JP2000082279A - デ―タ記録方法及びデ―タ記録装置 - Google Patents

デ―タ記録方法及びデ―タ記録装置

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裕之 藤田
Satoshi Yonetani
聡 米谷
Masakazu Yoshimoto
正和 吉本
Jun Yoshikawa
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聡 油谷
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晃一 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録内容の一部を保存でき、編集や管理を容
易に行えるエンドレス記録を実現する。 【解決手段】 一定時間(例えば1時間)記録したら、
新たに領域を確保して記録を続行するとともに、最も古
い内容が記録された領域から、新たに領域を確保した分
と同じ量だけ順次解放してゆく。ここで、部分保存領域
(00:10:00:00〜00:20:00:00)
については解放しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ記録方法及
びデータ記録装置に関し、特に放送局などで用いられる
AVサーバ等のシステムにおいてエンドレス記録を行う
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオビデオ(AV)データの記録、再
生、編集、配信等を行うAVサーバシステムは、AVデ
ータが格納されるハードディスクアレイ等からなるデー
タ記憶装置,このデータ記憶装置からAVデータの入出
力を行う複数のAVデータ入出力インタフェース(以
下、チャネルという。),システム全体の制御を行うシ
ステムコントローラ等により構成される。各チャネル
は、上記データ記憶装置からAVデータを出力する際、
あるいはデータ記憶装置に対するAVデータの入力を行
う際のタイミング調整を行うためのメモリ等を備えてい
る。このようなAVサーバシステムでは、例えばシステ
ムコントローラが各チャネルを時分割で制御することに
より、データ記憶装置に対するAVデータの入出力を各
チャネル毎に独立して行うことができるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
AVサーバは1つの番組で使用される素材を記録してお
くにしても、様々な素材が記録されるが、例えば、ある
特定の素材を記録しながら、最新の素材を再生したいと
いう要望がある,スポーツのライブ中継でゴールした瞬
間の映像を、ゴール直後に放映したり、ホームランシー
ンをホームランした直後に放映したり等である。
【0004】しかしAVサーバで使用されるハードディ
スクは記録できる領域が有限なので、ある特定領域を確
保しておきその領域にデータを重ね書き(上書き)する
エンドレス記録を行い、上述の要求を満たすことが行わ
れている。このエンドレス記録を行った場合には、記録
終了時に記録終了時よりさかのぼって一定時間分だけの
データがハードディスクに残存することになる。
【0005】通常のエンドレス記録の場合には、ハード
ディスク上の記録領域を決めておき、その領域のみ記録
を続けることが考えられる。
【0006】また、このようなエンドレス記録を行つて
いる最中に、一部の記録内容について保存しておきたい
ケースが発生する。しかしながら、従来のエンドレス記
録では、一定時間毎に記録内容が次々と上書きされるこ
とでデータが消去され、さらに一部保存領域があるの
で、最新のデータを再生するときハードディスク上とび
とびの領域をアクセスしなければならず、リアルタイム
性が要求される放送局等のAVサーバでは制御が容易で
はなかった。
【0007】また、従来のエンドレス記録では、指定さ
れた領域を保存する場合には、記録しているファイルと
は別のファイルの属性で保存することが一般的であった
ため、以下のような問題があった。すなわち、今までは
エンドレス記録中のデータを他のチャネルでいわゆる追
いかけ再生していれば見ることのできた領域が、一部保
存の処理を行った後には追いかけ再生して見ることがで
きなくなる、という問題が生じた。したがって、ユーザ
は、データの一部保存の指定を行った後に保存した領域
を見る場合、別ファイルを開く操作を行う必要が生じ、
編集作業における処理が煩雑で効率が悪いという問題が
あった。さらには、一部保存の処理を複数回行った場合
には、後の検索や管理が面倒になるという問題もあっ
た。
【0008】本発明は、このような実情に鑑みて提案さ
れたものであって、記録内容の一部を保存でき、編集や
管理を容易に行えるエンドレス記録を実現したデータ記
録方法及びデータ記録装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ノンリニアア
クセス可能な記録媒体に、複数の入力処理手段それぞれ
が外部から入力されたデータを処理して割り当てられた
タイムスロット時間内のみ、処理された上記データを上
記記録媒体に出力し、上記データが上記記録媒体に記録
されるようになされたデータ記録方法において、上記デ
ータが記録される上記記録媒体の第1の記録領域を確保
する第1のステップと、上記記録媒体の上記第1の記録
領域に順次上記データを記録する第2のステップと、上
記第1の記録領域の最終位置まで上記データを記録した
とき、新たに第2の記録領域を確保するとともに上記第
2の記録領域に順次上記データを記録する第3のステッ
プと、上記第3のステップで確保した第2の記録領域と
同じ量を、上記第1の記録領域の最も古い領域を順次開
放する第4のステップとを備えることを特徴とする。
【0010】また、本発明は、ノンリニアアクセス可能
な記録媒体と、外部から入力されたデータを上記記録媒
体に記録されるデータに変換処理する複数の入出力処理
手段とを備え、上記入出力処理手段はそれぞれ割り当て
られたタイムスロット時間内で変換処理されたデータを
上記記録媒体に出力して、上記データが上記記録媒体に
記録されるようになされたデータ記録装置において、繰
り返し上記データが上記記録媒体に記録されるよう第1
