JP3091821B2 - 露光装置およびデバイス製造方法 - Google Patents

露光装置およびデバイス製造方法

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JP3091821B2 JP06177448A JP17744894A JP3091821B2 JP 3091821 B2 JP3091821 B2 JP 3091821B2 JP 06177448 A JP06177448 A JP 06177448A JP 17744894 A JP17744894 A JP 17744894A JP 3091821 B2 JP3091821 B2 JP 3091821B2
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    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K5/00Irradiation devices
    • G21K5/04Irradiation devices with beam-forming means

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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Particle Accelerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷電粒子蓄積リングか
ら発生されるシンクロトロン放射光等を照明光とする露
光装置およびこれを用いたデバイス製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子の微細化に伴って、1
00メガビット以上のDRAMのための最小線幅0.2
5μmのパターンを転写、焼付けすることのできる様々
な装置の開発が進んでおり、なかでも荷電粒子蓄積リン
グから発生されるシンクロトロン放射光(以下、「SR
−X線」という。)を照明光とする露光装置は、転写、
焼付けの精度と生産性の双方にすぐれており、将来性が
大きく期待されている。
【0003】SR−X線は、荷電粒子蓄積リングの軌道
に垂直な方向(以下、「Y軸方向」という。)に厚みの
小さいシート状のビームとして発光点から引出されるた
め、シリンドリカルミラー等の拡大装置によってY軸方
向に拡大したうえで露光室へ導入し、マスクを経てウエ
ハ等基板(以下、「基板」という。)に照射する。シリ
ンドリカルミラー等によって拡大されたSR−X線は、
Y軸方向にX線強度分布を有するため、そのままでは露
光むらを発生する。そこで、露光室内にY軸方向へ移動
する移動シャッタを設け、移動シャッタの移動速度を経
時的に変化させることで基板の露光時間を調節し、露光
むらを防ぐ工夫がなされている(特開平1−24351
9号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、前述のように基板の各露光領域を露光
するときに移動シャッタの移動速度を経時的に変化させ
る必要があり、このため露光中に移動シャッタの駆動モ
ータを加速、減速しなければならず、これによって発生
した振動が基板に伝わって転写ずれを起こすおそれがあ
る。その結果、微細パターンの精度が低下する。
【0005】本発明は、上記従来の技術の有する問題点
に鑑みてなされたものであり、移動シャッタ等の露光量
制御装置から発生する振動のために転写ずれを起すおそ
れのない露光装置およびこれを用いたデバイス製造方法
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の露光装置は、シートビーム状の照明光をそ
の厚さ方向に拡大するミラーと、該ミラーで拡大されて
拡大方向に強度分布を有する前記照明光の光路を横切っ
て前記拡大方向と交差する方向に走査移動する開口を持
った遮蔽手段と、これを移動させる駆動手段を有し、前
記遮蔽手段の前記開口の端縁前記走査移動方向に突出
する突出部を有し、該突出部が、前記強度分布に基づく
形状および寸法を備えていることを特徴とする。
【0007】また、遮蔽手段が、突出部の形状および寸
法のうちの少くとも一方を変化させることが自在である
ように構成されているとよい。
【0008】
【作用】上記装置によれば、遮蔽手段を照明光の光路を
横切って一定の速度で走査移動させることによって、
リンドリカルミラー等のミラーによって拡大された照明
光によって一括露光される基板の露光量を均一にするこ
とができる。よって基板の露光中に遮蔽手段の移動速度
を変化させる必要がなく、駆動手段の加速、減速の加速
度による振動のために転写ずれを起すおそれはない。
【0009】遮蔽手段が、突出部の形状および寸法のう
ちの少くとも一方を変化させることが自在であるように
構成されていれば、照明光の強度分布が変化したとき、
突出部の形状および寸法のうちの少くとも一方を変化さ
