JP2009288713A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な色むら補正を行いつつ、色むら補正処理のために設けられたメモリの規模を小さくすることができる表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置は、画像を形成する画像形成素子210と、入力された画像信号と表示画像の色むらを低減するための色むら補正値とを用いて、画像形成素子に対して与えられる信号を生成する処理手段204と、色むら補正値を記憶した記憶手段221とを有する。色むら補正値は、色の濃度に対応する複数の階調において、画像形成素子上における複数の特定画素のそれぞれに対して設定されて記憶手段に記憶されている。そして、上記特定画素の数が、上記階調によって異なる。
【選択図】図5

Description

本発明は、表示画像の色むらを低減するための処理を行う画像投射装置やモニタ装置等の表示装置に関する。
プロジェクタ等の画像投射装置は、光源からの光を3原色の光に分解し、それぞれの原色光を液晶パネル(画像形成素子)によって画素ごとに変調し、該変調された3つの原色光を合成して投射レンズによりスクリーンに投射することでカラー画像を表示する。ただし、光源から液晶パネルへの分光照射強度むら、投射レンズでの透過率むら、色分解光学系や色合成光学系での分光反射率むら、液晶パネル面内での透過率又は反射率むら等によって、原色ごとに特有の輝度むらが発生する。そして、原色ごとの輝度むらは、投射されたカラー画像において色むらとなる。
このような色むらを低減するために、入力された画像信号に応じて各液晶パネルを駆動するための信号を生成する際に、色むら補正処理が行われる。色むら補正処理を行う色むら補正回路では、複数の階調において、液晶パネルにおける複数の特定画素のそれぞれに対して色むら補正値を用意し、入力画像信号の階調に対応する色むら補正値を用いて液晶パネルを駆動するための信号を生成する。
また、特許文献1にて開示された色むら補正回路では、階調と色むら補正値との相関性に着目し、ある階調に対応した基準色むら補正値をメモリに記憶(保持)するとともに、他の階調では基準色むら補正値に対する差分を色むら補正値としてメモリに保持する。これにより、色むら補正値を格納するためのメモリ領域の削減を図っている。
特開2001−357394号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された表示装置も含めて、従来の色むら補正回路では、色むら補正値が設定された全ての階調において特定画素数が同じである。すなわち、色の濃度が低い(色が薄い又は階調が低い)ほど色むらを視認しにくいという人間の視覚的特性が考慮されていない。このため、色むら補正値を保持するメモリの規模が必要以上に大きくなっている。
そこで、本発明は、良好な色むら補正を行いつつ、色むら補正処理のために設けられたメモリの規模を小さくすることができる表示装置を提供する。
本発明の一側面としての表示装置は、画像を形成する画像形成素子と、入力された画像信号と表示画像の色むらを低減するための色むら補正値とを用いて、画像形成素子に対して与えられる信号を生成する処理手段と、色むら補正値を記憶した記憶手段とを有する。色むら補正値は、色の濃度に対応する複数の階調において、画像形成素子上における複数の特定画素のそれぞれに対して設定されて記憶手段に記憶されている。そして、上記特定画素の数が、上記階調によって異なることを特徴とする。
本発明によれば、良好な色むら補正を行える範囲で、設定する色むら補正値の数(特定画素の数)を従来に比べて少なくすることができるので、色むら補正値を記憶する記憶手段の規模を小さくすることができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
まず、図3を用いて、本発明の実施例である表示装置としての液晶プロジェクタ(画像投射装置)の光学的構成について説明する。
図3において、230は放電ランプ等の光源であり、231は光源230からの白色光をR,G,Bの3つの色光に分解して、画像形成素子である液晶パネル(ここでは反射型液晶パネル)210,211,212に導く色分解合成光学系である。各液晶パネルは、後述する処理回路によって生成された駆動信号によって画素ごとに駆動され、色分解合成光学系231からの色光を、入力映像信号に応じて変調する。液晶パネル210,211,212によって変調された3つの色光は、色分解合成光学系231によって合成され、投射レンズ235に導かれる。投射レンズ235は、3つの色光が合成された光を拡大してスクリーン240に投射する。これにより、スクリーン240上にカラー画像(表示画像)が表示される。
