、遊技者にとって有利
な「大当たり状態」が生起する。「大当たり状態」が生
起すると、サイドランプ23,23等が点滅し、効果音
が発生して、雰囲気が盛り上げられる。また、「大当た
り状態」が生起すると、大入賞口7が、所定時間(たと
えば、約25秒)、あるいは所定個数(たとえば、9
個)の遊技球の入賞を検出するまで開成する。さらに、
大入賞口7の開成中に載置部13に遊技球が載置された
場合には、一旦大入賞口7が閉成してから所定時間(た
とえば、約2秒)後に再度開成する(すなわち、大入賞
口7の開成時に遊技球が載置部13に載置されると大入
賞口7は断続的に開成動作を繰り返す)。なお、大入賞
口7の載置部13は、きわめて遊技球が載置され易い構
造になっている。また、1回の「大当たり状態」におい
ては、大入賞口7は最高16回まで断続的に開成するよ
うになっている。
当たり図柄」の中から、「ラッキー大当たり図柄」と、
「アンラッキー大当たり図柄」が、予め選定されてお
り、「大当たり図柄」が確定表示される場合の内の少な
くとも一部の場合に、その確定表示前に、確定表示され
る「大当たり図柄」と同一あるいは異なる「大当たり図
柄」が、遊技者に認識させ得る態様で一旦表示されるた
め、遊技店が、「ラッキー大当たり図柄」、「アンラッ
キー大当たり図柄」を設定し、「ラッキー大当たり図
柄」、「アンラッキー大当たり図柄」の確定表示に応
じ、それぞれ、「継続遊技」を認めたり、「継続遊技」
の終了を要求したりする場合に、一旦「ラッキー大当た
り図柄」以外の図柄が表示された後に、図柄の再変動後
に「ラッキー大当たり図柄」が表示されることもある。
したがって、非常に趣向性が高く、遊技者は、いつまで
も興味を持って遊技をし続けることができる。
当たり図柄」以外の「大当たり図柄」が一旦表示される
場合には、「アンラッキー大当たり図柄」以外の「大当
たり図柄」が確定表示されるため、遊技店が、「ラッキ
ー大当たり図柄」、「アンラッキー大当たり図柄」の確
定表示に応じ、それぞれ、「継続遊技」を認めたり、
「継続遊技」の終了を要求したりする場合に、「継続遊
技」中に一旦「アンラッキー大当たり図柄」以外の「大
当たり図柄」が表示されたにも拘らず図柄の再変動の後
に「アンラッキー大当たり図柄」が確定表示されること
によって遊技者に不愉快な思いをさせる、という事態が
生じたりしない。したがって、遊技者の興味の低減を防
止する、という効果が、より確実なものとなっている。
たり図柄」と「アンラッキー大当たり図柄」とを、複数
の「大当たり図柄」の中から任意に選定するための選定
手段である切替スイッチ26が設けられているため、遊
技店は、「ラッキー大当たり図柄」や「アンラッキー大
当たり図柄」を任意に選定し、それらの「ラッキー大当
たり図柄」、「アンラッキー大当たり図柄」の確定表示
に応じ、それぞれ、「継続遊技」を認めたり、「継続遊
技」の終了を要求したりすることにより、容易に出球調
整をすることができる。
たり図柄」が一旦表示されないため、パチンコホール等
の遊技店が、「ラッキー大当たり図柄」、「アンラッキ
ー大当たり図柄」の確定表示に応じ、それぞれ、「継続
遊技」を認めたり、「継続遊技」の終了を要求したりす
る場合に、「継続遊技」中以外の場合に一旦「ラッキー
大当たり図柄」が表示されたにも拘らず図柄の再変動の
後に「ラッキー大当たり図柄」以外の「大当たり図柄」
が確定表示されることによって遊技者に不愉快な思いを
させる、という事態も生じない。
ルを有する切替スイッチ26が設けられているととも
に、その切替スイッチ26の各チャンネルに対応した
「ラッキー大当たり図柄」、「アンラッキー大当たり図
柄」が予めROM22に記録されており、切替スイッチ
26のチャンネルが切り替えられた場合に、そのチャン
ネルに対応した「ラッキー大当たり図柄」、「アンラッ
キー大当たり図柄」を記録手段から呼び出し、RAM2
3に書き込むことによって、「ラッキー大当たり図柄」
や「アンラッキー大当たり図柄」を任意に選定する構造
を有しているため、「ラッキー大当たり図柄」や「アン
ラッキー大当たり図柄」を、迅速かつ容易に選択するこ
とができる。
形態の態様に何ら限定されるものではなく、各種入賞
口、図柄表示部、普通電動役物、各種ゲート、大入賞
口、電飾ランプ、普通図柄表示領域、供給皿、発射ハン
ドル、貯留皿、制御装置、各種ループカウンタ、タイ
マ、インターフェイス、入賞球検出装置、ROM、RA
M等の形状・構造・機能・設置態様(設置位置、設置個
数等)等、障害釘の配置、普通図柄・特別図柄の表示態
様、「大当たり図柄」・「当たり図柄」の種類、「大当
たり」・「当たり」の生起確率、普通図柄・特別図柄の
変動時間、普通電動役物の開成時間、「大当たり抽選」
の方法、確定表示する「大当たり図柄」の選択方法、
「大当たり状態」における遊技内容(「大当たり状態」
における大入賞口の開成回数、開成時間、再開成するま
