JP2000082870A - 実装部品およびこれを使用した液晶表示パネル、並びにこの液晶表示パネルの製造方法 - Google Patents

実装部品およびこれを使用した液晶表示パネル、並びにこの液晶表示パネルの製造方法

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JP2000082870A
JP2000082870A JP25235498A JP25235498A JP2000082870A JP 2000082870 A JP2000082870 A JP 2000082870A JP 25235498 A JP25235498 A JP 25235498A JP 25235498 A JP25235498 A JP 25235498A JP 2000082870 A JP2000082870 A JP 2000082870A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示装置で用いられる回路基板に異方性
導電膜を仮止め(仮接着)する際の接着信頼性の改善を
図る。 【解決手段】 回路基板上に形成された配線の端子に近
接し、この回路基板上に形成され、接地電位を持つ導電
層をストライプ状、はしご状、千鳥掛け配置状の所定パ
ターンで形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実装部品、これを
使用した液晶表示パネルおよびこの液晶表示パネルの製
造方法に関するものであって、特に、液晶表示パネルに
接続されるプリント配線板とフレキシブルフィルムとの
電気的かつ機械的接続に特徴がある。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルの高精細化によって配線
は高密度化するので、外部回路に接続する配線端子ピッ
チの微細化が要求される。また、液晶表示パネルの携帯
化に伴って、液晶表示パネル回路周辺のコンパクト化が
必要である。このような技術トレンドに対応するため、
実装技術としてTAB実装方式が採用されている。これ
は、フレキシブルフィルム(可とう性基板)にドライバ
LSIをボンディングで搭載したTCP(Tape Carrier
Package)と、液晶表示パネルおよびパーソナルコンピ
ュータ(PC)間の信号の入出力の役割を果たすプリン
ト配線板(以下、「PWB(Printed Wiring Board)」
という)とをTAB(Tape Automated Bonding)接続す
る方式である。
【0003】TAB実装によって、後で述べるように接
続ピッチ微細化や接続構造の自由度を得ることができ
る。
【0004】また、接続ピッチを微細に形成することが
必要なので、一般的に異方性導電膜(ACF(Anisotor
opic Conductive Film))というフィルムを接続に使用
する。ACFとは、TAB実装されたドライバLSIと
液晶表示パネルの電極を接続する部材のひとつであっ
て、導電粒子を接着剤中(例えば、エポシキ系のバイン
ダ)に分散した透明性を持つ15〜40μm厚のフィル
ムである。導電粒子には、例えば、金属粒子(Ni)、
溶融金属粒子(はんだ)、プラスチックビーズにニッケ
ル(Ni)金(Au)メッキを施した粒子などが使用さ
れる。2つの電極間にACFを挟み加熱し、かつ加圧す
ることで、加熱加圧された部分のみACF中の導電粒子
を介してこれら電極間を電気的に接続できるとともに、
熱硬化タイプの接着剤によって両電極間を固定保持でき
る。よってACFを使用すれば、微細ピッチで多数の配
線端子間を一括して電気的に接続できる(詳しくは、日
経マイクロデバイス編フラットパネルディスプレイ‘9
3(1992年12月10日発行)P.218〜P.2
19参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図8はPWBとTCP
の接続部分を説明するための平面図である。図8によれ
ば、PWB1の配線端子(図示せず)上にACF22を
設けて、これによってPWB1とドライバLSI3を搭
載したTCP2を電気的かつ機械的に接続している。こ
こで、PWB1には、電磁波ノイズ放射を低減させるた
め、静電シールドとして機能する接地電位に接続された
導電層5が形成されている。
【0006】ACF22をPWB1に確実に接着させる
には、以下に示すACF22の仮止めを行うことを要す
る。しかし、この仮止め工程において、ACF22接着
不良を引き起こすという問題が発生する。以下、仮止め
工程の内容を説明した後、この工程で発生する問題点を
述べる。
【0007】TCP2とPWB1をACF22によって
実装するには、TCP2とPWB1を電気的に接続しか
つ機械的に接着する前に、それの準備工程として、PW
B1に形成された配線端子にACF22を所定温度で加
熱し、これを所定圧力で押し付けて一時的に固定し、そ
の位置ずれを防ぐ処置(接着)を行う工程(この工程を
「ACF22の仮止め工程」という)を設ける必要があ
