JP2000084123A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
ゴルフクラブヘッドInfo
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- JP2000084123A JP2000084123A JP10261045A JP26104598A JP2000084123A JP 2000084123 A JP2000084123 A JP 2000084123A JP 10261045 A JP10261045 A JP 10261045A JP 26104598 A JP26104598 A JP 26104598A JP 2000084123 A JP2000084123 A JP 2000084123A
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B53/00—Golf clubs
- A63B53/02—Joint structures between the head and the shaft
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B60/00—Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63B—APPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
- A63B60/00—Details or accessories of golf clubs, bats, rackets or the like
- A63B60/02—Ballast means for adjusting the centre of mass
Abstract
(57)【要約】
【課題】 重量バラツキの調整、重心位置の画一的変
更、及び、シャフト取付位置の調整を可能にするゴルフ
クラブヘッドを提供する。 【解決手段】 ゴルフクラブ用シャフト９の先端部が挿
入されるホーゼル部Ｈ１がその下端部内側に底壁２を備
えている。底壁２にバランス調整ネジ５、８が螺合され
ている。
更、及び、シャフト取付位置の調整を可能にするゴルフ
クラブヘッドを提供する。 【解決手段】 ゴルフクラブ用シャフト９の先端部が挿
入されるホーゼル部Ｈ１がその下端部内側に底壁２を備
えている。底壁２にバランス調整ネジ５、８が螺合され
ている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブヘッ
ド、特に、中空メタルヘッドに関する。
ド、特に、中空メタルヘッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】通常、ゴルフクラブ用中空メタルヘッド
は、クラウン部、フェイス部、ソール部及びホーゼル部
の４つの部材から構成されている。
は、クラウン部、フェイス部、ソール部及びホーゼル部
の４つの部材から構成されている。
【０００３】図６は、従来の中空メタルヘッドの部分断
面図である。このメタルヘッドＰ１は、クラウン部Ｃ
２、フェイス部（図示せず）、ソール部Ｓ２及びホーゼ
ル部Ｈ２から構成されており、このホーゼル部Ｈ２は、
斜め上方に向かって開放されたシャフト挿入穴１０を有
しており、その下端は底壁１１によって閉塞されてい
る。従って、メタルヘッドＰ１においては、クラウン部
Ｃ２、フェイス部（図示せず）及びソール部Ｓ２によっ
て限定された空間部１２と、ホーゼル部Ｈ２の内部１３
とは、上記底壁１１によって相互に隔離されている。こ
のホーゼル部Ｈ２のシャフト挿入穴１０には、ゴルフク
ラブ用シャフト９の先端部が挿入され、これに固定され
る。上述した従来のメタルヘッドＰ１を、以下、「先行
技術１」という。
面図である。このメタルヘッドＰ１は、クラウン部Ｃ
２、フェイス部（図示せず）、ソール部Ｓ２及びホーゼ
ル部Ｈ２から構成されており、このホーゼル部Ｈ２は、
斜め上方に向かって開放されたシャフト挿入穴１０を有
しており、その下端は底壁１１によって閉塞されてい
る。従って、メタルヘッドＰ１においては、クラウン部
Ｃ２、フェイス部（図示せず）及びソール部Ｓ２によっ
て限定された空間部１２と、ホーゼル部Ｈ２の内部１３
とは、上記底壁１１によって相互に隔離されている。こ
のホーゼル部Ｈ２のシャフト挿入穴１０には、ゴルフク
ラブ用シャフト９の先端部が挿入され、これに固定され
る。上述した従来のメタルヘッドＰ１を、以下、「先行
技術１」という。
【０００４】図７は、従来の他の中空メタルヘッドの部
分断面図である。このメタルヘッドＰ２は、クラウン部
Ｃ３、フェイス部（図示せず）、ソール部Ｓ３及びホー
ゼル部Ｈ３から構成されており、このホーゼル部Ｈ３
は、斜め上方に向かって開放されたシャフト挿入穴１４
を有しており、その下端には、貫通孔１５ａを有する底
壁１５が形成されている。従って、メタルヘッドＰ２に
おいては、クラウン部Ｃ３、フェイス部（図示せず）及
びソール部Ｓ３によって限定された空間部１６と、ホー
ゼル部Ｈ３の内部１７とは、上記底壁１５の貫通孔１５
ａを介して相互に連通している。このホーゼル部Ｈ３の
シャフト挿入穴１４には、ゴルフクラブ用シャフト９の
先端部が挿入され、これに固定される。上述した従来の
メタルヘッドＰ２を、以下、「先行技術２」という。
分断面図である。このメタルヘッドＰ２は、クラウン部
Ｃ３、フェイス部（図示せず）、ソール部Ｓ３及びホー
ゼル部Ｈ３から構成されており、このホーゼル部Ｈ３
