JP2000082655A - スリット機構、露光装置およびデバイス製造方法 - Google Patents
スリット機構、露光装置およびデバイス製造方法Info
- Publication number
- JP2000082655A JP2000082655A JP10265794A JP26579498A JP2000082655A JP 2000082655 A JP2000082655 A JP 2000082655A JP 10265794 A JP10265794 A JP 10265794A JP 26579498 A JP26579498 A JP 26579498A JP 2000082655 A JP2000082655 A JP 2000082655A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slit
- light
- variable
- exposure
- plates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70483—Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
- G03F7/7055—Exposure light control in all parts of the microlithographic apparatus, e.g. pulse length control or light interruption
- G03F7/70558—Dose control, i.e. achievement of a desired dose
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70058—Mask illumination systems
- G03F7/70066—Size and form of the illuminated area in the mask plane, e.g. reticle masking blades or blinds
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光軸と垂直な面内において自由に形状を変化
させることができる可変位置スリットを実現する。 【解決手段】 光束の外延部を遮蔽してスリット状光束
を形成するためのスリット機構において、各々が光束に
対してほぼ垂直でかつスリット方向に垂直な成分を有す
る方向に動作可能なスリット部分を有する複数枚のスリ
ット板と、複数枚のスリット板を連結する弾性部材と、
スリット方向における特定部位においてスリット板を駆
動する駆動機構とを具備する。
させることができる可変位置スリットを実現する。 【解決手段】 光束の外延部を遮蔽してスリット状光束
を形成するためのスリット機構において、各々が光束に
対してほぼ垂直でかつスリット方向に垂直な成分を有す
る方向に動作可能なスリット部分を有する複数枚のスリ
ット板と、複数枚のスリット板を連結する弾性部材と、
スリット方向における特定部位においてスリット板を駆
動する駆動機構とを具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパルス光を光源とし
たスキャン方式の半導体露光装置およびこれを用いたデ
バイス製造方法に関するものであり、特に積算露光量ム
ラを調整する為に有効な可変位置スリットの機構に関す
るものである。
たスキャン方式の半導体露光装置およびこれを用いたデ
バイス製造方法に関するものであり、特に積算露光量ム
ラを調整する為に有効な可変位置スリットの機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりスキャン動作によってレチクル
上のパターンをウエハ上に露光転写するスキャン方式の
半導体露光装置が知られている。図9は一般的なスキャ
ン方式の半導体露光装置の要部概略図である。この半導
体露光装置では、同図に示すように、レチクル15上の
パターン51の一部を、パルス光を発する光源からの露
光光によってスリット状に照明し、投影系17により、
ウエハ18上に上記パターン51の一部の像を縮小投影
する。そして、投影系17とスリット状照明領域50に
対し、レチクル15およびウエハ18を、投影系17の
縮小比率と同じ速度比率で互いに逆方向52および53
にスキャンさせながら、パルス光源からのパルス光によ
る多パルス露光を繰り返すことにより、レチクル15全
面のパターンをウエハ18上の1チップ領域または複数
チップ領域に転写する。このようなスキャン方式の半導
体露光装置では、ウエハ上の露光対象領域(チップ領
域)に対して、極力均一な積算露光量を達成する必要が
ある。
上のパターンをウエハ上に露光転写するスキャン方式の
半導体露光装置が知られている。図9は一般的なスキャ
ン方式の半導体露光装置の要部概略図である。この半導
体露光装置では、同図に示すように、レチクル15上の
パターン51の一部を、パルス光を発する光源からの露
光光によってスリット状に照明し、投影系17により、
ウエハ18上に上記パターン51の一部の像を縮小投影
する。そして、投影系17とスリット状照明領域50に
対し、レチクル15およびウエハ18を、投影系17の
縮小比率と同じ速度比率で互いに逆方向52および53
にスキャンさせながら、パルス光源からのパルス光によ
る多パルス露光を繰り返すことにより、レチクル15全
面のパターンをウエハ18上の1チップ領域または複数
チップ領域に転写する。このようなスキャン方式の半導
体露光装置では、ウエハ上の露光対象領域(チップ領
域)に対して、極力均一な積算露光量を達成する必要が
ある。
【0003】ここで、露光対象領域の積算露光量の均一
性は、上記、スキャン方向とスリット方向(スリット状
照明領域50の長手方向)に分けて考えられる。スキャ
ン方向の積算露光量の均一性は、露光対象領域に照射さ
れるパルス数、各パルス光のエネルギのばらつき、パル
ス光のスキャン方向エネルギ強度分布(プロファイ
ル)、パルス発光間隔、および各パルス光のエネルギ制
御方法により決まる。スリット方向の積算露光量の均一
性は、主にスリット方向の光エネルギ強度分布により決
まる。
性は、上記、スキャン方向とスリット方向(スリット状
照明領域50の長手方向)に分けて考えられる。スキャ
ン方向の積算露光量の均一性は、露光対象領域に照射さ
れるパルス数、各パルス光のエネルギのばらつき、パル
ス光のスキャン方向エネルギ強度分布(プロファイ
ル)、パルス発光間隔、および各パルス光のエネルギ制
御方法により決まる。スリット方向の積算露光量の均一
性は、主にスリット方向の光エネルギ強度分布により決
まる。
【0004】パルス光を光源としたスキャン方式の半導
体露光装置における積算露光量を考える場合、まず、ス
リット上の1点を通過する1次元領域の積算露光量を考
えることになる。この1次元領域における積算露光量の
均一性を決定しているのは、「確定的露光量ムラ」と、
「積算露光量制御方式」である。以下にこれらの概要を
述べる。
体露光装置における積算露光量を考える場合、まず、ス
リット上の1点を通過する1次元領域の積算露光量を考
えることになる。この1次元領域における積算露光量の
均一性を決定しているのは、「確定的露光量ムラ」と、
「積算露光量制御方式」である。以下にこれらの概要を
述べる。
【0005】(確定的露光量ムラ)図4(1a)はウエ
ハ面のスキャン方向エネルギ強度分布(プロファイル)
を表わしたものである。図中のPは、露光ピッチと呼ば
れ、スキャンスピードをパルス光光源の周波数で割った
長さであり、パルス光光源1パルス当たりのスキャン方
向の露光長を表わすものである。図4(1a)は、プロ
ファイルの傾斜部分および平坦部分が上記露光ピッチP
の整数倍の場合を示し、この場合には、各パルス光によ
る積算露光量は同図の〜の部分を積算したものとな
る。この様子を表現したものが、図4(1b)および図
4(1c)である。この場合には、露光ピッチP内の全
点において均一な積算露光が実現できていることがわか
る。
ハ面のスキャン方向エネルギ強度分布(プロファイル)
を表わしたものである。図中のPは、露光ピッチと呼ば
れ、スキャンスピードをパルス光光源の周波数で割った
長さであり、パルス光光源1パルス当たりのスキャン方
向の露光長を表わすものである。図4(1a)は、プロ
ファイルの傾斜部分および平坦部分が上記露光ピッチP
の整数倍の場合を示し、この場合には、各パルス光によ
る積算露光量は同図の〜の部分を積算したものとな
る。この様子を表現したものが、図4(1b)および図
4(1c)である。この場合には、露光ピッチP内の全
点において均一な積算露光が実現できていることがわか
る。
【0006】図4(2a)はプロファイルの傾斜部分の
みが露光ピッチPの整数倍の場合を示し、この場合で
も、図4(2b)および(2c)より、露光ピッチP内
の全点において均一な積算露光が実現できていることが
わかる。図4(3a)はプロファイルの傾斜部分と平坦
部分の和の長さが露光ピッチPの整数倍の場合であり、
この場合でも、図4(3b)および(3c)より、露光
ピッチP内の全点において均一な積算露光が実現できて
いることがわかる。
みが露光ピッチPの整数倍の場合を示し、この場合で
も、図4(2b)および(2c)より、露光ピッチP内
の全点において均一な積算露光が実現できていることが
わかる。図4(3a)はプロファイルの傾斜部分と平坦
部分の和の長さが露光ピッチPの整数倍の場合であり、
この場合でも、図4(3b)および(3c)より、露光
ピッチP内の全点において均一な積算露光が実現できて
いることがわかる。
【0007】図4(4a)はプロファイルの傾斜部分お
よびプロファイルの傾斜部分と平坦部分の和の長さが、
露光ピッチと整数倍の関係にない場合であり、この場合
のみ露光ピッチP内の各点における積算露光量が均一に
なっていないことがわかる。この図4(4c)で示すよ
うなスキャン方向の露光量ムラは、パルス光光源の出力
が安定していても、確実に発生するものであるため、
「確定的露光量ムラ」と呼んでいる。
よびプロファイルの傾斜部分と平坦部分の和の長さが、
露光ピッチと整数倍の関係にない場合であり、この場合
のみ露光ピッチP内の各点における積算露光量が均一に
なっていないことがわかる。この図4(4c)で示すよ
うなスキャン方向の露光量ムラは、パルス光光源の出力
が安定していても、確実に発生するものであるため、
「確定的露光量ムラ」と呼んでいる。
【0008】スキャン方式の半導体露光装置では、上記
確定的露光量ムラを回避するため、一般的に、プロファ
イルの傾斜部分と平坦部分の和の長さが露光ピッチPの
整数倍である関係となるように、プロファイルおよび露
光ピッチを決定するようにしている。
確定的露光量ムラを回避するため、一般的に、プロファ