次に、図2を用いて、本実施例のプロジェクタにおける電気的構成について説明する。本実施例のプロジェクタでは、外部から入力された映像信号(画像信号)であるコンポジット信号、アナログ又はデジタル信号をデジタルRGB信号又はデジタルYUV信号に変換する。そして、デジタルRGB信号又はデジタルYUV信号から得られた第1のデジタル映像信号に解像度変換を施して、液晶パネルの解像度に対応した第2のデジタル映像信号を生成する。図2に示す映像信号201は、第1のデジタル映像信号を示し、R,G,Bのそれぞれにおいて画素ごとに8ビットで表される濃度を持った信号(RGB24ビット信号)である。
なお、本実施例にいう「濃度」は「階調」と言い換えることができ、「濃度が高い」(濃い)とは「階調が高い」ことに相当する。
第1のデジタル映像信号201は、RGB24ビット信号ではあるが、解像度(画素数)については不定であるため、解像度変換回路202に入力される。解像度変換回路202は、拡大縮小処理によって第1のデジタル映像信号201を、液晶パネル210,211,212の解像度に対応する解像度を有する第2のデジタル映像信号に変換する。
こうして解像度と画素ごとの濃度が正規化された第2のデジタル映像信号は、その濃度値を、液晶パネルにて濃度(階調)を表現する反射率(透過型液晶パネルの場合は透過率)に対応付けるため、ガンマ補正回路203に入力される。本実施例では、液晶パネルの解像度として、XGA(1024×768)の解像度を想定している。
例えばパーソナルコンピュータから出力されるアナログ映像信号では、sRGB空間での濃度値を示している。しかし、液晶パネルのVT特性は、sRGB空間での濃度値と全く対応していない。そこで、第2のデジタル映像信号において各色8ビットで表される256の濃度値に対して、液晶パネルの反射率(又は透過率)特性がリニアになるように、ガンマ補正回路203によってガンマ補正が行われる。
また、ガンマ補正回路203は、RGB24ビットの第2のデジタル映像信号を、各色10ビット(1024濃度値)のRGB30ビット映像信号に拡張する。これは、RGBのそれぞれにおいて、入力256濃度に対して出力256濃度としてガンマ補正用のルックアップテーブルを構成すると、異なる入力値に対して同じ出力値が出力される場合が多発するためである。こうして、ガンマ補正回路203は、ビットが拡張され、かつ液晶パネルのVT特性に応じた画素ごとの濃度値(階調値)を有する第3のデジタル映像信号を生成する。
ガンマ補正回路203から出力された第3のデジタル映像信号は、R,G,Bごとの映像信号に分離されて色むら補正回路(処理手段)204,205,206に入力される。
各色むら補正回路は、第3のデジタル映像信号と表示画像(投射画像)の色むらを低減するための色むら補正値とを用いて、各液晶パネルに対して与えられる信号(画素ごとの補正後濃度値を有する第4のデジタル映像信号)を生成する。色むら補正回路での具体的な処理については後述する。
220は解像度変換回路202、ガンマ補正回路203及び色むら補正回路204〜206の動作を制御する制御手段(コントローラ)としてのCPUである。
221は記憶手段としての不揮発性メモリ(例えば、EEPROM)であり、色むら補正値を記憶(保持)する。色むら補正値は、CPU220を介して色むら補正回路204〜206に与えられる。
色むら補正回路204,205,206において色むら補正処理が行われた第4のデジタル映像信号は、液晶パネル210,211,212に対して与えられる信号として、R,G,B用のパネルドライバ207,208,209に入力される。各パネルドライバは、該信号をA/D変換したパネル駆動信号を液晶パネルに出力することで、該液晶パネルを駆動する。こうして、3つの液晶パネル210,211,212の画像形成領域に、入力映像信号に応じたR,G,Bの液晶画像が形成される。
次に、色むら補正処理の詳細について説明する。色むら補正処理は、実際はR,G,Bの色ごとに行われるが、以下では、R,G,Bに共通する処理を説明する。
本実施例及び従来の色むら補正回路は、第3のデジタル映像信号に含まれる画素ごとの濃度値の情報と、映像同期信号及び画素数カウントにより得られる液晶パネル上での画素位置の情報とを取り込む。そして、この画素位置と濃度値とから色むら補正値としての色むら補正量を算出し、第3のデジタル映像信号に含まれる画素ごとの濃度値に加算することにより、色むら補正が行われた(補正後濃度値を有する)第4のデジタル映像信号を生成する。