は、斜め上方に向かって開放されたシャフト挿入穴１４
を有しており、その下端には、貫通孔１５ａを有する底
壁１５が形成されている。従って、メタルヘッドＰ２に
おいては、クラウン部Ｃ３、フェイス部（図示せず）及
びソール部Ｓ３によって限定された空間部１６と、ホー
ゼル部Ｈ３の内部１７とは、上記底壁１５の貫通孔１５
ａを介して相互に連通している。このホーゼル部Ｈ３の
シャフト挿入穴１４には、ゴルフクラブ用シャフト９の
先端部が挿入され、これに固定される。上述した従来の
メタルヘッドＰ２を、以下、「先行技術２」という。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常、
ゴルフクラブヘッドを製造する際に、その重量のバラツ
キを生ずるが、先行技術１及び２においては、このバラ
ツキを調整することはできず、更に、ヘッドの重心位置
を画一的に変更することは不可能である。しかも、シャ
フト９は、その先端をホーゼル部Ｈ２、Ｈ３の底壁１
１、１５に当接した状態で、ホーゼル部Ｈ２、Ｈ３に接
着剤等を用いて固定されるため、ホーゼル部Ｈ２、Ｈ３
に対するシャフト９の取付位置を調整することはできな
い。
ゴルフクラブヘッドを製造する際に、その重量のバラツ
キを生ずるが、先行技術１及び２においては、このバラ
ツキを調整することはできず、更に、ヘッドの重心位置
を画一的に変更することは不可能である。しかも、シャ
フト９は、その先端をホーゼル部Ｈ２、Ｈ３の底壁１
１、１５に当接した状態で、ホーゼル部Ｈ２、Ｈ３に接
着剤等を用いて固定されるため、ホーゼル部Ｈ２、Ｈ３
に対するシャフト９の取付位置を調整することはできな
い。
【０００６】しかも、先行技術１においては、クラウン
部Ｃ２、フェイス部（図示せず）及びソール部Ｓ２によ
って限定された空間部１２と、ホーゼル部Ｈ２の内部１
３とは、底壁１１によって相互に隔離されている。従っ
て、ゴルフクラブヘッドの製造において、例えば、クラ
ウン部Ｃ２、フェイス部（図示せず）及びホーゼル部Ｈ
２を一体成形したクラブ本体を成形し、次いで、これに
ソール部Ｓ２を溶接する工程を採用した場合には、溶接
ビードの形成時に、その一部が溶融状態において分離
し、固化して、上記空間部１２内に自由移動可能な金属
片が形成される可能性があるが、この空間部１２は外部
と遮断されているので、ヘッド内部を清掃することがで
きず、上記金属片を外部に排出することはできない。ヘ
ッド内部における金属片の残留は、ゴルフクラブヘッド
の使用時における音鳴りの要因となる。
部Ｃ２、フェイス部（図示せず）及びソール部Ｓ２によ
って限定された空間部１２と、ホーゼル部Ｈ２の内部１
３とは、底壁１１によって相互に隔離されている。従っ
て、ゴルフクラブヘッドの製造において、例えば、クラ
ウン部Ｃ２、フェイス部（図示せず）及びホーゼル部Ｈ
２を一体成形したクラブ本体を成形し、次いで、これに
ソール部Ｓ２を溶接する工程を採用した場合には、溶接
ビードの形成時に、その一部が溶融状態において分離
し、固化して、上記空間部１２内に自由移動可能な金属
片が形成される可能性があるが、この空間部１２は外部
と遮断されているので、ヘッド内部を清掃することがで
きず、上記金属片を外部に排出することはできない。ヘ
ッド内部における金属片の残留は、ゴルフクラブヘッド
の使用時における音鳴りの要因となる。
【０００７】一方、先行技術２においては、ホーゼル部
Ｈ３の底壁１５に貫通孔１５ａが形成されているため、
ゴルフクラブヘッドの組立て後に、上記貫通孔１５ａを
通して、ヘッド内部を清掃して、上記金属片を除去する
ことができる。しかしながら、貫通孔１５ａのホーゼル
部Ｈ３側周縁は、ほぼ直角な段部を形成しているので、
ヘッド内部を清掃するためのホースを貫通孔１５ａ内に
挿入し難く、清掃作業が煩雑になる傾向がある。しか
も、ホーゼル部Ｈ３にシャフト９を固定するための接着
剤が上記貫通孔１５ａを通って、ヘッド内に浸入し、そ
こにおいて固化して、塊を形成する虞がある。このよう
に形成される塊は、ゴルフクラブヘッドの使用時におけ
る音鳴りの要因となる。更に、シャフト９の後端部に取
り付けられるグリップの後端には、空気孔が形成されて
おり、この空気孔からシャフト９内に浸入した水が、上
記貫通孔１４を通って、ヘッド内に浸入する虞もある。
Ｈ３の底壁１５に貫通孔１５ａが形成されているため、
ゴルフクラブヘッドの組立て後に、上記貫通孔１５ａを
通して、ヘッド内部を清掃して、上記金属片を除去する
ことができる。しかしながら、貫通孔１５ａのホーゼル
部Ｈ３側周縁は、ほぼ直角な段部を形成しているので、
ヘッド内部を清掃するためのホースを貫通孔１５ａ内に
挿入し難く、清掃作業が煩雑になる傾向がある。しか
も、ホーゼル部Ｈ３にシャフト９を固定するための接着
剤が上記貫通孔１５ａを通って、ヘッド内に浸入し、そ
こにおいて固化して、塊を形成する虞がある。このよう
に形成される塊は、ゴルフクラブヘッドの使用時におけ
る音鳴りの要因となる。更に、シャフト９の後端部に取
り付けられるグリップの後端には、空気孔が形成されて
おり、この空気孔からシャフト９内に浸入した水が、上
記貫通孔１４を通って、ヘッド内に浸入する虞もある。
【０００８】本発明の目的は、重量バラツキの調整、重
心位置の画一的変更、及び、シャフト取付位置の調整を
可能にするゴルフクラブヘッドを提供することにある。
心位置の画一的変更、及び、シャフト取付位置の調整を
可能にするゴルフクラブヘッドを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項１の本発明は、ゴルフクラブ用シャフト
