JP2000082136A - 画像デ―タ処理装置および方法、並びに提供媒体 - Google Patents

画像デ―タ処理装置および方法、並びに提供媒体

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JP2000082136A
JP2000082136A JP11177851A JP17785199A JP2000082136A JP 2000082136 A JP2000082136 A JP 2000082136A JP 11177851 A JP11177851 A JP 11177851A JP 17785199 A JP17785199 A JP 17785199A JP 2000082136 A JP2000082136 A JP 2000082136A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素数の変換が行われた画像を綺麗に表示す
る。 【解決手段】 演算データ選択部23には、変換後の1
画素に対する変換前の複数の画素との共有画像情報を基
に作成されたパターンが記憶されており、A/D変換部
21、フレームメモリ22を介して演算データ選択部2
3に入力された画素データは、どのパターンと一致する
か判断される。この判断されたパターンに対応する演算
係数を演算係数選択部28は、選択し、演算部24に出
力する。演算部24は、演算係数と画素データを用いて
新たな画素データを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像データ処理装置
および方法、並びに提供媒体に関し、特に、表示する画
像の大きさを変化させるために行う画素数の変換の際
に、変換前の画像の大きさと変換後の画像の大きさとが
同じであると仮定し、これら2画面を重ねた場合に重な
り合う面積比により、変換後の画素データを算出するよ
うにした画像データ処理装置および方法、並びに提供媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来の画像表示システムの構
成を示すブロック図である。パーソナルコンピュータ1
で生成された画像データは、ディスプレイ2と、画像デ
ータ処理装置3を介してLCD(Liquid Crystal Displa
y)プロジェクタ4に出力される。
【0003】LCDプロジェクタ4の画面を構成する画素
数が、ディスプレイ2の画面を構成する画素数と異なる
場合、LCDプロジェクタ4に出力された画像データは、
画像データ処理装置3により画素数が変換され、図示し
ていないスクリーンなどに、投影される。画素数変換装
置3の画素数変換方式としては、最近傍方式、バイリニ
ア方式、キュービック方式などが用いられている。
【0004】ここではキュービック方式を、画素数が6
40×480のVGA(Video Graphics Array)方式を、
1024×768のXGA(eXtended Graphics Array)方
式に変換する場合、換言すれば、5画素を8画素に変換
する場合を例に挙げて説明する。
【0005】キュービック方式では、図16に示したよ
うな重み付け関数が用いられ、画素数の変換が行われ
る。図16では、模式的にVGA方式の5画素の横幅とXGA
方式の8画素の横幅は、同じ大きさであるとしてある。
そして、XGA方式の4画素目の色の濃淡などの画素デー
タを決定する場合、重み付け関数の最大値が、XGA方式
の4画素目に位置するようにセットされる。
【0006】このようにセットされた重み付け関数に対
して、VGA方式の5画素の各画素から重み関数に対して
おろした垂線と重み関数が交わるところの数値を用いて
畳み演算を行うことにより、XGA方式の4画素目のデー
タが決定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したキュービック
方式などの画素数変換方式は、元の画素配列から目的と
する画素配列に変換する際に、1画素のデータを決定す
るのに、複数の画素を参考にするため、例えば文字列な
ど、その濃淡が急峻に変化する画像に対しては、関係の
ない画素の影響を受け、文字がぼけたり、変形したりす
る場合がある。
【0008】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、画素数を変換する際に、変換される後の注
目している画素と係わる、変換前の複数の画素との共有
画像情報、例えば、面積比を考慮するようにし、もっ
て、文字などの画像も綺麗に変換できるようにするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像デ
ータ処理装置は、入力された第1の画像の画素データを
記憶する第1の記憶手段と、複数の演算式の係数を記憶
する第2の記憶手段と、第2の画像の画素の位置に対応
する演算式を選択する選択手段と、選択手段により選択
された演算式の演算に用いる第1の画像の画素データを
第1の記憶手段から、演算に用いる係数を第2の記憶手
段から、それぞれ読み出し、読み出された画素データと
係数とを用いて、第2の画像の画素データを演算する演
算手段とを含むことを特徴とする。
【0010】前記演算式は、第1の画像と第2の画像
を、等しい大きさの画面に重ねた場合に、第2の画像の
注目画素に対応する第1の画像の画素の配置パターンに
基づいて決定され、係数は、第2の画像の注目画素と、
それに対応する第1の画像の画素との共有画像情報によ
り決定されるようにすることができる。
【0011】前記共有画像情報は、面積比率であるよう
にすることができる。
【0012】前記選択手段は、第2の画像を、所定の画
素数からなるブロックに分割し、ブロック毎に第2の画
像の画素位置に対応する演算式を選択するようにするこ
とができる。
【0013】前記演算手段により演算された前記第2の