る。そして、このACF22の仮止め工程では、生産性
の向上に配慮して、PWB1に配線端子があるか否かに
関係なく、所定幅(1.5mm〜2.0mm程度)を有
するACF22をPWB1上に仮に接着する。図7はP
WB1にACF22を仮止めをした状態を示す平面図で
ある。図7には、必要なTCP2の数(8個)に対応し
た配線端子ブロック(4a〜4h)が形成されている。
なお、各配線端子ブロック(4a〜4h)に含まれる配
線端子4の数は51〜80個であり(図面では、配線端
子4を省略して記載している)、この配線端子4の配線
ピッチは250μm〜350μmである。また、これら
複数の配線端子4は50〜80個程度集まって、ひとつ
の固まり状態の配線端子ブロック(4a〜4h)をPW
B1上に複数形成し、互いに近接する配線端子ブロック
の間であっても配線端子のない領域が存在することにな
る。この領域には上述のように、放射電磁波ノイズを低
減する目的で静電シールドとして機能する接地電位の導
電層5が形成され、この導電層5に対してもACF22
を接着することを要する。なお、仮止めの方法について
は、後で詳細に述べる。
【0008】この仮止め工程において、導電層5による
放熱作用に起因して、ACF22と導電層5間の接着が
不十分な状態にもかかわらず、後の工程処理を行ってし
まう可能性がある。よってACF22を仮止めの後、導
電層5付近からACF22が剥がれてしてしまい、これ
によって導電層5領域はいうまでもなく、配線端子ブロ
ック(4a〜4h)領域でもACF22がPWB1から
剥がれるという問題が発生する。
【0009】本発明は、主として上記問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところを
以下に示す。
【0010】請求項1および2に記載の発明は、上記問
題点を解決し、ACFの仮止めを確実に行い得る実装部
品を提供することを目的とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、上記問題点を解
決し、ACFの仮止めを確実に行い得ると共に電磁波ノ
イズ放射を効果的に低減できる実装部品を提供すること
を目的とする。
【0012】請求項4、5および6に記載の発明は、上
記問題点を解決し、ACFの仮止めを確実に行い得ると
共に、電磁波ノイズ放射を効果的に低減でき、更にはT
CP接続用の位置認識装置の誤動作も回避できる実装部
品を提供することを目的とする。
【0013】請求項7に記載の発明は、上記に記載の目
的に加えて、導電層に対するACFの張り合わせ精度に
配慮してマージンを持った幅広の導電層を有する実装部
品を提供することを目的とする。
【0014】請求項8および9に記載の発明は、上記問
題点を解決し、ACFの仮止めを確実に行い得る実装部
品を有する液晶表示パネルを提供することを目的とす
る。
【0015】請求項10に記載の発明は、上記問題点を
解決し、ACFの仮止めを確実に行い得ると共に電磁波
ノイズ放射を効果的に低減できる実装部品を備えた液晶
表示パネルを提供することを目的とする。
【0016】請求項11、12および13に記載の発明
は、上記問題点を解決し、ACFの仮止めを確実に行い
得ると共に、電磁波ノイズ放射を効果的に低減し、かつ
TCP接続用の位置認識装置の誤動作も回避できる実装
部品を備えた液晶表示パネルを提供することを目的とす
る。
【0017】請求項14に記載の発明は、上記に記載の
目的に加えて、導電層に対するACFの張り合わせ精度
に配慮して、マージンを持った幅広の導電層を有する実
装部品を備えた液晶表示パネルを提供することを目的と
する。
【0018】請求項15、16、21および22に記載
の発明は、上記問題点を解決し、ACFの仮止めを確実
に行い得る実装部品を有する液晶表示パネルの製造方法
を提供することを目的とする。
【0019】請求項17に記載の発明は、上記問題点を
解決し、ACFの仮止めを確実に行い得ると共に電磁波
ノイズ放射を効果的に低減できる実装部品を有する液晶
表示パネルの製造方法を提供することを目的とする。
【0020】請求項18、19および20に記載の発明
は、上記問題点を解決し、ACFの仮止めを確実に行い
得ると共に電磁波ノイズ放射を効果的に低減し、更には
TCP接続用位置認識装置の誤動作も回避できる実装部
品を有する液晶表示パネルの製造方法を提供することを
目的とする。
【0021】請求項23に記載の発明は、上記に記載の
目的に加えて、導電層に対するACFの張り合わせ精度
に配慮して、マージンを持った幅広の導電層を有する実
装部品を備えた液晶表示パネルの製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の実装部品では、
基板と、この基板上に形成された第1の配線端子と、第
1の配線端子に近接して前記基板上に設けられ、接地電
位を持った所定パターンの導電層と、第1の配線端子お
よび導電層上に設けられた導電粒子を含む樹脂膜と、集
積回路と前記集積回路に接続された第2の配線端子とを