ここで、RGBの全画素に対して色むら補正量をルックアップテーブル形式で保持しておくことも可能である。ただし、例えばXGA規格のプロジェクタに必要となる色むら補正量の数は、上記ガンマ変換によって濃度値が8ビットから10ビットに拡張されたとすると、1024×768×1024×3=2415919104となる。この場合に、色むら補正量に1バイトしか割り当てなかったとしても、約2.4GBのテーブルが必要となり、現実的ではない。
そこで、従来の色むら補正回路では、図4の上側に示すように、縦軸に濃度(階調)をとり、水平2軸に画素位置を示すH方向座標位置とV方向座標位置をとった色むら補正空間を設定する。そして、所定の濃度間隔をおいて設定された濃度(階調)ごとに、色むら補正プレーンを設定する。言い換えれば、液晶パネルに形成される画像又は投射画像としての表示画像の色の濃度に対応する複数の階調において色むら補正プレーンを設定する。
各色むら補正プレーンでは、H方向座標とV方向座標において所定の画素間隔をおいて配置された複数の特定画素に対してのみ色むら補正量が設定される。そして、これら特定画素に対する色むら補正量のみがテーブルデータとして保持される。色むら補正回路は、色むら補正プレーン上及び色むら補正空間内の各画素に対して、後述の色むら補正を行わない場合を除き、2つ以上の色むら補正プレーン上の2つ以上の特定画素に対して設定された色むら補正量を用いた補間演算により補正後濃度値を生成する。
図4の下側には、解像度がXGAである場合の従来の各色むら補正プレーン上での特定画素の配置を示す図である。ここでは、画素位置は、H方向に0〜1023、V方向に0〜767の値をとり、濃度値は、0〜1023までの値をとる。補正空間に対して、4つの色むら補正プレーン301,302,303,304が設定されている。各色むら補正プレーンでは、特定画素におけるそのプレーンの濃度値に対する色むら補正量が設定されている。各色むら補正プレーン内に示されたメッシュの交点部が特定画素に相当する。この例では、H方向とV方向にそれぞれ、128画素ごとに特定画素を配置している。
これに対し、本実施例の色むら補正回路204,205,206では、解像度がXGAである場合に、以下のような各色むら補正プレーン上での特定画素の配置を採用する。
図5の上側には、本実施例において、複数(4つ)の濃度において、すなわち所定の濃度間隔をおいた濃度(階調)ごとに設定された4つの色むら補正プレーン501〜504(ccLayer3〜ccLayer0)を示している。濃度が高い(濃い)側から低い側(薄い)に順に、色むら補正プレーンccLayer3, ccLayer2, ccLayer1, ccLayer0とプレーン名を付している。また、それぞれの色むら補正プレーンに対応する濃度は、ccLayer3=900, ccLayer2=600, ccLayer1=300, ccLayer0=100 である。なお、これらの濃度は例であり、任意に変更可能である。ただし、1023≧ccLayer3≧ccLayer2≧ccLayer1≧ccLayer0≧0 の関係になっている。色むら補正プレーンccLayer3が上記4つの濃度のうち最も高い濃度に対応し、色むら補正プレーンccLayer0が最も低い濃度に対応する。
図5の下側に示すように、色むら補正プレーン501(ccLayer3=900)では、該色むら補正プレーン501の4隅に相当する2×2(H方向の個数×V方向の個数:以下同様)個の特定画素に対して色むら補正量Cが設定されている。これら4つの色むら補正量Cは、色むら補正を行わないことを示す無補正値=0(同一値)である。この色むら補正プレーン501の設定により、入力映像信号(第3のデジタル映像信号)のうち濃度値が900以上の画素では、座標位置に関係なく色むら補正が行われない。ただし、色むら補正量Cを無補正値(=0)とすることは例にすぎず、色むら補正を行うための値に設定したり、4つの色むら補正量Cのうち少なくとも1つを他と異なる値としたりしてもよい。このことは、後述する色むら補正プレーン504(ccLayer0=100)においても同様である。
色むら補正プレーン502(ccLayer2=600)では、H方向及びV方向において128画素ごとに配置された特定画素(該色むら補正プレーン502内のメッシュの交点部に相当する)に対して色むら補正量Cが設定されている。すなわち、9×7個の特定画素に対して色むら補正量Cが設定されている。
