JPH07200112A - 情報処理システム - Google Patents

情報処理システム

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Publication number
JPH07200112A
JPH07200112A JP5315207A JP31520793A JPH07200112A JP H07200112 A JPH07200112 A JP H07200112A JP 5315207 A JP5315207 A JP 5315207A JP 31520793 A JP31520793 A JP 31520793A JP H07200112 A JPH07200112 A JP H07200112A
Authority
JP
Japan
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hibernation
information processing
processing system
data
saved
Prior art date
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Pending
Application number
JP5315207A
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English (en)
Inventor
Takeshi Inoue
健 井上
Hirohisa Suzuki
博久 鈴木
Tetsuji Koide
哲司 小出
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International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
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Publication date
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Priority to EP94118659A priority patent/EP0658843A1/en
Publication of JPH07200112A publication Critical patent/JPH07200112A/ja
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/4401Bootstrapping
    • G06F9/4418Suspend and resume; Hibernate and awake
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/30Means for acting in the event of power-supply failure or interruption, e.g. power-supply fluctuations

Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の作業環境のハイバーネーション及びウェ
ーク・アップを、パスワードにより機密性を保持しなが
ら行うこと。 【構成】ハイバーネーション・モードに入るときに、現
作業環境に対して割り当てられた識別子に基づいて、ど
のハイバーネーション・ファイルにハイバーネーション
・データをセーブするかを決定する(ステップ90
2)。セーブ動作が終了すると、ハイバーネーション・
ファイルの有効性情報を更新し、場合によってはハイバ
ーネーション・シグニチャをセットする(ステップ90
8)。ウェーク・アップするときには、セーブされてい
るハイバーネーション・ファイルのリストを表示し、再
現する作業環境の選択をユーザにプロンプトする(ステ
ップ913)。パスワードが設定されていれば、ユーザ
に当該作業環境のパスワードを入力することを要求する
(ステップ915)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低消費電力で動作する
情報処理システムに関し、特にノートブック・コンピュ
ータのような携帯型の情報処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】最近の技術革新によって、小型・軽量の
ポータブル・コンピュータが主流となってきた。このよ
うなポータブル・コンピュータを室外で使用する場合、
通常はバッテリーで電力を供給している。しかし、ポー
タブル・コンピュータに搭載するバッテリーは小型なも
のに限られるため、1回の充電でパソコンが動作可能な
時間は短い。このため、多くのポータブル・コンピュー
タは、消費電力を減らすために種々の工夫を施してい
る。
【0003】サスペンド/レジューム機能は、そのよう
な工夫の一つである。それによれば、一定時間I/Oデ
バイスのアクティビィティが検出されない等の状態が発
生すると、コンピュータはサスペンド・モードに入る。
サスペンド・モードの間、すべてのタスクはストップさ
れ、後で再開するのに必要なデータがメイン・メモリに
セーブされる。そして、メイン・メモリ及びビデオ・メ
モリ(VRAM)への給電は行われるけれども、CPU
等への給電はストップされる。しかしながら、ポータブ
ル・コンピュータにおいてサスペンド/レジューム機能
がサポートされているだけでは、サスペンド・モードが
長く継続したときに、バッテリーの電力が消費され、そ
の結果、メモリやVRAMの内容が失われるという問題
点があった。
【0004】そこで、コンパック社のLTE Lite
/25のように、ハイバーネーション機能をサポートし
たポータブル・コンピュータが提案され、販売されるよ
うになった。(コンパック、LTEは、コンパック・コ
ンピュータ・コーポレーションの商標である。) ハイ
バーネーションがイネーブルされると、ロー・バッテリ
ー状態になったり、あるいはサスペンド・モードが一定
時間継続するなどの状態が発生したときに、システム
は、後でタスクを再開するのに必要なすべてのデータを
ハード・ディスクにセーブした後、ハイバーネーション
・モードに入る。ハイバーネーション・モードでは、メ
モリ及びVRAMを含むシステム全体のパワーがオフさ
れる。後でユーザがシステムのパワーをオンにすると、
ハード・ディスクにストアされていたデータはメモリや
VRAMにリストアされ、中断していたタスクが自動的
に再開する。パワーオンに伴う一連の動作はウェーク・
アップと呼ばれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在のシステムでは、
一人のユーザが複数の作業環境(例えばOS/2とDO
S/V。OS/2はインターナショナル・ビジネス・マ
シーンズ・コーポレーションの商標である。)を切り換
えて使用することが可能である。しかしながら、複数の
動作環境に対応してハイバーネーション/ウェーク・ア
ップを実現した従来技術は知られていない。
【0006】システム立上げに際して、いくつかのオペ
レーティング・システム(OS)の中から1つをユーザ
に選択させる手法は、例えばOS/2 2.0のブート
・マネジャに採用されている。しかしながら、これはあ
くまでもOSを通常の手順で立上げるためのものであ
る。したがって、OSがメモリ管理のためのテーブルや
複数のアプリケーションを走らせるためのテーブルを新
たに作ったり、コンフィギュレーション情報にしたがっ
てどのデバイス・ドライバをロードするかを判断したり
するのに時間を要する。
【0007】特開平5−6233号公報に示されるシス
テムでは、メモリ及びVRAMを不揮発性とし、かつこ
れらをカセットに収めている。そして、1つのアプリケ
ーションに1つのカセットを割り当て、プログラムの継
続実行に必要な情報をカセットに内蔵された不揮発性メ
モリ及び不揮発性VRAMに保持したまま該カセットを
パーソナル・コンピュータ本体から着脱自在とし、この
カセットを交換することで複数アプリケーションの継続
実行を可能としている。
【0008】しかしながら、揮発性のメモリ及びVRA
Mから不揮発性の外部記憶装置へのデータの書き出しが
行われるわけではないから、この方式はハイバーネーシ
ョンを開示若しくは示唆するものではない。また、アプ
リケーション毎に記憶装置(カセット)を用意する方式
でもって、複数の作業環境がありその各々の上で複数の
アプリケーションが走る場合のハイバーネーション/ウ
ェーク・アップに対処するなら、カセットを頻繁に交換
しなければならず、時間を要し、かつ操作ミスを伴う蓋
然性が高いという問題がある。
【0009】本発明は、以上に鑑みなされたものであ