イルの傾斜部分と平坦部分の和の長さが露光ピッチPの
整数倍である関係となるように、プロファイルおよび露
光ピッチを決定するようにしている。
【0009】(積算露光量制御方式)半導体露光装置で
は、そのパルス光光源としてエキシマレーザを使用する
ことができるが、一般に、このようなパルス光光源は数
%程度の出力ばらつきを有するものである。この出力ば
らつきは、結果として場所による積算露光量のばらつき
となる。これを回避するため、積算露光量制御方式とし
て、「移動平均値一定値制御」または「パルス光発光間
隔制御」を選択もしくは併用可能なようにしている。
は、そのパルス光光源としてエキシマレーザを使用する
ことができるが、一般に、このようなパルス光光源は数
%程度の出力ばらつきを有するものである。この出力ば
らつきは、結果として場所による積算露光量のばらつき
となる。これを回避するため、積算露光量制御方式とし
て、「移動平均値一定値制御」または「パルス光発光間
隔制御」を選択もしくは併用可能なようにしている。
【0010】移動平均値一定値制御とは、連続する所定
パルス数における光エネルギの移動平均値が常に一定に
なるように、パルス光発光毎に光エネルギを計測し、次
のパルス光のエネルギ指令値を制御することをいう(詳
細技術内容については特開平7−254559号公報を
参照のこと。)。パルス光発光間隔制御とは、パルス光
発光毎に光エネルギ指令値と実測値を比較し、もし、指
令値より実測値が大きかった場合には、次のパルスの発
光タイミングを遅らせ、もし、指令値より実測値が小さ
かった場合には、次のパルスの発光タイミングを早くす
る制御をいう(詳細技術内容については特開平7−74
092号公報を参照のこと。)。
パルス数における光エネルギの移動平均値が常に一定に
なるように、パルス光発光毎に光エネルギを計測し、次
のパルス光のエネルギ指令値を制御することをいう(詳
細技術内容については特開平7−254559号公報を
参照のこと。)。パルス光発光間隔制御とは、パルス光
発光毎に光エネルギ指令値と実測値を比較し、もし、指
令値より実測値が大きかった場合には、次のパルスの発
光タイミングを遅らせ、もし、指令値より実測値が小さ
かった場合には、次のパルスの発光タイミングを早くす
る制御をいう(詳細技術内容については特開平7−74
092号公報を参照のこと。)。
【0011】以上、スリット上の1点を通過する1次元
領域における積算露光量の均一性に影響を与える「確定
的露光量ムラ」と「積算露光量制御方式」について述べ
た。
領域における積算露光量の均一性に影響を与える「確定
的露光量ムラ」と「積算露光量制御方式」について述べ
た。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】一方、前述のように、
露光量ムラはスキャン方向だけではなく、スリット方向
にも当然存在する。このスリット方向の露光量ムラを除
去するために、スリット方向の位置によりスリット幅を
変える方法が考えられる。この様子を図5(a)および
(b)を用いて説明する。
露光量ムラはスキャン方向だけではなく、スリット方向
にも当然存在する。このスリット方向の露光量ムラを除
去するために、スリット方向の位置によりスリット幅を
変える方法が考えられる。この様子を図5(a)および
(b)を用いて説明する。
【0013】図5(a)の破線54は理想的なプロファ
イルを示し、実線55は実際のプロファイルの一例を示
す。この例ではスリット周辺部において照度の低下があ
る。このような場合に、スリット幅を変化させてスリッ
ト方向の露光ムラを除去しようとすると、図5(b)の
ように、スリット中央部のスリット幅を狭くすることに
なる。この場合、スリット中央部と周辺部とで、スキャ
ン方向のプロファイル形状が変わってしまう。このこと
を「確定的露光量ムラ」から考えると、従来の半導体露
光装置では、プロファイルの傾斜部分と平坦部分の和の
長さが露光ピッチPの整数倍の関係となるように設定し
ているため、スリット位置によりスリット幅を変える方
式によれば、スリット位置により、確定的露光量ムラが
大きくなる場所が出てくる。また、「積算露光量制御方
式」から考えると、「移動平均値一定値制御」を用いた
場合には、スリット位置により、露光に使用されるパル
ス数が変わってしまうため、スリット位置によっては、
露光量制御精度が低下してしまう。また、「パルス光発
光間隔制御」を用いた場合にも、スリット位置によりプ
ロファイル形状が違えば、当然、発光タイミングを所定
タイミングから変えた場合の積算量に対する影響度が違
ってくるため、スリット位置によっては、露光量制御精
度が低下してしまう。
イルを示し、実線55は実際のプロファイルの一例を示
す。この例ではスリット周辺部において照度の低下があ
る。このような場合に、スリット幅を変化させてスリッ
ト方向の露光ムラを除去しようとすると、図5(b)の
ように、スリット中央部のスリット幅を狭くすることに
なる。この場合、スリット中央部と周辺部とで、スキャ
ン方向のプロファイル形状が変わってしまう。このこと
を「確定的露光量ムラ」から考えると、従来の半導体露
光装置では、プロファイルの傾斜部分と平坦部分の和の
長さが露光ピッチPの整数倍の関係となるように設定し
ているため、スリット位置によりスリット幅を変える方
式によれば、スリット位置により、確定的露光量ムラが
大きくなる場所が出てくる。また、「積算露光量制御方
式」から考えると、「移動平均値一定値制御」を用いた
場合には、スリット位置により、露光に使用されるパル
ス数が変わってしまうため、スリット位置によっては、
露光量制御精度が低下してしまう。また、「パルス光発
光間隔制御」を用いた場合にも、スリット位置によりプ
ロファイル形状が違えば、当然、発光タイミングを所定
タイミングから変えた場合の積算量に対する影響度が違
ってくるため、スリット位置によっては、露光量制御精
度が低下してしまう。
【0014】このような従来技術の問題点に鑑み、スキ
ャン方式の露光装置およびこれを用いたデバイス製造方
法において、露光対象領域全域における積算露光量を均
一にするため、本発明者等は新しいプロファイルの形成
方法を見いだした。これは、スリット上の任意の位置に
おける光エネルギ強度分布形状(プロファイル形状)を
一致させるために、スリット位置における照明の光エ
ネルギ強度分布をスキャン方向に傾斜したものとし、そ
して、スリット状光束を形成するためのスリットを可
変位置スリットとし、スキャン方向のスリット位置をス
リット方向の場所により任意に設定可能とするものであ
る。
ャン方式の露光装置およびこれを用いたデバイス製造方
法において、露光対象領域全域における積算露光量を均
一にするため、本発明者等は新しいプロファイルの形成
方法を見いだした。これは、スリット上の任意の位置に
おける光エネルギ強度分布形状(プロファイル形状)を
一致させるために、スリット位置における照明の光エ
ネルギ強度分布をスキャン方向に傾斜したものとし、そ
して、スリット状光束を形成するためのスリットを可
変位置スリットとし、スキャン方向のスリット位置をス
リット方向の場所により任意に設定可能とするものであ
る。
【0015】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、このような可変位置スリットを実現するために、
光軸と垂直な面内において、自由に形状を変化させるこ
とが可能なスリット機構ならびに該スリット機構を用い
た露光装置およびデバイス製造方法を提供することにあ
る。
決し、このような可変位置スリットを実現するために、
光軸と垂直な面内において、自由に形状を変化させるこ
とが可能なスリット機構ならびに該スリット機構を用い
た露光装置およびデバイス製造方法を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段および方法】この目的を達
成するため、本発明のスリット機構では、光束の外延部
を遮蔽してスリット状光束を形成するためのスリット機
構において、各々が光束に対してほぼ垂直でかつスリッ
ト方向に垂直な成分を有する方向に動作可能なスリット
部分を有する複数枚のスリット板と、複数枚のスリット
板を連結する弾性部材と、スリット方向における特定部
位においてスリット板を駆動する駆動機構とを具備する
ことを特徴とする。
成するため、本発明のスリット機構では、光束の外延部
を遮蔽してスリット状光束を形成するためのスリット機
構において、各々が光束に対してほぼ垂直でかつスリッ
ト方向に垂直な成分を有する方向に動作可能なスリット
部分を有する複数枚のスリット板と、複数枚のスリット
板を連結する弾性部材と、スリット方向における特定部
位においてスリット板を駆動する駆動機構とを具備する
ことを特徴とする。
【0017】そして、特定部位において駆動機構がスリ
ット板を光束に対して垂直でかつスリット方向に垂直な
方向に駆動すると、この駆動したスリット板に近接する
スリット板がスリット形状を滑動させるように弾性部材
の弾性を有する範囲内で連動する。これにより、複数枚
のスリット板のうち特定のスリット板のみを駆動して
も、スリット形状を全体として滑らかに変形させること
が可能となる。
ット板を光束に対して垂直でかつスリット方向に垂直な
方向に駆動すると、この駆動したスリット板に近接する
スリット板がスリット形状を滑動させるように弾性部材
の弾性を有する範囲内で連動する。これにより、複数枚
のスリット板のうち特定のスリット板のみを駆動して
も、スリット形状を全体として滑らかに変形させること
が可能となる。
【0018】また、本発明の露光装置では、パルス光を
光源とし、このパルス光をスリット機構によりスリット
状に形成して原版を照明するとともに、この照明光に対
して原版と基板をスキャン移動させて原版のパターンを
基板上に露光転写するスキャン方式の露光装置におい
て、スリット機構が、各々がパルス光の光束にほぼ垂直
でかつスキャン方向の成分を有する方向に動作可能なス
リット部分を有する複数枚のスリット板と、複数枚のス
リット板を連結する弾性部材と、スリット方向における
特定部位においてスリット板を駆動する駆動機構とを具
備し、スリット部分ごとにスリット形状が可変であり、
これによりスキャン方向の光強度分布をスリット方向に
関して等しくする手段を有することを特徴とする。
光源とし、このパルス光をスリット機構によりスリット
状に形成して原版を照明するとともに、この照明光に対
して原版と基板をスキャン移動させて原版のパターンを
基板上に露光転写するスキャン方式の露光装置におい
て、スリット機構が、各々がパルス光の光束にほぼ垂直
でかつスキャン方向の成分を有する方向に動作可能なス
リット部分を有する複数枚のスリット板と、複数枚のス
リット板を連結する弾性部材と、スリット方向における
特定部位においてスリット板を駆動する駆動機構とを具
