JP2006075178A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 CPU461は、第1始動口センサ23の入賞に基づいて液晶表示器19の3列の変動図柄の変動を開始し、「小当たり」が抽選された場合には、変動図柄を小当たり図柄で停止表示し、「大当たり」が抽選された場合には、変動図柄を大当たり図柄で停止表示する。そして、小当たりの場合には、第1大入賞口31を所定時間開放し、該第1大入賞口31に入ったパチンコ球が回転部材36の切欠凹部36Bに1/10の確率で保留され、当たり入賞口47に入賞した場合には、ゲート25が所定時間有効になる。また、「大当たり」が抽選された場合には、ゲート25が所定時間有効になる。そして、有効なゲート25にパチンコ球が通過した場合には、第2大入賞口38が所定回数開放される。
【選択図】図9
Description
例えば、複数種類の図柄からなる第1図柄を表示する第1表示手段と、前記第1図柄とは別に設定された複数種類の図柄からなる第2図柄を表示する第2表示手段と、遊技球が通過もしくは入るための始動手段と、外部からの指令に基づき遊技球を受け入れ易い状態と受け入れ難い状態とに可変する作動入賞口と、を遊技域に備え、遊技球が前記始動手段を通過もしくは該始動手段に入ると、前記第1図柄の内のいずれかを前記第1表示手段に表示させる第1図柄制御手段と、該第1図柄制御手段によって表示された該第1図柄が、予め設定された所定の図柄になると、前記作動入賞口を遊技球を受け入れ易い状態に変化させる作動入賞口制御手段と、少なくとも前記作動入賞口に、遊技球が入ると前記第2図柄の内のいずれかを前記第2表示手段に表示させる第2図柄制御手段と、該第2図柄制御手段によって表示された第2図柄が、予め設定された特定の図柄であった場合に、当該パチンコ機の遊技者に特典を与える特典付与手段とを備えたパチンコ機において、前記第1表示手段及び前記第2表示手段に代えて、前記第1図柄及び第2図柄を同時に表示するための共通表示手段、を備え、前記第1図柄制御手段が、前記第1図柄を前記共通表示手段に表示するもの、であって、前記第2図柄制御手段が、前記第2図柄を前記共通表示手段に表示するように構成したパチンコ機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、第1大当たり判定手段によって第2大当たりが抽選されたと判定された場合には、該変動図柄が変動後、大当たり図柄選択手段によって選択された第2大当たり図柄で揃って停止するように表示される。そして、第2大当たり図柄で揃って停止した場合には、遊技領域に設けられて通常時には閉塞される開閉可能な第1大入賞口が所定の第2時間は開放された状態となる特典遊技状態が付与される。続いて、この第1大入賞口に入賞した場合には、この入賞した遊技球は当たり入賞口と排出口とが設けられた振り分け役物によって、所定確率で当たり入賞口に案内される。そして、第1検出手段を介して当たり入賞口への入賞が検出された場合には、第2大当たり判定手段によって第3大当たりが抽選されたと判定され、第2始動口への入賞情報を所定の第1時間に限り有効な入賞情報とし、該第2始動口の有効な入賞情報があった場合には、第2大入賞口が複数回開放可能となり、その第2大入賞口から容易に遊技球が入賞できる特別遊技状態となる。
また、変動図柄が変動後、第2大当たり図柄で揃って停止した後、特典遊技状態が付与され、第1大入賞口に入賞した場合には、振り分け役物によって入賞球が所定確率で当たり入賞口に案内される。そして、この当たり入賞口への入賞を検出した場合には、第3大当たりが抽選されたと判定して、第2始動口への入賞情報を所定の第1時間に限り有効な入賞情報とし、該第2始動口の有効な入賞情報があった場合には、第2大入賞口が複数回開放されて該第2大入賞口から容易に遊技球が入賞するため、遊技者は短時間に多くの賞球を容易に獲得することが可能となり、この第2大当たり図柄の停止によって報知される特典遊技状態の獲得、及び振り分け役物による特別遊技状態の獲得に対する遊技者の期待感を高めることができ、興趣を増大させることができる。
このため、遊技者は、第1始動口への入賞に基づいて第1大当たりが抽選された後、特別遊技状態を獲得することが可能となる第1の抽選処理と、該1始動口への入賞に基づいて第2大当たりが抽選された後、特典遊技状態が付与され、その後、振り分け役物によって第3大当たりが抽選されて特別遊技状態を獲得することが可能となる第2の抽選処理との2種類の抽選処理によって特別遊技状態を獲得することができるため、パチンコゲームを多様化させて遊技者の興趣を増大させることができ、パチンコゲームに強く引きつけることができる。
また、変動図柄が変動後、第1大当たり図柄で停止した場合、及び、振り分け役物によって当たり入賞口に入賞球が案内された場合には、所定の第1時間内に第2始動口に入賞するように遊技球を発射することが必要になるため、遊技者の技量を生かすことができ、パチンコゲームの興趣を増大させることができる。
更に、変動図柄が変動後、第1大当たり図柄で停止した場合、及び、振り分け役物によって当たり入賞口に入賞球が案内された場合には、所定の第1時間内に限り第2始動口への入賞を有効な入賞とし、この所定の第1時間内に第2始動口に入賞した場合に、特別遊技状態を付与すればよいため、簡易な制御構成で2種類の遊技を容易に実現できると共に、信頼性の高い遊技を提供することができる。
図1乃至図3に示すように、本実施例に係るパチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球として払い出すパチンコ機で、カード式球貸機とパチンコ機1とによって構成され、これらは対をなして設置されるが、図1及び図3においては、カード式球貸機の図示を省略している。パチンコ機1は、木製の外枠21に対して合成樹脂製の前枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠21に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この前枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤2上の遊技領域11を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6Aが取付けられている。また、このエラー表示電飾ランプ6Aの左右外側には、「当たり」等の発生を報知したり遊技中に光演出をする各電飾ランプ6Bが取付けられている。また、前面カバー部材4の前面部分は、不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、この各電飾ランプ6A、6Bと窓部5の上端周縁部との間に、不図示のフルカラーダイオードが左右方向に内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球ケース52から払い出される賞球を受ける上皿7がスピーカ7Aを内蔵して合成樹脂製プレート8に配設されている。また、このプレート8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿7の中央前面部には、カード式球貸機の操作ボタン7B、7C及びカード残高表示装置7Dが設けられている。そして、その上皿7の下には、下皿9が配設される。また、上皿7に連通する不図示の球送り機構を介して上皿7のパチンコ球が操作ハンドル10に連結された発射装置10Aへ送られるよう構成されている。