り、複数の作業環境に対応したハイバーネーション(マ
ルチ・ハイバーネーション)及びウェーク・アップの手
法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の側面は、CPU、揮発性のメイン・
メモリ及び不揮発性の外部記憶装置を備え、複数の作業
環境を実現することの可能な情報処理システムであっ
て、(a)現在の作業環境の識別子を入力するよう、ユ
ーザに対してプロンプトする手段と、(b)所定の状態
の発生に応答してハイバーネーション割込み信号を発生
する手段と、(c)上記ハイバーネーション割込み信号
に応答して、上記外部記憶装置上の上記識別子に基づい
て決定される領域に、システムの動作状態を記述するデ
ータ(ハイバーネーション・データ)をセーブする手段
と、(d)上記システムをパワーオフする手段を含む、
ハイバーネーション機能をサポートする情報処理システ
ムであることを特徴とする。
【0011】また、本発明の第2の側面は、CPU、揮
発性のメイン・メモリ及び不揮発性の外部記憶装置を備
える情報処理システムであって、上記外部記憶装置に
は、複数の作業環境のそれぞれについてシステムの動作
状態を記述するデータ(ハイバーネーション・データ)
がセーブされており、上記システムは、(a)パワーオ
ンに応答して、上記複数の作業環境のリストを表示する
手段と、(b)上記複数の作業環境の1つが選択された
ことに応答して、該選択された作業環境のハイバーネー
ション・データをリストアし、該作業環境を再現する手
段を含む、ウェーク・アップ機能をサポートする情報処
理システムであることを特徴とする。
【0012】
【実施例】
A.システム全体の構成 図1は、簡略化された形で、本発明を具体化したノート
・ブック型コンピュータ(以下では単にシステムと呼
ぶ)の主要なハードウェア構成要素を示している。10
はメインCPUであり、実施例ではメモリ・コントロー
ラが内蔵されているインテル社の80486SLを用い
ている。CPU10は、メモリ・バス11を介してメイ
ン・メモリ12及びPMメモリ13と連絡している。メ
イン・メモリ12には、BIOS、ドライバ、OS及び
アプリケーションがロードされる。一方、PMメモリ1
3には、ハイバーネーションを含むパワー・マネジメン
トを行うPMコード(PMC)及びその作業データがス
トアされる。PMメモリはさらにPMCがストアされる
領域と作業データがストアされる領域に分かれる。PM
Cは、POR(パワーオン/リセット)時にROMから
ロードされる。
【0013】別個のチップをPMメモリとメイン・メモ
リに割り当てること、例えばPMメモリにはSRAMチ
ップを使い、メイン・メモリにはDRAMチップを使う
ことも可能であるが、実施例では、80486SLのア
ーキテクチャを用いて、1つのDRAMチップのそれぞ
れ特定の領域をメイン・メモリ12とPMメモリ13と
に割り当てている。
【0014】PMCは、メイン・メモリ12とPMメモ
リ13の両方にアクセスすることができる。これに対
し、OSやドライバはPMメモリ13にアクセスできな
い。メインCPU10がメイン・メモリ12とPMメモ
リ13のどちらとコミュニケートするかは、メモリ・コ
ントローラによって切り換えられる。
【0015】CPU10は、アドレス/データ・バス1
4を介して、トラップ・ロジック16、DMAC(ダイ
レクト・メモリ・アクセス・コントローラ)18、PI
C(プログラム可能割込みコントローラ)20、PIT
(プログラム可能インターバル・タイマー)22、シリ
アル・ポート24、パラレル・ポート26、RTC(リ
アル・タイム・クロック)28、CMOS30、ROM
32と結合している。
【0016】トラップ・ロジック16の出力端子とCP
U10の特定のピンとはシステム割込み線52によって
接続されている。トラップ・ロジック16はバス14を
常時モニタしており、その内蔵レジスタにセットされた
アドレスへのアクセスを検出したときに、システム割込
み線52をアクティブにする。また、外部入力端子に入
力される信号50がアクティブになったときにも、シス
テム割込み線52をアクティブにする。
【0017】実施例では、インテル社のI/Oチップ・
セット82360SLを用いている。これは、トラップ
・ロジック16、DMAC18、PIC20、PIT2
2、シリアル・ポート24、RTC28及びCMOS3
0を集約したものである。82360SLでは、システ
ム割込みはSMI(システム・マネジメント・インタラ
プト)と呼ばれている。SMIが発生すると、メモリ・
コントローラはCPU10とPMメモリ13とのコニュ
ニケーションを可能にし、SMIハンドラであるところ
のPMCの実行が開始される。SMIハンドラ(PM
C)は、SMIの原因を突き止め、原因に応じた処理ル
ーチンにジャンプする。
【0018】シリアル・ポート24は、シリアル・ポー
ト・バッファ34を介して1以上のI/Oデバイスと接
続される。それらのI/Oデバイスについては、ポート
24に割り付けるI/O空間のベース・アドレスを、任
意に(例えば3F8(H)または2F8(H))に設定
することができる。
【0019】RTC28とCOMS30は1つのチップ
に搭載されている。そのチップには、システムのパワー
がオフのときでも、リザーブ・バッテリー36からパワ
ーが供給される。リザーブ・バッテリー36はコイン・
バッテリーであってよい。
【0020】ROM32には、BIOSコードの他に、
PMCがストアされている。システムのPOR時に走る
POST(パワーオン・セルフ・テスト)によって、P
MCはROM32からPMメモリ13にロードされる。
【0021】CPU10は、KMC(キーボード/マウ
ス・コントローラ)38を介して、マウス42及びキー
ボード44からの信号を受信する。本実施例では、キー
ボード44のマトリックスをモニタするプロセッサ(サ
ブCPU40)が、パワーマネジメント機能の一部も担
当している。サブCPU40は、キーボード44のマト
リックス、リッド46、メインバッテリー48をモニタ
し、それらデバイスに関して所定の状態が発生したこ
と、例えばホット・キーが押されたり、リッドが閉じら
れたり、メイン・バッテリー48がロー・バッテリー状
態になったことを検出すると、信号線50をアクティブ
にする。サブCPU40はバス41を介してもバス14
と結ばれており、バス41を通じてメインCPU10と
の間でパワー・マネジメント(ハイバーネーションを含
む)に関する命令及びデータをやりとりする。
【0022】サブCPU40は、デバイスごとにパワー
オフしたり、あるいはシステム全体をパワーオフするこ
とを指示するために、パワー・コントロール・レジスタ
54に信号を出力するが、その詳細は後で図2を参照し
て説明する。
【0023】CPU10は、バス14を介してVGAチ
ップ56と結ばれている。VGAチップ56はディスプ
レイ・コントローラであり、VRAM58の内容にした
がって情報が表示されるように、LCDC(LCDコン
トローラ)60を通じてLCDパネル62を制御する。
あるいは、CRT66とDAC(デジタル・アナログ・
コンバータ)64を含むディスプレイ・ユニットをシス
テムにオプションとして装着することもできるが、その
場合でも、CRT66への情報の表示はVGAチップ5
6が制御する。
【0024】システムには、外部記憶装置として、ハー
ド・ディスク装置68とFDC(フロッピー・ディスク
・コントローラ)70/FDD(フロッピー・ディスク
・ドライブ)72とが搭載されている。ハード・ディス
ク装置68は、ハード・ディスク・ドライブ及びそれに
搭載されたハード・ディスクを含む概念であり、以下で
はハード・ファイルとも呼ぶ。ハイバーネーション・モ
ードに入るときにデータをストアするファイル(ハイバ
ーネーション・ファイル)はハード・ファイルに作られ
る。本発明によれば、ハード・ファイルが取り外し可能
(リムーバブル)であっても、ハイバーネーション/ウ
ェーク・アップをサポートすることが可能である。
【0025】以上のハードウェア要素の他に、実際には
多くのI/F(インターフェース)が存在する(例え
ば、ハード・ファイル68とバス14の間には、バス・
トランシーバが存在する)けれども、それらは当業者に
は周知の事項であるので、説明を簡潔にする目的から、
図示を省略している。
【0026】次に、図2を参照して、パワー・オン/オ
フ機構を説明する。メイン・バッテリーの出力はDC/
DCコンバータ74を経て、システム全体を一度にパワ
ーオフすることのできるFETスイッチ76に入力され
る。FET76の出力は、メイン・メモリとVRAMに
対しては直接供給される。他方、LCDバックライト用
パワー入力端子に対しては、FETスイッチ80を介し
て、シリアル・ポート24に直結されている内蔵モデム
に対してはFETスイッチ81を介して、メインCPU
