JP2000082508A - 止水端子 - Google Patents

止水端子

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JP2000082508A
JP2000082508A JP10253143A JP25314398A JP2000082508A JP 2000082508 A JP2000082508 A JP 2000082508A JP 10253143 A JP10253143 A JP 10253143A JP 25314398 A JP25314398 A JP 25314398A JP 2000082508 A JP2000082508 A JP 2000082508A
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JP
Japan
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water stop
water
wire
terminal
stopping
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Pending
Application number
JP10253143A
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English (en)
Inventor
Kokichi Tashiro
光吉 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーハーネスを構成する電線の端末に取
り付ける端子部分から電線内部に水が浸入しないように
電線端末を密栓状態にする止水端子で、止水状態にする
に当たり他の装置を要さず、最低限の止水材で構成しう
る止水端子を提供する。 【解決手段】 本発明は、電線端子のワイヤバレル3と
インシュレーションバレル5との間に略U字状の止水部
4を設け、該止水部4に止水材6を注入することにより
電線導体の素線間に止水材を浸透させ、電線端末を止水
(密栓)状態とする止水端子である。なお、略U字状の
止水部4の底部分に凹部を設けると、より確実に止水構
造とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用ワイヤーハ
ーネス(組電線)の止水端子に関し、ワイヤーハーネス
を構成する電線の端子部から電線内に水が浸入するのを
防止したワイヤーハーネスの端末部分の止水構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】電線の端末から水が電線内に浸入する
と、電線の導体を腐食したり、浸入した水が電線と接続
する機器内に迄浸入して機器を誤動作させ、あるいは腐
食することから、電線内への水の浸入を未然に防止する
提案は種々なされている。例えば、特開平7−1060
41号公報に記載された自動車用アース電線のアース端
子部分の止水方法は、図4に示すように、アース端子4
1を圧着したアース端子付きアース電線42を、アース
電線の絶縁被覆43よりも低融点にして常温固形性の導
電性防水剤45(半田)の溶液にアース端子41とそれ
に続く絶縁被覆43を浸漬し、アース端子全周に導電性
防水皮膜を固化形成するとともにアース電線42の導体
46の素線間空隙にも溶融液45を滲み込ませて止水
(密栓)状態にする方法である。
【0003】しかしながら、かかる従来の止水方法は、
導電性防水剤45(半田)を溶融する浸漬槽47を必要
とし、導電性防水剤45を端子41全体から電線の絶縁
被覆43端末に至る部分に付着させるため導電性防水剤
45を多く消費することとなり、コストアップとなる欠
点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のよう
な浸漬槽47を必要とせず、防水剤(止水材)の量も最
小限で防水可能な止水端子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、電線端子のワ
イヤバレルとインシュレーションバレルとの間に止水材
を注入する略U字状の止水部を設けたことを特徴とする
止水端子である。なお、前記略U字状の止水部の底部分
に凹溝を形成しておくことが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。図1乃至図3は、本発明の一実施形態を
示すもので、1は止水端子で、該止水端子1は接続部
2、該接続部2から順に、ワイヤーバレル3、略U字状
の止水部4、インシュレーションバレル5が連続して形
成され、黄銅や銅合金等よりなる導電板を切り(打ち)
抜き、成形加工して構成されている。10はワイヤーハ
ーネスを構成する1本の電線で、該電線10の端末部は
絶縁被覆11が剥ぎ取られ、例えば素線を撚り併せた導
体12が露出している。
【0007】導体12を露出させた電線10の端末を止
水端子1と接続するには、例えば端子圧着機(図示せ
ず)を用いて、この端子圧着機に止水端子1をセットす
る。次いで止水端子1のワイヤバレル3に電線10の露
出導体12部分を載せ、絶縁被覆11の端末が略U字状