の記録領域を確保し、上記第1の記録領域に順次上記デ
ータが記録されるよう上記入出力処理手段と上記記録媒
体を制御する制御手段を有し、上記制御手段は、上記第
1の記録領域の最終位置まで上記データが記録されたと
き、新たに第2の記録領域を確保し、上記第2の記録領
域に順次上記データを記録するよう上記入出力処理手段
と上記記録媒体を制御するとともに、確保して記録され
た上記第2の記録領域と同じ量の記録領域を上記第1の
領域から順次開放するよう上記入出力処理手段と上記記
録媒体を制御することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態につき図面を
参照しながら詳細に説明する。図1に示すAVサーバシ
ステム1は、オーディオビデオ(AV)データの記録、再
生、編集、配信等を複数のチャネルで行うものであり、
AVデータが格納されるデータ記憶装置2と、このデー
タ記憶装置2にアクセスしてAVデータの入出力を行う
AVデータ入出力インタフェース(IF)3,4,5,6
と、編集装置7と、システム全体の制御を行うシステム
コントローラ8とを備えている。なお、この実施の形態
では4つのAVデータ入出力IF3,4,5,6を用い
た4チャネルのシステムとなっているが、何チャネルの
構成にするについては本発明では特に限定されるもので
はない。
【0012】AVデータ入出力IF3乃至6は、それぞ
れデータ記憶装置2からAVデータを出力する際、ある
いはデータ記憶装置2にAVデータを入力(記録)する
際のタイミング調整を行うためのメモリを備えている。
以下、説明の便宜のため、AVデータ入出力IF3,
4,5,6について、それぞれチャネル1,チャネル
2,チャネル3,チャネル4と呼ぶ。
【0013】データ記憶装置2は、ハードディスクドラ
イブ(HDD)を複数並べたRAID(Redundant Arrays of
Inexpensive Disks)方式による、いわゆるマルチチャネ
ルタイプのものであり、各ハードディスクの所定エリア
に対してAVデータの読み出し又は書き込みが各チャネ
ル毎に独立して同時にできるようになっている。
【0014】このAVサーバシステム1では、上述のよ
うに4つのチャネルによりAVデータの記録又は再生の
処理を同時に4チャネルで行えるようにするため、シス
テムコントローラ8が各チャネルに対してデータ記憶装
置2にアクセスできる時間(タイムスロット)を時分割
で割り当てている。具体的には、システムコントローラ
8は、1周期の期間を固定周期とし、さらにこの1周期
の期間を4等分して、分割した各期間をチャネル1〜チ
ャネル4の順番にタイムスロットとして割り当ててい
る。
【0015】ここで、一つのチャネルに割り当てられる
タイムスロットの長さは、次にタイムスロットが来るま
での一周期の間に再生を続けられる分のAVデータを、
データ記憶装置2から該チャネルのメモリに格納できる
だけの時間となっている。これにより、AVサーバシス
テム1においては、当該一のチャネルが次のタイムスロ
ットが来るまでの間、そのメモリからAVデータを出力
し続けることで、途切れることなく再生を続けることが
可能となる。
【0016】一方、記録時には、上述とは逆の処理によ
り、一周期の間に一のチャネルのメモリにAVデータを
格納し、当該チャネルのタイムスロットが来た時点でま
とめてデータ記憶装置2のハードディスクに書き込む処
理を行う。よって、タイムスロットの一周期の長さは、
通常速度の再生に必要な分のAVデータを読み出してチ
ャネルのメモリに格納することが可能であり、かつでき
るだけ短い時間となるように設定する。
【0017】編集装置7は、キーボードやマウス等の操
作入力部、モニタ等の表示部を備えており、ユーザがデ
ータ記憶装置2に対するAVデータの入出力を行うため
のチャネルの特定などの各種設定を行うように上記操作
入力部を操作することによって入出力制御信号を生成
し、生成した入出力制御信号をシステムコントローラ8
に供給する。この入出力制御信号には、各チャネルにつ
いてのデータの記録、再生、停止、スロー再生、高速再
生等のコマンドや、スロー再生、高速再生等の変速再生
時における再生倍率についてのサーチ速度情報等の付加
情報などが含まれる。また、この入出力制御信号には、
データ記憶装置2に対するAVデータのエンドレス記録
を行う旨のコマンドやエンドレス記録についての後述す
る種々の設定項目についてのデータが含まれる。
【0018】また、編集装置7は、選択したチャネルか
ら供給されるAVデータをモニタに表示するようになっ
ている。
【0019】システムコントローラ8は、編集装置7か
らの入出力制御信号に基づいて、データ記憶装置2及び
各チャネルを制御し、AVデータの記録再生の処理を以
下のように行う。システムコントローラ8は、記録時に
は、いずれか又は複数のチャネルで入力したAVデータ
を、データ記憶装置2に記録するデータ形式に変換処理
し、必要に応じて圧縮処理を行った後に、当該処理後の
データをデータ記憶装置2に送信して記録する。一方、
システムコントローラ8は、再生時には、データ記憶装
置2からデータを読み出し、必要に応じて伸張処理を行
った後に、いずれか又は複数のチャネルに送信し、AV
データの形式に変換して出力する。
【0020】次にAVサーバシステム1のデータ記憶装
置2に記録されたファイルの管理(以下ファイルシステ
ムと称する)について説明する。
【0021】ファイルシステムとは、データ記憶装置2
のハードディスク(HD)に記録されたファイルがハードデ
ィスク(HD)上のどの位置に記録されたかを管理するシス
テムである。
【0022】ファイルシステムは、図2の(A)に示す
ファイルエントリ(FE)と、図2の(B)に示すレコード
エントリ(RE)と、図2の(C)に示すフリースペースリ
スト(FSL) の3つの情報から構成され、図1のシステム
コントローラ8に保持される。
【0023】ファイルエントリ(FE)は、図2の(A)に
示すようにファイル名と、最初のレコードエントリ(RE)
へのリンク(ポインタ)と、ファイルタイムコード(FT
C) とから主に構成される。ファイル名は、ハードディ
スク(HD)に記録されたファイル名を示し、最初のレコー
ドエントリ(RE)へのリンクは、図2の(B)に示すレコ