遊技領域11の上方中央部には、開口部が開設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置18が配設されている。この特別図柄表示装置18は、遊技盤2の前面側から取り付けられる取付部材17と、遊技盤2の裏面側から取り付けられる液晶表示器(LCD)19等から構成されている。この液晶表示器19は、左、中、右に3つの変動図柄を表示する液晶パネルである。
また、特別図柄表示装置18の左下側には、電飾ランプが内蔵された上入賞口28が配設されて遊技盤2裏面の不図示の賞球樋に連通されている。また、この上入賞口28への入賞を検出する上入賞口センサ28A(図9参照)が設けられている。また、特別図柄表示装置18と上入賞口28との間には通常の風車29が設けられている。
また、上入賞口28の下方には電飾ランプが内蔵された各下入賞口33、34が配設されて遊技盤2裏面の不図示の賞球樋に連通されている。また、この各下入賞口33、34への入賞を検出する各下入賞口センサ33A、34A(図9参照)が設けられている。
他方、ゲート25の下方には、第2開閉ソレノイド37A(図9参照)を介して上方に開口する横幅が広い開閉扉37で通常時は前面部を覆われる第2大入賞口38が形成された特別入賞装置39が配設されている。この特別入賞装置39には、第2大入賞口38に入賞した入賞球をカウントする第2大入賞口センサ38A(図9参照)が設けられている。
また、振り分け役物24の直下にはレール12に沿ってアウト口15が開設されている。更に、レール12に囲まれたこのような遊技領域11には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
また、タンクレール53の下側には液晶表示器(LCD)19等をカバーする樹脂製のセンターカバー54が取付けられている。そして、このセンターカバー54の背面部内側には、スピーカ7Aを駆動制御する音制御基板64、各電飾ランプ6A、6B等を駆動制御するランプ制御基板65、及びLCD19等を駆動制御する表示制御基板66が取り付けられている。また、センターカバー54の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主基板46が内蔵される基板ケース55が配設されている。また、基板ケース55の下方には、上皿7から溢れた賞球を受けて下皿9に案内する下部受皿ボックス56がボルトにより前枠3の裏側に取り付けられている。
図4乃至図6に示すように、振り分け役物24は、取付基板41の各ビス孔41Aを介して遊技盤2の前面部にビス止め等で取り付けられる。また、この取付基板41の上端部には第1始動口23が前側に突設されて形成されている。また、取付基板41の裏側には、パチンコ球の通過を検出する第1始動口センサ23Aが設けられている。そして、この第1始動口23に入賞した入賞球は、取付基板41の裏側に案内されて、この第1始動口センサ23Aを通過して検出されるように構成されている。また、この第1始動口センサ23Aを通過した入賞球は、遊技盤2の裏面に配設される不図示の賞球樋に案内される。
また、第1始動口23の下側には、第1開閉ソレノイド30Aを介して上方に開口する横幅が広い開閉扉30で通常時は前面部を覆われる第1大入賞口31が形成されている。
また、図5に示すようように、この回転部材36は、いわゆるUFO型といわれ、上方に向かうほど先細りとなる形状を有し、その下方側には、パチンコ球を1個保留可能な9個の凹部36Aと、底面部が切り欠かれて、空間部43の底面と協働してパチンコ球を1個保留する切欠凹部36Bとを有している。また、回転部材36の上面部には、金、銀等の金属メッキK1が施されており、回転部材36の表面に受けた光を四方に反射するように形成されている。
また、この空間部43に位置する回転部材36の上方には、図9に示すように、発光手段としての複数の発光ダイオードL1が内設されており、この発光ダイオードL1から発せられた光が、空間部43に面する透光性の周囲壁43Aを介して、回転部材36に向かって発せられる。この場合、発光ダイオードL1から発する光の色は、回転部材36の回転動作及び上下動作に連動させて、変化される。
また、そのパチンコ球通路44の前側の一部には、切り欠いた切欠部44Aが設けられており、この切欠部44Aには、上面部が回転部材36側に傾斜する球受け部44Bが設けられている。
したがって、図6乃至図8に示すように、第1大入賞口31に入賞したパチンコ球Pは、出口42から出てきてパチンコ球通路44上を移動する。そして、このパチンコ球Pは、切欠部44A介して、球受け部44Bに導かれる。そして、球受け部44B上のパチンコ球は、一定回転速度で回転する回転部材36の9個の凹部36A又は1個の切欠凹部36Bのいずれかに進入することとなる。したがって、パチンコ球Pが切欠凹部36Bに進入して保留される確率は1/10である。
そして、回転部材36の9個の凹部36Aのいずれかに保留されたパチンコ球は、該回転部材36の上下動及び回転動作によって排出口48に案内され、遊技盤2の裏側に排出される。また、回転部材36の切欠凹部36Bに保留されたパチンコ球は、該回転部材36の回転に伴って、この切欠凹部36Bが当たり入賞口47に対向した場合には、この切欠凹部36Bに保留されたパチンコ球が、この当たり入賞口47に落下し、遊技盤2の裏面に配設される不図示の賞球樋に案内されるように構成されている。また、この当たり入賞口47に落下した入賞球は、第1検出センサ45によって検出される。
図9に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主基板46、音制御基板64、ランプ制御基板65、及び表示制御基板66等から構成されている。
主基板46は、CPU461、ROM462、RAM463、及び入出力回路(I/O)464等から構成され、このCPU461、ROM462、RAM463、及び入出力回路(I/O)464は、バス線により相互に接続されている。また、CPU461にはクロック回路460が接続されて所定のクロック信号が入力される。