10及びその他の周辺装置に対してはFETスイッチ7
8を介して、それぞれFET76の出力が供給される。
【0027】それらFETスイッチの各々は、パワー・
コントロール・レジスタ54の対応するビット・セルと
電気的に接続されている。したがって、サブCPU40
がレジスタ54にセットする値によって、FET76、
78、80、81のオン/オフが制御される。ハイバー
ネーション・モードに入るときは、PMCの指示を受け
てサブCPU40がFET76をオフにする値を対応す
るビットにセットし、メイン・メモリとVRAMを含む
システム全体のパワーをオフにする。サスペンド・モー
ドに入るときは、PMCの指示を受けて、サブCPU4
0が、FET76をオンにし、FET78、80、81
をオフにする値をレジスタ54にセットし、メイン・メ
モリとVRAMを除くシステムのパワーをオフにする。
【0028】パワー・コントロール・レジスタ54のク
リア端子とシステムのパワースイッチ82とは電気的に
接続されている。したがって、ユーザがシステムのパワ
ースイッチをオンにしたときに発生する信号によって、
レジスタ54の値はリセットされ、すべてのFETスイ
ッチがオンになり、システム全体にパワーが供給され
る。
【0029】B.ハイバーネーション・ファイルの構造 図3に示すように、実施例では、マルチ・ハイバーネー
ションを実現するために、主制御情報のブロックX、副
制御情報のブロックA、ファイル・アロケーション情報
のブロックB、PMメモリ中の作業データのブロック
C、VRAMの内容のブロックD、及びメイン・メモリ
の内容のブロックEのための場所を、ハード・ディスク
上に確保する。
【0030】ブロックA〜Eは、1個のハード・ディス
ク上に複数組存在し、各組が異なった作業環境のコピー
を保持する。ブロックXは、これら複数の作業環境のコ
ピーを管理し、ユーザが必要とする作業環境を指定して
システム上に再現するのを可能ならしめるための主制御
情報、例えば、少なくとも1つの作業環境の有効なコピ
ー(システムの動作状態を記述するデータ。ハイバーネ
ーション・データとも呼ぶ。)がセーブされていること
を示すハイバーネーション・シグニチャ、各作業環境の
パスワード、及び副制御情報ブロックAのハード・ディ
スク内での位置データを格納する。
【0031】副制御情報は、ブロックB〜Dに作業環境
の有効なコピーが保持されているか否かを示す有効性情
報、システム・コンフィギュレーション情報やブロック
B〜Dの各々のスタート・アドレスなどである。作業デ
ータは、ハイバーネーションに必要なその他のデータで
あり、例えば、ハードウェア・コンテキスト情報(後述
する)や種々の制御フラグである。制御フラグの1例
は、ハイバーネーション・モードに入るとき及びそこか
ら出るときにブザーを鳴らすかどうかを選択するため
の、ユーザによってその値が変更可能なフラグである。
【0032】ブロックX〜Eは、物理的に一続きの領域
であってもよい。しかしながら、少なくともブロックX
は、ディスク上の固定された場所に存在する必要があ
る。そこで、実施例では、ブロックXを、ハード・ディ
スクの最も内側に定義されるCEシリンダ(ユーザがア
クセスできない予約シリンダ)の先頭に配置する。要は
場所が固定されていればよいのであって、制御情報をC
Eシリンダの途中のセクタからストアすることも可能で
ある。
【0033】副制御情報ブロックAの位置は主制御情報
によって判るから、ブロックAはハード・ディスク上の
どこにあってもよい。ハード・ディスク上の予約領域に
位置させてもよい。本実施例では、ブロックAをハイバ
ーネーション・ファイルに含めている。セクションCで
詳しく述べるように、本実施例では、ブロックB〜E
は、OSのファイル・システムを用いて、ハード・ディ
スクのユーザ・パーティションに、ユーザ・ファイルと
同じ次元で、1つのファイルとして、その場所が確保さ
れる。そのファイルの名前は予約されており、作業環境
に対してユーザが与えた識別子と対応付けられている。
本実施例では、作業環境nに対応するハイバーネーショ
ン・ファイルの名前はPMHIBERn.BINである
(nは自然数)。ブロックB〜Eはそれぞれ可変長であ
り、ハイバーネーション・ファイルに実際にデータがス
トアされた時点で、ブロックC〜Eのスタート・アドレ
スが決まる。通常、ブロックB〜Eを構成するセクタは
物理的にハード・ディスク上でとびとびに存在する。セ
クタの接続情報は、ハード・ディスク上のファイル・ア
ロケーション情報領域(OSがDOSの場合はFAT)
にリストの形で記録される。PMCは、PMHIBER
n.BINを構成するセクタの接続情報を、一続きのセ
クタ・ブロックごとにそのスタート・アドレスと長さを
示す情報に変換し、変換後の情報をブロックBにストア
する。
【0034】C.マルチ・ハイバーネーション・ファイ
ルの生成 図4乃至図7を参照して、本発明によるマルチ・ハイバ
ーネーション・ファイルの作成を説明する。
【0035】本発明では、OSファイル・システムを利
用して、ハード・ファイルなどのブロック・デバイスの
ユーザ・パーティションにハイバーネーション・ファイ
ルを設ける。そのために、ファイル作成ユーティリティ
(例えば実行可能プログラム(.EXEファイル)であ
る)を用意して、ハイバーネーション・ファイルを作成
する。
【0036】図4の例だと、OSファイル・システム
は、リムーバブル・ディスク(光ディスク、SSF(ソ
リッド・ステート・ファイル)、SRAMカードな
ど)、ネットワーク・ドライブ(リモート・ファイ
ル)、RAMディスク、圧縮パーティション、SCSI
ドライブであるハード・ファイル1、及びIDEドライ
ブであるハード・ファイル2のパーティション1、2、
3に対してアクセス可能であり、それらはユーティリテ
ィにとって同等の論理ドライブである。
【0037】それらのドライブについて説明すると、ま
ずネットワーク・ドライブは、ネットワークを介して接
続された異なるシステムのドライブであり、PMCがハ
イバーネーション/ウェーク・アップのためのデータ転
送を行うためにアクセスすることが不可能である。RA
Mディスクは仮想的なドライブであり、PMCがアクセ
スできるようなI/Fは用意されない。そもそもRAM
ディスクは揮発性であるから、ハイバーネーション・モ
ードの間、データを保持することができない。
【0038】圧縮パーティションは、圧縮されたデータ
をストアするドライブであり、特別なアルゴリズムを持
った対応するドライバが、当該ドライブに書き込まれる
データを圧縮し、あるいは読み出されるデータを伸長す
るものである。PMCは、その圧縮/伸長アルゴリズム
を利用することができない。なぜなら、その圧縮パーテ
ィションに対応するドライバは、OS管理下でのみ動作
するからである。したがって、圧縮パーティションはハ
イバーネーション・ファイルの作成に不適当である。ま
た、PMCが直接アクセスできるハード・ファイル用I
/FとしてIDEドライバしか用意されていなければ、
PMCはハード・ファイル1にアクセスできない。
【0039】ハード・ファイル2に作られたパーティシ
ョン4は隠しパーティションである。また、パーティシ
ョン5は、OSにサポートされていないフォーマットの
ドライブである。例えば、OSがDOSであるとき、O
S/2のHPFSフォーマットはサポートされない。こ
れらパーティション4、5は、PMCにとってアクセス
可能であっても、OSファイル・システムにとってはア
クセス不可能である。
【0040】それらのドライブの中には、ユーティリテ
ィがOSファイル・システムに対して問い合わせること
によって、ハイバーネーション・ファイル作成に不適当
であることが判るものがある。図4の例では、ネットワ
ーク・ドライブがそうである。しかしながら、ユーティ
リティにとって、その他のドライブに対するPMCのア
クセス可能性は不明である。
【0041】本実施例は、PMCがアクセスでき、ユー
ティリティがハイバーネーション・ファイルを作るのに
適したドライブを、次のようにして判別する。
【0042】まず、図5を参照して、POR時に行われ
るシステムの動作を説明する。パワースイッチがオンさ
れたり、あるいはシステムがリセットされると、POS
Tプログラムが走る(ステップ502)。POSTがP
MCをPMメモリにロードし終わると、一時的にPMC
が実行され、主・副制御情報に基づいてハイバーネーシ
ョン・ファイル(PMHIBERn.BIN)の探索が
行われる(ステップ503)。探索が終了すると、再び
POSTが実行され、残りの処理を行った後、ノーマル
・ブートあるいはウェーク・アップのためのブートの手
順に入る(ステップ504、505)。
【0043】次に、図6及び図7を参照して、ハイバー
ネーション・ファイル作成ユーティリティが実行するス
テップを述べる。ユーザがコマンドをキー・インした