画像の画素データに基づく画像の表示をする表示手段を
さらに含むようにすることができる。
【0014】請求項6に記載の画像データ処理方法は、
入力された第1の画像の画素データを記憶する第1の記
憶ステップと、複数の演算式の係数を記憶する第2の記
憶ステップと、第2の画像の画素の位置に対応する演算
式を選択する選択ステップと、選択ステップで選択され
た演算式の演算に用いる第1の画像の画素データを第1
の記憶ステップで記憶された画像データから、演算に用
いる係数を第2の記憶ステップで記憶されている係数か
ら、それぞれ読み出し、読み出された画素データと係数
とを用いて、第2の画像の画素データを演算する演算ス
テップとを含むことを特徴とする。
【0015】請求項7に記載の提供媒体は、画像データ
処理装置に、入力された第1の画像の画素データを記憶
する第1の記憶ステップと、複数の演算式の係数を記憶
する第2の記憶ステップと、第2の画像の画素の位置に
対応する演算式を選択する選択ステップと、選択ステッ
プで選択された演算式の演算に用いる第1の画像の画素
データを第1の記憶ステップで記憶された画像データか
ら、演算に用いる係数を第2の記憶ステップで記憶され
ている係数から、それぞれ読み出し、読み出された画素
データと係数とを用いて、第2の画像の画素データを演
算する演算ステップとを含む処理を実行させるコンピュ
ータが読み取り可能なプログラムを提供することを特徴
とする。
【0016】請求項1に記載の画像データ処理装置、請
求項6に記載の画像データ処理方法、および請求項7に
記載の提供媒体においては、入力された第1の画像の画
素データが記憶され、複数の演算式の係数が記憶され、
第2の画像の画素の位置に対応する演算式が選択され、
その選択された演算式の演算に用いる第1の画像の画素
データと、演算に用いる係数が、それぞれ読み出され、
読み出された画素データと係数とが用いられて、第2の
画像の画素データが演算される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0018】請求項1に記載の画像データ処理装置は、
入力された第1の画像の画素データを記憶する第1の記
憶手段(例えば、図2のフレームメモリ22)と、複数
の演算式の係数を記憶する第2の記憶手段(例えば、図
2の演算係数選択部28)と、第2の画像の画素の位置
に対応する演算式を選択する選択手段(例えば、図2の
演算データ選択部23)と、選択手段により選択された
演算式の演算に用いる第1の画像の画素データを第1の
記憶手段から、演算に用いる係数を第2の記憶手段か
ら、それぞれ読み出し、読み出された画素データと係数
とを用いて、第2の画像の画素データを演算する演算手
段(例えば、図2の演算部24)とを含むことを特徴と
する。
【0019】図1は、本発明を適用した画像表示システ
ムの一実施の形態の構成を示している。パーソナルコン
ピュータ1で生成された画像データは、ディスプレイ2
と画素数変換装置10に出力される。画素数変換装置1
0に入力された画像データは、LCDプロジェクタ4にあ
った画素数に変化されて、LCDプロジェクタ4に出力さ
れる。
【0020】図2は、画素数変換装置10の内部構成を
示すブロック図である。パーソナルコンピュータ1から
出力された画像データは、A/D(Analog/Digital)
変換部21に入力される。また、パーソナルコンピュー
タ1から出力された垂直同期信号V1と水平同期信号H
1は、コントロール信号発生部26と演算制御信号発生
部27に入力される。さらにコントロール信号発生部2
6は、入力された垂直同期信号V1と水平同期信号H1
に同期したクロックC1を発生し、A/D変換部21に
供給する。
【0021】A/D変換部21は、クロックC1に基づ
いて、入力されたアナログ画像データをデジタル画像デ
ータに変換し、フレームメモリ22に出力する。勿論、
パーソナルコンピュータ1が、デジタル画像データを出
力する場合は、それがフレームメモリ22に直接供給さ
れる。フレームメモリ22には、コントロール信号発生
部26で発生されたコントロール信号に基づいて、1フ
レーム分の画像データが記憶される。
【0022】演算制御信号発生部27は、入力された垂
直同期信号V1と水平同期信号H1に同期して新たな垂
直同期信号V2と水平同期信号H2を発生し、さらにそ
れに基づいて発生したアドレスを、演算データ選択部2
3に出力する。演算データ選択部23は、入力された垂
直同期信号V2と水平同期信号H2に基づいて、フレー
ムメモリ22に記憶されている画像データから、演算に
必要な画素データを読み出し、演算部24に出力する。
【0023】また演算データ選択部23は、画素数を変
換する際に用いるパターンのテーブルを保持しており、
フレームメモリ22から読み出した画素データに対応す
るパターンを選択し、その選択したパターンのデータを
演算係数選択部28に出力する。演算係数選択部28
は、演算データ選択部23から出力されたパターンデー
タに対応する画素数変換に必要な演算係数を選択し、演
算部24に出力する。
【0024】演算部24は、演算係数選択部28から出
力された演算係数と、演算データ選択部23から出力さ
れた画素データを用いて、新たな(変換後の)画素デー
タを演算し、D/A変換部25に出力する。
【0025】D/A変換部25は、演算部24で演算処
理され、出力されたデジタル画像データをアナログ画像
データに変換し、LCDプロジェクタ4に出力する。この
ようにして、1画素づつ演算処理が行われ、繰り返えさ
れることにより、1画面を構成する画素数が出力され
る。
【0026】次に、画素数変換装置10が行う画素数の
変換処理について説明する。まず、図3を用いて、入力
方式と出力方式の違いによる拡大率や縮小率について説
明する。画素数変換装置10に入力される信号のフォー