せることで露光が不均一になるのを防ぐことができる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】図1は第1実施例を示す斜視図であって、
本実施例の露光装置は、荷電粒子蓄積リングの発光点1
から発せられた照明光であるシートビーム状のSR−X
線(シンクロトロン放射光)Lをその厚さの方向(以
下、「Y軸方向」という。)に拡大するシリンドリカル
ミラー2と、SR−X線を透過させるベリリウム窓3を
有する図示しない露光室と、該露光室内に設けられた露
光量制御装置4と、図示しない保持装置によって保持さ
れたマスク5と、基板であるウエハWを保持するウエハ
ステージ6を有する。ウエハステージ6はSR−X線L
に垂直な平面内で移動可能で、ウエハWをマスク5から
30μm程度離間した位置にこれと平行に保持する。ま
た、ウエハステージ6上にX線ディテクタ6bが設けら
れており、ウエハステージ6を走査することにより露光
画角内のX線強度分布を測定することができる。なお、
ウエハWは、ウエハステージ6の表面に設けられた吸着
チャック6aに吸着される。
【0012】ウエハステージ6は、図示しない駆動機構
によって、ウエハWに入射するSR−X線Lに垂直な平
面内においてY軸方向とこれに直交する方向(以下、
「X軸方向」という。)に駆動され、ウエハWの各露光
領域をSR−X線Lの照射面にステップ移動させる。ま
た、ウエハWの各露光領域とマスク5のパターンの間の
位置ずれはアライメント光学系8a〜8dによって検出
され、前述のウエハステージ6の駆動機構や図示しない
微動調節機構を駆動してウエハWを最終的に位置決めす
る。
【0013】シリンドリカルミラー2によって拡大され
たSR−X線Lは所定の方向であるY軸方向に強度分布
であるX線強度分布を有し、ベリリウム窓3を通って露
光室へ導入されたのち、露光量制御装置4およびマスク
5を経てウエハWに照射され、マスク5のパターンの転
写、焼付けを行なう。
【0014】露光量制御装置4は、Y軸方向に移動調節
自在なYアパーチャステージ4aと、Yアパーチャステ
ージ4a上をX軸方向に往復移動自在な遮蔽手段である
Xアパーチャステージ4bと、Xアパーチャステージ4
bをX軸方向に走査する図示しない駆動手段である走査
機構と、Xアパーチャステージ4b上をX軸方向に移動
調節自在に支持された突出部材であるアパーチャ可動部
材4cと、Xアパーチャステージ4b上にY軸方向に配
設された検出手段であるX線ディテクタアレイ4dを有
し、Xアパーチャステージ4bはSR−X線Lを通過さ
せる略方形の開口9を備えており、Yアパーチャステー
ジ4aはY軸方向のいかなる位置へ移動してもSR−X
線Lの光路の障害にならない程度の図示しない大きな開
口を有する。アパーチャ可動部材4cのX軸方向の端縁
は、予め測定されたSR−X線のX線強度分布I
0 (y)に基づいて設定された形状で開口9に突出する
突出部4eを有し、開口9のX軸方向の開口幅D(図2
に示す)をY軸方向に所定のパターンで変化させる。
【0015】ウエハWの各露光領域を露光するときは、
Xアパーチャステージ4bを所定の走査速度VでX軸方
向に走査させることで露光時間を調節し、SR−X線L
のX線強度分布I0 (y)による露光むらを防ぐことが
できる。以下にその理由を説明する。ウエハWの表面に
おいてY軸方向のある位置の露光量E(y)とSR−X
線のX線強度I(y)および露光時間T(y)との間に
は以下の関係が成立する。
【0016】 E(y)=I(y)・T(y)・・・・・(1) また、露光時間T(y)と、Xアパーチャステージ4b
の開口9のX軸方向の開口幅D(y)およびXアパーチ
ャステージ4bの走査速度Vの間には以下の関係が成立
する。
【0017】 T(y)=D(y)/V・・・・・・・・(2) 式(1)、(2)より E(y)=I(y)・D(y)/V・・・(3) 例えば、SR−X線LのY軸方向のX線強度分布I0
(y)が、図3に示すように、Y軸方向の中央部分で最
も高く両端の最も低い値の1.10倍の値を示す曲線R
0 であるとき、Xアパーチャステージ4bの開口9のX
軸方向の開口幅D(y)がY軸方向の中央部分で最も小
さく、両端の最も大きい開口幅の0.91倍の値を示す
曲線S0 (図4に示す)に沿って変化するようにアパー
チャ可動部材4cの突出部4eの形状および突出量を設
定し、各露光サイクルごとにXアパーチャステージ4b
を所定の走査速度Vで走査させれば、(式)3からウエ
ハWの表面の露光量E(y)はY軸方向のいかなる位置
でも一定となり、露光むらは発生しない。また、Xアパ
ーチャステージ4bの走査速度Vは定速度であるため、
Xアパーチャステージ4bの駆動モータを露光中に加
速、減速する必要はない。従って、従来のように駆動モ
ータの加速、減速に伴う振動のために転写ずれ等を起こ
すおそれはない。
【0018】さらに、X線ディテクタアレイ4dはXア
パーチャステージ4bの走査のたびにSR−X線LのY
軸方向のX線強度分布I(y)を測定するように構成さ
れており、露光サイクルを繰返す間にSR−X線Lの光
路やX線強度が変化したとき、X線ディテクタアレイ4
dの出力に基づいて、後述するように、Xアパーチャス