り、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを介して
指示を与えることによって、ハイバーネーションがイネ
ーブルされると、ファイル作成ユーティリティの実行が
開始される(ステップ601)。ステップ602で、ユ
ーザにより現作業環境を一意に識別する識別子が入力さ
れる。この識別子は、最も簡単には本実施例のように
1、2、3等の番号で十分であるが、より詳しく作業環
境を記述する文字列等であってもよい。ステップ603
で、ユーティリティは、BIOSをコールして、ハイバ
ーネーション・ファイルに必要とされるサイズ(メイン
・メモリ、PMメモリの作業データ領域、及びVRAM
のサイズの合計)を知る。
【0044】ステップ604では、PMCに対し、指定
された識別子(n)に対応し上記必要サイズ以上のサイ
ズを持ったハイバーネーション・ファイル(PMHIB
ERn.BIN)がPOR時の探索により見つかったか
を尋ねる。そのようなファイルが存在すれば、データを
ストアするのにそれを使えばよいので、以後のステップ
を打ち切る。
【0045】PMCの返答が否定的であった場合は、ネ
ットワーク・ドライブのように不適当であることがOS
ファイル・システムに問い合わせることによりわかるド
ライブを除き、ユーティリティがアクセス可能なドライ
ブの各々について、以下のステップを実行する。
【0046】まず、選んだドライブのサイズが、上記必
要サイズ以上か否かを判断する(ステップ607)。判
断結果が肯定的であるならば、OSファイル・システム
を使って、そのドライブに予約された名前を持つ小さな
ファイルを一時的に作成し、一時ファイルが作られたこ
とをPMCに知らせる(ステップ608)。その一時フ
ァイルの名前はPMHIBERn.BINであってもよ
いし、その他の名前であってもよい。作るファイルのサ
イズは0であってもよい。
【0047】ユーティリティから知らせを受けたPMC
は直ちにその一時ファイルを読むことを試み、成功した
場合にはユーティリティにコンファメーションを送る。
PMCからコンファメーションを受け取った場合、その
ドライブはPMCがアクセスでき、かつサイズ的にも十
分である。したがって、ユーティリティは、まずその一
時ファイルを削除し、しかる後、上記必要サイズと同じ
サイズを持ち、名前がPMHIBERn.BINである
ハイバーネーション・ファイルを、OSファイル・シス
テムを用いてそのドライブに作成する(ステップ61
0)。
【0048】次に図7のステップ701に進み、主制御
情報ブロック内のパスワード欄を参照することにより、
現作業環境に対してパスワードが設定されているを調べ
る。新たにハイバーネーション・ファイルが作成された
場合は、初期状態としてパスワードは設定されていな
い。パスワードが設定されていなければ、ユーザに設定
の意志の有無を尋ねる(ステップ702)。そのような
意志が確認されたなら、ユーザにパスワードを入力さ
せ、主制御情報ブロックに記録する(ステップ704、
705)。
【0049】図8は、主制御情報の一部について、その
形式の一例を示す。主制御情報は、作業環境識別子1、
2、・・・、nに対応する副制御情報ブロックのアドレ
ス、パスワードの長さ、及びチェック・サムを含む。パ
スワードが設定されていない作業環境については、パス
ワードの長さとして0が格納される。チェック・サム
は、当該作業環境のデータ・ブロックA〜Eに対するC
RC(サイクリック・リダンダンシ・チェック)であ
る。
【0050】再び図7を参照するに、既にパスワードが
設定されている場合は、ユーザにパスワ−ド更新の要否
を尋ね(ステップ708)、必要であれば、現行及び新
パスワードをユーザに入力させ、正しい現行パスワード
が入力された場合のみ、パスワ−ドを更新する(ステッ
プ709〜711、705)。
【0051】最後に、現在の作業環境に対応する識別子
を、バッテリー・バックアップ・メモリ(図1のCMO
S30)に記録する(ステップ706)。これは後にハ
イバーネーション・モードに入るときに、適切なハイバ
ーネーション・ファイルを選択するためである。
【0052】再び図6を参照するに、PMCからコンフ
ァメーションが来なかった場合には、一時ファイルを削
除し(ステップ612)、次に選択したドライブについ
てステップ607、608、609を繰り返す。ドライ
ブのサイズが不十分である場合には、ステップ608、
609、611をスキップする。どのドライバについて
もPMCからコンファメーシを受け取ることができない
場合には、ハイバーネーションが実行不可能であること
を、ブザーを鳴らしたり、あるいはメッセージを表示す
るなどの手段により、ユーザに知らせ、一連の動作を終
える(ステップ614)。
【0053】以上の例では、ハイバーネーション・ファ
イルを作成するのに適当なドライブが見つかると、直ち
にそのドライブにハイバーネーション・ファイルを作成
した。これの変形例として、すべての論理ドライブにつ
いてハイバーネーション・ファイル作成の適否をチェッ
クした後、ユーザに対して適当であるドライブを提示す
るようにしてもよい。その場合には、ユーザに対して、
提示されたドライブを選択するようにプロンプトし、ユ
ーザが選択したドライブにハイバーネーション・ファイ
ルを作成する。
【0054】D.ストア/リストア・シークエンス 図9を参照しつつ、ハイバーネーション・モードに入る
とき及びそこから出るときのストア/リストア・シーク
エンスの概要を説明する。図示したステップ901から
909までの処理、及びステップ913から923まで
の処理は、PMメモリのPMCをメインCPUが実行す
ることによって行われる。
【0055】まず、ストア・シークエンスについて述べ
る。図1に示したように、サブCPU40によって所定
の状態の発生(例えば、ホット・キーが押されたり、ロ
ー・バッテリー状態になったこと)が検出されると、ト
ラップ・ロジック16からメインCPU10に対してシ
ステム割込み信号が送られる。これをトリガーとして、
現在実行中のタスクは中断され、システムの動作の支配
権はOSまたはアプリケーションからPMC(トラップ
・ハンドラ)に移る。
【0056】PMCは、システム割込みの原因を分析
し、信号線50を通じて知らされる外部事象が原因であ
ると判断したときには、ハイバーネーション・モードに
入るべく、ストア動作実行ルーチンにジャンプする。
【0057】まず、PMCは、I/Oデバイスのアクテ
ィビィティの有無をチェックする(ステップ901)。
アクティビィティが存在するとき(例えばDMAが行わ
れているとき)には、所定時間(例えば10msec)
経過後、再度アクティビィティをチェックすることを繰
り返し、I/Oアクティビィティが検出されなくなるま
で待つ。
【0058】I/Oアクティビィティが検出されないと
き、PMCは、まず現作業環境の識別子(ここではnと
する)をバッテリー・バックアップ・メモリ30から読
み出す(ステップ902)。そして、ハードウェア・コ
ンテキスト情報をPMメモリにセーブし、次にハードウ
ェア・コンテキスト情報を含む作業データ全体を、PM
メモリからハード・ディスク装置内の現作業環境識別子
(n)から決定されるファイル(PMHIBERn.B
IN)にセーブする(ステップ903)。ハードウェア
・コンテキスト情報の代表例は、CPU、割込みコント
ローラ、DMAコントローラ、ビデオ・コントローラ等
の各チップのレジスタの値や、タイマーのカウント値で
ある。
【0059】ステップ904で、PMCは、VRAMの
オリジナル・データをハード・ディスク装置に転送す
る。このとき、VRAMのデータを圧縮してからハード
・ディスクにストアしてもよい。ステップ905では、
ハイバーネーションのためのセーブ動作中であることを
示すアイコンのイメージをVRAMに書き込んで、ディ
スプレイ装置に表示する。
【0060】アイコンを表示している間に、PMCは、
メイン・メモリのオリジナル・データをハード・ディス
ク装置に転送する(ステップ906)。このとき、メイ
ン・メモリのデータを圧縮してからハード・ディスクに
ストアしてもよい。ステップ907では、システム・コ
ンフィギュレーション情報をCMOSからハード・ディ
スク装置にセーブする。システム・コンフィギュレーシ
ョン情報の代表例は、システム(ポータブル・コンピュ
ータ)本体に接続されているオプショナル・デバイスの
タイプ及び個数並びにメイン・メモリのサイズである。
【0061】ステップ908で、PMCは、主・副制御
情報にアクセスし、他の作業環境の有効なコピーがセー
ブされているか否かを判断し、そのようなコピーがない
場合には、ハイバーネーション・シグニチャをセットす
る。ハイバーネーション・シグニチャは、2バイトの情
報であり、図3の領域Xにストアされる制御情報の1ア