有し、第1の配線端子と第2の配線端子を樹脂膜を介し
て対向するように配置された可とう性基板とを備えたい
る。
【0023】ここで、上記の「近接」とは、配線から放
射された電磁波ノイズを接地された導電層で有効に低減
できる程度に配線と導電層の距離を近づけることをい
う。
【0024】ここで、この導電層の所定パターンは導電
層の熱伝達率を低下できるものであれば、その効果を発
揮することも可能であるが、請求項2と3に記載の発明
のように、複数の短冊状配線によって形成されるストラ
イプ状であっても良く、この導電層の長手方向に延びる
2つの横配線とこの横配線を互いに電気的に接続し、幅
方向に延びる複数の縦配線で構成されるはしご状であっ
ても良い。更には、請求項4に記載の発明のように、導
電層に対して複数のスリットを所定周期長で繰り返すこ
とによってこの導電層のパターンを形成しても良い。こ
の所定周期長で繰り返すとは、スリットを一定の間隔毎
に繰り返して設けることをいう。また、第1のスリット
配列の位相を、第1のスリット配列に隣接する第2のス
リット配列の位相に対して、所定周期長の1/2の長さ
分ずらして、第1のスリット配列を形成しても良い。
【0025】また、上記のはしご型導電層の横配線に対
する縦配線の交差角が鋭角になっていても良い。
【0026】また、上記導電層の幅方向の長さを上記樹
脂膜の幅方向の長さよりも大きくすることが好ましい。
【0027】このように導電層を所定のパターンで形成
すると、それの放熱作用が低下することによって導電層
の仮止めを確実に行えるようになる。
【0028】本発明の液晶表示パネルでは、ガラス基板
上に互いに直行して形成されたゲート配線およびソース
配線と、ゲート配線およびソース配線の交差部におい
て、ゲート配線とソース配線に接続された薄膜トランジ
スタと、ガラス基板の端部で、ゲート配線またはソース
配線に電気的に接続された実装部品を備えた液晶表示パ
ネルであって、実装部品が、基板と、基板上に形成され
た第1の配線端子と、第1の配線端子に近接して前記基
板上に形成され、接地電位を持ち、所定のパターンで形
成されている導電層と、第1の配線端子上および前記導
電層上に接着された導電粒子を含む樹脂膜と、集積回路
と集積回路に接続された第2の配線端子とを有し、第1
の配線端子と第2の配線端子を樹脂膜を介して対向する
ように配置された可とう性基板とを備えている。
【0029】ここで、上記液晶表示パネルの導電層の所
定パターンは導電層の熱伝達率を低下できるものであれ
ば、その効果を発揮することも可能であるが、請求項8
と9に記載の発明のように、複数の短冊状配線によって
形成されるストライプ状であっても良く、この導電層の
長手方向に延びる2つの横配線と横配線を互いに電気的
に接続し、幅方向に延びる複数の縦配線で構成されるは
しご状であっても良い。このはしご状の導電層にあって
は、例えば、上記横配線に対する縦配線の交差角が鋭角
になっていても良い。更には、導電層に対して複数のス
リットを所定周期長で繰り返すことによって所定パター
ンを形成しても良く、例えば、第1のスリット配列の位
相を、第1のスリット配列に隣接する第2のスリット配
列の位相に対して、所定周期長の1/2の長さ分ずらし
て、第1のスリット配列を形成することもできる。ま
た、上記導電層の幅方向の長さを上記樹脂膜の幅方向の
長さよりも大きくすることが好ましい。
【0030】本発明の液晶表示パネルの製造方法では、
ガラス基板上に互いに直行して配置されたゲート配線ま
たはソース配線に集積回路を接続する実装部品を備えた
液晶表示パネルの製造方法において、プリント配線板上
に第1の配線端子を形成し、プリント配線板上に第1の
配線端子に近接して接地電位を持つ導電層を所定パター
ンで形成し、第1の配線端子および導電層に導電粒子を
含む樹脂膜を仮止めし、樹脂膜によって第1の配線端子
と、可とう性基板に形成され、かつ集積回路に接続され
た第2の配線端子とを電気的かつ機械的に接続すること
を特徴としている。なお、仮止めとは、樹脂の熱硬化温
度よりも低い温度で樹脂膜を加熱することによってを配
線および導電層に樹脂膜を一時的に接着させることをい
う。
【0031】ここで、この導電層の所定パターンを導電
層の熱伝達率を低下できるように形成して、発明の効果
を達成することも可能であるが、請求項14と15に記
載の発明のように、複数の短冊状に分割しストライプ状
に形成しても良く、導電層の長手方向に延びる2つの横
配線と横配線を電気的に接続あい、幅方向に延びる複数
の縦配線で構成されるはしご状に形成しても良い。この
はしご状の導電層の横配線に対する縦配線の交差角度を
鋭角にしても良い。更には、導電層に対して複数のスリ
ットを所定周期長で繰り返すことによってパターン化す
ることもでき、第1のスリット配列の位相を、第1のス
リット配列に隣接する第2のスリット配列の位相に対し
て、所定周期長の1/2の長さ分ずらして、第1のスリ
ットを配列することもできる。
【0032】また、樹脂膜の温度を70℃以上かつ90