マットと、出力される信号のフォーマットには、VGA(V
ideo Graphics Array)、SVGA(Super VGA)、XGA(eXe
nded Graphics Array)、SXGA(Super XGA)、およびUX
GA(Ultra XGA)がある。
【0027】図3では、縦に入力方式、横に出力方式を
示し、各入力方式と出力方式が交わるところには、入力
方式の画素数対出力方式の画素数の比を示している。ま
た、その下の数値は、比率(出力画素数/入力画素数)
を表している(小数第2位を四捨五入して、表記してい
る)。例えば、入力方式がVGA方式であり、出力方式がX
GA方式の場合、第1の画像(VGA方式の画像)の画素デ
ータ数M1×N1は、640×480個に対応し、第2の
画像(XGA方式の画像)の画素データ数M2×N 2は、1
024×768個に対応する。また、その入力方式の画
素数と出力方式の画素数の比は、5:8であり、その比
率は1.6である。この比率は、入力された画素数を
1.6倍の画素数にすること、すなわち、拡大すること
を意味している。
【0028】VGA方式、SVGA方式、XGA方式、およびUXGA
方式は、それぞれ横の画素数対縦の画素数は4対3であ
るが、SXGA方式は、5対4である。従って、SXGA方式に
変換、またはSXGA方式から変換する場合には、横の画素
数を基準とするか、縦の画素数を基準とするかにより、
拡大率、または縮小率が異なってくる。このことを考慮
し、図3に示した表のSVGA方式に関するところの計算
は、横の画素数を基準として行った場合の値を記してい
る。
【0029】以下、入力方式がVGA方式であり、出力方
式がXGA方式である場合を例に挙げて画素数変換処理に
ついて説明する。図3に示したように、入力方式の画素
数対出力方式の画素数は、5:8なので、この画素数変
換処理は、図4に示したように、画素xm,n(m,n=
1乃至5)からなる5×5の画素数のブロック(以下、
画像ブロックと称する)を、画素yv,w(v,w=1乃
至8)からなる8×8の画像ブロックにする処理であ
る。このように考えると、VGA方式を用いた表示フォー
マットの1画面は、5×5の画像ブロックが、横方向に
128個、縦方向に96個で構成されていることにな
る。また同様に、XGA方式を用いた表示フォーマットの
1画面は、8×8の画像ブロックが、横方向に128
個、縦方向に96個で構成さていることになる。
【0030】従って、VGA方式の5×5画素の画像ブロ
ックを、XGA方式の8×8画素の画像ブロックに変換
し、そのような変換を横方向に128回、縦方向に96
回繰り返せば、画面全体の変換が終了することになる。
以下の説明では、VGA方式の5×5画素の画像ブロック
を、XGA方式の8×8画素の画像ブロックに変換するこ
ととする。また、この5×5画素の画像ブロックの面積
と8×8画素の画像ブロックの面積は同じ大きさと想定
する。
【0031】図5は、図4の5×5画素の画像ブロック
と、8×8の画像ブロックを重ねた図である。VGA方式
の画素x1,1は、XGA方式の画素y1,1,y1,2,y2,1
およびy2,2と重なっており、画素x1,2は、画素
1,2,y1,3,y1,4,y2,2,y2,3、およびy2,4と重
なっている。また同様に、他のxm,nも、複数のyV,W
重なっている。
【0032】さらに図6を参照して細かく見るに、画素
1,1は、100%(1)の画素y1 ,1、60%(0.
6)の画素y1,2とy2,1、および36%(0.36)の
画素y 2,2から構成されている。同様に、画素x1,2は、
40%の画素y1,2、100%の画素y1,3、20%の画
素y1,4、24%の画素y2,2、60%の画素y2,3、お
よび12%の画素y2,4から構成されている。また他の
画素xm,nも、複数の画素yv,wから構成され、その画素
v,wの割合は、画素の存在位置に依存している。
【0033】上述した説明では、画素xm,nが、画素y
v,wから構成されているとしたが、逆に、画素yv,wが、
画素xm,nから構成されているとして、以下の説明をす
る。画素y1,1は、画素x1,1のみから構成され、画素y
1,2は、60%が画素x1,1で40%が画素x1,2で構成
されている。また、画素y2,2は、36%が画素x1,1
24%が画素x1,2とx2,1、残り16%が画素x2,2
ら構成されている。他の画素yv,wも、1乃至4個の画
素xm,nから構成されており、その画素xm,nの割合は、
画素の存在位置に依存している。この割合を分類する
と、図7に示すように6種類のパターンが存在している
ことがわかる。
【0034】まずパターンAは、1つの画素yv,wが1
つの画素xm,nから構成されていることを示している。
パターンBは、1つの画素yv,wが2つの隣接する画素
m,n,xm,n+1とから構成されている。なお、2つの隣
接する画素と言うことで、左右の画素xm,n,xm,n+1
したが、上下の画素の組み合わせの場合もある。すなわ
ち、図7では、左側に0.6、右側に0.4が配されて
いるが、その逆の、左側に0.4、右側に0.6の場合
もパターンBとする。さらに、上側に0.6、下側に
0.4の場合、上側に0.4、下側に0.6の場合もパ
ターンBとする。他のパターンC乃至Fも、左右、上
下、入れ替えたパターンも同一パターンとして考える。
なお、0.6や0.4といった数字は、演算部24が演
算する際に用いる係数であり、以下、演算係数と記述す
る。
【0035】このように、パターンA乃至Fを用いて、
XGA方式の画像ブロックを書き直すと、図8に示すよう
になる。XGA方式の画像ブロックは、この第1象限乃至
第4の象限のうちのいずれかのパターンの組み合わせを
有することになる。演算データ選択部23には、第1象
限乃至第4象限の全てのパターンデータY1,1乃至Y8 ,8
(このテーブルのデータと、データyv,wを区別するた
