JPH0323260Y2 - - Google Patents

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JPH0323260Y2
JPH0323260Y2 JP1984028230U JP2823084U JPH0323260Y2 JP H0323260 Y2 JPH0323260 Y2 JP H0323260Y2 JP 1984028230 U JP1984028230 U JP 1984028230U JP 2823084 U JP2823084 U JP 2823084U JP H0323260 Y2 JPH0323260 Y2 JP H0323260Y2
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JP
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head
plate material
head body
iron
iron head
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JP1984028230U
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JPS60141868U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案はゴルフクラブ用アイアンヘツドに関
し、さらに詳しくは、中空のアイアンヘツドに関
する。
従来技術と問題点 ゴルフクラブのヘツドのスイートスポツトを広
げるためにはヘツドの重心まわりの慣性モーメン
トを大きくすることが望ましい。このため、アイ
アンヘツドにおいては、従来から、ヘツドの背面
側にへこみを設けてヘツドの中央部の肉厚を薄く
する方法が広く採用されているが、ヘツドの強度
低下及び外形の複雑化による美感の低下を招いて
いる。
これらの欠点を解消するためには、アイアンヘ
ツドを中空にすることが望ましい。中空アイアン
ヘツドは、本出願人による実願昭58−99098号明
細書(実開昭60−7849号公報)及び実願昭58−
103046号明細書(実公平2−41008号公報)に記
載されている。
実願昭58−99098号明細書(実開昭60−7849号
公報)に記載されている中空アイアンヘツドは、
ヘツド本体に該ヘツド本体の背面に開口する凹所
を形成し、該凹所の開口部を密閉するための板材
をヘツド本体の背面に溶接したものとなつてい
る。
このような構造の中空アイアンヘツドの場合、
凹所がヘツド本体の背面に開口しているので、こ
のような構造のヘツド本体を製造することは比較
的容易となる。しかしながら、凹所がヘツド本体
の背面のほぼ全域に渡つて開口しているため、凹
所の開口部を密閉する板材の溶接長さが長くな
り、溶接工程に長時間を要することとなる。ま
た、板材が溶接されるヘツドの背面は一般に目立
つ部分であるため、溶接痕等の溶接跡が生じた場
合には特に目立つてしまうこととなる。
実願昭58−103046号明細書(実公平2−41008
号公報)に記載されている中空アイアンヘツド
は、ヘツド本体に該ヘツド本体のトウ部に開口す
る空洞部を形成し、該空洞部の開口部を密閉する
ための板材をヘツド本体のトウ部に溶接したもの
となつている。
このような構造のアイアンヘツドの場合、空洞
部の開口面積は小さくなるので、板材の溶接長さ
は短くなり、溶接工程は短縮化される。また、板
材が溶接されるヘツドのトウ部は比較的目立たな
い部分であるため、溶接痕等の溶接跡が生じても
比較的目立ちにくい。
しかしながら、この構造のアイアンヘツドの場
合、ヘツド本体のトウ部からヒール部に向けて奥
行きのある空洞部を形成することは製造上困難で
ある。このため、空洞率の高いヘツド本体を製造
することが困難になるという難点がある。
考案の目的 上記問題点に鑑み、本考案は、アイアンヘツド
の外形をシンプルに維持しつつ、スイートスポツ
トの拡張や重心位置の調整等を行なうことがで
き、且つ、容易に製造することができ、しかも、
美感の低下を極力防止できる中空のゴルフクラブ
用アイアンヘツドを提供することを目的とする。
考案の構成 上記目的は、本考案によれば、ソール部に開口
する空洞部を形成した金属製のヘツド本体と、該
ソール部の開口部を密閉固着するための板材とか
らなり、該板材には、重量微調整用の重量体と該
重量体を固着するための固着材とを前記空洞部に
装入する貫通孔を設けてなるゴルフクラブ用アイ
アンヘツドにより達成される。
考案の実施例 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図ないし第4図は本考案の前提となる基本
的構成を示すものである。これらの図を参照する
と、ゴルフクラブ用アイアンヘツドは金属製、例
えばステンレス鋼のヘツド本体10を備えてい
る。第2図ないし第4図に示すように、ヘツド本
体10にはそのソール部11に開口する空洞部1
2が形成されている。空洞部12はヘツド本体1
0のフエース部13にほぼ平行なフエース側内壁
14を有しており、このフエース側内壁14には
ヘツド本体10のブレード部15側からソール部
11側に向かつて延びる複数本の補強リブ16が
一体に設けられている。この補強リブ16によ
り、ヘツド本体10のフエース部13はボールを
インパクトしたときの衝撃力に対する強度が高ま
ることとなる。
このような形状のヘツド本体10は、特に限定
はされないが、それ自体周知のロストワツクス製
法により容易に成形することができる。ロストワ
ツクス製法において、ヘツド本体10に空洞部1
2を形成するためには、ロウ成形型内に中子を浮
かせて挿入し、ロウ成形型内にロウを流し込んで
固めた後に中子を突き取るという作業が採られる
が、補強リブ16は中子の抜取り方向と平行に形
成されるので、ロストワツクス製法による上記ヘ
ツド本体10の製造は何ら支障なく行なうことが
できる。
ヘツド本体10のソール部11には、空洞部1
2の開口部17を密閉するための板材18が固着
されている。板材18はヘツド本体10と同様に
ステンレス鋼のロストワツクス製法によつて作る
ことができるが、ステンレス鋼板、真鍮鋼板等の
プレス加工によつて作ることもできる。ここでは
ステンレス鋼製の板材18が空洞部12の開口部
17と同一形状に作られており、この板材18は
開口部17に嵌合した状態でヘツド本体10のソ
ール部11に溶接されている。溶接は開口部17
の全周にわたつて行われる。板材18がヘツド本