イテムである。PMCはさらに、ファイルPMHIBE
Rn.BINのブロックAに、ブロックB〜Dの情報が
有効であることを示す情報を書き込む。
【0062】最後に、PMCはサブCPUに対してコマ
ンドを送り、システムのパワーをオフにする(ステップ
909)。
【0063】次に、リストア・シークエンスを説明す
る。システムのパワーがオンになると、メインCPU
は、ROMにストアされているPOST(パワー・オン
・セルフ・テスト)プログラムを実行する(ステップ9
12)。POSTは次のことを行う。
【0064】(i)パワーオフの間にメモリが増設され
たり、あるいはFDDの数が変更されたりして、システ
ム・コンフィギュレーションが変更されていた場合に
は、POSTがこのことを検出して、直接的に、あるい
はセット・アップ・プログラムを使って間接的に、CM
OSのシステム・コンフィギュレーション情報を書き換
える。
【0065】(ii)FDDに関連する動作として、F
DD/FDCが正常に動作するか、ハイバーネーション
・ウェーク・アップよりも優先してFDDからブートす
る必要があるのか、FDDが取り外されて他のデバイス
やユニットが装着されていないか、などのチェックを行
う。ハードウェア・エラーを検出したときには、システ
ムがストップする。FDDからブートする必要がある場
合には、システム動作の支配権がPMCに移ることなし
に、ノーマル・ブートのための手順に入る。
【0066】(iii)PMCをROMからPMメモリ
に転送する。
【0067】(iv)ハイバーネーション・シグニチャ
のチェックを行う。ウェーク・アップ可能な環境がない
場合には、システム動作の支配権がPMCに移ることな
しに、ノーマル・ブートのための手順に入る。
【0068】(v)HDDに関連する動作として、HD
D/HDCが正常に動作するかのチェックを行う。ハー
ドウェア・エラーを検出したときには、システムがスト
ップする。
【0069】(vi)PMCはさらに、当該HDDが複
数のOSを保持し、そのうちの1種を選択・ブートする
ことを許す場合には(この種の機能は既に広く使われて
おり、例としてはOS/2のブート・マネジャがあ
る)、ハイバーネーション・ウェーク・アップをする
か、OSをノーマル・ブートするかの選択をユーザに対
してプロンプトする。例えば、HDDからOS/2(作
業環境1)、DOS/V(作業環境2)をブートするこ
とが可能であり、かつどちらの環境についてもハイバー
ネーション・コピーが有効にセーブされている場合に
は、ユーザに対して、ウェーク・アップとノーマル・ブ
ートのどちらかを選択するようプロンプトするメニュー
が表示される。ユーザがウェーク・アップを選べば、ス
テップ913に進む。ユーザがノーマル・ブートを選択
した場合には、ユーザに対して環境1、2のどちらかを
選択するようプロンプトするメニューが表示される。こ
の場合には、システム動作の支配権がPMCに移ること
なしに、選択された環境のノーマル・ブートのための手
順に入る。
【0070】ただし、ウェーク・アップするかノーマル
・ブートするかのプロンプトは、ユーザの設定により省
略することも可能である。省略した場合、ハイバーネー
ション・シグニチャがセットされているときには、直ち
にステップ913に進む。ハイバーネーション・シグニ
チャがセットされていないときには、ユーザに対してノ
ーマル・ブートする環境を選択するようプロンプトする
メニューが表示される。
【0071】本実施例では、ハイバーネーション・シー
クエンスを経たか否かという履歴情報をハード・ディス
ク装置だけに残し、システムの他の要素には残さない。
POR時に、POSTは、ハード・ディスク装置の履歴
情報に基づいて、ハイバーネーション・ウェーク・アッ
プが可能か否かを判断する。したがって、取り外し可能
ハード・ディスク装置を持ち運び、ストア動作が行われ
たマシンと同様の機能を備えた他のマシンでタスクを再
開することが可能になる。即ち、凍結されたシステム環
境を自由に移動させることができる。
【0072】ハイバーネーション・シグニチャ、したが
ってハイバーネーション・コンテキストの存在が確認さ
れ、かつノーマル・ブートがウェーク・アップよりも優
先しない場合、システムの支配権はPOSTからPMC
に移る。まず、PMCは、セーブされているハイバーネ
ーション・ファイルのリストを表示し、再現すべき作業
環境をユーザに選択させる(ステップ913、91
4)。その際、PMCは、まず主制御情報ブロックにア
クセスすることにより、HDDにハイバーネーション・
ファイルが作られている環境を識別し、さらにそれらハ
イバーネーション・ファイルの副制御情報ブロックにア
クセスすることにより、現在有効なコピーが保持されて
いる環境を識別する。
【0073】選択された作業環境に対してパスワードが
設定されていれば、ユーザにパスワードの入力求め、一
致しなければ再度選択を求める(ステップ915)。一
致すれば、ステップ916に進む。もし、ユーザがどの
作業環境についてもパスワード入力に失敗した場合に
は、システムがストップする。
【0074】ステップ916では、ハード・ディスクと
CMOSのシステム・コンフィギュレーション情報を比
較する。不一致が検出されたときには、アイコン等によ
りエラー・メッセージを表示し、ユーザに対して、現在
のハイバーネーション・シグニチャを無効にすること、
リストアしようとしているハイバーネーション・ファイ
ルを無効にすること、あるいはパワーをオフにしてハイ
バーネーションが行われた時点のシステム・コンフィギ
ュレーションを回復することの何れかを選択するように
プロンプトする(ステップ917)。なお、システム・
コンフィギュレーションの回復をプロンプトするときに
は、変更前のシステム・コンフィギュレーションを提示
して、ユーザをガイドしてもよい。
【0075】ウェーク・アップできる環境にあることが
確認されたとき、PMCは、リストア(ウェーク・アッ
プ)中であることを示すアイコンのイメージをVRAM
に書き込んで、ディスプレイ装置に表示する(ステップ
918)。ハイバーネーション・アイコンを表示してい
る間に、PMCは、メイン・メモリのオリジナル・デー
タをハード・ディスクからリストアする(ステップ91
9)。その後、アイコンを消して、VRAMのオリジナ
ル・データをハード・ディスクからリストアする(ステ
ップ920)。ステップ921では、ハードウェア・コ
ンテキスト情報を含む作業データをPMメモリにリスト
アし、ハードウェア・コンテキスト情報はそこからさら
にI/OデバイスやCPUのレジスタなどの宛先へリス
トアする。次に、PMCは、FDDチェンジ・ライン・
エミュレーションのためのセッティングを行う(ステッ
プ922)。
【0076】最後に、PMCは、リストアされたデータ
すべてのチェック・サムを計算し、その計算結果と主制
御情報ブロック内のチェック・サムとを比較し、一致し
なければエラー表示をしてシステムの動作をストップす
る(ステップ923)。これは、例えば作業環境1に対
するパスワードを保持するユーザが作業環境2のハイバ
ーネーション・ファイルを作業環境1のそれにコピーす
ることにより、作業環境2に対するパスワードを知るこ
となく作業環境2を不正に再現することを防ぐためのも
のである。したがって、パスワードが設定されていない
場合には、ステップ923は必要ではない。ただし、万
一ハード・ディスクのデータ・エラーが生じた場合にシ
ステムの整合性を保証する副次的な効果も有するので、
このチェックを行うか否かはユーザの設定に任せてもよ
い。パスワードを含む主制御情報は、ハード・ディスク
上のユーザがアクセスできない領域(CEシリンダ)に
ストアされることに注意されたい。ウェーク・アップが
正しく終了した時点で、PMCは、選択された作業環境
の識別子n' をCMOSに書き込む。
【0077】以上のシークエンスの後、システムの支配
権はOSあるいはアプリケーションに移り、中断時点か
らタスクの実行を再開する。
【0078】図10を参照して、ハイバーネーション・
ファイル(PMHIBERn.BIN)へのデータのセ
ーブ動作(図9のステップ903、904、906、9
07、908)をより具体的に説明する。
【0079】まず、PMCは、ハードウェア・コンテキ
スト情報をメモリのPMC領域にストアする(ステップ
1001)。このように、最初にハードウェア・コンテ
キスト情報をセーブしておけば、後のセーブ動作をやり
やすくするためにハードウェア・コンテキストを変更す
ることが可能になる。
【0080】次に、ハイバーネーション・ファイルのア
ロケーション・リストを追跡する(ステップ100
2)。そして、獲得したファイル・アロケーション情報
を、ストア/リストアに適した独自のアロケーション情
報に変換する(ステップ1003)。即ち、PMCは、
一続きのセクタ・ブロックごとにその先頭のセクタ・ア
