JP2000081922A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2000081922A
JP2000081922A JP11282416A JP28241699A JP2000081922A JP 2000081922 A JP2000081922 A JP 2000081922A JP 11282416 A JP11282416 A JP 11282416A JP 28241699 A JP28241699 A JP 28241699A JP 2000081922 A JP2000081922 A JP 2000081922A
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浩道 伊藤
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Yusuke Hino
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Abstract

(57)【要約】 【目的】パソコンなどの情報処理装置において、複数の
ユーザが同一の情報処理装置を共用した場合にもセキュ
リティが維持できるレジューム機能を持った情報処理装
置を提供する。 【構成】主メモリ上に複数のレジューム用保存領域10
1、102,103を設け、電源OFF時の作業状態
を、ユーザIDを含む保存作業名とともに、ユーザごと
に別の領域に保存する。また、電源再投入時には、ユー
ザのIDに対応した前記保存領域のデータを用いて前記
ユーザの電源OFF時の作業状態を再現する。また、ネ
ットワークのファイルサーバ機上に作業状態保存ファイ
ルを置くので、バッテリバックアップ不要なレジューム
機能を持つ。 【効果】ユーザごとに、独立して電源OFF時の作業状
態の保存、再現ができるので、セキュリティや使い勝手
の点で優れたレジューム機能を持った情報処理装置を実
現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タなどの情報処理装置に係り、特に、電源断時等の作業
状態を電源再投入時等に再現するレジューム機能に関す
る。さらには、複数の情報処理装置をネットワークで接
続した情報処理システムにおけるレジューム機能に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の小型実装技術の進歩や、少電力化
技術の進歩によって、パーソナルコンピュータやワーク
ステーション、ワードプロセッサなど(以下、これらを
情報処理装置と呼ぶ。)は益々小型化し、最近では、バ
ッテリー駆動が可能なノートブックサイズの製品も登場
している。このようなバッテリー駆動の情報処理装置に
おいては、バッテリの消耗を防ぐために人手、あるいは
自動で電源をこまめに切ることが要求される。しかし、
電源を切る際には、例えば作成中の文書などのユーザ情
報を不揮発性の記憶装置などに保存する処理が必要であ
り、電源再投入時には、プログラムや前記ユーザの情報
を再び前記不揮発性の記憶装置からユーザ自身が呼び出
すといった作業が必要である。このため、電源をこまめ
に切ることはユーザにとって著しく使い勝手が悪くなる
という問題を生じる。
【0003】そこで、上記バッテリー駆動の情報処理装
置においては、電源OFFを行う前に、表示メモリの内
容、入出力デバイスのI/Oレジスタの内容などを主メ
モリに記憶すると共に、主メモリをバッテリーでバック
アップすることによって保存し、電源再投入時には、前
記主メモリに保存した表示メモリの内容、入出力デバイ
スのI/Oレジスタの内容などをそれぞれのデバイスに
書き戻し、あたかも電源を入れたままであったがごとく
電源OFF時の状態を再現するレジューム(Resum
e)機能を設けるのが一般的である。このようなレジュ
ーム機能を備えた情報処理装置については、例えば、特
開昭57−17042号公報および特開平2−9381
4号公報において開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、レ
ジューム機能は、電源をこまめに切ることでバッテリー
の消耗を少なくした場合にも、ユーザの作業状態を電源
再投入時に再現でき、使い勝手の低下を招かないという
優れた情報処理装置を提供するものである。しかし、従
来の情報処理装置のレジューム機能では、ユーザが一つ
の作業状態を保存したまま他の作業を行うことができな
かった。また、複数のユーザが同じ情報処理装置を使用
した場合には、前に使用していた操作者がレジューム機
能による保存を行っていた場合、後で使用する操作者が
電源を入れた際、前の操作者の作業状態が再現し、セキ
ュリティーや使い勝手の点で好ましくなかった。
【0005】また、主メモリをバッテリーでバックアッ
プすることによって作業状態を保存するため、バッテリ
ーの容量で決まる限られた時間しか作業状態の保存がで
きなかった。
【0006】また、従来の情報処理装置のレジューム機
能では、ユーザが作業を中断し作業状態を保存した情報
処理装置でしか作業状態の再現ができず、機動性が悪か
った。
【0007】また、従来の情報処理装置のレジューム機
能ではネットワークへの接続状態は、正しく再現できな
いという問題があった。
【0008】また、従来の情報処理装置のレジューム機
能では消費電力削減中のための自動電源OFF中に、ネ
ットワーク経由で配信されてくる電子メールなどのメッ
セージを受信できないという問題があった。
【0009】本発明の第1の目的は、複数の作業状態を
保存、再現できる情報処理装置を提供することにある。
【0010】本発明の第2の目的は、バッテリーによる
バックアップを行わずに複数の作業状態を保存できる情
報処理装置を提供することにある。。
【0011】本発明の第3の目的は、ユーザが作業を中
断し作業状態を保存した情報処理装置とは別の情報処理
装置でも、その作業状態の再現が可能な情報処理システ
ムを提供することにある。
【0012】本発明の第4の目的は、ユーザが作業を行
っている第1の情報処理装置とは別の第2の情報処理装
置のファイルをネットワークを介して使用している場合
にも、前記作業状態を保存、再現できる情報処理装置を
提供することにある。
【0013】本発明の第5の目的は、ネットワーク上の
他の情報処理装置に接続された状態で電源OFFして
も,電源再投入時に電源断時の状態を正しく再現できる
レジューム機能を持った情報処理装置を提供することに
ある。
【0014】本発明の第6の目的は、ネットワーク上の
他の情報処理装置に接続された情報処理装置が、電源断
状態であっても前記他の情報処理装置から送られてくる
メッセージをユーザに表示できる情報処理装置を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、情報
を格納する作業状態保存領域を記憶装置に複数組設け、
処理装置は、複数組のうち操作者により指定された1組
の作業状態保存領域の情報により、作業状態を再現する
ことによって達成される。
【0016】上記第2の目的は、バッテリーによるバッ
クアップが不要な磁気ディスク等に作業状態を保存する
ことによって達成される。
【0017】上記第3の目的は、第1の情報処理装置の
記憶装置上に作業状態保存領域を記憶装置に複数組設け
るとともに、第2の情報処理装置は、ネットワークを介
して第1の情報処理装置の記憶装置をアクセスすること
により、少なくとも、特定時の作業状態に関する情報を
作業状態保存領域に記憶する処理、および、複数組のう
ち操作者により指定された1組の作業状態保存領域の情
報により、作業状態を再現する処理を実行することによ
って達成される。
【0018】上記第4の目的は、作業状態保存時にネッ
トワークを介して使用中のファイルの使用状態を記憶す
る処理、および、作業状態再現時に前記ファイルの使用
状態を再現する処理を実行することによって達成され
る。
【0019】上記第5の目的は、作業状態保存後でもネ
ットワークコントローラには通電し続け、該状態でネッ
トワークコントローラがネットワークからフレームを受
信した時に一時的に作業状態を再現し、他の情報処理装
置との接続状態の保持に必要な処理を行うことで達成さ
れる。
【0020】また、上記第5の目的は、作業状態保存後
でもタイマ部には通電し続け、該状態で前記タイマ部が
指定時間の経過を検出した時に一時的に作業状態を再現
し、他の情報処理装置との接続状態の保持に必要な処理
を行うことで達成される。
【0021】上記第6の目的は、作業状態保存後でもネ
ットワークコントローラには通電し続け、該状態で前記
ネットワークコントローラがネットワークからフレーム
を受信した時に作業状態を再現し,前記フレームがユー
ザに表示すべきメッセージを含んでいたときにそれを表
示することで達成される。
【0022】
【作用】複数組の作業状態保存領域にはそれぞれ、複数
時点における作業状態が保存されるので、複数の操作者
によるそれぞれの作業状態、または1人の操作者による
複数時点の作業状態が保存・再現される。
【0023】また、バッテリーによるバックアップが不
要な磁気ディスク等に作業状態を保存するので、主メモ
リへのバッテリーによるバックアップは必要とせず、電
源断時には電力を消費しない。
【0024】ネットワークを介して複数の情報処理装置
を接続し、作業状態保存領域は、1つの情報処理装置に
まとめて設けたので、他の情報処理装置は、バッテリー
によるバックアップ、または、磁気ディスク装置等の設
置を必要としない、また、作業状態の保存の処理を行っ
た情報処理装置以外の情報処理装置でも、当該作業状態
が再現される。
【0025】また、作業状態保存後にネットワークを介
して使用中のファイルが格納されている他の情報処理装
置が該ファイルの状態を未使用にしてしまっても、作業
状態保存時に該ファイルの使用状態を記憶してあるの
で、作業状態再現時には該記憶内容をもとに前記ファイ
ルの使用状態を再現できる。
【0026】また、作業状態保存後でもネットワークコ
ントローラまたはタイマに通電し続けることで、他の情
報処理装置との接続状態を保持するのに必要な処理を継
続して行うことができ、電源再投入時に作業状態を正常
に再現できる。