めに、Yv,wと表す)がテーブルに記憶されており、演
算係数選択部28には、図7に示した6パターンの演算
係数のみが記憶されている。
【0036】次に、図9のフローチャートを参照して、
図2に示した画素数変換装置10の動作について説明す
る。まずステップS1において、画素数変換装置10
に、パーソナルコンピュータ1から画像データ、垂直同
期信号V1、および水平同期信号H1が入力される。画
素数変換装置10に入力された垂直同期信号V1と水平
同期信号H1は、コントロール信号発生部26に入力さ
れる。コントロール信号発生部26は、入力された垂直
同期信号V1と水平同期信号H1に同期したクロックC
1を発生する。
【0037】コントロール信号発生部26で発生された
クロックC1は、画素数変換装置10に入力された画像
データと共に、A/D変換部21に入力される。また、
垂直同期信号V1、水平同期信号H1は演算制御信号発
生部27にも入力される。
【0038】ステップS2において、A/D変換部21
に入力された画像データは、デジタル画像データに変換
され、フレームメモリ22に出力され、記憶される。フ
レームメモリ22内には、表示状態における場合と同様
に各画素が配置されている。そして、各画素に付けられ
たアドレスにより、画像内の画素の位置が容易に判断で
きるようになされている。
【0039】このようにフレームメモリ22に画像デー
タを記憶させるように、コントロール信号発生部26
は、入力された垂直同期信号V1、水平同期信号H1、
およびクロックC1を用いて、コントロール信号を発生
し、フレームメモリ22の画像データの記録動作を制御
している。
【0040】ステップS3において、演算制御信号発生
部27は、入力された垂直同期信号V1と水平同期信号
H1に同期して、新たな画像信号の垂直同期信号V2と
水平同期信号H2を発生する。そして、演算制御信号発
生部27は、この発生された信号に基づいて、演算する
画素(変換する画素)のアドレスyv ,w (v’=1
乃至768,w’=1乃至1024)を発生する。この
発生されたアドレスは、演算データ選択部23に出力さ
れる。
【0041】演算データ選択部23は、ステップS4に
おいて、入力されたアドレスyv w が、図8に示した
1,1乃至Y8,8の、どの画素に相当する画素であるかを
判別する。個の判別は、v’とw’をそれぞれ8で除算
し、その余りを求めることにより行われる。以下に、ア
ドレスy2,2,y1,1024,およびy322,324の3点を例に
挙げて、この判断処理について説明する。
【0042】アドレスy2,2は、v’=2,w’=2で
ある。8で除算した結果、その余りは両方とも2とな
る。この結果より、アドレスy2,2は、画像ブロックの
2,2に相当すると判定される。また、同様に、アドレ
スy1,1024は、v’=1,w’=1024であるので、
8で除算した余りは、v’の方が1、w’の方が0とな
る。この場合、アドレスy1,1024は、画像ブロックのY
1,0に相当すると判定されることになるが、8×8の画
像ブロックには、Y1,0は存在しない。このような不都
合をなくすために、余りが0の時は、8とする。このよ
うに取り決めることにより、アドレスy1,1024は、画像
ブロックのY1,8に相当すると判定される。
【0043】さらにアドレスy322,324についても同様
に8で除算し、その余りを求めると、v’の余りは2、
w’の余りは4となる。この結果より、アドレスy
322,324は、画像ブロックのY2,4に相当すると判定され
る。
【0044】このようにして、演算データ選択部23
は、入力されたアドレスyv ,w に相当する画像ブロ
ックの画素Yv,wを判定したら、ステップS5に進む。
ステップS5において、演算データ選択部23は、判定
した画像ブロックの画素Yv,wが、図7に示したパター
ンA乃至Fの、いずれのパターンに相当するのかを判定
する。例えば、上述したアドレスy2,2,y1,1024,お
よびy322,324は、それぞれ画像ブロックのY2,2,Y
1,8、およびY2,4と判定されたので、そのパターンは、
図8を参照することにより、パターンD、パターンA、
およびパターンEと、それぞれ判定される。
【0045】このようにして、演算データ選択部23
は、パターンを判定し、その画素の画像データを演算す
るのに必要な画像データを、フレームメモリ22から読
み出す。そして、この画像データの読み出しを行う一方
で、演算データ選択部23は、ステップS6において、
演算係数選択部28に対して、判定したパターンを出力
し、それに対応する演算係数を選択させ、演算部24に
出力させる。
【0046】演算データ選択部23は、ステップS7に
おいて、ステップS5において、読み出した画像データ
を、演算部24に出力する。その際、演算係数選択部2
8が演算部24に出力した演算係数の配置に合わして、
画像データの配置(出力順)を変更して、出力する。そ
して、演算部24は、ステップS8において、入力され
た画像データと演算係数を用いて、XGA方式の画素デー
タを算出する。
【0047】ステップS5乃至S8までの処理を、演算
制御信号発生部27が発生したアドレスy2,2,y
1,1024、およびy322,324を例に挙げて説明する。まず
アドレスy 2,2は、図6から、画素x1,1,x1,2,x2,1
およびx2,2から構成されていることがわかる。従っ
て、ステップS5において、フレームメモリ22から読
み出される画素データは、x1,1,x1,2,x2,1 および
2,2のデータである。これらの演算に必要な画素デー
タは、画面上の左上に存在する画素から順に右上、左
下、そして右下の順にフレームメモリ22から読み出さ
れる。
【0048】アドレスy2,2は、上述したように、画像
ブロックの第1象限のY2,2と同じパターンDであると
判断されているので、ステップS6において、演算係数