での時間間隔、「一旦表示決定プログラム」の内容(す
なわち、一旦表示するか否かの決定方法、一旦表示する
「大当たり図柄」の選択方法)、一旦表示の態様、「リ
ーチ動作」の態様等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で、必要に応じて適宜変更できる。
ゲートを通過した場合に普通図柄を変動させるものに限
定されず、遊技球が所定の入賞口に入賞した場合に普通
図柄を変動させるものや、遊技球が所定のゲートを通過
した場合あるいは所定の入賞口に入賞した場合に特別図
柄が変動するものでも良い。加えて、普通図柄や特別図
柄が常時変動しており、遊技球が所定のゲートを通過し
た場合あるいは所定の入賞口に入賞した場合に、それら
の特別図柄や普通図柄が停止表示となるものでも良い。
また、図柄表示部に3つの表示部位が設けられたものに
限定されず、2つあるいは4つ以上の表示部位が設けら
れており、それらの各表示部位に表示された特別図柄が
所定の組合せとなった場合に「大当たり状態」が生起す
るものや、表示部位が設けられておらず、所定の1つの
特別図柄が表示された場合等に「大当たり状態」が生起
するものでも良い。
の他に、「大当たり」および/または「当たり」の生起
確率を増加させる「高確率状態」が生起するものや、普
通図柄および/または特別図柄の変動時間を所定時間よ
り短縮する「変動短縮状態」が生起するものでも良い。
かかる構成を採用した場合には、パチンコ機は、より趣
向性の高いものとなる。
は、上記実施形態における図9の如きものに限定され
ず、所望する一旦表示・確定表示の内容等に応じて、適
宜変更することが可能である。たとえば、図13の如
く、「ラッキー大当たり図柄」、「普通大当たり図
柄」、「アンラッキー大当たり図柄」のいずれもが一旦
表示されるとともに、「ラッキー大当たり図柄」あるい
は「普通大当たり図柄」が一旦表示された場合には、
「アンラッキー大当たり図柄」が確定表示されないよう
に遊技機を構成する場合(すなわち、「アンラッキー大
当たり図柄」以外の「大当たり図柄」が一旦表示された
場合には、「アンラッキー大当たり図柄」以外の「大当
たり図柄」が確定表示されるように遊技機を構成する場
合)には、たとえば、図14の如き「一旦表示決定プロ
グラム」を採用することができる。また、図11の如
く、「ラッキー大当たり図柄」、「普通大当たり図
柄」、「アンラッキー大当たり図柄」のいずれもが一旦
表示されるとともに、「ラッキー大当たり図柄」が一旦
表示された場合には、「アンラッキー大当たり図柄」が
確定表示されないように(すなわち、「ラッキー大当た
り図柄」が一旦表示された場合には、「アンラッキー大
当たり図柄」以外の「大当たり図柄」が確定表示される
ように)遊技機を構成する場合(すなわち、「ラッキー
大当たり図柄」が一旦表示された場合には、「アンラッ
キー大当たり図柄」以外の「大当たり図柄」が確定表示
されるように遊技機を構成する場合)には、たとえば、
図12の如き「一旦表示決定プログラム」を採用するこ
とができる。かかる如く一旦表示・確定表示の内容を変
更した場合でも、それらの遊技機は、上記実施形態のパ
チンコ機と同様にきわめて趣向性の高いものとなる。
えられると、そのチャンネルに対応した「ラッキー大当
たり図柄」や「アンラッキー大当たり図柄」を記録手段
から呼び出して書込手段に書き込む切替スイッチに限定
されず、キーボード等への入力により「ラッキー大当た
り図柄」や「アンラッキー大当たり図柄」を任意に選定
して書込手段に書き込むもの等の他の手段でも良い。ま
た、選択手段は、「ラッキー大当たり図柄」および「ア
ンラッキー大当たり図柄」を任意に選択するものに限定
されず、「ラッキー大当たり図柄」あるいは「アンラッ
キー大当たり図柄」のいずれか一方を任意に選択するも
のでも良い。加えて、記録手段や書込手段は、ROMや
RAM等に限定されず、他の記録手段を用いることも可
能である。
遊技機を、いわゆる第1種のパチンコ機に応用した一例
について説明したが、本発明の遊技機は、その他の形式
のパチンコ機(たとえば、いわゆる第3種のパチンコ
機)やテレビゲーム等に応用することも可能である。
柄」の中から、遊技店において特定のサービスの提供を
開始する指標となる「ラッキー大当たり図柄」と、遊技
店において特定のサービスの提供を終了する指標となる
「アンラッキー大当たり図柄」が、予め選定されてお
り、「ラッキー大当たり図柄」が一旦表示される場合に
は、「アンラッキー大当たり図柄」以外の「大当たり図
柄」が確定表示されるため、遊技店が、「ラッキー大当
たり図柄」、「アンラッキー大当たり図柄」の確定表示
に応じ、それぞれ、「継続遊技」を認めたり、「継続遊
技」の終了を要求したりする場合に、「継続遊技」中に
一旦「ラッキー大当たり図柄」が表示されたにも拘らず