また、入出力回路(I/O)464には、第1始動口23への入賞を検出する第1始動口センサ23A、ゲート25のパチンコ球の通過を検出する第2始動口センサ25A、振り分け役物24の切欠凹部36Bから当たり入賞口47への入賞を検出する第1検出センサ45、上入賞口28への入賞を検出する上入賞口センサ28A、各下入賞口33、34への入賞を検出する各下入賞口センサ33A、34A、第2大入賞口38への入賞個数をカウントするために入賞球を検出する第2大入賞口センサ38A、振り分け役物24の第1大入賞口31を閉塞する開閉扉30を開閉する第1開閉ソレノイド30A、及び特別入賞装置39の開閉扉37を開放する第2開閉ソレノイド37A等が接続されている。
尚、リーチハズレの場合には、後述の各小当たり図柄(図13参照)を除いたリーチ図柄が、各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される。
尚、各大当たり図柄は、公知のように、大当たり時に各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
尚、各小当たり図柄は、大当たり時に表示演出される各大当たり図柄と同様に各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチハズレ図柄選択カウンタ463Gが設けられている。かかるリーチハズレ図柄選択カウンタ463Gのカウント値は、第1始動口センサ23Aから検出信号が入力されるタイミングで読み取られる。
また、RAM463には、第1始動口センサ23Aから検出信号が入力されたときの各カウンタ463A〜463Gのカウント値が記憶されるパラメータ記憶エリア463Iが設けられている。
尚、各カウンタ463A、463B、463C、463D、463E、463F、463G、及び463Hの各カウント値は、起動時に「0」に初期化される。
図12に示すように、大当たりの際に表示する大当たり図柄を選択する場合に使用する第1選択テーブル71は、大当たり図柄選択カウンタ463Cのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「大当たり図柄」とから構成されている。この「大当たり図柄」は、大当たり報知の際に特別図柄表示装置18の液晶表示器19に停止表示される各変動図柄である。
また、第1選択テーブル71の「大当たり図柄」には、「カウント値」の「0〜9」に対応して「111」、「カウント値」の「10〜19」に対応して「222」、「カウント値」の「20〜29」に対応して「333」、「カウント値」の「30〜39」に対応して「444」、「カウント値」の「40〜49」に対応して「555」、「カウント値」の「50〜59」に対応して「666」、「カウント値」の「60〜69」に対応して「777」、「カウント値」の「70〜79」に対応して「888」、「カウント値」の「80〜89」に対応して「999」、「カウント値」の「90〜99」に対応して「000」が予め格納されている。
図13に示すように、小当たりの際に表示する小当たり図柄を選択する場合に使用する第2選択テーブル72は、小当たり図柄選択カウンタ463Dのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「小当たり図柄」とから構成されている。この「小当たり図柄」は、小当たり報知の際に特別図柄表示装置18の液晶表示器19に停止表示される各変動図柄である。
また、第2選択テーブル72の「小当たり図柄」には、「カウント値」の「0〜4」に対応して「110」、「カウント値」の「5〜9」に対応して「112」、「カウント値」の「10〜14」に対応して「221」、「カウント値」の「15〜19」に対応して「223」、「カウント値」の「20〜24」に対応して「332」、「カウント値」の「25〜29」に対応して「334」、「カウント値」の「30〜34」に対応して「443」、「カウント値」の「35〜39」に対応して「445」、「カウント値」の「40〜44」に対応して「554」、「カウント値」の「45〜49」に対応して「556」、「カウント値」の「50〜54」に対応して「665」、「カウント値」の「55〜59」に対応して「667」、「カウント値」の「60〜64」に対応して「776」、「カウント値」の「65〜69」に対応して「778」、「カウント値」の「70〜74」に対応して「887」、「カウント値」の「75〜79」に対応して「889」、「カウント値」の「80〜84」に対応して「998」、「カウント値」の「85〜89」に対応して「990」、「カウント値」の「90〜94」に対応して「009」、「カウント値」の「95〜99」に対応して「001」が予め格納されている。
図15に示すように、不図示の変動表示テーブルを決定する際に使用する変動パターンテーブル75は、主基板46のCPU461から指示される変動図柄の変動パターンを示す「変動パターン」と、この「変動パターン」に対応する「変動表示テーブル」とから構成されている。
また、変動パターンテーブル75の「変動パターン」には、「パターン1」〜「パターン8」の8種類の変動パターンが予め登録されている。
また、変動パターンテーブル75の「変動表示テーブル」には、「パターン1」に対応して「第1完全ハズレテーブル」、「パターン2」に対応して「リーチA1ハズレテーブル」、「パターン3」に対応して「リーチB1ハズレテーブル」、「パターン4」に対応して「リーチC1ハズレテーブル」、「パターン5」に対応して「リーチA1小当たりテーブル」、「パターン6」に対応して「リーチB1小当たりテーブル」、「パターン7」に対応して「リーチA1大当たりテーブル」、「パターン8」に対応して「リーチB1大当たりテーブル」が予め登録されている。
図16に示すように、先ず、ステップ(以下、Sという)1において、CPU461は、第1始動口入賞処理のサブ処理を実行する。そして、S2において、CPU461は、振り分け役物24の第1大入賞口31を開放する第1大入賞口開放処理のサブ処理を実行後、S3において、CPU461は、ゲート作動処理のサブ処理を実行する。その後、S4において、CPU461は、ゲート通過判定処理のサブ処理を実行し、更に、S5において、大当たり遊技処理のサブ処理を実行して、当該処理を終了する。
図17に示すように、先ず、S11において、CPU461は、第1始動口23のパチンコ球の入賞、即ち、第1始動口センサ23Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)464を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、第1始動口センサ23Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路464を介して入力されていない場合には(S11:NO)、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