ドレス(ディスク上の物理的な先頭セクタ・アドレスか
らの相対アドレス)と長さ(セクタ数)を記録した8バ
イトのデータを生成する。変換後のアロケーション情報
は一旦PMメモリの作業データ領域にバッファされる。
【0081】ステップ1004で、PMCは、PMBI
BERn.BINのファイル・サイズが、現在搭載され
ているVRAM、メイン・メモリ及びPMメモリの作業
データ領域のサイズの合計をサポートできるか否かをチ
ェックする。例えば、ハイバーネーション・ファイルを
生成した後で、メイン・メモリを増設した場合には、す
べてのデータをセーブすることができない。そこで、フ
ァイル・サイズが十分でないときは、ハイバーネーショ
ンの実行を拒否し、そのことをブザーなどの手段を使っ
てユーザに知らせる。
【0082】ファイルが十分に大きいときは、ステップ
1003で生成されたアロケーション情報それ自身を使
って、アロケーション情報をPMメモリからハイバーネ
ーション・ファイルにセーブする(ステップ100
5)。その後、作業データ、VRAMの内容、メイン・
メモリの内容を、それぞれハイバーネーション・ファイ
ルにセーブする(ステップ1006〜1008)。それ
らデータをハード・ディスクに転送する際にも、PMメ
モリ中のファイル・アロケーション情報が参照される。
【0083】最後に、副制御情報を作成し、ハード・デ
ィスクにセーブする(ステップ1009、1010)。
副制御情報のアイテムは、ハイバーネーション・ファイ
ルが有効であることを示す情報、図3に示したブロック
B、C、Dそれぞれのスタート・アドレス、CMOS中
にある現在のシステム・コンフィギュレーション情報で
ある。そのうち、システム・コンフィギュレーション情
報には、デバイスのベースI/Oアドレス、メイン・メ
モリのサイズ、及びデバイス・コンフィギュレーション
(デバイスのタイプと個数)が含まれる。このうち、ベ
ースI/Oアドレスは、例えばシリアル・ポートに接続
されているデバイスの各々について、そのベース・アド
レスが3F8(H)または2F8(H)のどちらである
かを示す。
【0084】次に、図11を参照して、ハイバーネーシ
ョン・ファイル(PMHIBERn.BIN)からのデ
ータのリストア動作(図9のステップ916、919、
920)をより具体的に述べる。
【0085】ハイバーネーション・ファイルのハード・
ディスク上の位置を知るために、PMCは、まず、CE
シリンダの主制御情報領域にアクセスし、そこにある副
制御情報領域のアドレスを読む(ステップ1101)。
主制御情報領域のアドレスは固定されているので、直ち
にアクセスすることができる。ステップ1102では、
副制御情報に含まれるシステム・コンフィギュレーショ
ン情報を、ウェーク・アップ・マシンのCMOS中のシ
ステム・コンフィギュレーション情報と比較する。
【0086】ステップ1103で、PMCは、副制御情
報に含まれるスタート・アドレスを使って、ハード・デ
ィスク上のファイル・アロケーション情報ブロックにア
クセスし、そこにあるファイル・アロケーション情報を
PMメモリにリストアする。そのファイル・アロケーシ
ョン情報を用いて、PMCは、まずメイン・メモリの内
容をリストアし、その後で、VRAMの内容をリストア
する(ステップ1104、1105)。これらのステッ
プでは、副制御情報領域に含まれるメイン・メモリ・ブ
ロック及びVRAMブロックのスタート・アドレスも用
いられる。最後に、ハード・ディスク上の副制御情報を
無効にして、リストア動作が完了する(ステップ110
6)。この後、主制御情報及び副制御情報に基づいて、
有効なコピーがセーブされている環境の有無をチェック
し、そのような環境がなければ、ハイバーネーション・
シグニチャを無効にする。ハイバーネーション・シグニ
チャも無効にすると、その後で再びハイバーネーション
・モードに入ることのない限り、パワーオンすれば通常
の手順でブートされることになる。
【0087】なお、説明を省略したが、実際には、図1
0のステップ1010と1011の間、及び図11のス
テップ1103と1104の間には、ハイバーネーショ
ン・アイコンを表示するステップがあり、図11のステ
ップ1105と1106の間には、H/Wコンテキスト
情報をリストアするステップがあることに注意された
い。
【0088】E.FDDチェンジ・ライン・エミュレー
ション 図12乃至図15を参照して、PMCがサポートするF
DDチェンジ・ライン・エミュレーションの1例を説明
する。
【0089】図12は、図1の中から、FDDチェンジ
・ライン・エミュレーションに関係するハードウェア要
素を抽出して示したものである。図1に示されていなか
った要素は、FDDに挿入されているFD(フロッピー
・ディスク)94、FDDとFDCの間のチェンジ・ラ
イン92、FDC内のチェンジ・ライン・ステータス・
レジスタ90及びトラップ・ロジック内のモニタすべき
アドレスをストアするトラップ・レジスタ96である。
【0090】一般に、メイン・メモリにあるフロッピー
・ディスクのアロケーション情報が有効であるか否か
は、次のような機構によって判別される。FDDとFD
Cを結ぶチェンジ・ラインは、FDDへのフロッピー・
ディスクの着脱を監視する専用の信号線であり、システ
ムのパワーがオンされたときに自動的にアクティブにな
る。そして、POSTがFDCを介してFDDにアクセ
スし、そこにフロッピー・ディスクがあることを検出し
たときには自動的にインアクティブになり、フロッピー
・ディスクが検出されなかったときはアクティブのまま
である。また、フロッピー・ディスクが挿入されるとア
クティブになり、挿入されたフロッピー・ディスクへの
実際のアクセスがあると、自動的にインアクティブにな
る。フロッピー・ディスクがイジェクトされると再びア
クティブに戻る。実施例では、ハイ状態がアクティブに
対応し、ロー状態がインアクティブに対応する。
【0091】チェンジ・ラインのステータスはフラグに
反映される。I/Oアドレス3F7(H)を割り振られ
たチェンジ・ライン・ステータス・レジスタ(図12の
レジスタ90)のビット7がそのフラグ(チェンジ・ラ
イン・ステータス・フラグ)であり、値が1のときアク
ティブであることを示し、値が0のときインアクティブ
であることを示す。
【0092】FDCに直接アクセスするのは、BIOS
またはドライバ(例えば、OSがDOSのときはBIO
S、OSがOS/2のときはドライバ)である。BIO
S/ドライバは、チェンジ・ライン・ステータス・レジ
スタの内容を読んで、そのビット7が1のとき、メイン
・メモリの中のフロッピー・ディスクのアロケーション
情報を無効化(フラッシュ)し、新たにフロッピー・デ
ィスクのファイル・アロケーション情報を読み出す。
【0093】本実施例では、ウェーク・アップまたはレ
ジュームのシークエンス終了後に、BIOS/ドライバ
が最初にチェンジ・ライン・ステータス・フラグをチェ
ックするタイミングを捉えて、そのステータスをフェイ
クする。そして、フロッピー・ディスクが実際には装着
されたままでも、抜かれたかのようにシステムに見せか
けて、フロッピー・ディスクのファイル・アロケーショ
ン情報をフラッシュさせる。具体的には、チェンジ・ラ
イン・ステータス・レジスタへのアクセスをトラップし
て、チェンジ・ライン・ステータス・フラグの値を一時
的にフェイクする。
【0094】以下、この方法を詳述する。最近のポータ
ブル・コンピュータには、I/Oアクセスをトラップす
る機構が備わっている。それは、図1に示した例のよう
に、インテル社の80486SL(CPU)と8236
0SL(トラップ・ロジック)の組み合わせにより実現
される。82360SL中のレジスタ(図16のレジス
タ96)にI/0アドレスを設定しておくと、8048
6SLからそのI/Oアドレスにアクセスする命令が出
されたときに、82360SLは、80486SLに対
してシステム割込み(SMI)を発する。システム割込
みに応答してハンドラ(PMC)がイネーブルになり、
割込みの原因を分析し、所定のI/Oアドレスへのアク
セスが原因であると判断すると、トラップ・ルーチンに
ジャンプする。
【0095】従来、トラップ機構は、典型的には、パワ
ーオフしているデバイスに対してアクセスする命令が出
されたときに、実際にアクセスを行う前にそのデバイス
をパワーオンするために用いられていた。本実施例のチ
ェンジ・ライン・ステータスをフェイクする方法は、こ
のトラップ機構を活用する。
【0096】図13を参照して、フェイク動作に関係す
るステップの流れを説明する。既に詳しく述べたよう
に、パワーオン直後に走るPOSTにより、ハイバーネ
ーション・シグニチャの存在すること及びノーマル・ブ
ートが優先しないことが確認されると、ウェーク・アッ
プ・シークエンスに入る(ステップ131、132)。
