JP2015228027A - ディスプレイパネルと、ディスプレイパネルのピクセル輝度の補償方法およびピクセルパラメータを補償するための方法 - Google Patents

ディスプレイパネルと、ディスプレイパネルのピクセル輝度の補償方法およびピクセルパラメータを補償するための方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ディスプレイパネルと、ディスプレイパネルのピクセル輝度の補償方法およびピクセルパラメータを補償するための方法の提供。
【解決手段】ディスプレイパネルのピクセル輝度を補償するための方法は、ディスプレイパネルのサブピクセルに対応するピクセルパラメータを受信するステップと、入力イメージを受信するステップと、ピクセルパラメータに応じて入力イメージを調整するステップと、調整された入力イメージをディスプレイパネルに表示するステップと、を含む。ピクセルパラメータは、ベースカラーチャンネルのベース輝度レベルの第1ピクセルパラメータ、チャンネル間予測を行うことにより決定される第1残差と、レベル間予測を行うことにより決定される第2残差およびレベル間予測の遂行で用いられるパラメータと、を含む。
【選択図】図8

Description

本発明は、ディスプレイパネルのピクセル輝度の補償方法およびピクセルパラメータを補償するための方法並びにそのディスプレイパネルに係り、さらに詳しくは、ピクセルパラメータの圧縮のための階層的な予測に関する内容を含む。
モバイルデバイスのディスプレイ解像度は、数年間に亘って絶えず増加してきた。特に、モバイルデバイスに対するディスプレイ解像度は、フル(full)高解像度(HD)(1920×1080)を含むように増加し、将来にはウルトラHD(3840×2160)のようなさらに高い解像度のフォーマットを含む見込みである。しかしながら、ディスプレイパネルの大きさは、人間ファクターの制約によって大まかには変化なしに維持される見込みである。その結果、ピクセル密集度が増加し、その後、これは、所定の品質を有するディスプレイパネルを生産する困難さを増加させる。さらに、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイパネルは、ピクセル駆動回路における電流の変化によって招かれる、ピクセル間におけるカラーの変化を経て(したがって、ピクセルの輝度に影響を与え)、これは、可視的なアーティファクト(例えば、ムラ効果)を招くことがある。ピクセルの解像度または数を増加させることは、アーティファクトの可能性をさらに増加させる。
この背景技術の欄に開示された前記情報は単に説明された技術の背景への理解の向上のためのものであり、したがって、当業者に既に公知の従来の技術を構成しない情報を含むことがある。
本発明が解決しようとする課題は、ディスプレイパネルのピクセル輝度を補償する方法およびそれに対するディスプレイパネルを提供するところにある。
本発明の一実施形態によるディスプレイパネルのピクセル輝度の補償方法は、ディスプレイパネルのサブピクセルに対応するピクセルパラメータを受信するステップと、入力イメージを受信するステップと、ピクセルパラメータに応じて入力イメージを調整するステップと、調整された入力イメージをディスプレイパネルに表示するステップと、を含み、ピクセルパラメータは、ベースカラーチャンネルのベース輝度レベルの第1ピクセルパラメータと、チャンネル間予測を行うことにより決定される第1残差と、レベル間予測を行うことにより決定される第2残差およびレベル間予測の遂行で用いられるパラメータと、を含む。
受信されたピクセルパラメータは、圧縮されたピクセルパラメータとすることができる。
方法は、入力イメージを調整するステップ前に、圧縮されたピクセルパラメータを解凍するステップをさらに含むことができる。
ピクセルパラメータは、プロセッサーによって、複数のカラーチャンネルから前記ベースカラーチャンネルを選択し、プロセッサーによって、複数の輝度レベルから、前記選択されたベースカラーチャンネルのベース輝度レベルを選択し、プロセッサーによって、選択されたベースカラーチャンネルおよびベース輝度レベルに対するピクセルパラメータを決定し、且つ、プロセッサーによって、第1残差を生成するために、第1ピクセルパラメータから第2ピクセルパラメータを予測することによって圧縮されることができ、第2ピクセルパラメータは、ベースカラーチャンネルとは異なるカラーチャンネルに対応し、ベース輝度レベルと同じ輝度レベルに対応する。
ピクセルパラメータは、さらに、プロセッサーによって、第2残差を生成するために、予測された第2ピクセルパラメータから第3ピクセルパラメータを予測し、且つ、第1ピクセルパラメータ、第1残差および第2残差をエンコードすることによって圧縮されることができ、第3ピクセルパラメータは、第2ピクセルパラメータに対応する同じカラーチャンネルに対応し、第2ピクセルパラメータに対応する輝度レベルとは異なる輝度レベルに対応する。
本発明の一実施形態によるディスプレイパネルのピクセルパラメータを圧縮するための方法は、プロセッサーによって、複数のカラーチャンネルからベースカラーチャンネルを選択するステップと、プロセッサーによって、複数の輝度レベルから選択されたベースカラーチャンネルのベース輝度レベルを選択するステップと、プロセッサーによって、選択されたベースカラーチャンネルおよびベース輝度レベルに対する第1ピクセルパラメータを決定するステップと、プロセッサーによって、第1残差を生成するために、第1ピクセルパラメータから第2ピクセルパラメータを予測するステップと、を含むことができ、第2ピクセルパラメータは、ベースカラーチャンネルとは異なるカラーチャンネルに対応し、ベース輝度レベルと同じ輝度レベルに対応する。
方法は、プロセッサーによって、第2残差を生成するために、予測された第2ピクセルパラメータから第3ピクセルパラメータを予測するステップと、第1ピクセルパラメータ、第1残差および第2残差をエンコードするステップと、をさらに含むことができ、第3ピクセルパラメータは、第2ピクセルパラメータに対応する同じカラーチャンネルに対応し、第2ピクセルパラメータに対応する輝度レベルとは異なる輝度レベルに対応する。
第2ピクセルパラメータを予測するステップは、チャンネル間予測を含むことができる。