この「カウント値取得処理」は、CPU461は、第1始動口センサ23Aからパチンコ球の検出信号が入力された時の大当たりカウンタ463Aに記憶されている数値をその時の「大当たりカウント値」として代数V1に代入してパラメータ記憶エリア463Iに記憶する。従って、この代数V1には「0」〜「149」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Iに記憶される。
また、同時に、CPU461は、第1始動口センサ23Aからパチンコ球の検出信号が入力されたときの大当たり図柄選択カウンタ463Cに記憶されている数値をその時の「大当たり図柄選択カウント値」として代数Y1に代入してパラメータ記憶エリア463Iに記憶する。従って、この代数Y1には「0」〜「99」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Iに記憶される。
また、同時に、CPU461は、第1始動口センサ23Aからパチンコ球の検出信号が入力されたときの小当たり図柄選択カウンタ463Dに記憶されている数値をその時の「小当たり図柄選択カウント値」として代数Y2に代入してパラメータ記憶エリア463Iに記憶する。従って、この代数Y2には「0」〜「99」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Iに記憶される。
また、同時に、CPU461は、第1始動口センサ23Aからパチンコ球の検出信号が入力されたときのハズレ図柄選択カウンタ463Fに記憶されている数値をその時の「ハズレ図柄選択カウント値」として代数I1に代入してパラメータ記憶エリア463Iに記憶する。従って、この代数I1には「0」〜「200」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Iに記憶される。
更に、同時に、CPU461は、第1始動口センサ23Aからパチンコ球の検出信号が入力されたときのリーチハズレ図柄選択カウンタ463Gに記憶されている数値をその時の「リーチハズレ図柄選択カウント値」として代数F1に代入してパラメータ記憶エリア463Iに記憶する。従って、この代数F1には「0」〜「143」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Iに記憶される。
尚、特別図柄表示装置18の液晶表示器19に表示される変動図柄の変動中に第1始動口23に入賞したパチンコ球の各入賞時の上記各カウント値がパラメータ記憶エリア463Iに記憶されて、順次後述のS2以降の処理が実行される。
この「大・小当たり判定処理」は、CPU461は、先ず、予めROM462に記憶されている「大当たり数値」(本実施例の場合には、「7」である。)を読み出し、この「大当たり数値」をパラメータ記憶エリア463Iに記憶する。続いて、パラメータ記憶エリア463Iから「大当たりカウント値」としての代数V1を読み出す。そして、この代数V1が、パラメータ記憶エリア463Iに記憶されている「大当たり数値」と一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、大当たり代数R1(電源投入時に、大当たり代数R1には「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア463Iに記憶し、一致しない場合には、大当たり代数R1に「0」を代入してパラメータ記憶エリア463Iに記憶する。従って、「大当たりカウント値」としての代数V1と「大当たり数値」とが一致して大当たり代数R1に「1」が代入される確率は、1/150である。
続いて、CPU461は、予めROM462に記憶されている「小当たり数値」(本実施例の場合には、「3」である。)を読み出し、この「小当たり数値」をパラメータ記憶エリア463Iに記憶する。続いて、パラメータ記憶エリア463Iから「大当たりカウント値」としての代数V1を読み出す。そして、この代数V1が、パラメータ記憶エリア463Iに記憶されている「小当たり数値」と一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、小当たり代数R2(電源投入時に、小当たり代数R2には「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア463Iに記憶し、一致しない場合には、小当たり代数R2に「0」を代入してパラメータ記憶エリア463Iに記憶する。従って、「大当たりカウント値」としての代数V1と「小当たり数値」とが一致して小当たり代数R2に「1」が代入される確率は、1/150である。
この判定処理は、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Iから大当たり代数R1と小当たり代数R2とを読み出し、この大当たり代数R1又は小当たり代数R2のいずれかが「1」である場合には、大当たり又は小当たりが抽選されたと判定し、一方、大当たり代数R1と小当たり代数R2のいずれもが「0」の場合には、大当たり及び小当たりが抽選されなかったと判定する。
この大当たり代数R1が「1」の場合には、CPU461は、「大当たり」が抽選されたと判定して(S15:YES)、S16において、表示制御基板66のCPU661に指示する大当たり図柄を選択する大当たり図柄選択処理と、表示制御基板66のCPU661に指示する液晶表示器19の3列の変動図柄の変動パターンを選択する変動パターン選択処理とを実行する。
この大当たり図柄選択処理は、先ず、CPU461は、大当たり図柄選択カウント値としての代数Y1をパラメータ記憶エリア463Iから読みだし、該代数Y1を大当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Aに記憶される第1選択テーブル71の「カウント値」とし、該「カウント値」に対応する大当たり図柄を選択して、液晶表示器19に停止表示するように表示制御基板66のCPU661に指示する変動停止図柄としてパラメータ記憶エリア463Iに記憶する。
例えば、パラメータ記憶エリア463Iから読みだした代数Y1が「9」の場合には、大当たり図柄として「111」がRAM463のパラメータ記憶エリア463Iに記憶される。また、パラメータ記憶エリア463Iから読みだした代数Y1が「65」の場合には、大当たり図柄として「777」がRAM463のパラメータ記憶エリア463Iに記憶される。