チェンジ・ラインのステータスは、パワーオンの時点で
はアクティブであるけれども、POSTによりフロッピ
ー・ディスクがFDDに装着されたままであることが検
出された時点で、インアクティブになる。
【0097】ステップ133で、PMCは、チェンジ・
ライン・エミュレーションのためのセッティングを行
う。具体的には、トラップ・ロジック16のレジスタ9
6(図12参照)に、3F7(H)の値をセットする。
このステップの後、システムの支配権はOS/アプリケ
ーションに戻る。
【0098】OS/アプリケーション実行再開後の最初
のフロッピー・ディスクへのアクセスのときに、チェン
ジ・ライン・ステータスのフェイクが行われる(ステッ
プ134)。図14及び図15を参照して、ステップ1
34をより詳しく説明する。
【0099】図15は、BIOS/ドライバのコードの
一部を示す。命令MOV DX,3F7(H)が実行さ
れると、CPUのDXレジスタに3F7(H)がロード
される。次に、命令IN AL,DXが実行されると、
I/Oアドレス3F7(H)がアクセスされ、チェンジ
・ライン・ステータス・レジスタの内容がCPUのAL
レジスタにストアされる。このとき、システム割込みが
発生し、トラップ・ハンドラ(PMC)が実行される。
ハンドラは、システム割込みの原因を分析し、I/Oア
ドレス3F7(H)へのアクセスのトラップを処理する
ルーチンにジャンプする。そのルーチンは、ALレジス
タのビット7の値を1にセットして、BIOS/ドライ
バに返す。したがって、続く命令TEST AL,80
Hによって、レジスタ3F7(H)のビット7の値は1
であるとの情報がBIOS/ドライバに伝えられる。こ
れに応答して、OS/ドライバは、メモリにあるフロッ
ピー・ディスクのファイル・アロケーション情報をフラ
ッシュする。そして、フロッピー・ディスク上の所望の
ファイルにアクセスするために、改めてフロッピー・デ
ィスクのアロケーション情報を読み出す。
【0100】なお、BIOS/ドライバに戻る直前に、
PMCは、トラップ・レジスタにセットされた値をクリ
アする(図13のステップ135)。したがって、2回
目以降のフロッピー・ディスクへのアクセスのときに
は、チェンジ・ライン・ステータスはフェイクされな
い。
【0101】FDDチェンジ・ライン・エミュレーショ
ンは、チェンジ・ライン信号を操作することの可能なハ
ードウェア要素をボードに追加することによっても実現
可能である。詳細は、日本国特許出願平成5年第184
169号を参照されたい。本願明細書は、参照すること
によって、該日本国特願出願の内容を含むものである。
【0102】F.セーブ/リストアのその他の実施例 システムの動作状態を記述したデータを、ユーザがアク
セスできないハード・ディスクの予約領域にセーブする
ことも可能である。図16は、その1例を示す。ハード
・ディスクの予約領域に、作業環境リストが作られる。
作業環境リストは、先の実施例の主制御情報に相当する
ものであり、環境ごとに、ハイバーネーション・データ
・セット(ハイバーネーション・ファイルと呼んでもよ
い。)を指すポインタとパスワードを保持する。ポイン
タの値は予め固定されている。この例では、システムが
ハイバーネーション・モードに入るときに、PMCがユ
ーザに対して入力をプロンプトすることによって、作業
環境の識別子及びパスワードの設定が行われる。もし、
タイマー等により自動的にハイバーネーション・モード
に入った等の理由で、作業環境識別子やパスワードの入
力がなされなかったときには、省略時の設定を用いる。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば、複数の作業環境のハイ
バーネーション及びウェーク・アップを、パスワードに
より機密性を保持しながら行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いた情報処理システムの1例の、ハ
ードウェア構成要素を示す図である。
【図2】該例のハードウェア構成要素を示す図である。
【図3】ハイバーネーション・ファイルの構造を示す図
である。
【図4】OSファイル・システムまたはPMコードによ
ってアクセス可能なドライブ例示する図である。
【図5】POSTの実行するステップを示すフローチャ
ートである。
【図6】ファイル作成ユーティリティの動作手順を示す
フローチャートである。
【図7】ファイル作成ユーティリティの動作手順を示す
フローチャートである。
【図8】主制御情報の形式を示す図である。
【図9】ハイバーネーション/ウェーク・アップのシー
クエンスを概括的に示すフローチャートである。
【図10】ハイバーネーション・ファイルへのセーブ動
作の手順を示すフローチャートである。
【図11】ハイバーネーション・ファイルからのリスト
ア動作の手順を示すフローチャートである。
【図12】FDDチェンジ・ライン・エミュレーション
に関係するハードウェア要素を示す図である。
【図13】FDDチェンジ・ライン・エミュレーション
の方法の1例に含まれるステップを示すフローチャート
である。
【図14】該方法におけるI/Oアクセスのトラップを
説明する図である。
【図15】BIOS/ドライバのコードとトラップの関
係を示す図である。
【図16】他の実施例を概念的に示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 博久 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 小出 哲司 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CPU、揮発性のメイン・メモリ及び不揮
    発性の外部記憶装置を備え、複数の作業環境を実現する
    ことの可能な情報処理システムであって、(a)現在の
    作業環境の識別子を入力するよう、ユーザに対してプロ
    ンプトする手段と、(b)所定の状態の発生に応答して
    ハイバーネーション割込み信号を発生する手段と、
    (c)上記ハイバーネーション割込み信号に応答して、
    上記外部記憶装置上の上記識別子に基づいて決定される
    領域に、システムの動作状態を記述するデータ(ハイバ
    ーネーション・データ)をセーブする手段と、(d)上
    記システムをパワーオフする手段を含む、マルチ・ハイ
    バーネーション機能をサポートする情報処理システム。
  2. 【請求項2】上記ハイバーネーション・データのセーブ
    される領域は、上記識別子によって決定される名前を持
    ち、OSファイル・システムによって管理されるハイバ
    ーネーション・ファイルであることを特徴とする、請求
    項1記載の情報処理システム。
  3. 【請求項3】複数の作業環境のそれぞれについてハイバ
    ーネーション・ファイルが上記外部記憶装置上に存在
    し、それらハイバーネーション・ファイルの管理情報が
    上記外部記憶装置上の、ユーザがアクセスできない予約
    領域にストアされることを特徴とする、請求項2記載の
    情報処理システム。
  4. 【請求項4】請求項3記載の情報処理システムであっ
    て、 現在の作業環境に対するパスワードを入力するよう、プ
    ロンプトする手段を含み、 上記管理情報は入力されたパスワードを含むことを特徴
    とする情報処理システム。
  5. 【請求項5】上記ハイバーネーション・データのセーブ
    される領域は、上記外部記憶装置上の、ユーザがアクセ
    スすることのできない予約領域であり、複数の作業環境
    のハイバーネーション・データを管理するリストも該予
    約領域に作成されることを特徴とする、請求項1記載の
    情報処理システム。
  6. 【請求項6】請求項1記載の情報処理システムであっ
    て、 上記手段(c)によるセーブ動作の終了後、上記現在の
    作業環境のハイバーネーション・データが有効であるこ
    とを示す情報を上記外部記憶装置に書き込む手段を含む
    ことを特徴とする、情報処理システム。
  7. 【請求項7】請求項6記載の情報処理システムであっ
    て、 上記手段(c)によるセーブ動作の終了後、他の作業環
    境の有効なハイバーネーション・データがセーブされて
    いるか否かを判断する手段と、 そのようなハイバーネーション・データがセーブされて
    いないことに応答して、ハイバーネーション・シグニチ
    ャを上記外部記憶装置の予約領域に書き込む手段を含む
    ことを特徴とする、情報処理システム。
  8. 【請求項8】請求項1記載の情報処理システムであっ
    て、 上記手段(c)によるセーブ動作の終了後、上記ハイバ
    ーネーション・データのチェック・サムを計算し、該チ