選択部28は、パターンDの演算係数を選択し、演算部
24に出力する。
【0049】すなわち、演算係数としては、0.36,
0.24,0.24、および0.16が選択され、出力
される。これらの演算係数は、この順序で演算係数選択
部28に記憶されている。すなわち、図7で示したパタ
ーンで説明すると、左上、右上、左下、右下の順で係数
が記憶されている。以下に、パターン毎に括弧内に記録
されている順に演算係数を記述する。
【0050】パターンA (1) パターンB (0.6,0.4) パターンC (0.8,0.2) パターンD (0.36,0.24,0.24,0.1
6) パターンE (0.48,0.12,0.32,0.0
8) パターンF (0.64,0.16,0.16,0.0
4) ステップS7において、演算データ選択部23に読み出
された画素データx1, 1,x1,2,x2,1 およびx
2,2は、演算部24が行う演算にあったデータ配列に並
び変えられる。いまの場合、係数の配列と画素データの
配列は同一の配列、すなわち、左上、右上、左下、右下
の配列になっているので、並び変える必要はなく、次式
に示すように、アドレスy2,2の画素データは演算され
る。
【0051】y2,2=0.36×x1,1+0.24×x
1,2+0.24×x2,1+0.16×x2,2 次に、ステップS3で発生されたアドレスが、y1,1024
の場合を説明する。アドレスy1,1024は、ステップS4
において、画像ブロック内のy1,8に相当する画素であ
ると判断され、そして、パターンAであると判断され
る。従って、ステップS5においては、フレームメモリ
22から、1つの画素データx1,640が読み出され、ス
テップS6においては、演算係数選択部28から演算係
数として(1)が読み出される。
【0052】ステップS7において、画素データの配置
変更が行われるが、いまの場合、画素データおよび演算
係数は1つしか存在していないので、変更する必要はな
い。従って、フレームメモリ22から読み出された画素
データは、そのまま、演算部24に出力される。そし
て、演算部24は、次式に基づいて、画素データを演算
する。
【0053】y1,1024=1×x1,640 次に、ステップS3で発生されたアドレスが、y
322,324の場合を説明する。アドレスy322,324は、ステ
ップS4において、画像ブロック内のY2,4に相当する
画素であると判断され、そして、パターンEであると判
断される。従って、ステップS5においては、フレーム
メモリ22から、4つの画素データx201,202、x
201,203、x202,202、およびx202,203が、この順序で
読み出される。そして、ステップS6において、演算係
数選択部28から演算係数として(0.48,0.1
2,0.32,0.08)が読み出される。
【0054】ステップS7において、画素データの配置
変更が行われる。いまの場合、図6のy2,4と、図7の
パターンEとを見比べればわかるが、左右逆の関係とな
っている。従って、フレームメモリ22から読み出した
画素データも、左右逆の関係となるように配置変更して
演算部24に出力する必要がある。すなわち、画素デー
タx201,203、x201,202、x202,203、およびx202,202
の順にして、出力する。このように画素データが出力さ
れることにより、演算部24においては、次式に基づい
て、アドレスy322,324の画素データを演算できる。
【0055】y322,324=0.48×x201,203+0.1
2×x201,202+0.32×x202,203+0.08×x
202,202 図9のフローチャートに戻り、上述したように演算部2
4における演算が終了されたら、ステップS9に進む。
ステップS9において、演算部24は、演算した画素デ
ータをD/A変換部25に出力する。D/A変換部25
は、入力されたデジタルの画素データをアナログの画素
データに変換し、LCDプロジェクタ4に出力する。
【0056】ステップS10において、画素数変換の作
業が終了か否かが判断される。この処理を換言すれば、
フレームメモリ22に記憶されている画素データが全て
読み出された否かの判断である。全ての画素データが読
み出されたと判断された場合、このフローチャートの処
理は終了され、全ての画素データは読み出されていない
と判断された場合、ステップS3に戻り、それ以降の処
理が繰り返される。
【0057】次に、縮小処理を行う場合を説明する。こ
こでは、XGA方式からVGA方式に変換する場合を例に挙げ
て説明する。この場合、8×8画素の画像ブロックを5
×5画素の画像ブロックに変換することになる。従っ
て、図3より縮小率が0.6倍ということになる。
【0058】既に図5で説明したように、画素x
1,1は、画素y1,1,y1,2,y2,1 およびy2,2とから構
成されている。ここでは、画素x1,1とx1,2を例にあ
げ、構成されている割合について、図10を参照して説
明する。まず画素x1,1は、その40%(0.4)が画
素y1,1、23%(0.23)ずつが画素y1,2
2,1、および14%(0.14)が画素y2,2から構成
されている。また、画素x1,2は、15%が画素y1,2
40%が画素y1,3、8%が画素y1,4、9%が画素y
2,2、23%がy2,3、および5%がy2,4から構成され
ている。
【0059】また同様に、他のxm,nも、複数のyv,w
ら構成され、そのyv,wの割合は、画素の存在位置に依
存している。この割合を分類すると、図11に示すよう
にパターンa乃至fの6種類のパターンが存在している
ことがわかる。
【0060】まずパターンaは、1つの画素xm,nが左
上の画素を基準に記述すると、4つの画素yv,w,y
v,w+1,yv+1,w、およびyv+1,w+1とから構成されてい
ることを示している。なお図11では、左上側に0.