また、変動パターン選択処理は、先ず、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Iから変動パターン選択カウント値としての代数H1を読み出し、この代数H1が偶数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして、変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される変動パターンテーブル75の「パターン7」をパラメータ記憶エリア463Iに記憶し、一方、該代数H1が奇数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン8」をパラメータ記憶エリア463Iに記憶する。
この小当たり図柄選択処理は、先ず、CPU461は、小当たり図柄選択カウント値としての代数Y2をパラメータ記憶エリア463Iから読みだし、該代数Y2を小当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Bに記憶される第2選択テーブル72の「カウント値」とし、該「カウント値」に対応する小当たり図柄を選択して、液晶表示器19に停止表示するように表示制御基板66のCPU661に指示する変動停止図柄としてパラメータ記憶エリア463Iに記憶する。
例えば、パラメータ記憶エリア463Iから読みだした代数Y2が「9」の場合には、小当たり図柄として「112」がRAM463のパラメータ記憶エリア463Iに記憶される。また、パラメータ記憶エリア463Iから読みだした代数Y1が「65」の場合には、小当たり図柄として「778」がRAM463のパラメータ記憶エリア463Iに記憶される。
また、変動パターン選択処理は、先ず、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Iから変動パターン選択カウント値としての代数H1を読み出し、この代数H1が偶数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして、変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される変動パターンテーブル75の「パターン5」をパラメータ記憶エリア463Iに記憶し、一方、該代数H1が奇数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン6」をパラメータ記憶エリア463Iに記憶する。
この判定は、パラメータ記憶エリア463Iに記憶されているリーチカウント値としての代数M1を読み出し、予めROM462に格納されているリーチ発生数値(本実施例の場合は、「0」〜「27」である。)のいずれかと一致するかどうか判定し、一致すればリーチ状態後リーチハズレを表示すると判定し(S18:YES)、S19において、リーチハズレ図柄及びこのリーチハズレ図柄の変動パターンを選択する。
このリーチハズレ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア463Iからリーチハズレ図柄選択カウント値としての代数F1を読み出し、この代数F1に対応するリーチハズレ図柄をROM462から読み出し、表示制御基板66のCPU661に指示するリーチハズレ図柄としてパラメータ記憶エリア463Iに記憶する。
また、リーチハズレ図柄の変動パターンの選択は、パラメータ記憶エリア463Iから変動パターン選択カウント値としての代数H1を読み出し、この代数H1が「0〜2」の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして、変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される変動パターンテーブル75の「パターン2」をパラメータ記憶エリア463Iに記憶する。また、該代数H1が「3〜6」の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして、変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される変動パターンテーブル75の「パターン3」をパラメータ記憶エリア463Iに記憶する。更に、該代数H1が「7〜9」の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして、変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される変動パターンテーブル75の「パターン4」をパラメータ記憶エリア463Iに記憶する。
このハズレ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア463Iからハズレ図柄選択カウント値としての代数I1を読み出し、該代数I1に対応するハズレ図柄の図柄データをROM462から読み込んで、表示制御基板66のCPU661に指示する図柄データとして、パラメータ記憶エリア463Iに記憶する。
また、ハズレ図柄の変動パターンの選択は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして、変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される変動パターンテーブル75の「パターン1」をパラメータ記憶エリア463Iに記憶する
続いて、S22において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に出力した変動パターンの変動表示処理時間をROM462から読み出し、該処理時間待つ(S22:NO)。例えば、変動パターンが「パターン2」の場合には、20秒間待つ。また、変動パターンが「パターン3」の場合には、30秒間待つ。また、変動パターンが「パターン4」の場合には、10秒間待つ。また、変動パターンが「パターン5」又は「パターン7」の場合には、22秒間待つ。また、変動パターンが「パターン6」又は「パターン8」の場合には、32秒間待つ。更に、変動パターンが「パターン1」の場合には、ハズレ図柄に対応して予めROM462に格納されている各処理時間待つ。
そして、変動表示処理の処理時間が経過した場合には(S22:YES)、S23において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に変動を停止させるように、即ち、確定停止させるように指令する確定停止信号を表示制御基板66のCPU661に出力後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。これにより、液晶表示器19に表示される3列の変動図柄が確定停止表示される。