    ェック・サムを上記外部記憶装置の予約領域に書き込む
    手段を含むことを特徴とする、情報処理システム。
  9. 【請求項9】上記ハイバーネーション・データには、上
    記システム中のメイン・メモリ及びビデオ・メモリの内
    容並びにハードウェア・コンテキスト情報が含まれるこ
    とを特徴とする、請求項1記載の情報処理システム。
  10. 【請求項10】CPU、揮発性のメイン・メモリ及び不
    揮発性の外部記憶装置を備える情報処理システムであっ
    て、 上記外部記憶装置には、複数の作業環境のそれぞれにつ
    いてシステムの動作状態を記述するデータ(ハイバーネ
    ーション・データ)がセーブされており、 上記システムは、(a)パワーオンに応答して、上記複
    数の作業環境のリストを表示する手段と、(b)上記複
    数の作業環境の1つが選択されたことに応答して、該選
    択された作業環境のハイバーネーション・データをリス
    トアし、該作業環境を再現する手段を含む、ウェーク・
    アップ機能をサポートする情報処理システム。
  11. 【請求項11】請求項10記載の情報処理システムであ
    って、 上記外部記憶装置には、上記複数の作業環境のそれぞれ
    について設定されたパスワードをストアする領域があ
    り、 上記システムは、 上記選択された作業環境についてパスワードが設定され
    ているか否かを判断し、設定されているならば、該パス
    ワードの入力をユーザに対してプロンプトする手段と上
    記設定されたパスワードと入力されたパスワードの照合
    を行う手段を含むことを特徴とする情報処理システム。
  12. 【請求項12】上記パスワードをストアする領域は、ユ
    ーザがアクセスできない予約領域であることを特徴とす
    る、請求項10記載の情報処理システム。
  13. 【請求項13】請求項10記載の情報処理システムであ
    って、 セーブされている作業環境のウェーク・アップを行うか
    ノーマル・ブートを行うかの選択をユーザに対してプロ
    ンプトする手段と、 ノーマル・ブートが選択されたことに応答してノーマル
    ・ブートのための手順を実行する手段を含むことを特徴
    とする、情報処理システム。
  14. 【請求項14】上記ハイバーネーション・データには、
    上記システム中のメイン・メモリ及びビデオ・メモリの
    内容並びにハードウェア・コンテキスト情報が含まれる
    ことを特徴とする、請求項10記載の情報処理システ
    ム。
  15. 【請求項15】請求項10記載の情報処理システムであ
    って、 上記外部記憶装置には、セーブされている作業環境ごと
    にそのハイバーネーション・データが有効であることを
    示す情報がストアされており、 上記システムは、 上記手段(b)によるリストア動作の終了後、再現され
    た作業環境のハイバーネーション・データを無効化する
    手段を含むことを特徴とする、情報処理システム。
  16. 【請求項16】請求項15記載の情報処理システムであ
    って、 上記外部記憶装置には、少なくとも一つの作業環境の有
    効なハイバーネーション・データがセーブされているこ
    とを示すハイバーネーション・シグニチャがその予約領
    域にストアされており、 上記システムは、 上記手段(b)によるリストア動作の終了後、他の作業
    環境の有効なハイバーネーション・データがセーブされ
    ているか否かを判断する手段と、 そのようなハイバーネーション・データがセーブされて
    いないことに応答して、ハイバーネーション・シグニチ
    ャを無効化する手段を含むことを特徴とする、情報処理
    システム。
  17. 【請求項17】請求項10記載の情報処理システムであ
    って、 上記外部記憶装置には、セーブされている作業環境ごと
    にそのハイバーネーション・データのチェック・サムが
    予約領域にストアされており、 上記システムは、 上記手段(b)によるリストア動作の終了後、リストア
    されたハイバーネーション・データのチェック・サムを
    計算する手段と、 該計算結果を上記ストアされているチェック・サムと比
    較する手段と、 両者が不一致である場合に、システムの動作をストップ
    する手段を含むことを特徴とする、情報処理システム。
  18. 【請求項18】CPU、揮発性のメイン・メモリ及び不
    揮発性の外部記憶装置を備え、複数の作業環境を実現す
    ることの可能な情報処理システムであって、(a)所定
    の状態の発生に応答してハイバーネーション割込み信号
    を発生する手段と、(b)上記ハイバーネーション割込
    み信号に応答して、上記外部記憶装置上の、現在の作業
    環境の識別子に基づいて決定される領域に、システムの
    動作状態を記述するデータ(ハイバーネーション・デー
    タ)をセーブする手段と、(c)上記システムをパワー
    オフする手段(d)パワーオンに応答して、上記複数の
    作業環境のリストを表示する手段と、(e)上記複数の
    作業環境の1つが選択されたことに応答して、該選択さ
    れた作業環境のハイバーネーション・データをリストア
    し、該作業環境を再現する手段を含む、マルチ・ハイバ
    ーネーション機能をサポートする情報処理システム。
  19. 【請求項19】請求項18記載の情報処理システムであ
    って、 上記外部記憶装置には、上記複数の作業環境のそれぞれ
    について設定されたパスワードをストアする領域があ
    り、 上記システムは、 上記選択された作業環境についてパスワードが設定され
    ているか否かを判断し、設定されるならば、該パスワー
    ドの入力をユーザに対してプロンプトする手段と上記設
    定されたパスワードと入力されたパスワードの照合を行
    う手段を含むことを特徴とする情報処理システム。を含
    む、マルチ・ハイバーネーション機能をサポートする情
    報処理システム。
  20. 【請求項20】請求項18記載の情報処理システムであ
    って、 セーブされている作業環境のウェーク・アップを行うか
    ノーマル・ブートを行うかの選択をユーザに対してプロ
    ンプトする手段と、 ノーマル・ブートが選択されたことに応答してノーマル
    ・ブートのための手順を実行する手段を含むことを特徴
    とする、情報処理システム。
  21. 【請求項21】上記ハイバーネーション・データには、
    上記システム中のメイン・メモリ及びビデオ・メモリの
    内容並びにハードウェア・コンテキスト情報が含まれる
    ことを特徴とする、請求項18記載の情報処理システ
    ム。
  22. 【請求項22】請求項18記載の情報処理システムであ
    って、 上記外部記憶装置には、セーブされている作業環境ごと
    にそのハイバーネーション・データが有効であることを
    示す情報がストアされており、 上記システムは、 上記手段(e)によるリストア動作の終了後、再現され
    た作業環境のハイバーネーション・データを無効化する
    手段を含むことを特徴とする、情報処理システム。
  23. 【請求項23】請求項22記載の情報処理システムであ
    って、 上記外部記憶装置には、少なくとも一つの作業環境の有
    効なハイバーネーション・データがセーブされているこ
    とを示すハイバーネーション・シグニチャがその予約領
    域にストアされており、 上記システムは、 上記手段(e)によるリストア動作の終了後、他の作業
    環境の有効なハイバーネーション・データがセーブされ
    ているか否かを判断する手段と、 そのようなハイバーネーション・データがセーブされて
    いないことに応答して、ハイバーネーション・シグニチ
    ャを無効化する手段を含むことを特徴とする、情報処理
    システム。
  24. 【請求項24】請求項18記載の情報処理システムであ
    って、 上記外部記憶装置には、セーブされている作業環境ごと
    にそのハイバーネーション・データのチェック・サムが
    予約領域にストアされており、 上記システムは、 上記手段(e)によるリストア動作の終了後、リストア
    されたハイバーネーション・データのチェック・サムを
    計算する手段と、 該計算結果を上記ストアされているチェック・サムと比
    較する手段と、 両者が不一致である場合に、システムの動作をストップ
    する手段を含むことを特徴とする、情報処理システム。
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