第2残差は、第2ピクセルパラメータと第3ピクセルパラメータとの間の差分とすることができる。
第3ピクセルパラメータを予測するステップは、レベル間予測を含むことができる。
レベル間予測は、線形回帰を行うことを含むことができる。
第1残差は、第1ピクセルパラメータと第2ピクセルパラメータとの間の差分とすることができる。
方法は、第1ピクセルパラメータ、第1残差および第2残差をマルチプレクシングするステップをさらに含むことができる。
本発明の一実施形態によるディスプレイパネルは、ディスプレイパネルのサブピクセルに対する圧縮されたパラメータを含むメモリと、圧縮されたパラメータを解凍するように構成されるデコーダと、解凍されたパラメータを入力イメージ信号に適用するように構成されるプロセッサーと、を備えることができ、パラメータのそれぞれのパラメータは、サブピクセルのそれぞれのサブピクセルに対応し、パラメータは、複数のカラーチャンネルからベースカラーチャンネルを選択し、複数の輝度レベルから選択されたベースカラーチャンネルのベース輝度レベルを選択し、選択されたベースカラーチャンネルおよびベース輝度レベルに対する第1ピクセルパラメータを決定し、第1残差を生成するために、第1ピクセルパラメータから第2ピクセルパラメータを予測し(第2ピクセルパラメータは、ベースカラーチャンネルとは異なるカラーチャンネルに対応し、ベース輝度レベルと同じ輝度レベルに対応する)、第2残差を生成するために、予測された第2ピクセルパラメータから第3ピクセルパラメータを予測し(第3ピクセルパラメータは、第2ピクセルパラメータに対応する同じカラーチャンネルに対応し、第2ピクセルパラメータに対応する輝度レベルとは異なる輝度レベルに対応する)、且つ、第1ピクセルパラメータ、第1残差および前記第2残差をエンコードすることによって圧縮される。
第2ピクセルパラメータを予測することは、チャンネル間予測を含むことができる。
第3ピクセルパラメータを予測することは、レベル間予測を含むことができる。
レベル間予測は、線形回帰を行うことを含むことができる。
第1残差は、第1ピクセルパラメータと第2ピクセルパラメータとの間の差分とすることができる。
第2残差は、第2ピクセルパラメータと第3ピクセルパラメータとの間の差分とすることができる。
ディスプレイパネルは、第1ピクセルパラメータ、第1残差および第2残差をマルチプレクシングすることをさらに含むことができる。
本発明の実施形態によれば、ディスプレイパネルのピクセル輝度を補償する方法およびそれに対するディスプレイパネルが提供される。
ディスプレイデバイスの例示的な概略およびブロック図である。 図1に示すディスプレイデバイスのディスプレイパネルに対する拡大図である。 4:2:2のカラーサンプリング方式を有する例示的なカラーサブピクセルレイアウト図である。 製造中の校正ステップからピクセルパラメータの情報の流れを示す、図1のディスプレイパネルのブロック図である。 3つの輝度レベルをそれぞれ有する赤色、緑色および青色のサブピクセルに対するパラメータの例を示す。 3つの輝度レベルに対するサブピクセルパラメータをそれぞれ含む緑色、赤色および青色のサブピクセルに対するパラメータに対応するブロック図である。 ベースレベルから2つの異なる輝度レベルに対するピクセルパラメータを予測するための例示的な結果を示す。 ベースレベルから2つの異なる輝度レベルに対するピクセルパラメータを予測するための例示的な結果を示す。 ピクセルパラメータを圧縮するために階層的な予測方法を活用するエンコードプロセスを示すフローチャートである。 ピクセルパラメータをエンコードするためのフローチャートである。
以下、例示的な実施形態について、添付図面を参照してより詳細に説明する。図中、類似の参照符号は図面にわたって類似の要素を示す。しかしながら、本発明は様々な異なる形で実現可能であり、この明細書において例示された実施形態にのみ制限されるものと解釈されてはならない。むしろ、これらの実施形態は、この開示が徹底且つ完全になるように、且つ、本発明の様相および特徴の一部を当業者に完全に伝えるように例示として提供される。したがって、本発明の実施形態のうちの一部について、本発明の様相および特徴の完全な理解のために当業者に必須的ではないプロセス、要素および技術は説明されない。特に断りのない限り、添付図面および記載の説明の全般にわたって類似の参照符号は類似の要素を示し、したがって、これらの説明は繰り返し行われない。図中、要素、層および領域の相対的な大きさは、明確化のために誇張される。
「第1」、「第2」、「第3」などの用語は、この明細書において様々な要素、コンポーネント、領域、層および/または部分を説明するために使用可能であるが、これらの要素、コンポーネント、領域、層および/または部分がこれらの用語によって制限されてはならないということが理解できる筈である。これらの用語は単に一つの要素、コンポーネント、領域、層または部分を他の要素、コンポーネント、領域、層または部分と区別するために用いられる。よって、本発明の思想および範囲を逸脱することなく、後述する第1要素、コンポーネント、領域、層または部分は、第2要素、コンポーネント、領域、層または部分と指称される。
空間的に相対的な用語、例えば、「下」、「下部」、「上」、「上部」などは、この明細書における説明し易さのために、図示の一つの要素または特徴の、他の要素または特徴に対する関係を説明するために使用可能である。空間的に相対的な用語は、図示の配向に加えて、利用または動作されるデバイスの異なる配向を含むことを意図しているということが理解できる筈である。例えば、図面のデバイスがひっくり返されると、他の要素または特徴の「下」または「下部」と説明された要素は、その他の要素または特徴の「上」に配向される筈である。したがって、例示的な用語である「下」および「下部」は、上および下の配向を両方とも含む。デバイスは、異なる方式によって配向されてもよく(例えば、90°または他の配向で回転されてもよく)、この明細書において用いられる空間的に相対的な説明語はそれに基づいて解釈されなければならない。