4、右上側に0.23、右下側に0.23、および左下
側に0.14が配されているが、その位置が入れ替わっ
たパターンもパターンAとする。他のパターンb乃至f
も、左右、上下の位置が、入れ替わったパターンも同一
パターンとして考える。
【0061】このように設定されたパターンa乃至fを
用いて、VGA方式の5×5の画像ブロックを書き直す
と、図12に示したすようになる。このパターンのテー
ブルは、演算データ選択部23に記憶されている。ま
た、図11に示した各パターンの演算係数は、演算係数
選択部28に記憶されている。
【0062】縮小の場合の画素数変換装置10の動作
は、拡大の場合と同じく、図9のフローチャートに従
う。従って、その説明は省略し、演算の仕方だけを以下
に示す。
【0063】演算係数選択部28に記憶されている演算
係数の配列は、以下に示すようになっており、この配列
は、図11に示したパターンに従って決められている。
【0064】パターンa (0.4,0.23,0.23,0.14) パターンb (0.15,0.4,0.08,0.09,0.23,0,05) パターンc (0.31,0.31,0.19,0.19) パターンd (0.06,0.15,0.03,0.15,0.4,0.08,
0.03,0.08,0.02) パターンe (0.13,0.13,0.31,0.31,0.06,0.06) パターンf (0.25,0.25,0.25,0.25) 図9のフローチャートのステップS3で発生されるアド
レスは、VGA方式のxm ,n (m’=1乃至480,
n’=1乃至640)である。そして、ステップS4に
おいて行われる画像ブロック内の相当する画素の判別
は、m’,n’を、それぞれ5で除算し、その余りを得
ることにより行われる。拡大のところで説明したよう
に、余りが0の場合は、0を用いず、5とする。例え
ば、アドレスがx 1,1の場合、m’=1、n’=1であ
り、5で除算すると余りはそれぞれ1となる。従って、
アドレスx1,1は、画素ブロック内のX1,1に相当すると
判断される。またパターンは、パターンaと判断され
る。
【0065】また、アドレスがx480,640の場合、m’
=480、n’=640であり、5で除算すると余りは
それぞれ0となる。従って、アドレスx480,640は、画
素ブロック内のX5,5に相当すると判断される。またそ
のパターンは、パターンaと判断される。
【0066】このように画像ブロック内の相当する画素
が判別され、パターンが判別されると、ステップS5に
おいて、画像データが読み出される。例えば、上述した
アドレスがx1 1とx480 640の場合、両方ともパターン
aと判断されているので、4画素分の画像データが読み
出される。すなわち、アドレスx1 1の場合、画素
1 ,1,y1,2,y2,1、およびy2,2の画素データが、こ
の順で読み出される。アドレスx480 640の場合は、y
767,1023,y767,1024,y768,1023,およびy768,1 024
の画素データが、この順で読み出される。
【0067】アドレスx1 1とx480 640は、両方ともパ
ターンaと判断されているので、ステップS6で演算係
数選択部28で選択され、演算部24に出力される演算
係数は、(0.4,0.23,0.23,0.14)である。
【0068】ステップS7において、画素データの配列
変更が行われる。いまの場合、アドレスX1 1は読み出
しした画素データの配列と演算係数の配列が同一なの
で、配置変更する必要はない。従って、演算データ選択
部23は、フレームメモリ22から読み出した画素デー
タを、その配列のまま、演算部24に出力する。このよ
うに出力されることにより、演算部24は、次式に示す
ように、新たな画素データを演算する。
【0069】x1,1=0.4×y1,1+0.23×y1,2
+0.23×y2,1+0.14×y2,2 しかしながら、アドレスx480 640は、同じパターンa
でも、その演算係数の配列はアドレスx1 1とは異なる
配列をもっており、上下左右が入れ替わった配列となっ
ている。いまの場合、演算係数の配列は、固定されてい
るので、フレームメモリ22から読み出した画素データ
の配列を変更して、演算部24に出力する必要がある。
すなわち、演算データ選択部23は、読み出した画素デ
ータの配列y767,1023,y767,1024,y768,1023,およ
びy768,1024を、y768,1024,y 768,1023
767,1024、およびy767,1023の配列に変更して、演算
部24に出力する。このように出力されることにより、
演算部24は、次式に示すように、新たな画素データを
演算する。
【0070】x480 640=0.4×y768,1024+0.2
3×y768,1023+0.23×y767,1024+0.14×y
767,1023 このように、画素数を変換することにより、画像の拡大
縮小を行う場合に、画素の存在位置により用いる演算係
数を変えることにより、新たな画素データを算出するこ
とにより、急峻な変化をする、例えば文字列などに対し
ても、文字がぼやけたりすることなく、変換することが
できる。勿論、自然画などの急峻な変化をしない画像に
対しても用いることは可能である。
【0071】なお、上述した説明では、演算係数の配列
は固定し、フレームメモリ22から読み出した画素デー
タの方を演算に合う配列に変更して出力するようにした