テージ4bのY軸方向の位置、Xアパーチャステージ4
b上のアパーチャ可動部材4cのX軸方向の位置あるい
はXアパーチャステージ4bの走査速度Vを変化させる
ことで、ウエハWの表面全体の露光量の変化や露光むら
の発生を自動的に防ぐことができる。
【0019】また、SR−X線Lの強度や強度分布の変
化が露光時間に比べて極めてゆっくりとした変化なら
ば、X線ディテクタ6bをY軸方向に走査し、予めX線
強度分布を測定しておけばよい。その場合X線ディテク
タアレイ4dは省略することができる。以下に、SR−
X線Lの光路がずれたときやX線強度が変化したときに
露光量の変化を防ぐ方法を説明する。
【0020】まず、SR−X線Lの光路がY軸方向に位
置ずれを発生したときは、X線ディテクタアレイ4dの
出力のピーク位置のY軸方向のずれΔy(以下、「yオ
フセット量」という。)を検出し、Yアパーチャステー
ジ4aをΔyだけY軸方向へ移動させれば、Xアパーチ
ャステージ4bの開口9も同量だけ同方向へ移動する。
【0021】次に、図5に示すように、SR−X線Lの
X線強度Iが全体的に例えば1/2に減少したときは、
Xアパーチャステージ4bの走査速度を1/2に制御す
ることで露光量の変化を防ぐことができる。
【0022】さらに、図6に示すように、SR−X線L
のX線強度Iが全体的に1/2近く減少し、かつ、X線
強度分布I(y)が局部的に変化して、例えばY軸方向
の中央部分の最大値が0.60、両端の最小値が0.5
0になったときは、Xアパーチャステージ4bの走査速
度を所定の値に低減し、かつ、アパーチャ可動部材4c
をXアパーチャステージ4b上でX軸方向に所定量だ
け、移動させることで、ウエハ表面全体の露光量の変化
を防ぎ、かつ、露光むらの発生を最小限にとどめること
ができる。Xアパーチャステージ4b上のアパーチャ可
動部材4cの移動量は以下のように算出される。
【0023】式(3)から、ウエハWの表面に照射され
るSR−X線の中央部分による露光量と両端部分による
露光量が等しくなるためには、 0.60・Dm=0.50・(Dm+De)・・・・・(4) ここで、 Dm:開口9のY軸方向の中央部分の開口幅 De:アパーチャ可動部材4cのY軸方向の中央部分の
X軸方向の突出量 図4からDe=0.09であるから、これを式(4)に
代入してDmを算出すると、 Dm=0.45 すなわち、図4の状態から、図7に示すように開口9の
Y軸方向の中央部分の開口幅Dmが0.45になるまで
アパーチャ可動部材4cをX軸方向へ移動させればよ
い。なお、このときのXアパーチャステージ4bの走査
速度は0.27倍に低減される。
【0024】図8は、各露光サイクルのたびにSR−X
線LのX線強度分布I(y)を測定し、その出力に基づ
いて露光量の調節を行なう手順を示すもので、まず、露
光開始前にXアパーチャステージ4bをX軸方向に走査
し、X線ディテクタアレイ4dによってSR−X線Lの
X線強度分布I(y)を測定し(ステップ1)、予め測
定されたX線強度分布I0 (y)と比較して両者のピー
クのY軸方向のずれすなわちyオフセット量と、Xアパ
ーチャステージ4b上におけるアパーチャ可動部材4c
のX軸方向の移動量と、次回の露光サイクルにおけるX
アパーチャステージ4bの走査速度を算出し(ステップ
2)、算出されたyオフセット量とアパーチャ可動部材
4cの移動量に基づいて、Yアパーチャステージ4aと
アパーチャ可動部材4cをそれぞれ移動させる(ステッ
プ3)。次回の露光サイクルを開始し、Xアパーチャス
テージ4bを走査させる。このときの走査速度はステッ
プ2で算出された値に制御される(ステップ4)。Xア
パーチャステージ4bの走査とともにX線ディテクタア
レイ4dによってSR−X線LのX線強度分布I(y)
の変化が測定され、ステップ2〜4が繰返される。
【0025】なお、SR−X線LのX線強度分布I
(y)が局部的に変化したとき、アパーチャ可動部材4
cをX軸方向へ移動させる替わりに、図9に示すように
所定の軸のまわりに枢動させることで露光むらの発生を
低減してもよいし、また、X軸方向に移動自在なアパー
チャ可動部材4cの替わりに図10に示すように、枢着
ピン24によって互に枢着された2枚の枢動板25,2
6を設け、両者の回転角度をSR−X線LのX線強度分
布I(y)の変化に基づいて変化させてもよい。さら
に、図11に示すように、Xアパーチャステージ4bの
替わりに、開口9と同様の開口39を有するシート部材
である帯状のシャッタ34を配設し、該シャッタ34の
両端を巻付けた一対のロール35,36を回転させるこ
とで、シャッタ34をX軸方向に走査させてもよい。シ
ャッタ34は、図11の(b)に示すように、開口形状
の異なる第2、第3の開口40,41を有し、SR−X
線LのX線強度分布I(y)が局部的に変化したとき
は、これらの開口40,41から最も好適なものを選ん
で用いることができるように構成される。
【0026】さらに、図12に示すように、X軸方向に
移動自在なアパーチャ可動部材4cの替わりに、Xアパ
ーチャステージ4bの開口9のX軸方向の一端に突出す
る帯状の弾性部材54と、弾性部材54の突出量を変化