色むら補正プレーン503(ccLayer1=300)では、H方向及びV方向において256画素ごとに配置された特定画素に対して色むら補正量Cが設定されている。すなわち、5×4個の特定画素に対して色むら補正量Cが設定されている。
色むら補正プレーン504(ccLayer0=100)では、色むら補正プレーン501(ccLayer3=900)と同様に、2×2個の特定画素に対して色むら補正量Cが設定されている。これらの色むら補正量Cは無補正値=0(同一値)である。この色むら補正プレーン504の設定により、入力映像信号(第3のデジタル映像信号)のうち濃度値が100以下の画素では、座標位置に関係なく色むら補正が行われない。
このように、本実施例では、色むら補正値が設定された特定画素の数が、色むら補正プレーン501〜504に対応する濃度(階調)に応じて異なる。また、色むら補正プレーン503にて色むら補正値が設定された特定画素数が、該色むら補正プレーン503に対応する濃度(第1の階調)よりも高い濃度(第2の階調)に対応する色むら補正プレーン502にて色むら補正値が設定された特定画素数よりも少ない。さらに、色むら補正プレーン504にて色むら補正値が設定された特定画素数が、該色むら補正プレーン504に対応する濃度(第1の階調)よりも高い濃度(第2の階調)に対応する色むら補正プレーン503にて色むら補正値が設定された特定画素数よりも少ない。色むら補正プレーン502〜504においては、その色むら補正プレーンに対応する濃度が低いほど特定画素数が少なくなっている。
これにより、全ての色むら補正プレーンで同じ数の特定画素及び色むら補正量が設定される場合に比べて、メモリ221に保持させる色むら補正量を少なくすることができ、メモリ221の規模(必要記憶容量)を小さくすることができる。
図1には、本実施例の色むら補正処理におけるデータの流れについて説明する。
101は図2に示したガンマ補正回路203から出力された画素ごとの濃度値を示す画素濃度情報であり、該濃度値のレンジとして、10ビットにより0〜1023の値をとる。
102は画素濃度情報101に対応する液晶パネル上(画像形成領域内)での画素位置を示す画素位置情報である。この画素位置情報は、ガンマ補正回路203から出力されるH/V同期信号とドットクロックとから算出される。
103は上記メモリ221に保持された、色むら補正プレーンccLayer3において設定された色むら補正量(2×2個)(無補正値)である。
ただし、この色むら補正量103を、図2に示すように、色むら補正回路204〜206に設けられたメモリ部204a〜206aに、ハードコーディングされた固定値として保持してもよい。これにより、メモリ221に保持させる色むら補正量をさらに少なくすることができ、メモリ221の規模をより小さくすることができる。
104は色むら補正プレーンccLayer3での画素ごとの色むら補正量を算出するプロセスである。本実施例では、色むら補正量103が無補正値に固定されているため、画素位置情報にかかわらず無補正値を出力する。
105は上記メモリ221に保持された、色むら補正プレーンccLayer2において設定された色むら補正量(9×7個)である。
106は色むら補正プレーンccLayer2での画素ごとの色むら補正量を算出するプロセスである。該プロセス106では、色むら補正量105と画素位置情報102とから色むら補正プレーンccLayer2に対応する濃度での画素ごとの色むら補正量を算出する。
107は上記メモリ221に保持された、色むら補正プレーンccLayer1において設定された色むら補正量(5×4個)である。
108は色むら補正プレーンccLayer1での画素ごとの色むら補正量を算出するプロセスである。該プロセス108では、色むら補正量107と画素位置情報102とから色むら補正プレーンccLayer1に対応する濃度での画素ごとの色むら補正量を算出する。
109は上記メモリ221に保持された、色むら補正プレーンccLayer3において設定された色むら補正量(2×2個)(無補正値)である。
ただし、この色むら補正量109も、色むら補正量103と同様に、色むら補正回路204〜206に設けられたメモリ部204a〜206aに、ハードコーディングされた固定値として保持してもよい。これにより、メモリ221に保持させる色むら補正量をさらに少なくすることができ、メモリ221の規模をより小さくすることができる。