（９）の先端部が挿入されるホーゼル部（Ｈ１）がその
下端部内側に底壁（２）を備えているゴルフクラブヘッ
ドにおいて、前記底壁（２）にバランス調整ネジ（５、
８）が螺合されていることを特徴とする。
ために、請求項１の本発明は、ゴルフクラブ用シャフト
（９）の先端部が挿入されるホーゼル部（Ｈ１）がその
下端部内側に底壁（２）を備えているゴルフクラブヘッ
ドにおいて、前記底壁（２）にバランス調整ネジ（５、
８）が螺合されていることを特徴とする。
【００１０】上述した課題の解決に加えて、ヘッド内の
清掃を可能にするために、請求項２の本発明は、請求項
１のゴルフクラブヘッドにおいて、前記バランス調整ネ
ジ（５、８）を螺合するために前記底壁（２）に形成さ
れたネジ孔（２ａ）が前記底壁（２）を貫通して、クラ
ウン部（Ｃ１）、フェイス部（Ｆ）及びソール部（Ｓ
１）によって限定された空間部（３）を前記ホーゼル部
（Ｈ１）の内部（４）に連通していることを特徴とす
る。
清掃を可能にするために、請求項２の本発明は、請求項
１のゴルフクラブヘッドにおいて、前記バランス調整ネ
ジ（５、８）を螺合するために前記底壁（２）に形成さ
れたネジ孔（２ａ）が前記底壁（２）を貫通して、クラ
ウン部（Ｃ１）、フェイス部（Ｆ）及びソール部（Ｓ
１）によって限定された空間部（３）を前記ホーゼル部
（Ｈ１）の内部（４）に連通していることを特徴とす
る。
【００１１】上述した課題の解決に加えて、ヘッド内の
清掃を容易にするために、請求項３の本発明は、請求項
２のゴルフクラブヘッドにおいて、前記ネジ孔（２ａ）
の前記ホーゼル部（Ｈ１）側周縁にテーパ部（２ｂ）が
形成されていることを特徴とする。
清掃を容易にするために、請求項３の本発明は、請求項
２のゴルフクラブヘッドにおいて、前記ネジ孔（２ａ）
の前記ホーゼル部（Ｈ１）側周縁にテーパ部（２ｂ）が
形成されていることを特徴とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第１実施形態によ
るゴルフクラブヘッドを図１乃至図３を参照して以下に
説明する。図１乃至図３に示されたゴルフクラブヘッド
Ａは、従来のウッドクラブヘッドに代わる中空メタルヘ
ッドとして形成されたもので、クラウン部Ｃ１、フェイ
ス部Ｆ、ソール部Ｓ１及びホーゼル部Ｈ１とから構成さ
れている。
るゴルフクラブヘッドを図１乃至図３を参照して以下に
説明する。図１乃至図３に示されたゴルフクラブヘッド
Ａは、従来のウッドクラブヘッドに代わる中空メタルヘ
ッドとして形成されたもので、クラウン部Ｃ１、フェイ
ス部Ｆ、ソール部Ｓ１及びホーゼル部Ｈ１とから構成さ
れている。
【００１３】ホーゼル部Ｈ１は、図２に示すように、斜
め上方に向かって開放されたシャフト挿入穴１を有して
いる。このシャフト挿入穴１の下端には、ネジ孔２ａを
有する底壁２が形成されている。ネジ孔２ａは、シャフ
ト挿入穴１と同軸に配置されており、ネジ孔２ａの内径
は、シャフト挿入穴１の内径よりも僅かに小さい。従っ
て、クラウン部Ｃ１、フェイス部Ｆ及びソール部Ｓ１に
よって限定された空間部３と、ホーゼル部Ｈ１の内部４
とは、上記底壁２のネジ孔２ａを介して相互に連通して
いる。
め上方に向かって開放されたシャフト挿入穴１を有して
いる。このシャフト挿入穴１の下端には、ネジ孔２ａを
有する底壁２が形成されている。ネジ孔２ａは、シャフ
ト挿入穴１と同軸に配置されており、ネジ孔２ａの内径
は、シャフト挿入穴１の内径よりも僅かに小さい。従っ
て、クラウン部Ｃ１、フェイス部Ｆ及びソール部Ｓ１に
よって限定された空間部３と、ホーゼル部Ｈ１の内部４
とは、上記底壁２のネジ孔２ａを介して相互に連通して
いる。
【００１４】上述した底壁２において、ネジ孔２ａのホ
ーゼル部Ｈ１側周縁には、図３に示すように、テーパ部
２ｂが形成されている。従って、ホーゼル部Ｈ１のシャ
フト挿入穴１を限定する内周面は、このテーパ部２ｂを
介して、ネジ孔２ａに滑らかに接続されている。
ーゼル部Ｈ１側周縁には、図３に示すように、テーパ部
２ｂが形成されている。従って、ホーゼル部Ｈ１のシャ
フト挿入穴１を限定する内周面は、このテーパ部２ｂを
介して、ネジ孔２ａに滑らかに接続されている。
【００１５】このネジ孔２ａには、バランス調整ネジ５
が螺合されている。即ち、バランス調整ネジ５は、一端
に頭部６を有しており、この頭部６がシャフト挿入穴１
内に配置されるようにして、ネジ孔２ａに螺合されてい
る。このバランス調整ネジ５は、例えば、タングステ
ン、銅、真鍮、鉄等の比較的比重の大きい材料や、アル
ミニウム、プラスチック等の比較的比重の小さい材料か
ら成形される。即ち、重量バラツキの調整や、重心位置
の変更に鑑みて、これ等の材料中の最も適切なものから
成形されたバランス調整ネジ５を使用する。
が螺合されている。即ち、バランス調整ネジ５は、一端
に頭部６を有しており、この頭部６がシャフト挿入穴１
内に配置されるようにして、ネジ孔２ａに螺合されてい
る。このバランス調整ネジ５は、例えば、タングステ
ン、銅、真鍮、鉄等の比較的比重の大きい材料や、アル
ミニウム、プラスチック等の比較的比重の小さい材料か
ら成形される。即ち、重量バラツキの調整や、重心位置
の変更に鑑みて、これ等の材料中の最も適切なものから
成形されたバランス調整ネジ５を使用する。
【００１６】次に、上述したゴルフクラブヘッドＡの製
造方法を以下に説明する。先ず、クラウン部Ｃ１、フェ
イス部Ｆ、及び、ネジ孔２ａを有する底壁２を備えたホ
ーゼル部Ｈ１を一体成形したクラブ本体を成形し、そし
て、これとは別体のソール部Ｓ１を形成する。このクラ