体10のソール部11に溶接された後、その溶接
部分の凹凸が研摩により取り除かれて平坦に仕上
げられる。
板材18の板厚を変更することにより、アイア
ンヘツド全体の重量やアイアンヘツドにおける重
心の位置の高さなどを任意に変えることができ
る。また、比重の異なる金属材料を板材18とし
て選択することにより、同様の効果を得ることが
できる。
第5図は本考案の他の実施例を示すものであ
る。この図において、上記基本的構成と同様の構
成要素には同一の参照符号が付されている。
本考案の実施例においては、板材18に空洞部
12内に開口する貫通孔19が設けられており、
板材18がヘツド本体10のソール部12に溶接
された後に、重量微調整用の重量体20、例え
ば、タングステン、鉛等の粉末若しくは微粒子が
この貫通孔19からヘツド本体10の空洞部12
内に挿入され、さらに、この貫通孔19から樹脂
21が注入され、その後、貫通孔19が樹脂等か
らなる栓体22により閉塞されている。樹脂21
は空洞部12内で固化し、重量体20を固定する
とともに空洞部12の内壁に固着する。図示実施
例においては、重量体20は板材18上に堆積し
た状態で樹脂21によつて板材18上に固着せし
められているが、樹脂21を固化させるときのア
イアンヘツドの姿勢を任意に設定することによ
り、重量体20を空洞部12内の任意の位置に固
着させることができる。板材18の材質、板厚等
の変更により、アイアンヘツドにおける重心位置
の上下の調整を行なうことができるほか、本考案
の実施例の構成によれば、重心位置の上下の調整
のみならず、前後及び左右方向の調整をも容易に
行なうことができるようになる。
本考案は上記実施例の態様のみに限定されるも
のではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した
考案の範囲内で種々の変更を加えることができる
ことは明らかである。
考案の効果 以上の説明から明らかなように、本考案による
ゴルフクラブ用アイアンヘツドは、ソール部に開
口する空洞部を形成した金属製のヘツド本体と、
該ソール部の開口部を密閉固着するための板材と
からなり、該板材には、重量微調整用の重量体と
該重量体を固着するための固着材とを前記空洞部
に装入する貫通孔を設けてなることを特徴とする
ものであるから、アイアンヘツドの外形をシンプ
ルに維持しつつ、スイートスポツトの拡張やヘツ
ドの重心位置の上下の調整のみならず前後左右の
調整をも容易に行なうことができ、しかも、製造
が容易で美感の低下を極力防止できるゴルフクラ
ブ用アイアンヘツドを提供できることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の前提となる基本的構成を示す
ゴルフクラブ用アイアンヘツドの完成状態の背面
図、第2図は第1図に示すアイアンヘツドのヘツ
ド本体と板材との結合前の状態を示す背面図、第
3図は第1図に示すアイアンヘツドの第1図中
−線に沿つた断面図、第4図は第1図に示すア
イアンヘツドの内部を示す一部破断背面図、第5
図は本考案の実施例を示すゴルフクラブ用アイア
ンヘツドの一部破断背面図である。 10…ヘツド本体、11…ソール部、12…空
洞部、16…補強リブ、17…開口部、18…板
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ソール部に開口する空洞部を形成した金属製の
    ヘツド本体と、該ソール部の開口部を密閉固着す
    るための板材とからなり、該板材には、重量微調
    整用の重量体と該重量体を固着するための固着材
    とを前記空洞部に装入する貫通孔を設けてなるゴ
    ルフクラブ用アイアンヘツド。
JP1984028230U 1984-03-01 1984-03-01 ゴルフクラブ用アイアンヘツド Granted JPS60141868U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984028230U JPS60141868U (ja) 1984-03-01 1984-03-01 ゴルフクラブ用アイアンヘツド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984028230U JPS60141868U (ja) 1984-03-01 1984-03-01 ゴルフクラブ用アイアンヘツド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60141868U JPS60141868U (ja) 1985-09-19
JPH0323260Y2 true JPH0323260Y2 (ja) 1991-05-21

Family

ID=30525918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984028230U Granted JPS60141868U (ja) 1984-03-01 1984-03-01 ゴルフクラブ用アイアンヘツド

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56132972A (en) * 1980-03-24 1981-10-17 Yoko Seisakusho Kk Iron head and its manufacture
JPS5917364A (ja) * 1982-07-20 1984-01-28 株式会社ブリヂストン アイアンゴルフクラブ
JPS60129062A (ja) * 1983-12-16 1985-07-10 ダイワゴルフ株式会社 アイアンクラブヘツドの製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56132972A (en) * 1980-03-24 1981-10-17 Yoko Seisakusho Kk Iron head and its manufacture
JPS5917364A (ja) * 1982-07-20 1984-01-28 株式会社ブリヂストン アイアンゴルフクラブ
JPS60129062A (ja) * 1983-12-16 1985-07-10 ダイワゴルフ株式会社 アイアンクラブヘツドの製造方法

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JPS60141868U (ja) 1985-09-19

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