110は色むら補正プレーンccLayer0での画素ごとの色むら補正量を算出するプロセスである。本実施例では、色むら補正量109が無補正値に固定されているため、画素位置情報にかかわらず無補正値を出力する。
算出された色むら補正プレーンccLayer3〜ccLayer0での画素ごとの色むら補正量と、色むら補正プレーンccLayer3〜ccLayer0に対応する濃度値112と、画素濃度情報101は、色むら補正量算出プロセス111に入力される。色むら補正量算出プロセス111は、これら入力データに基づいて(色むら補正量と画素濃度情報101とを加算するプロセス113を経て)、最終的な画素濃度情報(前述した補正後濃度値)114′を算出する。この画素濃度情報114′は、画素位置情報115とともに第4のデジタル映像信号に含まれ、該第4のデジタル映像信号は、H/V同期信号とドットクロックとともにパネルドライバに出力される。これにより、各液晶パネルが駆動され、色むらが低減されたカラー画像が、図3に示したスクリーン240に投射される。
なお、ここでは詳しく説明しないが、色むら補正量の演算時間等によって生ずる同期信号に対する遅延を補正する処理も行われる。
図6には、各色むら補正回路で行われる色むら補正空間での色むら補正量の補間演算の方法を示している。ここでは、入力画像信号の濃度値が500であり、色むら補正の対象となる画素の座標がA(100,200)である場合について説明する。
この場合、色むら補正空間内での点Aは、色むら補正プレーンccLayer2(=600)と色むら補正プレーンccLayer1(=300) との間に挟まれている。このため、点Aに対応する図中の点Pz, Px0, Px1, Py0, Py1の位置はそれぞれ、以下のように算出される。なお、zは濃度方向、xはH方向、yはV方向にそれぞれ対応する。
Pz =(500-300)/(600-300)=0.667
Px0 =(100%256)/256=0.391
Px1 =(100%128)/128=0.781
Py0 =(200%256)/256=0.781
Py1 =(200%128)/128=0.563
ただし、「%」はモジュロ演算子である。
そして、これらPz, Px0, Px1, Py0, Py1の値を、図中の式に適用することで、点Aにおける色むら補正量Cの線形補間演算が行われる。点Aの画素以外の画素についても、同様にして色むら補正量を線形補間演算により算出することができる。
図7には、色むら補正プレーンccLayer3を用いて行われる、図1に示したプロセス104での処理をフローチャートにして示している。色むら補正プレーンccLayer3は、4つの色むら補正プレーンccLayer3〜ccLayer0のうち最も高い濃度に対応する色むら補正プレーンであり、無補正値としての色むら補正量が4つの特定画素に対して設定されている。
S801で本フローが開始すると、S802では、プロセス104(つまりは色むら補正回路)は、画素位置情報を取得する。次に、S803では、プロセス104は、画素位置情報に対応する色むら補正量(いずれも無補正値)を取得する。そして、S804では、プロセス104は、取得した色むら補正量を、図1に示したプロセス111に出力し、S805で本フローを終了する。なお、本フローチャートで示した処理は、コンピュータプログラムによって実行されてもよいし、ハードウェアによって実行されてもよい。このことは、後述する他のプロセスでも同様である。
図8には、色むら補正プレーンccLayer2を用いて行われる、図1に示したプロセス106での処理をフローチャートにして示している。色むら補正プレーンccLayer2では、63個の特定画素に対して色むら補正量が設定されている。
S901で本フローが開始すると、S902では、プロセス106(つまりは色むら補正回路)は、画素位置情報(x,y)を取得する。次に、S903では、プロセス106は、色むら補正プレーンccLayer2上の63個の特定画素に対して設定された色むら補正量(図8ではcと示す)を色むら補正テーブルデータとして読み込む。
次に、S904では、プロセス106は、色むら補正テーブルデータと図中に示す演算式とを用いて、画素位置情報(x,y)に対応する色むら補正プレーンccLayer2上での色むら補正量を取得(補間演算)する。そして、S905では、プロセス106は、取得した色むら補正量を、図1に示したプロセス111に出力し、S906で本フローを終了する。
図9には、色むら補正プレーンccLayer1を用いて行われる、図1に示したプロセス108での処理をフローチャートにして示している。色むら補正プレーンccLayer1では、20個の特定画素に対して色むら補正量が設定されている。