ブ本体及びソール部Ｓ１を形成する際に、鍛造及び鋳造
の何れの方法を採用してもよい。次いで、上記クラブ本
体の開放された下端周縁にソール部Ｓ１を溶接する。
造方法を以下に説明する。先ず、クラウン部Ｃ１、フェ
イス部Ｆ、及び、ネジ孔２ａを有する底壁２を備えたホ
ーゼル部Ｈ１を一体成形したクラブ本体を成形し、そし
て、これとは別体のソール部Ｓ１を形成する。このクラ
ブ本体及びソール部Ｓ１を形成する際に、鍛造及び鋳造
の何れの方法を採用してもよい。次いで、上記クラブ本
体の開放された下端周縁にソール部Ｓ１を溶接する。
【００１７】次いで、ホーゼル部Ｈ１のシャフト挿入穴
１及びその底壁２におけるネジ孔２ａを通して、ヘッド
内部にこれを清掃するためのホース（図示せず）を挿入
し、これによってヘッド内部を清掃する。ホーゼル部Ｈ
１のシャフト挿入穴１を限定する内周面は、テーパ部２
ｂを介して、ネジ孔２ａに滑らかに接続されているた
め、上述したホースのネジ孔２ａ内への挿入は極めて容
易に行われる。
１及びその底壁２におけるネジ孔２ａを通して、ヘッド
内部にこれを清掃するためのホース（図示せず）を挿入
し、これによってヘッド内部を清掃する。ホーゼル部Ｈ
１のシャフト挿入穴１を限定する内周面は、テーパ部２
ｂを介して、ネジ孔２ａに滑らかに接続されているた
め、上述したホースのネジ孔２ａ内への挿入は極めて容
易に行われる。
【００１８】次いで、ホーゼル部Ｈ１のシャフト挿入穴
１内にバランス調整ネジ５を挿入し、そして、これを底
壁２のネジ孔２ａに螺合する。これによって、重量バラ
ツキの調整及び重心位置の変更が行われる。即ち、適切
な材料からなるバランス調整ネジ５を使用することによ
って、ゴルフクラブヘッドＡ全体の重量バラツキの調整
が行われ、バランス調整ネジ５の螺合量を調節すること
によって、重心位置の変更が行われる。例えば、ゴルフ
クラブヘッドＡの重心位置を高くしたい場合には、バラ
ンス調整ネジ５の螺合量を少なくして、当該ネジ５その
ものの取付位置を上方に維持する。一方、ゴルフクラブ
ヘッドＡの重心位置を低くしたい場合には、バランス調
整ネジ５の螺合量を多くして、当該ネジ５そのものの取
付位置を下方に維持する。このようなゴルフクラブヘッ
ドＡの重心位置の変更は、プレーヤーの好みに応じたボ
ールの弾道を実現し、例えば、高弾道用ヘッド、低弾道
用ヘッドの提供を可能にする。
１内にバランス調整ネジ５を挿入し、そして、これを底
壁２のネジ孔２ａに螺合する。これによって、重量バラ
ツキの調整及び重心位置の変更が行われる。即ち、適切
な材料からなるバランス調整ネジ５を使用することによ
って、ゴルフクラブヘッドＡ全体の重量バラツキの調整
が行われ、バランス調整ネジ５の螺合量を調節すること
によって、重心位置の変更が行われる。例えば、ゴルフ
クラブヘッドＡの重心位置を高くしたい場合には、バラ
ンス調整ネジ５の螺合量を少なくして、当該ネジ５その
ものの取付位置を上方に維持する。一方、ゴルフクラブ
ヘッドＡの重心位置を低くしたい場合には、バランス調
整ネジ５の螺合量を多くして、当該ネジ５そのものの取
付位置を下方に維持する。このようなゴルフクラブヘッ
ドＡの重心位置の変更は、プレーヤーの好みに応じたボ
ールの弾道を実現し、例えば、高弾道用ヘッド、低弾道
用ヘッドの提供を可能にする。
【００１９】このように、重量バラツキの調整及び重心
位置の変更に鑑みて、バランス調整ネジ５の取付位置を
適切に設定した後に、ホーゼル部Ｈ１のシャフト挿入穴
１内にシャフト９の先端を挿入し、これをホーゼル部Ｈ
１に接着する。この際、シャフト９の先端はバランス調
整ネジ５の頭部６に当接し、このバランス調整ネジ５の
取付位置は上述したようにその螺合量を調整することに
よって変更可能である。従って、バランス調整ネジ５の
取付位置に応じて、シャフト９の取付位置を調整するこ
とができる。勿論、バランス調整ネジ５とシャフト９の
先端との間に、適宜のスペーサを配置することによっ
て、シャフト９の取付位置を変更することも可能であ
る。このようなシャフト９の取付位置の変更は、シャフ
ト９の切断時に生ずるその長さのバラツキの修正、及
び、ホーゼル部Ｈ１の成形時に生ずるシャフト挿入穴１
の深さのバラツキの修正を可能にし、もって、適切な長
さを有するゴルフクラブを容易に製造することができ
る。
位置の変更に鑑みて、バランス調整ネジ５の取付位置を
適切に設定した後に、ホーゼル部Ｈ１のシャフト挿入穴
１内にシャフト９の先端を挿入し、これをホーゼル部Ｈ
１に接着する。この際、シャフト９の先端はバランス調
整ネジ５の頭部６に当接し、このバランス調整ネジ５の
取付位置は上述したようにその螺合量を調整することに
よって変更可能である。従って、バランス調整ネジ５の
取付位置に応じて、シャフト９の取付位置を調整するこ
とができる。勿論、バランス調整ネジ５とシャフト９の
先端との間に、適宜のスペーサを配置することによっ
て、シャフト９の取付位置を変更することも可能であ
る。このようなシャフト９の取付位置の変更は、シャフ
ト９の切断時に生ずるその長さのバラツキの修正、及
び、ホーゼル部Ｈ１の成形時に生ずるシャフト挿入穴１
の深さのバラツキの修正を可能にし、もって、適切な長
さを有するゴルフクラブを容易に製造することができ
る。
【００２０】また、ホーゼル部Ｈ１の底部２のネジ孔２
ａはバランス調整ネジ５によって閉塞される。従って、
ホーゼル部Ｈ１にシャフト９を固定するための接着剤が
ヘッド内部に浸入することがなく、その結果、ヘッド内
部への接着剤の浸入に起因する音鳴りが未然に防止され
る。