の止水部4の一部に掛かかり、インシュレーションバレ
ルに絶縁被覆11が載るようにセットする。この状態で
ワイヤバレル3を電線10の導体12に電気的に接続す
るため、該バレル両側開口片33、33を内側に倒して
導体に締め付け(カシメ)るとともに、インシュレーシ
ョンバレル5の両側開口片55、55を内側に倒して電
線の絶縁被覆11を軽く抑えつける程度に仮締めして取
り付ける。このようにして電線10に止水端子1を取り
付けることにより前記略U字状の止水部4は電線10の
導体12を囲む容器状となる。この容器状に形成される
略U字状の止水部4に止水材6を注入する。なお、両バ
レル3、5と略U字状の止水部4との間の切れ目4a、
4bの深さは浅いほど液溜部が深くなるため好ましい。
【0008】止水材6としては、従来例で使用した導電
性防水剤、例えば半田を使用することができる。半田を
止水材6として使用する場合には半田を溶融し、半田の
溶融温度近辺の温度に予熱した止水端子1の略U字状の
止水部4に注入する。注入された溶融半田は略U字状の
止水部4で受けられて導体12の素線間に浸漬して素線
間を埋めるとともに絶縁被覆11端末から絶縁被覆11
と導体12との間にも入り込み、絶縁被覆端末からある
位置まで入ると温度差により固化して浸入が止まる。前
記インシュレーションバレル5を絶縁被覆11に軽く仮
締めしたのは止水材6が絶縁被覆11と導体12間に浸
入し易くしておくためである。このようにして半田が素
線間並びに絶縁被覆端末から電線内部に入り込んだ状態
で止水端子を冷却すると半田により電線端末が止水状
態、即ち密栓状態となり、最後にペンチ状のカシメ治具
等を用いて略U字状の止水部4の両開口部44、44、
並びにインシュレーションバレル5を締めつけ(カシ
メ)ることにより止水端子1と電線10との接続を完了
する。図中8は略U字状の止水部4の溝底部分に設けた
凹溝で、該凹溝8を設けることにより止水材6を充分に
電線導体12の各素線間に浸透させることが可能とな
る。
【0009】以上は、止水材6として半田を用いた例に
ついて説明したが、止水材6としてはこの他にシリコー
ンゴム、エポキシ樹脂等、注入時点では粘度の低い液状
であり、注入後に架橋(架硫)、または硬化反応させる
等により固化するプラスチック剤、あるいは低融点ガラ
スなども使用しうる。
【0010】本発明は上述したように、ワイヤバレル3
とインシュレーションバレル5との間に略U字状の止水
部4を設け、該略U字状の止水部により電線10の導体
12を構成する素線間、並びに導体12と絶縁被覆11
との間に止水材6を浸透させることにより極めて容易に
電線端末を止水(密栓)構造とすることができる。な
お、止水材6を電線導体12の素線間に効率よく浸透さ
せるために、ワイヤバレル3に導体13を締め付け(カ
シメ)た後に導体の撚りが緩む方向に止水端子1または
電線10を捩じり、導体の撚りをほぐした状態でインシ
ュレーションバレル5を絶縁被覆11に仮締めすると、
止水材6が導体素線間に浸透し易くなり、止水がより完
全となる。図中9はインシュレーションバレル5に設け
た凸起(切り起こし)で、インシュレーションバレル5
を絶縁被覆11に締め付けた際、該凸起9が絶縁被覆1
1にくい込んで止水端子1と電線10とをより確実に接
続するためのものである。
【0011】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の止水端子
は、ワイヤバレルとインシュレーションバレルとの間に
略U字状の止水部を設け、該略U字状の止水部で導体を
囲み、該略U字状の止水部により形成される容器状部分
に止水材を注入して電線端末を止水(密栓)状態とする
ものであり、止水構造を構成するための特別な装置を要
さず、止水材の量も最低限の量で足りるため極めて経済
的である等の優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる止水端子の一実施形態を示す説
明図である。
【図2】本発明止水端子を電線に取り付ける工程の一部
を示す説明図である。
【図3】本発明止水端子を電線に取り付けた形態を示す
説明図である。
【図4】従来の止水端子を電線に取り付ける一工程を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 止水端子 3 ワイヤバレル 4、 略U字状の止水部 5、 インシュレーションバレル 6 止水材 8 凹溝 10 電線 11 絶縁被覆 12 導体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線端子のワイヤバレルとインシュレー
    ションバレルとの間に止水材を注入する略U字状の止水
    部を設けたことを特徴とする止水端子。
  2. 【請求項2】 前記略U字状の止水部の底部分に凹溝を
    形成してなることを特徴とする止水端子。
JP10253143A 1998-09-08 1998-09-08 止水端子 Pending JP2000082508A (ja)

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