℃以下の温度に3秒以上保って配線および導電層に仮止
めを行うことが好ましい。
【0033】また、樹脂膜の表面を前記導電層に2kg
f/cm2以上、3kgf/cm2以下の圧力で配線およ
び導電層に押し付けて仮止めを行うことが好ましい。
【0034】更には、上記導電層の幅方向の長さを上記
樹脂膜の幅方向の長さよりも大きくすることが好まし
い。
【0035】
【発明の実施の形態】まず、図8によってTAB実装の
概要を説明する。なお、液晶表示パネル6の実装とは、
液晶表示パネルとシステムを接続することをいい、特
に、液晶表示パネル6とドライバLSI3との結線のこ
とをいうものとする。
【0036】TAB実装とは、図8に示すようにLSI
3をバンプ接続でポリイミドのフィルムに搭載し、LS
Iの出力を、ACFを介してパネルとリードアウト電極
に接続することである。ACFを用いれば、熱圧着で厚
み方向にのみ導電性を持たすことができ、15本/mm
(65μmピッチ)という微細ピッチの接続が可能であ
る。また、LSI搭載の基板は可とう性を持つフィルム
なので、このフィルムがパネル周辺に液晶表示パネル6
に対して水平に広がった形態における使用の他、これの
折り曲げも可能で、実装形態の自由度が高い利点もTA
B実装にはある。
【0037】次に、図面を参照して、液晶表示パネル6
のTAB実装に関し、より具体的に説明する。
【0038】図6には、液晶表示パネル6のTCP2と
の実装部分の断面を示している。透明ガラス基板11の
表面にはTFT(thin film transistor)(図示せず)が
形成され、これと対向する透明ガラス基板12にはカラ
ーフィルタ(図示せず)が形成されている。そして、こ
れらの基板11、12についてギャップ空間18を保っ
た状態で、互いに対向配置し、このギャップ空間18に
液晶材料を注入する。なお、基板11、12の裏面に
は、ネマチック液晶の旋光性を利用して光透過と光遮断
の制御を可能にするため、光の吸収軸が直行するように
偏光板19、20が貼り付けられている。また、液晶表
示パネル6を駆動する信号をドライバLSI3から伝送
するため、ドライバLSI3を搭載したTCP2と液晶
表示パネル6の基板11をACF22を介して電気的に
接続する。さらに、PCの電気信号の入出力を可能にす
る目的で、PWB1とTCP2もACF22を介して電
気的に接続する。なお、近年、TCP2の信号入出力配
線ピッチの微細化および接続端子部の強度の強化のた
め、PWB1とTCP2間の接続方法についても、はん
だ接続を使用した既存の接続方法から上記のようにAC
F22を使用した接続方法に移行しつつある。
【0039】また、図11はTFT−LCDの等価回路
図であり、図12は図11の丸印Xの領域の拡大図であ
り、TFT−LCDの画素等価回路図を示している。図
11においてSPは信号処理回路を示し、CLRはコン
トローラを示し、GSは階調電源を示し、SCDは走査
ドライバを示し、SDは信号ドライバを示している。基
板11上には、互いに直行する複数のゲート配線100
および複数のソース配線200(図12参照)と、これ
らの配線によって囲まれた領域内の画素電極と、これら
配線の交差部に近傍の薄膜トランジスタ(図11参照)
が形成されている。そして、ゲート配線とソース配線が
薄膜トランジスタに電気的に接続されている。また、図
6に示すように、基板11の端部においてTCP2を介
して、ドライバLSI3と接続されたゲート配線上また
はソース配線上には、LSI3からのゲート信号または
ソース信号が伝送され、ゲート信号によって薄膜トラン
ジスタのスイッチィングが制御され、ソース配線信号に
よって液晶表示パネル6の表示輝度や表示階調が制御さ
れる。
【0040】以下、本発明の形態を具体的に説明する。
【0041】図1の(a)は本発明の一実施の形態を示
す実装部品の一部を示す平面図であり、図1の(b)は
図1の(a)のA−A線断面図であって、PWB1とT
CP2の実装を説明するものである。図1によると、P
WB1上に配線端子4と導電層5とが共に形成されてい
る。また、ドライブLSI3を搭載し、これと接続され
たTCP2の配線端子(図1の(b)参照)が、ACF
22(図1の(b)参照)を介して配線端子4に電気的
に接続される。図1の実装部品は以下のようにして製造
される。
【0042】図9にACF仮止め装置の概念構成図を示
す。ACF付きPETフィルム30を材料セットローラ
31と巻き取り用ローラ32間で所定テンションを維持
し、ローラ31のフィルム30をローラ32で巻き取
る。また、図10は、図9のX−X線で示された部分の
フィルム30の断面図であり、所定長のACF22を連
続的にPWB1上に仮止めするため、ベースフィルム2
9にACF22が所定間隔で付着されている。なお、A
CF22の幅は1.5mm〜2.0mmであり、ACF
22の厚さは35μmである。
【0043】図9によると、ベースフィルム29の裏側
にガイド用ローラ33と仮止めバー34が設けられてい
る。また、ガイド用ローラ33に近接して、ベースフィ