【0027】また、作業状態保存後でもネットワークコ
ントローラに通電し続けることで、メッセージを含むフ
レームを受信でき、該メッセージをユーザに表示でき
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1、図2、
および図3を用いて説明する。
【0029】図2は本実施例におけるバッテリー駆動の
情報処理装置の構成図である。1はCPU、2はDRA
Mを用いた主メモリ、3は表示コントローラ、4は表示
メモリ、5は液晶ディスプレイ、6はROM、7はバッ
テリー、8はメモリコントローラ、9は電源コントロー
ラ、10はレジューム用電源スイッチ、11はメイン電
源スイッチ、12はキーボード、13はキーボードコン
トローラ、14はアドレス/データバス、20はバック
アップ用電源供給線、21はSRAM、22は割込み信
号線である。
【0030】電源コントローラ9は、レジューム用電源
スイッチ10の状態、バッテリー7の状態、およびキー
ボードコントローラ13を監視する。そして、レジュー
ム用電源スイッチ10がユーザによって押された場合、
バッテリー7が消耗したことを検出した場合、あるいは
キーボード12からの入力が一定時間無かった場合のい
づれかの状態の発生を電源がONの状態に於いて検出し
たとき、CPU1に対して、割り込み信号線22を用い
て前記状態の発生を通知する。CPU1は、前記割り込
み信号を検出すると、予めROM6に書き込んである割
り込み処理プログラム50を実行する。前記割り込み処
理プログラム50の処理内容を図3のフローチャートを
用いて以下説明する。まず、CPUレジスタ内容保存5
1においてCPU1のレジスタの内容を主メモリ2に書
き込む、次に、周辺デバイスI/Oレジスタ内容保存5
2で、表示コントローラ3およびキーボードコントロー
ラ13を含む周辺デバイスのI/Oレジスタの内容を読
み出し、主メモリ2に書き込む。さらに、表示メモリ4
に記憶されている表示データを表示メモリ内容保存53
で読み出し、主メモリ2に書き込む。また、保存作業名
設定54では、ユーザが保存作業名を入力すると共に、
前記保存作業名を主メモリ2へ書き込む。前記入力時の
表示画面例を図14に示す。また、保存作業名設定54
では、電源コントローラ9の中に具備するレジュームフ
ラグレジスタに対しても、状態保存を行ったことを示す
値を書き込む。次に、電源OFF処理55において、電
源コントローラ9をCPU1が制御することによって、
電源コントローラ9自身、主メモリ2、SRAM21お
よびメモリコントローラ8以外のデバイスへの電源供給
を停止し、電源OFFの状態とする。この状態では、D
RAMで構成された主メモリ2の記憶内容を保存するた
めに最低限必要なリフレッシュ動作だけがメモリコント
ローラ8によって行われ、バッテリー7をほとんど消耗
せずに済む。
【0031】図1は、本実施例における主メモリの記憶
内容の一例を示す図である。ユーザは、OSやアプリケ
ーションプログラムを000000Hから17FFFF
Hの領域を用いて実行する。ここでHは16進数を示す
サフィックスである。また、上述の割り込み処理プログ
ラム50によって退避するデータは、180000Hか
ら1FFFFFHのアドレス領域に書き込まれる。本例
では、000000Hから1FFFFFHの保存領域A
101のほか、200000Hから3FFFFFHおよ
び400000Hから5FFFFFHの領域を、保存領
域B102、保存領域C103としてそれぞれ使用し、
三種類の作業状態を同時に保存できる例を示す。なお、
アドレス、およびデータの配置は図1に示した以外のも
のでもよい。
【0032】電源OFFの状態から、ユーザが再びレジ
ューム用電源スイッチ10を押したことを電源コントロ
ーラ9が検出すると、電源コントローラ9は全てのデバ
イスへの電源供給を再開する。前記動作によって、CP
U1は、まず、ROM6に記憶してあるリセットプログ
ラム60を実行する。リセットプログラム60は、図3
に示すように、まず、状態保存チェック61において、
電源コントローラ9の中に具備するレジュームフラグレ
ジスタの値を読み出し、電源OFF実行時に状態保存を
行ったかどうかを調査する。前記調査の結果、電源OF
F実行時に状態保存を行っていなかった場合には、初期
設定63を実行し、レジューム機能を持たない情報処理
装置と同様に、主メモリや周辺デバイス、装置のチェッ
クおよび初期化を行い、ユーザからのプログラム起動待
ちの状態となる。一方、前記調査の結果、電源OFF実
行時に状態保存を行っていた場合には、保存領域入力6
2において、ユーザによる保存作業名の入力を行う。そ
して、保存領域チェック64において前記保存作業名が
図1のどの保存領域かを調査する。前記調査の結果、保
存領域がアドレス000000Hから1FFFFFHの
保存領域A101以外の場合には、保存領域Aとの入れ
替え65において、保存領域A101との内容の入れ替
えを行う。例えば、上記保存領域チェック64において
保存作業名保存領域B102を示していた場合には、ア
ドレス000000Hから1FFFFFHの内容をアド
レス200000Hから3FFFFFHへ、アドレス2
00000Hから3FFFFFHの内容をアドレス00
0000Hから1FFFFFHへそれぞれコピーする。
上記調査の結果、保存領域が保存領域A101であった
場合には、保存領域Aとの入れ替え65は実行しない。
表示メモリ内容復帰66では、保存領域A101内の、
表示メモリ内容を読み出し、表示メモリ4へ書き込む。
周辺デバイスI/Oレジスタ内容復帰67では、保存領
域A101内の、表示コントローラ3およびキーボード
コントローラ13を含む周辺デバイスのI/Oレジスタ
値を読み出し、それぞれ表示コントローラ3、キーボー
ドコントローラ13のI/Oレジスタにその値を書き込
む。さらに、CPUレジスタ内容復帰68において、保
存領域A101内に保存してあるCPU1のレジスタ内
容を、CPU1のレジスタに書き込む。
【0033】以上述べた処理の結果、過去に、上記割り
込みによる電源OFFによって中断した一つあるいは複
数の作業状態のうち、ユーザが指定した作業状態を再現
することができる。なお、作業状態保存データの一部
を、主メモリでなくSRAM21に格納してもよい。
【0034】上記実施例では、保存作業名をユーザが任
意に指定できる例を示したが、前記保存作業名として、
ユーザIDを使用してもよい。ユーザIDを使用するこ
とによって、他人の作業状態が電源ON時に再現される
ことを防ぐことができ、セキュリティの点で優れたレジ
ューム機能を実現できる。また、ユーザIDとユーザが
任意に指定する名称を組み合わせて各ユーザが複数の作
業状態を保存、再現できるようにしてもよい。この場
合、保存作業名のかわりにユーザIDを作業状態ととも
に保存することによって、または、ユーザIDに対応す
る保存領域に作業状態を保存することによって実現され
る。後者の場合、電源再投入時にユーザに対してユーザ
IDの入力を要求する動作を行う。そして、ユーザID
入力に対応した作業状態が存在するかどうかの調査を行
う。その結果、そのユーザIDに対応した作業状態が存
在した場合、さらに、保存作業名の入力を要求する動作
を行い、以下同様にしてユーザの選択によって指定され
た保存領域から作業状態が再現される。これによって、
複数のユーザの作業状態を同時に保存し、電源再投入時
にはセキュリティーを損なうことなく各ユーザの作業状
態を再現することができる。
【0035】次に、本発明の第2の実施例を図4、図5
を用いて以下説明する。図4は、本実施例における情報
処理装置の構成例である。本構成例は、磁気ディスク1
6aおよび前記磁気ディスク16aを制御するディスク
コントローラ15を設け、バックアップ用電源供給線2
0およびSRAM21を取り除いてある点が、図2に示
した第1の実施例おける情報処理装置の構成例と異な
る。本実施例では、第1の実施例で行っていた主メモリ
2への作業状態保存を、磁気ディスク16aに行う。
【0036】この際、主メモリ2の内容も合わせて磁気
ディスク16aに退避する。すなわち、第1の実施例に
おける主メモリ2の各保存領域のデータを、本実施例で
は磁気ディスク16a上に作業状態保存ファイル200
として格納する。図5に、前記作業状態保存ファイル2
00のフォーマットの一例を示す。なお、前記作業状態
保存ファイル200のファイル名称は、ユーザが指定し
た保存作業名、またはユーザIDを含む名称とすること
によって、第1の実施例と同じく一人、あるいは複数の
ユーザの複数の作業状態をセキュリティおよび使い勝手
を損ねることなく保存し、電源再投入時に再現すること
ができる。さらに、本実施例では、作業状態保存を、バ
ッテリーバックアップが不要な記憶装置である磁気ディ
スク16aに行うので、主メモリ2のバッテリーバック
アップが不要であると共に、多くの作業状態を長い時間
に渡って保存できるという特徴がある。
【0037】次に、本発明の第3の実施例を図6を用い
て以下説明する。17aはユーザがアプリケーションソ
フトウェアなどを用いて作業を行う第1の情報処理装
置、17bは磁気ディスク16bを具備する第2の情報
処理装置、17cは第1の情報処理装置17aと同じア
ーキテクチャの第3の情報処理装置である。前記磁気デ
ィスク16bは、ネットワークアダプタ18a、18
b、18cおよびネットワーク伝送線19を介して前記
第1の情報処理装置17aおよび前記第3の情報処理装
置17cからアクセスすることができる。
【0038】本実施例では、第1の情報処理装置17a
の作業状態保存ファイル200を、情報処理装置17a
の内部の記憶装置でなく、ネットワークで接続された情
報処理装置17bに格納する点が、第2の実施例におけ
る作業状態保存処理と異なる点である。本実施例では、
情報処理装置17aに作業状態保存のための主メモリ2
のバッテリーバックアップ機能や磁気ディスク16aな
どのバッテリーバックアップが不要な記憶装置が必ずし
も必要ではないという特徴がある。また、情報処理装置
17bの電源を情報処理装置17aと連動してOFFす
る必要がないので、情報処理装置17bの電源を切らな
ければ、磁気ディスク16bの代わりに情報処理装置1
7bの主メモリなどを用いてもよい。
【0039】この場合、情報処理装置17aの電源OF