備し、スリット部分ごとにスリット形状が可変であり、
これによりスキャン方向の光強度分布をスリット方向に
関して等しくする手段を有することを特徴とする。
【0019】また、本発明のデバイス製造方法では、パ
ルス光を光源とし、このパルス光をスリット機構により
スリット状に形成して原版をスリット状に照明するとと
もに、この照明光に対して原版と基板をスキャン移動さ
せて原版のパターンを基板上に露光転写するスキャン方
式の露光によるデバイス製造方法おいて、スリット機構
が、各々がパルス光の光束にほぼ垂直でかつスキャン方
向の成分を有する方向に動作可能なスリット部分を有す
る複数枚のスリット板により形成されるスリット形状
を、複数枚のスリット板を連結する弾性部材と、スリッ
ト方向における特定部位においてスリット板を駆動する
駆動機構とにより滑動させるように変形させ、これによ
り照明光のスキャン方向の光強度分布をスリット方向に
関して等しくして露光を行うことを特徴とする。
ルス光を光源とし、このパルス光をスリット機構により
スリット状に形成して原版をスリット状に照明するとと
もに、この照明光に対して原版と基板をスキャン移動さ
せて原版のパターンを基板上に露光転写するスキャン方
式の露光によるデバイス製造方法おいて、スリット機構
が、各々がパルス光の光束にほぼ垂直でかつスキャン方
向の成分を有する方向に動作可能なスリット部分を有す
る複数枚のスリット板により形成されるスリット形状
を、複数枚のスリット板を連結する弾性部材と、スリッ
ト方向における特定部位においてスリット板を駆動する
駆動機構とにより滑動させるように変形させ、これによ
り照明光のスキャン方向の光強度分布をスリット方向に
関して等しくして露光を行うことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明のスリット機構における好
ましい実施形態においては、複数枚のスリット板はスリ
ット方向に沿って並設され、互いに平行移動するように
構成してもよく、あるいは、複数のスリット板が各々隣
接するスリット板と互いに回動するように回転機構によ
り連結され、スリット板の片端の連結部位でスリット板
がスリット方向に垂直な方向に動作すると、他端に連結
されたスリット板の位置に応じて動作したスリット板が
回転するように構成してもよい。
ましい実施形態においては、複数枚のスリット板はスリ
ット方向に沿って並設され、互いに平行移動するように
構成してもよく、あるいは、複数のスリット板が各々隣
接するスリット板と互いに回動するように回転機構によ
り連結され、スリット板の片端の連結部位でスリット板
がスリット方向に垂直な方向に動作すると、他端に連結
されたスリット板の位置に応じて動作したスリット板が
回転するように構成してもよい。
【0021】また、複数のスリット板の列を、スリット
の両側に設け、スリット方向の特定位置において駆動機
構が両側に設けられたスリット板を同一方向へ動作する
ことによりスリット幅が固定でかつスリット方向の任意
の位置におけるスリット方向に垂直な方向のスリット位
置が可変である固定幅可変位置スリットを形成する手段
を設けてもよく、さらに、スリット方向の特定位置にお
いて駆動機構が両側に設けられたスリット板を独立して
動作することによりスリット幅が可変でかつスリット方
向の任意の位置におけるスリット方向に垂直な方向のス
リット位置が可変である可変幅可変位置スリットを形成
する手段を設けてもよい。
の両側に設け、スリット方向の特定位置において駆動機
構が両側に設けられたスリット板を同一方向へ動作する
ことによりスリット幅が固定でかつスリット方向の任意
の位置におけるスリット方向に垂直な方向のスリット位
置が可変である固定幅可変位置スリットを形成する手段
を設けてもよく、さらに、スリット方向の特定位置にお
いて駆動機構が両側に設けられたスリット板を独立して
動作することによりスリット幅が可変でかつスリット方
向の任意の位置におけるスリット方向に垂直な方向のス
リット位置が可変である可変幅可変位置スリットを形成
する手段を設けてもよい。
【0022】本発明の露光装置における好ましい実施形
態においては、スリット上の任意の位置における光エネ
ルギ強度分布形状(プロファイル形状)を一致させるた
めに、スリット位置における照明の光エネルギ強度分
布をスキャン方向に傾斜したものとし、そして、スリ
ット状光束を形成するためのスリットを固定幅可変位置
スリットとし、スキャン方向のスリット位置をスリット
方向の場所により任意に設定可能としている。
態においては、スリット上の任意の位置における光エネ
ルギ強度分布形状(プロファイル形状)を一致させるた
めに、スリット位置における照明の光エネルギ強度分
布をスキャン方向に傾斜したものとし、そして、スリ
ット状光束を形成するためのスリットを固定幅可変位置
スリットとし、スキャン方向のスリット位置をスリット
方向の場所により任意に設定可能としている。
【0023】すなわち好ましい形態の露光装置では、上
述した固定または可変幅の可変位置スリットを形成する
スリット機構を備え、このスリットと、このスリットへ
の入射光の光強度分布をスキャン方向に傾斜したものと
する手段とを用いて光強度分布を等しくする手段が構成
されている。
述した固定または可変幅の可変位置スリットを形成する
スリット機構を備え、このスリットと、このスリットへ
の入射光の光強度分布をスキャン方向に傾斜したものと
する手段とを用いて光強度分布を等しくする手段が構成
されている。
【0024】この場合、照明光のスキャン方向の光強度
分布をスリット方向に関して等しくする手段は、スキャ
ン方向の光強度分布を計測するために原版をスキャン移
動させるための基板ステージ上に設けられたセンサと、
基板ステージおよびセンサを制御して露光状態での基板
ステージ上におけるスリット方向の複数位置での光強度
分布を測定し、この結果に基づいて各スリット部分のス
リット位置を調整する手段とを備えることができる。
分布をスリット方向に関して等しくする手段は、スキャ
ン方向の光強度分布を計測するために原版をスキャン移
動させるための基板ステージ上に設けられたセンサと、
基板ステージおよびセンサを制御して露光状態での基板
ステージ上におけるスリット方向の複数位置での光強度
分布を測定し、この結果に基づいて各スリット部分のス
リット位置を調整する手段とを備えることができる。
【0025】また、光強度分布をスキャン方向に傾斜し
たものとする手段は、照明光の光路中に配置され、照明
光の光強度分布がスキャン方向に傾斜したものとなるよ
うに透過率が調整されたフィルタによって構成すること
ができる。
たものとする手段は、照明光の光路中に配置され、照明
光の光強度分布がスキャン方向に傾斜したものとなるよ
うに透過率が調整されたフィルタによって構成すること
ができる。
【0026】さらに、基板をスキャン移動させる基板ス
テージ上に設けられたリニアアレイセンサにより、実際
の露光時と同等のスキャンスピードおよびパルス光の周
波数で露光動作を実行しながら積算露光量の計測を実行
し、この積算露光量の計測値が露光ピッチ内において均
一となるように、スキャン方向のスリット位置を調整す
る手段を有するようにしてもよい。
テージ上に設けられたリニアアレイセンサにより、実際
の露光時と同等のスキャンスピードおよびパルス光の周
波数で露光動作を実行しながら積算露光量の計測を実行
し、この積算露光量の計測値が露光ピッチ内において均
一となるように、スキャン方向のスリット位置を調整す
る手段を有するようにしてもよい。
【0027】デバイス製造方法においては、照明光のス
キャン方向の光強度分布をスリット方向に関して等しく
するために、上述のような構成により、照明光の光強度
分布をスキャン方向に傾斜させ、かつスリットの、スリ
ット方向の各位置におけるスリット位置を調整する。
キャン方向の光強度分布をスリット方向に関して等しく
するために、上述のような構成により、照明光の光強度
分布をスキャン方向に傾斜させ、かつスリットの、スリ
ット方向の各位置におけるスリット位置を調整する。
【0028】本実施形態の露光装置の原理を、図6およ
び図7を用いて具体的に説明する。図6(a)は従来の
スキャン方式の半導体露光装置におけるスキャン方向の
光強度分布のプロファイルを示すグラフであり、図6
(b)は本実施形態に従ったスキャン方式の半導体露光
装置におけるスキャン方向プロファイルを示す。本実施
形態では図6(b)のように、従来のプロファイルで平
坦であった部分61を傾斜させた傾斜プロファイルとし
ている。
び図7を用いて具体的に説明する。図6(a)は従来の
スキャン方式の半導体露光装置におけるスキャン方向の
光強度分布のプロファイルを示すグラフであり、図6
(b)は本実施形態に従ったスキャン方式の半導体露光
装置におけるスキャン方向プロファイルを示す。本実施
形態では図6(b)のように、従来のプロファイルで平
坦であった部分61を傾斜させた傾斜プロファイルとし
ている。
【0029】図7は、図6(b)のようなプロファイル
の有効性を示す図である。図中の、破線71は理想的プ
ロファイルを示し、一点鎖線72は実際のプロファイル
の一例を示す。つまり、本実施形態に従った調整を行う
前の状態における左側、中央部、および右側のプロファ
イルは各々プロファイルL1,L2,L3,L4、C
1,C2,C3,C4、およびR1,R2,R3,R4
であり、中央部のプロファイルC1,C2,C3,C4
が左側のプロファイルL1,L2,L3,L4および右
側のプロファイルR1,R2,R3,R4より大きい状
況にある。本実施形態では、このような状況の場合、ス
リット上の位置によってスリット幅を変化させるのでは
なく、スリットの位置を変えるようにしている。具体的
には、中央部のスリット位置を光エネルギ強度分布が低
い方に移動させ、中央部のプロファイルC1,C2,C
3,C4を、プロファイルC1’,C2’,C3’,C
4’に変更することにより、中央部と周辺部のプロファ
イルを一致させるようにしている。
の有効性を示す図である。図中の、破線71は理想的プ
ロファイルを示し、一点鎖線72は実際のプロファイル
の一例を示す。つまり、本実施形態に従った調整を行う
前の状態における左側、中央部、および右側のプロファ
イルは各々プロファイルL1,L2,L3,L4、C
1,C2,C3,C4、およびR1,R2,R3,R4
であり、中央部のプロファイルC1,C2,C3,C4
が左側のプロファイルL1,L2,L3,L4および右
側のプロファイルR1,R2,R3,R4より大きい状
況にある。本実施形態では、このような状況の場合、ス
リット上の位置によってスリット幅を変化させるのでは
なく、スリットの位置を変えるようにしている。具体的
には、中央部のスリット位置を光エネルギ強度分布が低
い方に移動させ、中央部のプロファイルC1,C2,C
3,C4を、プロファイルC1’,C2’,C3’,C