ａはバランス調整ネジ５によって閉塞される。従って、
ホーゼル部Ｈ１にシャフト９を固定するための接着剤が
ヘッド内部に浸入することがなく、その結果、ヘッド内
部への接着剤の浸入に起因する音鳴りが未然に防止され
る。
【００２１】次に、本発明の第２実施形態によるゴルフ
クラブヘッドを図４を参照して以下に説明する。このゴ
ルフクラブヘッドＢは、バランス調整ネジ５が逆向き螺
合され、当該ネジ５とシャフト９との間にプレート７が
配置されていることを除き、第１実施形態によるゴルフ
クラブヘッドＡと同一である。従って、同一の構成要素
に同一の符号を付し、その説明を省略する。
クラブヘッドを図４を参照して以下に説明する。このゴ
ルフクラブヘッドＢは、バランス調整ネジ５が逆向き螺
合され、当該ネジ５とシャフト９との間にプレート７が
配置されていることを除き、第１実施形態によるゴルフ
クラブヘッドＡと同一である。従って、同一の構成要素
に同一の符号を付し、その説明を省略する。
【００２２】バランス調整ネジ５は、クラウン部、フェ
イス部、及び、ネジ孔２ａを有する底壁２を備えたホー
ゼル部Ｈ１を一体成形したクラブ本体にソール部を溶接
する以前に、クラブ本体の開放された下端からその内部
に挿入され、図４に示すように、頭部６が空間部３内に
位置するように、ホーゼル部Ｈ１における底壁２のネジ
孔２ａに螺合される。
イス部、及び、ネジ孔２ａを有する底壁２を備えたホー
ゼル部Ｈ１を一体成形したクラブ本体にソール部を溶接
する以前に、クラブ本体の開放された下端からその内部
に挿入され、図４に示すように、頭部６が空間部３内に
位置するように、ホーゼル部Ｈ１における底壁２のネジ
孔２ａに螺合される。
【００２３】プレート７は、ホーゼル部Ｈ１のシャフト
挿入穴１の内径よりも僅かに小さい外形を有する円盤状
に形成されている。このプレート７は、バランス調整ネ
ジ５の先端と、シャフト９の先端との間に配置され、シ
ャフト９の取付位置を規制する。このプレート７とし
て、厚さの同一または厚さの異なる複数枚のプレートを
準備し、シャフト９の取付位置の規制範囲を拡大するこ
とも可能である。更に、複数枚の上記プレートをそれぞ
れ比重の異なる材料で形成し、これ等のうちの最も適切
なものを単独で又は組み合わせて使用することにより、
ゴルフクラブヘッドＢの重量バラツキの調整範囲及び重
心位置の変更範囲を更に拡大することも可能である。
挿入穴１の内径よりも僅かに小さい外形を有する円盤状
に形成されている。このプレート７は、バランス調整ネ
ジ５の先端と、シャフト９の先端との間に配置され、シ
ャフト９の取付位置を規制する。このプレート７とし
て、厚さの同一または厚さの異なる複数枚のプレートを
準備し、シャフト９の取付位置の規制範囲を拡大するこ
とも可能である。更に、複数枚の上記プレートをそれぞ
れ比重の異なる材料で形成し、これ等のうちの最も適切
なものを単独で又は組み合わせて使用することにより、
ゴルフクラブヘッドＢの重量バラツキの調整範囲及び重
心位置の変更範囲を更に拡大することも可能である。
【００２４】次に、上述したゴルフクラブヘッドＢの製
造方法を以下に説明する。先ず、上述した第１実施形態
におけると同様に、クラウン部、フェイス部、及び、ネ
ジ孔２ａを有する底壁２を備えたホーゼル部Ｈ１を一体
成形したクラブ本体を成形し、そして、これとは別体の
ソール部を形成する。
造方法を以下に説明する。先ず、上述した第１実施形態
におけると同様に、クラウン部、フェイス部、及び、ネ
ジ孔２ａを有する底壁２を備えたホーゼル部Ｈ１を一体
成形したクラブ本体を成形し、そして、これとは別体の
ソール部を形成する。
【００２５】次いで、バランス調整ネジ５を、上記クラ
ブ本体の開放された下端からその内部に挿入し、頭部６
が空間部３内に位置するように、ホーゼル部Ｈ１におけ
る底壁２のネジ孔２ａに螺合する。これによって、重量
バラツキの調整及び重心位置の変更が行われる。即ち、
適切な材料からなるバランス調整ネジ５を使用すること
によって、ゴルフクラブヘッドＢ全体の重量バラツキの
調整が行われ、バランス調整ネジ５の螺合量を調節する
ことによって、重心位置の変更が行われる。例えば、ゴ
ルフクラブヘッドＢの重心位置を高くしたい場合には、
バランス調整ネジ５の螺合量を多くして、当該ネジ５そ
のものの取付位置を上方に維持する。一方、ゴルフクラ
ブヘッドＢの重心位置を低くしたい場合には、バランス
調整ネジ５の螺合量を少なくして、当該ネジ５そのもの
の取付位置を下方に維持する。このようなゴルフクラブ
ヘッドＢの重心位置の変更は、プレーヤーの好みに応じ
たボールの弾道を実現し、例えば、高弾道用ヘッド、低
弾道用ヘッドの提供を可能にする。
ブ本体の開放された下端からその内部に挿入し、頭部６
が空間部３内に位置するように、ホーゼル部Ｈ１におけ
る底壁２のネジ孔２ａに螺合する。これによって、重量
バラツキの調整及び重心位置の変更が行われる。即ち、
適切な材料からなるバランス調整ネジ５を使用すること
によって、ゴルフクラブヘッドＢ全体の重量バラツキの
調整が行われ、バランス調整ネジ５の螺合量を調節する
ことによって、重心位置の変更が行われる。例えば、ゴ
ルフクラブヘッドＢの重心位置を高くしたい場合には、
バランス調整ネジ５の螺合量を多くして、当該ネジ５そ
のものの取付位置を上方に維持する。一方、ゴルフクラ
ブヘッドＢの重心位置を低くしたい場合には、バランス
調整ネジ５の螺合量を少なくして、当該ネジ５そのもの
の取付位置を下方に維持する。このようなゴルフクラブ
ヘッドＢの重心位置の変更は、プレーヤーの好みに応じ
たボールの弾道を実現し、例えば、高弾道用ヘッド、低