させるための複数の押し棒56〜58と、これらを個別
に駆動するアクチュエータ56a〜58aと、シールド
59を設けてもよい。SR−X線LのX線強度分布I
(y)が局部的に変化したときは、各押し棒56〜58
によって弾性部材54を変形させ、露光むらの発生を防
ぐことができる。
【0027】また図13に示すように、弾性部材54よ
り薄い第2の弾性部材60を弾性部材54に対向して配
設し、シールド69を付加してもよい。第2の弾性部材
60を押し棒61〜66及びアクチュエータ61a〜6
6aにより変形させることで、さらに精度よく露光量を
補正することができる。
【0028】次に上記説明した露光装置を利用した半導
体デバイスの製造方法の実施例を説明する。図14は半
導体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、あるい
は液晶パネルやCCD等)の製造のフローを示す。ステ
ップ11(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を
行なう。ステップ12(マスク製作)では設計した回路
パターンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ
13(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエ
ハを製造する。ステップ14(ウエハプロセス)は前工
程と呼ばれ、上記用意したマスクとウエハを用いて、リ
ソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成す
る。次のステップ15(組立)は後工程と呼ばれ、ステ
ップ14によって作製されたウエハを用いて半導体チッ
プ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、
ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等
の工程を含む。ステップ16(検査)ではステップ15
で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性
テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デ
バイスが完成し、これが出荷(ステップ17)される。
【0029】図15は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ21(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ22(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。ステップ23(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ24(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打込む。ステップ25
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ26(露光)では上記説明した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステップ
27(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ
28(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分
を削り取る。ステップ29(レジスト剥離)ではエッチ
ングが済んで不要となったレジストを取り除く。これら
のステップを繰返し行なうことによって、ウエハ上に多
重に回路パターンが形成される。
【0030】本実施例の製造方法を用いれば、従来は製
造が難しかった高集積度の半導体デバイスを製造するこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成されている
ので、以下に記載するような効果を奏する。
【0032】露光中に露光量制御装置の駆動源による大
きな振動が発生して転写ずれを起すおそれがない。その
結果、微細パターンの転写精度を向上させることが容易
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を説明する説明図である。
【図2】図1の装置のXアパーチャステージのみを示す
立面図である。
【図3】X線強度分布を示すグラフである。
【図4】Xアパーチャステージの開口の開口幅のY軸方
向の変化を示すグラフである。
【図5】X線強度分布が図3に示すものから全体的に1
/2に低下したときを示すグラフである。
【図6】X線強度分布が図3に示すものから全体的およ
び局部的に変化したときを示すグラフである。
【図7】Xアパーチャステージの開口幅を図6のX線強
度分布に合わせて変化させた場合を示すグラフである。
【図8】各露光サイクルごとに露光時間の調節を行なう
手順を示すシーケンス図である。