4’に変更することにより、中央部と周辺部のプロファ
イルを一致させるようにしている。
【0030】また、本実施形態によれば、このような傾
斜プロファイルを採用しているため、従来の台形プロフ
ァイルとは別な確定的露光量ムラの発生をしてしまう。
そこで、これを回避するため、プロファイルの前端の傾
斜部分、および中央の傾斜部(従来の平坦部)を露光ピ
ッチの整数倍となるようにしている。以上により、スリ
ット上の任意の位置における光エネルギ強度分布形状は
同一なものとできるため、前述の従来の問題は全て解決
され、露光対象領域全域における積算露光量が均一にな
る。
斜プロファイルを採用しているため、従来の台形プロフ
ァイルとは別な確定的露光量ムラの発生をしてしまう。
そこで、これを回避するため、プロファイルの前端の傾
斜部分、および中央の傾斜部(従来の平坦部)を露光ピ
ッチの整数倍となるようにしている。以上により、スリ
ット上の任意の位置における光エネルギ強度分布形状は
同一なものとできるため、前述の従来の問題は全て解決
され、露光対象領域全域における積算露光量が均一にな
る。
【0031】
【実施例】(第1の実施例)図1は本実施例の可変位置
スリット10の具体的な構成を示す図である。同図にお
いて、42a〜42kおよび43a〜43kは各々上端
および下端のスリット、40a〜40eおよび41a〜
41eは各々上端および下端スリット42a〜42kお
よび43a〜43kを上下方向に駆動するリニアアクチ
ュエータ、44a〜44kおよび45a〜45kは各々
上端および下端スリット42a〜42kおよび43a〜
43kと一緒に動く回転突起部、46および47は各々
上端および下端スリット42a〜42kおよび43a〜
43kのガイド部、48および49は各々上端および下
端の回転突起部44a〜44kおよび45a〜45kを
連結する板バネである。
スリット10の具体的な構成を示す図である。同図にお
いて、42a〜42kおよび43a〜43kは各々上端
および下端のスリット、40a〜40eおよび41a〜
41eは各々上端および下端スリット42a〜42kお
よび43a〜43kを上下方向に駆動するリニアアクチ
ュエータ、44a〜44kおよび45a〜45kは各々
上端および下端スリット42a〜42kおよび43a〜
43kと一緒に動く回転突起部、46および47は各々
上端および下端スリット42a〜42kおよび43a〜
43kのガイド部、48および49は各々上端および下
端の回転突起部44a〜44kおよび45a〜45kを
連結する板バネである。
【0032】本図において、上端および下端スリット4
2a〜42kおよび43a〜43kは、ガイド部46お
よび47により各々独立に上下方向に移動可能なように
なっている。また、回転突起部44a〜44kおよび4
5a〜45kは各々回転が可能な様になっており、その
中央部には板バネ48および49がスライド可能な状態
で挿入されている。また、特定のスリット42b、42
d、42f、42hおよび42jならびに43b、43
d、43f、43hおよび43jのみ、リニアアクチュ
エータ40a〜40e、および41a〜41eにより駆
動可能な様になっており、上記特定のスリット以外のス
リットは、上記板バネ48または49で連結されている
ため、特定スリット位置を内挿する位置に位置すること
になる。
2a〜42kおよび43a〜43kは、ガイド部46お
よび47により各々独立に上下方向に移動可能なように
なっている。また、回転突起部44a〜44kおよび4
5a〜45kは各々回転が可能な様になっており、その
中央部には板バネ48および49がスライド可能な状態
で挿入されている。また、特定のスリット42b、42
d、42f、42hおよび42jならびに43b、43
d、43f、43hおよび43jのみ、リニアアクチュ
エータ40a〜40e、および41a〜41eにより駆
動可能な様になっており、上記特定のスリット以外のス
リットは、上記板バネ48または49で連結されている
ため、特定スリット位置を内挿する位置に位置すること
になる。
【0033】図2は本実施例の可変位置スリットを組み
込んだ半導体露光装置の全体図であり、同図において、
1はパルス光光源であるエキシマレーザ、2はエキシマ
レーザ1からの光束を拡大するエクスパンダ部、3はエ
クスパンダ部2からの光束に対して傾斜した光強度分布
(傾斜プロファイル)を形成するために傾斜した強度の
分布を付与するフィルタ、4はフィルタ3を通過した光
束がレチクル面を照明する際の照度を均一にするための
ハエの目レンズ、5は照明モードを決定する絞り、6は
その内部に複数の絞り5を有する絞り交換ユニット、7
は絞り5を通過した光によりマスキングを照明するレン
ズ群、8はレンズ群7を通過した光束の1%程度を反射
する平行平面板、9はレチクル面と共役な位置に配置さ
れ、平行平面板8で反射された光を受光してレチクル面
の光量を検出するレチクル面光量検出器、10は平行平
面板8を透過した光束をスリット状に成形し、照明領域
および照明強度分布を決定している図1で示した本例の
可変位置スリット、11はレチクルステージ16および
ウエハステージ20と同期して移動することによりレチ
クル15およびウエハ18上の露光領域を制限している
マスキングブレード、12はコンデンサレンズ、13は
全反射ミラー、14はコリメータレンズ、15はレチク
ル、16はレチクル15をスキャン方向にスキャン動作
させるレチクルステージ、17は投影レンズ、18は露
光対象であるウエハ、19はウエハ18を保持するウエ
ハチャック、20はウエハ18をスキャン方向(Y方
向)にスキャン動作させ、かつ、X方向への移動機能も
有しているウエハステージ、21はスキャン方向の光エ
ネルギの強度分布(プロファイル)を計測するためのリ
ニアアレイセンサ、22はリニアアレイセンサ21の上
部に配置されているフィルタである。
込んだ半導体露光装置の全体図であり、同図において、
1はパルス光光源であるエキシマレーザ、2はエキシマ
レーザ1からの光束を拡大するエクスパンダ部、3はエ
クスパンダ部2からの光束に対して傾斜した光強度分布
(傾斜プロファイル)を形成するために傾斜した強度の
分布を付与するフィルタ、4はフィルタ3を通過した光
束がレチクル面を照明する際の照度を均一にするための
ハエの目レンズ、5は照明モードを決定する絞り、6は
その内部に複数の絞り5を有する絞り交換ユニット、7
は絞り5を通過した光によりマスキングを照明するレン
ズ群、8はレンズ群7を通過した光束の1%程度を反射
する平行平面板、9はレチクル面と共役な位置に配置さ
れ、平行平面板8で反射された光を受光してレチクル面
の光量を検出するレチクル面光量検出器、10は平行平
面板8を透過した光束をスリット状に成形し、照明領域
および照明強度分布を決定している図1で示した本例の
可変位置スリット、11はレチクルステージ16および
ウエハステージ20と同期して移動することによりレチ
クル15およびウエハ18上の露光領域を制限している
マスキングブレード、12はコンデンサレンズ、13は
全反射ミラー、14はコリメータレンズ、15はレチク
ル、16はレチクル15をスキャン方向にスキャン動作
させるレチクルステージ、17は投影レンズ、18は露
光対象であるウエハ、19はウエハ18を保持するウエ
ハチャック、20はウエハ18をスキャン方向(Y方
向)にスキャン動作させ、かつ、X方向への移動機能も
有しているウエハステージ、21はスキャン方向の光エ
ネルギの強度分布(プロファイル)を計測するためのリ
ニアアレイセンサ、22はリニアアレイセンサ21の上
部に配置されているフィルタである。
【0034】また、23はエキシマレーザ1の制御部、
24は絞り交換ユニット6の制御部、25は可変位置ス
リット10の制御部、26はマスキングブレード11の
制御部、27はレチクルステージ16の制御部、28は
ウエハステージ20の制御部、29は半導体露光装置全
体の制御を行うCPU、30はオペレータの操作部であ
る。
24は絞り交換ユニット6の制御部、25は可変位置ス
リット10の制御部、26はマスキングブレード11の
制御部、27はレチクルステージ16の制御部、28は
ウエハステージ20の制御部、29は半導体露光装置全
体の制御を行うCPU、30はオペレータの操作部であ
る。
【0035】図3は可変位置スリット10部分に傾斜し
た光強度分布を形成するためのフィルタ3の概略図であ
る。同図に示すように、斜線部31の透過率が他の部分
32よりも低くなっている。
た光強度分布を形成するためのフィルタ3の概略図であ
る。同図に示すように、斜線部31の透過率が他の部分
32よりも低くなっている。
【0036】上述のように、本例の半導体露光装置はパ
ルス光光源としてエキシマレーザ1を使用し、このエキ
シマレーザ1からのパルス光をエクスパンダー部2によ
り所望の形状にしてハエの目レンズ4の入射面に投影し
ている。ここで、ハエの目レンズ4の入射面に挿入され
ている、傾斜したプロファイルを作る為のフィルタ3
は、図3に示されるように各ハエの目1個毎に特定領域
のみ透過率が低い膜が形成してあるため、これによるハ
エの目レンズ4の入射面の照度分布はマスキングブレー
ド11の位置およびレチクル15面に反映される。この
ため、フィルタ3により、マスキングブレード11近く
に配置されている可変位置スリット10付近にスキャン
方向に傾斜した光エネルギ強度分布を有する照明が実現
されることになる。ここで、図3は実際には、もっと多
数のハエの目に対応したものであり、段差の無い傾斜プ
ロファイル形状を実現するようにしている。
ルス光光源としてエキシマレーザ1を使用し、このエキ
シマレーザ1からのパルス光をエクスパンダー部2によ
り所望の形状にしてハエの目レンズ4の入射面に投影し
ている。ここで、ハエの目レンズ4の入射面に挿入され
ている、傾斜したプロファイルを作る為のフィルタ3
は、図3に示されるように各ハエの目1個毎に特定領域
のみ透過率が低い膜が形成してあるため、これによるハ
エの目レンズ4の入射面の照度分布はマスキングブレー
ド11の位置およびレチクル15面に反映される。この
ため、フィルタ3により、マスキングブレード11近く
に配置されている可変位置スリット10付近にスキャン
方向に傾斜した光エネルギ強度分布を有する照明が実現
されることになる。ここで、図3は実際には、もっと多
数のハエの目に対応したものであり、段差の無い傾斜プ
ロファイル形状を実現するようにしている。
【0037】ハエの目レンズ4を通過した光束は、その
後段の絞り5を照明する。絞り5は絞り交換ユニット6
内に複数枚収納されており、照明モードの指令により自
動的に交換されるようになっている。絞り5により、有
効光源形状が決定した光束はレンズ群7により、マスキ
ングブレード11を照明する。このとき、マスキングブ
レード11の手前に配置されている可変位置スリット1
0の上端および下端スリット42a〜42kおよび43