Fの際に、情報処理装置17aの電源断時の作業状態
を、ネットワークで接続された情報処理装置17bに転
送する。情報処理装置17bはこれに応じて、情報処理
装置17bの主メモリまたは磁気記憶装置16bに記
憶、保存する。これによって、情報処理装置17aは、
主メモリをバッテリーによってバックアップすることな
くレジューム機能を実現することができる。また、情報
処理装置17bに保存された作業状態を情報処理装置1
7cで再現することも可能である。従って、作業状態の
保存を該情報処理装置17aで行い、該作業状態の再現
を該情報処理装置17cから行うことができる。
【0040】次に、本発明の第4の実施例を図7を用い
て以下説明する。本実施例では、作業状態保存時におけ
るネットワーク接続状態を、作業状態再現時に正しく再
現できないという問題を回避するため、第1の実施例に
おいて図3で説明した割り込み処理プログラム50に対
して、図7に示すような701、702、703、70
4、705の各ステップを追加した。ステップ701
は、まず、ネットワークへ接続中かどうかを調べる。ネ
ットワークへ接続中でない場合には、ステップ51のC
PUレジスタ内容保存に処理を移し、以下第1の実施例
と全く同じ方法で作業状態の保存、電源OFF処理を行
う。一方、ネットワークへ接続中であった場合には、ス
テップ702で、本割り込み処理プログラム50aが、
キーボード12からの入力が一定時間無かったことによ
るタイマ割り込みによって起動されたかどうかを調べ
る。タイマ割り込みの場合には、以下のステップは実行
せず本割り込み処理プログラム50aを終了する。タイ
マ割り込みでない場合には、ステップ703でネットワ
ーク接続状態が再現できないことをユーザに知らせた
後、ステップ704で作業状態保存を行うかどうかをユ
ーザに問い合わせる。この時の表示画面例を図15に示
す。ユーザが、作業状態を保存しないと答えた場合に
は、さらにステップ705で電源をOFFするかどうか
をユーザに問い合わせ、電源をOFFするとユーザが答
えた場合には、ステップ55の電源OFF処理を実行
し、OFFしないと答えた場合はそのまま本割り込み処
理プログラム50aを終了する。前記ステップ704
で、ユーザが作業状態を保存すると答えた場合には、ス
テップ51から55を実行し、第1の実施例と全く同じ
方法で作業状態の保存、電源OFF処理を行う。
【0041】このように、ネットワーク接続中はタイマ
による作業状態保存を行わないことによって、ユーザが
しばらく作業を中断したためにネットワーク接続状態の
再現が不可能な作業状態保存動作が自動的に行われるこ
とを防止することができる。
【0042】また、ユーザが作業状態保存を手動で行お
うとした場合にも、ネットワーク接続状態が再現できな
いことをユーザに知らせることによって、ユーザが適切
な処理を行うことができるという効果がある。
【0043】次に、本発明の第5の実施例を説明する。
図10は、本実施例におけるシステムの構成例である。
17aはユーザがアプリケーションソフトウェアなどを
用いて作業を行う第1の情報処理装置、17bは磁気デ
ィスク16bを具備しサーバとして動作する第2の情報
処理装置、17cは第1の情報処理装置17aと同じア
ーキテクチャの第3の情報処理装置、17cは第1の情
報処理装置17aと異なるアーキテクチャの第4の情報
処理装置である。前記磁気ディスク16bは、ネットワ
ークアダプタ18a、18b、18c、18dおよびネ
ットワーク伝送線19を介して前記第1の情報処理装置
17a、前記第3の情報処理装置17c、前記第4の情
報処理装置17dからアクセスすることができる。な
お、本実施例における情報処理装置のハードウェア構成
は、第1の実施例に於いて図2で示したものと同じ構成
のものを用いる。以下、作業状態の保存、再現の順に動
作を説明する。
【0044】情報処理装置17aの電源コントローラ9
は、レジューム用電源スイッチ10の状態、バッテリー
7の状態、およびキーボードコントローラ13を監視す
る。そして、レジューム用電源スイッチ10がユーザに
よって押された場合、バッテリー7が消耗したことを検
出した場合、あるいはキーボード12からの入力が一定
時間無かった場合のいずれかの状態の発生を電源がON
の状態に於いて検出したとき、CPU1に対して、割り
込み信号線22を用いて前記状態の発生を通知する。C
PU1は、前記割り込み信号を検出すると、予めROM
6に書き込んである割り込み処理プログラム50bを実
行する。前記割り込み処理プログラム50bの処理内容
を図8のフローチャートおよび図11のメモリマップを
用いて以下説明する。まず、ステップ801で前記割り
込みが発生する直前のCPU1のレジスタ内容を、CP
Uレジスタテーブル1010に格納する。CPUレジス
タテーブル1010は、図10に示すようにレジスタ番
号、該レジスタのバイト数を示すサイズ、および該レジ
スタの内容を示すCPUレジスタデータを一組とし、該
組を該レジスタの数だけ繰り返す構造となっている。C
PUレジスタテーブルアドレス1004には、前記CP
Uレジスタテーブルアドレス1010の先頭アドレスを
格納する。
【0045】次に、ステップ802でI/Oレジスタを
読み出し、主メモリ2上に、図10に示すI/Oレジス
タテーブル1011とI/Oレジスタテーブルアドレス
1005を格納する。I/Oレジスタテーブル1011
は、I/Oアドレス、該レジスタのバイト数を示すサイ
ズ、および該レジスタの内容を示すI/Oレジスタデー
タを一組とし、該組を該レジスタの数だけ繰り返す構造
となっている。前記I/Oレジスタテーブルアドレス1
005には、前記I/Oレジスタテーブルアドレス10
11の先頭アドレスを格納する。
【0046】次に、ステップ803で、表示メモリ4の
内容を読み出し、図10に示す表示メモリデータテーブ
ル1012に格納する。また、表示メモリテーブルアド
レス1006には、前記表示メモリテーブルアドレス1
012の先頭アドレスを格納する。
【0047】次に、ステップ804で、オープンファイ
ル情報テーブル1013の作成を行う。オープンファイ
ルとは、OS自身の動作のため、あるいはアプリケーシ
ョンソフトウェアからの要求によって、OSが使用中の
ファイルを言う。オープンファイルの状態には、読み出
し専用、書き込み専用、読み書き用の3種類の状態があ
る。ここでは、図10に示す様に、オープンしているフ
ァイルのファイル名、オープンファイルの状態、および
該ファイル名と該状態を示すフラグを合わせたバイト数
を一組とし、オープンしているファイルの数だけ繰り返
す構造のオープンファイル情報テーブル1013を作成
する。また、該オープンファイル情報テーブルアドレス
1007には、前記表示メモリテーブルアドレス101
3の先頭アドレスを格納する。
【0048】次に、ステップ805で、本プログラムが
動作している第1の情報処理装置17aが、サーバとし
て動作している第2の情報処理装置17bにネットワー
ク経由で物理的、論理的に接続しているかどうかを調査
する。該調査の結果、接続中の場合には次のステップ8
06、807を実行し、接続中でない場合にはステップ
815を実行する。ステップ806では、前記ステップ
804で作成したオープンファイル情報テーブル101
3を参照し、オープン中のサーバファイルをクローズ
し、さらにステップ807で、前記第2の情報処理装置
17bのネットワーク内での論理名称を接続サーバ名1
014として、図11に示すように主メモリ2に格納す
る。この時、主メモリ2上での該接続サーバ名1014
の格納アドレスを接続サーバ名アドレス1008として
主メモリ2上に格納する。一方、ステップ815では、
該接続サーバ名アドレス1008に、サーバに接続して
いないことを示す”0”を設定する。
【0049】ステップ808では、作業状態をファイル
として保管するか、主メモリを電池でバックアップして
保管するかをユーザに問い合わせる。ファイルに保管す
るとユーザが答えた場合には、ステップ809で作業状
態を保管するファイル名をユーザが入力する。ステップ
808、809での画面表示の一例を図16に示す。
【0050】次にステップ810で、該ファイル名の作
業状態保存ファイル200aを作成する。この時、図1
1で示した主メモリ2のデータ内容203の他、保存機
種コード201、保存日時202も作業状態保存ファイ
ル200aに格納する。該作業状態保存ファイル200
aの構成を図12に示す。次に、電源コントローラ9の
中に具備するレジュームフラグレジスタを、ファイルに
保管する場合は状態保存を行っていないことを示す値に
設定し(ステップ811)、ファイルに保管しない場合
は状態保存を行ったことを示す値に設定する(ステップ
812)。この後、ステップ813でログアウトを行い
ネットワークへの接続を切断し、ステップ814で電源
OFF処理を行い、作業状態保存のための本割り込み処
理プログラム50bを終了する。
【0051】次に、作業状態再現の際の動作について説
明する。電源OFFの状態から、ユーザが再びレジュー
ム用電源スイッチ10を押したことを電源コントローラ
9が検出すると、電源コントローラ9は全てのデバイス
への電源供給を開始する。これによって、CPU1は、
まず、ROM6に記憶しているリセットプログラム60
bを実行する。図9に、該リセットプログラム60bの
フローチャートを示す。該リセットプログラム60b
は、まず、ステップ901で電源コントローラ9のレジ
ュームフラグレジスタの値を読み出し、電源OFF時に
主メモリ2に作業状態保存を行ったかどうかを調査す
る。該調査の結果、主メモリ2に作業状態保存を行って
いた場合には、制御をステップ912に写し、そうでな
い場合には、ステップ902を実行する。ステップ90
2では、作業状態をファイルから再現するかどうかユー
ザに問い合わせ、ファイルから再現しないとユーザが答
えた場合には、ステップ900の初期設定に制御を移
し、装置の初期化、OSの立ち上げを行う。前記ステッ
プ902で、ファイルから再現するとユーザが答えた場
合にはさらに、使用する作業状態保存ファイル200a
の名称をステップ903でユーザに問い合わせる。この
時の表示画面の一例を図16に示す。次にステップ90
