JP2000082824A - 半導体力学量センサの製造方法 - Google Patents

半導体力学量センサの製造方法

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JP2000082824A
JP2000082824A JP10251396A JP25139698A JP2000082824A JP 2000082824 A JP2000082824 A JP 2000082824A JP 10251396 A JP10251396 A JP 10251396A JP 25139698 A JP25139698 A JP 25139698A JP 2000082824 A JP2000082824 A JP 2000082824A
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毅 深田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体基板に梁構造の可動部と固定部を形成
してなる半導体加速度センサにおいて、製造工程時に発
生する静電気等により可動部が固定電極あるいは半導体
基板と付着するのを防止する。 【解決手段】 固定電極と電気接続される電極パッド4
4a、44cと、可動部と電気接続される電極パッド4
4bと、貼り合わせ用薄膜の電位を取出すための電極パ
ッド44dと、半導体基板の表面電位を取り出すための
電極パッド43を接続配線100でそれぞれ接続し、セ
ンサ製造後、接続配線100を切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可動部と固定部を
有し、例えば、可動部と固定部の間の容量変化を検出す
ることにより、加速度、ヨーレート、振動等の力学量を
検出する半導体力学量センサの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、梁構造の可動部を有する半導体力
学量センサとして、貼り合わせ基板を用いたサーボ制御
式の差動容量型加速度センサが提案されている(特開平
9−211022号公報参照)。このものは、基板上に
梁構造の可動部と固定部を形成して構成されており、可
動部と固定部の間の容量変化を検出することにより加速
度を検出する。梁構造の可動部は、第1のアンカー部
と、この第1のアンカー部により梁部を介して支持され
加速度を受けて変位する質量部を有しており、この質量
部には可動電極が設けられている。また、固定部は、基
板上に第2のアンカー部により固定され可動電極と対向
する形状の固定電極を有している。さらに、基板上には
導電性薄膜とそれを覆うように絶縁膜、そして貼り合わ
せ用薄膜とが形成されており、これらは梁構造の可動部
の下側に埋め込まれた形になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等がこの加速
度センサについてさらに検討を進めたところ、犠牲層エ
ッチングにより可動部を形成するとき若しくは形成した
後に、固定電極と、可動部と、半導体基板の間に静電気
等により電位差が生じ、その静電引力により可動部が固
定電極あるいは半導体基板と付着してしまうという問題
があることがわかった。
【0004】本発明は、上記した付着を防止できる半導
体力学量センサの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明においては、可動部、固定電
極および半導体基板を電気的に接続する接続配線を形成
し、可動部および固定電極を形成するためのエッチング
後に、前記接続配線を切断することを特徴としている。
【0006】従って、製造工程中に静電気が発生して
も、可動部、固定電極および半導体基板が同電位になる
ため、可動部が固定電極あるいは半導体基板と付着する
のを防止することができる。この場合、前記接続配線
は、請求項2に記載の発明のように、可動部、固定電極
および半導体基板のそれぞれに電気接続される電極パッ
ド間に形成することができる。
【0007】また、請求項3に記載の発明のように、前
記接続配線を、電極パッドと同一材料で電極パッドと同
時に形成するようにすれば、工程の簡素化を図ることが
できる。また、請求項4に記載の発明のように、前記接
続配線をスクライブライン上に形成すれば、チップ化す
るためのダイシングカット時に前記接続配線が切断され
るため、切断のための余分な工程をなくし、工程を簡素
化することができる。
【0008】また、請求項5に記載の発明のように、可
動部、固定電極および半導体基板と前記各電極パッド間
をそれぞれ電気的に接続する導電配線を半導体基板中に
形成し、前記接続配線を前記導電配線と同時に形成する
ようにすれば、接続配線を形成する特別な工程を必要と