図18に示すように、先ず、S31において、CPU461は、再度、パラメータ記憶エリア463Iから液晶表示器19に表示するように表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データを読み出し、大当たり図柄又は小当たり図柄のうちのいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、この表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、大当たり図柄又は小当たり図柄のうちのいずれでもない場合には(S31:NO)、CPU461は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、この表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、大当たり図柄又は小当たり図柄のうちのいずれかである場合には(S31:YES)、S32において、CPU461は、この表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、小当たり図柄のうちのいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、この表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、小当たり図柄のうちのいずれでもない場合、即ち、大当たり図柄のうちのいずれかである場合には(S32:NO)、CPU461は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
そしてまた、S34において、CPU461は、第1開閉ソレノイド30Aの駆動を開始してから所定時間(本実施例では、約1.5秒乃至約3秒である。)経過したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、第1開閉ソレノイド30Aの駆動を開始してから所定時間経過していない場合には(S34:NO)、再度、S32以降の処理を実行する。
一方、第1開閉ソレノイド30Aの駆動を開始してから所定時間経過した場合には(S34:YES)、S35において、CPU461は、第1開閉ソレノイド30Aを停止して、即ち第1開閉ソレノイド30AをOFFにして開閉扉30を閉鎖し、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図19に示すように、先ず、S41において、CPU461は、再度、パラメータ記憶エリア463Iから表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データを読み出し、大当たり図柄又は小当たり図柄のうちのいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、この表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、大当たり図柄又は小当たり図柄のうちのいずれでもない場合には(S41:NO)、CPU461は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、この表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、大当たり図柄又は小当たり図柄のうちのいずれかである場合には(S41:YES)、S42において、CPU461は、この表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、小当たり図柄のうちのいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。
続いて、S45において、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Iからゲートフラグを読み出し、このゲートフラグがON、即ち「1」の場合には、第2始動口センサ25Aを有効にして、即ち、該第2始動口センサ25Aからの検出信号が入出力回路(I/O)464を介して入力されるのを待つ状態にして、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
他方、S42において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、大当たり図柄のうちのいずれかである場合には(S42:NO)、S44以降の処理を実行して、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図20に示すように、先ず、S51において、CPU461は、第2始動口センサ25Aが有効か否かを判定する判定処理を実行する。
この判定処理は、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Iからゲートフラグを読み出し、このゲートフラグが「1」の場合、即ちゲートフラグがONの場合には、第2始動口センサ25Aは有効であると判定し、一方、このゲートフラグが「0」の場合、即ちゲートフラグがOFFの場合には、第2始動口センサ25Aは有効でないと判定する。
そして、パラメータ記憶エリア463Iから読み出したゲートフラグがOFFの場合には(S51:NO)、CPU461は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、パラメータ記憶エリア463Iから読み出したゲートフラグがONの場合には(S51:YES)、S52において、CPU461は、ゲートフラグをONにしてから所定時間(本実施例では、約8秒〜約20秒で、好ましくは10秒である。)、第2始動口センサ25Aからパチンコ球の検出信号が入力されるのを待つ。そして、該所定時間内に第2始動口センサ25Aからパチンコ球の検出信号が入力された場合には(S52:YES)、S53において、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Iから大当たりフラグ(電源投入時に、大当たりフラグには「0」が代入されている。)を読み出し、該大当たりフラグに「1」を代入して、即ち大当たりフラグをONにして、再度、パラメータ記憶エリア463Iに記憶する。また、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Iからゲートフラグを読み出し、該ゲートフラグに「0」を代入して、即ちゲートフラグをOFFにして、再度、パラメータ記憶エリア463Iに記憶すると共に、第2始動口センサ25Aを無効にし、即ち、該第2始動口センサ25Aからの検出信号を無視する。その後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