4で、前記作業状態保存ファイル200aの名称を解析
し、サーバとして用いている情報処理装置17b上のフ
ァイルかどうか調査する。該調査の結果、他の情報処理
装置17b上のファイルでなかった場合には、ステップ
908に制御を移す。該情報処理装置17b上のファイ
ルであった場合には、ステップ905でネットワークア
ダプタ18aを初期化後、ステップ906でユーザ名と
パスワードをユーザが入力し、ステップ907で該ユー
ザ名と該パスワードを用いて前記情報処理装置17bへ
のログインを実行し、論理的接続を行う。前記ステップ
906での画面表示の例を図17に示す。次にステップ
908で前記作業状態保存ファイル200aを参照し、
上述の作業状態保存時に格納した保存機種コード201
を読み出す。次にステップ909で、該保存機種コード
201が、本プログラムを実行している情報処理装置の
機種コードと一致するかどうかを調査する。すでに述べ
たように、本実施例では、情報処理装置17aと情報処
理装置17cは同じアーキテクチャであり機種コードも
同じであるが、情報処理装置17dは異なるアーキテク
チャであり、他の情報処理装置とは異なる機種コードを
持っている。従って、作業状態保存を情報処理装置17
aで行った場合、作業状態再現を情報処理装置17aあ
るいは情報処理装置17cで行った場合は前記ステップ
909での判定は”一致”となり、作業状態再現を情報
処理装置17dで行った場合の判定は”不一致”とな
る。前記判定の結果”不一致”であった場合には、ステ
ップ910で機種が違うことをユーザに知らせるととも
に、別の作業状態保存ファイル200aを使用するかど
うかをユーザに問い合わせる。前記問い合わせの画面の
例を図18に示す。別の作業状態保存ファイル200a
を使用するとユーザが答えた場合にはステップ903に
戻り、使用しないと答えた場合には作業状態の再現処理
を行わずステップ900の初期設定に制御を移し、装置
の初期化、OSの立ち上げを行う。前記ステップ909
での判定の結果、”一致”であれば、ステップ911で
作業状態保存ファイル200aの主メモリ内容203を
読み出し、主メモリ2に展開する。この結果、図11で
示した主メモリ2の内容が再現される。次に、ステップ
912で、接続サーバ名アドレス1008の内容を調
べ、該内容が”0”の場合には、作業状態保存時にネッ
トワークに接続していなかったと判断し、ステップ91
8に制御を移す。接続サーバ名アドレス1008の内容
が”0”でなかった場合は、ネットワークに接続してい
たと判断し、ステップ913のネットワークアダプタ1
8aの初期化を実行する。次に、ステップ914で、前
記ステップ906においてユーザ名を入力したかどうか
を調べ、入力していなかった場合には、ステップ915
でユーザ名とパスワードをユーザが入力し、ステップ9
16で該ユーザ名と該パスワードを用いて前記情報処理
装置17bへのログインが実行される。次に、ステップ
917で、主メモリ2上のオープンファイル情報テーブ
ル1013を参照し、該テーブルにサーバとして使用し
ている情報処理装置17b上のファイルがあれば該ファ
イルのオープン状態を再現する。ステップ918では、
前記オープンファイル情報テーブル1013に登録され
ているファイルの最終変更日時を調べ、作業状態保存フ
ァイル200aの保存日時202と比較する。該最終変
更日時が該保存日時202よりも後の場合は、作業状態
を保存した後に該ファイルの内容に変更があった可能性
がある。したがって、該ファイルをそのまま使用できな
い場合があるので、図19に示すようなメッセージを表
示し、ユーザに注意を促す。次にステップ919で表示
メモリデータテーブル1012の内容を表示メモリ4に
格納し、ステップ920でI/Oレジスタテーブル10
11を参照し、各I/Oレジスタの内容を再現する。最
後にステップ921でCPUレジスタテーブル1010
を参照し、CPU1の各レジスタの内容を再現する。ス
テップ921が終了した時点で、作業状態の再現が完了
する。
【0052】本実施例では、作業状態保存時にネットワ
ークに接続していた場合には、作業状態再現時にネット
ワークへの接続、ログイン操作を自動的に行うので、ネ
ットワークへの接続状態を含めた作業状態の再現ができ
るという効果がある。また、サーバとして使用している
他の情報処理装置上のファイルをオープン中に作業状態
保存を行った場合でも、作業状態再現時にそのオープン
状態も再現できるので、作業状態を正しく再現すること
ができるという効果がある。また、前記ファイルのオー
プン状態再現時に、作業状態保存日時と該ファイルの最
終変更日時とを比較し、該最終変更日時の方が後の場合
は、作業状態保存後に該ファイルの内容の変更があった
ことをユーザに知らせるので、ユーザが該ファイルに対
して必要な処置を行えるという効果がある。また、作業
状態保存ファイル200aに、保存を行った情報処理装
置の機種コード201を格納し、作業状態再現時に、該
再現を行う情報処理装置の機種コードと比較し、異なる
場合には作業状態の再現を行わないので、異なる機種で
再現した場合に発生するプログラムの暴走等の障害を防
ぐことができるという効果がある。また、作業状態の保
存を主メモリ2の電池バックアップによって行うか、作
業状態保存ファイル200aによって行うかをユーザが
選択できるので、ネットワークに接続しているかどう
か、あるいは一組の作業状態保存でよいから主メモリ2
の電池バックアップによる高速な保存および再現をした
いかどうか等、状況に応じて最適な作業状態保存方法が
選択できるという効果がある。
【0053】次に、本発明の第6の実施例を図13を用
いて以下説明する。図13の作業状態保存ファイル20
0bは、第5の実施例における作業状態保存ファイル2
00aの別の例を示す。第5の実施例では、主メモリ2
の内容をそのまま主メモリ内容203として格納してい
たが、本実施例では、主メモリ2の内、使用しているメ
モリブロックだけを主メモリ内容203bとして格納す
る。具体的には、OSの提供するメモリ使用状況データ
をもとに、使用中のメモリブロック毎にその開始アドレ
ス、ブロックサイズ、主メモリ内容を格納する。これに
よって、未使用の主メモリ部分のデータを格納しなくて
済むので、前記作業状態保存ファイル200bのファイ
ルサイズを小さくでき、該作業状態保存ファイル200
bを格納する磁気ディスク16aあるいは16bの使用
量を減らすことができ、また、保存再現に要する時間の
短縮が可能であるという効果がある。作業状態保存ファ
イル203bへの主メモリ2の内容の格納方法は、上述
のような使用中のメモリブロックに限定する方法の他、
データの圧縮アルゴリズム等を用いて作業状態保存ファ
イル203bのファイルサイズを小さくしてもよい。
【0054】次に、本発明の第7の実施例を以下説明す
る。本実施例では、上述の実施例に於いてROM6に格
納していた作業状態保存のための割り込みプログラムお
よび作業状態再現のためのリセットプログラムを、OS
からコマンドとして実行できるプログラムファイルとし
て記憶装置上に格納する。図20は、本実施例における
情報処理装置17aの磁気ディスク16aのファイルデ
ィレクトリを示す。該ファイルディレクトリにはOS
a、OSbの2種類のOSが格納してある。OSaとO
Sbは、コマンドプログラムの形式が異なっており、共
通のプログラムファイルが使用できない。各OSのコマ
ンド、データは、コマンド502a、502bのディレ
クトリ、およびデータ503a、503bのディレクト
リの下にそれぞれ格納してある。OSa用の、作業状態
再現プログラム、作業状態保存プログラムは、それぞ
れ、作業状態再現a504a、作業状態保存a505a
というファイルでコマンド502aのディレクトリに格
納してある。OSb用の、作業状態再現プログラム、作
業状態保存プログラムは、それぞれ、作業状態再現b5
04b、作業状態保存b505bというファイルでコマ
ンド502bのディレクトリに格納してある。前記作業
状態保存a505a、前記作業状態保存b505bのプ
ログラムの処理内容は、上述の割り込みプログラム5
0、50a、50b等の処理手順と同じでよい。また、
前記作業状態再現a504a、前記作業状態再現b50
4bのプログラムの処理内容は、上述のリセットプログ
ラム60、60b等の処理手順と同じでよい。ユーザが
作業状態を保存/再現したい場合には、使用中のOSの
種類に応じた、作業状態保存/再現プログラムをコマン
ドとして実行する。OSaにおいて、あるウィンドウで
グラフを作成する作業中に、別のウィンドウを開き、作
業状態を保存するコマンドを発行する画面の一例を図2
1に示す。
【0055】本実施例によれば、コマンドプログラムと
して作業状態保存、再現プログラムを実行することがで
きるので、レジュームのための電源機構やROMプログ
ラムを持っていない情報処理装置でも、レジューム機能
を実現できるという効果がある。また、OSの種類に応
じた作業状態保存、再現プログラムが選択できるので、
複数のOSを使用している場合にも作業状態の保存、再
現が容易にできるという効果がある。
【0056】以上述べた実施例においては、バッテリー
バックアップが不要な記憶装置として磁気ディスク装置
を用いた例を示したが、バッテリーバックアップが不要
であれば光ディスク装置など何でもよい。また、表示
は、液晶ディスプレイ5でなく、CRTなどでもよい。
また、作業状態の退避、再現は、電源OFF、電源再投
入時だけでなく、ユーザが作業を中断あるいは再開した
い任意のタイミングで行ってもよい。
【0057】次に本発明の第8の実施例を図22から図
27を用いて説明する。
【0058】図23は、本発明の一実施例による情報処
理装置を用いた情報処理装置システムの構成図である。
本情報処理装置システムにおいて、情報処理装置17a
はネットワーク19を介して情報処理装置17bと論理
的な接続を確立することで、情報処理装置17bに接続
されたディスク装置16bをあたかも自装置に接続され
たディスク装置であるかのごとく読み書きできるように
なっている。情報処理装置17aと情報処理装置17b
の間で論理的な接続がされている間は、情報処理装置1
7bが情報処理装置17aに対して適当な時間間隔で定
期的に接続確認要求フレームを送信し、情報処理装置1