が、フレームメモリ22から読み出した画素データの配
列はそのまま用い、演算係数の配列の方を、演算に適し
た配列に変更しても良い。また、上述した説明では、VG
A方式とXGA方式を取り上げて説明したが、他の方式に対
して用いることができることは言うまでもない。
【0072】また、演算係数選択部28に記録されてい
る演算係数は、上述した値に限らず、例えば、その演算
係数が0.1以下の値は用いないなどしてもよい。ま
た、上述した説明では、面積比率により演算係数を決定
していたが、画像情報により、画素位置に合わせて、例
えば、Cubic方式など、面積比率以外の方法を併用して
演算係数を決定してもよい。
【0073】上述した説明では、画素数変換装置10が
単独の装置として存在し、LCDプロジェクタ4に変換さ
れた画像データを供給する場合を例に挙げて説明した
が、本発明は、このような実施の形態に限られるもので
はない。例えば、図13に示すように、LCDプロジェク
タ30に、画素数変換装置10を内蔵させ、パーソナル
コンピュータ1の出力を直接、LCDプロジェクタ30に
入力させ、処理し、その信号を表示するような構成にし
ても良い。このような構成にした場合、LCDプロジェク
タ30の内部構成は、図14に示すようになる。
【0074】LCDプロジェクタ30は、通常、コンポジ
ットビデオ信号、コンポーネントビデオ信号、RGB信号
などの、各種の信号を入力できるように複数の入力端子
を備えている。そのようなLCDプロジェクタ30は、画
素数の異なる信号を所定の画素数のLCDパネル33に表
示するため、画素数変換処理を行うスキャンコンバータ
を備えていることが多い。画素数変換装置10は、スキ
ャンコンバータとして用いられる。
【0075】所定の入力端子に接続された装置、例え
ば、パーソナルコンピュータ1から出力された画像信号
は、LCDプロジェクタ30の入力信号処理部31に入力
される。入力信号処理部31は、入力された画像信号か
ら、必要に応じ、ビデオ信号の同期分離や、RGBデコー
ド等の処理を行う。入力信号処理部31により処理され
出力された水平同期信号H1、垂直同期信号V1、およ
びRGB画像データは、スキャンコンバータとしての画素
数変換装置10に供給される。画素数変換装置10の構
成は、上述した画素数変換装置10と同様の構成をして
おり、その動作も同様であるので、その説明は省略す
る。
【0076】画素数変換装置10から出力された画像デ
ータは、ドライバ32に出力される。ドライバ32は、
入力された画像データに基づいて、LCDパネル33を変
調する。図示はしないが、光源からの光をLCDパネル3
3に光学的手段を用いて照射し、スクリーン等に投射す
ることで、画像データが表示される。このように、本発
明の画素数変換装置10をLCDプロジェクタ30に内蔵
することで、急峻な変換をする画像に対してもぼやけた
りすることなく、画素数を変換することが可能なLCDプ
ロジェクタを低価で提供することができる。
【0077】なお、本発明は、上述したLCDプロジェク
タ4(30)の他に、デジタルミラーデバイス(DMD)
に代表される反射型の空間変調素子を用いた投射型表示
装置や、プラズマディスプレイ(PDP)、発行ダイオー
ド(LED)ディスプレイに代表される直視型表示装置な
どにも適用できる。すなわち、固定画素を有し総画素数
が決まっている表示装置であれば、本発明を適用するこ
とは可能である。
【0078】本明細書中において、上記処理を実行する
コンピュータプログラムをユーザに提供する提供媒体に
は、磁気ディスク、CD-ROMなどの情報記録媒体の他、イ
ンターネット、デジタル衛星などのネットワークによる
伝送媒体も含まれる。
【0079】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載の画像データ
処理装置、請求項6に記載の画像データ処理方法、およ
び請求項7に記載の提供媒体によれば、入力された第1
の画像の画素データを記憶し、複数の演算式の係数を記
憶し、第2の画像の画素の位置に対応する演算式を選択
し、その選択された演算式の演算に用いる第1の画像の
画素データと、演算に用いる係数を、それぞれ読み出
し、読み出された画素データと係数とを用いて、第2の
画像の画素データを演算するようにしたので、急峻な変
化をする画像データ、例えば、文字列などに対しての拡
大縮小に伴う画素数変換を、変換後の画像がぼやけた
り、変形したりすることなしに行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像データ処理装置を適用した画像表
示システムの一実施の形態の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】画素数変換装置の内部構成を示すブロック図で
ある。
【図3】入力方式と出力方式の違いによる画素比を示す
図である。
【図4】VGA方式をXGA方式に変換する際の画素数の変換
を説明する図である。
【図5】VGA方式の画面とXGA方式の画面を重ねた場合の
図である。
【図6】図5の一部を拡大した図である。
【図7】パターンの種類を示す図である。
【図8】図7のパターンによりXGA方式の画面を分類し
た図である。
【図9】画素数変換装置の動作を説明するフローチャー
トである。
【図10】XGA方式をVGA方式に変換する際の画素数の変