ードエントリ(RE)へのポインタ情報(リンク)を示し、
ファイルタイムコード(FTC) は、ファイルの時間情報を
示すタイムコード情報を示し、ハードディスク(HD)に記
録された先頭位置のタイムコードとその長さから構成さ
れる。
【0024】レコードエントリ(RE)は、図2の(B)に
示すように次のレコードエントリ(RE)ヘのリンク(ポイ
ンタ)と、先頭位置データと、連続領域の記録長とから
構成される。次のレコードエントリ(RE)ヘのリンクは、
次のレコードエントリ(RE)ヘのリンク先を示すがインタ
情報を示し、先頭位置データは、ハードディスク(H
D)上に記録されたファイルの連続領域の先頭位置のア
ドレスを示し、連続領域の記録長はハードディスク(H
D)上に記録されたファイルの連続記録長を示す。1つ
のレコードエントリ(RE)は、HO上の連続記録領域毎に
作成され、夫々がポインタで接続される。
【0025】フリースペースリスト(FSL) は、図2の
(C)に示すよう次のフリースペースリスト(FSL) への
リンク(ポインタ)と、先頭位置データと、連続領域の
記録長から構成される。次のフリースペースリストリン
クは、次のフリースペースリストヘのリンク先を示すポ
インタ情報を示し、先頭位置データは、ハードディスク
(HD)上にデータが記録されていない領域の先頭位置のア
ドレスを示し、連続領域の記録長は、記録されていない
領域の連続領域長を示す。レコードエントリ(RE)が、ハ
ードディスク(HD)上どこにファイルが記録されているか
を示し情報であるのに対して、フリースペースリスト(F
SL) は、データが記録されていない領域を示す。
【0026】例えば、図3の(A)に示すようハードデ
ィスク(HD)上のアドレス空間で、ファイルAがアドレス
[50]からアドレス[100]、アドレス[200]
からアドレス[300]、アドレス[500]からアド
レス[700]まで記録されているときのファイルシス
テムは以下のように示される。すなわち、ファイルエン
トリ(FE)は図3の(B)に示すよう、ファイル名領域に
ファイル名を示す“A”が書き込まれ、最初のレコード
エントリ(RE)ヘのリンク領域には、最初のレコードエン
トリヘのリンク先を示すポインタ情報(図3の(B)で
は[・])が書き込まれ、されにファイル“A”がハー
ドディスク(HD)上に書き込まれたときのタイムコード
“00:00:00:00:00”(時間:分:秒:フ
レーム)と、ファイルAの記録時間である“00:0
1:29:29”(1分29秒29フレーム、つまりN
TSCで1分30秒分のファイルがハードディスク(HD)
に記録されたことになる)が書き込まれる。ファィルエ
ントリ(FE)の最初のレコードエントリ(RE)のリンク先に
は、図3の(B)に示すように、最初の連続領域の先頭
位置のアドレスと、連続領域長を示すアドレス値(それ
ぞれ、[50]と[50])が書き込まれ、さらにとび
とびに次の領域にもファイル“A”が書き込まれるの
で、次のレコードエントリ(RE)先を示すポインタ情報
(図3の(B)では[・])が書き込まれる。
【0027】次のレコードエントリ(RE)は、アドレス
[200]から長さ[100]まで連続にファイルAが
記録されているので、先頭位置データは[200]、連
続記録長は[100]となる。さらに、ファイル“A”
はアドレス[500]から続いているので、次のレコー
ドエントリ(RE)は、先頭位置データは[500]、連続
記録長はアドレス[700]まで記録されているので
[200]となる。ファイル“A”はこれ以降記録され
ていないので、次のレコードエントリ(RE)ヘのリンクは
EOF(End of File)となる。
【0028】フリースペースリスト(FSL) は、図3の
(A)に示すハードディスク(HD)のアドレス空間上では
アドレス[0]からアドレス[50]、アドレス[10
0]からアドレス[200]、アドレス[300]から
アドレス[500]まで何も記録されていない領域であ
るので、レコードエントリ(RE)と同様に連続領域ごとに
先頭位置データ、連続記録長が図3の(C)に示すよう
に構成される。
【0029】次に、このAVサーバシステム1において
エンドレス記録を行う場合の基本的な処理について、図
4に示すフローチャート及び図5乃至図7を参照して説
明する。
【0030】本発明におけるエンドレス記録は、ハード
ディスク(HD)のアドレス空間を歩進させつつ行う。これ
は、一時保存したときとびとびの領域にデータが点在
し、アクセスの不便差を解消するためである。以下は、
先ずエンドレス記録について説明し、その後、エンドレ
ス記録の最中における部分保存について説明することに
する。
【0031】エンドレス記録が開始されると、先ず、ス
テップS1で、エンドレス記録に先立って、エンドレス
記録の時間、記録するAVデータを入力して記録するた
めの入力チャネル、記録中に記録内容を再生してモニタ
リングするための出力チャネル等についての設定を行
う。この設定は、具体的には、例えば編集装置7のモニ
タ画面に上記各設定項目を表示するようにして、ユーザ
がキーボードやマウス等で各設定項目について入力する
ことによって行う。
【0032】なお、ここでは、エンドレス記録の時間と
して1時間、入力チャネルをチャネル1、出力チャネル
をチャネル2に設定した例について説明する。
【0033】これら各設定項目について入力が終わる
と、ステップS2で設定を変更するか完了するかの選択
画面となり、設定を完了させる選択を行うと、ステップ
S3に進む。
【0034】ステップS3で、編集装置7は、上述のス
テップS1で設定した各設定項目についてのデータ及び
エンドレス記録を行う旨のコマンドを入出力制御信号と
してシステムコントローラ8及び各チャネルに転送す
る。
【0035】次のステップS4においては、システムコ
ントローラ8からの制御信号に基づいて、データ記憶装
置2が、ハードディスク(HD)の所定領域を確保する処理
を行う。具体的には、上述したファイルシステムのフリ
ースペースリスト(FSL) を参照して、上述のステップS
1で設定したエンドレス記録の時間(この例では1時
間)分の記録が可能な量だけ、システムコントローラ8
によりハードディスク(HD)の所定領域が確保される。こ