他方、該所定時間内に第2始動口センサ25Aからパチンコ球の検出信号が入力されなかった場合には(S52:NO)、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Iから大当たりフラグを読み出し、該大当たりフラグに再度「0」を代入して、即ち大当たりフラグをOFFにして、再度、パラメータ記憶エリア463Iに記憶する。また、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Iからゲートフラグを読み出し、該ゲートフラグに「0」を代入して、即ちゲートフラグをOFFにして、再度、パラメータ記憶エリア463Iに記憶すると共に、第2始動口センサ25Aを無効にし、即ち、該第2始動口センサ25Aからの検出信号を無視する。その後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図21に示すように、先ず、S61において、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Iから大当たりフラグを読み出し、該大当たりフラグがONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、このパラメータ記憶エリア463Iから読み出した大当たりフラグが「1」でない場合、即ち「0」の場合には(S61:NO)、CPU461は、「大当たり」は獲得されていないと判定し、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、このパラメータ記憶エリア463Iから読み出した大当たりフラグが「1」の場合、即ち大当たりフラグがONの場合には、「大当たり」を獲得したと判定して(S61:YES)、S62において、CPU461は、第2開閉ソレノイド37Aを駆動して、第2大入賞口38を閉塞する開閉扉37を開放する。
続いて、S63において、第2大入賞口38に入賞した入賞球が所定個数(本実施例の場合は、10個である。)に達したか否か、即ち、第2大入賞口センサ38Aにより検出された入賞個数が所定個数(本実施例の場合は、10個である。)に達したか否かを判定する。
そして、第2大入賞口38に入賞した入賞球が所定個数(本実施例の場合は、10個である。)に達していない場合には(S63:NO)、S64において、CPU461は、第2大入賞口38を開放してから所定時間(本実施例の場合は、約29秒〜約35秒で、好ましくは約30秒である。)経過したか否かを判定する。そして、第2大入賞口38を開放してから所定時間経過していない場合には(S64:NO)、CPU461は、再度、S62以降の処理を実行する。
そして、S66において、CPU461は、第2大入賞口38を継続して開放した回数が所定の最高継続回数(本実施例の場合には、「16回」である。)に達したか否かを判定する判定処理を実行する。この第2大入賞口38を開放した回数が、所定の最高継続回数に達していない場合には(S66:NO)、CPU461は、第2大入賞口38を閉塞してから所定時間(本実施例では、約2秒である。)経過後、再度、S62以降の処理を実行する。
その後、この第2大入賞口38を開放した回数が、所定の最高継続回数に達した場合には(S66:YES)、S67において、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Iから大当たりフラグを読み出し、該大当たりフラグをOFF、即ち「0」を代入して、再度パラメータ記憶エリア463Iに記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図22に示すように、先ず、CPU461は、第1始動口センサ23Aから入賞球の検出信号を入出力回路(I/O)464を介して検出する。
そして、CPU461は、この入賞に基づいて特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄の変動を開始し、「小当たり」が抽選された場合には、該3列の変動図柄を上記小当たりの図柄(例えば、「776」等である。)で停止表示する。一方、CPU461は、この入賞に基づいて特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄の変動を開始し、「大当たり」が抽選された場合には、該3列の変動図柄を上記大当たりの図柄(例えば、「777」等である。)で停止表示する。
また、第1始動口23への入賞情報に基づいて小当たりが1/150の抽選確率で抽選されて、特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄が変動後、「009」、「001」〜「998」、「990」のうちのいずれかの小当たり図柄で停止した場合には、振り分け役物24の開閉扉30が所定時間(例えば、1.5秒間)開いて第1大入賞口31が開放される(特典遊技状態)。そして、第1大入賞口31に入ったパチンコ球は、一定回転速度で回転動作する回転部材36の外周部に形成される9個の凹部36A又は1個の切欠凹部36Bのいずれかにランダムに保留され、この凹部36Aに保留されたパチンコ球は排出口48に案内され、この切欠凹部36Bに保留されたパチンコ球は当たり入賞口47に案内される。このため、第1大入賞口31に入ったパチンコ球が1/10の確率で切欠凹部36Bに保留されて当たり入賞口47に入賞した場合には、ゲート25が所定時間(例えば、10秒間)有効になる。そして、ゲート25が有効な間に、このゲート25にパチンコ球が通過した場合には、通常時には開閉扉37によって閉塞される第2大入賞口38が所定回数開放されて、その第2大入賞口38に容易にパチンコ球が入賞できる状態になる(特別遊技状態)。
また、特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄が変動後、小当たり図柄で停止表示された後、開閉扉30が所定時間(例えば、1.5秒間)開かれ第1大入賞口31が開放される。そして、この第1大入賞口31に入ったパチンコ球は、1/10の確率で回転する回転部材36の切欠凹部36Bに保留され、当たり入賞口47に入賞した場合には、ゲート25が所定時間有効となり、この有効なゲート25にパチンコ球が通過した場合には、第2大入賞口38が所定回数(本実施例では、16回である。)開放されて該第2大入賞口38から容易にパチンコ球が入賞するため、遊技者は短時間に多くの賞球を容易に獲得することが可能となり、この小大当たり図柄の停止によって報知される第1大入賞口31の開放(特典遊技状態)、及び第1大入賞口31に入ったパチンコ球が回転部材36の切欠凹部36Bに保留されることによって、第2大入賞口38が所定回数の開放される状態(特別遊技状態)の獲得に対する遊技者の期待感を高めることができ、興趣を増大させることができる。