ルム29からACF22を剥離する剥離用ローラ35が
設けられている。
【0044】WB1にACF22を仮止めするには、A
CF22とPWB1の界面温度を70℃〜90℃に設定
して、この仮止めバー34を降下させて、仮止めバー3
4とPWB1の間に、2〜3kgf/cm2程度の加圧
を約3秒間発生させ、これによってACF22がPWB
1に所定強度で接着する。なお、上記温度を低く設定し
過ぎると、仮止めの接着力の確保ができない一方、高く
設定し過ぎると、樹脂膜の熱硬化を促進してしまい、T
CP2と配線端子ブロック(4a〜4h)の接続を樹脂
膜硬化によってスムーズに行えなくなる。このような条
件での加圧と加熱の後、仮止めバー34を上昇させ、か
つ剥離用ローラ35の水平方向移動によって、ACF2
2とPWB1の間の接着強度がベースフィルム29とA
CF22の接着強度に勝って、ベースフィルム29から
所定長のACF22を剥離できる。
【0045】そして、上記仮止め工程の後に、最終的な
ACF接着では、上記のACF22とPWB1の界面温
度を160℃〜180℃に設定し、30kg/cm2
度の圧力で、20秒間TCPをPWB1に押し付け、A
CF22の接着材を熱硬化させた上でPWB1の配線端
子4とドライバLSI3に接続されたTCP2の配線端
子(図示せず)とを電気的に安定して接続させる(これ
を「本接着工程」という)。
【0046】本実施の形態の特徴は、仮止めの後でベー
スフィルム29の除去前にACF22がPWB1から剥
離してしまう要因を導電層5の放熱にあると分析した上
で、ACF22の仮止め剥離を防止できるように、導電
層5を所定のパターンで形成した点にある。なお、導電
層5のパターン形成は無電解メッキ工程によって行い得
る。
【0047】即ち、充分な接着力を維持するため、仮止
めの接着温度、接着圧力、接着時間について、最低限の
必要条件が存在するところ、導電層5に所定パターンを
設けることなく、これをニッケル(Ni)金(Au)メ
ッキで均一に形成してしまうと、この導電層5の熱伝達
係数が大きいため、ACF22に付与された熱が導電層
5の熱伝達作用で放熱され、ACF22の仮止めにとっ
て必要なACF22の最低温度(70℃)を確保できな
いことになり得る。
【0048】そこで、本発明の目的は、導電層5を均一
形成することなく、所定パターンを持ったスリットを形
成し、導電層5の放熱作用を緩和させ、ACF22の仮
止め接着に必要な温度条件を確保する点にある。
【0049】
【実施例】実施例1 導電層5のパターン形状について図面を参照し、具体的
に説明する。
【0050】図2は、短冊状の複数の導電層5aによっ
て形成されたパターンを示す平面図である。図2による
と、導電性材料の短冊状導電層5aとこれが形成されて
いないスリット15で作られたパターンが設けられてい
る(以下、この形状を「ストライプ状」という)。ここ
で、スリット15の長さt=2〜3.5mm、導電層5
aの幅w=150〜250μm、スリット15の幅s=
150〜250μm、導電層5aの厚さは20μm以
下、導電層5の材質はニッケル(Ni)金(Au)メッ
キである。このようにスリット15の長さt(2〜3.
5mm)をACF22の幅(1.5〜2.0mm)より
も約1.2倍の大きさにすることによって、導電層5に
対するACF22の張り合わせ誤差(貼り付けによるA
CF22の数十μm程度の位置ずれの発生、貼り付けに
よるACF22のうねりの発生)に配慮して、導電層5
に貼り付け位置のマージンを持たせることができる。
【0051】なお、導電性材料の導電層5の2つの長手
方向横配線5bを互いに電気的に連結させる目的で、幅
方向の縦配線5cを設けてはしご形状にして、図3のよ
うに導電層5の横配線5bによって縦配線5cを互いに
短絡させても良い(このような導電層5の形状を「はし
ご型」という)。横配線5bの幅l=0.1〜0.3m
m、縦配線5cの幅w=150〜250μm、スリット
15の幅s=150〜250μm、スリット15の長さ
t=2〜3mm、導電層5の厚さは20μm以下、導電
層5の材質はニッケル(Ni)金(Au)メッキであ
る。このように導電層5をはしご型に形成することによ
って、上記図1に示されたストライプ状パターンによっ
てもたらされる効果に加え、以下に示す別の効果も期待
される。導電層5を設ける目的は、接地された導電層5
が静電シールドの役割を果たし、電磁波ノイズ放射の防
止を図ることにあるにもかかわらず、導電層5をストラ
イプ状に形成することによって導電層5の面積の減少
し、導電層5の上記電磁波ノイズ放射防止の効果を低下
させる懸念がある。そこで、はしご型導導電層5を用い
れば、ストライプ状導電層5に比べ、電磁波ノイズ放射
をより効果的に防止できるという効果が得られる。
【0052】実施例2 図4は図1の導電層5の他の実施例を示す平面図であ
る。
【0053】図4によると、導電層5には複数のスリッ
ト15を上下方向(スリット15の長手方向)及び左右
方向(上記の上下方向と垂直方向)ともに所定の周期長
(具体的な数値は後で述べる)で繰り返し配置してい