図柄の再変動の後に「アンラッキー大当たり図柄」が確
定表示されることによって遊技者に不愉快な思いをさせ
る、という事態が生じたりしない。したがって、本発明
の遊技機は、非常に趣向性が高く、遊技者は、いつまで
も興味を持って遊技をし続けることができる。
示す説明図である。
を示す説明図である。
を示す説明図である。
キー大当たり図柄」・「アンラッキー大当たり図柄」を
示す説明図である。
ある。
る。
る。
である。
る。
である。
部、4・・普通電動役物、5・・左ゲート、6・・右ゲ
ート、7・・大入賞口、8・・電飾ランプ、9・・普通
図柄表示領域、10・・左表示部位、11・・右表示部
位、12・・中表示部位、13・・載置部、14・・供
給皿、15・・発射ハンドル、16・・貯留皿、17・
・制御装置、18・・機枠、19・・機構板、20・・
インターフェイス、21・・ループカウンタ、22・・
ROM、23・・RAM、24・・遊技球払出装置、2
5・・タイマ、26・・切替スイッチ(選定手段)、2
7・・作動装置、28・・遊技球払出装置、29・・発
射装置。
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の図柄を表示可能な図柄表示部が設
けられており、図柄変動開始信号によりその図柄表示部
の図柄が変動を開始し、所定時間後に確定表示され、確
定表示された図柄が、予め設定された複数の大当たり図
柄の内の一つである場合には、遊技者にとって価値ある
特別遊技状態が生起する遊技機であって、 前記複数の大当たり図柄の中から、遊技店において特定
のサービスの提供を開始する指標となるラッキー大当た
り図柄と、遊技店において特定のサービスの提供を終了
する指標となるアンラッキー大当たり図柄が、予め選定
されており、 大当たり図柄が確定表示される場合の内の少なくとも一
部の場合に、その確定表示前に、確定表示される大当た
り図柄と同一あるいは異なる大当たり図柄が、遊技者に
認識させ得る態様で一旦表示されるとともに、ラッキー
大当たり図柄が一旦表示される場合には、アンラッキー
大当たり図柄以外の大当たり図柄が確定表示されること
を特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11300172A JP2000084188A (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11300172A JP2000084188A (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | 遊技機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10255624A Division JP2000084177A (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000084188A true JP2000084188A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17881623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11300172A Pending JP2000084188A (ja) | 1999-10-21 | 1999-10-21 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000084188A (ja) |
-
1999
- 1999-10-21 JP JP11300172A patent/JP2000084188A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040210 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040330 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20040420 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20040528 |
|
RD13 | Notification of appointment of power of sub attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433 Effective date: 20071022 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20071022 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080509 |