JPH0999121A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
ゴルフクラブヘッドInfo
- Publication number
- JPH0999121A JPH0999121A JP7287918A JP28791895A JPH0999121A JP H0999121 A JPH0999121 A JP H0999121A JP 7287918 A JP7287918 A JP 7287918A JP 28791895 A JP28791895 A JP 28791895A JP H0999121 A JPH0999121 A JP H0999121A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sole
- thickness
- main body
- head
- club head
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ソール部分の全体の重量は増大させず、本体
部分とソール部分との溶接を確実に行えるようにする。 【解決手段】 ソール部分１とその他の本体部分２とを
別体に製造し、ソール部分１の周縁部１１を本体部分２
に溶接して一体化される金属製のウッド系ゴルフクラブ
ヘッドにおいて、ヘッド重量を軽くするためにソール部
分１の周縁部１１を除く中央部１２の肉厚を１mm以下に
形成し、ソール部分１の周縁部１１の肉厚を中央部１２
の肉厚よりも厚く形成した。
部分とソール部分との溶接を確実に行えるようにする。 【解決手段】 ソール部分１とその他の本体部分２とを
別体に製造し、ソール部分１の周縁部１１を本体部分２
に溶接して一体化される金属製のウッド系ゴルフクラブ
ヘッドにおいて、ヘッド重量を軽くするためにソール部
分１の周縁部１１を除く中央部１２の肉厚を１mm以下に
形成し、ソール部分１の周縁部１１の肉厚を中央部１２
の肉厚よりも厚く形成した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ソール部分とそ
の他の本体部分とを別体に製造し、ソール部分の周縁部
を本体部分に溶接して一体化される金属製のウッド系ゴ
ルフクラブヘッドに関する。
の他の本体部分とを別体に製造し、ソール部分の周縁部
を本体部分に溶接して一体化される金属製のウッド系ゴ
ルフクラブヘッドに関する。
【０００２】
【従来の技術】金属製ウッド系のゴルフクラブヘッド
は、メタルウッドあるいはメタルヘッドと呼ばれ、今や
パーシモンヘッドに替わって主流をなし、使用する材料
としては、ステンレススチール，チタニウムやその合
金，アルミニウムやその合金であるジュラルミン等多種
類にわたり、複数の材料を用いたコンポジットタイプの
ヘッドも存在する。また、製造方法としては、ロストワ
ックス（精密鋳造）法と鍛造法が主として用いられ、ソ
ール部分とその他の本体部分とを別体に製造し、ソール
部分の周縁部を本体部分に溶接するという手法が一般的
に用いられている。
は、メタルウッドあるいはメタルヘッドと呼ばれ、今や
パーシモンヘッドに替わって主流をなし、使用する材料
としては、ステンレススチール，チタニウムやその合
金，アルミニウムやその合金であるジュラルミン等多種
類にわたり、複数の材料を用いたコンポジットタイプの
ヘッドも存在する。また、製造方法としては、ロストワ
ックス（精密鋳造）法と鍛造法が主として用いられ、ソ
ール部分とその他の本体部分とを別体に製造し、ソール
部分の周縁部を本体部分に溶接するという手法が一般的
に用いられている。
【０００３】最近のメタルヘッドは、大型化がすすみ、
体積が３００cc超のヘッドも製造されている。ヘッドの
大型化は、スイートエリアを拡大し、芯を外してボール
を打っても飛距離の減少を少なくするとともに、重心深
度を深め、慣性モーメントを大きくするのに役立ち、易
しく打てるクラブとなり、平均飛距離の増大と方向性を
良くしている。ヘッドを大きくしてもヘッド重量が増大
してしまうと、一般ゴルファーにとっては到底振り切る
ことができず、コントロールもしにくくなる。そこで、
強度を必要とする部分のみ一定の肉厚を確保し、強度を
必要としない部分の肉厚をできる限り薄くしたりして重
量の増大を抑制しつつヘッドの大型化を図っていた。
体積が３００cc超のヘッドも製造されている。ヘッドの
大型化は、スイートエリアを拡大し、芯を外してボール
を打っても飛距離の減少を少なくするとともに、重心深
度を深め、慣性モーメントを大きくするのに役立ち、易
しく打てるクラブとなり、平均飛距離の増大と方向性を
良くしている。ヘッドを大きくしてもヘッド重量が増大
してしまうと、一般ゴルファーにとっては到底振り切る
ことができず、コントロールもしにくくなる。そこで、
強度を必要とする部分のみ一定の肉厚を確保し、強度を