る。そして、各々のスリット15が干渉し、これらが互
いに結合してしまうことを回避するため、上下と左右に
隣接するスリット15の配列位置の相対的関係について
は、スリット15の繰り返し配置の位相を互いに上記周
期長の1/2程度ずれるようにしている(以下、この配
置を「千鳥掛け配置」という)。ここで、スリット15
については、長手方向の長さt=0.2〜0.5mmを
有し、幅s=150〜250μmを有する。また、スリ
ット15の上下方向と左右方向の周期は、それぞれP1
=300〜500μmとP2=500〜1000μmで
ある。なお、導電層5の材質や厚さは、図2に示された
導電層5と同じである。ストライプ状の導電層5のパタ
ーンでなく、このような千鳥掛け配置を採用することに
よって、以下に示す更に別の効果も得られる。配線端子
4のパターン形状と同様、導電層5もストライプ状に形
成しておくと、貼り付け装置の位置合わせ認識の誤動作
に起因してTCP2を導電層5上に実装してしまうとい
う問題が発生し易くなる。よって図4に示された千鳥掛
け配置を採用することによって、TCP接続用位置認識
装置(図示せず)の誤動作を回避でき、信頼性の高いT
CP実装を実現することができる。
【0054】実施例3 図5は図1に示された導電層5の他の実施例を示す平面
図であって、図3に示されたはしご型導電層5を改良し
た実施例を示す拡大図である。
【0055】図5によると、スリット16を傾斜させて
形成している(以下、このスリット16を「傾斜スリッ
ト16」という)。ここで、横配線5bの幅l=0.1
〜0.3mm、縦配線5cの幅w=150〜250μ
m、スリット15の幅s=150〜250μm、スリッ
ト長t=2〜3mmである。なお、導電層5の材質や厚
さは、図2にしめされた導電層5と同じである。また、
この傾斜による横配線(長手方向)と縦配線(幅方向)
の交差角θは5〜45°である。即ち、横配線に対する
縦配線の交差角を鋭角にする点に本実施例の特徴があ
る。
【0056】このように傾斜スリット16が傾斜する
と、図4に示された導電層5のパターン模様と同様、T
CP接続用位置認識装置の位置決めの認識を正確に行
え、信頼性の高いTCP2の実装を実現できる。
【0057】
【発明の効果】請求項1および2に記載の発明によれ
ば、ACFの仮止めを確実に行い得る実装部品が得られ
る。
【0058】請求項3に記載の発明によれば、ACFの
仮止めを確実に行い得ると共に電磁波ノイズ放射を効果
的に低減できる実装部品が得られる。
【0059】請求項4、5および6に記載の発明によれ
ば、ACFの仮止めを確実に行い得ると共に電磁波ノイ
ズ放射を効果的に低減でき、更にはTCP接続用位置認
識装置の誤動作も回避できる実装部品が得られる。
【0060】請求項7に記載の発明によれば、上記に記
載の効果に加えて、ACFの張り合わせ精度に配慮し、
貼り付け位置マージンを持った導電層を有する実装部品
が得られる。
【0061】請求項8および9に記載の発明によれば、
ACFの仮止めを確実に行い得る実装部品を有する液晶
表示パネルが得られる。
【0062】請求項10に記載の発明によれば、ACF
の仮止めを確実に行い得ると共に電磁波ノイズ放射を効
果的に低減できる実装部品を備えた液晶表示パネルが得
られる。
【0063】請求項11、12および13に記載の発明
によれば、ACFの仮止めを確実に行い得ると共に電磁
波ノイズ放射を効果的に低減し、更にはTCP接続用の
位置認識装置の誤動作も回避できる実装部品を備えた液
晶表示パネルが得られる。
【0064】請求項14に記載の発明によれば、上記に
記載の効果に加えて、ACFの張り合わせ精度に配慮
し、貼り付け位置マージンを持った導電層を有する実装
部品を備えた液晶表示パネルが得られる。
【0065】請求項15、16、21および22に記載
の発明によれば、ACFの仮止めを確実に行い得る実装
部品を有する液晶表示パネルの製造方法が得られる。
【0066】請求項17に記載の発明によれば、ACF
の仮止めを確実に行い得ると共に電磁波ノイズ放射を効
果的に低減できる実装部品を有する液晶表示パネルの製
造方法が得られる。
【0067】請求項18、19および20に記載の発明
によれば、ACFの仮止めを確実に行い得ると共に電磁
波ノイズ放射を効果的に低減でき、更にはTCP接続用
の位置認識装置の誤動作も回避できる実装部品を有する
液晶表示パネルの製造方法が得られる。
【0068】請求項23に記載の発明によれば、上記に
記載の効果に加えて、ACFの張り合わせ精度に配慮
し、貼り付け位置マージンを持った導電層を有する実装
部品を備えた液晶表示パネルの製造方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】PWB上に搭載されたTCPの実装を説明する
平面図である。
【図2】ストライプ状導電層を説明する図である。
【図3】はしご型導電層を説明する図である。
【図4】スリット千鳥掛け配置導電層を説明する図であ
る。
【図5】傾斜スリット導電層を説明する図である。