れにより、エンドレス記録の時間分記録可能な領域の単
位としての図5の(A)に示すエンドレス記録長が決定
されることになる。
【0036】続いてステップS5で、システムコントロ
ーラ8は、ステップS4で確保した領域にAVデータを
記録するように該当するチャネル及びデータ記憶装置2
を制御する。この例では、システムコントローラ8は、
入力チャネルであるチャネル1を介して入力されるAV
データを記録するようにチャネル1及びデータ記憶装置
2を制御する。AVサーバシステム1においては、ステ
ップS5のこの記録が開始されると同時に、チャネル2
を用いて当該記録内容を再生することにより、モニタリ
ング及び編集が可能となる。また、この記録が開始され
ると、図5の(A)に示すように、記録を開始した時点
でのハードディスク(HD)上のアドレスがファイルの先頭
(SOF:Start Of File)となる。
【0037】なお、図5の(A),(B)では、“0
0:00:00:00”(0時0分0秒0フレーム)か
ら“00:39:59:29”(39分59秒29フレ
ーム)までの40分間の記録を行った場合であり、まだ
実際の記録長がエンドレス記録長に達していない場合を
示している。
【0038】上述したファイルシステムの内容は図5の
(B)に示すように、ファイルエントリ(FE)はファイル
名を示すファイル“A”と、ファイルタイムコードの先
頭タイムコードは“00:00:00:00”(0時0
分0秒0フレーム)で、記録時間長は“00:00:0
0:00”から“00:39:59:29”(0時39
分59秒29フレーム)までの40分なので、“00:
40:00:00”と示される。また、レコードエント
リ(RE)は、アドレス0から連続領域に記録されているの
で次へのレコードエントリは存在せず(EOF) 、カレント
記録ポインタが示すアドレスが例えば[4000]であ
ると、この値がレコードエントリに挿入される。なお、
実際には上述の所定領域を確保する処理でこのレコード
エントリの連続記録長には1時間分のアドレス(例えば
図5の(A)の“00:59:59:29”が示すアド
レス値が[6000]ならこの値)が書き込まれること
になるが、説明の都合上、図5の(B)に示すレコード
エントリのように表現される。
【0039】ここで、“00:00:00:00”のS
OFから“00:39:59:29”のファイルの終わ
り(EOF:End Of File) までがチャネル2を用いて再生可
能な範囲となる。この実施の形態では、AVデータの記
録を行うのにシステムコントローラ8がポインタ(カレ
ント記録ポインタ)を設定して、このカレント記録ポイ
ンタを移動させ、その移動に追従するように記録を行う
ようにチャネル1及びデータ記憶装置2を制御してい
る。すなわち、このカレント記録ポインタが移動するこ
とによりEOFが移動してゆくことになる。
【0040】次のステップS6で、システムコントロー
ラ8は、データ記憶装置2がカレント記録ポインタがエ
ンドレス記録長の最後まで達したか、すなわち、上記確
保した領域の最終点までデータを記録したかどうかにつ
いての判定を行い、当該最終点まで記録するまでステッ
プS6で待機し、当該最終点まで記録するとステップS
7に進む。この例では、“00:59:59:29”
(59分59秒29フレーム)が確保した領域の最終点
となり、図6の(A)がちょうどこの最終点まで記録が
行われた場合を表している。
【0041】ファイルシステムの内容は図6の(B)に
示すように、ファイルエントリ(FE)は、先頭のタイムコ
ード“00:00:00:00”(0時0分0秒0フレ
ーム)から“00:59:59:29”(0時59分5
9秒29フレーム)までの“01:00:00:00”
60分、レコードエントリ(RE)は、先頭アドレス[0]
からの連続記録長[6000]と表記される。
【0042】ステップS7で、システムコントローラ8
は、図7の(A)に示すように、確保した領域の最終点
から先の領域(未確保の領域)を新たに確保する処理を
行いながらデータの記録を続行するようにチャネル1及
びデータ記憶装置2を制御する。
【0043】次のステップS8で、システムコントロー
ラ8は、図7の(A)に示すように、新たに確保した領
域と同じ量だけ、ファイルの記録済みの領域を古い方か
ら順次解放していくようにデータ記憶装置2を制御す
る。この実施の形態では、記録済みの領域を解放するの
にシステムコントローラ8がポインタ(領域解放ポイン
タ)を設定して、この領域解放ポインタを移動させ、そ
の移動に追従するように領域解放を行うようにデータ記
憶装置2を制御している。すなわち、この領域解放ポイ
ンタが移動することにより上記SOF及びそのタイムコ
ードが移動していくことになる。ここで、カレント記録
ポインタの移動量と領域解放ポインタの移動量とは相互
に等しいので、エンドレス記録長の長さは変わらずに維
持される。
【0044】図7の(A)に示すように状態で記録が終
了したときのファイルシステムの内容を図7の(B)に
示す。先頭のタイムコードが5分(00:05:00:
00)、記録長は1時間(01:00:00:00)で
先頭位置のアドレスは領域開放ポインタが位置したアド
レスである[50]、連続記録長は1時間分なので図6
の(B)と変わらず1時間分のアドレス長を示す[60
00]となる。
【0045】続くステップS9では、システムコントロ
ーラ8が編集装置7からの入出力制御信号を検出するこ
とにより、エンドレス記録を終了させるか否かについて
判定する。ここで、システムコントローラ8は、ユーザ
が編集装置7を操作することによりエンドレス記録を終
了させる指示が出されるまでステップS7〜ステップS
8の処理を繰り返す制御を行い、当該指示が出されて編
集装置7からその旨のコマンドを含む入出力制御信号を
検出したときにエンドレス記録を終了させる。AVサー
バシステム1においては、このエンドレス記録終了時
に、ステップS1で設定したエンドレス記録の時間だけ
の最新の内容がハードディスク(HD)の有効記録領域に記
録されていることになる。すなわち、この設定例では、
ハードディスク(HD)に記録されたこの領域を任意のチャ
ネルでSOFから再生すると、最新の1時間分の記録内
容が再生できるようになる。