必要としない部分の肉厚をできる限り薄くしたりして重
量の増大を抑制しつつヘッドの大型化を図っていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ヘッドの大型化を図る
に際し、ソール部分の肉厚も、使用する材料によっても
異なるが、１mm以下、好ましくは０．８mm以下程度の厚
さに形成される。ソール部分の肉厚を１mm以下の厚さに
すると、本体部分にソール部分の周縁部を溶接する場
合、溶接のヒケによる溶接割れが発生し易くなるという
欠点が生じた。
に際し、ソール部分の肉厚も、使用する材料によっても
異なるが、１mm以下、好ましくは０．８mm以下程度の厚
さに形成される。ソール部分の肉厚を１mm以下の厚さに
すると、本体部分にソール部分の周縁部を溶接する場
合、溶接のヒケによる溶接割れが発生し易くなるという
欠点が生じた。
【０００５】そこで、この発明は、ソール部分の全体の
重量は増大させず、本体部分とソール部分との溶接を確
実に行えるようにしたゴルフクラブヘッドを提供するこ
とを目的とする。
重量は増大させず、本体部分とソール部分との溶接を確
実に行えるようにしたゴルフクラブヘッドを提供するこ
とを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、ソール部分とその他の本体部分とを別
体に製造し、ソール部分の周縁部を本体部分に溶接して
一体化される金属製のウッド系ゴルフクラブヘッドにお
いて、ヘッド重量を軽くするためにソール部分の周縁部
を除く中央部の肉厚を１mm以下に形成し、ソール部分の
周縁部の肉厚を中央部の肉厚よりも厚く形成したもので
ある。
め、この発明は、ソール部分とその他の本体部分とを別
体に製造し、ソール部分の周縁部を本体部分に溶接して
一体化される金属製のウッド系ゴルフクラブヘッドにお
いて、ヘッド重量を軽くするためにソール部分の周縁部
を除く中央部の肉厚を１mm以下に形成し、ソール部分の
周縁部の肉厚を中央部の肉厚よりも厚く形成したもので
ある。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例
を図面を参照にして説明する。
を図面を参照にして説明する。
【０００８】図１に示す実施例は、ソール部分１と本体
部分２とを別体に製造し、ソール部分１を本体部分２に
溶接して一体化した金属製のゴルフクラブヘッドの断面
を示す。本体部分２はフェース面２１とクラウン部２２
とテール部２３を備えている。このような本体部分２は
例えばロストワックス法により使用する金属材料を鋳込
むことで所望の形状および所望の肉厚に製造できる。最
も強度が要求されるフェース面２１の肉厚は厚く、クラ
ウン部２２の肉厚は薄く形成した。ソール部分１はその
周縁部１１を中央部１２よりも肉厚を厚く形成した。
部分２とを別体に製造し、ソール部分１を本体部分２に
溶接して一体化した金属製のゴルフクラブヘッドの断面
を示す。本体部分２はフェース面２１とクラウン部２２
とテール部２３を備えている。このような本体部分２は
例えばロストワックス法により使用する金属材料を鋳込
むことで所望の形状および所望の肉厚に製造できる。最
も強度が要求されるフェース面２１の肉厚は厚く、クラ
ウン部２２の肉厚は薄く形成した。ソール部分１はその
周縁部１１を中央部１２よりも肉厚を厚く形成した。
【０００９】図２は、底面側からヘッドを見た図であ
り、符号３で示す個所は溶接部であり、符号２４は本体
部分２と一体形成されたホーゼルを示し、符号２５はヘ
ッドの本体部分２の周囲部を示す。本体部分２にホーゼ
ル２４が存在しないタイプ、所謂シャフトが本体に貫通
するスルーボアタイプのヘッドであってもよく、あるい
はクラウン部２２が存在しないものであってもよい。
り、符号３で示す個所は溶接部であり、符号２４は本体
部分２と一体形成されたホーゼルを示し、符号２５はヘ
ッドの本体部分２の周囲部を示す。本体部分２にホーゼ
ル２４が存在しないタイプ、所謂シャフトが本体に貫通
するスルーボアタイプのヘッドであってもよく、あるい
はクラウン部２２が存在しないものであってもよい。
【００１０】図３は本体部分２に溶接する前のソール部
分１を示し、周縁部１１と中央部１２とからなり、中央
部１２の肉厚よりも周縁部１１の肉厚を厚くしてある。
分１を示し、周縁部１１と中央部１２とからなり、中央
部１２の肉厚よりも周縁部１１の肉厚を厚くしてある。
【００１１】図４は図３のＡ−Ａ線断面を示し、中央部
１２の肉厚ｔ1 を０．５mmとし、周縁部１１の肉厚ｔ2
を２．０mmととし、周縁部１１の幅ｗを２．０mmとした
ものを示す。この周縁部１１は上下に突出する例を示
す。
１２の肉厚ｔ1 を０．５mmとし、周縁部１１の肉厚ｔ2
を２．０mmととし、周縁部１１の幅ｗを２．０mmとした