また、特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄が変動後、大当たり図柄で停止した場合、及び、第1大入賞口31に入ったパチンコ球が1/10の確率で回転部材36の切欠凹部36Bに保留された場合には、所定時間内にゲート25をパチンコ球が通過するように遊技球を発射することが必要になるため、遊技者の技量を生かすことができ、パチンコゲームの興趣を更に増大させることができる。
また、特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄が変動後、大当たり図柄で停止した場合、及び、第1大入賞口31に入ったパチンコ球が1/10の確率で回転部材36の切欠凹部36Bに保留された場合には、ゲート25が所定時間有効になり、この有効なゲート25にパチンコ球が通過した場合に、第2大入賞口38を所定回数開放すればよいため、簡易な制御構成で2種類の遊技を容易に実現できると共に、信頼性の高い遊技を提供することができる。
また、特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄が変動後、大当たり図柄で停止表示された場合には、ゲート25が所定時間(例えば、10秒間)に限り有効になるが、この有効なゲート25にパチンコ球が通過しなかった場合には、ゲート25を無効とし、第2大入賞口38は閉塞した状態となるため、このゲート25への入賞確率を釘調整等によって調整することによって、第2大入賞口38の所定回数の開放(特別遊技状態)の付与の確率を更に正確に制御することができるため、遊技者と遊技店との利益バランスを容易に図ることができる。
更に、ゲート25は、パチンコ球が上方から下方に通過するゲートで構成されると共に、第2大入賞口38の上方に配設されているため、大当たり又は条件大当たりが抽選された場合には、遊技者は、この有効なゲート25に遊技球が入るように操作ハンドル10を操作することによって同時に第2大入賞口38に遊技球が入賞するように操作することができ、遊技者の技量を更に生かすことができ、パチンコゲームの興趣をより増大させることができる。
2 遊技盤
18 特別図柄表示装置
19 液晶表示器
23 第1始動口
23A 第1始動口センサ
24 振り分け役物
25 ゲート
25A 第2始動口センサ
30、37 開閉扉
30A 第1開閉ソレノイド
31 第1大入賞口
36 回転部材
36A 凹部
36B 切欠凹部
37A 第2開閉ソレノイド
38 第2大入賞口
38A 第2大入賞口センサ
39 特別入賞装置
42 出口
43 空間部
44 パチンコ球通路
44A 切欠部
45 第1検出センサ
46 主基板
47 当たり入賞口
48 排出口
461 CPU
462 ROM
463 RAM
Claims (4)
- 遊技領域に設けられて変動図柄表示部に変動図柄を表示する変動図柄表示手段と、
遊技領域に設けられる第1始動口と、
遊技領域に設けられる第2始動口と、
遊技領域に設けられて通常時には閉塞される開閉可能な第1大入賞口と、
遊技領域に設けられて当たり入賞口と排出口とを有して前記第1大入賞口に入賞した遊技球を所定確率で前記当たり入賞口に案内可能な振り分け役物と、
前記当たり入賞口への入賞を検出する第1検出手段と、
遊技領域に設けられて通常時には閉塞される開閉可能な第2大入賞口と、
通常遊技状態において前記第1始動口への入賞情報に基づいて第1大当たり又は第2大当たりを抽選する大当たり抽選手段と、
前記大当たり抽選手段によって第1大当たり又は第2大当たりが抽選されたか否かを判定する第1大当たり判定手段と、
複数種類の第1大当たり図柄の中から一の第1大当たり図柄の選択と、複数種類の第2大当たり図柄の中から一の第2大当たり図柄の選択をする大当たり図柄選択手段と、
前記第1始動口への入賞情報に基づいて前記変動図柄を変動させると共に、前記第1大当たり判定手段によって第1大当たりが抽選されたと判定された場合には、該変動図柄が変動後、前記大当たり図柄選択手段によって選択された第1大当たり図柄で揃って停止するように表示制御して、前記第1大当たり判定手段によって第2大当たりが抽選されたと判定された場合には、該変動図柄が変動後、前記大当たり図柄選択手段によって選択された第2大当たり図柄で揃って停止するように表示制御する表示制御手段と、
前記変動図柄が変動後、前記第1大当たり図柄で揃って停止した場合には、前記第2始動口への入賞情報を所定の第1時間に限り有効な入賞情報とし、該第2始動口の有効な入賞情報があった場合には、前記第2大入賞口が複数回開放可能となり、その第2大入賞口から容易に遊技球が入賞できる特別遊技状態となるように制御する第1特別遊技制御手段と、
前記変動図柄が変動後、前記第2大当たり図柄で揃って停止した場合には、前記第1大入賞口が所定の第2時間は開放された状態となる特典遊技状態を付与する特典遊技付与手段と、
前記第1検出手段を介して当たり入賞口への入賞を検出した場合には、第3大当たりが抽選されたと判定する第2大当たり判定手段と、
前記第2大当たり判定手段によって第3大当たりが抽選されたと判定された場合には、前記第2始動口への入賞情報を所定の第1時間に限り有効な入賞情報とし、該第2始動口の有効な入賞情報があった場合には、前記第2大入賞口が複数回開放可能となり、その第2大入賞口から容易に遊技球が入賞できる特別遊技状態となるように制御する第2特別遊技制御手段と、
を備えたことを特徴とするパチンコ機。 - 前記第2特別遊技制御手段は、前記第3大当たりが抽選されない場合には、前記第2始動口への入賞情報は無効な入賞情報とし、前記第2大入賞口が閉塞した状態になるように制御することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
- 前記第1特別遊技制御手段は、前記所定の第1時間内に第2始動口の有効な入賞情報が無かった場合には、該所定の第1時間経過後、この第2始動口への入賞情報は無効な入賞情報とし、前記第2大入賞口が閉塞した状態になるように制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパチンコ機。
- 前記第2始動口は、遊技球が上方から下方に通過するゲートで構成されると共に、前記第2大入賞口の上方に配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパチンコ機。
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