【0046】なお、このエンドレス記録中にカレント記
録ポインタがハードディスク(HD)の記録領域の最終端ま
で達した場合には、このカレント記録ポインタを図7の
(A)に示すタイムコードの00:00:00:00の
位置に戻して記録を続行すれば良い。この場合には、0
0:00:00:00の位置からのハードディスク(HD)
上の領域は既に解放されているので、この領域をさらに
確保しながら記録を行えばよい。
【0047】このように、このAVサーバシステム1に
おけるエンドレス記録の方法は、「一定時間記録した
ら、新たに領域を確保して記録を続行するとともに、最
も古い内容が記録された領域から、新たに領域を確保し
た分と同じ量だけ順次解放してゆく」ものであり、ハー
ドディスク(HD)の領域全体をくまなく使用することが可
能となるので、データ記憶装置2の寿命が延びる。
【0048】さらに、AVサーバシステム1において
は、上述したエンドレス記録を行いながら、記録中ある
いは記録済みのAVデータの記録内容の一部を保存でき
るようになっている。以下、エンドレス記録を行いなが
ら記録内容の一部を保存する場合の処理について、図8
のフローチャートを参照して説明する。なお、図8のフ
ローチャートについて、図4と同一の処理については同
一のステップ番号を付している。また、図9の(A),
(B)、図10(A),(B)及び図11(A),
(B),(C)は、それぞれ図5(A),(B)、図6
(A),(B)及び図7(A),(B)に対応した図で
ある。すなわち、図9(A),(Bは、1時間に設定し
たエンドレス記録を40分間だけ行ったところであり、
この40分間の記録内容のうち、記録開始後10分経過
後からの10分間のAVデータを保存する場合を示して
いる。
【0049】このエンドレス記録を行いながら記録内容
の一部を保存する場合には、上述したステップS5の記
録開始後に、ステップS5Aとして、ユーザが編集装置
7を操作して保存する領域の指定を行う。このステップ
S5Aの処理としては、ユーザが、例えば、チャネル2
を用いて再生可能範囲のデータを再生して編集装置7の
モニタでモニタリングすることにより、あるいはチャネ
ル1によるエンドレス記録中にリアルタイムに編集装置
7を操作することにより、例えば00:10:00:0
0〜00:19:59:29の10分の領域を部分的に
保存指定する。以下、指定したこの領域を部分保存領域
という。
【0050】上述の部分保存領域の指定(ステップS5
A)が行われると、図4で説明したステップS6及びス
テップS7の各処理を経た後に、ステップS7Aに移行
する。なお、図10の(A),(B)は、図6の
(A),(B)に対応するものであり、確保した領域の
最終点まで記録が行われ、ステップS7に移行する直前
の状態を示している。部分保存が指定されたときでも、
図9の(A),(B)及び図10の(A),(B)に示
す状態のときは、ファイルシステムの内容は図5の
(B)及び図6の(B)と同様であり、それぞれ図9の
(B)及び図10の(B)に示す。また、図11の
(A),(B),(C)は、図7の(A),(B)に対
応するものであり、確保した領域の最終点から先の領域
(未確保の領域)を新たに確保する処理を行いながらデ
ータの記録を続行する状態が示されている。この状態の
ときのファイルシステムの内容も図11の(C)に示す
ように図7の(B)に示す内容と同じである。
【0051】ステップS7Aにおいて、システムコント
ローラ8は、領域解放ポインタが部分保存領域内である
か否かについて判定する。そして、解放領域ポインタが
部分保存領域内でないと判定した場合には上述したステ
ップS8に進み、解放領域ポインタが部分保存領域内で
あると判定した場合にはステップS8Aに進む。例え
ば、図11の(A),(B),(C)に示す状態では解
放領域ポインタがまだ部分保存領域に入っていないの
で、ステップS8の処理を行うことにより古い記録内容
がデータ記憶装置2のハードディスク(HD)から順次消去
されてゆく。図12の(A),(B),(C)は、領域
解放ポインタが部分保存指定領域の直前に来た状態を示
すものであり、この直後にステップS8Aの処理が行わ
れることになる。
【0052】ステップS8Aにおいて、システムコント
ローラ8は、部分保存領域を解放させないようにデータ
記憶装置2を制御する。そして、システムコントローラ
8は、この部分保存領域をファイルの先頭として管理し
て、ステップS7Aに戻り、上述の処理を繰り返し行
う。具体的には、システムコントローラ8は、この部分
保存領域を記録済みの領域と同じ属性のファイルとし、
同一ファイル内の先頭部分として管理する。AVサーバ
システム1においては、このステップS8Aの処理が行
われている間は、ステップS8の処理を行わずにステッ
プS7の処理を行うので、SOFの位置が移動せずにE
OFの位置が移動していくこととなり、図13の
(A),(B),(C)に示すように、エンドレス記録
長が部分保存領域分だけ延びる。
【0053】すなわち、領域解放ポインタが図13の
(A)に示すタイムコードで00:05:00:00の
位置に位置すると、5分間分の記録領域が追加されるこ
とになる。この場合のファイルシステムの内容は、図1
3の(C)に示すように、先頭タイムコードは00:1
0:00:00、記録長は5分延びたので65分(0
1:05:00:00)、レコードエントリ(RE)は、部
分保存の先頭位置を示すアドレス値が先頭アドレスであ
り、カレント記録ポインタの位置までの長さである記録
長が[6050]と表記される。
【0054】そして、解放領域ポインタが部分保存領域
を通過すると、ステップS8の処理により、図14の
(A),(B),(C)に示すように、データ記憶装置
2のハードディスク(HD)から再び記録済みの領域が古い
方から順次解放される。
【0055】ここで、ステップS8Aにおけるファイル
管理を行うための具体的な方法について説明する。シス
テムコントローラ8は、領域解放ポインタが部分保存領
域を通過すると同時に、図14の(B)に示すように、
部分保存指定された領域を領域解放ポインタの直前にく
るように再配置する処理を行う。具体的には、システム
コントローラ8は、部分保存した領域のタイムコードを
領域解放ポインタに追従するように更新していく。この