しないため、工程を簡素化することができる。また、請
求項6に記載の発明のように、半導体基板上に形成され
た犠牲層をエッチングして可動部を半導体基板に対して
可動状態とし、この場合に、前記接続配線と前記犠牲層
の間に犠牲層のエッチングに対して耐性のある保護膜を
形成するようにすれば、前記エッチング時に前記接続配
線がエッチングされて断線するのを防止することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1に本発明の一実施形態にかかる
加速度センサの平面図を示す。図2に、図1中のセンサ
エレメントの拡大図を示す。また、図3に図2中のA−
A断面図を示し、図4に図1中のB−B断面図を示す。
【0010】図1乃至図4において、基板1の上面に
は、単結晶シリコン(単結晶半導体材料)基板2を溝に
より分離して形成された梁構造体(可動部)2Aと固定
部2Bが配置されている。梁構造体2Aは、基板1側か
ら突出する4つのアンカー部3a、3b、3c、3dに
より架設されており、基板1の上面において所定間隔を
隔てた位置に配置されている。アンカー部3a〜3dは
ポリシリコン薄膜よりなる。アンカー部3aとアンカー
部3bとの間には、梁部4が架設されており、アンカー
部3cとアンカー部3dとの間には梁部5が架設されて
いる。
【0011】また、梁部4と梁部5との間には、長方形
状をなす質量部(マス部)6が架設されている。質量部
6には上下に貫通する透孔6aが設けられている。この
透孔6aを設けることにより、後述する犠牲層エッチン
グの際にエッチング液の進入を行い易くすることができ
る。さらに、質量部6における一方の側面(図2におい
ては左側面)からは4つの可動電極7a、7b、7c、
7dが突出している。この可動電極7a〜7dは、棒状
をなし、等間隔をおいて平行に延びている。また、質量
部6における他方の側面(図2においては右側面)から
は4つの可動電極8a、8b、8c、8dが突出してい
る。この可動電極8a〜8dは、棒状をなし、等間隔に
平行に延びている。ここで、梁部4、5、質量部6、可
動電極7a〜7d、8a〜8dは、犠牲層酸化膜37の
一部もしくは全部をエッチング除去することにより、可
動するようになっている。
【0012】また、可動電極7a〜7dが形成された側
において、基板1の上面には、第1の固定電極9a、9
b、9c、9dおよび第2の固定電極11a、11b、
11c、11dが固定されている。第1の固定電極9a
〜9dは、基板1側から突出するアンカー部10a、1
0b、10c、10dにより支持されており、梁構造体
2Aの各可動電極(棒状部)7a〜7dの一方の側面に
対向して配置されている。また、第2の固定電極11a
〜11dは、基板1側から突出するアンカー部12a、
12b、12c、12dにより支持されており、梁構造
体2Aの各可動電極(棒状部)7a〜7dの他方の側面
に対向して配置されている。
【0013】同様に、可動電極8a〜8dが形成された
側において、基板1の上面には、第1の固定電極13
a、13b、13c、13dおよび第2の固定電極15
a、15b、15c、15dが固定されている。第1の
固定電極13a〜13dは、アンカー部14a、14
b、14c、14dにより支持され、かつ梁構造体2A
の各可動電極(棒状部)8a〜8dの一方の側面に対向
して配置されている。また、第2の固定電極15a〜1
5dは、基板1側から突出するアンカー部16a、16
b、16c、16dにより支持されており、梁構造体2
Aの各可動電極(棒状部)8a〜8dの他方の側面に対
向して配置されている。
【0014】基板1は、図3に示すようにシリコン基板
30の上に、絶縁膜31と、貼り合わせ用薄膜(ポリシ
リコン薄膜)32と、絶縁膜(シリコン酸化膜)33
と、絶縁膜34と、導電性薄膜(例えばリン等の不純物
をドーピングしたポリシリコン薄膜)35と、絶縁膜3
6とを積層した構成となっており、導電性薄膜35が絶
縁膜34、36で覆われた構造となっている。ここで、
絶縁膜34、36は、後述する犠牲層エッチングを行う
際のエッチング液で浸食されにくい薄膜で構成されてい
る。例えば、エッチング液としてHF(フッ素水素酸)
を用いる場合には、シリコン酸化膜に比べ浸食量が小さ
いシリコン窒化膜を、絶縁膜34、36として用いる。
【0015】導電性薄膜35は、図3に示すように、ア
ンカー部3a、10a、10b、12aを構成してい
る。また、アンカー部3b〜3d、10c、10d、1
2b〜12d、14a〜14d、16a〜16d、28
a〜28dについても導電性薄膜35で構成されてい
る。また、この導電性薄膜35は、第1の固定電極9a
〜9dと電極取出部27aの間、第1の固定電極13a
〜13dと電極取出部27bの間、第2の固定電極11
a〜11dと電極取出部27cの間、および第2の固定