S1001で本フローが開始すると、S1002では、プロセス108(つまりは色むら補正回路)は、画素位置情報(x,y)を取得する。次に、S1003では、プロセス108は、色むら補正プレーンccLayer1上の20個の特定画素に対して設定された色むら補正量(図9ではcと示す)を色むら補正テーブルデータとして読み込む。
次に、S1004では、プロセス108は、色むら補正テーブルデータと図中に示す演算式とを用いて、画素位置情報(x,y)に対応する色むら補正プレーンccLayer1上での色むら補正量を取得(補間演算)する。そして、S1005では、プロセス108は、取得した色むら補正量を、図1に示したプロセス111に出力し、S1006で本フローを終了する。
図10には、色むら補正プレーンccLayer0を用いて行われる、図1に示したプロセス110での処理をフローチャートにして示している。色むら補正プレーンccLayer0は、4つの色むら補正プレーンccLayer3〜ccLayer0のうち最も低い濃度に対応する色むら補正プレーンであり、無補正値としての色むら補正量が4つの特定画素に対して設定されている。
S1101で本フローが開始すると、S1102では、プロセス110(つまりは色むら補正回路)は、画素位置情報を取得する。次に、S1103では、プロセス110は、画素位置情報に対応する色むら補正量(いずれも無補正値)を取得する。そして、S1104では、プロセス108は、取得した色むら補正量を、図1に示したプロセス111に出力し、S1105で本フローを終了する。
図11には、図1に示す色むら補正量算出プロセス111での処理をフローチャートにして示している。
S1201で本フローを開始すると、S1202では、プロセス111(つまりは色むら補正回路)は、画素濃度情報dを取得する。また、S1203では、プロセス111は、図7〜図10に示した処理によりプロセス104,106,108,110で算出された各色むら補正プレーンに対する色むら補正量cc3〜cc0を取得する。さらに、S1204では、プロセス111は、色むら補正プレーンccLayer3〜ccLayer0に対応する濃度値L3〜L0を取得する。
S1205では、プロセス111は、取得した画素濃度情報dが最高濃度の色むら補正プレーンccLayer3に対応する濃度値L3以上の値か否かを判定する。画素濃度情報dが該濃度値L3以上の値である場合は、S1206に進み、色むら補正プレーンccLayer3で設定された色むら補正量cc3(無補正値)を最終的な色むら補正量として採用する。
画素濃度情報dが、濃度値L3より小さい値である場合は、S1207に進む。S1207では、プロセス111は、画素濃度情報dが色むら補正プレーンccLayer2に対応する濃度値L2以上の値か否かを判定する。画素濃度情報dが該濃度値L2以上の値である場合は、S1208に進み、前述した色むら補正空間での線形補間演算によって最終的な色むら補正量を算出する。
画素濃度情報dが、濃度値L2より小さい値である場合は、S1209に進む。S1209では、プロセス111は、画素濃度情報dが色むら補正プレーンccLayer1に対応する濃度値L1以上の値か否かを判定する。画素濃度情報dが該濃度値L1以上の値である場合は、S1210に進み、前述した色むら補正空間での線形補間演算によって最終的な色むら補正量を算出する。
画素濃度情報dが、濃度値L1より小さい値である場合は、S1211に進む。S1211では、プロセス111は、画素濃度情報dが色むら補正プレーンccLayer0に対応する濃度値L0より大きい値か否かを判定する。画素濃度情報dが該濃度値L0より大きい値である場合は、S1212に進み、前述した色むら補正空間での線形補間演算によって最終的な色むら補正量を算出する。
画素濃度情報dが、濃度値L0以下の値である場合は、S1213に進む。S1213では、プロセス111は、色むら補正プレーンccLayer0で設定された算出された色むら補正量cc0(無補正値)を最終的な色むら補正量として採用する。
このようにして最終的な色むら補正量を算出すると、プロセス111は、S1214にて該色むら補正量を出力し、S1215で本フローを終了する。
以上説明した実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