7aが前記接続確認要求フレームに対して接続確認応答
フレームを返すことで論理的な接続を保持するようにな
っている。あるいは、情報処理装置17aが情報処理装
置17bに対して適当な時間間隔で定期的に接続確認通
知フレームを送信することで論理的な接続を保持するよ
うになっている。もし、前記接続確認応答フレームが返
されなかった、あるいは、前記接続確認通知フレームが
送信されなかった場合は、情報処理装置17bは情報処
理装置17aが異常状態になったとみなし、論理的な接
続を解放するようになっている。
【0059】図22は、本発明の第8の実施例を適用し
た情報処理装置17aの構成図である。図中、23はネ
ットワークコントローラ18から電源コントローラ9へ
の電源制御信号線である。また、図24は、電源コント
ローラ9の詳細構成図である。91は各部へ供給する電
源をON/OFFするためのスイッチ部、92はスイッ
チ部91を制御する電源スイッチコントローラ、93は
CPU1に電源コントローラ9の状態を通知するための
ステータスレジスタ、94はCPU1が電源コントロー
ラ9に動作指示を与えるためのコマンドレジスタ、95
は電源スイッチコントローラ92が計時の目的で使用す
るタイマ、96は各部へ電源を供給する電源供給線であ
る。以上のような構成の情報処理装置において、本発明
によるレジューム機能は次のように動作する。
【0060】まず、動作中の情報処理装置17aがその
時の作業状態を保存して電源断状態となる手順を図25
のシーケンス図を用いて説明する。
【0061】情報処理装置17aが動作中の時にレジュ
ーム用電源スイッチ10が押下されるか、バッテリー7
の電圧が一定値以下に下がったことを検出するか、また
は、一定時間キーボード12に対してキー入力がなかっ
たこと検出すると、電源スイッチコントローラ92は割
り込み信号線22を通してCPU1に対し電源断に必要
な処理の開始を要求する割り込みを発生する(ステップ
101)。CPU1は、前記割り込みを受けると作業状
態保存処理を開始する(ステップ102)。作業状態の
保存方法としては、RAM2をバッテリー7でバックア
ップ可能なRAMで構成して該RAM内に表示メモリ4
の内容等を含む作業状態を格納して保存する方法、作業
状態をファイルとしてディスク装置16aに保存する方
法、作業状態をファイルとしてネットワーク19を通し
て情報処理装置17bに接続されたディスク装置16b
に保存する方法などがある。CPU1は、作業状態の保
存が完了するとコマンドレジスタ94に作業状態保存の
完了を示す特定コマンドを書き込むことで電源スイッチ
コントローラ92に前記作業状態保存処理の完了を通知
する(ステップ103)。電源スイッチコントローラ9
2は、前記作業状態保存処理の完了を通知されると、ス
イッチ部91を操作してネットワークコントローラ18
を除く各部への電源供給を停止し、ネットワークコント
ローラ18へ電源断状態になったことを通知する(ステ
ップ104)。該通知により、以後ネットワークコント
ローラ18はフレームを受信した時ただちにCPU1へ
は通知せず、最初に電源コントローラ9へ通知するよう
になる。以上の処理により、情報処理装置17aは作業
状態を保存して電源断状態となる。
【0062】次に、情報処理装置17aが作業状態を保
存して電源断状態となっている時に情報処理装置17b
から送信される接続確認要求フレームに応答するための
手順について図26のシーケンス図を用いて説明する。
【0063】情報処理装置17aが電源断状態にあると
き、情報処理装置17bから接続確認要求フレームが送
信されると、ネットワークコントローラ18はCPU1
へのフレーム受信割り込みを保留し、電源制御信号線2
3を通して電源コントローラ9へ電源投入要求を発行す
る(ステップ111)。前記電源投入要求は電源コント
ローラ9内の電源スイッチコントローラ92が受け取
り、ステータスレジスタ93に作業状態の再現が必要な
電源投入である旨を設定するとともに、スイッチ部91
を操作して電源供給線96に電源を供給する(ステップ
112)。ただし、ネットワークコントローラ18の要
求による一時的な電源再投入なので、表示装置5にまで
は電源を供給しないようにする。電源を供給されたCP
U1はROM6に格納されたプログラムによりリセット
処理を開始する。CPU1は、電源投入後まずステータ
スレジスタ93の内容を読み取り、作業状態の再現が必
要であることを認識し、作業状態の再現処理を開始する
(ステップ113)。前記作業状態の再現が完了する
と、CPU1は電源コントローラ9に作業状態再現完了
をコマンドレジスタ94へ特定コマンドを書き込むこと
で通知し、再現された電源断前の処理を続行する(ステ
ップ114)。電源コントローラ9は前記作業状態再現
処理の完了を通知されると、それをネットワークコント
ローラ18へも通知し、タイマ95を起動する(ステッ
プ115)。前記作業状態再現処理の完了を通知された
ネットワークコントローラ18は保留していたCPU1
へのフレーム受信割り込みをここで発行する(ステップ
116)。前記フレーム受信割り込みを受けたCPU1
は、プロトコル処理を開始する。本処理においてCPU
1は、受信したフレームが情報処理装置17bからの接
続確認要求フレームであることから、ネットワークコン
トローラ18に接続確認応答フレームを送信するように
要求する(ステップ117)。前記フレーム送信要求に
より、ネットワークコントローラ18は接続確認応答フ
レームを情報処理装置17bに対して送信する(ステッ
プ118)。その後、ステップ115で起動されたタイ
マ95がタイムアウトすると、それが電源スイッチコン
トローラ92に通知され、割り込み信号線22を通して
CPU1に対し電源断に必要な処理の開始を要求する割
り込みを発生する(ステップ119)。CPU1は、前
記割り込みを受けると、再度作業状態の保存処理を開始
する(ステップ120)。前記作業状態保存処理が完了
したら、CPU1はコマンドレジスタ94へ特定コマン
ドを書き込むことで作業状態保存完了を電源コントロー
ラ9へ通知する(ステップ121)。前記通知は電源コ
ントローラ9内の電源スイッチコントローラ92が受
け、スイッチ部91を動作して各部への電源供給を停止
するとともに、再度電源断状態になったことをネットワ
ークコントローラ18に通知する(ステップ122)。
以上の処理により、情報処理装置17aは、電源断状態
にあってもフレームの受信を契機として一時的に電源を
再投入することで、情報処理装置17bから送られてく
る接続確認要求フレームに応答することができ、情報処
理装置17bとの論理的な接続を保持することが可能と
なる。
【0064】最後に、情報処理装置17aが作業状態を
保存して電源断状態になっている時にユーザからの要求
で電源を再投入するときの手順について図27のシーケ
ンス図を用いて説明する。
【0065】電源断状態の時にレジューム用電源スイッ
チ10が押下されると、電源スイッチコントローラ92
はステータスレジスタ93に作業状態の再現が必要な電
源投入である旨を設定するとともに、スイッチ部91を
操作して電源供給線96に電源の供給を開始する(ステ
ップ131)。ここでは、ユーザの要求による電源再投
入であるから、表示装置5も含めて情報処理装置17a
のすべての部分に電源を供給する。電源を供給されたC
PU1はROM6に格納されたプログラムによりリセッ
ト処理を開始する。CPU1は、電源投入後まずステー
タスレジスタ93の内容を読み取り、作業状態の再現が
必要であることを認識し、作業状態再現処理を開始する
(ステップ132)。前記作業状態の再現が完了する
と、CPU1はコマンドレジスタ94へ特定のコマンド
を書き込むことで電源コントローラ9に作業状態再現の
完了を通知し、再現された電源断前の処理を続行する
(ステップ133)。電源コントローラ9は前記作業状
態再現処理の完了を通知されると、それをネットワーク
コントローラ18の方へ通知する(ステップ134)。
【0066】ユーザの要求による電源再投入であるか
ら、タイマ95は起動しない。ネットワークコントロー
ラ18は、前記通知により以後フレームを受信したとき
はただちにCPU1へ割り込みで通知するようになる。
以上の処理により、ユーザは電源断時の作業状態を再現
して作業を続行できるようになる。
【0067】次に、本発明の第9の実施例を図28およ
び図29を用いて説明する。
【0068】図28は、本発明の第9の実施例による情
報処理装置17aの構成図である。
【0069】図中、24は指定時間の経過を検出するた
めのタイマ部である。
【0070】本実施例によるレジューム機能の動作のう
ち、動作中の情報処理装置17aが作業状態を保存して
電源断状態となる手順と、ユーザからの要求で電源を再
投入する手順は、ぞれぞれ図25、図27のシーケンス
図のネットワークコントローラ18をタイマ部24に置
き換えたものと同じである。タイマ部24は、電源断状
態になったことを通知されると、指定時間の経過をただ
ちにCPU1に通知せずに電源コントローラ9へ通知す
るようになり、電源断状態の解除を通知されると、再び
指定時間の経過をただちにCPU1へ通知するようにな
る。
【0071】ここでは、電源断状態中にタイマ部24が
指定時間の経過を検出したときに情報処理装置17aが
情報処理装置17bに対して接続確認通知フレームを送
信する手順について図29のシーケンス図を用いて説明
する。
【0072】情報処理装置17aが電源断状態にある
時、タイマ部24が指定時間の経過を検出すると、タイ
マ部24は電源制御信号線23を通して電源コントロー
ラ9へ電源投入要求を発行し、CPU1へのタイムアウ
ト割り込みは保留する(ステップ141)。前記電源投
入要求は電源コントローラ9内の電源スイッチコントロ
ーラ92が受け取り、ステータスレジスタ93に作業状
態の再現が必要な電源投入である旨を設定するととも
に、スイッチ部91を操作して電源供給線96に電源の
供給を開始する(ステップ142)。ただし、タイマ部
24の要求による一時的な電源再投入なので、表示装置
5には電源を供給しないようにする。電源を供給された
CPU1はROM6に格納されたプログラムによりリセ
ット処理を開始する。CPU1は、電源投入後まずステ