更新は、エンドレス記録が終了するまで続行される。す
なわち、領域解放ポインタは、現在記録していて残って
いる(解放されていない)最も古いデータの場所(アド
レス)を示す役割を有している。そこで、システムコン
トローラ8は、エンドレス記録が行われている間に部分
保存領域が領域解放ポインタに離されないようについて
いくように、この部分保存領域のタイムコードを更新し
ていく。これにより、システムコントローラ8は、現在
記録して残っている(解放されていない)最も古いデー
タの前に、部分保存領域を再配置するようにこの部分保
存領域を位置づけて管理することになる。
【0056】より具体的には、図14の(C)に示すフ
ァイルシステムの内容とする。すなわち、ファイルエン
トリ(FE)の先頭タイムコードは、領域解放ポインタに追
従させるように対応させ、部分保存領域の後に不連続領
域が発生するので、レコードエントリ(RE)のエントリ情
報が1つ追加されることになる。ファイルエントリ(FE)
で、先頭のタイムコードは00:15:00:00、記
録長は部分記録した時間10分間分延びるので01:1
0:00:00、レコードエントリ(RE)は先頭位置アド
レス[100]から[200]までの100アドレス分
の記録長となり、さらに次のレコードエントリ(RE)へリ
ンクし、領域解放ポインタが位置したアドレス[25
0]から、1時間分のアドレスの記録長[6000]が
書き込まれた図14の(C)に示す内容となる。ここで
最初にエントリされたレコードエントリ(RE)(先頭アド
レス[100]、記録長[100])が部分保存された
領域を示す。このレコードエントリ(RE)の値は、カレン
ト記録ポインタがさらに先に進んだ状態であっても変わ
らない。
【0057】この結果、AVサーバシステム1において
は、ファイルの先頭(SOF) から最後(EOF) にかけて、部
分保存領域,エンドレス記録されている領域の順でシス
テムコントローラ8により再配置されることになる。例
えば、エンドレス記録中に部分保存指定を2回に分けて
いった場合には、図15に示すように、1回目に部分保
存指定された領域、2回目に部分保存指定された領域、
エンドレス記録されている領域の順で再配置され、これ
らの領域がファイルシステムとしてシステムコントロー
ラ8によって管理される。なお、3回目以降の部分保存
指定があった場合には、3回目以降の部分保存指定領域
が同様に積まれていくことになる。
【0058】このように、AVサーバシステム1におい
ては、部分保存指定した領域がファイルの先頭に順番に
積まれていき、エンドレス記録した内容がすべて同一の
属性のファイルとしてシステムコントローラ8によって
管理される。したがって、AVサーバシステム1によれ
ば、ユーザは、エンドレス記録中に、一のチャネルでい
わゆるジョグモードやシャトルモードの高速再生を用い
てファイルの前後をサーチすることによって、部分保存
指定した領域の内容と現在エンドレス記録中の領域の内
容の両方を見ることができる。
【0059】また、AVサーバシステム1によれば、保
存指定した領域があたかもカット編集したかのようにフ
ァイルの先頭に積まれてゆくので、必要な記録内容を迅
速に再生することが可能となり、検索や編集等の作業効
率が大幅にアップする。
【0060】また、AVサーバシステム1によれば、保
存した領域はファイルの先頭に積まれて同じファイルと
して扱われるので、エンドレス記録の終了後もジョグモ
ードやシャトルモードなどの高速再生により参照するこ
とが可能である。
【0061】なお、この実施の形態ではデータ記憶装置
2をハードディスク(HD)を用いて構成することとした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、ノンリニ
アアクセス(ランダムアクセス)可能な記録媒体であれ
ばよい。したがって、データ記憶装置2は、例えばDV
D(Digital Video Disk)やMO(Magneto-Optical di
sk)などの光ディスク、光磁気ディスク等のディスク状
記録媒体やDRAMやフラッシュメモリ等の半導体メモ
リを用いて構成してもよい。
【0062】また、上述したファイルシステムのファイ
ルタイムコードも、記録開始時からの制御情報のみなら
ず現在の時刻を挿入するようにしても良い。
【0063】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るデータ記録方法及びデータ記録装置によれば、新領域
確保処理と領域解放処理と新領域記録処理とが繰り返し
行われることにより、記録媒体にデータが記録されてい
る領域が順次移動していきながら記録が続行されるの
で、エンドレス記録が実現できる。
【0064】また、本発明に係るデータ記録方法及びデ
ータ記録装置によれば、このエンドレス記録を行う場合
に、データを記録した上記記録領域に対して、保存すべ
き記録領域については領域解放処理を行わないこととし
たので、記録内容の一部を保存することが可能となる。
さらには、保存すべき記録領域を、記録領域の最終点よ
りも後の記録領域側に配置するように管理することによ
り、保存指定した領域があたかもカット編集したかのよ
うにファイルの先頭に積まれてゆくので、編集や管理を
容易に行うことが可能となる。
【0065】したがって、本発明によれば、編集や管理
を容易に行えるエンドレス記録を実現したデータ記録方
法及びデータ記録装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したAVサーバシステムの構成を
示すブロック図である。
【図2】ファイルシステムを構成するファイルエントリ
(FE),レコードエントリ(RE)及びフリースペースリスト
(FSL) の構造を模式的に示す図である。
【図3】上記ファイルシステムの一例を模式的に示す図
である。
【図4】AVサーバシステムにおいてエンドレス記録を
行う場合の処理について説明するフローチャートであ
る。
【図5】エンドレス記録の処理を説明するタイムチャー
トであり、実際の記録長がエンドレス記録長に達してい
ない場合をファイルシステムの内容とともに示す。
【図6】エンドレス記録の処理を説明するタイムチャー
トであり、実際の記録長がエンドレス記録長に達した場