弾道用ヘッドの提供を可能にする。
【００２６】次いで、上記クラブ本体の開放された下端
周縁にソール部を溶接する。
周縁にソール部を溶接する。
【００２７】上述したように、重量バラツキの調整及び
重心位置の変更に鑑みて、バランス調整ネジ５の取付位
置を適切に設定し、ソール部をクラブ本体に溶接した後
に、ホーゼル部Ｈ１のシャフト挿入穴１内にプレート７
を挿入し、これをバランス調整ネジ５の先端に接触させ
る。更に、ホーゼル部Ｈ１のシャフト挿入穴１内にシャ
フト９の先端を挿入し、これをホーゼル部Ｈ１に接着す
る。この際、シャフト９の先端は上記プレート７に当接
し、このプレート７の位置は、バランス調整ネジ５の螺
合量を調整することによって変更可能である。従って、
バランス調整ネジ５の取付位置に応じて、シャフト９の
取付位置を調整することができる。勿論、上記プレート
７を複数枚使用することによって、シャフト９の取付位
置の規制範囲を拡大することも可能である。このような
シャフト９の取付位置の変更は、シャフト９の切断時に
生ずるその長さのバラツキの修正、及び、ホーゼル部Ｈ
１の成形時に生ずるシャフト挿入穴１の深さのバラツキ
の修正を可能にし、もって、適切な長さを有するゴルフ
クラブを容易に製造することができる。
重心位置の変更に鑑みて、バランス調整ネジ５の取付位
置を適切に設定し、ソール部をクラブ本体に溶接した後
に、ホーゼル部Ｈ１のシャフト挿入穴１内にプレート７
を挿入し、これをバランス調整ネジ５の先端に接触させ
る。更に、ホーゼル部Ｈ１のシャフト挿入穴１内にシャ
フト９の先端を挿入し、これをホーゼル部Ｈ１に接着す
る。この際、シャフト９の先端は上記プレート７に当接
し、このプレート７の位置は、バランス調整ネジ５の螺
合量を調整することによって変更可能である。従って、
バランス調整ネジ５の取付位置に応じて、シャフト９の
取付位置を調整することができる。勿論、上記プレート
７を複数枚使用することによって、シャフト９の取付位
置の規制範囲を拡大することも可能である。このような
シャフト９の取付位置の変更は、シャフト９の切断時に
生ずるその長さのバラツキの修正、及び、ホーゼル部Ｈ
１の成形時に生ずるシャフト挿入穴１の深さのバラツキ
の修正を可能にし、もって、適切な長さを有するゴルフ
クラブを容易に製造することができる。
【００２８】また、ホーゼル部Ｈ１の底部２のネジ孔２
ａはバランス調整ネジ５によって閉塞される。従って、
ホーゼル部Ｈ１にシャフト９を固定するための接着剤が
ヘッド内部に浸入することがなく、その結果、ヘッド内
部への接着剤の浸入に起因する音鳴りが未然に防止され
る。
ａはバランス調整ネジ５によって閉塞される。従って、
ホーゼル部Ｈ１にシャフト９を固定するための接着剤が
ヘッド内部に浸入することがなく、その結果、ヘッド内
部への接着剤の浸入に起因する音鳴りが未然に防止され
る。
【００２９】次に、本発明の第３実施形態によるゴルフ
クラブヘッドを図５を参照して以下に説明する。このゴ
ルフクラブヘッドＣは、バランス調整ネジ８が頭部を有
していないことを除き、第２実施形態によるゴルフクラ
ブヘッドＢと同一である。従って、同一の構成要素に同
一の符号を付し、その説明を省略する。
クラブヘッドを図５を参照して以下に説明する。このゴ
ルフクラブヘッドＣは、バランス調整ネジ８が頭部を有
していないことを除き、第２実施形態によるゴルフクラ
ブヘッドＢと同一である。従って、同一の構成要素に同
一の符号を付し、その説明を省略する。
【００３０】バランス調整ネジ８は、図５に示すよう
に、頭部を有しておらず、その代わりに、上端面にドラ
イバー等の工具の先端を挿入するための溝（図示せず）
を有している。
に、頭部を有しておらず、その代わりに、上端面にドラ
イバー等の工具の先端を挿入するための溝（図示せず）
を有している。
【００３１】次に、上述したゴルフクラブヘッドＣの製
造方法を以下に説明する。先ず、上述した第１実施形態
におけると同様に、クラウン部、フェイス部、及び、ネ
ジ孔２ａを有する底壁２を備えたホーゼル部Ｈ１を一体
成形したクラブ本体を成形し、そして、これとは別体の
ソール部を形成する。次いで、上記クラブ本体の開放さ
れた下端周縁にソール部Ｓ１を溶接する。
造方法を以下に説明する。先ず、上述した第１実施形態
におけると同様に、クラウン部、フェイス部、及び、ネ
ジ孔２ａを有する底壁２を備えたホーゼル部Ｈ１を一体
成形したクラブ本体を成形し、そして、これとは別体の
ソール部を形成する。次いで、上記クラブ本体の開放さ
れた下端周縁にソール部Ｓ１を溶接する。
【００３２】次いで、ホーゼル部Ｈ１のシャフト挿入穴
１及びその底壁２におけるネジ孔２ａを通して、ヘッド
内部にこれを清掃するためのホース（図示せず）を挿入
し、これによってヘッド内部を清掃する。ホーゼル部Ｈ
１のシャフト挿入穴１を限定する内周面は、テーパ部２
ｂを介して、ネジ孔２ａに滑らかに接続されているた
め、上述したホースのネジ孔２ａ内への挿入は極めて容
易に行われる。
１及びその底壁２におけるネジ孔２ａを通して、ヘッド
内部にこれを清掃するためのホース（図示せず）を挿入
し、これによってヘッド内部を清掃する。ホーゼル部Ｈ
１のシャフト挿入穴１を限定する内周面は、テーパ部２
ｂを介して、ネジ孔２ａに滑らかに接続されているた
め、上述したホースのネジ孔２ａ内への挿入は極めて容
易に行われる。
【００３３】次いで、ホーゼル部Ｈ１のシャフト挿入穴
１内にバランス調整ネジ８を挿入し、そして、これを底
壁２のネジ孔２ａに螺合する。これによって、重量バラ