【図6】液晶表示パネルの実装モジュール部分の断面図
である。
【図7】PWBにACFを仮止め処置をした状態を説明
する平面図である。
【図8】PWBとTCPの接続部分の平面図である。
【図9】ACF仮止め装置の概念図である。
【図10】ACF付きPETフィルムの断面図である。
【図11】TFT−LCDの等価回路図である。
【図12】図11のTFT−LCDの画素等価回路図で
ある。
【符号の説明】
1 PWB 2 TCP 3 ドライバLSI 4 配線端子 5 導電層 6 液晶表示パネル 11、12 透明ガラス基板 15 スリット 16 傾斜スリット 18 ギャップ空間 19、20 偏光板 22 ACF 29 ベースフィルム 30 PETフィルム 31 材料セットローラ 32 巻き取り用ローラ 33 ガイド用ローラ 34 仮止めバー 35 剥離用ローラ 36 TCPの入力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H092 GA32 GA40 GA48 GA49 GA50 GA51 GA57 GA59 JB26 MA32 NA27 NA29 PA06 5E344 AA02 AA22 BB02 BB03 BB04 BB13 CC25 CD04 DD06 DD16 5G435 AA16 AA17 BB12 EE33 EE37 EE40 EE42 FF05 GG33 KK05 KK10

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(1)と、前記基板(1)上に形成
    された第1の配線端子(4)と、前記第1の配線端子
    (4)に近接して前記基板(1)上に設けられ、接地電
    位を持った所定のパターンの導電層(5)と、前記第1
    の配線端子(4)および前記導電層(5)上に接着され
    た導電性粒子を含む樹脂膜(22)と、集積回路(3)
    と前記集積回路(3)に接続された第2の配線端子(3
    6)とを有し、前記第1の配線端子(4)と前記第2の
    配線端子(36)とを前記樹脂膜(22)を介して対向
    するように配置された可とう性基板(2)とを備えた実
    装部品。
  2. 【請求項2】 前記導電層(5)の所定のパターンは、
    複数の短冊状配線(5a)によって形成されるストライ
    プ状であることを特徴とする請求項1記載の実装部品。
  3. 【請求項3】 前記導電層(5)の所定のパターンは、
    前記導電層(5)の長手方向に延びる2つの横配線(5
    b)と前記横配線(5b)を互いに電気的に接続し、前
    記導電層(5)の幅方向に延びる複数の縦配線(5c)
    で構成されるはしご状であることを特徴とする請求項1
    記載の実装部品。
  4. 【請求項4】 前記導電層(5)に対して複数のスリッ
    ト(15)を所定の周期長で繰り返すことによって前記
    所定のパターンを形成することを特徴とする請求項1記
    載の実装部品。
  5. 【請求項5】 第1のスリット(15)の配列の位相
    を、前記第1のスリット(15)の配列に隣接する第2
    のスリット(15)の配列の位相に対して、前記所定の
    周期長の1/2の長さ分ずらして、前記第1のスリット
    (15)の配列を形成することを特徴とする請求項4記
    載の実装部品。
  6. 【請求項6】 前記横配線(5b)に対する前記縦配線
    (5c)の交差角が鋭角であることを特徴とする請求項
    3記載の実装部品。
  7. 【請求項7】 前記導電層(5)の幅方向の長さを、前
    記樹脂膜(22)の幅方向の長さよりも大きくすること
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の実
    装部品。
  8. 【請求項8】 ガラス基板(11)上に互いに直行して
    形成されたゲート配線およびソース配線と、前記ゲート
    配線および前記ソース配線の交差部において、前記ゲー
    ト配線と前記ソース配線に接続された薄膜トランジスタ
    と、前記ガラス基板(11)の端部で、前記ゲート配線
    または前記ソース配線に電気的に接続された実装部品を
    備えた液晶表示パネルであって、前記実装部品には、基
    板(1)と、前記基板(1)上に形成された第1の配線
    端子(4)と、前記第1の配線端子(4)に近接して前
    記基板上(1)に設けられ、接地電位を持った所定のパ
    ターンの導電層(5)と、前記第1の配線端子(4)お
    よび前記導電層(5)上に接着された導電性粒子を含む
    樹脂膜(22)と、集積回路(3)と前記集積回路
    (3)に接続された第2の配線端子(36)とを有し、
    前記第1の配線端子(4)と前記第2の配線端子(3
    6)を前記樹脂膜(22)を介して対向するように配置
    された可とう性基板(2)とを備えていることを特徴と
    する液晶表示パネル。