a〜43kがマスキングブレード11部に実質的なスリ
ット形状を形成する。ここで、上端および下端スリット
42a〜42kおよび43a〜43kはマスキングブレ
ード11とわずかに離れているため、マスキングブレー
ド11の位置においては、スリットのエッジ部がぼけ
て、図6(b)に示すようなプロファイル両端の傾斜部
63および64を作ることになる。
後段の絞り5を照明する。絞り5は絞り交換ユニット6
内に複数枚収納されており、照明モードの指令により自
動的に交換されるようになっている。絞り5により、有
効光源形状が決定した光束はレンズ群7により、マスキ
ングブレード11を照明する。このとき、マスキングブ
レード11の手前に配置されている可変位置スリット1
0の上端および下端スリット42a〜42kおよび43
a〜43kがマスキングブレード11部に実質的なスリ
ット形状を形成する。ここで、上端および下端スリット
42a〜42kおよび43a〜43kはマスキングブレ
ード11とわずかに離れているため、マスキングブレー
ド11の位置においては、スリットのエッジ部がぼけ
て、図6(b)に示すようなプロファイル両端の傾斜部
63および64を作ることになる。
【0038】マスキングブレード11に形成された傾斜
プロファイルを有する照明光は、コンデンサレンズ12
およびコリメータレンズ14によりレチクル15上に導
かれ、レチクルを照明する。
プロファイルを有する照明光は、コンデンサレンズ12
およびコリメータレンズ14によりレチクル15上に導
かれ、レチクルを照明する。
【0039】また、本実施例の半導体露光装置では、各
照明モード毎の照度ムラを最小に抑えるために、初期設
定時、もしくは定期的に以下の動作を行う。 (a)特定照明モードヘの切替え CPU29は、絞り切替えユニット制御部24に指令を
出し、絞り切替えユニット6内の特定の絞り5を光軸上
に位置させる。 (b)プロファイルの確認 CPU29はウエハステージ制御部28に指令を出し、
リニアアレイセンサ21をスリット照明領域の中央と周
辺部に順次位置させ、各位置において、エキシマレーザ
制御部23に指令を出すことにより、レーザ発振を実行
させて、スリット方向の各スリット位置におけるプロフ
ァイル形状の計測を行う。 (c)(b)の複数位置におけるプロファイル形状間
に、予め設定されているトレランス値よりも大きな差が
ある場合には、CPU29は可変位置スリット制御部2
5に指令を出し、上記プロファイル間の差が最小になる
ように可変位置スリット10を駆動し、再度、上記
(b)と同様な計測を実行させ、複数位置におけるプロ
ファイル形状間の差が設定トレランス以内になるまで、
同様の動作を実行させ、設定トレランス以内に入った時
の可変位置スリット10の位置情報を記憶する。 (d)CPU29は、他の照明モードについても上記
(a)〜(c)を実行させ、各照明モード毎の理想的な
可変位置スリット10の位置情報を記憶する。
照明モード毎の照度ムラを最小に抑えるために、初期設
定時、もしくは定期的に以下の動作を行う。 (a)特定照明モードヘの切替え CPU29は、絞り切替えユニット制御部24に指令を
出し、絞り切替えユニット6内の特定の絞り5を光軸上
に位置させる。 (b)プロファイルの確認 CPU29はウエハステージ制御部28に指令を出し、
リニアアレイセンサ21をスリット照明領域の中央と周
辺部に順次位置させ、各位置において、エキシマレーザ
制御部23に指令を出すことにより、レーザ発振を実行
させて、スリット方向の各スリット位置におけるプロフ
ァイル形状の計測を行う。 (c)(b)の複数位置におけるプロファイル形状間
に、予め設定されているトレランス値よりも大きな差が
ある場合には、CPU29は可変位置スリット制御部2
5に指令を出し、上記プロファイル間の差が最小になる
ように可変位置スリット10を駆動し、再度、上記
(b)と同様な計測を実行させ、複数位置におけるプロ
ファイル形状間の差が設定トレランス以内になるまで、
同様の動作を実行させ、設定トレランス以内に入った時
の可変位置スリット10の位置情報を記憶する。 (d)CPU29は、他の照明モードについても上記
(a)〜(c)を実行させ、各照明モード毎の理想的な
可変位置スリット10の位置情報を記憶する。
【0040】このようにして、半導体露光装置は各照明
モード毎に最適な可変位置スリット10の理想的位置を
記憶しているため、実際のウエハ露光時には、短時間で
可変位置スリット10を設定することができる。
モード毎に最適な可変位置スリット10の理想的位置を
記憶しているため、実際のウエハ露光時には、短時間で
可変位置スリット10を設定することができる。
【0041】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
となく、適宜変形して実施することができる。例えば、
可変位置スリット10の位置決定に際し、さらに、実際
の露光時と同様なスキャンスピードおよびレーザの発振
周波数で積算露光量制御を実行しながら、ウエハステー
ジ上のリニアアレイセンサで積算露光量計測を実行し、
この積算露光量の計測値が露光ピッチ内においてより均
一になるように、スリット方向各位置におけるスリット
位置の精密位置出しを行うようにしてもよい。また、可
変位置スリット10に、従来の可変幅機能を追加して、
目標積算露光量に最適なスリット幅を実現することによ
り、露光装置のスループットの向上を達成するようにし
てもよい。
となく、適宜変形して実施することができる。例えば、
可変位置スリット10の位置決定に際し、さらに、実際
の露光時と同様なスキャンスピードおよびレーザの発振
周波数で積算露光量制御を実行しながら、ウエハステー
ジ上のリニアアレイセンサで積算露光量計測を実行し、
この積算露光量の計測値が露光ピッチ内においてより均
一になるように、スリット方向各位置におけるスリット
位置の精密位置出しを行うようにしてもよい。また、可
変位置スリット10に、従来の可変幅機能を追加して、
目標積算露光量に最適なスリット幅を実現することによ
り、露光装置のスループットの向上を達成するようにし
てもよい。
【0042】また、上記実施例では複数枚のスリット板
を互いに平行移動可能なように構成したが、図8(a)
および(b)に示すように互いに回動するように連結し
てもよい。同図において、56はスリットエッジ部を有
するスリット板、55はスリット板56の両端に設けら
れた回転軸、58はスリット方向の特定部位においてス
リット板56の回転軸55部を光束に対して垂直方向に
駆動するリニアアクチュエータ、54および57は隣接
するスリット板が互いに回動するように連結する回転機
構である。この回転機構54は回動のみ可能なようにス
リット板56とリニアアクチュエータ58とを接続して
いる。一方、回転機構57はスリット板56が回転軸5
5回りに回動し、かつリニアアクチュエータ58の駆動
方向に対して垂直方向に平行移動できるように、スリッ
ト板56とリニアアクチュエータ58とを係着してい
る。
を互いに平行移動可能なように構成したが、図8(a)
および(b)に示すように互いに回動するように連結し
てもよい。同図において、56はスリットエッジ部を有
するスリット板、55はスリット板56の両端に設けら
れた回転軸、58はスリット方向の特定部位においてス
リット板56の回転軸55部を光束に対して垂直方向に
駆動するリニアアクチュエータ、54および57は隣接
するスリット板が互いに回動するように連結する回転機
構である。この回転機構54は回動のみ可能なようにス
リット板56とリニアアクチュエータ58とを接続して
いる。一方、回転機構57はスリット板56が回転軸5
5回りに回動し、かつリニアアクチュエータ58の駆動
方向に対して垂直方向に平行移動できるように、スリッ
ト板56とリニアアクチュエータ58とを係着してい
る。
【0043】また、上記実施例では、複数枚のスリット
板のうち特定のスリット板のみを駆動するようにしてい
たが、スリット板を連結する弾性体の特定部分のみを光
束に対して垂直に駆動するようにしてもよい。 <デバイス製造方法の実施例>次に、上記説明した露光
装置を利用したデバイスの生産方法を説明する。図10
は微小デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶
パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)
の製造のフローを示す。ステップ1(回路設計)では半
導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製
作)では設計したパターンを形成したマスクを製作す
る。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコンやガ
ラス等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマ
スクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によってウエ
ハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立
て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製された
ウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセ
ンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージ
ング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6
(検査)では、ステップ5で作製された半導体デバイス
の動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こう
した工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷
(ステップ7)される。
板のうち特定のスリット板のみを駆動するようにしてい
たが、スリット板を連結する弾性体の特定部分のみを光
束に対して垂直に駆動するようにしてもよい。 <デバイス製造方法の実施例>次に、上記説明した露光
装置を利用したデバイスの生産方法を説明する。図10
は微小デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶
パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)
の製造のフローを示す。ステップ1(回路設計)では半
導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製
作)では設計したパターンを形成したマスクを製作す