ータスレジスタ93の内容を読み取り、作業状態の再現
が必要であることを認識し、作業状態の再現処理を開始
する(ステップ143)。前記作業状態の再現が完了す
ると、CPU1はコマンドレジスタ94へ特定コマンド
を書き込むことで電源コントローラ9に作業状態再現の
完了を通知し、再現された電源断前の処理を続行する
(ステップ144)。電源コントローラ9は前記作業状
態再現処理の完了を通知されると、それをタイマ部24
へも通知し、タイマ95を起動する(ステップ14
5)。前記作業状態再現処理の完了を通知されたタイマ
部24は保留していたCPU1へのタイムアウト割り込
みをここで発行する(ステップ146)。前記タイムア
ウト割り込みを受けたCPU1は、ネットワークコント
ローラ18に接続確認通知フレームを送信するように要
求する(ステップ147)。前記フレーム送信要求によ
り、ネットワークコントローラ18は接続確認通知フレ
ームを情報処理装置17bに対して送信する(ステップ
147)。その後、ステップ145で起動されたタイマ
95がタイムアウトすると、それが電源スイッチコント
ローラ92に通知され、割り込み信号線22を通してC
PU1に対し電源断に必要な処理の開始を要求する割り
込みを発生する(ステップ148)。CPU1は、前記
割り込みを受けると、再度作業状態保存処理を開始する
(ステップ149)。前記作業状態保存処理が完了した
ら、CPU1はコマンドレジスタ94へ特定のコマンド
を書き込むことで作業状態保存の完了を電源コントロー
ラ9へ通知する(ステップ150)。前記通知は電源コ
ントローラ9内の電源スイッチコントローラ92が受
け、スイッチ部91を操作して各部への電源供給を停止
するとともに、再度電源断状態になったことをタイマ部
24に通知する(ステップ151)。以上の処理によ
り、情報処理装置17aは、電源断状態にあってもタイ
マ割り込みにより一時的に電源を再投入することで、情
報処理装置17bに対して接続確認通知フレームを送信
することができ、情報処理装置17bとの論理的な接続
を保持することが可能となる。
【0073】次に、本発明の第10の実施例を図30を
用いて説明する。
【0074】図30は、本発明の第10の実施例の処理
を示すシーケンス図である。本シーケンス図では、図2
2の構成の情報処理装置17aが情報処理装置17bと
の論理的な接続を保持しながら電源断状態になっている
時に、情報処理装置17bからユーザに表示すべきメッ
セージを含むフレームを受信したときの処理を表してい
る。
【0075】ネットワークコントローラ18が情報処理
装置17bからユーザに表示すべきメッセージを含んだ
フレームを受信すると、ネットワークコントローラ1
8、電源コントローラ9、CPU1の各部は、まずステ
ップ161からステップ166までの一連の処理を行
う。これらの処理は図26のシーケンス図に示したステ
ップ111からステップ116までの処理と同じであ
る。CPU1は、ネットワークコントローラ18からフ
レームの受信割り込みを受けると、前記フレームに対す
るプロトコル処理を開始する(ステップ167)。本処
理においてCPU1は、前記フレームがユーザに表示す
べきメッセージを含んでいることが分かると、コマンド
レジスタ94に特定コマンドを書き込んで、電源コント
ローラ9に対し再電源断が不要であることを通知し(ス
テップ168)、さらに、前記メッセージを表示コント
ローラ3を通して表示装置5に表示する(ステップ16
9)。前記通知を受けた電源コントローラ9内の電源ス
イッチコントローラ92は、ステップ165で起動した
タイマ95を停止し、ステップ162では供給していな
かった表示装置5への電源供給も開始するようにスイッ
チ部91を操作する(ステップ170)。以上の処理に
より、情報処理装置17bとの論理的接続を保持した電
源断状態でユーザに表示すべきメッセージを受信した
時、自動的に電源を再投入して前記メッセージを表示す
ることが可能となる。なお、本実施例では受信したメッ
セージは無条件に表示するようになっているが、ステッ
プ169のメッセージ表示の前に、ユーザに対してメッ
セージを表示するかどうかの問い合わせを行い、表示の
指示があった場合のみ表示するようにしてもよい。も
し、一定時間内に指示がない場合、すなわち、情報処理
装置17aの前にユーザがいなかった場合等は、メッセ
ージを表示せず、再び作業状態を保存して電源コントロ
ーラ9に電源断指示を行うようにする。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の作業状態を独立に保存、再現することができるの
で、ユーザが一つの作業状態を保存したまま、他の作業
を行うことができる。また、複数のユーザの作業状態を
独立に保存、再現することができるので、複数のユーザ
が同じ情報処理装置を使用し、レジューム機能を用いた
場合でもセキュリティーや使い勝手が損なわれることが
ない。また、バッテリーによる主メモリのバックアップ
が不要な作業状態保存を行うことが可能であり、バッテ
リーバックアップ機能を持たない情報処理装置等におい
てもレジューム機能を実現できる。また、ネットワーク
で接続された他の情報処理装置上に作業状態の保存を行
うので、ユーザが作業を中断し作業状態の保存を行った
情報処理装置とは別の情報処理装置でも作業状態を再現
でき、機動性に優れた情報処理システムを提供できる。
また、ネットワークを介して他の情報処理装置と論理的
に接続した状態でも作業状態の保存と回復が正常に行え
るようになり、ユーザの使い勝手の向上や情報処理装置
の節電などレジューム機能が持つ優れた特徴を、ネット
ワーク接続された情報処理装置でも利用可能になる。ま
た、ネットワークに接続した状態で、節電等を目的に一
時的に電源断状態にしている時でも、ユーザ宛のメッセ
ージが来たときに自動的に電源再投入して該メッセージ
を表示できるようになるため、メールやメッセージ送信
機能など、ネットワーク接続された情報処理装置システ
ムが持つサービス性を損なわずにレジューム機能を利用
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における主メモリの記憶
内容の一例を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例における情報処理装置の
構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるレジューム機能
を実現するフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例における情報処理装置の
構成図である。
【図5】本発明の第2の実施例における作業状態保存フ
ァイルのフォーマットの一例を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施例におけるネットワークの
構成図である。
【図7】本発明の第4の実施例における作業状態保存を
行う割り込みプログラムのフローチャートの一例であ
る。
【図8】本発明の第5の実施例における作業状態保存を
行う割り込みプログラムのフローチャートの一例であ
る。
【図9】本発明の第5の実施例における作業状態再現を
行うリセットプログラムのフローチャートの一例であ
る。
【図10】本発明の第5の実施例におけるネットワーク
の構成図である。
【図11】本発明の第5の実施例における主メモリのメ
モリマップを示す図である。
【図12】本発明の第5の実施例における作業状態保存
ファイルのフォーマットの一例を示す図である。
【図13】本発明の第6の実施例における作業状態保存
ファイルのフォーマットの一例を示す図である。
【図14】本発明の第1の実施例における保存作業名入
力画面の一例を示す図である。
【図15】本発明の第4の実施例における問い合わせ画
面の一例を示す図である。
【図16】本発明の第5の実施例における作業状態保存
ファイル名入力画面の一例を示す図である。
【図17】本発明の第5の実施例におけるユーザ名とパ
スワードの入力画面の一例を示す図である。
【図18】本発明の第5の実施例における機種不一致メ
ッセージ表示画面の一例を示す図である。
【図19】本発明の第5の実施例におけるファイル内容
変更メッセージ表示画面の一例を示す図である。
【図20】本発明の第7の実施例におけるファイルディ
レクトリの一例を示す図である。
【図21】本発明の第7の実施例における作業状態保存
コマンド入力画面の一例を示す図である。
【図22】本発明の第8の実施例による情報処理装置の
構成図。
【図23】本発明の一実施例による情報処理装置システ
ムの構成図。
【図24】本発明の第8の実施例による情報処理装置の
電源コントローラの構成図。
【図25】本発明の第8の実施例における電源断処理を
表すシーケンス図。
【図26】本発明の第8の実施例における接続確認要求
フレーム受信処理を表すシーケンス図。
【図27】本発明の第8の実施例における電源再投入処
理を表すシーケンス図。
【図28】本発明の第9の実施例による情報処理装置の
構成図。
【図29】本発明の第9の実施例における接続確認通知
フレーム送信処理を表すシーケンス図。
【図30】本発明の第10の実施例におけるメッセージ
受信処理を表すシーケンス図。
【符号の説明】
1…CPU、2…主メモリ、3…表示コントローラ、4
…表示メモリ、6…ROM、7…バッテリー、8…メモ
リコントローラ、9…電源コントローラ、10…レジュ
ーム用電源スイッチ、11…メイン電源スイッチ、12
…キーボード、13…キーボードコントローラ、14…
アドレス/データバス、15…ディスクコントローラ、
16…磁気ディスク、17…情報処理装置、18…ネッ
トワークアダプタ、19…ネットワーク、20…バック
アップ用電源供給線、21…SRAM、22…割り込み
信号線、23…電源制御信号線、24…タイマ部、91
…スイッチ部、92…電源スイッチコントローラ、93
…ステータスレジスタ、94…コマンドレジスタ、95
…タイマ、96…電源供給線、101…保存領域A、1
02…保存領域B、103…保存領域C、200…作業
状態保存ファイル。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年10月22日(1999.10.