電極15a〜15dと電極取出部27dの間を、それぞ
れ電気的に接続する配線を形成するとともに、下部電極
(静電気力相殺用固定電極)26を形成している。この
下部電極26は、基板1の上面部における梁構造体2A
と対向する領域に形成されている。
【0016】電極取出部27a、27b、27cは、図
4に示すように、基板1から突出するアンカー部28
a、28b、28cにより基板1の上面にそれぞれ支持
されており、電極取出部27a、27b、27cの上に
はアルミ電極からなる電極パッド(ボンディングパッ
ド)44a、44b、44cがそれぞれ形成されてい
る。このことにより、電極パッド44aは、電極取出部
27a、アンカー部28aを介し、配線22、24によ
って固定電極9a〜9d、固定電極13a〜13dと電
気接続され、電極パッド44bは、電極取出部27b、
アンカー部28bを介し、配線21によって梁構造体2
Aと電気接続され、電極パッド44cは、電極取出部2
7c、アンカー部28cを介し、配線23、25によっ
て固定電極11a〜11d、固定電極15a〜15dと
電気接続される。
【0017】また、貼り合わせ用薄膜32に設けられた
開口部46の上には、アンカー部28dによって基板1
の上面に支持された電極取出部27dが設けられてお
り、その上には電極パッド44dが形成されている。こ
の電極パッド44dは、電極取出部27d、アンカー部
28cを介し開口部46から貼り合わせ用薄膜32に電
気接続されており、貼り合わせ用薄膜32の電位を取る
ことができるようになっている。
【0018】さらに、基板2における固定部2Bの表面
には、電極パッド43が設けられており、基板2のうち
梁構造体2A、固定電極9a〜9d、11a〜11d、
13a〜13d、15a〜15d、電極取出部28a〜
28dを除く部分の電位を取ることができるようになっ
ている。なお、上記した電極パッド44a〜44d、4
3が形成された部分にて、図4に示すように、電極部4
5a〜45eが構成される。
【0019】上記した構成の加速度センサにおいては、
梁構造体2Aの可動電極7a〜7dと第1の固定電極9
a〜9dの間に第1のコンデンサが、また梁構造体2A
の可動電極7a〜7dと第2の固定電極11a〜11d
の間に第2のコンデンサがそれぞれ形成される。同様
に、梁構造体2Aの可動電極8a〜8dと第1の固定電
極13a〜13dの間に第1のコンデンサが、また梁構
造体2Aの可動電極8a〜8dと第2の固定電極15a
〜15dの間に第2のコンデンサがそれぞれ形成され
る。そして、第1、第2のコンデンサの容量に基づき、
図示しない制御回路によって、梁構造体2Aに作用する
加速度が検出される。具体的には、可動電極と固定電極
により2つの差動型静電容量を形成し、図示しない制御
回路により、2つの容量が等しくなるようにサーボ制御
が行われて加速度が検出される。
【0020】次に、上記した加速度センサの製造方法に
ついて、図2中のA−A断面を用いた工程図に従って説
明する。まず、図5(a)に示すように、第1の半導体
基板としての単結晶シリコン基板60を用意する。そし
て、トレンチエッチングによりシリコン基板60に溝6
1を形成する。この溝61は、梁構造体2Aと固定部2
Bを画定するためのものである。
【0021】次に、図5(b)に示すように、犠牲層用
薄膜としてのシリコン酸化膜62をCVD法などにより
成膜し、さらにシリコン酸化膜62の表面を平坦化す
る。次に、図5(c)に示すように、シリコン酸化膜6
2に対しフォトリソグラフィを経て一部エッチングして
凹部63を形成する。その後、表面の凹凸を増大させる
ためと犠牲層エッチング時のエッチングストッパとする
ためにシリコン窒化膜64を成膜する。
【0022】そして図5(d)に示すように、シリコン
酸化膜62とシリコン窒化膜64の積層体に対しフォト
リソグラフィを経てドライエッチングなどによりアンカ
ー部形成領域に開口部65a、65b、65c、65d
を形成する。この開口部65a〜65dは、梁構造体と
下部電極とを接続するため、および固定電極および電極
取出部と配線パターンとを接続するためのものである。
【0023】引き続き、図5(e)に示すように、開口
部65a〜65dを含むシリコン窒化膜64の上にポリ
シリコン薄膜を成膜し、その後、リン拡散などにより不
純物を導入し、さらに、フォトリソグラフィを経てアン
カー部、配線、下部電極のパターン66a、66b、6
6c、66d、66e、66fを形成する。そして、図
6(a)に示すように、ポリシリコン薄膜66a〜66
fおよびシリコン窒化膜64の上にシリコン窒化膜67
を成膜し、さらにその上にシリコン酸化膜68を成膜す
る。
【0024】そして、図6(b)に示すように、シリコ
ン酸化膜68上に貼り合わせ用薄膜としてのポリシリコ
ン薄膜69を成膜する。次に、図6(c)に示すよう