ツキの調整及び重心位置の変更が行われる。即ち、適切
な材料からなるバランス調整ネジ８を使用することによ
って、ゴルフクラブヘッドＣ全体の重量バラツキの調整
が行われ、バランス調整ネジ８の螺合量を調節すること
によって、重心位置の変更が行われる。例えば、ゴルフ
クラブヘッドＣの重心位置を高くしたい場合には、バラ
ンス調整ネジ８の螺合量を少なくして、当該ネジ８その
ものの取付位置を上方に維持する。一方、ゴルフクラブ
ヘッドＣの重心位置を低くしたい場合には、バランス調
整ネジ８の螺合量を多くして、当該ネジ８そのものの取
付位置を下方に維持する。このようなゴルフクラブヘッ
ドＣの重心位置の変更は、プレーヤーの好みに応じたボ
ールの弾道を実現し、例えば、高弾道用ヘッド、低弾道
用ヘッドの提供を可能にする。
１内にバランス調整ネジ８を挿入し、そして、これを底
壁２のネジ孔２ａに螺合する。これによって、重量バラ
ツキの調整及び重心位置の変更が行われる。即ち、適切
な材料からなるバランス調整ネジ８を使用することによ
って、ゴルフクラブヘッドＣ全体の重量バラツキの調整
が行われ、バランス調整ネジ８の螺合量を調節すること
によって、重心位置の変更が行われる。例えば、ゴルフ
クラブヘッドＣの重心位置を高くしたい場合には、バラ
ンス調整ネジ８の螺合量を少なくして、当該ネジ８その
ものの取付位置を上方に維持する。一方、ゴルフクラブ
ヘッドＣの重心位置を低くしたい場合には、バランス調
整ネジ８の螺合量を多くして、当該ネジ８そのものの取
付位置を下方に維持する。このようなゴルフクラブヘッ
ドＣの重心位置の変更は、プレーヤーの好みに応じたボ
ールの弾道を実現し、例えば、高弾道用ヘッド、低弾道
用ヘッドの提供を可能にする。
【００３４】このように、重量バラツキの調整及び重心
位置の変更に鑑みて、バランス調整ネジ８の取付位置を
適切に設定した後に、ホーゼル部Ｈ１のシャフト挿入穴
１内にプレート７を挿入し、これをバランス調整ネジ８
の上端に接触させる。更に、ホーゼル部Ｈ１のシャフト
挿入穴１内にシャフト９の先端を挿入し、これをホーゼ
ル部Ｈ１に接着する。この際、シャフト９の先端は上記
プレート７に当接し、このプレート７の位置は、バラン
ス調整ネジ８の螺合量を調整することによって変更可能
である。従って、バランス調整ネジ８の取付位置に応じ
て、シャフト９の取付位置を調整することができる。勿
論、上記プレート７を複数枚使用することによって、シ
ャフト９の取付位置の規制範囲を拡大することも可能で
ある。このようなシャフト９の取付位置の変更は、シャ
フト９の切断時に生ずるその長さのバラツキの修正、及
び、ホーゼル部Ｈ１の成形時に生ずるシャフト挿入穴１
の深さのバラツキの修正を可能にし、もって、適切な長
さを有するゴルフクラブを容易に製造することができ
る。
位置の変更に鑑みて、バランス調整ネジ８の取付位置を
適切に設定した後に、ホーゼル部Ｈ１のシャフト挿入穴
１内にプレート７を挿入し、これをバランス調整ネジ８
の上端に接触させる。更に、ホーゼル部Ｈ１のシャフト
挿入穴１内にシャフト９の先端を挿入し、これをホーゼ
ル部Ｈ１に接着する。この際、シャフト９の先端は上記
プレート７に当接し、このプレート７の位置は、バラン
ス調整ネジ８の螺合量を調整することによって変更可能
である。従って、バランス調整ネジ８の取付位置に応じ
て、シャフト９の取付位置を調整することができる。勿
論、上記プレート７を複数枚使用することによって、シ
ャフト９の取付位置の規制範囲を拡大することも可能で
ある。このようなシャフト９の取付位置の変更は、シャ
フト９の切断時に生ずるその長さのバラツキの修正、及
び、ホーゼル部Ｈ１の成形時に生ずるシャフト挿入穴１
の深さのバラツキの修正を可能にし、もって、適切な長
さを有するゴルフクラブを容易に製造することができ
る。
【００３５】また、ホーゼル部Ｈ１の底部２のネジ孔２
ａはバランス調整ネジ８によって閉塞される。従って、
ホーゼル部Ｈ１にシャフト９を固定するための接着剤が
ヘッド内部に浸入することがなく、その結果、ヘッド内
部への接着剤の浸入に起因する音鳴りが未然に防止され
る。
ａはバランス調整ネジ８によって閉塞される。従って、
ホーゼル部Ｈ１にシャフト９を固定するための接着剤が
ヘッド内部に浸入することがなく、その結果、ヘッド内
部への接着剤の浸入に起因する音鳴りが未然に防止され
る。
【００３６】上述した第１乃至第３実施形態に係るゴル
フクラブヘッドＡ、Ｂ、Ｃにおいては、バランス調整ネ
ジ５、８を螺合するためにホーゼル部Ｈ１の底壁２に形
成されたネジ孔２ａがこの底壁２を貫通して、クラウン
部Ｃ１、フェイス部Ｆ及びソール部Ｓ１によって限定さ
れた空間部３をホーゼル部Ｈ１の内部４に連通している
ものとして説明したが、上記空間部３内の清掃を行う必
要がない場合には、上記ネジ孔２ａはこの底壁２を貫通
しなくてもよい。
フクラブヘッドＡ、Ｂ、Ｃにおいては、バランス調整ネ
ジ５、８を螺合するためにホーゼル部Ｈ１の底壁２に形
成されたネジ孔２ａがこの底壁２を貫通して、クラウン
部Ｃ１、フェイス部Ｆ及びソール部Ｓ１によって限定さ
れた空間部３をホーゼル部Ｈ１の内部４に連通している
ものとして説明したが、上記空間部３内の清掃を行う必
要がない場合には、上記ネジ孔２ａはこの底壁２を貫通
しなくてもよい。
【００３７】また、第１乃至第３実施形態に係るゴルフ
クラブヘッドＡ、Ｂ、Ｃは、従来のウッドクラブヘッド
に代わる中空メタルヘッドとして形成されたものとして
説明したが、本発明は、中空アイアンメタルヘッドに適
用することも可能である。
クラブヘッドＡ、Ｂ、Ｃは、従来のウッドクラブヘッド