ものを示す。この周縁部１１は上下に突出する例を示
す。
【００１２】図５は図３のＡ−Ａ線断面であり、他の形
状を示すものであり、この例では周縁部１１を下方に延
ばした例を示す。ここで中央部１２の肉厚ｔ1 は０．８
mmとし、周縁部１１の肉厚ｔ2 は２．０mmとし、周縁部
１１の幅ｗは２．５mmとした。肉厚ｔ1 は０．５〜０．
８mm程度が好ましく、肉厚ｔ2 は１．５〜２．５mm程度
が好ましい。また幅ｗは２．０〜３．０mm程度が好まし
い。さらに、周縁部１１の肉厚ｔ2 はこの部分が溶接さ
れる本体部分２の端部の厚みと同等もしくはそれ以上で
ある。
状を示すものであり、この例では周縁部１１を下方に延
ばした例を示す。ここで中央部１２の肉厚ｔ1 は０．８
mmとし、周縁部１１の肉厚ｔ2 は２．０mmとし、周縁部
１１の幅ｗは２．５mmとした。肉厚ｔ1 は０．５〜０．
８mm程度が好ましく、肉厚ｔ2 は１．５〜２．５mm程度
が好ましい。また幅ｗは２．０〜３．０mm程度が好まし
い。さらに、周縁部１１の肉厚ｔ2 はこの部分が溶接さ
れる本体部分２の端部の厚みと同等もしくはそれ以上で
ある。
【００１３】本体部分２とソール部分１の使用材料とし
ては、ステンレススチール，チタニウムやその合金，ア
ルミニウムやその合金，マグネシウム合金や銅合金等各
種材料が使用できる。また、本体部分２に使用する材料
とソール部分１に使用する材料が異なるものであっても
よい。さらにまた、本体部分２におけるフェース面２１
は本体部分２のその他の部分に使用する材料とは異なる
材料であっても差し支えない。
ては、ステンレススチール，チタニウムやその合金，ア
ルミニウムやその合金，マグネシウム合金や銅合金等各
種材料が使用できる。また、本体部分２に使用する材料
とソール部分１に使用する材料が異なるものであっても
よい。さらにまた、本体部分２におけるフェース面２１
は本体部分２のその他の部分に使用する材料とは異なる
材料であっても差し支えない。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ヘッド重量を軽くするためにソール部分の周縁部を
除く中央部の肉厚を１mm以下に形成し、ソール部分の周
縁部の肉厚を中央部の肉厚よりも厚く形成したので、ソ
ール部分の重量を増大させることなく、ソール部分と本
体部分との溶接を確実なものとすることができる。
ば、ヘッド重量を軽くするためにソール部分の周縁部を
除く中央部の肉厚を１mm以下に形成し、ソール部分の周
縁部の肉厚を中央部の肉厚よりも厚く形成したので、ソ
ール部分の重量を増大させることなく、ソール部分と本
体部分との溶接を確実なものとすることができる。
【図１】この発明の好適な実施例を示す断面図。
【図２】底面図。
【図３】ソール部分のみを示す底面図。
【図４】図３のＡ−Ａ線断面図。
【図５】図４と同様の断面であり周縁部の形状を変えた
例を示す図。
例を示す図。
１ ソール部分 ２ 本体部分 １１ 周縁部 １２ 中央部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蛭田 正臣 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂストン スポーツ株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 ソール部分とその他の本体部分とを別体
に製造し、ソール部分の周縁部を本体部分に溶接して一
体化される金属製のウッド系ゴルフクラブヘッドにおい
て、 ヘッド重量を軽くするためにソール部分の周縁部を除く
中央部の肉厚を１mm以下に形成し、 ソール部分の周縁部の肉厚を中央部の肉厚よりも厚く形
成したことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7287918A JPH0999121A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | ゴルフクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7287918A JPH0999121A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | ゴルフクラブヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0999121A true JPH0999121A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=17723421