に、貼り合わせのためにポリシリコン薄膜69の表面を
機械的研磨などにより平坦化し、ポリシリコン薄膜69
上に貼り合わせを容易にするためにシリコン酸化膜70
を成膜する。
【0025】次に、図6(d)に示すように、第2の半
導体基板としての単結晶シリコン基板(支持基板)71
を用意し、シリコン酸化膜70の表面とシリコン基板7
1とを貼り合わせる。そして、図7(a)に示すように
シリコン基板60、71を表裏逆にし、図7(b)に示
すように、シリコン基板60側を機械的研磨などを行い
薄膜化する。この際、溝61内のシリコン酸化膜62の
層が出現するまで研磨を行う。このようにシリコン酸化
膜62の層が出現するまで研磨を行うと、研磨における
硬度が変化するため、研磨の終点を容易に検出すること
ができる。
【0026】なお、ここまでの工程において、電極部4
5a〜45eにも図4に示すような構造のもの(但し、
犠牲層エッチングのためのシリコン酸化膜62が残って
いる)が形成されている。この後、アルミ電極43、4
4a〜44dを成膜・フォトリソグラフィを経て形成す
る。
【0027】そして、図7(c)に示すように、HF系
のエッチング液によりシリコン酸化膜62をエッチング
除去し、可動電極を有する梁構造体2Aを可動とする。
つまり、エッチング液を用いた犠牲層エッチングにより
所定領域のシリコン酸化膜62を除去してシリコン基板
60を可動構造体とする。この際、エッチング後の乾燥
の過程で可動部が基板1に付着するのを防止するため、
パラジクロロベンゼン等の昇華剤を用いる。なお、この
犠牲層エッチングによって、電極部45a〜45eが、
図4に示すように形成される。
【0028】その後、ダイシングカットしてチップ化
し、パッケージに実装して、半導体加速度センサが完成
する。なお、この実施形態においては、上記した犠牲層
エッチングを行う前に、図1に示すように、電極パッド
43、44a〜44dを接続配線(例えば、Au線ワイ
ヤ)100で結線する。このことにより、犠牲層エッチ
ング中若しくは犠牲層エッチング後において、帯電した
装置等により静電気等が発生したとしても、固定電極9
a〜9d、11a〜11d、13a〜13d、15a〜
15d、梁構造体2A、下部配線26、固定部2Bのそ
れぞれの間に電位差が生じないようにすることができ、
静電気力により梁構造体2Aが固定電極9a〜9d、1
1a〜11d、13a〜13d、15a〜15dあるい
は固定部2Bと付着したり、あるいは梁構造体2Aが基
板1に付着するのをなくすことができる。なお、接続配
線100は、実装終了後、切断するか、電極間に電流を
流して焼き切る。
【0029】上記した実施形態においては、電極パッド
43、44a〜44dを接続配線100で結線するもの
を示したが、図8に示すように、電極パッド43、44
a〜44dと同じアルミ薄膜で接続配線101を形成す
れば、電極パッド43、44a〜44dを形成する工程
で同時に接続配線101を形成することができるため、
工程を簡素化することができる。
【0030】また、図9に示すように、アルミ薄膜の接
続配線101をスクライブライン102上に形成してお
けば、チップを切り出すタイミングと接続配線101を
切断する工程とを同時に行うことができ、工程を簡素化
することができる。この場合、その接続配線101は、
図10に示すように、スクライブライン102を跨ぐよ
うに形成されていてもよい。
【0031】また、図11に示すように、導電性薄膜3
5と同じ材料(例えば、リン等の不純物をドーピングし
たポリシリコン薄膜)による配線103によって、電極
パッド43、44a〜44dを接続するようにしてもよ
い。この場合、犠牲層エッチング時に配線103がエッ
チング液に晒されることがないため、接続配線が損傷し
て切断するという問題は発生しない。
【0032】さらに、図12、図13(図12中のC−
C矢視断面方向の斜視図)に示すように、単結晶シリコ
ン213の上に絶縁膜214を介して単結晶シリコン基
板212が接合されたSOI(Silicon On
Insulator)基板を利用した半導体加速度セン
サのように、可動電極209、固定電極207、208
の下の領域211が中空状態になって、下部配線がない
構造のものにおいては、可動電極209や固定電極20
7、208と同じ材料(単結晶シリコン)によって、溝
210の形成と同時に、スクライブライン202上に接
続配線206を形成することで、可動電極209、固定
電極207、208および基板212を、製造工程中、
同電位とすることができる。
【0033】なお、本発明は、上記した半導体加速度セ
ンサに限らず、半導体ヨーレートセンサなどの他の半導
体力学量センサにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる半導体加速度セン
サの平面構成を示す図である。