に代わる中空メタルヘッドとして形成されたものとして
説明したが、本発明は、中空アイアンメタルヘッドに適
用することも可能である。
【００３８】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、請求項１
に記載したように、ホーゼル部の下端部内側における底
壁にバランス調整ネジが螺合されているので、重量バラ
ツキの調整、重心位置の画一的変更、及び、シャフト取
付位置の調整を容易に行うことができる。
に記載したように、ホーゼル部の下端部内側における底
壁にバランス調整ネジが螺合されているので、重量バラ
ツキの調整、重心位置の画一的変更、及び、シャフト取
付位置の調整を容易に行うことができる。
【００３９】請求項１のゴルフクラブヘッドにおいて、
請求項２に記載したように、前記バランス調整ネジを螺
合するために前記底壁に形成されたネジ孔が前記底壁を
貫通して、クラウン部、フェイス部及びソール部によっ
て限定された空間部を前記ホーゼル部の内部に連通する
ように構成すれば、上記空間部内の清掃を容易に行うこ
とができる。
請求項２に記載したように、前記バランス調整ネジを螺
合するために前記底壁に形成されたネジ孔が前記底壁を
貫通して、クラウン部、フェイス部及びソール部によっ
て限定された空間部を前記ホーゼル部の内部に連通する
ように構成すれば、上記空間部内の清掃を容易に行うこ
とができる。
【００４０】請求項２のゴルフクラブヘッドにおいて、
請求項３に記載したように、前記ネジ孔の前記ホーゼル
部側周縁にテーパ部を形成すれば、上記空間部内の清掃
のためのホースを上記ネジ孔に極めて容易に挿入するこ
とができ、これによって、空間部の清掃の容易化を図る
ことが可能である。
請求項３に記載したように、前記ネジ孔の前記ホーゼル
部側周縁にテーパ部を形成すれば、上記空間部内の清掃
のためのホースを上記ネジ孔に極めて容易に挿入するこ
とができ、これによって、空間部の清掃の容易化を図る
ことが可能である。
【図１】本発明の第１実施形態に係るゴルフクラブヘッ
ドの正面図。
ドの正面図。
【図２】図１のゴルフクラブヘッドの部分断面図。
【図３】図２の要部拡大断面図。
【図４】本発明の第２実施形態に係るゴルフクラブヘッ
ドの要部拡大断面図。
ドの要部拡大断面図。
【図５】本発明の第３実施形態に係るゴルフクラブヘッ
ドの要部拡大断面図。
ドの要部拡大断面図。
【図６】従来のゴルフクラブヘッドの部分断面図。
【図７】他の従来のゴルフクラブヘッドの部分断面図。
Ａ 本発明の第１実施形態に係るゴルフクラブヘッド Ｂ 本発明の第２実施形態に係るゴルフクラブヘッド Ｃ 本発明の第３実施形態に係るゴルフクラブヘッド Ｐ１ 従来のゴルフクラブヘッド Ｐ２ 他の従来のゴルフクラブヘッド Ｃ１ クラウン部 Ｆ フェイス部 Ｓ１ ソール部 Ｈ１ ホーゼル部 ２ 底壁 ２ａ ネジ孔 ２ｂ テーパ部 ３ 空間部 ４ ホーゼル部の内部 ５、８ バランス調整ネジ ９ ゴルフクラブ用シャフト
Claims (3)
- 【請求項１】 ゴルフクラブ用シャフトの先端部が挿入
されるホーゼル部がその下端部内側に底壁を備えている
ゴルフクラブヘッドにおいて、 前記底壁にバランス調整ネジが螺合されていることを特
徴とするゴルフクラブヘッド。 - 【請求項２】 前記バランス調整ネジを螺合するために
前記底壁に形成されたネジ孔が前記底壁を貫通して、ク
ラウン部、フェイス部及びソール部によって限定された
空間部を前記ホーゼル部の内部に連通していることを特
徴とする請求項１記載のゴルフクラブヘッド。 - 【請求項３】 前記ネジ孔の前記ホーゼル部側周縁にテ
ーパ部が形成されていることを特徴とする請求項２記載
のゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10261045A JP2000084123A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | ゴルフクラブヘッド |
| US09/373,210 US6287214B1 (en) | 1998-09-16 | 1999-08-12 | Golf club head |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10261045A JP2000084123A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | ゴルフクラブヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000084123A true JP2000084123A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17356300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10261045A Pending JP2000084123A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | ゴルフクラブヘッド |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6287214B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000084123A (ja) |
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