22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 情報処理装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
フロントページの続き (72)発明者 中根 啓一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マイクロエレクトロニク ス機器開発研究所内 (72)発明者 日野 祐介 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶装置、表示装置、及び該記憶装置に記
    憶されたプログラムに従って処理を実行する処理装置を
    具備した情報処理装置であって、 前記記憶装置上の複数組の作業状態保存領域、 特定時における当該情報処理装置の作業状態に関する情
    報を、前記複数組の作業状態保存領域のうちの1組に記
    憶する手段、 前記複数組の作業状態保存領域のうち、操作者により指
    定された1組の前記作業状態保存領域の情報を読み出し
    て前記作業状態を再現する手段、 を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報処理装置であって、前
    記記憶装置は、電源断により内容が消去される第1の記
    憶装置と、電源断時も内容が保持される第2の記憶装置
    からなり、前記作業状態保存領域は、該第2の記憶装置
    に設けられ、前記記憶手段は、電源断時に実行され、前
    記再現手段は、電源再投入時に実行されることを特徴と
    する情報処理装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の情報処理装置であって、前
    記第2の記憶装置は、バッテリーバックアップが不要な
    記憶媒体であることを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の情報処理装置であって、前
    記作業状態の各組には、他の組の作業状態保存領域との
    識別を行うための識別子がともに記憶され、前記操作者
    による指定は、該識別子により行われることを特徴とす
    る情報処理装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の情報処理装置であって、前
    記識別子は、前記操作者ごとに固有の識別子であること
    を特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の情報処理装置であって、前
    記記憶手段及び再現手段のプログラムは、OSから実行
    可能なプログラムファイルであることを特徴とする情報
    処理装置。
  7. 【請求項7】請求項6記載の情報処理装置であって、前
    記プログラムファイルは、OSの種類に対応して複数種
    類であることを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】記憶装置、表示装置、及び該記憶装置に記
    憶されたプログラムに従って処理を実行する処理装置を
    具備する複数の情報処理装置をネットワークを介して接
    続した情報処理システムであって、 第1の情報処理装置の記憶装置上の複数組の作業状態保
    存領域、 第2の情報処理装置から前記ネットワークを介して前記
    第1の情報処理装置をアクセスし、特定時における当該
    第2の情報処理装置の作業状態に関する情報を前記複数
    組の作業状態保存領域のうちの1組に記憶する手段、 前記第2の情報処理装置から前記ネットワークを介して
    前記第1の情報処理装置をアクセスし、前記複数組の作
    業状態保存領域のうち、操作者により指定された1組の
    前記作業状態保存領域の情報を読み出して前記作業状態
    を再現する手段、 を有することを特徴とする情報処理システム。
  9. 【請求項9】請求項8記載の情報処理システムであっ
    て、前記記憶手段は、電源断時に実行され、前記再現手
    段は、電源再投入時に実行されることを特徴とする情報
    処理システム。
  10. 【請求項10】請求項8記載の情報処理システムであっ
    て、前記作業状態保存領域の各組には、他の組の前記作
    業状態保存領域との識別を行うための識別子がともに記
    憶され、前記操作者による指定は、該識別子により行わ
    れることを特徴とする情報処理システム。
  11. 【請求項11】請求項8記載の情報処理システムであっ
    て、前記識別子は、前記操作者毎に固有の識別子である
    ことを特徴とする情報処理システム。
  12. 【請求項12】請求項8記載の情報処理システムであっ
    て、前記記憶手段及び再現手段のプログラムは、OSか
    ら実行可能なプログラムファイルであることを特徴とす
    る情報処理システム。
  13. 【請求項13】請求項12記載の情報処理システムであ
    って、前記プログラムファイルは、OSの種類に対応し
    て複数種類であることを特徴とする情報処理システム。
  14. 【請求項14】記憶装置、表示装置、及び該記憶装置に
    記憶されたプログラムに従った処理を実行する処理装置
    を具備する複数の情報処理装置をネットワークを介して
    接続した情報処理システムであって、 第1の情報処理装置の記憶処理装置上の複数組の作業状
    態保存領域、 第2の情報処理装置から前記ネットワークを介して前記
    第1の情報処理装置をアクセスし、特定時における当該
    第2の情報処理装置の作業状態に関する情報を前記複数
    組の作業状態保存領域のうちの1組に記憶する手段、 前記第3の情報処理装置から前記ネットワークを介して
    前記第1の情報処理装置をアクセスし、前記複数組の作
    業状態保存領域のうち、操作者により指定された1組の
    前記作業状態保存領域の情報を読み出して前記作業状態
    を再現する手段、 を有することを特徴とする情報処理システム。
  15. 【請求項15】請求項14記載の情報処理システムであ
    って、前記記憶手段は、電源断時に実行され、前記再現
    手段は、電源再投入時に実行されることを特徴とする情
    報処理システム。
  16. 【請求項16】請求項14記載の情報処理システムであ
    って、前記作業状態保存領域の各組には、他の組の前記
    作業状態保存領域との識別を行うための識別子がともに
    記憶され、前記操作者による指定は、該識別子により行
    われることを特徴とする情報処理システム。
  17. 【請求項17】請求項14記載の情報処理システムであ
    って、前記識別子は、前記操作者毎に固有の識別子であ
    ることを特徴とする情報処理システム。
  18. 【請求項18】請求項14記載の情報処理システムであ
    って、前記記憶手段及び再現手段のプログラムは、OS
    から実行可能なプログラムファイルであることを特徴と
    する情報処理システム。
  19. 【請求項19】請求項18記載の情報処理システムであ
    って、前記プログラムファイルは、OSの種類に対応し
    て複数種類であることを特徴とする情報処理システム。
  20. 【請求項20】請求項14記載の情報処理システムであ
    って、前記作業状態に関する情報には、前記第2の情報
    処理装置の機種情報を含まれ、前記再現手段は、該機種
    情報と前記第3の情報処理装置の機種情報を比較し、該
    機種情報と前記第3の情報処理装置の機種情報とが異な
    る場合には再現処理を中断することを特徴とする情報処
    理システム。
  21. 【請求項21】記憶装置、表示装置、および該記憶装置
    に記憶されたプログラムに従って処理を実行する処理装
    置を具備した情報処理装置のレジューム方法であって、 複数時刻における前記情報処理装置の複数の作業状態に
    関する情報を前記記憶装置上に記憶・保持し、 操作者により、前記複数の作業状態の内1つを指定し、 前記指定された作業状態に関する情報を前記記憶装置か
    ら読み出し、 前記読み出された作業状態に関する情報に従って前記指
    定された作業状態を再現することを特徴とする情報処理
    装置のレジューム方法。
  22. 【請求項22】請求項21記載の情報処理装置のレジュ
    ーム方法であって、前記記憶するステップは、電源断時
    にに行われることを特徴とする情報処理装置のレジュー
    ム方法。
  23. 【請求項23】請求項21記載の情報処理装置のレジュ
    ーム方法であって、前記複数の作業状態に関する情報の
    各組には、他の情報との識別を行うための識別子が含ま
    れ、前記操作者による指定は、該識別子により行われる
    ことを特徴とする情報処理装置のレジューム方法。
  24. 【請求項24】請求項23記載の情報処理装置のレジュ
    ーム方法であって、前記識別子は、前記操作者ごとに固
    有の識別子であることを特徴とする情報処理装置のレジ
    ューム方法。
  25. 【請求項25】記憶装置、表示装置、該記憶装置に記憶
    されたプログラムに従って処理を実行する処理装置を具
    備する複数の情報処理装置をネットワークを介して接続
    した情報処理システムのレジューム方法であって、 第2の情報処理装置から前記ネットワークを介して第1
    の情報処理装置をアクセスすることより、特定時におけ
    る当該第2の情報処理装置の作業状態に関する情報を前
    記第1の情報処理装置の記憶装置上に記憶・保持し、 再び、前記第2の情報処理装置から前記ネットワークを