要素または層が他の要素または層の「上にある」、「そこに接続される」または「そこにカップリングされる」と指称される場合、要素または層は、他の要素または層の真上にあるか、そこに接続されるか、そこにカップリングされるか、または、一つ以上の介入要素または層が存在するということが理解できる筈である。しかしながら、要素または層が他の要素または層の「真上にある」、「そこに直結される」または「そこに直接的にカップリングされる」と指称される場合、いかなる介入要素または層も存在しない。また、要素または層が2つの要素または層の「間」にあると指称される場合、要素または層は2つの要素または層の間の唯一の要素または層であってもよく、または、一つ以上の介入要素または層が存在するということが理解できる筈である。
この明細書において用いられる用語は、単に特定の実施形態を説明するための目的であり、本発明の制限を意図しているわけではない。この明細書において用いられるように、単数形は、文脈において別途に明示しない限り、複数形を含むことを意図している。「含む」および/または「備える」という用語は、この明細書において用いられる場合、言及された特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/またはコンポーネントの存在を特定するが、一つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、コンポーネント、および/またはこれらのグループの存在または付加を排除しないということがさらに理解できる筈である。この明細書において用いられるように、「および/または」という用語は、関連する並べられた項目のうちの一つ以上の任意の且つ全ての組み合わせを含む。「少なくとも一つ」などの表現は、要素の一覧に先行される場合、要素の全体の一覧を修正するが、一覧の個別的な要素を修正しない。さらに、本発明の実施形態を説明する場合に「してもよい」という文句の使用は、「本発明の一つ以上の実施形態」を称す。
図1は、タイミング制御器110と、スキャンドライバー120と、データドライバー130およびディスプレイパネル140内の複数のピクセル160を含むディスプレイデバイス100の概略およびブロック図である。複数のピクセル160のそれぞれは、スキャンラインSL1〜SLnとデータラインDL1〜DLjとの交差区域において、それぞれのスキャンラインSL1〜SLn(ここで、nは、正数である)およびデータラインDL1〜DLj(ここで、jは正数である)にカップリングされる。ピクセル160のそれぞれは、スキャン信号がスキャンラインSL1〜SLnのそれぞれのラインを介してスキャンドライバー120から受信される場合、データラインDL1〜DLjのそれぞれのラインを介してデータドライバー130からデータ信号を受信する。
タイミング制御器110は、外部ソース(例えば、タイミング制御器の外部のソース)からイメージ信号IMAGE、同期化信号SYNCおよびクロック信号CLKを受信する。タイミング制御器110は、イメージデータDATA、データドライバー制御信号DCSおよびスキャンドライバー制御信号SCSを生成する。同期化信号SYNCは、垂直同期化信号Vsyncおよび水平同期化信号Hsyncを含んでいてもよい。
タイミング制御器110は、データドライバー130およびスキャンドライバー120にカップリングされる。タイミング制御器110は、イメージデータDATAおよびデータドライバー制御信号DCSをデータドライバー130に送信し、スキャンドライバー制御信号SCSをスキャンドライバー120に送信する。
図2は、ディスプレイパネル140の複数のピクセル160の拡大図である。複数のピクセル160のそれぞれは、図3にさらに詳細に示すように、R1 G1 B2 G2 R3 G3 B4 G4のレイアウトを有する複数のサブピクセル200を含み、ここで、Rは、赤色のサブピクセルを表わし、Gは、緑色のピクセルを表わし、Bは、青色のピクセルを表わす。このような配列は、4:2:2のカラーサンプリングを有するものと当業者に理解できる筈である(すなわち、それぞれのピクセルは、8個のカラーサブピクセルの2つの組に対応する)。この明細書において4:2:2のカラーサンプリングレイアウトが例として説明されるが、説明は制限を意図しているわけではない。したがって、ピクセルは、例えば、4:4:4のように、当業者に公知の他の配列を有していてもよい。
OLEDディスプレイパネル内のピクセル駆動回路の駆動電流における変化によって招かれるピクセルの輝度の変化は、それぞれのディスプレイパネルに固有である。したがって、本発明の実施形態によれば、ディスプレイパネルが製造される場合、サブピクセルが測定されて、サブピクセルの輝度レベルが許容可能な範囲内に収まるように、それぞれの特定のサブピクセルに特定される補償パラメータを決定することができる。このような方式によって、ディスプレイパネルは、製造中に校正されて、動作中に変化が補償される。変化は、ピクセル当たりまたはサブピクセル当たりの補償パラメータにモデリング可能であり、カラーの変化が認知可能な臨界値以下に維持するために製造後のソリューションとしてデジタル補償ロジックが導入可能である。ピクセル当たりの補償パラメータ(または、今後、「パラメータ」と称する。)は、一般に、デジタル補償ロジックによる利用のためにメモリに保存される。デジタル補償ロジックは、様々な輝度レベルにおいてディスプレイパネルのピクセルを補償する。それぞれのピクセルは、異なる輝度レベルにおけるカラーの変化に対応する複数のパラメータを有していてもよい。例えば、UHD-4K(3840×2160の解像度)の場合、例えば、8ビットを有するそれぞれのサブピクセルパラメータを表現する4:2:2のカラーサンプリングを有するパネルは、128メガビット(Mb)の単一の輝度レベルに関するパラメータ情報を導み出すことができる。したがって、3つの輝度レベル(例えば、高い、中間、低い輝度レベル)に対して8ビットを有するパラメータを保存することは、384Mbのパラメータ情報を導み出すであろう。ディスプレイレベルにおいて384Mbのパラメータデータを保存することは、保存メモリの要求量を増加させて、ディスプレイパネル上に取り付けられるのにあまりにも高いコストを招くであろう。多くの場合において、一部のディスプレイパネルのメモリサイズは、単に数メガビットであってもよい。したがって、ディスプレイパネルのメモリサイズ要件の減少は、製造コストを削減することができる。