合をファイルシステムの内容とともに示す。
【図7】エンドレス記録の処理を説明するタイムチャー
トであり、実際の記録長がエンドレス記録長を越えた場
合をファイルシステムの内容とともに示す。
【図8】エンドレス記録を行いながら記録内容の一部を
保存する処理について説明するフローチャートである。
【図9】エンドレス記録を行いながら記録内容の一部を
保存する処理を説明するタイムチャートであり、実際の
記録長がエンドレス記録長に達していない場合をファイ
ルシステムの内容とともに示す。
【図10】エンドレス記録を行いながら記録内容の一部
を保存する処理を説明するタイムチャートであり、実際
の記録長がエンドレス記録長に達した場合をファイルシ
ステムの内容とともに示す。
【図11】エンドレス記録を行いながら記録内容の一部
を保存する処理を説明するタイムチャートであり、実際
の記録長がエンドレス記録長を越え、領域解放ポインタ
が部分保存指定領域にさしかかる前の状態をファイルシ
ステムの内容とともに示す。
【図12】エンドレス記録を行いながら記録内容の一部
を保存する処理を説明するタイムチャートであり、領域
解放ポインタが部分保存指定領域の直前に来た状態をフ
ァイルシステムの内容とともに示す。
【図13】エンドレス記録を行いながら記録内容の一部
を保存する処理を説明するタイムチャートであり、領域
解放ポインタが部分保存指定領域に入った状態をファイ
ルシステムの内容とともに示す。
【図14】エンドレス記録を行いながら記録内容の一部
を保存する処理を説明するタイムチャートであり、領域
解放ポインタが部分保存指定領域を通過した状態をファ
イルシステムの内容とともに示す。
【図15】部分保存指定を複数回行った場合のシステム
コントローラによる領域管理について説明する図であ
る。
【符号の説明】
1 AVサーバシステム、2 データ記憶装置、3,
4,5,6 AVデータ入出力IF、7 編集装置、8
システムコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 裕之 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 米谷 聡 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 吉本 正和 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 吉川 潤 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 油谷 聡 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 佐藤 晃一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 志賀 和久 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 広瀬 正樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノンリニアアクセス可能な記録媒体に、
    複数の入力処理手段それぞれが外部から入力されたデー
    タを処理して割り当てられたタイムスロット時間内の
    み、処理された上記データを上記記録媒体に出力し、上
    記データが上記記録媒体に記録されるようになされたデ
    ータ記録方法において、 上記データが記録される上記記録媒体の第1の記録領域
    を確保する第1のステップと、 上記記録媒体の上記第1の記録領域に順次上記データを
    記録する第2のステップと、 上記第1の記録領域の最終位置まで上記データを記録し
    たとき、新たに第2の記録領域を確保するとともに上記
    第2の記録領域に順次上記データを記録する第3のステ
    ップと、 上記第3のステップで確保した第2の記録領域と同じ量
    を、上記第1の記録領域の最も古い領域を順次開放する
    第4のステップとを備えることを特徴とするデータ記録
    方法。
  2. 【請求項2】 上記第1及び/又は第2の記録領域に記
    録された上記データが他の上記データによって上書き記
    録されないよう上記第1及び/又は第2の記録領域を保
    存指定する第5のステップをさらに備え、 上記第5のステップで上記記録領域に対して保存指定さ
    れたとき、保存指定された上記記録領域は開放させない
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ記録方法。
  3. 【請求項3】 上記第1のステップにおける上記第1の
    記録領域の確保は、記録を開始した上記記録媒体の位置
    を示す記録開始位置情報と、記録された上記データの連
    続した上記記録領域の記録長情報とから構成された記録
    位置情報に上記第1の記録領域の情報がそれぞれ登録さ
    れることで行われることを特徴とする請求項2記載のデ
    ータ記録方法。
  4. 【請求項4】 上記記録開始位置情報が、上記第2の記
    録領域に上記データが順次記録される、記録位置に応じ
    て更新されることで、上記第1の記録領域の開放が行わ
    れることを特徴とする請求項3記載のデータ記録方法。
  5. 【請求項5】 上記第5のステップで部分保存された記
    録領域を超えて上記記録開始位置情報が更新されたとき
    は、上記記録位置情報は、部分保存された記録領域の記
    録開始位置情報と連続記録長とから構成される第1の記
    録位置情報と、記録が行われている上記記録領域の記録
    開始位置情報と連続記録長とから構成される第2の記録
    位置情報と、から構成されることを特徴とする請求項4
    記載のデータ記録方法。
  6. 【請求項6】 上記第1の記録領域に上記データを順次
    記録するとき、上記第1の記録領域の記録を開始した開
    始時間を示す開始時間情報と、上記開始時間からの時間
    長を示す時間長情報とから構成された時間情報にそれぞ
    れ登録されることを特徴とする請求項4記載のデータ記
    録方法。
  7. 【請求項7】 上記第5のステップで部分保存された記