【図2】図1中のセンサエレメントの拡大図である。
【図3】図2中のA−A断面図である。
【図4】図1中のB−B断面図である。
【図5】図1乃至図4に示す半導体加速度センサの製造
方法を示す工程図である。
【図6】図5に続く工程を示す工程図である。
【図7】図6に続く工程を示す工程図である。
【図8】本発明の他の実施形態にかかる半導体加速度セ
ンサの平面構成を示す図である。
【図9】本発明のさらに他の実施形態にかかる半導体加
速度センサの平面構成を示す図である。
【図10】本発明のさらに他の実施形態にかかる半導体
加速度センサの平面構成を示す図である。
【図11】本発明のさらに他の実施形態にかかる半導体
加速度センサの平面構成を示す図である。
【図12】本発明のさらに他の実施形態にかかる半導体
加速度センサの平面構成を示す図である。
【図13】図12に示す半導体加速度センサの斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…基板、2A…梁構造体、2B…固定部、3a〜3d
…第1のアンカー部、4、5…梁部、6…質量部、7a
〜7d、8a〜8d…可動電極、9a〜9d、11a〜
11d、13a〜13d、15a〜15d…固定電極、
10a〜10d、12a〜12d、14a〜14d、1
6a〜16d…第2のアンカー部、21〜25…配線、
27a〜27d…電極取出部、44a〜44d…電極パ
ッド、100、101、103…接続配線、102…ス
クライブライン、60…第1の半導体基板、61…溝、
62…犠牲層薄膜としてのシリコン酸化膜、64、67
…シリコン窒化膜、65a〜65d…開口部、66a〜
66f…導電性薄膜としてポリシリコン薄膜、69…貼
り合わせ用薄膜としてのポリシリコン薄膜、71…第2
の半導体基板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 峰一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 4M112 AA02 BA07 CA26 CA31 CA33 CA34 DA02 DA05 DA06 DA12 DA16 DA18 EA03 EA04 EA06 EA07 EA11 GA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板を所定パターンでエッチング
    して、可動電極を有する可動部と、前記可動電極に対向
    する固定電極とを形成する半導体力学量センサの製造方
    法において、 前記可動部、前記固定電極および前記半導体基板を電気
    的に接続する接続配線を形成し、前記エッチング後に、
    前記接続配線を切断することを特徴とする半導体力学量
    センサの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記半導体基板の表面に前記可動部、前
    記固定電極および前記半導体基板のそれぞれに電気接続
    される電極パッドを形成し、各電極パッド間を前記接続
    配線にて接続することを特徴とする請求項1に記載の半
    導体力学量センサの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記接続配線を、前記電極パッドと同一
    材料で前記電極パッドと同時に形成することを特徴とす
    る請求項2に記載の半導体力学量センサの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記半導体力学量センサが複数形成され
    たウェハのスクライブライン上に前記接続配線を形成す
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記
    載の半導体力学量センサの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記可動部、前記固定電極および前記半
    導体基板と前記各電極パッド間をそれぞれ電気的に接続
    する導電配線を前記半導体基板中に形成し、前記接続配
    線を前記導電配線と同時に形成することを特徴とする請
    求項2に記載の半導体力学量センサの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記半導体基板上に形成された犠牲層を
    エッチングして前記可動部を前記半導体基板に対して可
    動状態とするものであって、前記接続配線と前記犠牲層
    の間に前記犠牲層のエッチングに対して耐性のある保護
    膜を形成することを特徴とする請求項5に記載の半導体
    力学量センサの製造方法。
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