パラメータを保存するためのメモリ要件を減少させるための一つの方法は、例えば、複数のピクセルまたはサブピクセルに対して単一のパラメータだけを保存することによって、メモリに保存されるパラメータの数を減少させることである。しかしながら、パラメータの数を(例えば、複数のピクセルまたはサブピクセルを一緒にグループ化させることによって)単純に減少させることは、パラメータを用いる任意の補償ロジックの効果を減少させることができ、結果的に、特にグループの大きさが大きな場合、イメージ品質を悪化させることがある。
図4は、メモリ要件を減少させつつピクセルのカラーの変化を補償する方法を示す実施形態によるディスプレイパネル140およびブロック図である。
図4に示すように、サブピクセルのうちの一部に対するパラメータはパラメータ生成器430によって生成され、パラメータ残差(以下、「残差」と称する。)はピクセルパラメータ圧縮器420において生成されたパラメータに基づいてサブピクセルのうちの一部に対して予測され、これらは一緒にディスプレイパネルのサブピクセルの全てに対するパラメータを形成する。生成されたパラメータおよび予測された残差はピクセルパラメータ圧縮器420によって圧縮およびエンコードされ、圧縮されたパラメータは保存のためにメモリ410に提供される。パラメータ生成器430および圧縮器420は製造中に活用され、したがって、ディスプレイパネル140とは別個であり、その外部に配設されてもよい。例えば、パラメータ生成器430および圧縮器420は、校正のために製造中にディスプレイデバイス140とカップリングされる外部ハードウェアまたはソフトウェアモジュールであってもよい。
ディスプレイパネル140は、パラメータを保存するためのメモリ410、およびメモリ410から取り出されるエンコードおよび圧縮されたパラメータをデコードおよび解凍するためのピクセルパラメータ解凍器480を備える。ディスプレイパネル140はまた、入力イメージ450をプロセシングするためのピクセルプロセッサー470を備える。すなわち、解凍器480から提供されるデコードおよび解凍されたパラメータは、サブピクセルによるカラーの変化を補償するためにピクセルプロセッサー470において入力イメージに適用される。調整された入力イメージである補償されたイメージは、出力イメージ460としてディスプレイパネル140の上にサブピクセルによってディスプレイされる。したがって、パラメータおよび残差の圧縮は、パラメータの比較的高い信頼度を維持しながら、ディスプレイへのサブピクセルのレンダリングと同じレートで圧縮されたパラメータのデコードを許容する軽量の計算を提供する。
ピクセルプロセッサー470は、本発明の実施形態による様々な方法および動作を行うために非一時的媒体(例えば、メモリ)に保存されたプログラム指令を実行し、他のシステムコンポーネントと相互作用する中央処理装置(CPU)などのプロセッサーであってもよい。
メモリ410は、プロセッサー470にメモリに保存された追加的な指令を実行させる、ディスプレイデバイス100によって用いられる指令を保存するために、例えば、ドライブアレイ、フラッシュメモリまたはランダムアクセスメモリ(RAM)などの、プロセッサー470によって実行される指令を保存するためのアドレス可能なメモリユニットであってもよい。
プロセッサー470は、メモリ410に保存された情報に基づいてソフトウェアルーチンの指令を実行することができる。当業者はまた、プロセスがハードウェア、ファームウェアを通じて(例えば、ASICを通じて)、またはソフトウェア、ファームウェアおよび/またはハードウェアの任意の結合において実行可能であるということも認識しなければならない。さらに、プロセスのステップの順序は固定されているわけではなく、当業者によって認識されるように任意の所望の順序に変更可能である。また、本発明の例示的な実施形態の思想を逸脱することなく、様々なコンピューティングモジュールの機能が単一のコンピューティングデバイスに結合または統合されたり、特定のコンピューティングモジュールの機能が一つ以上の他のコンピューティングデバイスに亘って分散されたりするということを当業者は認識しなければならない。
図5は、1080×1920のパネル上において3つの輝度レベルをそれぞれ有する赤色、緑色および青色のサブピクセルに対するパラメータの例を示し、ここで、L1、L2およびL3はそれぞれ低い、中間および高い輝度レベルに対応する。パラメータは、[0,255]の範囲に正規化されてもよい。この例においては、単に3つの輝度レベルが示されるが、他の実施形態は、ディスプレイパネルに対して生成されるパラメータの3超えの輝度レベルを含んでいてもよい。
本発明の実施形態によれば、パラメータは、与えられた輝度レベル(例えば、高い、中間および低いレベル)でカラーを生成するために、サブピクセルのカラー(例えば、赤色、緑色および青色)の変化をモデリングする。それぞれの生成されたサブピクセルパラメータは、[0,255]の範囲に量子化される場合に8ビットで表わされる。したがって、サブピクセルのそれぞれは、対応するサブピクセルに対する入力イメージ信号にパラメータを適用することによって補償される。
幾つかの実施形態において、サブピクセルのそれぞれに対するパラメータを生成する代わりに、多重チャンネルおよび多重輝度レベルのパラメータを圧縮するために階層的な予測が活用可能である。すなわち、サブピクセルのうちの一部に対するパラメータは、他のサブピクセル(例えば、隣り合うサブピクセル)の公知のパラメータからの残差として階層的に予測可能である。例えば、異なるカラーサブピクセルに対応するパラメータは、これらの空間的な隣接性(例えば、緑色のL2を有する青色のL2および赤色のL2の空間的な隣接性)によって相関される。したがって、実施形態によれば、隣り合うカラーサブピクセルのパラメータの間においてチャンネル間予測が行われてもよく、異なる輝度レベルを有する同じカラーのパラメータの間においてレベル間予測が行われても良い。すなわち、残差は、チャンネル間予測および/またはレベル間予測を行うことによって決定されてもよい。