上記実施例では、R,G,Bのすべてにおいて、互いに同じ濃度(階調)に対応する色むら補正プレーンで設定される特定画素(つまりは色むら補正量)の数を同じとする場合について説明した。しかし、R,G,Bにおける互いに同じ濃度に対応する色むら補正プレーン上での特定画素数を異ならせてもよい。例えば、人間の視覚的特性から考えると、Gに比べて、R,Bは人間の周波数感度特性が劣っていることから、R,Bにおける色むら補正プレーン上での特定画素数を、Gにおける同じ濃度に対応する色むら補正プレーン上での特定画素数よりも少なくしてもよい。
また、上記実施例では、プロジェクタについて説明したが、本発明は、LCD等の画像形成素子に形成された画像を直接観察するタイプの表示装置にも適用することができる。
本発明の実施例における色むら補正回路のデータフロー図。 実施例であるプロジェクタの電気的構成を示す図。 実施例であるプロジェクタの光学的構成を示す図。 従来における色むら補正処理の概念を示す図。 実施例における色むら補正処理の概念を示す図。 実施例における色むら補正量の線形補間手法を示す図。 実施例における色むら補正プレーンccLayer3での色むら補正量の算出処理を示すフローチャート。 実施例における色むら補正プレーンccLayer2での色むら補正量の算出処理を示すフローチャート。 実施例における色むら補正プレーンccLayer1での色むら補正量の算出処理を示すフローチャート。 実施例における色むら補正プレーンccLayer0での色むら補正量の算出処理を示すフローチャート。 実施例における最終的な色むら補正量の算出処理を示すフローチャート。
符号の説明
201 映像信号
202 解像度変換回路
203 ガンマ補正回路
204 色むら補正回路(R)
205 色むら補正回路(G)
206 色むら補正回路(B)
207 パネルドライバ(R)
208 パネルドライバ(G)
209 パネルドライバ(B)
210 液晶パネル(R)
211 液晶パネル(G)
212 液晶パネル(B)
221 不揮発性メモリ

Claims (9)

  1. 画像を形成する画像形成素子と、
    入力された画像信号と表示画像の色むらを低減するための色むら補正値とを用いて、前記画像形成素子に対して与えられる信号を生成する処理手段と、
    前記色むら補正値を記憶した記憶手段とを有し、
    前記色むら補正値は、色の濃度に対応する複数の階調において、前記画像形成素子における複数の特定画素のそれぞれに対して設定されて前記記憶手段に記憶されており、
    前記特定画素の数が、前記階調によって異なることを特徴とする表示装置。
  2. 前記複数の階調のうち第1の階調での前記特定画素の数が、前記第1の階調よりも高い第2の階調での前記特定画素の数よりも少ないことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記処理手段は、前記画像形成素子の各画素の色むら補正値を、前記記憶手段に記憶された前記色むら補正値を用いた補間演算により算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記複数の階調のうち最も低い階調において、前記複数の特定画素に対して設定された前記色むら補正値は、互いに同一値であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の表示装置。
  5. 前記最も低い階調において、前記複数の特定画素に対して設定された前記色むら補正値は無補正値であることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記最も低い階調において、前記複数の特定画素に対して設定された前記色むら補正値は、ハードコーディングされた固定値であることを特徴とする請求項4又は5に記載の表示装置。
  7. 前記複数の階調のうち最も高い階調において、前記複数の特定画素に対して設定された前記色むら補正値は、互いに同一値を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の表示装置。
  8. 前記最も高い階調において、前記複数の特定画素に対して設定された前記色むら補正値は無補正値であることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記最も高い階調において、前記複数の特定画素に対して設定された前記色むら補正値は、ハードコーディングされた固定値であることを特徴とする請求項7又は8に記載の表示装置。
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