換を説明する図である。
【図11】パターンの種類を示す図である。
【図12】図11のパターンによりVGA方式の画面を分
類した図である。
【図13】画像表示システムの他の構成を示すブロック
図である。
【図14】図13に示したLCDプロジェクタ30の内部
構成を示すブロック図である。
【図15】従来の画像表示システムの一例の構成を示す
図である。
【図16】キュービック方式を説明する図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ, 2 ディスプレイ,
4 LCDプロジェクタ, 10 画素数変換装置, 2
1 A/D変換部, 22 フレームメモリ,23 演
算データ選択部, 24 演算部, 25 D/A変換
部, 26コントロール信号発生部, 27 演算制御
信号発生部, 28 演算係数選択部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 M1×N1個の画素データの第1の画像
    を、M2×N2個の画素データの第2の画像に変換する画
    像データ処理装置において、 入力された前記第1の画像の画素データを記憶する第1
    の記憶手段と、 複数の演算式の係数を記憶する第2の記憶手段と、 前記第2の画像の画素の位置に対応する演算式を選択す
    る選択手段と、 前記選択手段により選択された演算式の演算に用いる前
    記第1の画像の画素データを前記第1の記憶手段から、
    演算に用いる前記係数を前記第2の記憶手段から、それ
    ぞれ読み出し、読み出された前記画素データと前記係数
    とを用いて、前記第2の画像の画素データを演算する演
    算手段とを含むことを特徴とする画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記演算式は、前記第1の画像と前記第
    2の画像を、等しい大きさの画面に重ねた場合に、前記
    第2の画像の注目画素に対応する前記第1の画像の画素
    の配置パターンに基づいて決定され、前記係数は、前記
    第2の画像の注目画素と、それに対応する前記第1の画
    像の画素との共有画像情報により決定されることを特徴
    とする請求項1に記載の画像データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記共有画像情報は、面積比率であるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の画像データ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、前記第2の画像を、所
    定の画素数からなるブロックに分割し、ブロック毎に前
    記第2の画像の画素位置に対応する演算式を選択するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像データ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記演算手段により演算された前記第2
    の画像の画素データに基づく画像の表示をする表示手段
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の画像デ
    ータ処理装置。
  6. 【請求項6】 M1×N1個の画素データの第1の画像
    を、M2×N2個の画素データの第2の画像に変換する画
    像データ処理装置の画像データ処理方法において、 入力された前記第1の画像の画素データを記憶する第1
    の記憶ステップと、 複数の演算式の係数を記憶する第2の記憶ステップと、 前記第2の画像の画素の位置に対応する演算式を選択す
    る選択ステップと、 前記選択ステップで選択された演算式の演算に用いる前
    記第1の画像の画素データを前記第1の記憶ステップで
    記憶された画像データから、演算に用いる前記係数を前
    記第2の記憶ステップで記憶されている係数から、それ
    ぞれ読み出し、読み出された前記画素データと前記係数
    とを用いて、前記第2の画像の画素データを演算する演
    算ステップとを含むことを特徴とする画像データ処理方
    法。
  7. 【請求項7】 M1×N1個の画素データの第1の画像
    を、M2×N2個の画素データの第2の画像に変換する画
    像データ処理装置に、 入力された前記第1の画像の画素データを記憶する第1
    の記憶ステップと、 複数の演算式の係数を記憶する第2の記憶ステップと、 前記第2の画像の画素の位置に対応する演算式を選択す
    る選択ステップと、 前記選択ステップで選択された演算式の演算に用いる前
    記第1の画像の画素データを前記第1の記憶ステップで
    記憶された画像データから、演算に用いる前記係数を前
    記第2の記憶ステップで記憶されている係数から、それ
    ぞれ読み出し、読み出された前記画素データと前記係数
    とを用いて、前記第2の画像の画素データを演算する演
    算ステップとを含む処理を実行させるコンピュータが読
    み取り可能なプログラムを提供することを特徴とする提
    供媒体。
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