図6は、緑色サブピクセル601、赤色サブピクセル602および青色サブピクセル603に対するパラメータに対応するブロック図である。それぞれの対応するパラメータボックス601、602、603は、それぞれのカラーに対する3つの輝度レベルL1、L2、L3に対するサブピクセルパラメータを含む。実施形態によれば、ベースチャンネル(または、ベースカラーチャンネル)が初期に開始ポイント(または、開始パラメータ)として選択される。図6に示す例において、緑色サブピクセル601がベースチャンネルとして選択される。特に、緑色サブピクセル601に対する中間輝度レベルL2パラメータがベースレベル(または、ベース輝度レベル)およびベースチャンネルとしてそれぞれ選択される。任意のカラーがベースチャンネルとして選択されるが、緑色カラーがベースチャンネルとして選択されてもよいが、これは、緑色カラーがフルピクセル当たりの解像度を有するためであり、緑色チャンネルが一般に最も少量の雑音を有するためである。この明細書において用いられる「チャンネル」という用語は、全てのサブピクセルパラメータのうち、そのパラメータが対応するサブピクセルのカラーを指称する。
ベースチャンネルが選択されれば(例えば、緑色のL2、同じ輝度レベル(例えば、L2)に対する他のチャンネル(例えば、緑色のL2および/または青色のL2)のパラメータを取得するためにチャンネル間予測が行われる。すなわち、赤色および青色サブピクセルに対する中間輝度レベルL2パラメータを予測するために、緑色サブピクセルの中間輝度レベルL2からのパラメータが活用される。その後、L2赤色/青色の残差を取得するために、L2緑色パラメータとL2赤色/青色パラメータとの間の差分が計算される。すなわち、L2赤色/青色残差は、L2緑色パラメータとL2赤色/青色パラメータとの間の差分を形成する。結果的に、ベースチャンネルパラメータおよび他のチャンネルのパラメータの両方を保存する代わりに、ベースチャンネルパラメータおよび他のチャンネルの残差を保存することによって、メモリ空間が保存可能である。
実施形態によれば、チャンネル間予測は、赤色サブピクセルパラメータおよび緑色サブピクセルパラメータのエンコード-デコードされたバージョン間の差分を計算することによって行われる。例えば、予測は、
で表わされ、ここで、R(i,j)は、赤色サブピクセルパラメータを表わし、ここで、(i,j)は、ピクセルの位置を表わし、
は、同じピクセル(i,j)に対応する緑色サブピクセルパラメータのエンコードされた後にデコードされたバージョンを表わす。この例によれば、R(i,j)およびG(i,j)は[0,255]の範囲を有し、したがって、残差d(i,j)は[-255,255]の範囲を有する。
チャンネル間予測を行うことは、赤色サブピクセルパラメータに対する残差dを導き出し、これは、後ほどエンコードされる筈である。いくつかの実施形態において、予測された赤色パラメータを再構成する場合、
で表わされる残差のデコードされたバージョンは、デコードされた緑色サブピクセルパラメータ
とともに用いられて、予測されたベースレベル赤色パラメータを再構成し、予測されたベースレベル赤色パラメータは、
として提示される。
他のチャンネル(例えば、青色チャンネル)のベースレベルパラメータを予測するために同じプロセスが繰り返し行われてもよく、「R」を「B」に置き換えることによって前記表記が依然として適用される。再構成されたパラメータ

、および
は、3つのチャンネルのそれぞれに対するレベル間予測に対するベースとして用いられ、その詳細については後述する。したがって、チャンネル間予測は、ベースチャンネル(例えば、緑色)のベースレベル(例えば、L2)と同じレベル(例えば、L2)の他のチャンネル(例えば、赤色および青色)のベースレベルの間で行われて、残差を決定することができる。
他の実施形態によれば、レベル間予測は、それぞれのカラーチャンネルのベースレベルと同じカラーチャンネルの他のレベルの間で行われてもよい。すなわち、緑色のL1およびL3の残差が緑色のL2(すなわち、ベースチャンネルおよびベースレベル)から決定されてもよく、赤色のL1およびL3は赤色のL2から決定されてもよく、青色のL1およびL3は青色のL2から決定されてもよい。図5の例示的な実施形態にはそれぞれのチャンネル内に単に2つのレベルのみが予測されるが、次の実質的に類似のステップによってより多くのレベルが予測可能であるということを当業者は認識するであろう。
この明細書においてレベル間予測を説明するための目的で、カラーチャンネルはXとして表記され、ここで、X=R、GまたはBである。再構成されたベースレベルパラメータXは
として表記され、これは、上述したようなチャンネル間予測、およびX(k≠0)としての非ベースレベルパラメータによって生成される。
ピクセル当たりの差分を計算することによって予測が遂行されるチャンネル間予測とは異なり、
からXまでのレベル間予測はブロックに基づいて、且つ、パラメータモデルを通じて行われる。すなわち、データのローカル線形性を仮定すれば、隣り合うパラメータの領域に対して同じ予測パラメータ(α,β)が用いられる。いくつかの実施形態において、パラメータモデルは、線形回帰モデルであってもよい。例えば、線形回帰モデルは、2つの予測パラメータ(α,β)でBの線状変換されたバージョンを決定することによって、ベクトルV(ここで、Vは、
の再構成されたピクセルパラメータのブロックである。)からベクトルU(ここで、Uは、Xのピクセルパラメータのブロックである。)を予測する。
パラメータ(α,β)は、Uと
との間の自乗平均エラーが最小化されるように決定される。
のピクセルパラメータのそれぞれのブロックに対して、線形回帰に基づく予測は、ブロックのそれぞれのピクセルパラメータに対して一対の予測パラメータ(α,β)および残差を導き出す。予測パラメータは、デコーダにおいてブロックを再構成するために残差と共にエンコードされる。
レベル間予測の効果は図7Aおよび図7Bに示されて、ここで、赤色チャンネルパラメータのL2(例えば、ベースレベル)からL1およびL3パラメータをそれぞれ予測するための結果が示される。図7Aおよび図7Bの701および703に表示されたプロットはそれぞれ、元のL1/L3データとL2データとの間の自乗平均エラーを示す一方で、702および704に表示されたプロットは、予測されたL1/L3データとL2データとの間の自乗平均エラーを示す。例示的な実施形態に示したようにそれぞれの予測単位はピクセルパラメータの2つのラインを示し、x軸は、異なる予測単位に対応するラインインデックスを示す。プロットから、予測されたL1/L3データの自乗平均エラーは、元のL1/L3の自乗平均エラーに比べてかなり減少されるということが分かる。これは、レベル間予測後に圧縮された情報が元のデータの情報よりも遥かに少ないため、予測の効果を確認することを示す。