る。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコンやガ
ラス等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4
(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマ
スクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によってウエ
ハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立
て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製された
ウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセ
ンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージ
ング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6
(検査)では、ステップ5で作製された半導体デバイス
の動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こう
した工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷
(ステップ7)される。
【0044】図11は上記ウエハプロセス(ステップ
4)の詳細なフローを示す。ステップ11(酸化)では
ウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)で
はウエハ表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極
形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ス
テップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち
込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハに感光
剤を塗布する。ステップ16(露光)では上記説明した
露光装置によってマスクの回路パターンをウエハの複数
のショット領域に並べて焼付露光する。ステップ17
(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ18
(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削
り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチング
が済んで不要となったレジストを取り除く。これらのス
テップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に多重に
回路パターンが形成される。
4)の詳細なフローを示す。ステップ11(酸化)では
ウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)で
はウエハ表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極
形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ス
テップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち
込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハに感光
剤を塗布する。ステップ16(露光)では上記説明した
露光装置によってマスクの回路パターンをウエハの複数
のショット領域に並べて焼付露光する。ステップ17
(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ18
(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削
り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチング
が済んで不要となったレジストを取り除く。これらのス
テップを繰り返し行うことによって、ウエハ上に多重に
回路パターンが形成される。
【0045】本実施例ではこの繰り返しの各プロセスに
おいて、露光時(ステップ16)に均一な積算露光量で
高精度な走査露光ができるため、従来は製造が難しかっ
た高集積度の半導体デバイスを製造することができる。
おいて、露光時(ステップ16)に均一な積算露光量で
高精度な走査露光ができるため、従来は製造が難しかっ
た高集積度の半導体デバイスを製造することができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスリット機
構によれば、単純な構造、少ないアクチュエータで、同
一平面内において比較的自由なスリット形状を達成でき
るという大きな効果がある。また、本発明の露光装置に
よれば、同一平面内において比較的自由なスリット形状
を達成できるため、スリット方向の露光むらを最小にす
る効果がある。
構によれば、単純な構造、少ないアクチュエータで、同
一平面内において比較的自由なスリット形状を達成でき
るという大きな効果がある。また、本発明の露光装置に
よれば、同一平面内において比較的自由なスリット形状
を達成できるため、スリット方向の露光むらを最小にす
る効果がある。
【図1】 本発明の一実施例に係る可変位置スリットの
具体的な構成を示す図面である。
具体的な構成を示す図面である。
【図2】 図1の可変位置スリットを用いた半導体露光
装置の全体図である。
装置の全体図である。
【図3】 図1の可変位置スリットに傾斜した光強度分
布を形成するためのフィルタの概略図である。
布を形成するためのフィルタの概略図である。
【図4】 確定的露光量ムラの説明図である。
【図5】 可変幅スリットにおける確定的露光量ムラの
発生の説明図である。
発生の説明図である。
【図6】 スキャン方式の半導体露光装置のスキャン方
向プロファイルを示す図である。
向プロファイルを示す図である。
【図7】 本発明におけるプロファイル作成の説明図で
ある。
ある。
【図8】 本発明の他の実施例に係る可変位置スリット
の具体的な構成を示す図面である。
の具体的な構成を示す図面である。
【図9】 一般的なスキャン方式の半導体露光装置の要
部概略図である。
部概略図である。
【図10】 本発明の露光装置を利用できるデバイス製
造方法を示すフローチャートである。
造方法を示すフローチャートである。
【図11】 図10中のウエハプロセスの詳細なフロー
チャートである。
チャートである。
1:エキシマレーザ、2:エクスパンダ部、3:フィル
タ、4:ハエの目レンズ、5:絞り、6:絞り交換ユニ
ット、7:レンズ群、8:平行平面板、9:レチクル面
光量検出器、10:可変位置スリット、11:マスキン
グブレード、12:コンデンサレンズ、13:全反射ミ
ラー、14:コリメータレンズ、15:レチクル、1
6:レチクルステージ、17:投影レンズ、18:ウエ
ハ、19:ウエハチャック、20:ウエハステージ、2
1:リニアアレイセンサ、22:フィルタ、23:エキ
シマレーザの制御部、24:絞り交換ユニットの制御
部、25:可変位置スリット制御部、26:マスキング
ブレード制御部、27:レチクルステージ制御部、2
8:ウエハステージ制御部、29:CPU、30:オペ
レータ操作部、31:斜線部、32:他の部分、40a
〜40e,41a〜41e,58:リニアアクチュエー
タ、42a〜42k,43a〜43k:各々上端および
下端スリット、44a〜44k,45a〜45k:回転
突起部、46,47:ガイド部、48,49:板バネ、
50:スリット状照明、51:レチクル上のパターン、
52:レチクルスキャン移動方向、53:ウエハスキャ
ン移動方向、54,57:回転機構、55:回転軸、5
6:スリット板、61:平坦部分、63,64:プロフ
ァイル両端の傾斜部、71:理想的プロファイル、7
2:実際のプロファイル、73:傾斜照明、74:スキ
ャン方向。
タ、4:ハエの目レンズ、5:絞り、6:絞り交換ユニ
ット、7:レンズ群、8:平行平面板、9:レチクル面
光量検出器、10:可変位置スリット、11:マスキン
グブレード、12:コンデンサレンズ、13:全反射ミ
ラー、14:コリメータレンズ、15:レチクル、1
6:レチクルステージ、17:投影レンズ、18:ウエ
ハ、19:ウエハチャック、20:ウエハステージ、2
1:リニアアレイセンサ、22:フィルタ、23:エキ
シマレーザの制御部、24:絞り交換ユニットの制御
部、25:可変位置スリット制御部、26:マスキング
ブレード制御部、27:レチクルステージ制御部、2
8:ウエハステージ制御部、29:CPU、30:オペ
レータ操作部、31:斜線部、32:他の部分、40a
〜40e,41a〜41e,58:リニアアクチュエー
タ、42a〜42k,43a〜43k:各々上端および
下端スリット、44a〜44k,45a〜45k:回転
突起部、46,47:ガイド部、48,49:板バネ、
50:スリット状照明、51:レチクル上のパターン、
52:レチクルスキャン移動方向、53:ウエハスキャ
ン移動方向、54,57:回転機構、55:回転軸、5
6:スリット板、61:平坦部分、63,64:プロフ
ァイル両端の傾斜部、71:理想的プロファイル、7
2:実際のプロファイル、73:傾斜照明、74:スキ
ャン方向。
Claims (13)
- 【請求項1】 光束の外延部を遮蔽してスリット状光束
を形成するためのスリット機構において、各々が前記光
束に対してほぼ垂直でかつスリット方向に垂直な成分を
有する方向に動作可能なスリット部分を有する複数枚の
スリット板と、前記複数枚のスリット板を連結する弾性
部材と、スリット方向における特定部位において前記ス
リット板を駆動する駆動機構とを具備することを特徴と
するスリット機構。 - 【請求項2】 前記特定部位において前記駆動機構が前
記スリット板を前記光束に対して垂直でかつスリット方
向に垂直な方向に駆動すると、この駆動したスリット板
に近接するスリット板がスリット形状を滑動させるよう
に前記弾性部材の弾性を有する範囲内で連動することを
特徴とする請求項1に記載のスリット機構。 - 【請求項3】 前記複数枚のスリット板は前記スリット
方向に沿って並設され、互いに平行移動することを特徴
とする請求項1または2に記載のスリット機構。 - 【請求項4】 前記複数のスリット板が各々隣接するス
リット板と互いに回動するように回転機構により連結さ
れ、前記スリット板の片端の連結部位で前記スリット板