【図9】Xアパーチャステージのアパーチャ可動部材を
枢動させたときを示す斜視図である。
【図10】Xアパーチャステージのアパーチャ可動部材
の替わりに2枚の枢動板を用いたものを示す立面図であ
る。
【図11】Xアパーチャステージの替わりに用いられる
帯状のシャッタを示すもので、(a)は斜視図、(b)
はシャッタの一部分を巻きもどした状態で示す部分立面
図である。
【図12】Xアパーチャステージのアパーチャ可動部材
の替わりに弾性部材と複数の押し棒を用いたものを示す
立面図である。
【図13】図12の装置の一部変更例を示す立面図であ
る。
【図14】半導体デバイスの製造工程を示すシーケンス
図である。
【図15】ウエハプロセスを示すシーケンス図である。
【符号の説明】
1 発光点 2 シリンドリカルミラー 4 露光量制御装置 4a Yアパーチャステージ 4b Xアパーチャステージ 4c アパーチャ可動部材 4d X線ディテクタアレイ 5 マスク 6 ウエハステージ 6a 吸着チャック 6b X線ディテクタ 9,39,40,41 開口 25,26 枢動板 34 シャッタ 35,36 ロール 54,60 弾性部材 56〜58,61〜66 押し棒 56a〜58a,61a〜66a アクチュエータ 59,69 シールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21K 1/06 G21K 5/02 H05H 13/04 G03F 7/20

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートビーム状の照明光をその厚さ方向
    に拡大するミラーと、該ミラーで拡大されて拡大方向に
    強度分布を有する前記照明光の光路を横切って前記拡大
    方向と交差する方向に走査移動する開口を持った遮蔽手
    段と、これを移動させる駆動手段を有し、前記遮蔽手段
    の前記開口の端縁前記走査移動方向に突出する突出部
    を有し、該突出部が、前記強度分布に基づく形状および
    寸法を備えていることを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 照明光がシンクロトロン放射光であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 遮蔽手段が、突出部の形状および寸法の
    うちの少くとも一方を変化させることが自在であるよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1または2記
    載の露光装置。
  4. 【請求項4】 遮蔽手段が、照明光の強度分布を検出す
    る検出手段を有し、その出力に基づいて突出部の形状お
    よび寸法のうちの少くとも一方を変化させるように構成
    されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか
    1項記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 遮蔽手段が、駆動手段によって移動され
    る開口ステージと、該開口ステージに対して相対的に移
    動自在である突出部材からなり、該突出部材を移動させ
    ることで突出部の寸法が変化するように構成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか1項記載の
    露光装置。
  6. 【請求項6】 開口ステージに対して相対的に移動自在
    である突出部材の替わりに、所定の方向と直角に光路を
    横切る方向に弾性変形自在である弾性部材を有すること
    を特徴とする請求項5記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 遮蔽手段が、それぞれ異なる形状を有す
    る複数の開口を備えた長尺のシート部材からなることを
    特徴とする請求項1ないし4いずれか1項記載の露光装
    置。
  8. 【請求項8】 シートビーム状の照明光をその厚さ方向
    に拡大するミラーと、該ミラーで拡大されて拡大方向に
    強度分布を有する前記照明光の光路を横切って前記拡大
    方向と交差する方向に走査移動する開口を持った遮蔽手
    段と、これを 移動させる駆動手段を有し、前記遮蔽手段
    の前記開口の端縁が前記走査移動方向に突出する突出部
    を有し、該突出部が、前記強度分布に基づく形状および
    寸法を備えており、これらのうちの少なくとも一方を変
    化させることが自在であるように構成されていることを
    特徴とする露光装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8いずれか1項記載の露光装
    置によってマスクのパターンを基板に露光転写する工程
    を有することを特徴とするデバイス製造方法。
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