図8は、パラメータの階層的な予測のエンコードプロセスを示すフローチャートである。上述したように、ベースチャンネルおよびベースレベルが先に決定され、説明された例において、ベースチャンネルおよびベースレベルは、緑色サブピクセルの中間輝度レベルL2である。したがって、緑色のL2に対するパラメータがパラメータ生成器430によって生成され、ブロック800においてエンコードされる。エンコードされたL2緑色パラメータはビットストリームマルチプレクサー809に提供されて、他のパラメータおよび残差とマルチプレクシングされる。エンコードされたL2緑色パラメータはまた、ブロック801においてデコードされて、L2赤色およびL2青色パラメータをチャンネル間予測するために、デコードされたL2緑色パラメータが活用される。L2緑色とL2赤色との間の残差およびL2緑色とL2青色との間の残差を生成するために、ブロック804においてL2緑色パラメータとL2赤色パラメータとの間の差分、およびL2緑色パラメータとL2青色パラメータとの間の差分が計算される。L2赤色およびL2青色残差はブロック805においてエンコードされ、ブロック809においてビットストリームマルチプレクサーに提供される。エンコードされたL2赤色およびL2青色残差はブロック806においてデコードされ、ブロック807にいてL1/L3赤色/青色パラメータをレベル間予測および生成するために活用される。予測されたレベル間予測されたL1/L3赤色/青色パラメータとL2赤色/青色パラメータとの間の差分は、予測されたレベル間予測されたL1/L3赤色/青色パラメータとL2赤色/青色パラメータとの間の残差を生成するために計算される。L1/L3赤色/青色残差はブロック808においてエンコードされ、ビットストリームマルチプレクサー809に提供される。
ブロック801に戻り、デコードされたL2緑色パラメータはまた、ブロック802においてL1緑色およびL3緑色パラメータをレベル間予測するために活用される。レベル間予測されたL1およびL3緑色パラメータとL2緑色パラメータとの間の差分は、予測されたL1およびL3緑色パラメータとL2緑色パラメータとの間の残差を生成するために計算される。残差はブロック803においてエンコードされ、ビットストリームマルチプレクサー809に提供される。したがって、多重チャンネル、多重レベルパラメータのエンコードは、パラメータおよび残差データの4つの組、すなわち、ベースチャンネルのベースレベルに関するパラメータ情報、それぞれのチャンネル間予測の残差、それぞれのレベル間予測の残差、およびレベル間予測において活用されたパラメータ(例えば、前記数式(4)によって決定された線形回帰パラメータ)をビットストリームマルチプレクサー809によってマルチプレクシングすることを含む。
いくつかの実施形態において、それぞれのチャンネル間/レベル間予測の残差およびエンコードされたパラメータ(例えば、ブロック800、803、805、808)はビットストリームマルチプレクサー809によってマルチプレクシングされ、マルチプレクシングされた出力は、パラメータおよび残差をブロックにグループ化させ、エントロピーコーディングに先行したハールまたはアダマール変換を適用して変形に基づくエンコードを行うことによってエンコードされる。
チャンネル間およびレベル間予測は、図8の例示的な実施形態において提供されたステップにおいて階層的な方式によって行われるが、チャンネル間およびレベル間予測のそれぞれは互いに独立的であり、個別的に且つ任意の順序にまたは並列的に行われてもよい。例えば、レベル間予測は、それぞれのカラーチャンネルの多数のレベルの間においてそれぞれ行われても良いが、それぞれのカラーチャンネルのパラメータが別個にエンコードされてもよい。他の変化が可能であり、それぞれの変化は様々な程度の圧縮効率を有するということを当業者は理解できる筈である。
他の実施形態によれば、圧縮されたパラメータおよび残差がメモリ410から取り出される場合、マルチプレクシングされたパラメータおよび残差はパラメータおよび残差データの4つの個別的な組、すなわち、ベースチャンネルのベースレベルに関するパラメータ情報、それぞれのチャンネル間予測の残差、それぞれのレベル間予測の残差およびレベル間予測において活用されたパラメータを取得するためにデマルチプレクシングされる。残差は、チャンネルおよびレベルのそれぞれに対する予測されたパラメータを再構成するためにパラメータと共にデコードされてもよい。実施形態によれば、残差は、予測されたパラメータを再構成するためにパラメータと共にデコードされてもよい。チャンネルおよびレベルのそれぞれに対するパラメータは、残差データをデコードさせ、対応する予測されたパラメータを再構成し、残差データおよび再構成されたパラメータを共に追加して対応するデコードされたパラメータを形成することによってデコードされる。
図9は、アダマールまたはハール変換を行うことによって多数の輝度レベルに対するパラメータを圧縮するためのフローチャートである。実施形態によれば、ディスプレイパネルの全てのサブピクセルに対するパラメータまたは残差は、3つの異なる輝度レベル(例えば、L1、L2、L3)に対して決定される。サブピクセルは、ブロック910においてサブピクセルのカラーおよび輝度レベルに応じてブロックまたはスーパーブロックにグループ化されてもよい。この例示的な実施形態において、それぞれのスーパーブロックは、3つのブロックからなる768個のパラメータまたは残差の大きさを有していてもよく、ブロックのそれぞれは、256個のパラメータまたは残差を有する。パラメータまたは残差をブロックまたはスーパーブロックにグループ化させた後、ブロック920においてアダマールまたはハール変換などの数学的な変換が768個のパラメータのそれぞれに適用されて、ブロックの大きさに応じて予め定義されたスキャン順序に従う768個の整数係数のシーケンスを生成する。次の整数変換が適用可能である:
=H−H,
t=H+[T≫1],
=H−t,
=t+[T≫1],
ここで、Hは、それぞれのカラーサブピクセル(例えば、R、G、B)に対する異なる輝度レベルを表わし、Tは、圧縮のために用いられる実際値を表わす。D(T)を対応するデコードされた値として表記することによって、次が計算可能である:
t=D(T)−[D(T)≫1].
=t+D(T),
=t−[D(T)≫1],
=H+D(T).