    録領域を超えて上記記録開始位置が更新されたときは、
    上記開始時間情報が上記記録開始位置情報の更新に追従
    するように更新されることを特徴とする請求項6記載の
    データ記録方法。
  8. 【請求項8】 上記時間情報は、上記記録媒体にファイ
    ル形式で記録される上記データのファイル名を示すファ
    イル名情報とともに構成され、異なるファイル毎にエン
    トリが追加されるファイルエントリ情報に登録され、さ
    らに、上記ファィルエントリ情報には上記記録位置情報
    へのリンク情報が含まれ、上記ファィルエントリ情報と
    上記記録位置情報はファイル毎に接続関係にあることを
    特徴とする請求項6記載のデータ記録方法。
  9. 【請求項9】 上記記録位置情報の記録開始位置情報と
    連続記録長情報は、上記記録媒体のアドレス値が挿入さ
    れることを特徴とする請求項3記載のデータ記録方法。
  10. 【請求項10】 上記ノンリニアアクセス可能な記録媒
    体は、複数のハードディスクであることを特徴とする請
    求項1記載のデータ記録方法。
  11. 【請求項11】 ノンリニアアクセス可能な記録媒体
    と、外部から入力されたデータを上記記録媒体に記録さ
    れるデータに変換処理する複数の入出力処理手段とを備
    え、上記入出力処理手段はそれぞれ割り当てられたタイ
    ムスロット時間内で変換処理されたデータを上記記録媒
    体に出力して、上記データが上記記録媒体に記録される
    ようになされたデータ記録装置において、 繰り返し上記データが上記記録媒体に記録されるよう第
    1の記録領域を確保し、上記第1の記録領域に順次上記
    データが記録されるよう上記入出力処理手段と上記記録
    媒体を制御する制御手段を有し、 上記制御手段は、上記第1の記録領域の最終位置まで上
    記データが記録されたとき、新たに第2の記録領域を確
    保し、上記第2の記録領域に順次上記データを記録する
    よう上記入出力処理手段と上記記録媒体を制御するとと
    もに、確保して記録された上記第2の記録領域と同じ量
    の記録領域を上記第1の領域から順次開放するよう上記
    入出力処理手段と上記記録媒体を制御することを特徴と
    するデータ記録装置。
  12. 【請求項12】 上記制御手段は、上記第1及び/第2
    の記録領域に記録された上記データが他のデータによっ
    て繰り返し上書き記録されないよう上記第1及び/第2
    の記録領域を部分保存することを指定する情報を示すデ
    ータ入力されたとき、部分保存指定された上記記録領域
    は上記第1の領域から開放させないよう上記入出力処理
    手段と上記記録媒体を制御することを特徴とする請求項
    11記載のデータ記録装置。
  13. 【請求項13】 上記制御手段は、記録を開始した上記
    記録媒体の位置を示す記録開始位置情報と、記録された
    上記データの連続した上記記録領域の記録長情報とから
    構成されるレコードエントリ情報を保持し、 上記レコードエントリ情報に上記第1の記録領域の記録
    開始位置情報と、連続記録され記録媒体上の記録長情報
    に書き込まれることで上記第1の記録領域の確保が行わ
    れることを特徴とする請求項12記載のデータ記録装
    置。
  14. 【請求項14】 上記記録開始位情報が、上記第2の記
    録領域に上記データが順次記録される、記録位置に応じ
    て更新されることで、上記第1の記録領域の開放が行わ
    れることを特徴とする請求項13記載のデータ記録装
    置。
  15. 【請求項15】 上記記制御手段は、上記部分保存指定
    された記録領域を超えて上記記録開始位置情報が更新さ
    れたときは、部分保存された記録領域の記録開始位置情
    報と連続記録長とから構成される第1のレコードエント
    リ情報と、上記第1のレコードエントリ情報とリンクさ
    れて記録が行われている上記記録領域の記録開始位置情
    報と連続記録長とから構成される第2のレコードエント
    リ情報とから上記レコードエントリ情報が構成されるよ
    う、上記レコードエントリ情報を保持することを特徴と
    する請求項14記載のデータ記録装置。
  16. 【請求項16】 上記制御手段は、さらに上記第1の記
    録領域の記録を開始した開始時間を示す開始時間情報
    と、上記開始時間からの時間長を示す時間長情報とから
    構成された時間情報を保持し、 上記第1の記録領域に上記データを順次記録するとき、
    上記時間情報に順次記録される上記データに関する時間
    情報に登録されることを特徴とする請求項14記載のデ
    ータ記録装置。
  17. 【請求項17】 上記部分保存された記録領域を超えて
    上記記録開始位置が更新されたときは、上記開始時間情
    報が上記記録開始位置情報の更新に追従して更新される
    ことを特徴とする請求項16記載のデータ記録装置。
  18. 【請求項18】 上記時間情報は、上記記録媒体にファ
    イル形式で記録される上記データのファイル名を示すフ
    ァイル名情報とともに構成され、異なるファイル毎にエ
    ントリが追加されるファィルエントリ情報に登録され、
    さらに上記ファィルエントリ情報には、上記レコードエ
    ントリ情報へのリンク情報が含まれ、上記ファイルエン
    トリ情報は、ファイル毎に上記レコードエントリ情報と
    接続関係にあることを特徴とする請求項16記載のデー
    タ記録装置。
  19. 【請求項19】 上記記録位置情報の記録開始位置情報
    と連続記録長情報には、上記記録媒体のアドレス値が挿
    入されることを特徴とする請求項13記載のデータ記録
    装置。
  20. 【請求項20】 上記ノンリニアアクセス可能な記録媒
    体は、複数のハードディスクであることを特徴とする請
    求項11記載のデータ記録装置。
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