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7287918A Pending JPH0999121A (ja) | 1995-10-09 | 1995-10-09 | ゴルフクラブヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0999121A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007275552A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-10-25 | Sri Sports Ltd | ゴルフクラブヘッド及びその製造方法 |
| CN100455331C (zh) * | 2002-02-06 | 2009-01-28 | 雅马哈株式会社 | 铁质高尔夫球棒棒头 |
| US7563175B2 (en) | 2000-06-09 | 2009-07-21 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf club |
| US7658687B2 (en) * | 2006-09-28 | 2010-02-09 | Sri Sports Limited | Wood-type golf club head |
| US7682264B2 (en) * | 2007-10-05 | 2010-03-23 | Advanced International Multitech Co., Ltd | Golf club head structure |
| JP2011019843A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフクラブヘッド |
| JP2012245269A (ja) * | 2011-05-30 | 2012-12-13 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフクラブヘッド |
| US8764579B2 (en) | 2011-05-23 | 2014-07-01 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf club head |
| US8876634B2 (en) | 2011-11-21 | 2014-11-04 | Bridgestone Sports Co., Ltd | Golf club head |
-
1995
- 1995-10-09 JP JP7287918A patent/JPH0999121A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7563175B2 (en) | 2000-06-09 | 2009-07-21 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf club |
| CN100455331C (zh) * | 2002-02-06 | 2009-01-28 | 雅马哈株式会社 | 铁质高尔夫球棒棒头 |
| JP2007275552A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-10-25 | Sri Sports Ltd | ゴルフクラブヘッド及びその製造方法 |
| US7658687B2 (en) * | 2006-09-28 | 2010-02-09 | Sri Sports Limited | Wood-type golf club head |
| US7682264B2 (en) * | 2007-10-05 | 2010-03-23 | Advanced International Multitech Co., Ltd | Golf club head structure |
| JP2011019843A (ja) * | 2009-07-17 | 2011-02-03 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフクラブヘッド |
| US8764579B2 (en) | 2011-05-23 | 2014-07-01 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf club head |
| JP2012245269A (ja) * | 2011-05-30 | 2012-12-13 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフクラブヘッド |
| US8876634B2 (en) | 2011-11-21 | 2014-11-04 | Bridgestone Sports Co., Ltd | Golf club head |
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