いくつかのブロックの大きさ/配列の場合、スキャン順序は、例えば、漸進的スキャン順序であってもよい一方で、他のブロックの大きさ/配列の場合、スキャン順序はジグザグスキャン順序であってもよい。その後、係数を最高のビット平面からさらに低いビット平面までスキャンし、ブロック930においてジョイントビット平面をそれぞれの非ゼロ係数に対するゼロおよび符号の羅列としてエンコードすることによって、係数はビットのシーケンス(例えば、ビットストリーム)としてパッキングされる。いくつかの実施形態において、ゼロの羅列のエンコードは、当業者によって理解されるように、残差をエンコードすることに比べてオーバーヘッドが比較的小さい場合に固定長の形であってもよく、または、可変長コード(VLC)表に準拠してもよい。スキャンおよびエンコードは、ターゲットデータの大きさ(例えば、4対1の圧縮の場合に512×3ビット)に達するまで続く。すなわち、768個のパラメータのそれぞれは、768個の整数係数を生成するようにアダマールまたはハール変換を適用するために予め定義されたスキャン順序に従ってスキャンされる。係数をエンコード930によるビットのシーケンスとしてパッキングするために、コード予め生成されたコード表(例えば、検索表)が用いられる。前記アダマールまたはハール変換方法は例示として説明され、その制限を意図しているわけではない。併せて、ブロックに基づく変換およびエントロピーコーディングの追加的な開示は、2015年3月13日付けで出願された関連米国特許出願第14/658,039号において説明され、前記米国特許出願の内容はその全体が参照として本願に取り込まれる。
この明細書において説明される本発明の実施形態によるディスプレイデバイスおよび/または任意の他の関連デバイスまたはコンポーネントは、任意の適切なハードウェア、ファームウェア(例えば、注文型集積回路)、ソフトウェア、またはソフトウェア、ファームウェアおよびハードウェアの適切な結合を活用して実現することができる。例えば、ディスプレイデバイスの様々なコンポーネントは、一つの集積回路(IC)チップまたは別個のICチップの上に形成可能である。さらに、ディスプレイデバイスの様々なコンポーネントは、フレキシブルプリント回路フィルム、テープキャリアパッケージ(TCP)、プリント回路基板(PCB)の上に実現されてもよく、ディスプレイデバイスと同じ基板の上に形成されてもよい。加えて、ディスプレイデバイスの様々なコンポーネントは、この明細書において説明される様々な機能を行うためにコンピュータプログラム指令を実行し、他のシステムコンポーネントと相互作用する、一つ以上のコンピューティングデバイスの一つ以上のプロセッサー上において実行されるプロセスまたはスレッドであってもよい。コンピュータプログラム指令は、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)などの標準メモリデバイスを用いてコンピューティングデバイスにおいて実現可能なメモリに保存される。コンピュータプログラム指令はまた、例えば、CD-ROM、フラッシュドライブなどの他の非一時的コンピュータにて読み取り可能な媒体に保存可能である。また、本発明の例示的な実施形態の範囲を逸脱することなく、様々なコンピューティングデバイスの機能が単一のコンピューティングデバイスに結合または統合されたり、特定のコンピューティングデバイスの機能が一つ以上の他のコンピューティングデバイスに亘って分散されたりしてもよいということを当業者は認識する。
本発明について例示的な実施形態を参照して説明されたが、本発明の思想および範囲を全て逸脱することなく、説明された実施形態に対する様々な変化および変形が行われてもよいということを当業者は認識する筈である。さらに、様々な分野の当業者は、この明細書において説明された本発明が他の作業に対するソリューションおよび他のアプリケーションに対する適応を提示するということを認識する筈である。例えば、本発明の実施形態は、イメージ品質を改善するためにデバイス−特定のピクセル当たりのパラメータを保存および取り出す、例えば、ディスプレイパネル、カメラおよびプリンタなどの(しかしながら、これに制限されるものではない)任意のイメージデバイスに適用可能である。
本発明の思想および範囲を全て逸脱することなく、この明細書の請求項によって、本発明の全てのこのような利用、およびこの開示の目的のためにこの明細書において選択された本発明の例示的な実施形態に対して行われるこのような変化および変形をカバーすることが本出願人の意図である。したがって、本発明の例示的な実施形態は全ての様相において制限的なものではなく、例示的なものとして考慮されるべきであり、本発明の思想および範囲は、添付の請求項およびこれらの均等物によって現れる。
特に断りのない限り、この明細書において用いられる(技術的および科学的な用語を含む)全ての用語は、本発明が属する分野の当業者によって通常的に理解されるものと同じ意味を有する。通常的に用いられる辞書において定義された用語は、関連分野および/またはこの明細書の文脈における用語の意味と一致する意味を有するものと解釈さるべきであり、この明細書において明示的にそのように定義されない限り、理想化されたり過度に形式化されたりした観点から解釈されてはならないということが追加的に理解できる筈である。
100 ディスプレイデバイス
110 タイミング制御器
120 スキャンドライバー
130 データドライバー
140 ディスプレイパネル
160 ピクセル
200 サブピクセル
410 メモリ
420 ピクセルパラメータ圧縮器
430 パラメータ生成器
450 入力イメージ
460 出力イメージ
470 ピクセルプロセッサー

Claims (20)

  1. ディスプレイパネルのサブピクセルに対応するピクセルパラメータを受信するステップと、
    入力イメージを受信するステップと、
    前記ピクセルパラメータに応じて前記入力イメージを調整するステップと、
    前記調整された入力イメージを前記ディスプレイパネルに表示するステップと、
    を含み、
    前記ピクセルパラメータは、ベースカラーチャンネルのベース輝度レベルの第1ピクセルパラメータと、チャンネル間予測を行うことにより決定される第1残差と、レベル間予測を行うことにより決定される第2残差および前記レベル間予測の遂行で用いられるパラメータと、を含む、ディスプレイパネルのピクセル輝度を補償するための方法。
  2. 前記受信されたピクセルパラメータは、圧縮されたピクセルパラメータである、請求項1に記載のディスプレイパネルのピクセル輝度を補償するための方法。