  9. 【請求項9】 前記導電層(5)の所定のパターンは、
    複数の短冊状配線(5a)によって形成されるストライ
    プ状であることを特徴とする請求項8記載の液晶表示パ
    ネル。
  10. 【請求項10】 前記導電層(5)の所定のパターン
    は、前記導電層(5)の長手方向に延びる2つの横配線
    (5b)と前記横配線(5b)を互いに電気的に接続
    し、前記導電層(5)の幅方向に延びる複数の縦配線
    (5c)で構成されるはしご状であることを特徴とする
    請求項8記載の液晶表示パネル。
  11. 【請求項11】 前記導電層(5)に対して複数のスリ
    ット(15)を所定の周期長で繰り返すことによって前
    記所定のパターンを形成することを特徴とする請求項8
    記載の液晶表示パネル。
  12. 【請求項12】 第1のスリット(15)の配列の位相
    を、前記第1のスリット(15)の配列に隣接する第2
    のスリット(15)の配列の位相に対して、前記所定の
    周期長の1/2の長さ分ずらして、前記第1のスリット
    (15)の配列を形成することを特徴とする請求項11
    記載の液晶表示パネル。
  13. 【請求項13】 前記横配線(5b)に対する前記縦配
    線(5c)の交差角が鋭角であることを特徴とする請求
    項10記載の液晶表示パネル。
  14. 【請求項14】 前記導電層(5)の幅方向の長さを、
    前記樹脂膜(22)の幅方向の長さよりも大きくするこ
    とを特徴とする請求項8、9、10、11、12または
    13記載の液晶表示パネル。
  15. 【請求項15】 ガラス基板(11)上に互いに直行し
    て配置されたゲート配線またはソース配線に対して集積
    回路(3)を接続する実装部品を接続する液晶表示パネ
    ルの製造方法において、プリント配線板(1)上に第1
    の配線端子(4)を形成し、前記プリント配線(1)板
    上に前記第1の配線端子(4)に近接して接地電位を持
    つ導電層(5)を所定のパターンに形成し、前記第1の
    配線端子(4)および前記導電層(5)に対して導電性
    粒子を含む樹脂膜(22)を所定温度に保って所定圧力
    で押し付けて仮止めし、前記所定温度以上の温度と前記
    所定圧力以上の圧力で前記樹脂膜(22)に含まれる導
    電性粒子を介して前記第1の配線端子(4)と、可とう
    性基板(2)に形成されており、かつ前記集積回路
    (3)に接続された第2の配線端子(36)とを電気的
    に接続し、前記樹脂膜(22)の樹脂の硬化によって前
    記第1の配線端子(4)と前記第2の配線端子(36)
    とを機械的に接続する液晶表示パネルの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記導電層(5)を複数の短冊状の配
    線(5a)に分割されたストライプ状に形成する請求項
    15記載の液晶表示パネルの製造方法。
  17. 【請求項17】 前記導電層(5)を長手方向に延びる
    2つの横配線(5b)と前記横配線(5b)を電気的に
    接続する複数の縦配線(5c)で構成されるはしご状に
    形成する請求項15記載の液晶表示パネルの製造方法。
  18. 【請求項18】 前記導電層(5)を複数のスリット
    (15)を所定の周期長で繰り返すことによってパター
    ン化する請求項15記載の液晶表示パネルの製造方法。
  19. 【請求項19】 第1のスリット(15)の配列の位相
    を、前記第1のスリット(15)の配列に隣接する第2
    のスリット(15)の配列の位相に対して、前記所定の
    周期長の1/2の長さ分ずらして、前記第1のスリット
    (15)を配列する請求項18記載の液晶表示装置の製
    造方法。
  20. 【請求項20】 前記横配線(5b)に対する前記縦配
    線(5c)の交差角度が鋭角である請求項17記載の液
    晶表示パネルの製造方法。
  21. 【請求項21】 前記樹脂膜(22)の温度を70℃以
    上、90℃以下の温度に3秒以上保って前記樹脂膜(2
    2)の前記仮止めを行う請求項15記載の液晶表示パネ
    ルの製造方法。
  22. 【請求項22】 前記樹脂膜(22)の表面を前記導電
    層(5)に2kgf/cm2以上、3kgf/cm2以下
    の圧力で押し付けて前記樹脂膜(22)の前記仮止めを
    行う請求項15または21記載の液晶表示パネルの製造
    方法。
  23. 【請求項23】 前記導電層の幅方向の長さを、前記樹
    脂膜の幅方向の長さよりも大きくすることを特徴とする
    請求項15、16、17、18、19、20、21また
    は22記載の液晶表示パネルの製造方法。
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