がスリット方向に垂直な方向に動作すると、他端に連結
されたスリット板の位置に応じて動作したスリット板が
回転することを特徴とする請求項1または2に記載のス
リット機構。 - 【請求項5】 前記複数のスリット板の列が、スリット
の両側に設けられ、前記スリット方向の特定位置におい
て前記駆動機構が前記両側に設けられたスリット板を同
一方向へ動作することによりスリット幅が固定でかつス
リット方向の任意の位置におけるスリット方向に垂直な
方向のスリット位置が可変である固定幅可変位置スリッ
トを形成する手段を有することを特徴とする請求項1〜
4のいずれか1項に記載のスリット機構。 - 【請求項6】 前記複数のスリット板の列が、スリット
の両側に設けられ、前記スリット方向の特定位置におい
て前記駆動機構が前記両側に設けられたスリット板を独
立して動作することによりスリット幅が可変でかつスリ
ット方向の任意の位置におけるスリット方向に垂直な方
向のスリット位置が可変である可変幅可変位置スリット
を形成する手段を有することを特徴とする請求項1〜5
のいずれか1項に記載のスリット機構。 - 【請求項7】 パルス光を光源とし、このパルス光をス
リット機構によりスリット状に形成して原版を照明する
とともに、この照明光に対して原版と基板をスキャン移
動させて原版のパターンを基板上に露光転写するスキャ
ン方式の露光装置において、前記スリット機構が、各々
が前記パルス光の光束にほぼ垂直でかつスキャン方向の
成分を有する方向に動作可能なスリット部分を有する複
数枚のスリット板と、前記複数枚のスリット板を連結す
る弾性部材と、スリット方向における特定部位において
前記スリット板を駆動する駆動機構とを具備し、前記ス
リット部分ごとに前記スリット形状が可変であり、これ
によりスキャン方向の光強度分布をスリット方向に関し
て等しくする手段を有することを特徴とする露光装置。 - 【請求項8】 前記複数枚のスリット板の列がスリット
の両側に設けられ、前記駆動機構が前記両側に設けられ
たスリット板の列を同一方向へ駆動することによりスリ
ット幅を固定としかつスリット方向の任意の位置におけ
るスキャン方向のスリット位置を可変とした固定幅可変
位置スリットを形成するように動作する手段を具備し、
この固定幅可変位置スリットと、このスリットへの入射
光の強度分布をスキャン方向に傾斜したものとする手段
とを用いて前記光強度分布を等しくする手段が構成され
ていることを特徴とする請求項7に記載の露光装置。 - 【請求項9】 前記複数枚のスリット板の列がスリット
の両側に設けられ、前記駆動機構が前記両側に設けられ
たスリット板の列を独立して駆動することによりスリッ
ト幅を可変としかつスリット方向の任意の位置における
スキャン方向のスリット位置を可変とした可変幅可変位
置スリットを形成するように動作する手段を具備し、こ
の可変幅可変位置スリットと、このスリットへの入射光
の強度分布をスキャン方向に傾斜したものとする手段と
を用いて前記光強度分布を等しくする手段が構成されて
いることを特徴とする請求項7に記載の露光装置。 - 【請求項10】 前記光強度分布を等しくする手段は、
スキャン方向の光強度分布を計測するために前記原版を
スキャン移動させるための基板ステージ上に設けられた
センサと、前記基板ステージおよびセンサを制御して露
光状態での前記基板ステージ上におけるスリット方向の
複数位置での光強度分布を測定し、この結果に基づいて
前記スリット位置を調整する手段とを備えることを特徴
とする請求項7または8に記載の露光装置。 - 【請求項11】 前記基板をスキャン移動させる基板ス
テージ上に設けられたリニアアレイセンサにより、実際
の露光時と同等のスキャンスピードおよび前記パルス光
の周波数で露光動作を実行しながら積算露光量の計測を
実行し、この積算露光量の計測値が露光ピッチ内におい
て均一となるように、前記スキャン方向のスリット位置
を調整する手段を有することを特徴とする請求項7〜1
0のいずれか1項に記載の露光装置。 - 【請求項12】 パルス光を光源とし、このパルス光を
スリット機構によりスリット状に形成して原版をスリッ
ト状に照明するとともに、この照明光に対して原版と基
板をスキャン移動させて原版のパターンを基板上に露光
転写するスキャン方式の露光によるデバイス製造方法お
いて、前記スリット機構が、各々が前記パルス光の光束
にほぼ垂直でかつスキャン方向の成分を有する方向に動
作可能なスリット部分を有する複数枚のスリット板によ
り形成されるスリット形状を、前記複数枚のスリット板
を連結する弾性部材と、スリット方向における特定部位
において前記スリット板を駆動する駆動機構とにより滑
動させるように変形させ、これにより前記照明光のスキ
ャン方向の光強度分布をスリット方向に関して等しくし
て露光を行うことを特徴とするデバイス製造方法。 - 【請求項13】 前記スリット状の照明はスリットによ
り前記パルス光をスリット状に成形して行うとともに、
前記照明光のスキャン方向の光強度分布をスリット方向
に関して等しくするために、前記照明光の光強度分布を
スキャン方向に傾斜させ、かつ前記スリットの、スリッ
ト方向の各位置におけるスリット位置を調整することを
特徴とする請求項12に記載のデバイス製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10265794A JP2000082655A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | スリット機構、露光装置およびデバイス製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10265794A JP2000082655A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | スリット機構、露光装置およびデバイス製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000082655A true JP2000082655A (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=17422138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10265794A Pending JP2000082655A (ja) | 1998-09-04 | 1998-09-04 | スリット機構、露光装置およびデバイス製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000082655A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6741394B1 (en) | 1998-03-12 | 2004-05-25 | Nikon Corporation | Optical integrator, illumination optical apparatus, exposure apparatus and observation apparatus |
WO2005048326A1 (ja) * | 2003-11-13 | 2005-05-26 | Nikon Corporation | 可変スリット装置、照明装置、露光装置、露光方法及びデバイスの製造方法 |
JP2005167232A (ja) * | 2003-11-13 | 2005-06-23 | Nikon Corp | 可変スリット装置、照明装置、露光装置、及びデバイスの製造方法 |
JP2006134932A (ja) * | 2004-11-02 | 2006-05-25 | Nikon Corp | 可変スリット装置、照明光学装置、露光装置、及び露光方法 |
WO2007145139A1 (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-21 | Nikon Corporation | 可変スリット装置、照明装置、露光装置、露光方法及びデバイス製造方法 |
JP2009510794A (ja) * | 2005-10-04 | 2009-03-12 | カール・ツァイス・エスエムティー・アーゲー | 光学系とりわけマイクロリソグラフィック投影露光機における偏光分布に影響を与えるための装置及び方法 |
KR100896316B1 (ko) * | 2006-05-17 | 2009-05-07 | 캐논 가부시끼가이샤 | 차광장치와 노광장치 및 마이크로디바이스 제조방법 |
JP2011029672A (ja) * | 2003-05-22 | 2011-02-10 | Canon Inc | 露光方法、露光装置及びデバイス製造方法 |
JP2011520271A (ja) * | 2008-05-05 | 2011-07-14 | カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー | マイクロリソグラフィ投影露光装置の物体平面に走査積分照明エネルギを設定するための構成要素 |
JP2014110408A (ja) * | 2012-12-04 | 2014-06-12 | Canon Inc | 露光方法、露光装置および物品の製造方法 |
JP5533656B2 (ja) * | 2008-09-18 | 2014-06-25 | 株式会社ニコン | 結像光学系、露光装置及び電子デバイスの製造方法 |
US8854605B2 (en) | 2009-02-13 | 2014-10-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Illumination optical system, exposure apparatus, and device fabrication method |
JP2017049358A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | キヤノン株式会社 | 露光方法、露光装置及び物品の製造方法 |
US9715170B2 (en) | 2014-09-15 | 2017-07-25 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Optical proximity correction method and method of manufacturing extreme ultraviolet mask by using the optical proximity correction method |
-
1998
- 1998-09-04 JP JP10265794A patent/JP2000082655A/ja active Pending