  3. 前記入力イメージを調整するステップ前に、前記圧縮されたピクセルパラメータを解凍するステップをさらに含む、請求項2に記載のディスプレイパネルのピクセル輝度を補償するための方法。
  4. 前記ピクセルパラメータは、
    プロセッサーによって、複数のカラーチャンネルから前記ベースカラーチャンネルを選択し、
    前記プロセッサーによって、複数の輝度レベルから、前記選択されたベースカラーチャンネルのベース輝度レベルを選択し、
    前記プロセッサーによって、前記選択されたベースカラーチャンネルおよび前記ベース輝度レベルに対するピクセルパラメータを決定し、且つ、
    前記プロセッサーによって、前記第1残差を生成するために、前記第1ピクセルパラメータから第2ピクセルパラメータを予測することによって圧縮され、
    前記第2ピクセルパラメータは、前記ベースカラーチャンネルとは異なるカラーチャンネルに対応し、前記ベース輝度レベルと同じ輝度レベルに対応する、請求項2に記載のディスプレイパネルのピクセル輝度を補償するための方法。
  5. 前記ピクセルパラメータは、さらに、
    前記プロセッサーによって、前記第2残差を生成するために、前記予測された第2ピクセルパラメータから第3ピクセルパラメータを予測し、且つ、
    前記第1ピクセルパラメータ、前記第1残差および前記第2残差をエンコードすることによって圧縮され、
    前記第3ピクセルパラメータは、前記第2ピクセルパラメータに対応する同じカラーチャンネルに対応し、前記第2ピクセルパラメータに対応する輝度レベルとは異なる輝度レベルに対応する、請求項4に記載のディスプレイパネルのピクセル輝度を補償するための方法。
  6. プロセッサーによって、複数のカラーチャンネルからベースカラーチャンネルを選択するステップと、
    前記プロセッサーによって、複数の輝度レベルから前記選択されたベースカラーチャンネルのベース輝度レベルを選択するステップと、
    前記プロセッサーによって、前記選択されたベースカラーチャンネルおよび前記ベース輝度レベルに対する第1ピクセルパラメータを決定するステップと、
    前記プロセッサーによって、第1残差を生成するために、前記第1ピクセルパラメータから第2ピクセルパラメータを予測するステップと、
    を含み、
    前記第2ピクセルパラメータは、前記ベースカラーチャンネルとは異なるカラーチャンネルに対応し、前記ベース輝度レベルと同じ輝度レベルに対応する、ピクセルパラメータを補償するための方法。
  7. 前記プロセッサーによって、第2残差を生成するために、前記予測された第2ピクセルパラメータから第3ピクセルパラメータを予測するステップと、
    前記第1ピクセルパラメータ、前記第1残差および前記第2残差をエンコードするステップと、
    をさらに含み、
    前記第3ピクセルパラメータは、前記第2ピクセルパラメータに対応する同じカラーチャンネルに対応し、前記第2ピクセルパラメータに対応する輝度レベルとは異なる輝度レベルに対応する、請求項6に記載のピクセルパラメータを補償するための方法。
  8. 前記第2ピクセルパラメータを予測するステップは、チャンネル間予測を含む、請求項7に記載のピクセルパラメータを補償するための方法。
  9. 前記第2残差は、前記第2ピクセルパラメータと前記第3ピクセルパラメータとの間の差分である、請求項7に記載のピクセルパラメータを補償するための方法。
  10. 前記第3ピクセルパラメータを予測するステップは、レベル間予測を含む、請求項7に記載のピクセルパラメータを補償するための方法。
  11. 前記レベル間予測は、線形回帰を行うことを含む、請求項10に記載のピクセルパラメータを補償するための方法。
  12. 前記第1残差は、前記第1ピクセルパラメータと前記第2ピクセルパラメータとの間の差分である、請求項6に記載のピクセルパラメータを補償するための方法。
  13. 前記第1ピクセルパラメータ、前記第1残差および前記第2残差をマルチプレクシングするステップをさらに含む、請求項6に記載のピクセルパラメータを補償するための方法。
  14. ディスプレイパネルであって、
    前記ディスプレイパネルのサブピクセルに対する圧縮されたパラメータを含むメモリと、
    前記圧縮されたパラメータを解凍するように構成されるデコーダと、
    前記解凍されたパラメータを入力イメージ信号に適用するように構成されるプロセッサーと、
    を備え、
    前記パラメータのそれぞれのパラメータは、前記サブピクセルのそれぞれのサブピクセルに対応し、
    前記パラメータは、
    複数のカラーチャンネルからベースカラーチャンネルを選択し、
    複数の輝度レベルから前記選択されたベースカラーチャンネルのベース輝度レベルを選択し、
    前記選択されたベースカラーチャンネルおよび前記ベース輝度レベルに対する第1ピクセルパラメータを決定し、
    第1残差を生成するために、前記第1ピクセルパラメータから第2ピクセルパラメータを予測し(前記第2ピクセルパラメータは、前記ベースカラーチャンネルとは異なるカラーチャンネルに対応し、前記ベース輝度レベルと同じ輝度レベルに対応する)、
    第2残差を生成するために、前記予測された第2ピクセルパラメータから第3ピクセルパラメータを予測し(前記第3ピクセルパラメータは、前記第2ピクセルパラメータに対応する同じカラーチャンネルに対応し、前記第2ピクセルパラメータに対応する輝度レベルとは異なる輝度レベルに対応する)、且つ、
    前記第1ピクセルパラメータ、前記第1残差および前記第2残差をエンコードすることによって圧縮される、ディスプレイパネル。
  15. 前記第2ピクセルパラメータを予測することは、チャンネル間予測を含む、請求項14に記載のディスプレイパネル。
  16. 前記第3ピクセルパラメータを予測することは、レベル間予測を含む、請求項14に記載のディスプレイパネル。
  17. 前記レベル間予測は、線形回帰を行うことを含む、請求項16に記載のディスプレイパネル。
  18. 前記第1残差は、前記第1ピクセルパラメータと前記第2ピクセルパラメータとの間の差分である、請求項14に記載のディスプレイパネル。
  19. 前記第2残差は、前記第2ピクセルパラメータと前記第3ピクセルパラメータとの間の差分である、請求項14に記載のディスプレイパネル。
  20. 前記第1ピクセルパラメータ、前記第1残差および前記第2残差をマルチプレクシングすることをさらに含む、請求項14に記載のディスプレイパネル。
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