    介して前記第1の情報処理装置をアクセスすることよ
    り、前記第2の情報処理装置の作業状態に関する情報を
    前記第1の情報処理装置の記憶装置から読み出し、 前記読み出された作業状態に関する情報に従って前記指
    定された作業状態を前記第2の情報処理装置上に再現す
    ることを特徴とする情報処理システムのレジューム方
    法。
  26. 【請求項26】請求項25記載の情報処理装置システム
    のレジューム方法であって、前記記憶するステップは、
    電源断時に行われ、前記再現するステップは、電源再投
    入時に行われることを特徴とする情報処理システムのレ
    ジューム方法。
  27. 【請求項27】請求項25記載の情報処理装置システム
    のレジューム方法であって、前記第1の情報処理装置上
    の前記複数の作業状態に関する情報には、他の情報との
    識別を行うための識別子が含まれ、前記読みだす情報の
    識別は、該識別子により行われることを特徴とする情報
    処理システムのレジューム方法。
  28. 【請求項28】請求項25記載の情報処理装置システム
    のレジューム方法であって、前記識別子は、前記第2の
    情報処理装置の操作者毎に固有の識別子であることを特
    徴とする情報処理システムのレジューム方法。
  29. 【請求項29】記憶装置、表示装置、該記憶装置に記憶
    されたプログラムに従って処理を実行する処理装置を具
    備する複数の情報処理装置をネットワークを介して接続
    した情報処理システムのレジューム方法であって、 第2の情報処理装置から前記ネットワークを介して第1
    の情報処理装置をアクセスすることより、特定時におけ
    る当該第2の情報処理装置の作業状態に関する情報を前
    記第1の情報処理装置の記憶装置上に記憶・保持し、 前記第3の情報処理装置から前記ネットワークを介して
    前記第1の情報処理装置をアクセスすることより、前記
    第2の情報処理装置の作業状態に関する情報を前記第1
    の情報処理装置の記憶装置から読み出し、 前記読み出された作業状態に関する情報に従って前記指
    定された作業状態を前記第3の情報処理装置上に再現す
    ることを特徴とする情報処理システムのレジューム方
    法。
  30. 【請求項30】請求項29記載の情報処理装置システム
    のレジューム方法であって、前記記憶するステップは、
    電源断時に行われ、前記再現するステップは、電源再投
    入時に行われることを特徴とする情報処理システムのレ
    ジューム方法。
  31. 【請求項31】請求項29記載の情報処理装置システム
    のレジューム方法であって、前記第1の情報処理装置上
    の前記複数の作業状態に関する情報には、他の情報との
    識別を行うための識別子が含まれ、前記読みだす情報の
    識別は、該識別子により行われることを特徴とする情報
    処理システムのレジューム方法。
  32. 【請求項32】請求項29記載の情報処理装置システム
    のレジューム方法であって、前記識別子は、前記第2及
    び第3の情報処理装置の操作者毎に固有の識別子である
    ことを特徴とする情報処理システムのレジューム方法。
  33. 【請求項33】記憶装置、表示装置、該記憶装置に記憶
    された処理内容に従った処理を実行する処理装置、及
    び、他の情報処理装置とネットワークを介して接続され
    た情報処理装置であって、 特定時の作業状態に関する情報を前記記憶装置に記憶す
    る手段、 記憶された該情報を呼出して該作業状態を再現する手
    段、及び当該情報処理装置がネットワークを介して前記
    他の情報処理装置と論理的に接続されている時、前記情
    報の記憶動作を阻止する手段、 を有することを特徴とする情報処理装置。
  34. 【請求項34】請求項33記載の情報処理装置であっ
    て、前記記憶する手段は、操作者が一定時間該情報処理
    装置の操作を行わず、かつ、前記情報処理装置がネット
    ワークを介して他の情報処理装置と論理的に接続されて
    いない時、前記作業状態に関する情報を前記記憶装置に
    記憶することを特徴とする情報処理装置。
  35. 【請求項35】記憶装置、表示装置、該記憶装置に記憶
    された処理内容に従った処理を実行する処理装置、及
    び、他の情報処理装置とネットワークを介して接続され
    た情報処理装置であって、 特定時の作業状態に関する情報を前記記憶装置に記憶す
    る手段、 記憶された該情報を呼出して該作業状態を再現する手
    段、及び当該情報処理装置がネットワークを介して前記
    他の情報処理装置と論理的に接続されている時、前記情
    報の記憶を行う前に、操作者に対して、作業状態の再現
    が正しく行えない可能性があることを通知する手段、 を有することを特徴とする情報処理装置。
  36. 【請求項36】請求項35記載の情報処理装置であっ
    て、前記通知時、前記情報の記憶を行うかどうかを操作
    者により選択する手段をさらに有することを特徴とする
    情報処理装置。
  37. 【請求項37】記憶装置、表示装置、該記憶装置に記憶
    された処理内容に従った処理を実行する処理装置、及
    び、他の情報処理装置とネットワークを介して接続され
    た情報処理装置であって、 特定時の作業状態に関する情報及び使用中ファイルの使
    用状態に関する情報を前記記憶装置に記憶する手段、 記憶された該情報を呼出して該作業状態及び該使用状態
    を再現する手段、 前記使用中ファイルが、前記他の情報処理装置上に記憶
    されたファイルであった場合には、前記情報の記憶時に
    該ファイルを未使用中とする処理を行う手段、及び前記
    再現時に該ファイルを使用中の状態に戻す処理を行う手
    段、 を有することを特徴とする情報処理装置。
  38. 【請求項38】請求項37記載の情報処理装置であっ
    て、前記記憶する情報には前記記憶を実行した日時の情
    報が含まれ、該日時の情報と前記ファイルの最終変更日
    時とを前記再現時に比較し、前記記憶を実行した日時の
    方が、前記ファイルの最終変更日時よりも過去の場合に
    は、操作者に前記ファイルに変更があったことを通知す
    るする手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  39. 【請求項39】記憶装置、表示装置、該記憶装置に記憶
    された処理内容に従った処理を実行する処理装置、及
    び、他の情報処理装置とネットワークを介して接続され
    た情報処理装置であって、 特定時の作業状態に関する情報及び前記ネットワークと
    の接続状態に関する情報を前記記憶装置に記憶する手
    段、 当該情報処理装置がネットワークを介して前記他の情報
    処理装置と論理的に接続されている時には、前記記憶を
    行う際に前記ネットワークとの接続を解除する手段、 記憶された前記情報を呼出して前記作業状態及び前記接
    続状態を再現する手段、 を有することを特徴とする情報処理装置。
  40. 【請求項40】記憶装置、表示装置、ネットワークを接
    続するためのネットワークコントローラ、及び、該記憶
    装置に記憶された処理内容に従った処理を実行する処理
    装置を具備する情報処理装置であって、 少なくとも、特定時の作業状態に関する情報を前記記憶
    装置に記憶する手段、 前記記憶された情報を呼び出して前記作業状態を再現す
    る手段、 前記ネットワークコントローラに前記情報処理装置が電
    源断状態であっても常時通電する手段、 前記情報処理装置が電源断状態時に、前記ネットワーク
    コントローラが前記ネットワークからフレームを受信し
    た場合、当該情報処理装置の電源再投入を指示する手
    段、及び前記電源再投入から所定時間経過後に電源断を
    指示する手段、 を有することを特徴とする情報処理装置。
  41. 【請求項41】請求項40記載の情報処理装置であっ
    て、前記フレームの内容が操作者に対して表示すべきメ
    ッセージを含んでいる場合、該メッセージを表示する手
    段をさらに有し、前記電源断指示手段は、必要時間経過
    後の電源断は行わないことを特徴とする情報処理装置。
  42. 【請求項42】請求項40記載の情報処理装置であっ
    て、前記フレームの内容が操作者に対して表示すべきメ
    ッセージを含んでいる場合、操作者に該メッセージを表
    示するかどうかの問い合わせを行う手段、該問い合わせ
    に対し表示の指示があった場合、該メッセージを表示す
    る手段をさらに有し、所定時間経過しても表示の指示が
    ない場合、前記メッセージを表示せずに再び電源断を指
    示することを特徴とする情報処理装置。
  43. 【請求項43】記憶装置、表示装置、及び、該記憶装置
    に記憶された処理内容に従った処理を実行する処理装置
    を具備する情報処理装置であって、 指定時間の経過を検出するタイマ、 特定時の作業状態に関する情報を該記憶装置に記憶する
    手段、 記憶された該情報を呼び出して該作業状態を再現する手
    段、 前記タイマに常時通電する手段、 前記情報処理装置が電源断状態にあって、前記タイマが
    指定時間の経過を検出したときに前記情報処理装置の電
    源再投入を指示する手段、 前記電源再投入から所定時間経過後に再び電源断を指示
    する手段、 を有することを特徴とする情報処理装置。
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