Cited By (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6741394B1 (en) | 1998-03-12 | 2004-05-25 | Nikon Corporation | Optical integrator, illumination optical apparatus, exposure apparatus and observation apparatus |
JP2011029672A (ja) * | 2003-05-22 | 2011-02-10 | Canon Inc | 露光方法、露光装置及びデバイス製造方法 |
WO2005048326A1 (ja) * | 2003-11-13 | 2005-05-26 | Nikon Corporation | 可変スリット装置、照明装置、露光装置、露光方法及びデバイスの製造方法 |
JP2005167232A (ja) * | 2003-11-13 | 2005-06-23 | Nikon Corp | 可変スリット装置、照明装置、露光装置、及びデバイスの製造方法 |
JPWO2005048326A1 (ja) * | 2003-11-13 | 2007-05-31 | 株式会社ニコン | 可変スリット装置、照明装置、露光装置、露光方法及びデバイスの製造方法 |
JP4631707B2 (ja) * | 2003-11-13 | 2011-02-16 | 株式会社ニコン | 照明装置、露光装置、露光方法及びデバイスの製造方法 |
US7889320B2 (en) | 2003-11-13 | 2011-02-15 | Nikon Corporation | Variable slit apparatus, illumination apparatus, exposure apparatus, exposure method, and device fabrication method |
JP4581639B2 (ja) * | 2003-11-13 | 2010-11-17 | 株式会社ニコン | 可変スリット装置、照明装置、露光装置、及びデバイスの製造方法 |
JP2006134932A (ja) * | 2004-11-02 | 2006-05-25 | Nikon Corp | 可変スリット装置、照明光学装置、露光装置、及び露光方法 |
JP2009510794A (ja) * | 2005-10-04 | 2009-03-12 | カール・ツァイス・エスエムティー・アーゲー | 光学系とりわけマイクロリソグラフィック投影露光機における偏光分布に影響を与えるための装置及び方法 |
US8077289B2 (en) | 2005-10-04 | 2011-12-13 | Carl Zeiss Smt Gmbh | Device and method for influencing the polarization distribution in an optical system |
TWI418945B (zh) * | 2005-10-04 | 2013-12-11 | Zeiss Carl Smt Gmbh | 影響在微影投影曝光裝置等之光學系統中之極化分布的器件及方法 |
KR100896316B1 (ko) * | 2006-05-17 | 2009-05-07 | 캐논 가부시끼가이샤 | 차광장치와 노광장치 및 마이크로디바이스 제조방법 |
US7864297B2 (en) | 2006-05-17 | 2011-01-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Light blocking device and exposure apparatus |
TWI471679B (zh) * | 2006-06-16 | 2015-02-01 | 尼康股份有限公司 | 可變狹縫裝置、照明裝置、曝光裝置、曝光方法以及元件製造方法 |
WO2007145139A1 (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-21 | Nikon Corporation | 可変スリット装置、照明装置、露光装置、露光方法及びデバイス製造方法 |
JP5071385B2 (ja) * | 2006-06-16 | 2012-11-14 | 株式会社ニコン | 可変スリット装置、照明装置、露光装置、露光方法及びデバイス製造方法 |
EP3392903A1 (en) * | 2006-06-16 | 2018-10-24 | Nikon Corporation | Variable slit device, illumination device, exposure apparatus, exposure method, and device manufacturing method |
JP2011520271A (ja) * | 2008-05-05 | 2011-07-14 | カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー | マイクロリソグラフィ投影露光装置の物体平面に走査積分照明エネルギを設定するための構成要素 |
US9310692B2 (en) | 2008-05-05 | 2016-04-12 | Carl Zeiss Smt Gmbh | Component for setting a scan-integrated illumination energy in an object plane of a microlithography projection exposure apparatus |
JP5533656B2 (ja) * | 2008-09-18 | 2014-06-25 | 株式会社ニコン | 結像光学系、露光装置及び電子デバイスの製造方法 |
US8854605B2 (en) | 2009-02-13 | 2014-10-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Illumination optical system, exposure apparatus, and device fabrication method |
JP2014110408A (ja) * | 2012-12-04 | 2014-06-12 | Canon Inc | 露光方法、露光装置および物品の製造方法 |
US9715170B2 (en) | 2014-09-15 | 2017-07-25 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Optical proximity correction method and method of manufacturing extreme ultraviolet mask by using the optical proximity correction method |
JP2017049358A (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | キヤノン株式会社 | 露光方法、露光装置及び物品の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0632331B1 (en) | Exposure apparatus and microdevice manufacturing method using the same | |
TW546699B (en) | Exposure apparatus and exposure method capable of controlling illumination distribution | |
JP4370608B2 (ja) | 走査露光方法、走査型露光装置及びその製造方法、並びにデバイス製造方法 | |
KR100296777B1 (ko) | 노광장치,노광방법및소자제조방법 | |
US5677754A (en) | Scanning exposure apparatus | |
JP2001313250A (ja) | 露光装置、その調整方法、及び前記露光装置を用いるデバイス製造方法 | |
JP3630807B2 (ja) | 走査露光装置及び当該走査露光装置を用いたデバイスの製造方法 | |
JP2000082655A (ja) | スリット機構、露光装置およびデバイス製造方法 | |
JP4392879B2 (ja) | 投影露光装置及びデバイスの製造方法 | |
JP2001237169A (ja) | 露光量制御方法、デバイス製造方法および露光装置 | |
US6641981B1 (en) | Exposure method, exposure apparatus, and device manufacturing method | |
JP5387982B2 (ja) | 照明光学装置、露光装置、およびデバイス製造方法 | |
US6809798B1 (en) | Stage control method, exposure method, exposure apparatus and device manufacturing method | |
JP2001244183A (ja) | 投影露光装置 | |
US6337734B1 (en) | Exposure control method, exposure apparatus and device manufacturing method | |
US6573977B1 (en) | Exposure control method, exposure apparatus and device manufacturing method | |
US8416389B2 (en) | Exposure apparatus and method of manufacturing device | |
KR100929268B1 (ko) | 노광장치 및 디바이스 제조방법 | |
US6172739B1 (en) | Exposure apparatus and method | |
JP2000114164A (ja) | 走査型投影露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 | |
JP3091821B2 (ja) | 露光装置およびデバイス製造方法 | |
JP2006134932A (ja) | 可変スリット装置、照明光学装置、露光装置、及び露光方法 | |
JP2001144009A (ja) | 露光方法及び露光装置、並びにデバイス製造方法 | |
JP3362416B2 (ja) | 走査露光方法、走査型露光装置及び前記方法を使用する素子の製造方法 | |
JP2000021764A (ja) | 露光装置およびデバイス製造方法 |